JPH11292003A - 包装袋のシール装置 - Google Patents

包装袋のシール装置

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Publication number
JPH11292003A
JPH11292003A JP9019898A JP9019898A JPH11292003A JP H11292003 A JPH11292003 A JP H11292003A JP 9019898 A JP9019898 A JP 9019898A JP 9019898 A JP9019898 A JP 9019898A JP H11292003 A JPH11292003 A JP H11292003A
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JP
Japan
Prior art keywords
sealing
packaging bag
eccentric cam
cooling
pressing
Prior art date
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Pending
Application number
JP9019898A
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English (en)
Inventor
Kanji Moribe
寛治 守部
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SEAL KOGYO KK
Original Assignee
SEAL KOGYO KK
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Publication date
Application filed by SEAL KOGYO KK filed Critical SEAL KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装袋中のガス抜きをし、シール鏝間隔を包
装袋の肉厚に対応する最適状態にし、シール時の押圧力
変動を吸収して最良のシールを行い、シール部分を速や
かに冷却して安定した強度のシールを得る。 【解決手段】 シール鏝20の後方に偏心カム26を配
置し、この偏心カム26の回転により包装袋の両面から
シール鏝20を押し当てるようにし、偏心カムとシール
鏝20を支持する支持板19との間に押圧変動吸収手段
27を介在させて包装袋の肉厚変動による押圧力変動を
吸収し、包装袋のシール開始前に包装袋中の残留ガスを
排出するガス抜きシュー14を備え、シール機構10の
後段に押圧力変動吸収手段を備えた冷却シューを配して
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液状乃至ゼリー
状の商品を包装する包装袋のシール装置であって、包装
袋中の残留ガスを排出しながら熱融着シールを施す包装
袋のシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平9−101743号
で「シールされる包装袋の搬送手段と、上記搬送手段で
搬送された包装袋をシールされるべき位置で停止・発進
させる手段と、上記シールされるべき位置で停止された
包装袋をシールするシール機構と、上記シール機構でシ
ールされた部分を冷却する冷却機構を連設してなる包装
袋のシール装置において、ヒーターを内蔵したシール鏝
が包装袋のシール部の両側からスプリングの付勢力によ
って挟圧して融着する機構を備えてなる包装袋のシール
装置」を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記提案に係る包装袋
のシール装置では、包装袋に対してシール鏝をスプリン
グの付勢力によって押し当てるので、一定の押圧力によ
り融着シールすることができ良好な結果を得たが、引き
続き研究する過程で改善すべき点のあることが分かっ
た。
【0004】即ち、熱融着シールを良好に実施するため
の条件として挙げられるのは、シール鏝の温度、鏝の押
圧力および押圧時間が相互にかかわり合ってシールの良
否が決定される(包装袋の溶融温度を一定として)こと
からして、スプリングの付勢力でシール鏝を常時押圧状
態にしていると、時間経過とともにシール部分の肉圧が
薄くなるという問題がある。
【0005】また、シールされた包装袋中に空気等のガ
スが残存していると封入された商品が酸化して品質を低
下させる恐れがあり、シール時には包装袋中のガスを追
い出す必要がある。
【0006】さらに、熱融着部分の冷却が遅れると折角
融着した部分が外力により外れたりする恐れがある。
【0007】この発明は上記問題に鑑み、シール直前に
包装袋中のガスを追い出すとともに、シール鏝の押圧面
の最大接近位置を包装袋の肉厚に対応した最適の接近位
置に設定し、かつ、シール部分の肉厚変動によって生ず
る押圧力の変動を吸収することによって過度の押圧を回
避し、シール後は速やかに冷却して、折角のシールが外
れないようにして確実な包装を可能とする包装袋のシー
ル装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、シールされる包装袋の両面に、ヒ
ーターを内蔵したシール鏝を押し当てて包装袋をシール
する包装袋のシール装置において、上記シール鏝の後方
に押圧力変動吸収手段を介して偏心カムを配置し、この
偏心カムの回転により包装袋の両面からシール鏝を押し
当てるシール機構と、上記シール機構に、包装袋中の残
留ガスを押し出す手段を備えてなる構成を採用したもの
である。
【0009】上記の如く構成するこの発明にあっては、
偏心カムの最大偏心状態においてシール鏝の押圧面の間
隔が、良好な間隔で固定されて過度の押圧力が働かず、
包装袋のシール部分の厚さ変動によって生ずる押圧力変
動が吸収されて良好な熱融着シールが得られ、包装袋内
部の残留ガスが押し出されて包装された商品の品質低下
を防止することができる。
【0010】請求項2の発明は、上記包装袋のシール装
置において、上記シール機構の下流側に、冷却水を循環
させる配管を内蔵した冷却シューを配置し、この冷却シ
ューの後方に押圧力変動吸収手段を介して偏心カムを配
置し、この偏心カムの回転により包装袋の両面から冷却
シューを押し当てる冷却機構を配置してなる構成を採用
したものである。
【0011】上記の如く構成するこの発明にあっては、
冷却水を循環させる配管を内蔵した冷却シューがシール
部分の肉厚変動に係わりなく、適度の押圧力で挟んで素
早く冷却するので安定した強度のシールが得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】次にこの発明に係る実施形態を図
面を参照しながら説明する。先ず図1、図2によりこの
実施形態の全体の構成を説明する。キャスター1を備え
た台車2には昇降機構(詳細省略)を備えたフレーム3
が設けられ、フレーム3にはブラケット4が取り付けら
れ、このブラケット4にベルトコンベヤーに代表される
搬送手段5が取り付けられている。
【0013】搬送手段5の通路の両側には上部に固定ネ
ジ6を有する支柱7が立てられ、上記固定ネジ6から包
装袋8の案内板9が搬送手段5の通路中央に向けて調節
可能に迫り出している。
【0014】フレーム3の上部には、シール機構10と
その駆動機構11および冷却機構12と制御盤13が設
けられ、シール機構10には包装袋8内に残存するガス
を追い出すガス抜きシュー14が付設されている。な
お、フレーム3の背面に設けられているのはブラケット
4と共に搬送手段5を昇降させるためのハンドル15で
ある。
【0015】次に図3、図4を参照しながらシール機構
の詳細について説明する。シール機構10は、その駆動
機構11のフレーム3a の下部四箇所からブラケット1
6が搬送手段5の通路両側に向けて下ろされ、このブラ
ケット16のそれぞれにスプラインボールベアリング1
7が取り付けられ、このスプラインボールベアリング1
7にカラム18が摺動可能に嵌め込まれ、このカラム1
8の対向端に支持板19が取り付けられている。
【0016】この支持板19の上部にはシール鏝20が
取り付けられ、支持板19の下端には包装袋8のガス抜
きシュー14が搬送手段5の通路の中心に向けて進退・
調節可能に取り付けられている。
【0017】シール機構10の駆動機構11は、ステッ
ピングモーター21の駆動軸22に嵌められたスプロケ
ット23a から第一回転軸24a に嵌められたスプロケ
ット23b に向けてエンドレスチェン25a (以下、単
にチェンという)が掛け渡され、同一軸にもう一つのス
プロケット23c が嵌められて、このスプロケット23
b から第二回転軸24b に嵌められたスプロケット23
d にチェン25b が掛け渡されている。
【0018】なお、第二回転軸24b には、もう一つの
スプロケットスプロケット23e が嵌められているが、
このスプロケット23e は冷却機構12の駆動機構(図
省略)へ駆動力を伝達するためのものである。
【0019】第一回転軸24a と第二回転軸24b の下
端には偏心カム26が互いに180度位相して嵌着さ
れ、この偏心カム26は、シール鏝20を取り付けてい
る支持板19の背面に押圧力変動吸収手段27を介して
当接し、偏心カム26の回転によってシール鏝20の対
向面が接離するようになっている。なお、上記押圧力変
動吸収手段27は、偏心カム26と接する部分を耐磨耗
性板材28とし、耐磨耗性板材28と支持板19との間
に挟まる部分はシリコーンゴムのような耐油性弾性材料
29として、シール部分の肉厚変動によって生ずる押圧
力変動を上記耐油性弾性材料29が変形して吸収するよ
うにしたものである。
【0020】ここでステッピングモーター21が回転す
ると、チェン25a ,25b により駆動力が伝達され第
一、第二回転軸24a ,24b が回転する。第一、第二
回転軸24a ,24b が回転すると、その下端に嵌着さ
れている偏心カム26も回転し押圧力変動吸収手段27
を介してヒーター(図示せず)を内蔵したシール鏝20
の背面を押しシール鏝20の対向面が接離するようにな
っている。なお、偏心カム26が図3、図4の状態から
180度回転する過程では、スプリング(図示せず)の
付勢力によりシール鏝20の間隔が開くようになってい
る。また、図1に表されている冷却機構12の駆動は、
シール機構10と同様の機構で、前記スプロケット23
e から図示しないチェンを介して駆動される。
【0021】シール鏝20の支持板19の下端には、ナ
ット30が回動可能で軸方向に移動しないように嵌めら
れ、このナット30にはネジ軸31が螺合し、上記ナッ
ト30の背後にはダブルナット32が螺合され、上記ネ
ジ軸31の両側にはカラム33が設けられ、ネジ軸31
とカラム33の対向端にはガス抜きシュー14が設けら
れている。対向するガス抜きシュー14の間隔はダブル
ナット32を緩めてナット30を回転させながら調整
し、調整後はダブルナット32を締めつけて固定する。
【0022】次に図5を参照しながらシール機構10と
冷却機構12および搬送手段5の動作について説明す
る。図5(a)はシール鏝20と冷却シュー34とが共
に開き、搬送手段5でシール鏝20の対向面間と冷却シ
ュー34の対向面間に包装袋8が送り込まれた状態を示
している。
【0023】図5(b)は、上記状態から偏心カム26
が180度回転してシール鏝20と冷却シュー34が包
装袋8のシール部分を挟んだ状態を示す。この状態にお
いて、シール鏝20に挟まれた包装袋8は、図示しない
ヒーターにより加熱融着され、冷却シュー34に挟まれ
た包装袋8は、冷却シュー34内を循環する冷却水によ
り加熱融着された部分を冷却しシールが完了する。
【0024】シール機構10および冷却機構12と搬送
手段5との共動のタイミングは、図5(a)のようにシ
ール鏝20と冷却シュー34が開いた状態で搬送手段5
がシール機構10と冷却機構12との間隔分だけ前進す
るように駆動・停止し、停止した状態でシール機構10
と冷却機構12とが作動して包装袋8のシール部分を挟
み、シールと冷却を行い、それが終了するとシール鏝2
0と冷却シュー34が開き、前述の動作を繰り返して順
次包装袋のシールが行われるようにプログラム制御され
る。
【0025】上記実施形態で押圧力変動吸収手段27と
して、耐磨耗性板材28と耐油性弾性材料29とを重ね
合わせたものを採用したが、図6に示すように支持板1
9と偏心カム26との間に板バネ35を介在させた機構
を採用することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如くこの発明によれば、シ
ール直前に包装袋中のガスを追い出すとともに、シール
鏝の押圧面の最大接近位置を包装袋の肉厚に対応した最
適の接近位置に設定し、かつ、シール部分の肉厚変動に
よって生ずる押圧力の変動を吸収することによって過度
の押圧を回避し、シール後は速やかに冷却して、折角の
シールが外れないようにして確実な包装を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施形態の正面図
【図2】同側面図
【図3】図1の矢視III −III 断面図
【図4】同シール機構部分の斜視図
【図5】同シール機構と冷却機構の動作説明図
【図6】同押圧力変動吸収手段の他の実施例の説明図
【符号の説明】
1 キャスター 2 台車 3 フレーム 4 ブラケット(搬送手段の) 5 搬送手段 6 固定ネジ 7 支柱 8 包装袋 9 案内板 10 シール機構 11 駆動機構 12 冷却機構 13 制御盤 14 ガス抜きシュー 15 ハンドル 16 ブラケット(シール鏝支持側の) 17 スプラインボールベアリング 18 カラム 19 支持板 20 シール鏝 21 ステッピングモーター 22 駆動軸 23a ,23b ,23c ,23d ,23e スプロケッ
ト 24a 第一回転軸 24b 第二回転軸 25a ,25b エンドレスチェン 26 偏心カム 27 押圧力変動吸収手段 28 耐磨耗性板材 29 耐油性弾性材料 30 ナット 31 ネジ軸(ガス抜きシューの) 32 ダブルナット 33 カラム(ガス抜きシューの) 34 冷却シュー 35 板バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールされる包装袋の両面に、ヒーター
    を内蔵したシール鏝を押し当てて包装袋をシールする包
    装袋のシール装置において、上記シール鏝の後方に押圧
    力変動吸収手段を介して偏心カムを配置し、この偏心カ
    ムの回転により包装袋の両面からシール鏝を押し当てる
    シール機構と、上記シール機構に、包装袋中の残留ガス
    を押し出す手段を備えてなることを特徴とする包装袋の
    シール装置。
  2. 【請求項2】 上記包装袋のシール装置において、上記
    シール機構の下流側に、冷却水を循環させる配管を内蔵
    した冷却シューを配置し、この冷却シューの後方に押圧
    力変動吸収手段を介して偏心カムを配置し、この偏心カ
    ムの回転により包装袋の両面から冷却シューを押し当て
    る冷却機構を配置してなることを特徴とする請求項1に
    記載の包装袋のシール装置。
JP9019898A 1998-04-02 1998-04-02 包装袋のシール装置 Pending JPH11292003A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113665897A (zh) * 2021-07-06 2021-11-19 天马(安徽)国药科技股份有限公司 一种中药饮片热封装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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