JPH1129154A - 貼付けフック及び該フックを備えた包装用袋 - Google Patents

貼付けフック及び該フックを備えた包装用袋

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JPH1129154A
JPH1129154A JP18397897A JP18397897A JPH1129154A JP H1129154 A JPH1129154 A JP H1129154A JP 18397897 A JP18397897 A JP 18397897A JP 18397897 A JP18397897 A JP 18397897A JP H1129154 A JPH1129154 A JP H1129154A
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JP
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JP18397897A
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Akira Ishizaki
昭 石崎
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Ishizaki Shizai Co Ltd
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Ishizaki Shizai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の吊り杆への吊下げ陳列を可能とし、か
つ、着脱を容易にすると共に、商品の見栄えを損うこと
のない貼付けフック及び包装用袋を得る。 【解決手段】 上部のヘッダ部7の裏面にフック15を
接着した包装用溶断袋1。ヘッダ部7には係止用孔8と
該孔8からヘッダ部7の外縁へ連通する溝9が形成され
ている。フック15は略鉤状の係止部16を有し、孔8
及び溝9とは重ならないように、かつ、係止部16を孔
8の直上に位置させた状態で、ヘッダ部7の裏面に接着
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小物商品を吊り杆
に吊り下げて陳列するための貼付けフック及び該フック
を備えた包装用袋に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ボールペンやボタン等の小物商
品は、プラスチックフィルムからなる溶断袋に収納し、
吊り杆に吊り下げて陳列販売する方法が広く行われてい
る。
【0003】この種の包装用溶断袋は、上部に芯材を挿
入したヘッダ部を有し、このヘッダ部自体に形成した孔
を吊り杆に挿通するか、ヘッダ部から突出させたフック
片に形成されている孔を吊り杆に挿通していた。しか
し、円形に閉じた孔で吊り杆に吊り下げる方式では、多
数の包装用袋を一つの吊り杆に吊り下げて陳列している
場合、先頭の袋は容易に取り外し可能であるが、中間部
や奥部に吊り下げられている袋を着脱するには、前方の
袋をいちいち取り外す必要があり、極めて不便で、作業
性が悪い。
【0004】そこで、特公平4−42248号公報に
は、吊下げ孔から外部に連通するスリットを形成したフ
ック片を袋のヘッダ部に取り付けることが記載されてい
る。スリットを利用してフック片を変形させることで、
吊り杆の途中でも容易に着脱することが可能となる。し
かし、このものでは、フック片がヘッダ部から突出して
いるため、商品の見栄えを損なうという問題点を有して
いる。しかも、フック片のみで商品の重さを支えるた
め、フック片自体にある程度の剛性、厚さを要求される
という問題点をも有している。
【0005】一方、実用新案登録第3030645号公
報には、包装用溶断袋のヘッダ部に補強片を設け、該ヘ
ッダ部に吊下げ孔とスリットを形成することが提案され
ている。スリットの存在によって、前記フック片と同様
に吊り杆の任意の位置に袋を着脱可能である。
【0006】ところで、従来から包装用溶断袋のヘッダ
部には芯材が挿入されていた。小物商品を収納するため
の溶断袋本体のプラスチックフィルムの厚さが約30〜
50μmであるのに対して、芯材の厚さは約110〜1
50μmである。このような薄い心材を挿入したヘッダ
部に吊下げ孔及びスリットを形成すると、スリット形成
部分が十分な強度を保持できず、ヘッダ部が変形した
り、袋が吊り杆からずり落ちてしまう。従って、ヘッダ
部に孔から外部に連通するスリットを形成する場合に
は、前記実用新案公報にも記載されているとおり、ある
程度の厚みのある補強片をヘッダ部に挿入する必要があ
る。この公報では、補強片があまり厚いと熱溶断シール
の工程速度が低下するので、約250〜350μmの厚
みの合成紙を補強片として使用することが好ましいと記
載されている。
【0007】しかし、ヘッダ部に厚さ約250〜350
μmの補強片を挿入して孔及びスリットを形成すると、
ヘッダ部の柔軟性が損われ、図3に示すように、袋30
を斜めにしないと吊り杆31からの着脱が困難であり、
一つの吊り杆31に多数の袋が密集して吊り下げられて
いると、先頭の幾つかの袋を取り外して脱着用のスペー
スAを設ける必要があり、手間はそれ程改善されない。
【0008】また、厚さ約250〜350μmのプラス
チックフィルム(補強片)は量産されてはおらず、別注
品となって割高である。しかも、ヘッダ部に厚さ約25
0〜350μmの補強片を挿入することは、熱溶断シー
ルが困難であるという問題点が存在している。即ち、補
強片は長尺帯をロール状に巻き取ったたものを順次引き
出してヘッダ部に挿入して溶断するのであるが、補強片
には巻き癖が付いており、ヘッダ部が反り返るために溶
断することは実際上困難である。
【0009】さらに、従来では、図4に示す紙ヘッダ4
0が使用されていた。この紙ヘッダ40は、孔41とス
リット42を有する二つ折りされた板紙からなり、袋4
5にホチキス針43で止められる。このものでは、スリ
ット42を通じて孔41に吊り杆を挿通させる。しか
し、ホチキス針は危険であるとして禁止する量販店が増
えている。
【0010】
【発明の目的、要旨及び効果】以上の問題点に鑑み、本
発明の目的は、商品の吊り杆への吊下げ陳列を可能と
し、かつ、着脱を容易にすると共に、商品や袋から外部
に突出して見栄えを損なうことのない貼付けフックを提
供することにある。本発明の他の目的は、商品の吊り杆
への吊下げ陳列を可能とし、かつ、着脱を容易にすると
共に、ヘッダ部から外部に突出して見栄えを損なった
り、ヘッダ部の熱溶断シール性を損うことのない包装用
袋を提供することにある。
【0011】以上の目的を達成するため、本発明に係る
貼付けフックは、略鉤状の係止部を有し、一面の全面に
接着剤が塗布されていることを特徴とする。
【0012】さらに、本発明に係る包装用袋は、上部に
ヘッダ部を有し、該ヘッダ部に係止用孔と該孔からヘッ
ダ部の外縁へ連通する溝を形成した包装用袋であって、
略鉤状の係止部を有するフックを前記係止用孔と溝とは
重ならないように、かつ、係止部を係止用孔の直上に位
置させた状態で、前記ヘッダ部に固着したことを特徴と
する。
【0013】本発明において、前記貼付けフックは全面
に塗布されている接着剤によって包装用袋に貼り付けら
れる。この場合、包装用袋の上部に形成されたヘッダ部
には係止用孔と該孔からヘッダ部の外縁へ連通する溝と
が形成されており、前記フックは略鉤状の係止部を係止
用孔と溝とは重ならないように、かつ、係止部を係止用
孔の直上に位置させた状態でヘッダ部に固着される。固
着の方法は、接着、溶着、糊付け等が採用される。
【0014】以上の説明で明らかなように、本発明によ
れば、包装用袋に直接貼り付けることで、吊り杆への吊
下げ陳列が可能となり、しかも、フックが商品や袋から
突出することはなく、商品の見栄えを損なうことはな
い。また、ホチキス針を使用することはないので安全で
ある。
【0015】特に、ヘッダ部にフックを固着した包装用
袋にあっては、ヘッダ部には従来から用いられている薄
い芯材を挿入しておくか、芯材の挿入がなくても、フッ
クの厚みに袋本体を構成するプラスチックフィルム2枚
分の厚みを加えた剛性で商品を吊り杆に保持できる。ま
た、必要に応じて従来から用いられている芯材をヘッダ
部に挿入すれば、さらに保持剛性を高めることができ
る。しかも、フックはヘッダ部に後付けされるため、ヘ
ッダ部の熱溶断シール工程の作業性を低下させたり、補
強片の反りで溶断が難しくなることは全くない。
【0016】さらに、前述のようにフック自体はそれほ
ど大きな厚みのものを使用する必要はなく、紙製でもよ
いため、別注品ではなく、量産原料品を仕入れて安価に
製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る貼付けフック
及び包装用袋の実施形態について添付図面を参照して説
明する。
【0018】図1は、フックを貼着した包装用溶断袋1
を示す。この袋1は、1枚のプラスチックフィルムを頂
部1aで折り返して表片2と裏片3とし(表片2は裏片
3よりも若干長い)、両側5a,5bを周知の熱溶断方
法でカットして袋体としたものである。符号6で示す部
分は横断方向に線状に熱溶着され、ヘッダ部7が形成さ
れている。表片2の下部には、接着剤11及び離型フィ
ルム12が設けられている。この表片2の下部は袋1の
開閉蓋として機能する。
【0019】ところで、前記ヘッダ部7には、吊下げ用
の丸孔8が形成されると共に、該丸孔8からヘッダ部7
の上縁へ連通する湾曲した溝9が形成されている。本実
施形態において、表片2及び裏片3を構成するプラスチ
ックフィルムとしては、厚さ約30〜50μmのものが
使用されている。
【0020】前記丸孔8は商品を収納した袋1を図示し
ない吊り杆に係止するためのもので、溝9は丸孔8への
吊り杆の通路となり、吊り杆の任意の箇所に袋1を着脱
することができる。但し、このヘッダ部7では、溝9を
形成した丸孔8の周囲は剛性が十分でなく、そのままで
は商品の重みでヘッダ部7が変形したり、袋1が吊り杆
から離脱してしまう。
【0021】そこで、フック15をヘッダ部7に貼着す
ることによって、丸孔8の周囲の剛性を高め、ヘッダ部
7の変形や袋1の落下を防止する。このフック15は、
図2(A)にも示すように、略鉤状の係止部16と下片
部17とで構成されており、その一面(裏面)には全面
に接着剤(図示せず)が塗布されている。このフック1
5を前記ヘッダ部7の裏面に接着するのであるが、この
とき、係止部16が丸孔8の周囲に位置するように、か
つ、フック15自体が丸孔8と溝9には重ならないよう
に接着する。
【0022】このフック15は厚さ約100〜500μ
mの板紙あるいはプラスチックシートからなる。この場
合、フック15を加えたヘッダ部7の厚みは約160〜
600μmであり、重さ100gを越える程度の商品で
あっても十分に吊り杆に保持することができる。
【0023】この種のフックは種々の形状ものを考える
ことができる。図2には種々の形状のフック15を示
す。特に、図2(E)は、長溝と円弧溝とを組み合わせ
た、俗に飛行機孔と呼ばれる係止用孔8’に対応したフ
ック15を示す。フック15において、袋1が吊り杆か
ら離脱するのを防止するために重要な部分は、孔8の直
上に位置する係止部16である。下片部17は必ずしも
必要ではない。係止部16の先端位置に関しては、商品
の重さにも関係するが、孔8の頂点に対応するa点(図
2(A)参照)まで延在していることが好ましい。
【0024】なお、フック15はヘッダ部7に対して接
着剤を用いて接着する以外に、糊付けでもよく、プラス
チック製であれば熱あるいは超音波で溶着することもで
きる。また、溝9の形状や外部への連通箇所は任意であ
る。
【0025】以上説明した包装用袋1にあっては、ヘッ
ダ部7に孔8と溝9を形成したために、吊り杆に対して
任意の箇所に着脱でき、フック15で補強されているた
め、荷重でヘッダ部7が変形したり、包装用袋1が商品
の重さで吊り杆から離脱してしまうおそれはない。ま
た、ヘッダ部7自体は従来の包装用溶断袋と同じ構成で
あり、熱溶断シールの作業性を損なうこともない。しか
も、フック15は袋1から上方に突出することはなく、
ヘッダ部7の裏面に固着すれば商品の見栄えを損なうこ
ともない。ヘッダ部7に印刷されている表示を遮ること
もないのは勿論である。
【0026】さらに、ヘッダ部7は吊り杆に吊り下げる
のに必要な箇所がフック15によって補強されており、
吊り杆への着脱時に溝9の近傍で柔軟に折れ曲がる。従
って、図3に示したように、大きなスペースAを必要と
することなく、袋1が密集して吊り下げられている状態
で容易に着脱することができる。
【0027】また、ヘッダ部7に形成される溝9は、隙
間のないスリット状又は隙間のあるスリット状のいずれ
でもよい。隙間のないスリット状では加工時に切り屑が
発生することはなく、さらに、溝9がヘッダ部7の印刷
表示箇所に掛かっても、読取り不能にしてしまうことも
ない。
【0028】一方、ヘッダ部7には芯材を挿入してもよ
い。ここで芯材とはヘッダ部7自体の撓み、特に両肩部
分の変形を防止して張りを持たせるためのものである。
芯材としては、従来使用されていた厚さ約110〜15
0μmのプラスチックフィルムを用いればよい。この程
度の厚さのプラスチックフィルムであれば、熱溶断シー
ル工程に何らの支障を生じさせることはない。
【0029】さらに、図1に示した包装用袋1では、シ
ール部6によってヘッダ部7が袋本体から独立した形態
を採用した。しかし、シール部6は必ずしも必要なもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装用袋の一実施形態を示し、
(A)は正面図、(B)はb−b断面図。
【図2】本発明に係る貼付けフックの種々の形状を示す
平面図。
【図3】従来の包装用袋の一例(陳列状態)を示す斜視
図。
【図4】従来使用されていた紙ヘッダ付き袋を示す斜視
図。
【符号の説明】
1…包装用袋 7…ヘッダ部 8…係止用孔 9…溝 15…フック 16…係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略鉤状の係止部を有し、一面の全面に接
    着剤が塗布されていることを特徴とする貼付けフック。
  2. 【請求項2】 上部にヘッダ部を有し、該ヘッダ部に係
    止用孔と該孔からヘッダ部の外縁へ連通する溝を形成し
    た包装用袋であって、 略鉤状の係止部を有するフックを前記係止用孔と溝とは
    重ならないように、かつ、係止部を係止用孔の直上に位
    置させた状態で、前記ヘッダ部に固着したことを特徴と
    する包装用袋。
JP18397897A 1997-07-09 1997-07-09 貼付けフック及び該フックを備えた包装用袋 Pending JPH1129154A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115500075A (zh) * 2020-03-20 2022-12-20 3M创新有限公司 含有胶粘剂的制品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115500075A (zh) * 2020-03-20 2022-12-20 3M创新有限公司 含有胶粘剂的制品

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