JPH11291842A - ハーネスの配索構造 - Google Patents

ハーネスの配索構造

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Publication number
JPH11291842A
JPH11291842A JP10093642A JP9364298A JPH11291842A JP H11291842 A JPH11291842 A JP H11291842A JP 10093642 A JP10093642 A JP 10093642A JP 9364298 A JP9364298 A JP 9364298A JP H11291842 A JPH11291842 A JP H11291842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
cover
front axle
recess
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10093642A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yamada
弘 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
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Publication of JPH11291842A publication Critical patent/JPH11291842A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前輪のホイールセンサと接続されるハーネスが
操舵機構と干渉しないようにフロントアクスルに沿って
配索するようにした配索構造を提供することを目的とす
る。 【解決手段】フロントアクスル20の前面側に形成され
ている凹部26に沿ってハーネス16を配索するととも
に、その外側からカバー27で覆うようにし、しかも間
欠的にカバー27の内側にスポット溶接されている押え
板30によってハーネス16をカバー27の内側に固定
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハーネスの配索構造
に係り、とくにその両端に前輪が操舵可能に取付けられ
るフロントアクスルにハーネスを配索するハーネスの配
索構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の制動性能や信頼性を向上させる
ためにアンチロックブレーキシステム(ABS)、ブレ
ーキ過熱警報装置、ライニングおよびパッド摩耗警報装
置等が用いられる。大型車両にこのような装置を採用す
る場合において、とくに前輪の回転、温度、摩耗量等の
状態量を検出するための前輪のホイールセンサと接続さ
れているハーネスを、フロントアクスルの近傍に配索す
る必要がある。そこで従来はフロントアクスルの車両の
進行方向と逆方向、すなわち後方に開放されている凹部
内にハーネスを配索し、このようなハーネスの先端部に
上記状態量検出用センサを接続するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にトラックのよう
な車両のフロントアクスルの後側には操舵機構が配され
る。従ってフロントアクスルの後側の凹部に配索された
ハーネスを上方へ引出すようにすると、引出されたハー
ネスと上記操舵機構を構成するリンク等の部品との隙間
が小さくなり、組付けのバラツキによっては操舵、とく
に内切り時にハーネス干渉や断線の恐れがある。
【0004】そこでフロントアクスルの前方の凹部にハ
ーネスを配索することが考察される。ところがとくに悪
路走行時等に、跳ね上げられた石等によってハーネスが
損傷される可能性があり、場合によってはハーネスが断
線する可能性もある。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、操舵機構との干渉を防止し、あるいは
また走行時における砂利等による損傷が防止されるよう
にしたハーネスの配索構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、その両端に前
輪が操舵可能に取付けられるフロントアクスルにハーネ
スを配索する配索構造において、車両の進行方向前方に
開放されるように前記フロントアクスルに凹部が形成さ
れるとともに、該凹部内にハーネスが配索され、しかも
カバーによって前記ハーネスが覆われていることを特徴
とするハーネスの配索構造に関するものである。なおこ
こでハーネスが前輪の回転、温度、摩耗量等の状態量を
検出するセンサと接続されていてよい。
【0007】フロントアクスルの前方の凹部内にハーネ
スを配索することによって、後側の凹部にハーネスを配
索することによる操舵機構との干渉や断線が防止され、
しかも車両の走行時に跳ね上がる石等をカバーによって
遮断することが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るハーネスの配索構造を採用したトラックのABSの構
成を示すものであって、トラックの前輪11と後輪12
とはそれぞれホイールセンサ13、14が取付けられて
おり、これらのホイールセンサ13、14によって前輪
11および後輪12の回転の有無を検出するようにして
いる。ホイールセンサ13、14はそれぞれコントロー
ラ15にハーネス16を介して接続されている。またコ
ントローラ15はハーネス16を介してABSコントロ
ールバルブ17と接続されるようになっている。ABS
コントロールバルブ17が前輪11および後輪12に対
する制動力を制御するバルブを構成している。
【0009】次に前輪11のホイールセンサ13に接続
されるハーネス16の配索構造について説明する。この
ハーネス16は図2および図3に示すように、フロント
アクスル20の前方に沿って配されるようになってい
る。フロントアクスル20は図2および図3に示すよう
にその両端にそれぞれ筒状をなす連結部21が一体に形
成されており、このような連結部21によってキングピ
ン22を介してナックル23を旋回可能に支持するよう
にしている。ナックル23の側方に突出する軸にはベア
リングを介してホイールハブが回転可能に取付けられる
ようになっており、このホイールハブにハブボルトを介
して前輪11のホイールが固着されるようになってい
る。
【0010】フロントアクスル20にはその前面側に開
放するように凹部26が形成されている。そしてこのよ
うな凹部26を覆うようにカバー27が装着されるよう
になっている。フロントアクスル20の前面側にはその
所定の位置に座28が形成されるとともに、このような
座28には埋込みボルト29が螺着されるようになって
いる。そしてこのような埋込みボルト29によって上記
カバー27が取付けられるようになっている。なおカバ
ー27を取付ける際には、カバー27の外側からナット
31をボルト29の先端部に螺着するようにしている。
カバー27の内側にはスポット溶接によって押え板30
が固着されており、このような押え板30によってカバ
ー27の内側に配されるハーネス16を押えるようにし
ている。
【0011】図5はとくにカバー27を埋込みボルト2
9によって押えるようにした部位におけるハーネス16
の固定の構造を示しており、ここではカバー27とその
内側に取付けられている押え板30との間でハーネス1
6を保持するようにしている。ここで押え板30は図5
に示すようなほぼコ字状の断面を有しており、ハーネス
16を配した後に、このハーネス16をカバー27の内
側の表面に圧着するように押え板30を変形させるよう
にしている。従ってハーネス16はカバー27と押え板
30とによって挟着された状態で保持されることにな
る。
【0012】押え板30は必ずしも埋込みボルト29に
よって固定される位置のみならず、それらの中間の位置
にも間欠的に取付けられている。図6は埋込みボルト2
9が設けられていない位置に取付けられている押え板3
0を示している。押え板30は上述の如くほぼコ字状の
断面を有しており、ハーネス16を押えるように後から
変形させ、ハーネス16をカバー27と押え板30とに
よって挟着保持するようにしている。なおカバー27の
内側であって押え板30が存在しない部位においては、
図7に示すようにハーネス16は自由な状態でカバー2
7の内側に配索される。
【0013】このように本実施の形態においては、フロ
ントアクスル20の前面側の凹部26にハーネス16を
配した場合に飛び石や砂利からハーネス16を保護する
ために、フロントアクスル20の前面側にカバー27を
取付けるようにしており、このカバー27がとくに図7
に示すように、配索のブラケットを兼用するようにして
いる。ここでカバー27の先端部はフロントアクスル2
0の凹部26との間に若干の隙間を有している。これは
砂利路等で砂利がカバー27に接触した場合におけるカ
バー27の損傷を避けるためであって、フロントアクス
ル20の凹部26にカバー27の先端部が接触するのを
防止するようにしている。
【0014】カバー27を固定するための埋込みボルト
29が螺着される座28の雌ねじ孔をフロントアクスル
20の中立軸上にレイアウトするようにしてる。このよ
うな配置によって、フロントアクスル20の軽量化が達
成される。これは中立軸からずれた位置に埋込みボルト
29の雌ねじ孔を設けるようにすると、何等かの補強あ
るいは肉盛りが必要になることによる。
【0015】またハーネス16の車両側立ち上げ部のカ
バー27の強度確保のために、カバー27よりも相対的
に厚くし、これによってカバー27の軽量化を達成して
いる。またカバー27の内側に押え板30を間欠的にス
ポット溶接によって固定し、ハーネス16をカバー27
に対してこの押え板30を用いて固定することにより、
カバー27の高さを低くすることが可能になる。また埋
込みボルト29によってカバー27を固定する位置にお
いても押え板30をカバー27の内側に設けるようにし
ているために、組付け時に埋込みボルト29によってハ
ーネス16の損傷を防止することが可能になり、これに
よって組立て性が向上される。
【0016】このように本実施の形態によれば、フロン
トアクスル20の前面側の凹部26の外側部分にカバー
27を取付けるようにし、その内側にハーネスを配索す
るようにしている。従って飛び石や砂利等からハーネス
16を保護しながら配索することが可能になる。またフ
ロントアクスル20の前方にハーネス16を配索するこ
とによって、フロントアクスル20の後側の操舵機構に
ハーネス16が干渉したり断線したりすることが解消さ
れ、あるいはまたこのような干渉や断線を防止するため
の組立て時における修正の工数が削減されるようにな
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、車両の進行方向
前方に開放されるようにフロントアクスルに凹部が形成
されるとともに、この凹部内にハーネスが配索され、し
かもカバーによって上記ハーネスが覆われるようにした
ものである。
【0018】従ってフロントアクスルの後側に配される
操舵機構とハーネスとの干渉を防止することが可能にな
るとともに、飛び石等がハーネスに損傷を与えることを
カバーによって防止できるようになる。
【0019】ハーネスが前輪の状態量を検出するセンサ
と接続されている構成によれば、センサと接続されてい
るハーネスを操舵機構と干渉しないように、しかも飛び
石等によって損傷を受けないように配索することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ABSブレーキシステムを示す斜視図である。
【図2】フロントアクスルの正面図である。
【図3】同フロントアクスルに対するハーネスの配索を
示す分解斜視図である。
【図4】カバーの取付けを示す分解斜視図である。
【図5】同縦断面図である。
【図6】ハーネスの配索を示す縦断面図である。
【図7】ハーネスの配索を示す縦断面図である。
【符号の説明】
11 前輪 12 後輪 13 ホイールセンサ(前) 14 ホイールセンサ(後) 15 コントローラ 16 ハーネス 17 ABSコントロールバルブ 20 フロントアクスル 21 連結部 22 キングピン 23 ナックル 26 凹部 27 カバー 28 座 29 埋込みボルト 30 押え板 31 ナット 34 ケース 35 アーム 36〜38 押え

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】その両端に前輪が操舵可能に取付けられる
    フロントアクスルにハーネスを配索する配索構造におい
    て、 車両の進行方向前方に開放されるように前記フロントア
    クスルに凹部が形成されるとともに、該凹部内にハーネ
    スが配索され、しかもカバーによって前記ハーネスが覆
    われていることを特徴とするハーネスの配索構造。
  2. 【請求項2】前記ハーネスが前輪の状態量を検出するセ
    ンサと接続されていることを特徴とする請求項1に記載
    のハーネスの配索構造。
JP10093642A 1998-04-06 1998-04-06 ハーネスの配索構造 Pending JPH11291842A (ja)

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JP10093642A JPH11291842A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 ハーネスの配索構造

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JP10093642A JPH11291842A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 ハーネスの配索構造

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JPH11291842A true JPH11291842A (ja) 1999-10-26

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ID=14088029

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JP10093642A Pending JPH11291842A (ja) 1998-04-06 1998-04-06 ハーネスの配索構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021095022A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 トヨタ車体株式会社 車載ワイヤハーネス用フロアカバー及び車載ワイヤハーネスの保護構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021095022A (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 トヨタ車体株式会社 車載ワイヤハーネス用フロアカバー及び車載ワイヤハーネスの保護構造

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