JPH11291042A - 消耗電極式の交流ガスシールドアーク溶接方法および装置 - Google Patents

消耗電極式の交流ガスシールドアーク溶接方法および装置

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JPH11291042A
JPH11291042A JP9484198A JP9484198A JPH11291042A JP H11291042 A JPH11291042 A JP H11291042A JP 9484198 A JP9484198 A JP 9484198A JP 9484198 A JP9484198 A JP 9484198A JP H11291042 A JPH11291042 A JP H11291042A
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Tsuneo Shinada
常夫 品田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板やルートギャップが大きい継手を溶接す
ることができ、明瞭なビード波が得られ、しかも溶け込
み深さを均一にすることができる消耗電極式の交流ガス
シールドアーク溶接方法および装置を提供すること。 【解決手段】 ワイヤの臨界電流値よりも大きいEP
(棒プラス)極性の第1の電流IP1を供給する期間TP1
とワイヤの臨界電流値よりも小さいEN(棒マイナス)
極性の第1の電流IB1を供給する期間TB1を交互に繰り
返す第1の繰返し期間T1と、ワイヤの臨界電流値より
も大きいEP極性の第2の電流IP2を供給する期間TP2
と第1の電流IB1よりも小さいEN極性の第2の電流I
B2を供給する期間TB2を交互に繰り返す第2の繰返し期
間T2を設け、第1の繰返し期間T1と第2の繰返し期
間T2を交互に繰り返しながら溶接する。第1の繰返し
期間T1と第2の繰返し期間T2は任意に設定すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消耗電極を用いる
交流ガスシールドアーク溶接方法およびその装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭56−165564号公報(以
下、第1の技術という。)には、溶接電流を直流にして
プラス側を電極(以下、ワイヤという)に、またマイナ
ス側を母材に接続し、パルス電流値、パルス電流期間お
よびベース電流値を所定の値に保ち、ベース電流期間を
ワイヤ送給量に略反比例して変化させることにより、ワ
イヤ先端に形成される溶滴をパルス電流に同期して溶融
池へ移行させるガスシールドアーク溶接方法が開示され
ている。この技術の場合、母材への入熱が大きいから、
溶込みが深く、余盛の少ない溶接ビードが得られる。そ
こで、比較的板厚が厚いワークに適用すると良好な溶接
結果が得られる。
【0003】また、特開平1−186279号公報(以
下、第2の技術という。)には、溶接電流を交流にする
と共に、ワイヤ送給速度に対応した交流出力の周波数を
定め、ワイヤの材質や直径などに応じた通電期間および
電流値を持つ逆極性電流を通電して溶接するガスシール
ドアーク溶接方法および装置が開示されている。この技
術の場合、母材への入熱は比較的小さいから溶込みは比
較的浅いが、ワイヤの溶融量が多いため溶着量を大きく
することができる。そこで、薄板やルートギャップが大
きい継手に適用すると良好な溶接結果が得られる。
【0004】また、特開平5−138355号公報(以
下、第3の技術という。)には、上記第1と第2の技術
を組合せ、直流溶接および交流溶接を交互に繰り返すと
共にその時間比率を制御して溶接するガスシールドアー
ク溶接方法および装置が開示されている。この技術の場
合、任意の溶け込みや余盛形状が得られ、また、直流お
よび交流の周期に応じた規則的なビード波が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の技術を
薄板やルートギャップが大きい継手に適用すると、母材
が溶融し過ぎてしまい、溶融金属の溶落ちや過大なアン
ダーカットなどの溶接欠陥が発生しやすい。また、第2
の技術では第1の技術の短所を補うことができるが、明
瞭なビード波を得ることができない。また、第3の技術
では、規則的なビード波を得ることはできるが、直流期
間と交流期間によって溶け込み深さが変化し、溶け込み
深さが均一にならない。
【0006】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、薄板やルートギャップが大きい継手を溶接
することができ、明瞭なビード波が得られ、しかも溶け
込み深さを均一にすることができる消耗電極式の交流ガ
スシールドアーク溶接方法および装置を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、ワイヤの臨界電流値よりも大き
いEP(棒プラス)極性の第1の電流IP1を供給する期
間TP1とワイヤの臨界電流値よりも小さいEN(棒マイ
ナス)極性の第1の電流IB1を供給する期間TB1を交互
に繰り返す第1の繰返し期間T1と、ワイヤの臨界電流
値よりも大きいEP極性の第2の電流IP2を供給する期
間TP2と前記第1の電流IB1よりも小さいEN極性の第
2の電流IB2を供給する期間TB2を交互に繰り返す第2
の繰返し期間T2を設け、前記第1の繰返し期間T1と
第2の繰返し期間T2を交互に繰り返しながら溶接する
ことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記EP極性の第1の電流IP1を前記EP極性の第
2の電流IP2よりも大きくかつ前記期間TP1を前記期間
P2よりも短くすることを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1ないし
請求項2いずれかにおいて、前記繰返し期間T1と第2
の繰返し期間T2の比率を変化させることを特徴とす
る。
【0010】また、請求項4の発明は、直流電源と、入
力側を直流電源に接続され出力側を電極および母材に接
続される交流変換装置と、極性判定器の信号により前記
交流変換装置を駆動する駆動回路と、第1の切換スイッ
チに接続された電流IP1および電流IB1設定器と、第2
の切換スイッチに接続された電流IP2および電流IB2
定器と、期間T1設定器および期間T2設定器が接続さ
れた期間信号発生器からの信号により、前記第1の切換
スイッチと前記第2の切換スイッチを前記直流電源に接
続する第3の切換スイッチと、接続された期間TP1設定
器および期間TB1設定器からの信号を前記第1の切換ス
イッチと前記極性判定器に出力する第1の時間信号発生
器と、接続された期間TP2設定器および期間TB2設定器
からの信号を前記第2の切換スイッチと前記極性判定器
に出力する第2の時間信号発生器とからなり、電極およ
び母材との間に期間T1においては電流IP1および電流
B1を、また期間T2においては電流IP2および電流I
B2をそれぞれ交互に供給すると共に、期間T1と期間T
2を交互に繰り返すように構成したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
消耗電極式の交流ガスシールドアーク溶接装置の接続
図、図2は電流波形図である。図で、1は直流電源であ
り、商用交流を直流に変換する整流回路と、整流された
電流を交流に変換する入力側インバータ回路と、変換さ
れた交流を降圧する変圧器と、変換された交流を再び直
流に変換する整流回路等から構成されており、入力され
た3相の商用交流を直流に変換する。なお、直流電源1
は2電源で構成され、出力端子1aは出力端子1bに対
してプラス側、出力端子1bは出力端子1cに対してプ
ラス側になるように構成されている。2は出力側インバ
ータ回路で、2個のトランジスタ2a,2bで構成さ
れ、直流電源1の出力を略矩形の交流に変換する。ここ
で、トランジスタ2aのコレクタは上記出力端子1a
に、エミッタはトランジスタ2bのコレクタに、ベース
は後述する駆動回路17にそれぞれ接続されている。ま
た、トランジスタ2bのエミッタは上記出力端子1c
に、ベースは後述する駆動回路17にそれぞれ接続され
ている。3はワイヤで、トランジスタ2aのエミッタと
トランジスタ2bのコレクタとの接続点4に接続されて
いる。なお、5はワイヤ送給ローラである。6は母材
で、上記出力端子1bに接続されている。
【0012】71は電流IP1の値を設定するためのIP1
設定器、81は電流IB1の値を設定するためのIB1設定
器で、それぞれ第1の切換スイッチ91および第3の切
替スイッチ20を介して直流電源1に接続されている。
101は電流IP1を供給する期間TP1を設定するための
P1設定器、111は電流IB1を供給する期間TB1を設
定するためのTB1設定器で、それぞれ第1の時間信号発
生器121に接続されている。第1の時間信号発生器1
21は切換スイッチ91と極性判定器16に接続されて
いる。
【0013】72は電流IP2の値を設定するためのIP2
設定器、82は電流IB2の値を設定するためのIB2設定
器で、それぞれ第2の切換スイッチ92および第3の切
替スイッチ20を介して直流電源1に接続されている。
102は電流IP2を供給する期間TP2を設定するための
P2設定器、112は電流IB2を供給する期間TB2を設
定するためのTB2設定器で、それぞれ第2の時間信号発
生器122に接続されている。第2の時間信号発生器1
22は切換スイッチ92と極性判定器16に接続されて
いる。
【0014】13は第1の期間T1の値を設定するため
のT1設定器、14は第2の期間T2を設定するための
T2設定器で、それぞれ期間信号発生器15を介して第
3のスイッチ20に接続されている。極性判定器16は
第1および第2の時間信号発生器121、122からの
信号に基づいて出力側インバータ回路2の駆動回路17
に所定の信号を出力する。
【0015】次に、本実施の形態の動作を説明する。始
めに回路の動作について説明する。溶接作業に先立ち、
ワイヤの材質および直径、シールドガスの組成、アーク
長およびワイヤ送給速度等に応じて以下の設定をする。
すなわち、IP1設定器71、IP2設定器72によりワイ
ヤ3の臨界電流値よりも大きい電流IP1、IP2の値をそ
れぞれ設定する。また、IB1設定器81、IB2設定器8
2によりワイヤ3の臨界電流値よりも小さい電流IB1
B2(ただし、IB1>IB2)の値をそれぞれ設定する。
また、TP1設定器101、TP2設定器102、TB1設定
器111、TB2設定器112により電流IP1、電流
P2、電流IB1、電流IB2を供給する期間TP1、期間T
P2、期間TB1、期間TB2の値をそれぞれ設定する。な
お、期間TP1および期間TP2はワイヤ3の先端に形成さ
れた溶滴が離脱できる程度の短い時間で良い。さらに、
T1設定器13およびT2設定器14により期間T1と
期間T2の値を設定する。なお、期間T1および期間T
2については後述する。
【0016】図示しない起動ボタンが押されると、図示
しないシールドガスが供給され、ワイヤ3が送給され
る。なお、図2には示していないが、アークスタート時
の過渡状態、すなわちワイヤ3が母材6に接触してアー
クが発生してから所定の時間が経過するまでは、電流I
P1と同じ大きさの電流が供給され、通常溶接状態になる
と期間T1が開始する。
【0017】期間T1の場合、切換スイッチ20は期間
信号発生器15から第1の期間T1であることを示す信
号を受け、切換スイッチ91を直流電源1に接続する。
時間信号発生器121はTP1設定器101、TB1設定器
111により設定された期間TP1、期間TB1の値に基づ
いて切換スイッチ91を切換える。この結果、直流電源
1は、IP1設定器71およびIB1設定器81により設定
された電流IP1および電流IB1を出力端子1a,1b,
1cに出力する。一方、極性判定器16は第1の時間信
号発生器121からの信号が期間TP1の時はトランジス
タ2aをオン、トランジスタ2bをオフ、また期間TB1
ではトランジスタ2aをオフ、トランジスタ2bをオン
とする信号を駆動回路17に出力する。この結果、期間
P1ではEP極性に、期間TB1ではEN極性になる。
【0018】期間T1が終了すると、期間T2が開始す
る。期間T2の場合、切換スイッチ20は期間信号発生
器15から第2の期間T2であることを示す信号を受
け、切換スイッチ92を直流電源1に接続する。時間信
号発生器122はTP2設定器102、TB2設定器112
により設定された期間TP2、期間TB2の値に基づいて切
換スイッチ92を切換える。この結果、直流電源1は、
P2設定器72およびIB2設定器82により設定された
電流IP2および電流IB2を出力端子1a,1b,1cに
出力する。一方、極性判定器16は第2の時間信号発生
器122からの信号が期間TP2の時はトランジスタ2a
をオン、トランジスタ2bをオフ、また期間TB2ではト
ランジスタ2aをオフ、トランジスタ2bをオンとする
信号を駆動回路17に出力する。この結果、期間TP2
はEP極性に、期間TB2ではEN極性となる。
【0019】次に溶接現象について説明する。 (1)期間T1では、先ずEP極性の電流IP1によりワ
イヤ3が溶融し、電流IP1による電磁ピンチ力によりワ
イヤ3の先端に形成された溶滴はワイヤ3から離脱して
母材6に移行する。そして、次のEN極性の電流IB1
よりアークが維持されると共に、ワイヤ3は少し溶融さ
れる。 (2)期間T2では、期間T1の場合と同様に、先ずE
P極性の電流IP2によりワイヤ3が溶融し、電流IP2
よる電磁ピンチ力によりワイヤ3の先端に形成された溶
滴はワイヤ3から離脱して母材6に移行する。そして、
次のEN極性の電流IB2では、ワイヤ3は少し溶融され
る。 (3)期間T1と期間T2の溶接現象はほぼ同じである
が、ワイヤ3の溶融量はEN極性の電流IB1と電流IB2
の値によって大きく左右され、IB1>IB2であるから、
期間T1のアーク長は期間T2のアーク長よりも長くな
る。この結果、アーク長は期間T1と期間T2に同期し
て変動し、明瞭なビード波が形成される。一方、溶け込
みは電流IP1および電流IP2の値によって決まり、アー
ク長の変動があっても、その影響は小さい。 (4)なお、IB1>IB2とするだけでなく、IP1
P2、TP1<TP2にすると、溶け込みの変化を制御しな
がらより明瞭なビード波を形成することができる。
【0020】以下に具体的な溶接例を示す。
【0021】(a)アルミニウム(A5052)の溶接
例 母材の板厚:6mm、 ワイヤ材質:A5052 ワイヤ径:1.2φ、 ワイヤ送給速度:8m/
min シールドガス:アルゴン IP1=IP2=300A、IB1=50A、IB2=35A TP1=TP2=TB1=TB2=2ms、T1=T2=200
ms (b)鉄鋼(SPCC)の溶接例 母材の板厚:3.2mm、 ワイヤ材質:メタルコア
ードワイヤ ワイヤ径:1.2φ、 ワイヤ送給速度:5m/
min シールドガス:マグガス(Ar+20%CO2) IP1=400A、IB1=70A、IP2=350A、IB2
=50A TP1=1.5ms、TP2=2ms、TB1=17ms、T
B2=20ms T1=185ms、T2=220ms そして、上記いずれの場合にも、良好な溶接結果を得る
ことができた。
【0022】なお、上記溶接例では、期間T1および期
間T2をそれぞれ期間TP1または期間TP2と期間TB1
たは期間TB2の和の倍数とするとともにそれぞれを同期
させて制御したが、期間T1および期間T2は期間TP1
と期間TB1または期間TP2と期間TB2の和の倍数でなく
てもよい。すなわち期間T1および期間T2を期間TP1
と期間TB1あるいは期間TP2と期間TB2の関数としてで
はなく、独立に定めてもよい。
【0023】また、溶接開始時において、通常溶接状態
になった時、期間T1から開始するするようにしたが期
間T2から開始するするようにしても良いことを確認し
た。
【0024】また、上記では、直流電源1を2電源で構
成したが、直流電源1を1電源とし、出力側インバータ
回路をフルブッリジ構成として2個のトランジスタを交
互に動作させるようにすると、上記したように期間T1
および期間T2を期間TP1または期間TP2および期間T
B1または期間TB2と独立に定めてもよいから、既存の直
流電源を用いて本発明の溶接方法を実施することができ
る。
【0025】さらに、上記では、出力電流を所定の値に
制御する定電流特性の直流電源としたが、定電電圧特性
の直流電源を用い、電流IP1、電流IP2、電流IB1、電
流IB2に略等しい電流が得られるように、出力電圧をそ
れぞれ設定するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイヤの臨界電流値よりも大きいEP極性の第1の電流
P1を供給する期間TP1とワイヤの臨界電流値よりも小
さいEN極性の第1の電流IB1を供給する期間TB1を交
互に繰り返す第1の繰返し期間T1と、ワイヤの臨界電
流値よりも大きいEP極性の第2の電流IP2を供給する
期間TP2と第1の電流IB1よりも小さいEN極性の第2
の電流IB2を供給する期間TB2を交互に繰り返す第2の
繰返し期間T2を設け、第1の繰返し期間T1と第2の
繰返し期間T2を交互に繰り返しながら溶接するから、
溶込み深さが均一になる。また、得られるビード波の外
観はティグ溶接によって形成されるビード波の外観に近
く、表面が滑らかで極めて美麗であるにもかかわらず波
目が明瞭なものとなる。したがって、溶接ビードが構造
物の表面に露出する場合も、美観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る消耗電極式の交流ガ
スシールドアーク溶接装置の接続図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電流波形図である。
【符号の説明】
P1 EP極性の第1の電流 IP2 EP極性の第2の電流 IB1 EN極性の第1の電流 IB2 EN極性の第2の電流 T1 第1の繰返し期間 T2 第2の繰返し期間 TP1 電流IP1の期間 TP2 電流IP2の期間 TB1 電流IB1の期間 TB2 電流IB2の期間
フロントページの続き (72)発明者 市川 和重 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立精 工株式会社内 (72)発明者 西川 清吾 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤの臨界電流値よりも大きいEP
    (棒プラス)極性の第1の電流IP1を供給する期間TP1
    とワイヤの臨界電流値よりも小さいEN(棒マイナス)
    極性の第1の電流IB1を供給する期間TB1を交互に繰り
    返す第1の繰返し期間T1と、ワイヤの臨界電流値より
    も大きいEP極性の第2の電流IP2を供給する期間TP2
    と前記第1の電流IB1よりも小さいEN極性の第2の電
    流IB2を供給する期間TB2を交互に繰り返す第2の繰返
    し期間T2を設け、前記第1の繰返し期間T1と第2の
    繰返し期間T2を交互に繰り返しながら溶接することを
    特徴とする消耗電極式の交流ガスシールドアーク溶接方
    法。
  2. 【請求項2】 前記EP極性の第1の電流IP1を前記E
    P極性の第2の電流IP2よりも大きくかつ前記期間TP1
    を前記期間TP2よりも短くすることを特徴とする請求項
    1に記載の消耗電極式の交流ガスシールドアーク溶接方
    法。
  3. 【請求項3】 前記繰返し期間T1と第2の繰返し期間
    T2の比率を変化させることを特徴とする請求項1ない
    し請求項2いずれかに記載の消耗電極式の交流ガスシー
    ルドアーク溶接方法。
  4. 【請求項4】 直流電源と、入力側を直流電源に接続さ
    れ出力側を電極および母材に接続される交流変換装置
    と、極性判定器の信号により前記交流変換装置を駆動す
    る駆動回路と、第1の切換スイッチに接続された電流I
    P1および電流IB1設定器と、第2の切換スイッチに接続
    された電流IP2および電流IB2設定器と、期間T1設定
    器および期間T2設定器が接続された期間信号発生器か
    らの信号により、前記第1の切換スイッチと前記第2の
    切換スイッチを前記直流電源に接続する第3の切換スイ
    ッチと、接続された期間TP1設定器および期間TB1設定
    器からの信号を前記第1の切換スイッチと前記極性判定
    器に出力する第1の時間信号発生器と、接続された期間
    P2設定器および期間TB2設定器からの信号を前記第2
    の切換スイッチと前記極性判定器に出力する第2の時間
    信号発生器とからなり、電極および母材との間に期間T
    1においては電流IP1および電流IB1を、また期間T2
    においては電流IP2および電流IB2をそれぞれ交互に供
    給すると共に、期間T1と期間T2を交互に繰り返すよ
    うに構成したことを特徴とする消耗電極式の交流ガスシ
    ールドアーク溶接装置。
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