JPH1128996A - 乗員保護装置 - Google Patents
乗員保護装置Info
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- JPH1128996A JPH1128996A JP9189562A JP18956297A JPH1128996A JP H1128996 A JPH1128996 A JP H1128996A JP 9189562 A JP9189562 A JP 9189562A JP 18956297 A JP18956297 A JP 18956297A JP H1128996 A JPH1128996 A JP H1128996A
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- tongue
- buckle
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Abstract
に膨張可能なバッグを収納した乗員保護装置において、
バックル及びタングの接続部におけるガス通路のシール
を容易且つ確実に行う。 【解決手段】 バックル側ダクト28の出口開口331
とタング側ダクト18の入口開口183 とを僅かな隙間
αを介して対向させ、前記出口開口331 に、外側のリ
ップ部352 及び内側の破断部353 を一体に備えたゴ
ム製のシール部材35を装着する。車両の衝突時にイン
フレータが発生するガスがバックル側ダクト28に供給
されると、シール部材35の破断部353 が破断してリ
ップ部35 2 が入口開口183 に密着するため、ガスは
バックル側ダクト28からとタング側ダクト18を経て
ショルダーベルトに供給され、このショルダーベルトに
収納されたバッグを膨張させる。
Description
員を拘束するベルトの内部に膨張可能なバッグを収納し
た乗員保護装置に関する。
−262996号公報により既に知られている。
員保護装置は、シート側に設けたバックルにベルト側に
設けたタングを結合する際に、タングと一体のタングパ
イプをバックルに設けたガス流通路に接続するようにな
っている。従って、インフレータが発生するガスをガス
流通路からタングパイプを経てベルトに供給する際に、
ガス流通路及びタングパイプの接続部にガス漏れが発生
しないようにシールを行う必要がある。しかしながら、
バックル及びタングは繰り返し着脱される部分であり、
Oリング等の通常のシール部材を採用すると、シール部
材に邪魔されて着脱が面倒になったり、着脱時の摩擦に
よりシール部材の耐久性が低下したりする問題がある。
で、バックル及びタングの接続部におけるガス通路のシ
ールを容易且つ確実に行うことを目的とする。
に、請求項1に記載された発明は、シートに支持したバ
ックルと一体のバックル側ダクトと、ベルトに支持した
タングと一体のタング側ダクトとを備えてなり、バック
ル及びタングを結合してバックル側ダクトの出口開口に
タング側ダクトの入口開口を接続し、車両の衝突時にイ
ンフレータが発生するガスをバックル側ダクト及びタン
グ側ダクトを介してベルトに供給することにより該ベル
トを膨張させる乗員保護装置において、周縁のリップ部
と中央の破断部とを一体に有する膜状のシール部材でバ
ックル側ダクトの出口開口を閉塞し、車両の衝突時にイ
ンフレータが発生するガスの圧力でシール部材の破断部
を破断してリップ部をタング側ダクトの入口開口に密着
させることにより、前記出口開口及び入口開口間のシー
ルを行うことを特徴とする。
フレータが発生したガスがバックル側ダクトに供給され
ると、その出口開口を閉塞するシール部材の破断部が破
断してリップ部がタング側ダクトの入口開口に密着する
ため、バックル側ダクトのガスは出口開口及び入口開口
間の隙間から漏れることなくタング側ダクトに供給さ
れ、該タング側ダクトに接続されたベルトを膨張させる
ことができる。またバックルにタングを結合していない
非使用時に、バックル側ダクトの出口開口がシール部材
で覆われるので、その出口開口から塵等が侵入するのを
防止することができる。更に、タングをバックルに着脱
するときにシール部材が他の部材と擦れ合わないので、
タングの着脱が容易であるだけでなくシール部材の耐久
性が向上する。
1の構成に加えて、バックル及びタングを結合したとき
に、バックル側ダクトの出口開口及びタング側ダクトの
入口開口間にガスベント用の隙間が形成されることを特
徴とする。
スの供給が停止するとシール部材のリップ部がタング側
ダクトの入口開口から離れるため、ベルト内のガスは出
口開口及び入口開口間の隙間から排出され、前記隙間に
よりガスを排出するベントホールの機能が賄われる。
1の構成に加えて、タング側ダクトの入口開口に、ガス
の通過を許容して異物の通過を阻止する多数の小孔を形
成したことを特徴とする。
合していない非使用時に、タング側ダクトの入口開口か
ら塵等が侵入するのを防止することができる。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
ので、図1は車両のフロントシート部の側面図、図2は
図1の2方向矢視図、図3は乗員保護装置の斜視図、図
4は図2の4方向拡大矢視図、図5は図4の5方向矢視
図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図4の7−7
線断面図、図8は図4の8−8線断面図、図9は図8の
9−9線矢視図、図10は図8の10−10線矢視図、
図11はバックル及びタングを分離した状態を示す図、
図12はバックル及びタングの分解斜視図、図13は固
定バンドの変形例を示す図である。
はドライバー)を前部右側シート1に拘束する乗員保護
装置は、センターピラー2の下部に設けられたショルダ
ーベルト用リトラクタ3と、このショルダーベルト用リ
トラクタ3の下側に設けられたラップベルト用リトラク
タ4と、ショルダーベルト用リトラクタ3から引き出さ
れ、センターピラー2の上部に設けたスリップガイド5
を迂回して延びるショルダーベルト6と、ラップベルト
用リトラクタ4から引き出されるラップベルト7と、シ
ョルダーベルト6及びラップベルト7の端部に固定され
たタング装置8と、タング装置8が結合されるバックル
装置9と、バックル装置9と一体化されてシート1の左
下の基部10に固定されたインフレータ11とを備え
る。
びラップベルト用リトラクタ4は、それぞれショルダー
ベルト6及びラップベルト7を引き出し可能に巻き取る
もので、図示せぬ加速度センサが所定値以上の加速度を
検出していない通常時には、前記両ベルト6,7を引き
出し可能にして乗員の身体の移動を許容し、車両の衝突
時に前記加速度センサが所定値以上の加速度を検出する
と、両ベルト6,7を引き出し不能にロックして乗員を
拘束するようになっている。公知のインフレータ11
は、前記加速度センサが所定値以上の加速度を検出した
ときに点火し、推薬の燃焼による高圧ガスを発生する。
ルトから構成される。一方、ショルダーベルト6のうち
の乗員の胸部に接触する部分は、図7に示すように、筒
状に形成されたゴム製のバッグ12と、その外側を覆う
カバー13とから構成される。丸編みニットから構成さ
れたカバー13は半径方向に伸縮し易く、長手方向に伸
縮し難い性質を備えている。バッグ12及びカバー13
は通常時には偏平な帯状になっているが、インフレータ
11からバッグ12に高圧ガスが供給されると、図1及
び図2に示す状態に膨張して乗員を柔らかく拘束する。
1の左下の基部10に固定されたブラケット16に、概
略円筒状の前記インフレータ11が軸線を上下方向に向
けた状態で支持される。インフレータ11の外周は合成
樹脂製のインフレータカバー17で覆われる。
装置8の構造を説明する。
のタング側ダクト18を備えており、このタング側ダク
ト18のベルト結合部181 に基端部を埋め込まれた金
属板よりなるタング19は、その先端部が二股になった
タング側ダクト18の一対のダクト部182 ,182 間
に延びている。タング側ダクト18の一対のダクト部1
82 ,182 の先端に、シート1の基部10に向かって
開放する入口開口18 3 ,183 が形成される。図8及
び図10から明らかなように、タング側ダクト18の入
口開口183 ,183 の内部には9個の小孔184 …が
形成されており、この小孔184 …によってタング側ダ
クト18へのガスの供給を許容しながら塵等の侵入を防
止することができる。
内外2重に重ね合わせたショルダーベルト6のバッグ1
2及びカバー13の端部は、それらの外側に更にラップ
ベルト7の端部を重ね合わせた状態で、チェーンステッ
チよりなる縫製部20において一体に縫製される。そし
てショルダーベルト6の端部をタング側ダクト18のベ
ルト結合部181 の外周に嵌めた状態で、その外側に固
定バンド21を嵌めて内向きにカシメるとともに、固定
バンド21、ラップベルト7、カバー13及びバッグ1
2を貫通するボルト22がタング側ダクト18のベルト
結合部181 に埋め込んだタング19の基端部にねじ込
まれる。これにより、タング19、タング側ダクト1
8、ショルダーベルト6及びラップベルト7が分離不能
に一体化される。
員の胸部を支持するショルダーベルト6及びラップベル
ト7に作用する引張荷重は、これらショルダーベルト6
及びラップベルト7をタング側ダクト18のベルト結合
部181 から引き抜くように作用するが、固定バンド2
1のカシメによる圧縮力及びボルト22の締結力に加え
て、縫製部20のストッパ機能によってショルダーベル
ト6及びラップベルト7の抜けが防止される。即ち、チ
ェーンステッチよりなる縫製部20の糸がショルダーベ
ルト6及びラップベルト7の表面から盛り上がるため、
この縫製部20を固定バンド21の端縁に接触させてス
トッパとして機能させることにより、ショルダーベルト
6及びラップベルト7の抜けを確実に防止することがで
きる。また前記ボルト22は、タング19及びタング側
ダクト18を強固に結合する機能も有している。
をボルト22及びナット23で締め付けるようにすれ
ば、ショルダーベルト6及びラップベルト7の抜けを一
層確実に防止することができる。
ル装置9の構造を説明する。
クル装置9は、インフレータ12を支持するブラケット
16の頂部にボルト26及びナット27で固定されたバ
ックル側ダクト28と、前記ブラケット16にリベット
29,29で結合したブラケット30に固定されたバッ
クル31とを備える。バックル側ダクト28は、インフ
レータ12の上端のガス噴出部を囲むように接続された
ガス受入部281 と、このガス受入部281 から二股に
分岐する一対のダクト部282 ,282 とを備える。そ
してバックル側ダクト28及びバックル31は、合成樹
脂製のバックルハウジング32のダクトカバー33及び
本体カバー34によってそれぞれ覆われる。
ル側ダクト28の先端とバックルハウジング32のダク
トカバー33の先端の出口開口331 ,331 との間
に、ゴム製のシール部材35,35の外周の固定部35
1 ,351 が挟まれて固定される。この出口開口3
31 ,331 は、実質的にバックル側ダクト28を流れ
るガスの出口開口を構成する。出口開口331 ,331
に露出するシール部材35,35の周縁には肉厚が内側
に向けて次第に減少するリップ部352 ,352 が形成
されるともに、このリップ部352 ,352 の内側には
肉厚が極めて薄い破断部353 ,353 が形成される。
そしてタング19をバックル31に結合した状態で、シ
ール部材35,35が臨むダクトカバー33の一対の出
口開口331 ,331 は、前記タング側ダクト18の一
対の入口開口183 ,183 に僅かな隙間α(図8参
照)を存して対向する。バックル側ダクト28にタング
側ダクト18が結合されていない状態でも、シール部材
35,35がバックル側ダクト28の出口開口331 ,
331 を覆っているので、その出口開口331 ,331
から塵等が侵入する虞がない。
ジング32の本体カバー34は、タング19をバックル
31に挿入するためのタング挿入口341 を備える。タ
ング挿入口341 の近傍の本体カバー34には、バック
ル31に結合されたタング19を解放するためのリリー
スボタン36が設けられる。
の作用を説明する。
ング19をバックル装置9のバックル31に結合する
と、バックル側ダクト28の出口開口331 ,331 が
タング側ダクト18の入口開口183 ,183 に僅かな
隙間αを介して対向する。車両の衝突時にインフレータ
11が発生するガスがバックル側ダクト28に供給され
ると、そのバックル側ダクト28の出口開口331 ,3
31 を閉塞するシール部材35,35の破断部353 ,
353 がガスの圧力で破断し、リップ部352 ,352
がタング側ダクト18側に撓んで入口開口183 ,18
3 に密着する(図8の鎖線参照)。これによりバックル
側ダクト28の出口開口331 ,331 とタング側ダク
ト18の入口開口183 ,183 とが気密に接続され、
インフレータ11が発生するガスがバックル側ダクト2
8及びタング側ダクト18を介してショルダーベルト6
のバッグ12に供給される。その結果、ショルダーベル
ト6が膨張して乗員の胸部を柔らかく拘束する。
と、シール部材35,35のリップ部352 ,352 が
自己の弾性でタング側ダクト18の入口開口183 ,1
83から離れるため、出口開口331 ,331 及び入口
開口183 ,183 間の隙間αが開放される。通常、バ
ッグ12にはベントホールが形成されており、バッグ1
2の膨張完了後に該ベントホールからガスを逃がすこと
により乗員に与える衝撃を弱めているが、前記隙間αか
らガスを逃がすことによりベントホールを廃止してコス
トを削減することができる。
に結合してタング側ダクト18をバックル側ダクト28
に接続するとき、タング側ダクト18の入口開口1
83 ,183 とバックル側ダクト28の出口開口3
31 ,331 とをシール部材35,35を介して気密に
接触させる必要がないため、シール部材35,35に邪
魔されずにタング19及びバックル31の着脱をスムー
ズに行うことができるだけでなく、摩擦によるシール部
材35,35の損傷を防止することができる。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
ックル31と一体に設けているが、それらを別体に設け
ることも可能である。
によれば、車両の衝突によりインフレータが発生したガ
スがバックル側ダクトに供給されると、その出口開口を
閉塞するシール部材の破断部が破断してリップ部がタン
グ側ダクトの入口開口に密着するため、バックル側ダク
トのガスは出口開口及び入口開口間の隙間から漏れるこ
となくタング側ダクトに供給され、該タング側ダクトに
接続されたベルトを膨張させることができる。またバッ
クルにタングを結合していない非使用時に、バックル側
ダクトの出口開口がシール部材で覆われるので、その出
口開口から塵等が侵入するのを防止することができる。
更に、タングをバックルに着脱するときにシール部材が
他の部材と擦れ合わないので、タングの着脱が容易であ
るだけでなくシール部材の耐久性が向上する。
インフレータからのガスの供給が停止するとシール部材
のリップ部がタング側ダクトの入口開口から離れるた
め、ベルト内のガスは出口開口及び入口開口間の隙間か
ら排出され、前記隙間によりガスを排出するベントホー
ルの機能が賄われる。
バックルにタングを結合していない非使用時に、タング
側ダクトの入口開口から塵等が侵入するのを防止するこ
とができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 シート(1)に支持したバックル(3
1)と一体のバックル側ダクト(28)と、ベルト
(6)に支持したタング(19)と一体のタング側ダク
ト(18)とを備えてなり、バックル(31)及びタン
グ(19)を結合してバックル側ダクト(28)の出口
開口(331 )にタング側ダクト(18)の入口開口
(183 )を接続し、車両の衝突時にインフレータ(1
1)が発生するガスをバックル側ダクト(28)及びタ
ング側ダクト(18)を介してベルト(6)に供給する
ことにより該ベルト(6)を膨張させる乗員保護装置に
おいて、 周縁のリップ部(352 )と中央の破断部(353 )と
を一体に有する膜状のシール部材(35)でバックル側
ダクト(28)の出口開口(331 )を閉塞し、車両の
衝突時にインフレータ(11)が発生するガスの圧力で
シール部材(35)の破断部(353 )を破断してリッ
プ部(352 )をタング側ダクト(18)の入口開口
(183 )に密着させることにより、前記出口開口(3
31 )及び入口開口(183 )間のシールを行うことを
特徴とする乗員保護装置。 - 【請求項2】 バックル(31)及びタング(19)を
結合したときに、バックル側ダクト(28)の出口開口
(331 )及びタング側ダクト(18)の入口開口(1
83 )間にガスベント用の隙間(α)が形成されること
を特徴とする、請求項1に記載の乗員保護装置。 - 【請求項3】 タング側ダクト(18)の入口開口(1
83 )に、ガスの通過を許容して異物の通過を阻止する
多数の小孔(184 )を形成したことを特徴とする、請
求項1に記載の乗員保護装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18956297A JP3754534B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 乗員保護装置 |
US09/114,256 US6168195B1 (en) | 1997-07-15 | 1998-07-13 | Occupant protecting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18956297A JP3754534B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 乗員保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128996A true JPH1128996A (ja) | 1999-02-02 |
JP3754534B2 JP3754534B2 (ja) | 2006-03-15 |
Family
ID=16243417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18956297A Expired - Fee Related JP3754534B2 (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | 乗員保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3754534B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10011467B4 (de) * | 1999-03-10 | 2010-12-02 | Takata Corp. | Luftgurt-Vorrichtung |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP18956297A patent/JP3754534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10011467B4 (de) * | 1999-03-10 | 2010-12-02 | Takata Corp. | Luftgurt-Vorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3754534B2 (ja) | 2006-03-15 |
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