JPH1129177A - 段ボール製コーナー固定緩衝材 - Google Patents
段ボール製コーナー固定緩衝材Info
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- JPH1129177A JPH1129177A JP9186443A JP18644397A JPH1129177A JP H1129177 A JPH1129177 A JP H1129177A JP 9186443 A JP9186443 A JP 9186443A JP 18644397 A JP18644397 A JP 18644397A JP H1129177 A JPH1129177 A JP H1129177A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の発泡スチロール製のコーナー材に変え
て、環境汚染の問題が生じる危険性がなく、使用前には
平板状で搬送や貯蔵することもでき、現場で簡単に組み
立てもできる段ボール製コーナー固定緩衝材を提供す
る。 【解決手段】 段ボール板１に１本又は複数本の縦方向
折込線２を設け、この縦方向折込線２と直交する複数の
横方向折込線３を設け、前記縦方向折込線２上で横方向
折込線３と交差する一対の交点４、４、５、５における
直角を含む頂点により略四角形又は略六角形の切抜部
６、７を複数設け、複数の横方向折込線３の内、中央部
８の２本ｄ、ｅを境として両端縁から各内方へ折り込ま
れ、両端縁部９、１０が中央部８の２本の横方向折込線
ｄ、ｅ間に位置するようにした複数の三角形又は四角形
の筒状部１１、１２、１６を形成可能とし、形成後前記
略四角形又は略六角形の切抜部６、７の端縁を突き合わ
せるか、係合してコーナー部１３を形成するよう前記縦
方向折込線２で内方へ折り込み可能にしたことを特徴と
する段ボール製コーナー固定緩衝材。
て、環境汚染の問題が生じる危険性がなく、使用前には
平板状で搬送や貯蔵することもでき、現場で簡単に組み
立てもできる段ボール製コーナー固定緩衝材を提供す
る。 【解決手段】 段ボール板１に１本又は複数本の縦方向
折込線２を設け、この縦方向折込線２と直交する複数の
横方向折込線３を設け、前記縦方向折込線２上で横方向
折込線３と交差する一対の交点４、４、５、５における
直角を含む頂点により略四角形又は略六角形の切抜部
６、７を複数設け、複数の横方向折込線３の内、中央部
８の２本ｄ、ｅを境として両端縁から各内方へ折り込ま
れ、両端縁部９、１０が中央部８の２本の横方向折込線
ｄ、ｅ間に位置するようにした複数の三角形又は四角形
の筒状部１１、１２、１６を形成可能とし、形成後前記
略四角形又は略六角形の切抜部６、７の端縁を突き合わ
せるか、係合してコーナー部１３を形成するよう前記縦
方向折込線２で内方へ折り込み可能にしたことを特徴と
する段ボール製コーナー固定緩衝材。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボール製コーナー
固定緩衝材に関するもので、台所用品や電気機器用品そ
の他各種の器材を包装する場合に用いられる緩衝材とし
て、軽量で折り畳みができ搬送や貯蔵に便利であり、組
立てが容易でコーナー又は端縁部に固定することがで
き、さらに従来の発泡スチロール製緩衝材のように一旦
製造すると嵩張り、廃棄処分をすると環境汚染の問題が
生じるような不都合のない段ボール製コーナー固定緩衝
材に関するものである。
固定緩衝材に関するもので、台所用品や電気機器用品そ
の他各種の器材を包装する場合に用いられる緩衝材とし
て、軽量で折り畳みができ搬送や貯蔵に便利であり、組
立てが容易でコーナー又は端縁部に固定することがで
き、さらに従来の発泡スチロール製緩衝材のように一旦
製造すると嵩張り、廃棄処分をすると環境汚染の問題が
生じるような不都合のない段ボール製コーナー固定緩衝
材に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来からコーナー固定緩衝材としては、
発泡スチロールで一体成形された立体的なコーナー材が
用いられている。合成樹脂を利用したこの種のコーナー
材は軽量で弾力性があり、台所用品や電気機器用品その
他各種の器材を包装する場合に用いられる緩衝材として
便利であり、成形時の形態が自由にとれるので広く用い
られている。しかし、使用済み後の処置については、樹
脂の廃棄処分による環境汚染の問題が生じている。
発泡スチロールで一体成形された立体的なコーナー材が
用いられている。合成樹脂を利用したこの種のコーナー
材は軽量で弾力性があり、台所用品や電気機器用品その
他各種の器材を包装する場合に用いられる緩衝材として
便利であり、成形時の形態が自由にとれるので広く用い
られている。しかし、使用済み後の処置については、樹
脂の廃棄処分による環境汚染の問題が生じている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の発泡スチロール
製のコーナー材では、成形時の型により形体や大きさを
自由に選定できる特徴がある。しかし、立体的なコーナ
ー材として、搬送や貯蔵にはスペースを必要とするばか
りでなく、軽量ではあるが端部が欠けたり微量な塵が発
生したり、使用後の廃棄処分には環境汚染の問題が生じ
る危険性があり、手間もかかるという難点があった。
製のコーナー材では、成形時の型により形体や大きさを
自由に選定できる特徴がある。しかし、立体的なコーナ
ー材として、搬送や貯蔵にはスペースを必要とするばか
りでなく、軽量ではあるが端部が欠けたり微量な塵が発
生したり、使用後の廃棄処分には環境汚染の問題が生じ
る危険性があり、手間もかかるという難点があった。
【０００４】本発明の目的は上記のような難点を解消
し、段ボールを使用して立体的に組み立てが容易であ
り、使用前には平板状にして搬送や貯蔵することもで
き、現場で簡単に組み立てもでき、環境汚染の問題が生
じない段ボール製コーナー固定緩衝材を提供しようとす
るものである。
し、段ボールを使用して立体的に組み立てが容易であ
り、使用前には平板状にして搬送や貯蔵することもで
き、現場で簡単に組み立てもでき、環境汚染の問題が生
じない段ボール製コーナー固定緩衝材を提供しようとす
るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第１発明では、段ボール板に１本又は複数
本の縦方向折込線を設け、この縦方向折込線と直交する
複数の横方向折込線を設け、前記縦方向折込線上で横方
向折込線と交差する一対の交点における直角を含む頂点
により略四角形又は略六角形の切抜部を複数設け、前記
複数の横方向折込線の内、中央部の２本を境として両端
縁から各内方へ折り込まれ、両端縁部が中央部の２本の
横方向折込線間に位置するようにした三角形又は四角形
の筒状部を形成可能とし、三角形又は四角形の筒状部を
形成後、前記略四角形又は略六角形の切抜部の端縁を突
き合わせるか、係合してコーナー部を形成するよう前記
縦方向折込線で内方へ折り込み可能にした段ボール製コ
ーナー固定緩衝材である。
め、本発明の第１発明では、段ボール板に１本又は複数
本の縦方向折込線を設け、この縦方向折込線と直交する
複数の横方向折込線を設け、前記縦方向折込線上で横方
向折込線と交差する一対の交点における直角を含む頂点
により略四角形又は略六角形の切抜部を複数設け、前記
複数の横方向折込線の内、中央部の２本を境として両端
縁から各内方へ折り込まれ、両端縁部が中央部の２本の
横方向折込線間に位置するようにした三角形又は四角形
の筒状部を形成可能とし、三角形又は四角形の筒状部を
形成後、前記略四角形又は略六角形の切抜部の端縁を突
き合わせるか、係合してコーナー部を形成するよう前記
縦方向折込線で内方へ折り込み可能にした段ボール製コ
ーナー固定緩衝材である。
【０００６】第２発明では、横方向折込線の内、中央部
の２本を境として両端縁から各内方へ折り込まれて、上
方を三角形筒状部とし、下方を四角形筒状部とした。第
３発明では、縦方向折込線を２本以上設け、コーナー部
を２つ以上設けた。第４発明では、１本の縦方向折込線
と、この縦方向折込線と直交する８本の横方向折込線
と、前記縦方向折込線上で横方向折込線と交差する一対
の交点における直角を含む頂点で形成された２つの略六
角形切抜部とを有する段ボール板を設け、各横方向折込
線の内、中央部の２本を境として両端縁から内方へ折り
込み、この両端縁部が中央部の２本の横方向折込線間に
位置するようにして２つの四角形の筒状部を形成し、こ
の２つの四角形の筒状部が前記切抜部の端縁を突き合わ
せるように縦方向折込線で内方へ折り込んで、２段のコ
ーナー部を形成した。
の２本を境として両端縁から各内方へ折り込まれて、上
方を三角形筒状部とし、下方を四角形筒状部とした。第
３発明では、縦方向折込線を２本以上設け、コーナー部
を２つ以上設けた。第４発明では、１本の縦方向折込線
と、この縦方向折込線と直交する８本の横方向折込線
と、前記縦方向折込線上で横方向折込線と交差する一対
の交点における直角を含む頂点で形成された２つの略六
角形切抜部とを有する段ボール板を設け、各横方向折込
線の内、中央部の２本を境として両端縁から内方へ折り
込み、この両端縁部が中央部の２本の横方向折込線間に
位置するようにして２つの四角形の筒状部を形成し、こ
の２つの四角形の筒状部が前記切抜部の端縁を突き合わ
せるように縦方向折込線で内方へ折り込んで、２段のコ
ーナー部を形成した。
【０００７】（作用）第１発明では、段ボール板に１本
又は複数本の縦方向折込線を設けることにより、１本の
場合１隅のコーナー部を作成でき、２本以上の場合２隅
以上の４隅に固定設定することができるコーナー部とな
る。１本又は複数本の縦方向折込線と直交する複数の横
方向折込線を設けることにより、これら複数の横方向折
込線の数を奇数にすると三角形の筒状部が形成され、偶
数にすると四角形の筒状部が形成される。また横方向折
込線の間隔を調節して三角形又は四角形の筒状部の大き
さが決められ、２段にしたコーナー部が形成できる。但
し、三角形の場合、直角三角形の傾斜辺となるよう適宜
な間隔が必要であり、四角形の場合、四角形を構成する
よう各辺の長さが等しくなければならない。
又は複数本の縦方向折込線を設けることにより、１本の
場合１隅のコーナー部を作成でき、２本以上の場合２隅
以上の４隅に固定設定することができるコーナー部とな
る。１本又は複数本の縦方向折込線と直交する複数の横
方向折込線を設けることにより、これら複数の横方向折
込線の数を奇数にすると三角形の筒状部が形成され、偶
数にすると四角形の筒状部が形成される。また横方向折
込線の間隔を調節して三角形又は四角形の筒状部の大き
さが決められ、２段にしたコーナー部が形成できる。但
し、三角形の場合、直角三角形の傾斜辺となるよう適宜
な間隔が必要であり、四角形の場合、四角形を構成する
よう各辺の長さが等しくなければならない。
【０００８】複数の横方向折込線の内、中央部の２本を
境として両端縁から各内方へ折り込み、この両端縁部が
中央部の２本の横方向折込線間に位置するようにして三
角形又は四角形の筒状部が形成できると共にこの両端縁
部により三角形又は四角形の筒状部が補強される。１つ
の縦方向折込線と複数の横方向折込線とが交差する交点
の内、両端縁の２つと中央部の２つから成る１対の交点
における直角を含む頂点により略四角形又は略六角形の
切抜部を２つ設けている。そして、三角形又は四角形の
筒状部を形成した後、前記縦方向折込線により内方へ折
り込むことにより、切抜部の端縁同志が突き合わされる
か、係合して一体化し、２段のコーナー部が形成され
る。突き合わせの場合は、シール又は金属片により固定
すると安定できる。上記のようにして、２段の四角形が
重なり合ったコーナー部や下が四角形で上が三角形の２
段からなるコーナー部が構成される。
境として両端縁から各内方へ折り込み、この両端縁部が
中央部の２本の横方向折込線間に位置するようにして三
角形又は四角形の筒状部が形成できると共にこの両端縁
部により三角形又は四角形の筒状部が補強される。１つ
の縦方向折込線と複数の横方向折込線とが交差する交点
の内、両端縁の２つと中央部の２つから成る１対の交点
における直角を含む頂点により略四角形又は略六角形の
切抜部を２つ設けている。そして、三角形又は四角形の
筒状部を形成した後、前記縦方向折込線により内方へ折
り込むことにより、切抜部の端縁同志が突き合わされる
か、係合して一体化し、２段のコーナー部が形成され
る。突き合わせの場合は、シール又は金属片により固定
すると安定できる。上記のようにして、２段の四角形が
重なり合ったコーナー部や下が四角形で上が三角形の２
段からなるコーナー部が構成される。
【０００９】なお、三角形又は四角形の筒状部を形成し
た後、縦方向折込線から内方へ折り込むことなく、その
ままで包装品の端縁部へ当接して、側部の固定緩衝材と
して利用することもできる。第２発明では、横方向折込
線の内、中央部の２本を境として両端縁から各内方へ折
り込まれて、上方を三角形筒状部とし、下方を四角形筒
状部とした２段のコーナー部ができ、上方では三角形の
斜面として、緩衝作用を発揮できるようになっている。
た後、縦方向折込線から内方へ折り込むことなく、その
ままで包装品の端縁部へ当接して、側部の固定緩衝材と
して利用することもできる。第２発明では、横方向折込
線の内、中央部の２本を境として両端縁から各内方へ折
り込まれて、上方を三角形筒状部とし、下方を四角形筒
状部とした２段のコーナー部ができ、上方では三角形の
斜面として、緩衝作用を発揮できるようになっている。
【００１０】第３発明では、縦方向折込線を２本以上設
け、コーナー部を２つ以上設けたことにより、２隅だけ
でなく、４隅に配置できるコーナー部が提供できる。第
４発明では、１本の縦方向折込線と、この縦方向折込線
と直交する８本の横方向折込線とを有し、縦方向折込線
と両端縁の２本及び中央部の２本の横方向折込線とが交
差する一対の交点で、直角を含む頂点により２つの略六
角形切抜部を有する段ボール板とし、この段ボール板を
折込線から折り込み、切抜部で突き合わせ固定すること
により２段の四角形筒状部が形成され、補強性もあり、
緩衝効果も大きくなっている。
け、コーナー部を２つ以上設けたことにより、２隅だけ
でなく、４隅に配置できるコーナー部が提供できる。第
４発明では、１本の縦方向折込線と、この縦方向折込線
と直交する８本の横方向折込線とを有し、縦方向折込線
と両端縁の２本及び中央部の２本の横方向折込線とが交
差する一対の交点で、直角を含む頂点により２つの略六
角形切抜部を有する段ボール板とし、この段ボール板を
折込線から折り込み、切抜部で突き合わせ固定すること
により２段の四角形筒状部が形成され、補強性もあり、
緩衝効果も大きくなっている。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明では、段ボール板を使用し
て立体的に組み立てが容易であり、使用前には平板状で
搬送や貯蔵することもでき、現場で簡単に組み立てもで
きる段ボール製コーナー固定緩衝材であり、段ボール板
に設けた縦方向折込線と横方向折込線との数及び切抜部
により、両端縁から内方へ折り込むことにより、三角形
又は四角形の筒状部を形成して、コーナー部として利用
できるようにした。
て立体的に組み立てが容易であり、使用前には平板状で
搬送や貯蔵することもでき、現場で簡単に組み立てもで
きる段ボール製コーナー固定緩衝材であり、段ボール板
に設けた縦方向折込線と横方向折込線との数及び切抜部
により、両端縁から内方へ折り込むことにより、三角形
又は四角形の筒状部を形成して、コーナー部として利用
できるようにした。
【００１２】縦方向折込線が１つの場合は、コーナー部
は一つ形成され、２つ以上４つまで形成できる。又複数
の横方向折込線の数により、筒状部が三角形や四角に折
り込める。切抜部は筒状部を形成したとき、互いに対向
した端縁となっているので、この端縁を縦方向折込線か
ら内方へ折り込んで突き合わせるか、係合すれば、コー
ナー部が出来上がる。
は一つ形成され、２つ以上４つまで形成できる。又複数
の横方向折込線の数により、筒状部が三角形や四角に折
り込める。切抜部は筒状部を形成したとき、互いに対向
した端縁となっているので、この端縁を縦方向折込線か
ら内方へ折り込んで突き合わせるか、係合すれば、コー
ナー部が出来上がる。
【００１３】なお前記切抜部を突き合わせ又は係合させ
ずに、延ばしたままで、包装品の端縁に当接して緩衝材
として使用することもできる。又本発明では２段のコー
ナー部を形成する場合を示したが、横方向折込線の数を
３乃至４として、切抜部を一つにした筒状部を一つ形成
し、切抜部を突き合わせるよう折り込んで一つのコーナ
ー部として利用するこができ又は筒状部を複数個設けて
積み重ねることにより、包装品のコーナーに適した形体
とすることもできる。
ずに、延ばしたままで、包装品の端縁に当接して緩衝材
として使用することもできる。又本発明では２段のコー
ナー部を形成する場合を示したが、横方向折込線の数を
３乃至４として、切抜部を一つにした筒状部を一つ形成
し、切抜部を突き合わせるよう折り込んで一つのコーナ
ー部として利用するこができ又は筒状部を複数個設けて
積み重ねることにより、包装品のコーナーに適した形体
とすることもできる。
【００１４】
【実施例】図１は展開図を示す。１は段ボール板、２は
縦方向折込線で、１本又は複数本設けている。図示した
例は中央部に一本だけ設けた１隅用の例で、この縦方向
折込線２は段ボール板１の波目（図面の縦線）に沿って
設ける。３は横方向折込線で、縦方向折込線２に直交し
ている。図示した例は８本の横方向折込線３(a,b,c,d,
e,f,g,h) を設けた。横方向折込線３は、中央部を構成
する２本(d,e) を境として、両端縁からそれぞれ内方へ
折り込み、横方向折込線が奇数の場合三角形、また偶数
の場合四角形の筒状部を形成可能としている。４、４及
び５、５はそれぞれ一対の交点で、縦方向折込線２と横
方向折込線３とが交差する交点であり、この交点では直
角とし、この直角を含む頂点により略六角形の切抜部
６、７を設けた。図示した例では略六角形をしている
が、横方向折込線が奇数の場合略四角形の切抜部とな
る。８は中央部を示す。
縦方向折込線で、１本又は複数本設けている。図示した
例は中央部に一本だけ設けた１隅用の例で、この縦方向
折込線２は段ボール板１の波目（図面の縦線）に沿って
設ける。３は横方向折込線で、縦方向折込線２に直交し
ている。図示した例は８本の横方向折込線３(a,b,c,d,
e,f,g,h) を設けた。横方向折込線３は、中央部を構成
する２本(d,e) を境として、両端縁からそれぞれ内方へ
折り込み、横方向折込線が奇数の場合三角形、また偶数
の場合四角形の筒状部を形成可能としている。４、４及
び５、５はそれぞれ一対の交点で、縦方向折込線２と横
方向折込線３とが交差する交点であり、この交点では直
角とし、この直角を含む頂点により略六角形の切抜部
６、７を設けた。図示した例では略六角形をしている
が、横方向折込線が奇数の場合略四角形の切抜部とな
る。８は中央部を示す。
【００１５】図２、図３は折り込みを示すもので、複数
の横方向折込線３の内、中央部８を構成する２本(d,e)
を境として両端縁の２本(a,h) により内方へ折り込ま
れ、端縁部９、１０は中央部８の２本の横方向折込線
(d,e) 間に位置するようになる。端縁部９、１０は中央
部８に沿って折り込まれているので、この部分が２重枠
となり、四角形の筒状部が補強される。
の横方向折込線３の内、中央部８を構成する２本(d,e)
を境として両端縁の２本(a,h) により内方へ折り込ま
れ、端縁部９、１０は中央部８の２本の横方向折込線
(d,e) 間に位置するようになる。端縁部９、１０は中央
部８に沿って折り込まれているので、この部分が２重枠
となり、四角形の筒状部が補強される。
【００１６】上記のように折り込むことにより四角形の
筒状部１１、１２を形成する。略六角形の切抜部６、７
の端縁６ａ、７ａを突き合わせるか、係合してコーナー
部を形成するよう前記縦方向折込線２で内方へ折り込む
ことにより、コーナー部が形成される。図４はコーナー
部１３として完成した状態を示す。このコーナー部１３
の突き合わせ端縁部には、シール又は金属片により固定
される。
筒状部１１、１２を形成する。略六角形の切抜部６、７
の端縁６ａ、７ａを突き合わせるか、係合してコーナー
部を形成するよう前記縦方向折込線２で内方へ折り込む
ことにより、コーナー部が形成される。図４はコーナー
部１３として完成した状態を示す。このコーナー部１３
の突き合わせ端縁部には、シール又は金属片により固定
される。
【００１７】図５はコーナー部１４として、２隅に用い
られる例を示した。図６はコーナー部１５として、上方
に三角形の筒状部１６、下方に四角形の筒状部１７を設
けた例である。１８は折返片を設けた例であり、この折
返片により端縁部が２重になって補強される。なお図示
していないが、コーナー部を形成する前で、切抜部を開
いたままで、包装品の端縁に緩衝材として利用すること
もできる。
られる例を示した。図６はコーナー部１５として、上方
に三角形の筒状部１６、下方に四角形の筒状部１７を設
けた例である。１８は折返片を設けた例であり、この折
返片により端縁部が２重になって補強される。なお図示
していないが、コーナー部を形成する前で、切抜部を開
いたままで、包装品の端縁に緩衝材として利用すること
もできる。
【００１８】図７は段ボール板の他実施例であり、切抜
部２０、２２に、係合部２１、２３を設けた例を示す。
この場合、切抜部を突き合わせてコーナー部とする時、
係合部が互いに係合して固定できる。２４、２５は折返
片で、端縁を補強する。
部２０、２２に、係合部２１、２３を設けた例を示す。
この場合、切抜部を突き合わせてコーナー部とする時、
係合部が互いに係合して固定できる。２４、２５は折返
片で、端縁を補強する。
【００１９】
【発明の効果】本発明では、段ボールを使用して立体的
に組み立てが容易であり、使用前には平板状で搬送や貯
蔵することもでき、現場で簡単に組み立てもでき、環境
汚染の問題が生じない段ボール製コーナー固定緩衝材を
提供した。第１発明では、縦方向折込線の数により、コ
ーナー部として１隅用から４隅用までできる。又横方向
折込線の数により、三角形又は四角形の筒状部を形成で
き、包装される台所用品や電気機器用品その他の用途に
応じて形体を変えたコーナー部が形成できる。又段ボー
ル板として、平面状で搬送や貯蔵ができ、現場での組み
立て時に切抜部の端縁を突き合わせたり、係合により簡
単に成形できる効果がある。
に組み立てが容易であり、使用前には平板状で搬送や貯
蔵することもでき、現場で簡単に組み立てもでき、環境
汚染の問題が生じない段ボール製コーナー固定緩衝材を
提供した。第１発明では、縦方向折込線の数により、コ
ーナー部として１隅用から４隅用までできる。又横方向
折込線の数により、三角形又は四角形の筒状部を形成で
き、包装される台所用品や電気機器用品その他の用途に
応じて形体を変えたコーナー部が形成できる。又段ボー
ル板として、平面状で搬送や貯蔵ができ、現場での組み
立て時に切抜部の端縁を突き合わせたり、係合により簡
単に成形できる効果がある。
【００２０】第２発明では、中央部の２本の横方向折込
線を境として、上方を三角形筒状部とし、下方を四角形
筒状部としたコーナー固定緩衝材を提供できた。第３発
明では、コーナー部を２つ以上設けて、３隅や４隅用の
コーナー部を提供できる。第４発明では、上下２段に形
成した四角形の筒状部を設けて、縦方向折込線から折り
込み固定すればコーナー部として安定して利用できるよ
うにした。
線を境として、上方を三角形筒状部とし、下方を四角形
筒状部としたコーナー固定緩衝材を提供できた。第３発
明では、コーナー部を２つ以上設けて、３隅や４隅用の
コーナー部を提供できる。第４発明では、上下２段に形
成した四角形の筒状部を設けて、縦方向折込線から折り
込み固定すればコーナー部として安定して利用できるよ
うにした。
【図１】本発明の段ボール板の展開図
【図２】組み立て段階を示す斜視図
【図３】同組み立てにより筒状部を形成した段階を示す
斜視図
斜視図
【図４】コーナー部の完成を示す斜視図
【図５】他実施例として２隅用のコーナー部を示す斜視
図
図
【図６】更に他実施例として上段を三角形の筒状部とし
た例を示す斜視図
た例を示す斜視図
【図７】他実施例としての段ボール板の展開図
１：段ボール板 ２：縦方向折込線 ３：横方向折込線 ４、４、５、５：一対の交点 ６、７：切抜部 ８：中央部 ９、１０：端縁部 １１、１２：筒状部 １３、１４、１５：コーナー部 １６、１７：筒状部 １９：段ボール板 ２０、２２：切抜部
Claims (4)
- 【請求項１】 段ボール板に１本又は複数本の縦方向折
込線を設け、この縦方向折込線と直交する複数の横方向
折込線を設け、前記縦方向折込線上で横方向折込線と交
差する一対の交点における直角を含む頂点により略四角
形又は略六角形の切抜部を複数設け、前記複数の横方向
折込線の内、中央部の２本を境として両端縁から各内方
へ折り込まれ、両端縁部が中央部の２本の横方向折込線
間に位置するようにした三角形又は四角形の筒状部を形
成可能とし、三角形又は四角形の筒状部を形成後、前記
略四角形又は略六角形の切抜部の端縁を突き合わせる
か、係合してコーナー部を形成するよう前記縦方向折込
線で内方へ折り込み可能にしたことを特徴とする段ボー
ル製コーナー固定緩衝材。 - 【請求項２】 横方向折込線の内、中央部の２本を境と
して両端縁から各内方へ折り込まれて、上方を三角形筒
状部とし、下方を四角形筒状部とした請求項１記載の段
ボール製コーナー固定緩衝材。 - 【請求項３】 縦方向折込線を２本以上設け、コーナー
部を２つ以上設けた請求項１記載の段ボール製コーナー
固定緩衝材。 - 【請求項４】 １本の縦方向折込線と、この縦方向折込
線と直交する８本の横方向折込線と、前記縦方向折込線
上で横方向折込線と交差する一対の交点における直角を
含む頂点で形成された２つの略六角形切抜部とを有する
段ボール板を設け、各横方向折込線の内、中央部の２本
を境として両端縁から内方へ折り込み、この端縁部が中
央部の２本の横方向折込線間に位置するようにして２つ
の四角形の筒状部を形成し、この２つの四角形の筒状部
が前記切抜部の端縁を突き合わせるように縦方向折込線
で内方へ折り込んで、２段のコーナー部を形成したこと
を特徴とする段ボール製コーナー固定緩衝材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18644397A JP3174287B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 段ボール製コーナー固定緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18644397A JP3174287B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 段ボール製コーナー固定緩衝材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1129177A true JPH1129177A (ja) | 1999-02-02 |
| JP3174287B2 JP3174287B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16188547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18644397A Expired - Fee Related JP3174287B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 段ボール製コーナー固定緩衝材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3174287B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004106872A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Tanakaya Inc | 折畳式段ボール製緩衝部材 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101604911B1 (ko) | 2014-06-03 | 2016-03-21 | 구탁형 | 기능성 상의 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP18644397A patent/JP3174287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004106872A (ja) * | 2002-09-17 | 2004-04-08 | Tanakaya Inc | 折畳式段ボール製緩衝部材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3174287B2 (ja) | 2001-06-11 |
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