JPH11291446A - スクリーン印刷装置 - Google Patents

スクリーン印刷装置

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JPH11291446A
JPH11291446A JP10101390A JP10139098A JPH11291446A JP H11291446 A JPH11291446 A JP H11291446A JP 10101390 A JP10101390 A JP 10101390A JP 10139098 A JP10139098 A JP 10139098A JP H11291446 A JPH11291446 A JP H11291446A
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squeegee
diameter
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KYUSHU NORITAKE KK
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    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F15/00Screen printers
    • B41F15/14Details
    • B41F15/44Squeegees or doctors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2200/00Printing processes
    • B41P2200/40Screen printing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Screen Printers (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の製版に対する繰り返し位置決め精度が
得られるスクリーン印刷装置を提供する。 【解決手段】 上下テーブル駆動シリンダ116によっ
て上下テーブル114が製版36側へ接近させられて嵌
合部材246の嵌合穴242内に上記拡径ピン250が
嵌め入れられると、この状態で、上記内挿ピン駆動シリ
ンダ254によって内挿ピン252が先端側へ駆動され
て拡径ピン250の外形が拡径されて嵌合部材246と
嵌合ピン装置248とが芯出しされるので、上下テーブ
ル114およびそれに載置された基板42が製版36に
対して高精度で位置決めされる。このように、嵌合穴2
42に嵌め入れられた拡径ピン250が拡径されること
によって位置出しが行われることから、嵌合穴242内
にテーパ面を設けることが不要となり、組付調整や経時
変化の影響を受け難くなり、位置決め精度が持続される
利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷装
置に関し、特に、印刷すべき基板を基板取替位置から印
刷位置へ搬送したときにその基板を製版に対して極めて
高い精度で位置決めする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷装置において、その印刷
位置では、製版と刷基板との間に僅かな隙間しか設けら
れていない一方で、基板取り替えのためのハンドリング
装置は所定の空間を必要とするために、その印刷位置か
ら離隔した位置に基板取替位置を設け、基板はその基板
取替位置から印刷位置へ搬送するために往復駆動される
基板搬送台が設けられるのが一般的である。そして、こ
のようなスクリーン印刷装置により、多層印刷などのよ
うに基板に対して繰り返しスクリーン印刷を施す場合に
は、印刷位置に位置決めされる基板は位置固定部材に設
けられた製版に対して高い繰り返し位置決め精度が求め
られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のスクリーン印刷装置の印刷時には、スクリーン
印刷条件の1つである版間隔すなわち製版のスクリーン
と基板との間隔が1乃至8mm程度に設定される必要があ
る一方で、印刷前および印刷後においてそのスクリーン
の直下を基板がそのスクリーンに平行な方向へ印刷パタ
ーンへの干渉なく移動させられる必要があるため、基板
を製版のスクリーンに対して離隔させる基板上下機構、
或いは製版を基板に対して離隔させる製版上下機構が設
けられる。
【0004】しかしながら、基板搬送台が印刷位置へ位
置決めされるための機構としてストッパーに当て止めさ
れる最も単純な機構が用いられるが、それだけでも1乃
至3μm程度のばらつきが発生するのに加えて、上記基
板上下機構或いは版上下機構はその上下可動機構の動作
を可能とするための隙間(クリアランス)を必要とする
ので、その隙間分に相当する位置決めばらつきが発生
し、微細な印刷パターンを高精度に印刷する場合には、
十分な位置決め精度が得られなかった。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、基板の製版に対
する繰り返し位置決め精度が得られるスクリーン印刷装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、基板印刷位置に設け
られた製版と、予め設定された基板取替位置とその基板
印刷位置との間で移動可能に設けられ、その基板取替位
置において載置された基板をその基板印刷位置まで搬送
する基板搬送台と、その基板搬送台を前記基板印刷位置
に位置決めするための位置決め装置とを備え、スクリー
ン印刷に際して前記基板を前記製版の直下に位置させる
形式のスクリーン印刷装置であって、前記位置決め装置
が、(a)前記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と
前記基板搬送台との一方に設けられた嵌合穴と、(b) 前
記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と前記基板搬
送台との他方に設けられ、径方向のスリットを備えて前
記嵌合穴に嵌合される円筒状の拡径ピンと、(c) 前記嵌
合穴内にその拡径ピンを嵌めいれるために、それらが相
対的に接近させられる方向へその嵌合穴および拡径ピン
の一方を駆動する嵌合駆動装置と、(d) その拡径ピン内
に挿入され、その拡径ピンの外径を拡径するために拡径
ピンの軸方向に移動可能に設けられる内挿ピンと、(e)
前記拡径ピンが前記嵌合穴内に嵌め入れられた状態で内
挿ピンを駆動して拡径ピンを拡径させる内挿ピン駆動装
置とを、含むことにある。
【0007】
【発明の効果】このようにすれば、位置固定部材と前記
基板搬送台との一方に設けられた嵌合穴に他方に設けら
れた拡径ピンが嵌め入れられ、この状態で内挿ピン駆動
装置が内挿ピンを嵌合穴の軸方向に駆動して拡径ピンが
拡径されることから、製版と基板との位置決め精度が高
められる。また、嵌合穴に嵌め入れらた拡径ピンが拡径
されることにより位置だしが行われることから、嵌合穴
内にテーパを設けることが不要となり、組付調整時や経
時変化の影響を受け難く、位置決め精度が持続される利
点がある。
【0008】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記基板搬送台
は、(f) 前記基板取替位置と基板印刷位置との間で案内
レールにより案内される搬送台本体と、(g) その搬送台
本体上において前記製版に対して接近離隔可能に設けら
れた上下テーブルとを備えたものであり、(h) 前記嵌合
穴は、前記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と上
記上下テーブルとの一方に設けられたものであり、(i)
前記拡径ピンは、前記基板印刷位置に設けられた位置固
定部材と上記上下テーブルとの他方に設けられたもので
ある。このようにすれば、上下テーブルを上下させる上
下機構の作動を可能にする隙間に由来する位置決めのば
らつきも解消されて、基板の位置決め精度が一層高めら
れる。たとえば従来の繰り返し位置決め精度が正負で1
5〜20μm程度であった繰り返し位置決め精度が、正
負で3μm程度となったのである。また、前記案内レー
ルなどにより案内される直線摺動部分などに摺動ベアリ
ングやそれを予圧する機構を設けることが不要となり、
装置が安価となる。
【0009】また、好適には、(j) 前記拡径ピン、内挿
ピン、および内挿ピン駆動装置は、前記上下テーブルに
設けられたものであり、(k) 前記嵌合穴は、前記基板搬
送台が前記印刷位置に位置させられたときにその拡径ピ
ンに対向するように前記位置固定部材に設けられたもの
であり、(l) その上下テーブルが前記製版に対して接近
させられることにより、その上下テーブルに設けられた
拡径ピンが前記嵌合穴内に嵌め入れられるものである。
このようにすれば、前記拡径ピン、内挿ピン、および内
挿ピン駆動装置が上下テーブルに設けられていることか
ら、嵌合穴は、その拡径ピンに対向するように前記位置
固定部材に設けられればよいので、製版側においてスキ
ージ移動機構が容易に設けられる利点がある。
【0010】また、好適には、(m) 少なくとも2個の前
記位置決め装置が設けられている。このようにすれば、
2つの位置決め装置によりその軸心が位置出しされるの
で、製版のスクリーンに平行な平面内における基板のX
方向、Y方向、回転位置が決定される利点がある。
【0011】また、好適には、前記スクリーン印刷装置
は、(n) 単一の前記位置決め装置と、(m) 前記基板印刷
位置に設けられた位置固定部材と前記基板搬送台との一
方に設けられ、その単一の位置決め装置の中心軸を略通
過する直線上に位置するV溝を有するVブロックと、
(o) 前記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と前記
基板搬送台との他方に設けられ、前記嵌合穴内に前記拡
径ピンが嵌め入れられた状態ではそのVブロックのV溝
内に係合させられる係合突起とを、さらに備えたもので
ある。このようにすれば、単一の位置決め装置によりそ
の軸心が位置出しされるので、製版のスクリーンに平行
な平面内における基板のX方向、Y方向が決定されると
ともに、VブロックとそのV溝内に係合させられる係合
突起とにより上記位置決め装置の軸心まわりの回転位置
が決定される利点がある。
【0012】
【発明の好適な実施の形態】以下、本発明の一実施例の
大型基板用のスクリーン印刷装置10を図に基づいて詳
細に説明する。図1はスクリーン印刷装置10の側面
図、図2は正面図である。図1においては、スキージ駆
動装置12はそれを覆うカバーで示されており、図2に
おいては、アライメント用基板位置検出装置13および
後述のスキージ駆動装置12などが取り外されている。
なお、図2において、右側部分Rは、後述の基板42に
スクリーン印刷を施すための印刷位置であり、左側部分
Lは、その基板42が図示しないハンドリング装置によ
り差し替えられるための差替位置であって、差し替えら
れた新たな基板42の印刷に先立って1対の上記アライ
メント用基板位置検出装置13により検出されたその基
板42上の1対の位置マークが後述の上下テーブル11
4のX−Y−θ位置調節機能により予め設定された印刷
位置に位置決めされる位置でもある。
【0013】スクリーン印刷装置10は、正面視で横長
の矩形枠状であって側面視で直角三角枠状を成す機枠す
なわちフレーム14を備えている。このフレーム14
は、水平な据付面すなわち床面に接触する複数の床パッ
ド16を備えた矩形枠状のベースフレーム18と、この
ベースフレーム18の非作業者(裏面)側の1対の角部
から垂直方向に立設させられ且つ相互の上端が水平な連
結梁20により相互に連結された1対の垂直柱22と、
このベースフレーム18の作業者(前面)側の1対の角
部からたとえば60度程度に傾斜した状態で立設されて
上記垂直柱22の上端に連結された1対の斜柱24と、
上記1対の斜柱24の上端部および下端部に固定されて
それら上端部間および下端部間にそれぞれ水平に架け渡
された上部水平フレーム26および下部水平フレーム2
8とを有している。なお、上部水平フレーム26および
下部水平フレーム28は、その中間部に連結された補強
部材30、32、34により剛性が高められている。
【0014】図3に示すように、上記スクリーン印刷装
置10に用いられる製版36は、たとえば1500
(縦)mm×1800(横)mm程度の外形を有する極めて
大型の厚膜印刷用であって、アルミニウム合金などの軽
合金製の矩形枠38と、その矩形枠38の一面に張設さ
れたスクリーン40とから構成されており、そのスクリ
ーン40には、光硬化性樹脂から成るエマルジョンが所
定厚みで塗布された後の露光時すなわちエマルジョンの
硬化時に遮光された未硬化部分が除去されることにより
印刷すべき画像の陰画が形成されている。スクリーン4
0のうち上記光硬化性樹脂コーティングが除去されてい
る部分だけがペーストの通過が可能であるので、所望パ
ターンの厚膜印刷がたとえば40インチプラズマディス
プレイ用の大型の基板42上に行われ得るのである。前
記上部水平フレーム26および下部水平フレーム28に
は、上記製版36を60度程度に傾斜した状態で保持し
或いは把持してフレーム14に固定するための複数個
(本実施例では6個)の製版保持装置44が設けられて
いる。上記の上部水平フレーム26および下部水平フレ
ーム28は、製版36を60度程度に傾斜した状態で固
定する製版固定フレームとして機能しているのである。
【0015】上部水平フレーム26および下部水平フレ
ーム28には、製版36の一面すなわち矩形枠38のス
クリーン40側の面に対向する案内面を有する長手状の
1対の第1案内板46と、製版36の端面に対向する案
内面を有する長手状の1対の第2案内板48とがそれぞ
れ水平となるように固設されており、それら第1案内板
46と第2案内板48とにより、製版36が水平方向へ
案内されるようになっている。なお、複数の球状回転体
50が各第1案内板46の案内面から僅かに突き出た状
態でそれぞれ設けられているとともに、下部水平フレー
ム28に固定された第2案内板48の案内面からシリン
ダ52によって突き出される1対のナイロン樹脂製、フ
ッ素樹脂製などの樹脂製搬送ローラ54が設けられてお
り、比較的重量のある上記製版36の取り替え時におい
てそれまでの製版36或いは新たな製版36を水平方向
すなわち図2の正面図における左右方向に移動させると
き、上記球状回転体50および樹脂製搬送ローラ54の
回転によりその移動抵抗が軽減されるようになってい
る。なお、上記第1案内板46および第2案内板48
は、上部水平フレーム26および下部水平フレーム28
に対して所定のスペーサ部材を介して固定されている。
たとえば、下部水平フレーム28では、図3および図4
に示すように、下部水平フレーム28の上面に固定され
た断面正方形の長手状部材56、およびその長手状部材
56の前面に固定されたスペーサ部材58を介して、第
1案内板46が固定されている。
【0016】前記製版保持装置44は、図3乃至図5に
詳しく示すように、各第1案内板46の長手方向の3位
置に設けられた切欠59内において、上記スペーサ部材
58に固定された案内レール60により第1案内板46
の案内面に対して垂直な方向に案内されることによって
その第1案内板46或いは製版36の厚み方向に移動可
能に設けられた当接板62と、長手状部材56に固定さ
れ、その当接板62を上記厚み方向に駆動してそれを移
動させる当接板駆動シリンダ64と、スクリーン印刷時
における製版36のスクリーン40と基板42との間の
版間隔D1を設定するための板状の厚みゲージである版
間隔ゲージ66と、版間隔ゲージ66を吸着するための
永久磁石68を底面に有してその版間隔ゲージ66を着
脱可能に嵌め入れるための嵌合穴70が前面の上半部に
形成され、長手状部材56に固定されたスライドシリン
ダ72の可動部74に一体的に連結されることにより製
版36のスクリーン40に平行な上下方向の2位置に位
置させられるゲージ保持部材76と、挟圧荷重を受ける
ために上記ゲージ保持部材76の裏面に摺動可能に当接
した状態で長手状部材56に固定されたバックアップ部
材78と、押圧パッド80が先端に固定されて空圧によ
り上記当接板62に向かって突き出し作動が可能な出力
ロッド82とを有し、ブラケット84を介して下部水平
フレーム28に固定されたクランプシリンダ86とを備
えている。
【0017】製版36のスクリーン40とスクリーン印
刷時において上昇させられた基板42(図3の1点鎖
線)との間の版間隔D1は、スクリーン印刷の設定条件
の1つであり、スクリーン40のメッシュ、印刷パター
ンのラインの微細度、ペーストの粘度などにより変化さ
せる必要がある。本実施例のスクリーン印刷装置10で
は、上記のように構成された製版保持装置44により、
版間隔D1の零の確認、印刷状態における版間隔D1の
設定が、信頼性の高い簡単な構成で、しかも高精度に行
われるようになっている。すなわち、製版36が所定の
印刷位置へ案内されている状態で、図3、図4、図5の
実線に示すように、クランプシリンダ86によりその出
力ロッド82が引き込まれた非挟圧位置とされ、スライ
ドシリンダ72によりその可動部74が上昇側位置とさ
れて版間隔ゲージ66が当接板62の裏面に対向する位
置から上方へ離れた位置とされるとともに、図4の2点
鎖線に示すように、当接板駆動シリンダ64によりその
当接板62が非作業者側へ引き込まれることにより、製
版36も第1案内板46側へ下降させられるので、印刷
位置まで上昇させられた基板42と上記スクリーン40
との間の間隙状態や相互の接触状態に基づいて、作業者
による版間隔D1の零の確認が容易に行われるのであ
る。
【0018】次に、当接板駆動シリンダ64によりその
当接板62が作業者側へ突き出され、製版36がクラン
プシリンダ86側すなわち作業者側へ上昇させられて第
1案内板46から離隔させられた状態で、印刷条件に適
合した版間隔D1を形成するための版間隔ゲージ66が
それまでのものに取り替えてゲージ保持部材76の嵌合
穴70に装着される。この版間隔ゲージ66は、版間隔
D1と嵌合穴70の深さとを加えた厚み寸法を略有して
いる。次いで、スライドシリンダ72によりその可動部
74が下降側位置とされて版間隔ゲージ66が当接板6
2の裏面に対向する位置とされるとともに、当接板駆動
シリンダ64によりその当接板62が非作業者側へ引き
込まれると、当接板62とバックアップ部材78との間
に版間隔ゲージ66およびゲージ保持部材76が共に挟
圧されるので、版間隔D1を形成する分だけが当接板6
2の前面がクランプシリンダ86側へ突き出される。こ
の状態で、クランプシリンダ86の出力ロッド82が突
き出されてその先端の押圧パッド80と当接板62との
間に矩形枠38が挟圧されることにより、版間隔D1が
確実に形成された状態で製版36が固定される。
【0019】これにより、版間隔D1を連続的に可変と
するための複雑な機構を設ける場合に比較して、簡単且
つ小型となって取り付けスペースが小さくなるだけでな
く、保守が容易となるとともに、設定された版間隔D1
の信頼性が高められる。すなわち、版間隔ゲージ66を
当接板駆動シリンダ64およびクランプシリンダ86に
より挟圧する構成により、一旦設定された版間隔D1の
変化がなく、信頼性が高められる。さらに、版間隔ゲー
ジ66の取り替えも簡単となるので、版間隔設定の工数
が少なくなる利点もある。
【0020】また、上記版間隔ゲージ66が着脱可能に
嵌め入れられる嵌合穴70を前面のうちの上部に有して
製版36の外周部である矩形枠38と位置固定部材であ
るバックアップ部材78との間に設けられたゲージ保持
部材76と、そのゲージ保持部材76を、版間隔ゲージ
66をそのバックアップ部材78と製版36との間に介
挿する位置と介挿しない位置との間で移動させるアクチ
ュエータとして機能するスライドシリンダ72とから版
間隔ゲージ保持装置88が構成されており、その版間隔
ゲージ保持装置88により版間隔ゲージ66が介挿され
ない状態とされた状態でクランプシリンダ86の押圧パ
ッド80により製版36が押圧されると、その押圧パッ
ド80とバックアップ部材78との間に版間隔ゲージ6
6が存在しないので、版間隔D1が零の状態を確認でき
るとともに、嵌合穴70がゲージ保持部材76の上部に
形成されているので、版間隔ゲージ66の交換が容易と
なる利点がある。
【0021】また、製版36の外周部である矩形枠38
と版間隔ゲージ66との間において押圧パッド80に対
向し且つその押圧方向および反押圧方向において移動が
可能に設けられた当接板62と、その当接板62を上記
押圧方向へ駆動することによりその背面とバックアップ
部材78との間に版間隔ゲージ66を挟圧し、或いはそ
の当接板62を上記反押圧方向へ駆動することによりゲ
ージ保持部材76の上下方向の移動を可能とするアクチ
ュエータとして機能する当接板駆動シリンダ64とが設
けられていることから、製版36を当接板62により上
方へ持ち上げてゲージ保持部材76を上方へ移動させる
ことにより、製版36の荷重に拘らず容易に版間隔ゲー
ジ66を交換することができる利点がある。
【0022】また、押圧部材として機能する押圧パッド
80と、その押圧パッド80が先端に固定された出力ロ
ッド82を有してブラケット84を介してフレーム14
に固定されたクランプシリンダ86からクランプ装置9
0が構成されており、その押圧パッド80が位置固定部
材であるバックアップ部材78へ向かって押し出される
ことによりそれらの間で製版36が挟持されるようにな
っているので、製版36の厚みに拘らず容易に固定され
る利点がある。
【0023】また、上記当接板62は、版間隔ゲージ6
6をバックアップ部材78と製版36との間に介挿する
ことにより増加する厚みよりも大きい厚み寸法を備えて
いることから、版間隔零確認状態でもスクリーン40と
版間隔ゲージ66とが離隔しており、しかも、前記嵌合
穴70は、それに嵌め入れられる版間隔ゲージ66がス
クリーン40の中央部側へ引き出されることが可能とな
るようにその周縁の一部が切り欠かれているので、ゲー
ジ保持部材76の嵌合穴70内に嵌め入れられた版間隔
ゲージ66を容易に交換できる利点がある。
【0024】図1に戻って、フレーム14には、印刷前
の基板42を基板取替位置Lから印刷位置Rへ搬送し、
或いは印刷後の基板42を印刷位置Rから基板取替位置
Lへ搬送するための基板搬送装置100が設けられてい
る。この基板搬送装置100は、フレーム14の上部水
平フレーム26および下部水平フレーム28に水平方向
すなわち後述のX方向に延びるようにそれぞれ固定され
た2本の搬送レール102により上記基板取替位置Lと
印刷位置Rとの間で前記製版36と平行な傾斜状態で案
内される基板搬送台104と、この基板搬送台104を
基板取替位置Lと印刷位置Rとへ往復駆動する搬送駆動
装置106を備えている。
【0025】図1に示すように、上記基板搬送台104
は、上記搬送レール102により案内される板状の搬送
台本体110と、案内ロッド112により搬送台本体1
10に対して垂直な方向に案内されることにより製版3
6に対して接近離隔可能にその搬送台本体110に設け
られた板状の上下テーブル114と、この上下テーブル
114を駆動するための駆動装置として機能する上下テ
ーブル駆動シリンダ116とを備えている。また、上記
搬送駆動装置106は、上記搬送台本体110の上端部
および下端部に一部が固定された1対の無端ベルト12
0と、上記2本の搬送レール102を含む平面すなわち
製版36のスクリーン面に対して平行な平面内において
搬送台本体110の搬送方向に対して垂直となる姿勢で
フレーム14に軸受122を介して回転可能に支持され
た回転軸124と、この回転軸124の両端部に固定さ
れて上記1対の無端ベルト120が巻き掛けられた1対
のプーリ126と、回転軸124の中央部に固定されて
駆動モータ128の出力軸に固定されたプーリ130と
ともに無端ベルト132が巻き掛けられたプーリ134
とを備えている。これにより、上記基板搬送台104は
駆動モータ128により基板取替位置Lと印刷位置Rと
の間で往復駆動されるようになっている。
【0026】図6は上記基板搬送台104の上下テーブ
ル114を示す正面図、図7および図8はその底面図お
よび側面図、図9は移動プレート146を取り除いた状
態を示す上下テーブル114の正面図、図10は移動プ
レート146および第2上下ベースプレート144を取
り除いた状態を示す上下テーブル114の正面図であ
る。
【0027】上図に詳しく示すように、上記基板搬送台
104の上下テーブル114は、基板取替位置L或いは
印刷位置Rにおいて製版36に対する基板42のX方向
位置、Y方向位置、回転角度位置θを自動または手動に
より微調節するためのXYθテーブルとしても機能する
ものであり、前記案内ロッド112が固定された矩形の
第1上下ベースプレート138と、この第1上下ベース
プレート138の中央部において複数個の板状スペーサ
140を介してその第1上下ベースプレート138の上
に固定された矩形の第2上下ベースプレート144と、
図示しない位置決め部材により位置決めした状態で基板
42を載置或いは支持するためにその第2上下ベースプ
レート144と平行な方向への相対移動が可能にその第
2上下ベースプレート144上に載置された移動プレー
ト146と、その移動プレート146をX方向(本実施
例では作業者から見て左右方向)において把持するため
に上記第1上下ベースプレート138および第2上下ベ
ースプレート144に設けられた1対の部材であって、
電気信号に基づいてX方向に駆動されるX方向駆動ピン
148、およびそのX方向駆動ピン148に向かう所定
の付勢力が付与されたX方向付勢ピン150と、上記移
動プレート146を前記X方向において所定距離Aだけ
離隔した状態でそのX方向に直交するY方向(本実施例
では作業者から見て上下方向)において把持するために
第1上下ベースプレート138および第2上下ベースプ
レート144に設けられた2対の部材であって、電気信
号に基づいてY方向に駆動される第1Y方向駆動ピン1
52および第2Y方向駆動ピン154、およびその第1
Y方向駆動ピン152および第2Y方向駆動ピン154
に向かう所定の付勢力が付与された第1Y方向付勢ピン
156および第2Y方向付勢ピン158とを備えてい
る。
【0028】これにより、第2上下ベースプレート14
4上に載置された移動プレート146は、X方向駆動ピ
ン148およびX方向付勢ピン150によりX方向にお
いて所定の付勢力で把持されるとともに、第1Y方向駆
動ピン152および第1Y方向付勢ピン156と第2Y
方向駆動ピン154および第2Y方向付勢ピン158と
によりY方向においてそれぞれ所定の付勢力で把持され
ていることから、X方向駆動ピン148が移動させられ
ることにより移動プレート146に支持された基板42
の製版36に対する位置がX方向において調節され、第
1Y方向駆動ピン152および第2Y方向駆動ピン15
4が同量だけ移動させられることにより移動プレート1
46に支持された基板42の製版36に対する位置がY
方向において調節され、第1Y方向駆動ピン152およ
び第2Y方向駆動ピン154が異なる量或いは異なる方
向へ移動させられることにより移動プレート146に支
持された基板42の製版36に対する回転位置θが調節
される。したがって、上記第2上下ベースプレート14
4において案内レールによりX方向へ移動可能に案内さ
れたX方向移動板、そのX方向移動板をX方向において
微動させるX方向微動調節装置、X方向移動板をロック
するためのX方向ロック装置、そのX方向移動板におい
て案内レールによりY方向へ移動可能に案内されたY方
向移動板、そのY方向移動板をY方向において微動させ
るY方向微動調節装置、Y方向移動板をロックするため
のY方向ロック装置、そのY方向移動板においてその略
中心まわりに回転可能に設けられた回転板、その回転板
の回転角度位置を微動調節する回転微動調節装置、回転
板をロックするための回転ロック装置などを用いること
なく、X、Y、θ調節機構を構成することができるの
で、体積が小さくなってそのための空間が少なくなるた
めにスクリーン印刷装置10が薄型となるとともに、
X、Y、θ調節機構の重量が小さくなってそれを往復移
動させる機構も小さくなり、また、部品点数が少なくな
るのでスクリーン印刷装置が軽量安価となる。
【0029】上記第2上下ベースプレート144は、第
1上下ベースプレート138の幅寸法と同様の幅寸法を
備えてはいるが、第1上下ベースプレート138の縦寸
法よりも十分に小さいたとえば1/2以下の縦寸法を備
えたものであり、図11に詳しく示すように、板状スペ
ーサ140を介してその第1上下ベースプレート138
の上に固定された下側プレート160と、その下側プレ
ート160の上面に密着した状態で固定された上側プレ
ート162と、その上側プレート162を貫通して所定
の間隔で一面に配列された比較的小さい径の多数の気体
孔164と、下側プレート160の上面に形成されて上
記複数の気体孔164を上側プレート162の裏面で相
互に連通させる連通凹所166とを備え、その頂面に複
数個の気体孔164が設けられた状態となっている。こ
の連通凹所166は、切換制御弁168を介して気体孔
164内を負圧として移動プレート146を第2上下ベ
ースプレート144に吸着させるための負圧供給装置1
70および気体孔164から圧縮気体を放出させるため
の圧縮気体供給装置172に選択的に接続されるように
なっている。この切換制御弁168は、移動プレート1
46の移動期間内は圧縮気体供給装置172から第2上
下ベースプレート144の連通凹所166に圧縮気体を
供給させ、その移動プレート146の位置決め完了後は
負圧供給装置170からその第2上下ベースプレート1
44の連通凹所166に負圧を供給させてその移動プレ
ート146をその第2上下ベースプレート144に固定
する。上記負圧供給装置170はたとえば負圧を出力す
る真空ポンプから構成され、上記圧縮気体供給装置17
2はたとえば圧縮空気を出力するコンプレッサから構成
される。
【0030】これにより、移動プレート146の移動期
間内は、切換制御装置として機能する切換制御弁168
により、圧縮気体供給装置172から第2上下ベースプ
レート144へ圧縮気体が供給されることから、その第
2上下ベースプレート144の複数個の気体孔164内
から圧縮空気が放出されて移動プレート146とそれを
支持する第2上下ベースプレート144との間に圧縮気
体層或いは圧縮気体膜ができるので、電気信号に従って
駆動されるX方向駆動ピン148、第1Y方向駆動ピン
152、第2Y方向駆動ピン154により、移動プレー
ト146が極めて小さい力で移動させられる一方で、そ
の移動プレート146の位置決め完了後は、切換制御弁
168により、負圧供給装置170から第2上下ベース
プレート144へ負圧が供給されることから、第2上下
ベースプレート144の複数個の気体孔164内が負圧
とされて移動プレート146がそれを支持する第2上下
ベースプレート144に吸着されるので、移動プレート
146が確実に固定される。このため、移動プレート1
46をX、Y方向や回転方向θへ移動させるための案内
レールなどが不要となり、スクリーン印刷装置10が簡
単且つ小型となる利点がある。また、移動プレート14
6の移動時には圧縮気体層を介して第2上下ベースプレ
ート144に支持されることから、後述のX方向位置移
動装置180、第1Y方向位置移動装置182、第2Y
方向位置移動装置184におけるモータやねじ軸が大幅
に小型となる利点がある。
【0031】前記移動プレート146のY方向に平行な
辺の端面に係合するX方向駆動ピン148と移動プレー
ト146のX方向に平行な辺の端面に係合する第1Y方
向駆動ピン152および第2Y方向駆動ピン154と
は、X方向駆動部材とY方向駆動部材としてそれぞれ機
能するものであり、たとえばミニチュアベアリング或い
は小径ベアリングによって構成されることにより断面が
円形とされている。それらX方向駆動ピン148と第1
Y方向駆動ピン152および第2Y方向駆動ピン154
とは、X方向位置移動装置180と第1Y方向位置移動
装置182および第2Y方向位置移動装置184とにそ
れぞれ備えられている。それらX方向位置移動装置18
0、第1Y方向位置移動装置182、および第2Y方向
位置移動装置184は、図11および図12に示すよう
に構成されている。以下、それらの構成をX方向位置移
動装置180に代表させて説明する。
【0032】図11および図12において、X方向位置
移動装置180は、第1上下ベースプレート138にお
いて軸受186を介して回転可能に支持されたX方向に
平行な方向のねじ軸188と、そのねじ軸188に連結
されてそれを回転駆動するための回転駆動装置として機
能するX方向パルスモータ190と、第1上下ベースプ
レート138に固定されたX方向に平行な方向の案内レ
ール192と、この案内レール192によりX方向に案
内され且つ上記ねじ軸188に螺合されてこのねじ軸1
88の回転角に応じた距離だけ移動させられる移動ブロ
ック194と、第2上下ベースプレート144に端縁か
らX方向へ切り込まれたX方向切欠196内へその移動
ブロック194から突き出されてそれに収容されたアー
ム198と、円筒状外周面が移動プレート146のY方
向に平行な端面に接触し且つ外周面の曲率中心線が第2
上下ベースプレート144に対して垂直となるようにそ
のアーム198の先端部に取り付けられた断面円形のX
方向駆動ピン148とを備えている。
【0033】また、前記移動プレート146のY方向に
平行な辺の端面に係合してX方向駆動ピン148と共に
移動プレート146を把持するX方向付勢ピン150
と、移動プレート146のX方向に平行な辺の端面に係
合して第1Y方向駆動ピン152および第2Y方向駆動
ピン154と共に移動プレート146を把持する第1Y
方向付勢ピン156および第2Y方向付勢ピン158と
は、X方向付勢装置200と第1Y方向付勢装置202
および第2Y方向付勢装置204とにそれぞれ備えられ
ている。それらX方向付勢装置200、第1Y方向付勢
装置202、および第2Y方向付勢装置204は、図1
3乃至図15に示すように構成されている。以下、それ
らの構成をX方向付勢装置200に代表させて説明す
る。
【0034】図13乃至図15において、X方向付勢装
置200は、第2上下ベースプレート144の裏面に固
定された付勢シリンダ206と、この付勢シリンダ20
6の出力ロッド208の先端に固定され且つその出力ロ
ッド208に平行な案内ロッド210により出力ロッド
208の一端に固定されてその軸心まわりの回転が防止
された出力プレート212と、その出力プレート212
から第2上下ベースプレート144に端縁からX方向へ
切り込まれて形成されたX方向切欠214内に突き出さ
れてそれに収容されたアーム216と、円筒状外周面が
移動プレート146のY方向に平行な端面に接触し且つ
その外周面の曲率中心線が第2上下ベースプレート14
4に対して垂直となるようにアーム216の先端部に取
り付けられた断面円形のX方向付勢ピン150とを備
え、付勢シリンダ206に供給される圧力に応じた付勢
力がX方向付勢ピン150から移動プレート146へ付
与されるようになっている。
【0035】上記のように、X方向駆動ピン148、X
方向付勢ピン150、第1Y方向駆動ピン152、第1
Y方向付勢ピン156、第2Y方向駆動ピン154、第
2Y方向付勢ピン158は、断面円形であって、矩形の
移動プレート146のY方向に平行な2辺、X方向に平
行な2辺に係合させられることにより、移動プレート1
46が所定の付勢力でそれぞれ挟持されているので、そ
れらのピンの移動プレート146に対する当接位置がず
れたとしても、移動プレート146の調節位置に影響が
なく、しかも、バックラッシュの発生がないので、高い
位置決め精度が得られる利点がある。
【0036】また、第2上下ベースプレート144に
は、図16に詳しく示すように、上記移動プレート14
6を適宜固定するためのロック装置220が設けられて
いる。上記移動プレート146には、その第1上下ベー
スプレート138側に小径穴222が形成されていると
ともに、それに続く大径穴224が基板42側に形成さ
れており、そのような小径穴222および大径穴224
から成る段付孔がその移動プレート146を貫通させら
れている。上記ロック装置220は、第2上下ベースプ
レート144の裏面に固定された固定シリンダ226
と、上記大径孔224の内周面に対して所定の間隙D2
だけ小さい外形を有してその大径孔224内に嵌め入れ
られた円形のロック板228とを備え、その固定シリン
ダ226から小径孔222を通して突き出された出力ロ
ッド230の先端部にロック板228が固定されてい
る。出力ロッド230の外周面と小径穴222の内周面
との間隔は上記間隙D2と同等以上に設定されており、
移動プレート146は、上記間隙D2の範囲内で第2上
下ベースプレート144に対して平行な面内で移動可能
とされるとともに、上記固定シリンダ226の出力ロッ
ド230が引きこまれることにより、第2上下ベースプ
レート144の複数個の気体孔164内が負圧とされな
い状態でも、移動プレート146が第2上下ベースプレ
ート144に固定されるようになっている。
【0037】図17、図18、図19は、第1上下ベー
スプレート138などを含む上下テーブル114が上下
テーブル駆動シリンダ116により製版36へ接近する
側へ上昇させられた印刷時において基板42の製版36
に対する繰り返し位置決め精度を高めるために、上記第
1上下ベースプレート138と位置固定部材であるスペ
ーサ部材58との間に設けられた位置決め装置240
を、詳しく説明する図である。図17において、スペー
サ部材58は図3や図5に示すように、下部水平フレー
ム28や上部水平フレーム26に固定された位置固定部
材であり、上記位置決め装置240は、軸心が上記第1
上下ベースプレート138に対して垂直な方向の嵌合穴
242が貫通して形成されて上記スペーサ部材58の上
部側両隅部(図6、図9、図10など参照)に円筒状の
取付部材244を介して固定された1対の嵌合部材24
6と、嵌合駆動装置として機能する上下テーブル駆動シ
リンダ116により第1上下ベースプレート138が上
昇させられたときにその嵌合部材246の嵌合穴242
内に嵌め入れられるようにその第1上下ベースプレート
138に設けられた1対の嵌合ピン装置248とを含
む。
【0038】上記嵌合ピン装置248は、上記嵌合穴2
42よりも僅かに小さな外径を有してその嵌合穴242
と同心となる位置で第1上下ベースプレート138から
スペーサ部材58側すなわち製版36側へ突設された円
筒状の拡径ピン250と、その拡径ピン250の内側に
嵌め入れられた内挿ピン252と、第1上下ベースプレ
ート138の裏面に固設され、その内挿ピン252を軸
方向に駆動するための内挿ピン駆動装置として機能する
内挿ピン駆動シリンダ254とを備えている。
【0039】図18および図19に詳しく示すように、
上記円筒状の拡径ピン250には、周方向において等間
隔となるようにその中心軸を通る平面に沿って先端から
切り込まれた複数個(本実施例では8個)のスリット2
56と、内周面において先端に向かうほど小径となるテ
ーパ内周面258とが形成され、また、上記内挿ピン2
52の外周面にも、先端に向かうほど小径となるテーパ
外周面260が形成されている。このため、図17の2
点鎖線に示す位置まで第1上下ベースプレート138が
製版36側へ接近させられることにより嵌合部材246
の嵌合穴242内に上記拡径ピン250が嵌め入れられ
た状態で、上記内挿ピン駆動シリンダ254によって内
挿ピン252が先端側へ駆動されると、上記テーパ外周
面260がテーパ内周面258により押し広げられて拡
径ピン250の外形が拡径されて嵌合部材246と嵌合
ピン装置248とが芯出しされ、上下テーブル114お
よびそれに載置された基板42が製版36に対して高精
度で位置決めされるようになっている。また、嵌合穴2
42に嵌め入れられた拡径ピン250が拡径されること
によって位置出しが行われることから、嵌合穴242内
にテーパ面を設けることが不要となり、組付調整や経時
変化の影響を受け難くなり、位置決め精度が持続される
利点がある。
【0040】また、前記基板搬送台104は、基板印刷
位置Rと基板取替位置Lとの間で搬送レール102によ
り案内される搬送台本体110と、その搬送台本体11
0上において製版36に対して接近離隔可能に設けられ
た上下テーブル114とを備えたものであり、前記嵌合
穴242は、位置固定のスペーサ部材58のうちの基板
印刷位置Rに対応する部分に設けられ、前記嵌合ピン装
置248は上下テーブル114に設けられているので、
上下テーブル114を上下させる上下機構の作動を可能
にする隙間に由来する位置決めのばらつきも解消され
て、基板42の位置決め精度が一層高められる。本発明
者の実験によれば、従来の装置では基板42の位置決め
精度が正負で15〜20μm程度であったのに対し、本
実施例のスクリーン印刷装置10では正負で3μm程度
となったのである。また、本実施例のスクリーン印刷装
置10では、搬送レール102や案内ロッド112によ
り案内される直線摺動部分に摺動ベアリングやそれを予
圧する機構を設けることが不要となるので、保守の工数
が少なくなるとともに装置が安価となる利点がある。
【0041】また、上記拡径ピン250、内挿ピン25
2、内挿ピン駆動シリンダ254から成る嵌合ピン装置
248が上下テーブル114の第1上下ベースプレート
138に設けられているので、スペーサ部材58などの
製版側部材に設けられる場合に比較して、スキージ駆動
装置12が容易に設けられる利点がある。
【0042】図17に戻って、上下テーブル114の第
1上下ベースプレート138には、スペーサ部材58に
固定されたブロック262の第1上下ベースプレート1
38側の一面に当接させられるストッパー部材264が
設けられており、上下テーブル114の製版36側への
移動位置が正確に定められるようになっている。これら
ブロック262およびストッパー部材264は、複数組
設けられてもよいが、1組であってもよい。なお、26
6は第1上下ベースプレート138の上昇端および下降
端における当接により発生する振動を抑制するための緩
衝装置である。
【0043】また、たとえば図20に示すように、上記
ブロック262にV溝268が形成され、上記ストッパ
ー部材264にV溝268内に嵌合するために先端に向
かう程幅が小さくなるテーパ部270が形成されていて
もよい。このようにすれば、一層位置決め精度が高めら
れる。十分な位置決め精度を得るためには、前記位置決
め装置240を少なくとも2箇所すなわち2個以上設け
るか、或いは1個の位置決め装置240と上記図20に
示すブロック262およびそれに嵌合されるストッパー
部材264とを設ければよい。後者の場合には、V溝2
68の延長線上に位置決め装置240の中心軸が略存在
することが望ましい。
【0044】次に、前記図1のスキージ駆動装置12
を、図21乃至図25を用いて説明する。図21はスキ
ージ駆動装置12を示す正面図、図22はスキージ駆動
装置12の要部を拡大して示す図、図23は図22のXX
III −XXIII 視断面図であって、スキージ駆動装置12
の要部を拡大して示す図、図24はスクレーパ368を
掛け止めた状態を示す断面図、図25は、スキージ側カ
ップリング392およびスクレーパ側カップリング39
4のスキージ支持プレート290およびスクレーパ支持
プレート292に対する取付状態を示す断面図である。
【0045】スキージ駆動装置12は、スクリーン印刷
に際して製版36のスクリーン40上に載置されたペー
スト(図示せず)をそのスクリーン40に沿って一方向
(図21の上方向)へ押し延ばし、その復路において一
方向側へ移動させられたペーストを他方向(図21の下
方向)側へ押し戻すためのものである。図21におい
て、スキージ駆動装置12は、上部水平フレーム26お
よび下部水平フレーム28にそれぞれ設けられた2対の
案内レール280によって製版36に平行な状態でその
製版36に対して垂直な方向に案内され、且つ上記上部
水平フレーム26および下部水平フレーム28にそれぞ
れ設けられた2対のシリンダ282によって製版36に
対して接近離隔させられる矩形枠体284を備えてい
る。その矩形枠体284の上端部には、複数本(本実施
例では4本)の接続バー286を介して駆動ベース板2
88が接続されている。
【0046】上記矩形枠体284の左右の辺には、1対
の案内レール289がその長手方向に沿って固定されて
おり、スキージ支持プレート290およびスクレーパ支
持プレート292が、その1対の案内レール289に左
右の両端部が案内されることによって製版36のスクリ
ーン40から作業者側へ所定距離離隔した位置において
その製版36に沿って独立に往復移動可能に設けられて
いる。上記矩形枠体284の左右の辺の下部および上記
駆動ベース板288には2対の軸受294が設けられて
おり、上端部および下端部がそれら軸受294により回
転可能に支持された1対のねじ軸296が、上記案内レ
ール289と平行に設けられている。駆動ベース板28
8には減速機298および駆動モータ300が固定され
ており、上記の1対のねじ軸296の一方は、その上端
部に連結された減速機298を介して駆動モータ300
に連結されるとともに、1対のねじ軸296はそれらの
上端部にそれぞれ固定されたプーリ302に巻き掛けら
れたベルト304を介して作動的に連結されている。こ
れにより、上記1対のねじ軸296に両端部が螺合され
たスキージ支持プレート290とそれに連結されたスク
レーパ支持プレート292とは、上記駆動モータ300
により製版36のスクリーン40から所定距離離隔した
位置においてその製版36に沿って一体的に往復駆動さ
れるようになっている。本実施例では、上記スキージ支
持プレート290およびスクレーパ支持プレート292
は、第1往復移動部材および第2往復移動部材として機
能している。
【0047】上記スキージ支持プレート290およびス
クレーパ支持プレート292は、スキージ支持プレート
290の両端部に設けられた左右1対のプレート連結装
置306により着脱可能に連結されるようになってい
る。プレート連結装置306は、図24に詳しく示すよ
うに、スキージ支持プレート290からスクレーパ支持
プレート292の上側へ突設された連結板308と、そ
の連結板308の先端においてスクレーパ支持プレート
292側へ接近離隔可能に設けられ且つ図示しないスプ
リングによってそのスクレーパ支持プレート292側へ
付勢されることによりそのスクレーパ支持プレート29
2の上面に形成された係合穴310内に係合させられる
連結ピン312とを備えている。
【0048】図22および図23に詳しく示すように、
上記スキージ支持プレート290には、スキージ320
を製版36のスクリーン40に当接してさらにそれを押
し下げる位置とそのスクリーン40から所定距離離隔し
た位置とに駆動するためのスキージ上下シリンダ322
と、スキージ320をその先端がスクリーン40に丁度
接触する中間高さとするための中間高さストッパとして
機能する中間高さ位置ストッパシリンダ324と、スキ
ージ320の上昇限位置を設定する上昇限位置ストッパ
326とが設けられている。上記スキージ320は、製
版36の幅寸法よりも少し短い長手状を成し、ウレタン
ゴムのような合成ゴム製や天然ゴム製などの弾性体製の
長手帯状スキージ本体328と、そのスキージ本体32
8を挟持する金属製のスキージ保持部材330とから構
成されている。なお、上記スキージ上下シリンダ322
には、その出力ロッドの突き出し高さすなわちスキージ
320の下限位置を設定するためのロック機能付調節ね
じ332が設けられている。また、上記中間高さ位置ス
トッパシリンダ324には、その出力ロッドの突き出し
長さすなわちスキージ320の中間高さストッパ位置を
設定するためのロック機能付調節ねじ334が設けられ
ている。さらに、上昇限位置ストッパ326には、その
下端の高さ位置すなわちスキージ320の上昇限位置を
設定するためのロック機能付調節ねじ336が設けられ
ている。
【0049】上記スキージ上下シリンダ322の出力ロ
ッド338の先端部には、上記スキージ320を保持す
るスキージ保持装置340が連結されている。このスキ
ージ保持装置340は、両端部が下方へ突き出す長手板
状を成し、長手方向の両端部が前記スキージ支持プレー
ト290の下面に下方へ向かって固定された1対の案内
レール342に案内されることによりスクリーン40に
対して垂直な方向へ案内され、且つ長手方向の中央部が
上記出力ロッド338に揺動カップリング344を介し
て連結された長手状の上下部材346と、その上下部材
346に対して調節ねじ348により上下方向の相対位
置が調節可能に設けられ且つ上下動固定ねじ350によ
り固定される上下位置調節部材352と、その上下位置
調節部材352に対して軸芯まわりの回動可能に取り付
けられ且つ回動固定ねじ354により固定される長手状
の回動位置調節バー356と、その回動位置調節バー3
56の長手方向において等間隔に設けられ、前記スキー
ジ320のスキージ保持部材330の外面に形成された
1対の係合溝358に係合してそれを把持する断面U字
状の係合部材360とその係合部材360を回動位置調
節バー356に固定するためにその係合部材360に螺
合された固定ねじ362とからなる複数個の固定具36
4とを、備えている。
【0050】これにより、スキージ320は、スキージ
上下シリンダ322によりそのスキージ本体328がス
クリーン40から離隔する位置とスクリーン40を押し
下げる位置とに上下駆動されるとともに、中間高さ位置
ストッパシリンダ324の出力ロッドが下方へ突き出さ
れているときにスキージ上下シリンダ322により上方
へ駆動されることによりそのスキージ本体328がスク
リーン40に丁度或いは軽く接触する位置に位置させら
れるようになっている。また、スキージ320は、上記
回動位置調節バー356の回動角が変化させられること
により、そのスキージ本体328のスクリーン40に対
する接触角度αが調節され、上記上下位置調節部材35
2の位置が調節ねじ348によって変化させられること
によりそのスキージ本体328のスクリーン40を押し
下げる位置或いは強さが調節されるようになっている。
【0051】図22に詳しく示すように、前記スクレー
パ支持プレート292には、スクレーパ368を製版3
6のスクリーン40に当接してさらにそれを押し下げる
位置とそのスクリーン40から所定距離離隔した位置と
に駆動するためのスクレーパ上下シリンダ370と、ス
クレーパ支持プレート292に固定された案内レール3
72により上下方向に移動可能に案内され且つそのスク
レーパ上下シリンダ370により上下方向に駆動される
上下部材374と、その上下部材374に対して上下方
向の相対位置が調節可能に設けられ且つ上下動固定ねじ
376により固定される長手状の上下位置調節部材37
8と、その上下位置調節部材378に対して軸芯まわり
の回動可能に取り付けられ且つ図示しない回動固定ねじ
により固定される長手状の回動位置調節バー380と、
スクレーパ368を固定するためにその回動位置調節バ
ー380の長手方向において等間隔に設けられた複数個
の固定具382とを備えている。上記スクレーパ368
は、図24に示すように、ステンレス鋼などの金属製で
あって、両端部がスキージ320側に曲げられた板状を
成すスクレーパ本体384と、そのスクレーパ本体38
4の上端部に一体的に連結されたスクレーパ連結部材3
86とから成り、上記固定具382は、そのスクレーパ
連結部材386と係合する係合部材388と、そのスク
レーパ連結部材386に係合してそれを回動位置調節バ
ー380に固定するために係合部材388に螺合された
固定ねじ390とから成る。
【0052】上記スクレーパ上下シリンダ370と前記
スキージ上下シリンダ322とは、スキージ支持プレー
ト290およびスクレーパ支持プレート292に固定さ
れ且つそれらが互いに接近させられたときに連結される
着脱可能なスキージ側カップリング392およびスクレ
ーパ側カップリング394を中間部にそれぞれ有する1
対の空圧配管396および398により接続されてお
り、スクレーパ上下シリンダ370の1対の圧力室のう
ちスキージ320の上昇時に高圧とされる圧力室とスキ
ージ上下シリンダ322の1対の圧力室のうちスクレー
パ368の下降時に高圧とされる圧力室とが相互に接続
されるとともに、スクレーパ上下シリンダ370の1対
の圧力室のうちスキージ320の下降時に高圧とされる
圧力室とスキージ上下シリンダ322の1対の圧力室の
うちスクレーパ368の上昇時に高圧とされる圧力室と
が相互に接続されている。これにより、スクレーパ36
8は、スキージ320の下降時には、スクレーパ上下シ
リンダ370によりその下端(先端)がスクリーン40
から離隔した位置に位置させられ、スキージ320の上
昇時には、その下端(先端)がスクレーパ上下シリンダ
370によりスクリーン40と接触する位置に位置させ
られるようになっている。
【0053】このように、製版36のスクリーン40に
沿って往復駆動される互いに独立したスキージ支持プレ
ート290およびスクレーパ支持プレート292にスキ
ージ320およびスクレーパ368がそれぞれ設けられ
ていることから、往復移動部材連結装置として機能する
プレート連結装置306によってそれらスキージ支持プ
レート290およびスクレーパ支持プレート292が連
結されている状態では、相互に一体的に往復駆動される
ので、従来と同様に、スキージ320が製版36のスク
リーン40に当接させられた状態で前進させられること
により、製版36のスクリーン40上のペーストが一方
向へ押し延ばされてスクリーン印刷が行われ、スクレー
パ368が製版36のスクリーン40に当接させられた
状態で後進させられることにより、上記スキージ320
により一方向側へ移動させられたペーストが他方向側へ
押し戻される。
【0054】また、ペーストの取り替えなどに際して
は、上記プレート連結装置306の連結ピン312が係
合穴310から作業者により引き抜かれることによって
スキージ支持プレート290およびスクレーパ支持プレ
ート292の連結が解かれることにより、それらスキー
ジ支持プレート290およびスクレーパ支持プレート2
92が相互に十分に離隔させられる。このため、スキー
ジ支持プレート290に設けられたスキージ320とス
クレーパ支持プレート292に設けられたスクレーパ3
68との間隔が十分に大きくされるので、スキージ32
0とスクレーパ368との対向側に主に存在するペース
トの回収作業が能率よく行われるとともに、それらスキ
ージ320とスクレーパ368に付着したペーストの清
掃作業が容易となり、作業時間が短縮されると共に十分
な清掃が可能となる。また、図25にも詳しく示すよう
に、スキージ支持プレート290およびスクレーパ支持
プレート292が相互に連結、離隔させられることに関
連して、スキージ上下シリンダ322の圧力室とスクレ
ーパ上下シリンダ370の圧力室とを連通させる空圧配
管396、398の中間部に設けられ且つそれらスキー
ジ支持プレート290およびスクレーパ支持プレート2
92に固定されたスキージ側カップリング392および
スクレーパ側カップリング394が相互に接続、開放さ
れるので、スキージ支持プレート290に設けられたス
キージ320とスクレーパ支持プレート292に設けら
れたスクレーパ368との間隔を、スキージ上下シリン
ダ322とスクレーパ上下シリンダ370との間の空圧
配管396、398に制限されることなく自由に大きく
できるとともに、その空圧配管396、398に邪魔さ
れることなくペースト清掃作業ができる利点がある。な
お、スキージ支持プレート290およびスクレーパ支持
プレート292やそれを支持する矩形枠体284が、シ
リンダ282により製版36から大きく離隔させられる
スキージ駆動装置持上装置が設けられているが、これは
製版36の交換時或いは保守時に専ら用いられるもので
あり、上記ペーストの取り替え作業を含めて通常の作業
中には使用されないものである。
【0055】ここで、製版36をそのスクリーン40が
傾斜した状態で固定するための製版固定フレームとして
機能する上部水平フレーム26および下部水平フレーム
28のうち、上側に位置する上部水平フレーム26とス
クレーパ支持プレート292との間には、そのスクレー
パ支持プレート292がスキージ支持プレート290に
より押し上げられてその固定位置に到達すると自動的に
係合してそのスクレーパ支持プレート292をその固定
位置で係止する係止装置410が設けられている。図2
4に詳しく示すように、この係止装置410は、上部水
平フレーム26にブラケット412を介して固定され、
上部水平フレーム26およびスクレーパ支持プレート2
92の移動方向に平行であって上側が開放され且つ下側
が閉じられた係止溝414と上部水平フレーム26から
離れるほど係止溝414の深さ方向へ向かうように形成
された、係止溝414の下側に隣接する傾斜案内面41
6とを有する係止部材418と、ブラケット420を介
してスクレーパ支持プレート292に取り付けられ、上
記係止溝414の深さ方向へ図示しないスプリングによ
って付勢されることにより製版36側の先端が上記係止
溝414内に嵌め入れられる係止ピン422とを備えて
いる。これにより、スクレーパ支持プレート292が上
部水平フレーム26に接近させられると、係止ピン42
2の先端が傾斜案内面416によって押し込まれた後、
上記係止溝414に到達するとその中へ突き出されるこ
とにより自動的に係止され、作業者により上記係止ピン
422が係止溝414から作業者により引き抜かれる
と、係止ピン422と係止溝414との係止が解かれて
スクレーパ支持プレート292が製版56やフレーム1
4に対して自由に移動させられるようになっている。
【0056】また、上記スキージ支持プレート290に
は、上記プレート連結装置306によるスキージ支持プ
レート290およびスクレーパ支持プレート292の相
互連結が解除されたときに、スクレーパ支持プレート2
92を押し上げて所定距離以上離隔させる押上シリンダ
430が固設されるとともに、スクレーパ支持プレート
292には、その押上シリンダ430の出力ロッド43
2の先端が当接させられる当接板434が固設されてい
る。そして、この押上シリンダ430は、スキージ支持
プレート290に設けられた切換スイッチ436の操作
に応答してその出力ロッド432を引き込めた状態と突
き出した状態とに切り換えられるようになっている。
【0057】上記の係止装置410によれば、ペースト
の清掃に先立って、スキージ支持プレート290を斜め
上方へ前進駆動してスクレーパ支持プレート292がそ
の係止位置まで押し上げられると、スクレーパ支持プレ
ート292が自動的に係止されるので、スクレーパ支持
プレート292の落下を防止するための固定操作が不要
となる。また、このようにスクレーパ支持プレート29
2を係止装置410に係止させた後にスキージ支持プレ
ート290を斜め下方へ後進駆動すれば、スキージ支持
プレート290とスクレーパ支持プレート292とが容
易に離隔させられる。さらに、押上シリンダ410によ
りスクレーパ支持プレート292を突き出すことによ
り、スクレーパ支持プレート292のスキージ支持プレ
ート290からの分離が容易となるとともに、空気で作
動させられる押上シリンダ410の衝撃緩和作用によ
り、スクレーパ支持プレート292が上記係止装置41
0に当接させられるときのショックが緩和される利点が
ある。
【0058】上記のように構成されたスクリーン印刷装
置10は、たとえば図26に示す制御装置により制御さ
れるようになっている。図において、電子制御装置44
0は、CPU、ROM、RAM、入出力インターフェー
スなどを含む所謂マイクロコンピュータであって、CP
Uは予めROMに記憶されたプログラムに従って入力信
号を処理し、搬送ローラ上下用のシリンダ52を作動す
るための電磁弁442、当接板駆動シリンダ64を作動
するための電磁弁444、スライドシリンダ72を作動
するための電磁弁446、クランプシリンダ86を作動
するための電磁弁448、移動プレート146をX方向
に駆動するためのX方向パルスモータ190、移動プレ
ート146をY方向或いはθ方向に駆動するための第1
Y方向位置移動装置182の第1Y方向パルスモータ4
50および第2Y方向位置移動装置184の第2Y方向
パルスモータ452、ロック装置220の固定シリンダ
226を作動させるための電磁弁453、搬送台本体1
10を基板取替位置Lと印刷位置Rとの間で駆動するた
めの駆動モータ128、上下テーブル駆動シリンダ11
6を作動するための電磁弁454、内挿ピン駆動シリン
ダ254を作動させるための電磁弁456、スキージ3
20を駆動するための駆動モータ300、スキージ上下
シリンダ322を作動させるための電磁弁458、中間
高さ位置ストッパシリンダ324を作動させるための電
磁弁460、押上シリンダ430を作動させるための電
磁弁462、スキージ駆動装置12を製版36に対して
接近離隔させるシリンダ282を作動させるための電磁
弁464を制御する。
【0059】コンソールボックス466には、各アクチ
ュエータを単独で手動操作により作動させる手動モード
と各アクチュエータを自動的に作動させる自動モードと
に切り換えるための手動自動切換スイッチ468、自動
的なスクリーン印刷を起動させたり停止させたりするた
めの印刷起動停止スイッチ470、搬送ローラ54を上
昇位置と下降位置とに切り換えるための搬送ローラ上下
スイッチ472、当接板62をバックアップ部材78か
ら離隔させて製版36を持ち上げた状態と当接板62を
バックアップ部材78側へ移動させた状態とを切り換え
るための当接板駆動スイッチ474、版間隔ゲージ66
を製版36とバックアップ部材78との間に介挿する位
置と介挿しない位置とに切り換えるための版間隔ゲージ
スライドスイッチ476、製版36をフレーム14に固
定するためのクランプスイッチ478、移動プレート1
46をX方向に駆動操作するためのX方向スイッチ48
0、移動プレート146をY方向或いはθ方向に駆動操
作するための第1Y方向スイッチ482および第2Y方
向スイッチ484、移動プレート146を簡易的に固定
するためにロック装置220を作動させる移動プレート
ロックスイッチ485、搬送台本体110を基板取替位
置Lと印刷位置Rとの間で駆動するためのテーブル駆動
スイッチ486、上下テーブル114を上下させるため
のテーブル上下スイッチ488、内挿ピン252すなわ
ち嵌合ピン装置248を駆動するための位置決めスイッ
チ490、スキージ320をスクリーン40に沿って前
後進駆動するためのスキージ駆動スイッチ492、スキ
ージ320を上下させるためのスキージ上下スイッチ4
94、スキージ320をその前進限において中間高さま
で上昇させるための中間高さスイッチ496、スキージ
駆動装置12を製版36に対して接近離隔させるための
スキージ駆動装置上下スイッチ498がそれぞれ設けら
れており、それらのスイッチから発生した操作信号が電
子制御装置440へ供給されるようになっている。ま
た、押上シリンダ430を作動させるための切換スイッ
チ436の操作信号も電子制御装置440へ供給される
ようになっている。
【0060】上記手動自動切換スイッチ468の操作に
より手動モードが選択されている場合には、上記搬送ロ
ーラ上下スイッチ472、当接板駆動スイッチ474、
版間隔ゲージスライドスイッチ476、クランプスイッ
チ478、X方向スイッチ480、第1Y方向スイッチ
482および第2Y方向スイッチ484、移動プレート
ロックスイッチ485、テーブル駆動スイッチ486、
テーブル上下スイッチ488、位置決めスイッチ49
0、スキージ駆動スイッチ492、スキージ上下スイッ
チ494、中間高さスイッチ496、スキージ駆動装置
上下スイッチ498、切換スイッチ436などの手動ス
イッチの操作が有効化され、それらのスイッチに対応す
る作動が単独で行われる。
【0061】たとえば、製版36の交換に際しては、手
動自動切換スイッチ468の操作により手動モードが選
択された後、クランプスイッチ478の操作によりクラ
ンプシリンダ86によるクランプが解かれ、当接板駆動
スイッチ474の操作により製版36がスキージ駆動装
置12側へ押し上げられるとともに版間隔ゲージスライ
ドスイッチ476の操作により版間隔ゲージ66が介挿
されない位置まで上昇させられた後、再び当接板駆動ス
イッチ474の操作により当接板62がバックアップ部
材78側へ引き込まれて製版36が第1案内板46に当
接するまで下降させられる。この状態で、搬送ローラ上
下スイッチ472の操作により搬送ローラ54が上昇さ
せられると、それまで用いられていた製版36は搬送ロ
ーラ54および球状回転体50により軽く移動させられ
ることが可能となり、スクリーン印刷装置10の外へ引
き出される。それとは逆に、新たな製版36は上記搬送
ローラ54および球状回転体50により所定の取付位置
まで軽く挿入され、搬送ローラ上下スイッチ472の操
作により搬送ローラ54が下降させられる。このとき、
版間隔零確認が予め行われる場合には、クランプスイッ
チ478の操作によりクランプシリンダ86によるクラ
ンプが行われ、製版36がクランプシリンダ86の押圧
パッド80と当接板62との間で挟圧される。このと
き、版間隔ゲージ66が介挿されない状態であるので、
テーブル上下スイッチ488の操作により基板42が載
置された上下テーブル114が上昇させられることによ
り、スクリーン40と基板42との間の版間隔D1の零
が確認される。次いで、クランプスイッチ478の操作
によりクランプシリンダ86によるクランプが解かれ、
当接板駆動スイッチ474の操作により製版36がスキ
ージ駆動装置12側へ押し上げられるとともに版間隔ゲ
ージスライドスイッチ476の操作により版間隔ゲージ
66が介挿される位置まで下降させられた後、再び当接
板駆動スイッチ474の操作により当接板62が引き込
まれるとともにクランプスイッチ478の操作によりク
ランプシリンダ86によるクランプが行われて製版36
が固定されると、版間隔ゲージ66に対応した版間隔D
1が形成される。なお、その版間隔ゲージ66は、版間
隔ゲージスライドスイッチ476の操作によりゲージ保
持部材76が上昇させられている間に、必要に応じて、
新たな製版36に適したものに取り替えられる。
【0062】また、ペーストの取り替えに際しては、手
動自動切換スイッチ468の操作により手動モードが選
択された後、プレート連結装置306によりスキージ支
持プレート290とスクレーパ支持プレート292との
連結が解かれ、且つ切換スイッチ436の操作により押
上シリンダ430の出力ロッド432によりスクレーパ
支持プレート292がスキージ支持プレート290から
所定距離押し上げられ、この状態でスキージ駆動スイッ
チ492の操作によりスキージ支持プレート290が前
進させられてスクレーパ支持プレート292がその最上
昇(係止)位置まで駆動されると、係止装置410によ
りスクレーパ支持プレート292がその位置で自動的に
係止される。そして、スキージ駆動スイッチ492の操
作によりスキージ支持プレート290が後進させられる
と、スクレーパ支持プレート292とスキージ支持プレ
ート290との間が大きく開かれて、スキージ320お
よびスクレーパ368やスクリーン40の清掃作業が容
易に行われる。この清掃作業が終了すると、再びスキー
ジ駆動スイッチ492の操作によりスキージ支持プレー
ト290が前進させられるとともに、係止装置410の
係止ピン422が引き抜き操作されることによりスクレ
ーパ支持プレート292の係止状態が解かれて上記押上
シリンダ430の出力ロッド432に受け止められ、切
換スイッチ436の操作により押上シリンダ430の出
力ロッド432が引き込まれた状態でプレート連結装置
306の連結ピン312が操作されてスクレーパ支持プ
レート292がスキージ支持プレート290に連結され
る。
【0063】しかし、手動自動切換スイッチ468の操
作により自動モードが選択されている場合には、上記手
動スイッチの操作が無効化されるとともに、印刷起動停
止スイッチ470の操作に応答してスクリーン印刷が自
動的に実行される。すなわち、図示しないハンドリング
装置によって新たな基板42が基板取替位置Lに位置し
ている基板搬送台104の移動プレート146上に載置
されると、その基板42に付されている1対の位置マー
クがアライメント用基板位置検出装置13により検出さ
れ、アライメント作動が行われる。すなわち、その1対
の位置マークが予め設定された位置と自動的に一致する
ようにX方向位置移動装置180、第1Y方向位置移動
装置182、第2Y方向位置移動装置184が作動させ
られる。次いで、基板搬送台104が駆動モータ128
により印刷位置Rへ駆動された後、上下テーブル114
が製版36側へ接近させられるとともに、嵌合ピン装置
248の拡径ピン250が拡径されることによりフレー
ム14に固定された製版36と上下テーブル114に載
置された基板42とが相互に位置決めされる。このと
き、前進(上昇)位置において中間高さ位置にあったス
キージ320はその上限位置まで上昇させられると同時
にスクレーパ368がスクリーン40に接触する位置ま
で下降させられ、この状態でスキージ320およびスク
レーパ368がその後進(下降)位置まで一旦後進させ
られた後、スキージ320がスクリーン40を押し付け
る位置まで下降させられるとともにスクレーパ368が
上昇させられ、この状態で再び前進させられることによ
りスクリーン40上のペーストが基板42上に所定のパ
ターンで転写される。そして、スキージ320がその中
間位置に位置させられるとともに、上下テーブル114
がスクリーン40から離隔する方向へ下降させられた
後、基板搬送台104が駆動モータ128により基板取
替位置Lまで駆動され、そこでハンドリング装置により
印刷後の基板42が新たな基板42に取り替えられる。
【0064】上記アライメント作動時には、電子制御装
置440は、X方向駆動ピン148のX方向位置を変更
することにより基板42の製版36に対するX方向位置
を位置決めし、第1Y方向駆動ピン152および第2Y
方向駆動ピン154のY方向位置を同量だけ変更するこ
とにより基板42の製版36に対するY方向位置を位置
決めし、第1Y方向駆動ピン152および第2Y方向駆
動ピン154のY方向位置を異なる量だけ変更すること
によりその基板42の製版36に対する回転位置θを位
置決めする位置合わせ制御装置として機能している。こ
れにより、X方向テーブルを案内するX方向案内装置、
X方向テーブルを送るX方向テーブル送りねじ機構、Y
方向テーブルを案内するY方向案内装置、Y方向テーブ
ルを送るY方向送りねじ機構、回転方向にテーブルを案
内する回転方向案内装置、回転方向にテーブルを回転さ
せる回転方向駆動装置を用いることなく、移動プレート
のX方向位置、Y方向位置、回転角度位置θの調節が行
われる。
【0065】また、上記電子制御装置440は、アライ
メント作動時において移動プレート146の移動期間内
は、切換制御弁168を切り換えることにより、圧縮気
体供給装置172から第2上下ベースプレート144へ
圧縮気体を供給して移動プレート146とそれを支持す
る第2上下ベースプレート144との間に圧縮気体層を
形成し、電気信号に従って駆動されるX方向駆動ピン1
48、第1Y方向駆動ピン152、第2Y方向駆動ピン
154により、移動プレート146を極めて小さい力で
移動可能とする一方で、その移動プレート146の位置
決め完了後は、切換制御弁168を切り換えることによ
り、負圧供給装置170から第2上下ベースプレート1
44へ負圧を供給して、移動プレート146を第2上下
ベースプレート144上に吸着して固定する。これによ
り、X方向駆動ピン148、第1Y方向駆動ピン15
2、第2Y方向駆動ピン154の駆動機構や、固定機構
が極めて小型となる利点がある。
【0066】以上、本発明の一実施例を図面を用いて説
明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0067】たとえば、前述の実施例のスクリーン印刷
装置10において、嵌合穴242を有する嵌合部材24
4がスペーサ部材58に固定され、拡径ピン250およ
び内挿ピン252からなる嵌合ピン装置248が上下テ
ーブル114すなわち基板搬送台104に固定されてい
たが、反対に、嵌合部材244が上下テーブル114に
固定され、嵌合ピン装置248がスペーサ部材58に相
対向した状態でそれぞれ固定されていてもよいのであ
る。
【0068】また、前述の実施例のスクリーン印刷装置
10では、拡径ピン250および内挿ピン252からな
る嵌合ピン装置248が上下テーブル駆動シリンダ11
6により嵌合部材244側へ駆動されるように構成され
ていたが、たとえば製版36が基板42に対して接近離
隔させられるような場合には、逆にスクレーパ支持プレ
ート292が往復駆動され、嵌合部材244が嵌合ピン
装置248側へ駆動されても差し支えない。
【0069】また、前述の実施例のスクリーン印刷装置
10では、製版36が斜めの状態でフレーム14に固定
されていたが、水平の状態で固定される形式のものであ
ってもよい。このようにしても、前述の実施例と同様の
効果が得られるのである。
【0070】また、前述の実施例では、拡径ピン250
および内挿ピン252からなる嵌合ピン装置248が上
下テーブル駆動シリンダ116により嵌合部材244側
へ駆動されるように構成されていたが、上下テーブル1
14を駆動する上下テーブル駆動シリンダ116とは別
のアクチュエータによって拡径ピン250が嵌合穴24
2内に嵌合される構成であっても差し支えない。
【0071】なお、上述したのはあくまでも本発明の一
実施例であり、本発明はその主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるスクリーン印刷装置の
側面図である。
【図2】図1の印刷装置において、フレームを説明する
ためにアライメント装置、スキージ駆動装置、基板搬送
装置などを除いた正面図である。
【図3】図2の製版保持装置を詳しく示すための図であ
って、実施例のIII-III 視断面図である。
【図4】図2の製版保持装置を示す平面図である。
【図5】図2の製版保持装置を示す正面図である。
【図6】図1の基板搬送台に含まれた上下テーブルを説
明する正面図である。
【図7】図6の上下テーブルを示す底面図である。
【図8】図8の上下テーブルを示す側面図である。
【図9】図6において移動プレートを除去した状態を示
す上下テーブルの正面図である。
【図10】図6において移動プレートおよび第2上下プ
レートを除去した状態を示す上下テーブルの正面図であ
る。
【図11】図6のX方向位置移動装置を示す側面図であ
る。
【図12】図6のX方向位置移動装置を示す平面図であ
る。
【図13】図6のX方向付勢装置を示す側面図である。
【図14】図6のX方向付勢装置を示す平面図である。
【図15】図6のX方向付勢装置を示す正面図である。
【図16】図6のロック装置を説明する要部断面図であ
る。
【図17】図1の基板搬送台に含まれた上下テーブルの
第1上下プレートを拡大して示す図である。
【図18】図17の拡径ピンおよび内挿ピンの形状を拡
大して説明する図である。
【図19】図17の拡径ピンの形状を拡大して説明する
正面図である。
【図20】図17のブロックおよびストッパ部材の他の
例を説明する図である。
【図21】図1のスキージ駆動装置を説明する正面図で
ある。
【図22】図21のスキージ支持プレートおよびスクレ
ーパ支持プレートの要部を拡大して示す図である。
【図23】図21のスキージ支持プレートの要部を拡大
して示す一部を切り欠いて示す側面図である。
【図24】図21のスキージ支持プレートおよびスクレ
ーパ支持プレートに設けられたプレート連結装置、係止
装置、スキージ、スクレーパなどを説明する要部断面図
である。
【図25】図21の空圧配管を着脱可能に接続するスキ
ージ側カップリングおよびスクレーパ側カップリングを
示す図である。
【図26】図1のスクリーン印刷装置に設けられた制御
装置の構成を説明するブロック線図である。
【符号の説明】
10:スクリーン印刷装置 36:製版 58:スペーサ部材(位置固定部材) 104:基板搬送台 110:搬送台本体 114:上下テーブル 116:上下テーブル駆動シリンダ(嵌合駆動装置) 240:位置決め装置 242:嵌合穴 250:拡径ピン 252:内挿ピン 254:内挿ピン駆動シリンダ(内挿ピン駆動装置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板印刷位置に設けられた製版と、予め
    設定された基板取替位置と該基板印刷位置との間で移動
    可能に設けられ、該基板取替位置において載置された基
    板を該基板印刷位置まで搬送する基板搬送台と、該基板
    搬送台を前記基板印刷位置に位置決めするための位置決
    め装置とを備え、スクリーン印刷に際して前記基板を前
    記製版の直下に位置させる形式のスクリーン印刷装置で
    あって、前記位置決め装置が、 前記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と前記基板
    搬送台との一方に設けられた嵌合穴と、 前記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と前記基板
    搬送台との他方に設けられ、径方向のスリットを備えて
    前記嵌合穴に嵌合される円筒状の拡径ピンと、 前記嵌合穴内に該拡径ピンを嵌めいれるために、それら
    が相対的に接近させられる方向へ該嵌合穴および拡径ピ
    ンの一方を駆動する嵌合駆動装置と、 該拡径ピン内に挿入され、該拡径ピンの外径を拡径する
    ために該拡径ピンの軸方向に移動可能に設けられる内挿
    ピンと、 前記拡径ピンが前記嵌合穴内に嵌め入れられた状態で該
    内挿ピンを駆動して該拡径ピンを拡径させる内挿ピン駆
    動装置とを、含むことを特徴とするスクリーン印刷装
    置。
  2. 【請求項2】 前記基板搬送台は、前記基板取替位置と
    基板印刷位置との間で案内レールにより案内される搬送
    台本体と、該搬送台本体上において前記製版に対して接
    近離隔可能に設けられた上下テーブルとを備えたもので
    あり、 前記嵌合穴は、前記基板印刷位置に設けられた位置固定
    部材と上記上下テーブルとの一方に設けられたものであ
    り、 前記拡径ピンは、前記基板印刷位置に設けられた位置固
    定部材と上記上下テーブルとの他方に設けられたもので
    ある請求項1のスクリーン印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記拡径ピン、内挿ピン、および内挿ピ
    ン駆動装置は、前記上下テーブルに設けられたものであ
    り、 前記嵌合穴は、前記基板搬送台が前記印刷位置に位置さ
    せられたときに該拡径ピンに対向するように前記位置固
    定部材に設けられたものであり、 該上下テーブルが前記製版に対して接近させられること
    により、該上下テーブルに設けられた拡径ピンが前記嵌
    合穴内に嵌め入れられるものである請求項2のスクリー
    ン印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記位置決め装置は、少なくとも2個設
    けられている請求項1乃至3のいずれかのスクリーン印
    刷装置。
  5. 【請求項5】 前記スクリーン印刷装置は、 単一の前記位置決め装置と、 前記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と前記基板
    搬送台との一方に設けられ、該単一の位置決め装置の中
    心軸を略通過する直線上に位置するV溝を有するVブロ
    ックと、 前記基板印刷位置に設けられた位置固定部材と前記基板
    搬送台との他方に設けられ、前記嵌合穴内に前記拡径ピ
    ンが嵌め入れられた状態では該VブロックのV溝内に係
    合させられる係合突起とを、さらに備えたものである請
    求項1乃至3のいずれかのスクリーン印刷装置。
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