JPH1129205A - 自走式搬送設備およびその制御方法 - Google Patents

自走式搬送設備およびその制御方法

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JPH1129205A
JPH1129205A JP9186634A JP18663497A JPH1129205A JP H1129205 A JPH1129205 A JP H1129205A JP 9186634 A JP9186634 A JP 9186634A JP 18663497 A JP18663497 A JP 18663497A JP H1129205 A JPH1129205 A JP H1129205A
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JP
Japan
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self
route
port
propelled
agv
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Application number
JP9186634A
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English (en)
Inventor
Yasushi Itami
泰志 伊丹
Junji Iwasaki
順次 岩崎
Junichi Katsube
潤一 勝部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の自走式搬送車による搬送作業を行う自
走式搬送設備において、自走式搬送車が競合を回避する
ための無駄な走行を無くす。 【解決手段】 入口ポートと出口ポートで構成される第
一および第二のポートを有した収納装置2と、搬送され
てきた被搬送物1に所定の処理を施す処理装置10と、
搬送作業指示に従って収納装置1と処理装置10の間を
搬送経路を経由して被搬送物を一方向に搬送する複数の
自走式搬送車5とを備え、この搬送経路は収納装置2と
処理装置10の間を結ぶ閉ループ状の主線経路6aと、
少なくとも第一および第二のポートの前の間の経路を主
線経路6aと共有すると共に、共有された経路以外の部
分に自走式搬送車5の退避位置を設けたループ状の副線
経路6bとで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体工
場等において被搬送物(例えばウェハカセット)が収納
されている収納装置(ストッカ)と被搬送物に所定の処
理を施す処理装置との間に敷設されたループ状の搬送経
路を複数の自走式搬送車を用いて被搬送物を搬送する自
走式搬送設備およびこの設備の制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば半導体工場における従来
の自走式搬送設備の要部を示した斜視図である。図にお
いて、1は半導体ウェハを複数枚収納可能なウェハカセ
ット(以下、単にカセットと称す)、2はカセット1の
収納場所であるストッカ(収納装置とも称す)であり、
ストッカ(収納装置)2はレール上を走行しカセット1
を搬送するストッカ内ロボット2aとその両側に配置さ
れたカセット1収納用の複数の棚を備えている。また、
3は工場内に複数個存在するストッカ2間のカセット1
の搬送を行うストッカ間搬送機であり、図に示すように
3−1と3−2の2台存在する。
【0003】4はストッカ間搬送機3とストッカ2の間
でカセット1の受け渡しを行う移載機であり、4−1と
4−2の2台存在する。5はアーム20とカセット置き
場21を備え、ストッカ2と後述する処理装置間でのカ
セット1の搬送を行うアーム付きの自走式搬送車( Aut
omated GuidedVehicle 、以下、AGVと略す)、6は
AGV5が走行できる搬送経路である。 7はAGV5
とストッカ2間のカセット1の受け渡し場所であるポー
トであって、AGV5がカセット1を取る出口ポート7
aとAGV5がカセット1を置く入口ポート7bを備
え、図に示すように出口ポート7aは7a−1と7a−
2の2つ存在する。尚、入口ポート7bも7b−1と7
b−2の2つ存在している。また、8はAGV5がポー
ト7とカセット1の受け渡しをするときに停止する停止
位置であり、8aはAGV5が出口ポート7aと入口ポ
ート7bの両方とカセット1の受け渡しをする時のスト
ッカ前停止位置であり、出口ポート7a−1および入口
ポート7b−1に対応して8a−1、出口ポート7a−
2および入口ポート7b−2に対応して8a−2の2つ
の停止位置が存在する。
【0004】図8は、従来の自走式搬送設備の全体構成
の概略を表した平面図である。図において、2はストッ
カ、3−1および3−2は走行中心を一点鎖線で表した
ストッカ間搬送機、4−1および4−2は移載機、5−
1、5−2および5−3はAGV、6は閉ループ状の搬
送経路、7a−1および7a−2は出口ポート、7b−
1および7b−2は入口ポート、8a−1および8a−
2はストッカ前停止位置である。9はAGV5が停止す
る事のできる退避位置であり、9−1から9−5の5カ
所存在する。10は、搬送経路6上を通るAGV5によ
りカセット1を供給されそのウェハに処理を施す処理装
置であり10−1から10−4の4台存在する。尚、A
GV5は搬送経路6において、例えば時計回りの一方向
にしか走行できない。
【0005】10aはAGV5が搬送してきたカセット
1を処理装置10上に置くために設けられたカセットス
テージであり、各処理装置10−1から10−4に対応
して10a−1から10a−4の4カ所存在する。8b
は停止位置8の一種であって、AGV5がカセットステ
ージ10aとカセット1の受け渡しをするときに停止す
る処理装置前停止位置であり、各カセットステージ10
a−1から10a−4に対応して8b−1から8b−4
の4カ所存在する。以下、これら各機器の複数のAGV
5の競合を考えない単純な動作について説明する。
【0006】各カセット1のプロセスフロー上での進捗
状況を把握し各処理装置10を制御し、カセット1のス
トッカ間搬送の制御等を行う上位計算機(図示せず)の
指示に基づいて、カセット1はストッカ間搬送機3によ
り所定のストッカ2に運ばれ、移載機4にてストッカ2
上に移されストッカ内ロボット2aによりストッカ2内
の棚に収納される。その後、処理装置10から処理カセ
ット要求コマンドを受信した上位計算機は、カセット1
をストッカ2内から出口ポート7aへと搬送する作業指
示をストッカ2を管理するストッカコントローラ(図示
せず)に送信し、カセット1はストッカコントローラの
制御の下、ストッカ2内から出口ポート7aへとストッ
カ内ロボット2aにより運ばれる。
【0007】カセット1が出口ポート7aに運ばれた
後、ストッカコントローラは搬送完了報告を上位計算機
に送信し、この搬送完了報告を受信した上位計算機はA
GV5を管理するAGVコントローラ(図示せず)に出
口ポート7aから処理装置10へとカセット1を搬送す
る搬送作業指示を送信し、この搬送作業指示を受けたA
GVコントローラは自身の管理するAGV5の一台にこ
のカセット1の搬送作業を割り当て、作業を割り当てら
れたAGV5は搬送経路6上を通って移動し、自身の持
つセンサーによって位置を検出することによりポート7
前のストッカ前停止位置8aに正確に停止し、AGV5
の持つアームにより出口ポート7aからAGV5自身の
もつカセット置き場に取り込み、処理装置10へと移動
し処理装置前停止位置8bに停止し、カセット1を自身
の持つアームにより処理装置10上のカセットステージ
10a上に置く。
【0008】AGVコントローラはAGV5がカセット
1を処理装置10上のカセットステージ10aに置いて
後搬送作業完了報告を上位計算機に送信し、これを受信
した上位計算機は処理装置10に対して処理開始指示を
送る。処理装置10は処理が終了すると処理終了コマン
ドを上位計算機に送信し、これを受信した上位計算機は
処理装置10から入口ポート7bへとカセット1を搬送
する搬送作業指示をAGVコントローラに送信し、AG
Vコントローラは自身の管理するAGV5のうちの一台
にこの搬送作業を割り当て、作業を割り当てられたAG
V5は、搬送経路6上を通り処理装置10の前に移動し
処理装置前停止位置8bに停止し、処理装置10での処
理を終えたカセット1を自身の持つアームにより処理装
置10上のカセット置き場10aから自身の持つカセッ
ト置き場に取り込み、搬送経路6上を通りポート前のス
トッカ前停止位置8aに移動し自身の持つアームにより
カセット1を入口ポート7bに置く。
【0009】入口ポート7bにAGV5がカセットを置
き終えると、AGVコントローラは上位計算機に搬送作
業完了報告を送信し、これを受信した上位計算機はカセ
ット1を入口ポート7bからストッカ2内に収納する搬
送作業指示をストッカコントローラに送信し、これを受
信したストッカコントローラはカセット1をストッカ内
ロボット2aにより入口ポート7bからストッカ2内に
収納し、カセット1がストッカ2内に収納されるとスト
ッカコントローラは上位計算機に搬送作業完了報告を送
信する。この搬送作業完了報告を受信した上位計算機は
カセット1をストッカ間搬送機を用いて次ストッカ2へ
と搬送させる。
【0010】このようにAGV5が行う搬送作業におい
て搬送元がストッカ2の出口ポート7aとなるものが半
数、搬送先がストッカ2の入口ポート7bとなるものが
半数あり、ストッカ2前は搬送作業の集中する場所であ
る。従って、処理装置10よりカセット1を運んできた
AGVは作業完了後そこで待機し、新たなストッカから
処理装置10への搬送作業が割り付けられるのが搬送作
業上効率が良い。しかし、ストッカ前停止位置8aにて
待機状態にあるAGV5は搬送経路6を塞ぎ、他の搬送
作業を持つAGV5の走行の障害となる。
【0011】次に、複数のAGV5がストッカ2前にて
競合する場合について、その動作を簡単に説明する。上
位計算機はAGVコントローラに対して作業実行中にも
係わらず他の作業指示を出すことがある。例えば、第一
のAGV5が退避位置9−2、第二のAGV5が処理装
置前停止位置8b−2に停止しているとする。この時
に、AGVコントローラが上位計算機より処理装置10
−1上のカセットステージ10a−1から入口ポート7
b−1への搬送作業指示を受けると、AGVコントロー
ラはその搬送作業を第一のAGV5に割り当て、割り当
てられた第一のAGV5は、処理装置10−1前に移動
し処理装置前停止位置8b−1に停止しカセットステー
ジ10a−1からカセット1を取り込み、搬送先である
入口ポート7b−1前に移動しストッカ前停止位置8a
−1に停止し、カセット1を入口ポート7b−1に置き
終えると、その搬送作業終了後新たな搬送作業を割り当
てられない場合はストッカ前停止位置8a−1に留ま
る。
【0012】これに平行して出口ポート7a−1から処
理装置10−1への搬送作業指示を上位計算機より受信
したAGVコントローラは、この搬送作業を第一のAG
V5は上記作業中のため、異なる第二のAGV5に割り
当て、作業を割り当てられた第二のAGV5は搬送元で
あるストッカ前停止位置8a−1に移動しようとする
が、第一のAGV5が前述の先行する作業のためストッ
カ前停止位置8a−1にて作業を行っている、または作
業完了後の待機状態にあり、ストッカ前停止位置8a−
1を占有している。そこでAGVコントローラは第一の
AGV5を作業中であれば作業完了後ストッカ前停止位
置8a−1から第二のAGV5と競合しないストッカ前
停止位置8a−2に移動させ退避させる。
【0013】第一のAGV5の退避作業を完了させると
AGVコントローラは第二のAGV5をストッカ前停止
位置8a−1に移動させ、第二のAGV5は出口ポート
7a−1よりカセット1をとりこみ、処理装置10−1
へと移動しようとするが、ストッカ前停止位置8a−2
に停止している第一のAGVが第二のAGV5がストッ
カ前停止位置8a−1から処理装置10−1前の処理装
置前停止位置8b−1へと移動する走行経路上に存在す
ることになるので、AGVコントローラは第一のAGV
5を第二のAGV5とは競合しない退避位置9−1に移
動させ退避させる。第一のAGV5の退避作業を完了さ
せるとAGVコントローラは第二のAGV5を処理装置
前停止位置8b−1に移動させ、第二のAGV5は処理
装置10−1上のカセットステージ10a−1にカセッ
ト1を置き、搬送作業を終える。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の自走
式搬送設備においては以下のような問題点がある。 (1)第一のAGVが第二のAGVによって停止位置8
a−2に退避していると、新たに停止位置8a−1への
移動を必要とする出口ポート7a−1から処理装置10
への搬送作業が第一のAGV5に割り付けられると、第
一のAGV5は走行方向が一方向に固定されているため
搬送経路6上を一周してこなければならず、その搬送作
業における待機位置から搬送先である処理装置への移動
作業に時間がかかり、結果的に搬送作業時間が大幅にか
かってしまう。 (2)複数のAGV5がストッカ2前にて競合するよう
な動作における第一のAGV5は、出口ポート7a−1
から処理装置10−1への搬送作業を行う第二のAGV
との競合をさけるためにストッカ前停止位置8a−1か
ら退避位置9−1まで搬送経路6を搬送作業なしにほぼ
一周無駄に移動することになる。 この発明は、上述のような問題点を解決するためになさ
れたもので、複数のAGVの搬送作業において、AGV
が互いに競合する場合にAGVの無駄な走行を無くすこ
とによって被搬送物の搬送時間の短縮が図れる共に、作
業性の良い自走式搬送設備とその制御方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自走式搬
送設備は、搬送されてきた被搬送物を取り込む入口ポー
トと収納されていた被搬送物を取り出す出口ポートで構
成される第一および第二のポートを有した収納装置と、
収納装置から搬送されてきた被搬送物に所定の処理を施
す処理装置と、搬送作業指示の内容に従って収納装置と
処理装置の間を搬送経路を経由して被搬送物を一方向に
搬送する複数の自走式搬送車とを備え、搬送経路は、収
納装置と処理装置の間を結ぶ閉ループ状の主線経路と、
少なくとも第一のポートの前から第二のポートの前の間
の経路を主線経路と共有すると共に、この共有された経
路以外の部分に自走式搬送車の退避位置を設けたループ
状の副線経路とで構成されたものである。
【0016】また、この発明に係る自走式搬送設備は、
搬送されてきた被搬送物を取り込む入口ポートと収納さ
れていた被搬送物を取り出す出口ポートで構成される第
一および第二のポートを有した収納装置と、収納装置か
ら搬送されてきた被搬送物に所定の処理を施す処理装置
と、搬送作業指示の内容に従って収納装置と処理装置の
間を搬送経路を経由して被搬送物を一方向に搬送する複
数の自走式搬送車とを備え、搬送経路は、収納装置と処
理装置の間を結ぶ閉ループ状の主線経路と、少なくとも
第一のポートの前から第二のポートの前で主線経路と平
行に配置される共に、第一および第二のポートに対応す
る位置に自走式搬送車の退避位置を設けた退避経路と、
第一および第二のポートの位置に対応して主線経路と退
避経路を結ぶ支線経路とで構成されたものである。
【0017】また、この発明に係る自走式搬送設備の搬
送経路は、主線経路および副線経路の他に、第一のポー
トの前から第二のポートの前で主線経路と平行に配置さ
れる共に、上記第一および第二のポートに対応する位置
に自走式搬送車の退避位置を設けた退避経路と、上記第
一および第二のポートに対応する位置に上記主線経路と
上記退避経路を結ぶ支線経路とを備えたものである。
【0018】また、この発明に係る自走式搬送設備は、
収納装置の第一のポートは入口ポートのみで構成され、
第二のポートは出口ポートのみで構成されると共に、自
走式搬送車の走行方向に従って上記第一のポート、上記
第二のポートの順に配置されたものである。
【0019】また、この発明に係る自走式搬送設備の制
御方法は、請求項1に記載の自走式搬送設備の制御方法
であって、収納装置前の主線経路上において第一の自走
式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合あるいは
第一の自走式搬送車から被搬送物の上記収納装置への取
り込み作業が完了した場合に、第一の自走式搬送車を自
動的に副線経路に退避するように制御することを特徴と
するものである。
【0020】また、この発明に係る自走式搬送設備の制
御方法は、請求項2に記載の自走式搬送設備の制御方法
であって、収納装置前の主線経路上において第一の自走
式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合あるいは
第一の自走式搬送車から被搬送物の収納装置への取り込
み作業が完了した場合に、第一の自走式搬送車を自動的
に支線経路を経由して退避経路に退避するように制御す
ることを特徴とするものである。
【0021】また、この発明に係る自走式搬送設備の制
御方法は、請求項3に記載の自走式搬送設備の制御方法
であって、収納装置前の主線経路上において第一の自走
式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合あるいは
上記第一の自走式搬送車から被搬送物の収納装置への取
り込み作業が完了した場合に、まず上記第一の自走式搬
送車を自動的に支線経路を経由して退避経路に退避する
ように制御し、これが不可能な場合には自動的に副線経
路に退避するように制御ることを特徴とする自走式搬送
設備の制御方法。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の一実施の形態を図面に基
づいて説明する。尚、図において従来と同一符号は従来
のものと同一あるいは相当のものを表す。図1は、実施
の形態1による自走式搬送設備の構成を示した平面図で
ある。図において、2はストッカ(収納装置)、3−1
および3−2はストッカ間搬送機、4−1および4−2
は移載機、5−1、5−2および5−3はAGV(自走
式搬送車)、7a−1および7a−2は出口ポート、7
b−1および7b−2は入口ポート、8a−1および8
a−2はストッカ前停止位置、8b−1から8b−4は
処理装置前停止位置、10−1から10−4は処理装
置、10a−1から10a−4は処理装置10上のカセ
ットステージであであり、前述した従来設備のものと同
一である。9aは後述する主線経路6a上に設置された
AGV5の停止することのできる主線経路上退避位置で
あり9a−1から9a−5の5カ所存在する。
【0023】6aは主線経路であって、ストッカ2と処
理装置10を結ぶストッカ前停止位置8a−1、8a−
2、主線経路上退避位置9a−5、処理装置前停止位置
8b−3、主線経路上退避位置9a−4、処理装置前停
止位置8b−4、主線経路上退避位置9a−3、処理装
置前停止位置8b−2、主線経路上退避位置9a−2、
処理装置前停止位置8b−1および主線経路上退避位置
9a−1を通る時計回りにのみ走行可能なループ状の経
路である。また、6bは副線経路であって、主線経路6
aとはストッカ2の前にて搬送経路を一部共有する時計
回りに走行可能なループ状の経路であり、副線経路6b
は主線経路6aとは共有しない部分の搬送経路に設置さ
れた退避位置9の一種である副線経路上退避位置9bを
通ると共に、ストッカ前停止位置8a−1、8a−2を
通る。
【0024】このような副線経路6bを有した搬送経路
とすることにより、搬送作業を実行せず待機中の第一の
AGV5は副線経路6b上の主線経路6aとは搬送経路
を共有しない部分に設置された副線経路上退避位置9b
に停止することができ、ここに停止していれば、搬送作
業を行う第二のAGV5が搬送作業を行うときに通る主
線経路6a上に存在しないので、第一のAGV5は第二
のAGV5と競合するためにAGVコントローラによっ
て退避させられることがない。また、副線経路6bはス
トッカ2の近辺に短い距離の小ループ状に設置されてお
り、搬送作業を実行せずストッカ前停止位置8a−2に
て待機中のAGV5がストッカの出口ポート7a−1か
ら処理装置10への搬送作業を行うためにストッカ前停
止位置8a−1に移動する際には副線経路6bを一周し
て移動することができ、長い距離を有した主線経路6a
を一周してくる必要はない。
【0025】次に、本実施の形態による自走式搬送設備
による搬送作業の具体的な制御方法について説明する。
いま、例えば第一のAGV5が主線経路上退避位置9a
−2、第二のAGV5が処理装置前停止位置8b−2に
停止しているとする。この時に、AGVコントローラが
上位計算機より処理装置10−1上のカセットステージ
10a−1から入口ポート7b−1への搬送作業指示を
受けると、AGVコントローラはその搬送作業を第一の
AGV5に割り当て、割り当てられた第一のAGV5
は、処理装置10−1前に移動して処理装置前停止位置
8b−1に停止し、カセットステージ10a−1からカ
セット1を取り込み、搬送先である入口ポート7b−1
前に移動してストッカ前停止位置8a−1に停止し、カ
セット1を入口ポート7b−1に置き終えると、その搬
送作業終了後に新たな搬送作業を割り当てられない場合
は停止位置8a−1に留まる。
【0026】これに平行して出口ポート7a−1から処
理装置10−1への搬送作業指示を上位計算機より受信
したAGVコントローラは、第一のAGV5は上記作業
中のため、この搬送作業を第一のAGV5とは異なる第
二のAGV5に割り当て、作業を割り当てられた第二の
AGV5は搬送元であるストッカ前停止位置8a−1に
移動しようとするが、第一のAGV5が前述の先行する
作業のためストッカ前停止位置8a−1にて作業を行っ
ているまたは作業完了後の待機状態にあり、ストッカ前
停止位置8a−1を占有している。
【0027】そこでAGVコントローラは第一のAGV
5をストッカ前停止位置8a−1から第二のAGV5と
競合しないストッカ前停止位置8a−2に移動させ退避
させる。第一のAGV5の退避作業を完了させるとAG
Vコントローラは第二のAGV5を停止位置8a−1に
移動させ、第二のAGV5は出口ポート7a−1よりカ
セット1をとりこみ、処理装置10−1へと移動しよう
とするが、ストッカ前停止位置8a−2に停止している
第一のAGVが第二のAGV5がストッカ前停止位置8
a−1から処理装置10−1前の処理装置前停止位置8
b−1へと移動する走行経路上に存在することになるの
で、AGVコントローラは第一のAGV5を第二のAG
V5とは競合しない位置に退避させる必要がある。
【0028】そのため、AGVコントローラは第一のA
GV5を副線経路6b上の副線経路上退避位置9bに退
避させる。第一のAGV5の退避作業を完了させるとA
GVコントローラは第二のAGV5を処理装置前停止位
置8b−1に移動させ、第二のAGV5は処理装置10
−1上のカセットステージ10a−1にカセット1を置
き、搬送作業を終える。また上記動作において、第一の
AGV5は、処理装置10−1前に移動し処理装置前停
止位置8b−1に停止しカセットステージ10a−1か
らカセット1を取り込み、搬送先である入口ポート7b
−1前に移動しストッカ前停止位置8a−1に停止し、
カセット1を入口ポート7b−1に置き終えると、その
搬送作業終了後新たな搬送作業を割り当てられない場合
は自発的に副線経路上退避位置9bに移動してもよい。
【0029】このように制御することにより、上記動作
中入口ポート7b−1への搬送作業を終えストッカ前停
止位置8a−1に停止し待機している第一のAGV5
が、出口ポート7a−1から処理装置10−1への搬送
作業を行う第二のAGV5と競合しないように、AGV
コントローラによりストッカ前停止位置8a−2に移動
した時に出口ポート7a−1からの搬送作業を行う場
合、第一のAGV5は短い搬送距離の副線経路6b上を
通り、副線経路上退避位置9bを経て、ストッカ前停止
位置8a−1に移動することができるので、その移動距
離は少なくなり、速やかに搬送作業に着手できる。ま
た、上記動作において副線経路上退避位置9bに移動し
退避した第一のAGV5は、副線経路上退避位置9bに
て停止していれば、第二のAGV5と競合することがな
く、他のAGV5により退避させられ無駄な走行をする
ことがなくなる。以上のように、本実施の形態による自
走式搬送設備あるいはその制御方法によれば、収納装置
前において複数の自走式搬送車が競合するのを回避する
ために、主線経路を自走式搬送車がほぼ一周するような
無駄な走行を無くすことが可能となり、搬送時間の短縮
と作業性の改善が図れるという効果がある。
【0030】実施の形態2.実施の形態1では搬送作業
を実行せずストッカ前停止位置8a−2にて待機中のA
GV5がストッカの出口ポート7a−1から処理装置1
0への搬送作業を行うためにストッカ前停止位置8a−
1に移動する際には副線経路6bを一周して移動するこ
とができ、従来の搬送設備に比べると大幅に改善されて
いるが、副線経路6bを一周するのに時間がかかる。そ
こで本実施の形態は、このような問題を改善するもので
ある。
【0031】図2は、実施の形態2による自走式搬送設
備の構成を示した平面図である。図において、2はスト
ッカ(収納装置)、3−1および3−2はストッカ間搬
送機、4−1および4−2は移載機、5−15−2およ
び5−3はAGV(自走式搬送車)、6aは時計回りに
のみ走行可能なループ状の主線経路、6bは時計回りに
のみ走行可能なループ状の副線経路、7a−1および7
a−2は出口ポート、7b−1および7b−2は入口ポ
ート、8b−1から8b−4は処理装置前停止位置、9
aは主線経路上退避位置であって、9a−1から9a−
5の5カ所存在している。また、9bは副線経路上退避
位置、10−1から10−4は処理装置、10a−1か
ら10a−4は処理装置10上のカセットステージであ
り、これらは実施の形態1と基本的には同一の構成であ
る。但し、実施の形態1では出口ポート7aと入口ポー
ト7bが一組になって設置されていたが、本実施の形態
では入口ポート7b−1と7b−2が一組となつて入口
ポート7bが構成され、また、出口ポート7a−1およ
び7a−2が一組となって出口ポート7aが構成されて
おり、AGV5がストッカ前にて入口ポート7b、出口
ポート7aの順番で通過するように設置されている。
【0032】8cは停止位置8の一種であり出口ポート
7aからAGV5がカセット1を取り込むときに停止す
る出口ポート前停止位置であり、8dは停止位置8の一
種であり入口ポート7bにAGV5がカセット1を載置
するときに停止する入口ポート前停止位置である。スト
ッカ2の入口ポート7bおよび出口ポート7aをこのよ
うな配置構成にし、それぞれのポートの前の搬送経路に
入口ポート前停止位置8dおよび出口ポート前停止位置
8cを設けることにより、ストッカ2前の出口ポート前
停止位置8cに停止しているAGV5はすべての出口ポ
ート7aから処理装置10への搬送作業を直ちに実行で
きる。以上のように、本実施の形態による自走式搬送設
備あるいはその制御方法によれば、入口ポートへの搬送
作業を終え、入口ポート前停止位置に停止し待機してい
る自走式搬送車が出口ポートからの搬送作業を行う場合
には、入口ポートから出口ポートまでの短い距離を移動
するだけで次の搬送作業に着手でき、搬送作業時におけ
る自走式搬送車の無駄な走行を少なくすることが可能と
なり、搬送時間の短縮が更に図れる。
【0033】実施の形態3.図3は、実施の形態3によ
る自走式搬送設備の構成を示した平面図である。図にお
いて、2はストッカ(収納装置)、3−1および3−2
はストッカ間搬送機、4−1および4−2は移載機、5
−1、5−2および5−3はAGV(自走式搬送車)、
7a−1および7a−2は出口ポート、7b−1および
7b−2は入口ポート、8a−1および8a−2はスト
ッカ前停止位置、8b−1から8b−4は処理装置前停
止位置、10−1から10−4は処理装置、10a−1
から10a−4は処理装置10上のカセットステージで
あり、これらは前述の実施の形態1あるいは2によるも
のと同一である。9aは、後述する主線経路上に設置さ
れたAGV5の停止することのできる主線経路上退避位
置であり9a−1から9a−5の5カ所存在する。
【0034】6aはストッカ2と処理装置10を結ぶス
トッカ前停止位置8a−1、8a−2、主線経路上退避
位置9a−5、処理装置前停止位置8b−3、主線経路
上退避位置9a−4、処理装置前停止位置8b−4、主
線経路上退避位置9a−3、処理装置前停止位置8b−
2、主線経路上退避位置9a−2、処理装置前停止位置
8b−1および主線経路上退避位置9a−1を通る時計
回りにのみ走行可能なループ状の主線経路である。ま
た、6cは主線経路6aのストッカ前部分にストッカと
は反対の位置関係で主線経路6aと平行に配置され、か
つ主線経路6aと同方向にのみAGV5の走行が可能な
退避経路、6dは主線経路6aと退避経路6cを複数の
箇所で結びつける支線経路であり、6d−1と6d−2
の2本存在する。さらに、9cは退避位置9の一種であ
る退避経路6c上に設置された退避経路上退避位置であ
り、支線経路6d−1と退避経路6cの交点に退避経路
上退避位置9cー1が、また支線経路6d−2と退避経
路6cの交点に退避経路上退避位置9cー2が設置され
ている。
【0035】このような搬送経路にすることにより、搬
送作業を実行せず待機中の第一のAGV5は退避経路6
c上の退避経路上退避位置9cー1あるいは9cー2に
停止することができ、ここに停止していれば、搬送作業
を行う第二のAGV5が搬送作業を行うときに通る主線
経路6a上に存在しないので、第二のAGV5と競合す
るためにAGVコントローラによって退避させられるこ
とがなく、AGV5は無駄に走行することがない。
【0036】次に、本実施の形態による自走式搬送設備
による搬送作業の具体的な制御方法について説明する。
いま、例えば第一のAGV5が主線経路上退避位置9a
−2、第二のAGV5が処理装置前停止位置8b−2に
停止しているとする。この時に、AGVコントローラが
上位計算機より処理装置10−1上のカセットステージ
10a−1から入口ポート7b−1への搬送作業指示を
受けると、AGVコントローラはその搬送作業を第一の
AGV5に割り当て、割り当てられた第一のAGV5
は、処理装置10−1前に移動し処理装置前停止位置8
b−1に停止しカセットステージ10a−1からカセッ
ト1を取り込み、搬送先である入口ポート7b−1前に
移動しストッカ前停止位置8a−1に停止し、カセット
1を入口ポート7b−1に置き終えると、その搬送作業
終了後新たな搬送作業を割り当てられない場合は停止位
置8a−1に留まる。
【0037】これに平行して出口ポート7a−1から処
理装置10−1への搬送作業指示を上位計算機より受信
したAGVコントローラは、第一のAGV5は上記作業
中のため、この搬送作業を異なる第二のAGV5に割り
当て、作業を割り当てられた第二のAGV5は搬送元で
あるストッカ前停止位置8a−1に移動するが、第一の
AGV5が前述の先行する作業のためストッカ前停止位
置8a−1にて作業を行っている、または作業完了後の
待機状態にあり、ストッカ前停止位置8a−1を占有し
ている。そこでAGVコントローラは第一のAGV5を
ストッカ前停止位置8a−1から第二のAGV5と競合
しない退避経路上退避位置9cー1に移動させ退避させ
る。第一のAGV5の退避作業を完了させるとAGVコ
ントローラは第二のAGV5を停止位置8a−1に移動
させ、第二のAGV5は出口ポート7a−1よりカセッ
ト1をとりこみ、処理装置10−1前の処理装置前停止
位置8b−1に移動し、処理装置10−1上のカセット
ステージ10a−1にカセット1を置き、搬送作業を終
える。
【0038】また上記動作において、第一のAGV5
は、処理装置10−1前に移動し処理装置前停止位置8
b−1に停止してカセットステージ10a−1からカセ
ット1を取り込み、搬送先である入口ポート7b−1前
に移動してストッカ前停止位置8a−1に停止し、カセ
ット1を入口ポート7b−1に置き終えると、その搬送
作業終了後に新たな搬送作業が割り当てられない場合に
は自発的に退避経路上退避位置9cー1に移動してもよ
い。このように制御することにより、上記動作中に入口
ポート7b−1への搬送作業を終えストッカ前停止位置
8a−1に停止し待機している第一のAGV5が、出口
ポート7a−1から処理装置10−1への搬送作業を行
う第二のAGV5と競合しないように、AGVコントロ
ーラの指示により支線経路6d―1を経由して退避経路
上退避位置9cー1へと移動した後に改めて出口ポート
7a−1からの搬送作業を行う場合には、第一のAGV
5は再度支線経路6d―1を通り、ストッカ前停止位置
8a−1に移動することができ、その移動距離が少なく
速やかに搬送作業に着手できる。
【0039】また、上記動作において退避経路上退避位
置9cー1あるいは9cー2に移動して退避した第一の
AGV5は、退避経路上退避位置9cー1あるいは9c
ー2にて停止しておれば、第二のAGV5と競合するこ
とがなく、他のAGV5により退避させられ無駄な走行
をすることがなくなる。以上のように、本実施の形態に
よる自走式搬送設備あるいはその制御方法によれば、入
口ポートへの搬送作業を終え収納装置前に停止し待機し
ている第一の自走式搬送車が出口ポートから処理装置へ
の搬送作業を行う第二の自走式搬送車と競合する場合に
は、第一の自走式搬送車はコントローラの指示により短
距離の支線経路を経由して退避経路へ速やかに移動し、
退避後に改めて出口ポートからの搬送作業を行う場合に
は再度支線経路を通り収納装置前に速やかに移動して搬
送作業に着手し、搬送作業時における自走式搬送車の無
駄な走行を更に少なくすることが可能となり、搬送時間
の短縮と作業性の改善が更に図れる。
【0040】実施の形態4.実施の形態3では搬送作業
を実行せずストッカ前停止位置8a−2にて待機中のA
GV5がストッカの出口ポート7a−1から処理装置1
0への搬送作業を行うためにストッカ前停止位置8a−
1に移動する際には従来例と同様に主線経路6aを一周
して移動しなければならず、大変時間がかかる。そこで
本実施の形態は、このような問題点を改善するものであ
る。
【0041】図4は、実施の形態4による自走式搬送設
備の構成を示した平面図である。図において、2はスト
ッカ(収納装置)、3−1および3−2はストッカ間搬
送機、4−1および4−2は移載機、5−15−2およ
び5−3はAGV(自走式搬送車)である。また、6a
は時計回りにのみ走行可能なループ状の主線経路、6c
は主線経路6aと同方向にのみ走行可能な退避経路、6
d−1および6d−2は支線経路、7a−1および7a
−2は出口ポート、7b−1および7b−2は入口ポー
ト、8b−1から8b−4は処理装置前停止位置、9a
は主線経路上退避位置であり9a−1から9a−5の5
カ所存在し、9cは退避経路上退避位置であり9cー1
と9cー2の2カ所存在する。10−1から10−4は
処理装置、10a−1から10a−4は処理装置10上
のカセットステージであり、これらは実施の形態3と基
本的には同一の構成であるが、実施の形態3では出口ポ
ート7aと入口ポート7bが一組となって構成された2
つのポートが設置されていたが、本実施の形態では入口
ポート7b−1と7b−2が一組となって構成された第
一のポートと、出口ポート7a−1および7a−2が一
組となって構成された第二のボートがあり、AGV5が
ストッカ前にて第一のポート、第二のポートの順番で通
過するように配置されている。
【0042】8cは停止位置8の一種であり出口ポート
7aからAGV5がカセット1を取り込むときに停止す
る出口ポート前停止位置であり、8dは停止位置8の一
種であり入口ポート7bにAGV5がカセット1を載置
するときに停止する入口ポート前停止位置である。出口
のみの第一ポートおよび入口のみの第二のポートをスト
ッカ2にこのような順番で配置するすることにより、ス
トッカ2前の出口ポート前停止位置8cに停止している
AGV5はすべての出口ポート7aから処理装置10へ
の搬送作業を直ちに実行でき、AGV5の無駄な走行の
防止と搬送時間の短縮が図れる。
【0043】実施の形態5.図5は、実施の形態5によ
る自走式搬送設備の構成を示す平面図である。図におい
て、2はストッカ(収納装置)、3−1および3−2は
ストッカ間搬送機、4−1および4−2は移載機、5−
1、5−2および5−3はAGV(自走式搬送車)であ
る。また、6aは主線経路、6bは副線経路、7a−1
および7a−2は出口ポート、7b−1および7b−2
は入口ポート、8a−1および8a−2はストッカ前停
止位置、8b−1から8b−4は処理装置前停止位置、
9aは主線経路上の主線経路上退避位置であり9a−1
から9a−5の5カ所存在する。また、9bは副線経路
上退避位置、10−1から10−4は処理装置、10a
−1から10a−4は処理装置10上のカセットステー
ジである。
【0044】6cは主線経路6aのストッカ前部分にス
トッカとは反対の位置関係で平行に走る主線経路と同方
向にのみ走行可能な退避経路、6dは主線経路6aと退
避経路6cを複数の点で結びつける支線経路であり6d
−1と6d−2の2本存在する。さらに、9cは退避位
置9の一種である退避経路6c上に設置された退避経路
上退避位置であり、支線経路6d−1と退避経路6cの
交点に退避経路上退避位置9cー1が、また支線経路6
d−2と退避経路6cの交点に退避経路上退避位置9c
ー2が設置されている。
【0045】このような搬送経路にすることにより、搬
送作業を実行せず待機中の第一のAGV5は副線経路6
b上の主線経路6aとは搬送経路を共有しない部分に設
置された副線経路上退避位置9bに停止することができ
るのに加え、退避経路6c上の退避経路上退避位置9c
ー1あるいは9cー2に停止することもでき、副線経路
上退避位置9bあるいは退避経路上退避位置9cに停止
しておれば、搬送作業を行う第二のAGV5が搬送作業
を行うときに通る主線経路6a上に存在しないので、第
二のAGV5と競合するためにAGVコントローラによ
って退避させられることがない。また副線経路6bはス
トッカ2近辺に設置されており、搬送作業を実行せずス
トッカ前停止位置8a−2にて待機中のAGV5がスト
ッカの出口ポート7a−1から処理装置10への搬送作
業を行うためにストッカ前停止位置8a−1に移動する
際には副線経路6bを一周して移動することができ、主
線経路6aを一周してくる必要はない。
【0046】次に、本実施の形態による自走式搬送設備
による搬送作業の具体的な制御方法について説明する。
いま、例えば第一のAGV5が主線経路上退避位置9a
−2、第二のAGV5が処理装置前停止位置8b−2に
停止しているとする。この時に、AGVコントローラが
上位計算機より処理装置10−1上のカセットステージ
10a−1から入口ポート7b−1への搬送作業指示を
受けると、AGVコントローラはその搬送作業を第一の
AGV5に割り当て、割り当てられた第一のAGV5
は、処理装置10−1前に移動し処理装置前停止位置8
b−1に停止しカセットステージ10a−1からカセッ
ト1を取り込み、搬送先である入口ポート7b−1前に
移動しストッカ前停止位置8a−1に停止し、カセット
1を入口ポート7b−1に置き終えると、その搬送作業
終了後新たな搬送作業を割り当てられない場合は停止位
置8a−1に留まる。
【0047】これに平行して出口ポート7a−1から処
理装置10−1への搬送作業指示を上位計算機より受信
したAGVコントローラは、第一のAGV5は上記作業
中のため、この搬送作業を異なる第二のAGV5に割り
当て、作業を割り当てられた第二のAGV5は搬送元で
あるストッカ前停止位置8a−1に移動するが、第一の
AGV5が前述の先行する作業のためストッカ前停止位
置8a−1にて作業を行っている、または作業完了後の
待機状態にあり、ストッカ前停止位置8a−1を占有し
ている。そこでAGVコントローラは第一のAGV5を
ストッカ前停止位置8a−1から第二のAGV5と競合
しない退避経路上退避位置9cに移動させ退避させる
が、このとき更に異なる第三のAGV5が退避経路上退
避位置9cー1に停止しており、退避経路上退避位置9
cが占有されている場合には、AGVコントローラは第
一のAGV5を副線経路上の副線経路上退避位置9bへ
と退避させる。
【0048】第一のAGV5の退避作業を完了させると
AGVコントローラは第二のAGV5を停止位置8a−
1に移動させ、第二のAGV5は出口ポート7a−1よ
りカセット1をとりこみ、処理装置10−1前の処理装
置前停止位置8b−1に移動し、処理装置10−1上の
カセットステージ10a−1にカセット1を置き、搬送
作業を終える。また、上記動作において、第一のAGV
5は、処理装置10−1前に移動し処理装置前停止位置
8b−1に停止しカセットステージ10a−1からカセ
ット1を取り込み、搬送先である入口ポート7b−1前
に移動しストッカ前停止位置8a−1に停止し、カセッ
ト1を入口ポート7b−1に置き終えると、その搬送作
業終了後新たな搬送作業を割り当てられない場合は自発
的に退避経路上退避位置9cー1あるいは退避経路上退
避位置9cー1が第三のAGVにより占有されている場
合には副線経路上退避位置9bに移動してもよい。
【0049】このように制御することにより、上記動作
中入口ポート7b−1への搬送作業を終えストッカ前停
止位置8a−1に停止し待機している第一のAGV5
が、出口ポート7a−1から処理装置10−1への搬送
作業を行う第二のAGV5と競合しないように、AGV
コントローラの指示により退避経路上退避位置9cへと
移動した時に出口ポート7a−1からの搬送作業を行う
場合、第一のAGV5は支線経路6d―1を通り、スト
ッカ前停止位置8a−1に移動することができ、その移
動距離が大変少なく速やかに搬送作業に着手でき、また
退避経路上退避位置9cが第三のAGVにより占有され
ており副線経路上退避位置9bに移動した時に出口ポー
ト7a−1からの搬送作業を行う場合、副線経路6bを
通り、ストッカ前停止位置8a−1に移動することがで
きる。また、上記動作において退避経路上退避位置9c
あるいは副線経路上退避位置9bに移動し退避した第一
のAGV5は、退避経路上退避位置9cあるいは副線経
路上退避位置9bにて停止していれば、第二のAGV5
と競合することがなく、他のAGV5により退避させら
れ無駄な走行をすることがなくなる。
【0050】以上のように、本実施の形態による自走式
搬送設備あるいはその制御方法によれば、入口ポートへ
の搬送作業を終え収納装置前に停止し待機している第一
の自走式搬送車が出口ポートから処理装置への搬送作業
を行う第二の自走式搬送車と競合する場合には、第一の
自走式搬送車はコントローラの指示により短距離の支線
経路を経由して退避経路へ速やかに移動し、退避後に改
めて出口ポートからの搬送作業を行う場合には再度支線
経路を通り収納装置前に速やかに移動して搬送作業に着
手することが可能となる共に、退避経路上の停止位置を
第三の自走式搬送車が占有している場合は副線経路に退
避させることも可能となり、多数の自走式搬送車が競合
する複雑な設備であっても、搬送時間の短縮と作業性の
改善を容易に図れるという効果がある。
【0051】実施の形態6.実施の形態5では搬送作業
を実行せずストッカ前停止位置8a−2にて待機中のA
GV5がストッカの出口ポート7a−1から処理装置1
0への搬送作業を行うためにストッカ前停止位置8a−
1に移動する際には副線経路6bを一周して移動するこ
とができ従来例にくらべると良くなっているが、やはり
副線経路6bを一周するのに時間がかかる。そこで本実
施の形態は、このような問題点を改善するものである。
第6図はこの実施例の搬送設備を表した平面図である。
図において、2はストッカ、3−1および3−2はスト
ッカ間搬送機、4−1および4−2は移載機、5−15
−2および5−3はAGV、6aは時計回りにのみ走行
可能なループ状の主線経路、6bは時計回りにのみ走行
可能な副線経路、6cは主線経路6aと同方向にのみ走
行可能な退避経路である。また、6d−1および6d−
2は支線経路、7a−1および7a−2は出口ポート、
7b−1および7b−2は入口ポート、8b−1から8
b−4は処理装置前停止位置、9aは主線経路上退避位
置であり9a−1から9a−5の5カ所存在し、9bは
副線経路上退避位置である。
【0052】さらに、9cは退避位置9の一種である退
避経路6c上に設置された退避経路上退避位置であり、
支線経路6d−1と退避経路6cの交点に退避経路上退
避位置9cー1が、また支線経路6d−2と退避経路6
cの交点に退避経路上退避位置9cー2が設置されてい
る。また、10−1から10−4は処理装置、10a−
1から10a−4は処理装置10上のカセットステージ
であり、これらは実施の形態5と基本的には同一である
が、実施の形態5では出口ポート7aと入口ポート7b
が一組になって設置されていたが本実施の形態では入口
ポート7b−1と7b−2が一組、出口ポート7a−1
および7a−2が一組となり、AGV5がストッカ前に
て入口ポート7b、出口ポート7aの順番で通過するよ
うに設置されている。
【0053】8cは停止位置8の一種であり出口ポート
7aからAGV5がカセット1を取り込むときに停止す
る出口ポート前停止位置であり、8dは停止位置8の一
種であり入口ポート7bにAGV5がカセット1を載置
するときに停止する入口ポート前停止位置である。この
ような搬送経路にすることによりストッカ2前の出口ポ
ート前停止位置8cに停止しているAGV5はすべての
出口ポート7aから処理装置10への搬送作業を直ちに
実行でき、AGV5の無駄な走行の防止と搬送時間のよ
りいつそうの短縮が図れる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る自走式搬
送設備は、搬送されてきた被搬送物を取り込む入口ポー
トと収納されていた被搬送物を取り出す出口ポートで構
成される第一および第二のポートを有した収納装置と、
収納装置から搬送されてきた被搬送物に所定の処理を施
す処理装置と、搬送作業指示の内容に従って収納装置と
処理装置の間を搬送経路を経由して被搬送物を一方向に
搬送する複数の自走式搬送車とを備え、搬送経路は、収
納装置と処理装置の間を結ぶ閉ループ状の主線経路と、
少なくとも第一のポートの前から第二のポートの前の間
の経路を主線経路と共有すると共に、この共有された経
路以外の部分に自走式搬送車の退避位置を設けたループ
状の副線経路とで構成されたので、収納装置前において
複数の自走式搬送車が競合するのを回避するために、主
線経路を自走式搬送車がほぼ一周するような無駄な走行
を無くすことが可能となり、搬送時間の短縮と作業性の
改善が図れるという効果がある。
【0055】また、この発明に係る自走式搬送設備は、
搬送されてきた被搬送物を取り込む入口ポートと収納さ
れていた被搬送物を取り出す出口ポートで構成される第
一および第二のポートを有した収納装置と、収納装置か
ら搬送されてきた被搬送物に所定の処理を施す処理装置
と、搬送作業指示の内容に従って収納装置と処理装置の
間を搬送経路を経由して被搬送物を一方向に搬送する複
数の自走式搬送車とを備え、搬送経路は、収納装置と処
理装置の間を結ぶ閉ループ状の主線経路と、少なくとも
第一のポートの前から第二のポートの前で主線経路と平
行に配置される共に、第一および第二のポートに対応す
る位置に自走式搬送車の退避位置を設けた退避経路と、
第一および第二のポートの位置に対応して主線経路と退
避経路を結ぶ支線経路とで構成されたので、入口ポート
への搬送作業を終え収納装置前に停止し待機している第
一の自走式搬送車が出口ポートから処理装置への搬送作
業を行う第二の自走式搬送車と競合する場合には、第一
の自走式搬送車はコントローラの指示により短距離の支
線経路を経由して退避経路へ速やかに移動し、退避後に
改めて出口ポートからの搬送作業を行う場合には再度支
線経路を通り収納装置前に速やかに移動して搬送作業に
着手することが可能となり、搬送時間の短縮と作業性の
改善が更に図れるという効果がある。
【0056】また、この発明に係る自走式搬送設備の搬
送経路は、主線経路と副線経路の他に、第一のポートの
前から第二のポートの前で主線経路と平行に配置される
共に、上記第一および第二のポートに対応する位置に自
走式搬送車の退避位置を設けた退避経路と、上記第一お
よび第二のポートに対応する位置に上記主線経路と上記
退避経路を結ぶ支線経路とを備えたので、入口ポートへ
の搬送作業を終え収納装置前に停止し待機している第一
の自走式搬送車が出口ポートから処理装置への搬送作業
を行う第二の自走式搬送車と競合する場合には、第一の
自走式搬送車はコントローラの指示により短距離の支線
経路を経由して退避経路へ速やかに移動し、退避後に改
めて出口ポートからの搬送作業を行う場合には再度支線
経路を通り収納装置前に速やかに移動して搬送作業に着
手することが可能となる共に、退避経路上の停止位置を
第三の自走式搬送車が占有している場合は副線経路に退
避させることも可能となり、多数の自走式搬送車が競合
する複雑な設備であっても、搬送時間の短縮と作業性の
改善を容易に図れるという効果がある。
【0057】また、この発明に係る自走式搬送設備は、
収納装置の第一のポートは入口ポートのみで構成され、
第二のポートは出口ポートのみで構成されると共に、自
走式搬送車の走行方向に従って上記第一のポート、上記
第二のポートの順に配置されているので、収納装置前の
第二のポート(即ち、出口ポート)の前の停止位置に停
止している自走式搬送車は第二のポートでの作業が終了
すれば処理装置10への搬送作業を直ちに実行すること
が可能となり、搬送時間の短縮と作業性の改善が更に図
れるという効果がある。
【0058】また、この発明に係る自走式搬送設備の制
御方法は、請求項1に記載の自走式搬送設備の制御方法
であって、収納装置前の主線経路上において第一の自走
式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合あるいは
第一の自走式搬送車から被搬送物の上記収納装置への取
り込み作業が完了した場合に、第一の自走式搬送車を自
動的に副線経路に退避するように制御するので、収納装
置前において複数の自走式搬送車が競合するのを回避す
るために、主線経路を自走式搬送車がほぼ一周するよう
な無駄な走行を無くすことが可能となり、搬送時間の短
縮と作業性の改善が図れる制御方法を提供できるという
効果がある。
【0059】また、この発明に係る自走式搬送設備の制
御方法は、請求項2に記載の自走式搬送設備の制御方法
であって、収納装置前の主線経路上において第一の自走
式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合あるいは
第一の自走式搬送車から被搬送物の収納装置への取り込
み作業が完了した場合に、第一の自走式搬送車を自動的
に支線経路を経由して退避経路に退避するように制御す
るので、入口ポートへの搬送作業を終え収納装置前に停
止し待機している第一の自走式搬送車が出口ポートから
処理装置への搬送作業を行う第二の自走式搬送車と競合
する場合には、第一の自走式搬送車はコントローラの指
示により短距離の支線経路を経由して退避経路へ速やか
に移動し、退避後に改めて出口ポートからの搬送作業を
行う場合には再度支線経路を通り収納装置前に速やかに
移動して搬送作業に着手することが可能となり、搬送時
間の短縮と作業性の改善が更に図れる制御方法を提供で
きるという効果がある。
【0060】また、この発明に係る自走式搬送設備の制
御方法は、請求項3に記載の自走式搬送装置の制御方法
であって、収納装置前の主線経路上において第一の自走
式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合あるいは
上記第一の自走式搬送車から被搬送物の収納装置への取
り込み作業が完了した場合に、まず上記第一の自走式搬
送車を自動的に支線経路を経由して退避経路に退避する
ように制御し、これが不可能な場合には自動的に副線経
路に退避するように制御するので、入口ポートへの搬送
作業を終え収納装置前に停止し待機している第一の自走
式搬送車が出口ポートから処理装置への搬送作業を行う
第二の自走式搬送車と競合する場合には、第一の自走式
搬送車はコントローラの指示により短距離の支線経路を
経由して退避経路へ速やかに移動し、退避後に改めて出
口ポートからの搬送作業を行う場合には再度支線経路を
通り収納装置前に速やかに移動して搬送作業に着手する
ことが可能となる共に、退避経路上の停止位置を第三の
自走式搬送車が占有している場合は副線経路に退避させ
ることも可能となり、多数の自走式搬送車が競合する複
雑な設備であっても、搬送時間の短縮と作業性の改善を
容易に図れる制御方法を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による自走式搬送設備の構成を
示す図である。
【図2】 実施の形態2による自走式搬送設備の構成を
示す図である。
【図3】 実施の形態3による自走式搬送設備の構成を
示す図である。
【図4】 実施の形態4による自走式搬送設備の構成を
示す図である。
【図5】 実施の形態5による自走式搬送設備の構成を
示す図である。
【図6】 実施の形態6による自走式搬送設備の構成を
示す図である。
【図7】 自走式搬送設備の要部の構成を示す斜視図で
ある。
【図8】 従来の自走式搬送設備の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ウェハカセット(被搬送物) 2 ストッカ(収納装置) 2a スト
ッカ内ロボット 3 ストッカ間搬送機 4 移載機 5 自走式搬送車(AGV) 6 搬送経路 6a 主線経路 6b 副線経路 6c 退避経路
6d 支線経路 7 ポート 7a 出口ポート 7b 入口ポー
ト 8 停止位置 8a ストッカ前停止位置 8b 処理装置前
停止位置 8c 出口ポート前停止位置 8d 入口ポート
前停止位置 9c 退避経路上退避位置 10 処理装置 20 アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/68 H01L 21/68 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてきた被搬送物を取り込む入口
    ポートと収納されていた被搬送物を取り出す出口ポート
    で構成される第一および第二のポートを有した収納装置
    と、 上記収納装置から搬送されてきた被搬送物に所定の処理
    を施す処理装置と、 搬送作業指示の内容に従って上記収納装置と上記処理装
    置の間を搬送経路を経由して被搬送物を一方向に搬送す
    る複数の自走式搬送車とを備え、 上記搬送経路は、上記収納装置と上記処理装置の間を結
    ぶ閉ループ状の主線経路と、少なくとも上記第一のポー
    トの前から上記第二のポートの前の間の経路を上記主線
    経路と共有すると共に、この共有された経路以外の部分
    に上記自走式搬送車の退避位置を設けたループ状の副線
    経路とで構成されたことを特徴とする自走式搬送設備。
  2. 【請求項2】 搬送されてきた被搬送物を取り込む入口
    ポートと収納されていた被搬送物を取り出す出口ポート
    で構成される第一および第二のポートを有した収納装置
    と、 上記収納装置から搬送されてきた被搬送物に所定の処理
    を施す処理装置と、 搬送作業指示の内容に従って上記収納装置と上記処理装
    置の間を搬送経路を経由して被搬送物を一方向に搬送す
    る複数の自走式搬送車とを備え、 上記搬送経路は、上記収納装置と上記処理装置の間を結
    ぶ閉ループ状の主線経路と、少なくとも上記第一のポー
    トの前から上記第二のポートの前で上記主線経路と平行
    に配置される共に、上記第一および第二のポートに対応
    する位置に自走式搬送車の退避位置を設けた退避経路
    と、上記第一および第二のポートの位置に対応して上記
    主線経路と上記退避経路を結ぶ支線経路とで構成された
    ことを特徴とする自走式搬送設備。
  3. 【請求項3】 搬送経路は、主線経路および副線経路の
    他に、第一のポートの前から第二のポートの前で主線経
    路と平行に配置される共に、上記第一および第二のポー
    トに対応する位置に自走式搬送車の退避位置を設けた退
    避経路と、上記第一および第二のポートに対応する位置
    に上記主線経路と上記退避経路を結ぶ支線経路とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の自走式搬送設備。
  4. 【請求項4】 収納装置の第一のポートは入口ポートの
    みで構成され、第二のポートは出口ポートのみで構成さ
    れると共に、自走式搬送車の走行方向に従って上記第一
    のポート、上記第二のポートの順に配置されたことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の自走式搬送
    設備。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の自走式搬送設備の制御
    方法であって、収納装置前の主線経路上において第一の
    自走式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合ある
    いは上記第一の自走式搬送車から被搬送物の上記収納装
    置への取り込み作業が完了した場合に、上記第一の自走
    式搬送車を自動的に副線経路に退避するように制御する
    ことを特徴とする自走式搬送設備の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の自走式搬送設備の制御
    方法であって、収納装置前の主線経路上において第一の
    自走式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合ある
    いは上記第一の自走式搬送車から被搬送物の上記収納装
    置への取り込み作業が完了した場合に、上記第一の自走
    式搬送車を自動的に支線経路を経由して退避経路に退避
    するように制御することを特徴とする自走式搬送設備の
    制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項3に記載の自走式搬送設備の制御
    方法であって、収納装置前の主線経路上において第一の
    自走式搬送車が第二の自走式搬送車と競合する場合ある
    いは上記第一の自走式搬送車から被搬送物の上記収納装
    置への取り込み作業が完了した場合に、まず上記第一の
    自走式搬送車を自動的に支線経路を経由して退避経路に
    退避するように制御し、これが不可能な場合には自動的
    に副線経路に退避するように制御することを特徴とする
    自走式搬送設備の制御方法。
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