JPH11290419A - 手動式マッサージ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 手動式マッサージ器において、自分の手の届
きにくい全身のつぼを適確にとらえ軽い力で多様にマッ
サージできるようにする。 【構成】 左右一対のＬ字形のハンドル１と、弾性体連
結棒３で連結されたマッサージボール付きの左右一対の
マッサージアーム２を上下反転しても連結できるよう
に、ハンドルにＴ字形の掘り込み７をマッサージアーム
にＴ字形の差し込み突起８を設ける。これを使用すると
きは、つぼの位置に合うマッサージアームの向きを選ん
でハンドル１に連結し、マッサージボールをつぼに当て
ハンドルを自由に操作してマッサージする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］ 本発明は、立ち姿
勢および座姿勢において自分の力でハンドルを操作して
自分の全身を揉み、挟み、押圧、擦りなどのマッサージ
を好みの力で行える手動式マッサージ器に関する。

【０００２】［従来の技術］ この種のマッサージ器の
従来技術として、首を二本のハンドルで挟みつけるタイ
プＡのマッサージ器（実開昭５８−１１２３２１号）、
およびマッサージ器を床または壁などに押し当てコの字
形のマッサージ器の横軸に設けたマッサージボールに体
重を預けてハンドルを操作してマッサージするタイプＢ
の手動式のマッサージ器（特開平４−３００５５５
号）、および両端にグリップの付いた直丸棒の中間を薄
板状に絞り成型した合成樹脂製丸棒の絞り部の両直近丸
棒上に二このマッサージボールを設け、使用するときは
絞り部を折り曲げ二このマッサージボールによって患部
を挟むタイプＣの商品名（もみじょうず）などが公知で
ある。

【０００３】［発明が解決しょうとする課題］ 上記の
手動式マッサージ器はマッサージボールの取り付け位置
を変えることによって体格の差およびつぼの位置変化に
対応していた。上記タイプＡのものは体格およびつぼの
位置変化に対応できないもの、タイプＢのものは横軸を
横に貫通する長穴をあけるため横軸の強度が弱くなる欠
点と穴開け加工が難しい欠点および仰臥姿勢で使用しな
ければ効果が発揮できない欠点そしてハンドルの作動範
囲が狭く充分なマッサージ効果が得られないなどの欠点
があった。タイプＣのものは絞り部を折り曲げる前は直
棒でありこれを背中に回したとき片方の手が届きにくい
欠点および直棒上にマッサージボールが突出しているか
ら安定感が悪く、すぐに手が疲れてしまう欠点などがあ
った。

【０００４】この発明は上記の問題点を解消するためで
あり目的は全身のつぼを好みの力でもみ、挟み、擦り、
押圧など多様に快適にマッサージでき、だれにでも使え
る使い勝手の良い手動式のマッサージ器を得ることにあ
る。この発明の他の目的は体格の差およびつぼの位置変
化に簡単な操作で素早く対応でき、価格の安いマッサー
ジ器を得ることにある。

【０００５】［課題を解決するための手段］ この発明
のマッサージ器は略Ｌ字形に湾曲した左右一対のハンド
ル１の短軸端にＴ字形の堀込み７を有し、この堀込みに
合うＴ字形の突起８を有するマッサージアーム２を上下
反転しても差し込める構造の連結器であることを要件と
する。これに加え叩き球１０をマッサージアーム２と付
け替えて肩たたきと共用することができる構造であるこ
とも要件とする。

【０００６】その他の手段としてマッサージボール１２
と補助マッサージボール２５を有する略Ｌ字形に内側に
湾曲した左右一対のハンドル１１を弾性体連結棒１４で
連結し、蝶ネジ（４）で長さ調節可能に締め付ける構造
であることを要件とする。

【０００７】その他の手段としてハンドル１６とマッサ
ージ棒１７の先端を、長さが変わるリンク１５で連結し
たものを一対とする左右二対の夫々の支点をフレーム１
８に軸支する構造であることを要件とする。

【０００８】その他の手段として一端にハンドルの支点
を軸支し、その先端をハンドル保持金具２３で保持し、
他の一端にマッサージボール２１を設けたフレーム１９
を一対とする左右二対を弾性体連結棒２４で連結し蝶ネ
ジ４で長さ調節可能に締め付ける構造であることを要件
とする。

【０００９】以上の手段に追加する手段として全てのハ
ンドルの途中に補助マッサージボールを設けることを要
件する。

【００１０】上記の全てのマッサージボールおよび全て
の補助マッサージボールに代えて車輪を取り付けること
を要件とする

【００１１】Ｌ字形の木製ハンドルを製作するとき長軸
と短軸を別個に製作しはめ込むことにより折れ防止と材
料節約を目的とした木製ハンドルの製造方法を要件とす
る。

【００１２】［発明の実施の形態］ この発明のマッサ
ージ器は、使用者自身が立ち姿勢あるいは座姿勢におい
て図１に示すようにハンドル１を両手に持ちマッサージ
アーム２を背面に回しマッサージボール６、または補助
マッサージボール２５をつぼに当てハンドルを操作して
患部を揉み、押圧、挟み、擦りなどのマッサージを行
う。さらに図１のものはマッサージアーム２を上下反転
して装着し、マッサージボール５を使って首や足などに
使用することができ、さらに図２に示すように片方のハ
ンドル１に叩き球１０を装着し肩叩きとしても使える。
次に図６のものは使用方法は図１のものと同じである
が、左右二本のハンドル１１を弾性体連結棒１４で連結
し蝶ネジ４で締め付けているから、締め付け位置を変え
ることで体格の差や、つぼの位置変化に対応できる。次
に図８のものも使用方法は図１のものと同じであるがハ
ンドル１６とマッサージ棒１７を、長さが変えられるリ
ンク１５で連結されているから左右のマッサージ棒１
７、１７間の距離を変えることにより、つぼの位置変化
に対応でき、使用しないときはハンドル１６を図９に示
すように折り畳む事ができる。次に図１１のものも使用
方法は図１のものと同じであり、左右のフレーム１９の
連結方法は図６のものと同じであるが、ハンドルの先端
はハンドル保持金具２３で保持されており、ハンドル保
持金具は、ばね２６でハンドルに押し付けられている。
ハンドル保持金具２３を指で押し上げてハンドル２２を
折り畳める。この穴にハンドル１６とマッサージ棒１７
の夫々の支点を軸支する。

【００１７】第五実施例は図１１に示すように一方にバ
ネ２５で押し付けられたハンドル保持金具２３によって
先端を保持されたハンドル２２の支点を軸支し、他方下
端にマッサージボール２１を設けたフレーム１９に、縦
穴２０を設けたものを一対とする左右二対を弾性体連結
棒２４で連結しフレーム１９側面から、これを蝶ネジ４
で締め付けて構成されており、フレームは木製、金属製
または合成樹脂製のいずれでも良いが。、ハンドルは木
製が好ましい。

【００１８】別実施例として、第一ないし第五実施例の
全てのハンドルの途中内側に補助マッサージボール２５
を設けることができる。

【００１９】その他の実施例としてこの発明の全てのマ
ッサージボールおよび補助マッサージボールに代えて、
図１２に示す車輪を取り付けることもできる。

【００２０】この発明の第三実施例におけるＬ字形ハン
ドルを木製による制作方法として、Ｌ字形を長軸と短軸
に分割し、短軸に縦穴１３を明け、軸先端下部にマッサ
ージボール１２または車輪を取り付け、軸の反対側先端
はコの字形に切り欠き、長軸をはめ込み接着する。

【００２１】［発明の効果］ 以上説明したように、こ
の発明のマッサージ器は、使用者自身が立ち姿勢および
座姿勢で、ハンドルを両手で持ちマッサージ器を背面に
まわし、マッサージボールをつぼに当てハンドルを広げ
たり閉じたり、押したり引いたり回したりして全身のつ
ぼを押圧したり揉み、擦りなどのマッサージに加え、叩
きや転がしなど多様に使用できる。この発明の第一、第
二、第三および第五実施例における弾性体連結棒をウレ
タンゴムにするのは弾性および強度に優れ、劣化の少な
い素材で弾性体連結棒として最も適している。この発明
の全てのハンドルの内側途中に補助マッサージボールを
設けるのは、両上腕や両脇裏、両下肢あるいは両下肢の
付け根など遠距離にあるつぼを、同時にマッサージでき
る効果があり、さらに全てのマッサージボールおよび補
助マッサージボールに代えて車輪を取り付けるのは、マ
ッサージボールによって衣類や皮膚が擦られるのを防ぐ
効果に加え、転がしによる一度に広範囲のマッサージが
ソフトに行える効果がある。

【００２２】次にこの発明のハンドルを木製にするのは
木の暖かみを大切にしたいからでありＬ字形のハンドル
を二分割し、長軸と短軸をはめ込み接着することで、折
れ難く材料節約に効果のある木製ハンドルを得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】

【図２】 第一実施例のマッサージ器のしよう状態を
示す。

【図３】 第一実施例平面斜視図である。

【図４】 第一実施例平面分断した面斜視図
である。

【図５】 第二実施例のハンドルと叩球の斜
視図である。

【図６】 第三実施例平面斜視図である。

【図７】 第三実施例イ部拡大断面図であ
る。

【図８】 第四実施例平面斜視図である。
（一部破断面図ロを含む）

【図９】 第四実施例のハンドルを折り畳ん
だ状態を示す。

【図１０】 第四実施例ハ−ハ拡大断面図であ
る。

【図１１】 第五実施例平面斜視図（一部断面
図を含む）

【図１２】 車輪斜視図

【図１３】 木製ハンドルの長軸、短軸分割斜
視図

【図１４】 木製ハンドルの長軸、短軸結合図

【符号の説明】

１．１１．１６．２２．ハンドル
４．．．．．．．．．蝶ネジ ２．．．マッサージアーム ５．６．１２．２
１．マッサージボール ３．１４．２４．弾性体連結棒
７．．．．．．．．．Ｔ字形掘り込み ８．９．．．．差し込み突起 １３．２
０．．縦穴 １０．．．．．叩球 １
５．．．．．リンク １７．．．．．マッサージ棒
イ．．．．．図７に拡大断面図 １８．１９．．フレーム
ロ．．．．．破断面を示す ２３．．．．．ハンドル保持金具
ハ．．．．．図１０に断面図 ２５．．．．．補助マッサージボール ２６．．．．．バネ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】略Ｌ字形に内側に湾曲した左右一対のＬ字
   形のハンドル（１）の短軸の先端に夫々Ｔ字形の掘り込
   み（７）を設け、次に中間を弾性体連結棒（３）で連結
   されたＬ字形のアーム軸両端にマッサージボール（５、
   ６）を持つ左右一対のマッサージアーム（２）の両外側
   にＴ字形の差し込み突起（８）を設け、掘り込み（７）
   と、差し込み突起（８）を夫々連結して成る手動式マッ
   サージ器。
2. 【請求項２】 Ｔ字形の差し込み突起（９）を持つ、叩
   き球（１０）とマッサージアーム（２）を取替え、片方
   のハンドル（１）に叩き球（１０）を差し込み、肩たた
   き兼用型とした請求項１の手動式マッサージ器
3. 【請求項３】 左右一対のＬ字形のハンドル（１１）の
   短軸の先端内側にマッサージボール（１２）を設け、同
   じ短軸の軸端から軸中央に縦穴（１３）を設け、両方の
   縦穴（１３）に弾性体連結棒（１４）を差し込み、短軸
   側面から蝶ネジ（４）で、この連結棒（１４）を締め付
   けて成る手動式マッサージ器。
4. 【請求項４】 ターンバックル（登録商標）を使用した
   リンク（１５）で先端を連結されたハンドル（１６）
   と、マッサージ棒（１７）を一対とし、左右二対を外観
   洋服ハンガー状のフレーム（１８）の開口部にハンドル
   を外側にしてハンドルとマッサージ棒の夫々の支点を軸
   支して成る手動式マッサージ器。
5. 【請求項５】 二枚の外板および二枚の外板で挟まれた
   中間構造体で構成された略短銃形のフレーム（１９）
   の、銃口に相当する部分に縦穴（２０）を設け、同銃口
   先端下部にマッサージボール（２１）を設け、銃把に相
   当する部分下端にはハンドル（２２）の支点を軸支、同
   ハンドルの先端をハンドル保持金具（２３）で保持し、
   これを一対とした左右二対の銃口同志を弾性体連結棒
   （２４）で連結し、銃身側面から蝶ネジ４でこれを締め
   付けて成る手動式マッサージ器。
6. 【請求項６】 全てのハンドルの内側に補助マッサージ
   ボール（２５）を設けた請求項１、２、３、４および５
   の手動式マッサージ器。
7. 【請求項７】 マッサージボール（５、６、１２、２
   １）および補助マッサージボールの代わりに車輪を取り
   付けた請求項１、２、３および５の手動式マッサージ
   器。
8. 【請求項８】 前記手動式マッサージ器におけるＬ字形
   のハンドルの長軸と短軸を分割し短軸に縦穴（１３）を
   設け、軸端下部にマッサージボール（１２）を設け、他
   の一端をコの字形に切り取ったものと、棒の途中に補助
   マッサージボール（２５）を設けたハンドル（１１）の
   先端を、前記コの字形の切り取り部分に差し込み接着し
   た請求項３の木製ハンドルの製造方法。