JPH11289684A - 充電制御回路 - Google Patents

充電制御回路

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JPH11289684A
JPH11289684A JP9034198A JP9034198A JPH11289684A JP H11289684 A JPH11289684 A JP H11289684A JP 9034198 A JP9034198 A JP 9034198A JP 9034198 A JP9034198 A JP 9034198A JP H11289684 A JPH11289684 A JP H11289684A
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battery
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charging
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JP9034198A
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Mitsuru Hiranaka
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NEC Fukushima Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バッテリーへの充電初期において、充放電制御
回路による電力損失を少なくできる充電制御回路を提供
する。 【解決手段】直流電源1は出力端子2に接続された負荷
に供給する直流電圧V0を出力端子2とセンス端子Sに
接続されたセンス抵抗器13,14の抵抗値(センス抵
抗値)によって制御される。充放電制御回路6は、バッ
テリー3の正端子と出力端子2との間に接続され,バッ
テリー3が放電状態のときには直流電源1からバッテリ
ー3に定電流充電させる。この充電制御回路6は、バッ
テリー3への充電時において,充電初期には直流電源1
の出力電圧V0 がバッテリー3の端子電圧VB より一定
電圧+ΔVだけ高い電圧になるように,充電終期には定
電圧充電となるように前記センス抵抗値を制御する,上
記以外の素子からなる充電電圧制御回路を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリーを充電す
る充電制御回路に関し、特に商用の交流電力を入力とす
る直流電源と上記交流電力の停電等による上記直流電源
の出力断時に用いる予備電源用バッテリーとを備える無
停電電源装置用に適するバッテリーの充電制御回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】上述の無停電電源装置では、通常は上記
直流電源から負荷に直流電力を供給するが、商用の交流
電力が停電等によって断となり,上記直流電源の出力電
圧が低下すると、上記バッテリーから負荷に電力を供給
する。そして、停電等が復旧して上記直流電源からの電
力供給が復旧したとき、上記バッテリーが放電状態にな
っていれば、上記直流電源から充電制御回路を用いて上
記バッテリーに充電しておかなければならない。
【0003】図7は従来の無停電電源装置の1例を示す
図である。(a)はブロック図、(b)はバッテリー3
の等価回路図、(c)は直流電源1の出力電圧V0 と出
力電流IOUT との関係図、(d)は直流電源1のセンス
抵抗値と出力電圧V0 との関係図である。
【0004】図7(a)は最も簡単な構成の無停電電源
装置である。バッテリー3への充電電流IB は(b)に
示すバッテリー3内の純バッテリー5に直列に接続され
た内部抵抗4で制限している。この場合は、バッテリー
3の種類・容量によっては直流電源1からの充電電流I
B が過大となり、バッテリー3を傷める原因になる。ま
た、直流電源1はバッテリー3に充電電流IB を供給し
ながら出力端子2を介して負荷側へも電流IL を供給し
なければならないため、直流電源1の出力容量IOUT
大きくする必要があった。
【0005】なお、商用交流電力から直流電力を得る一
般の直流電源1は、(c)に示すような出力電流IOUT
が一定値になるまで正の出力端子+OUTと接地されて
いる負の出力端子−OUTとの間に定電圧(端子電圧)
0 を示し、上記一定電流を越えると急激な電圧垂下特
性を示す。従って、このような特性の直流電源1を用い
てバッテリー3を充電すると、充電初期に直流電源1が
定電流特性となるため,負荷に供給される出力電圧V0
も低下してしまい、また、定電流制限値以上には負荷電
流IL と充電電流IB とを同時に供給出来ないという問
題があった。ここで、市販の直流電源1は、出力端子の
一つである+OUT端子とセンス端子Sとの間にセンス
抵抗器13を接続し、図7(d)に示すように、センス
抵抗器13の抵抗値(センス抵抗値)と出力電圧V0
がほぼ比例する回路構成をとっているものが多い(例え
ば、PH−シリーズDC−DCコンバ−タ,NEMIC
−LAMBDA社製)。
【0006】図8は従来の無停電電源装置の別の例を示
す図である。図8の回路では、直流源源1とバッテリー
3との間に充放電制御回路6を設けたものである。充放
電制御回路6は、直流電源1からバッテリー3に定電流
で充電する機能,バッテリー3の端子電圧VB が予め定
めた所定値(例えば定格電圧)以上であるときは上記充
電を停止させる機能,直流電源1から所定値以下の電圧
しか供給されない場合にはバッテリー3から出力端子2
を介して負荷に電力を供給させる機能及び上記充電及び
放電における過大電流を防止する機能を有する。このよ
うな充放電制御回路6は、周知であり、例えば商品名U
C2906 IC(UNITORODE社製)等を用い
て構成できる。
【0007】充放電制御回路6によりバッテリー3への
充電電流IB が制限されるため,直流電源装置1の出力
電流IOUT は、充電電流IB と負荷電流IO の合計で済
み、出力電圧V0 の低下は無いが、充電時の充放電制御
回路において(1)式の電力損失Pが発生する。
【0008】 P=(V0 −VB )×IB …(1) この電力損失Pは、例えば48V出力系の無停電電源装
置において、直流電源1の出力電圧をV0 =53V,バ
ッテリー3への充電開始時のバッテリー3の端子電圧V
B を43V,バッテリー3への充電電流IB を5Aとす
ると、この無停電電源装置の電力損失は50W以上にも
なり、無視出来る値では無くなっている(後述する図3
のA部参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
上記充放電制御回路によるバッテリー保護機能を有する
充電制御回路では、上記直流電源から放電状態の上記バ
ッテリーを充電する際、充電初期において上記充放電制
御回路による電力損失が大きいという欠点があった。
【0010】従って本発明は、上述した従来の充電制御
回路の欠点を解消し、バッテリーの充電初期においても
電力損失が少ない充電制御回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による充電制御回
路は、出力端子接続の負荷に供給する直流電圧を前記出
力端子とセンス端子に接続されたセンス抵抗器の抵抗値
(以下、センス抵抗値)によって制御される直流電源
と、バッテリーの正端子と前記出力端子との間に接続さ
れ,前記直流電源から電力が供給されないときには前記
バッテリーから前記負荷に電力を供給させ,前記直流電
源から電力が供給されていてしかも前記バッテリーが放
電状態のときには前記直流電源から前記バッテリーに充
電させる充放電制御回路と、前記バッテリーへの充電時
において,充電初期には前記直流電源の出力電圧が前記
バッテリーの端子電圧より一定電圧だけ高くなるよう
に,充電終期には定電圧充電となるように前記センス抵
抗を制御する充電電圧制御回路とを備える。
【0012】前記充電制御回路の一つは、前記充電電圧
制御回路が、前記バッテリーの端子電圧を検出するバッ
テリー電圧検出回路と、前記充電初期には検出された前
記バッテリーの端子電圧に応答して前記直流電源の出力
電圧を前記バッテリーの端子電圧より一定電圧だけ高く
するように前記センス抵抗値を制御するセンス抵抗制御
回路と、前記充電時において前記バッテリーの端子電圧
が所定電圧に達すると,前記直流電源の出力電圧を予め
定めた最大電圧に固定する出力電圧固定回路とを備える
構成をとることができる。
【0013】該充電制御回路は、前記センス抵抗値が、
前記バッテリーの端子電圧に対応する第一の分圧電圧と
前記出力電圧に対応する第二の分圧電圧との差電圧を基
に定められる構成をとることができる。
【0014】前記充電制御回路の別の一つは、前記充放
電制御回路が、前記充電初期には前記直流電源から前記
バッテリーに定電流充電させる構成をとることができ
る。
【0015】なお、前記直流電源は、前記負荷に供給す
る直流電圧をセンス端子又はトリム端子に供給されるセ
ンス電圧によって制御される構成をとることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
しながら説明する。
【0017】図1は本発明による充電制御回路の第1の
実施の形態を示す回路図である。図2は図1の実施の形
態によるバッテリー3の充電制御特性を示す図である。
図3は本発明に係わる充放電制御回路6による電力損失
の時間変化を示す図である。
【0018】まず図1を参照すると、本実施の形態によ
る充電電圧制御回路は、直流電源1の出力端子+OUT
が出力端子2に接続され、直流電源1の正常時には出力
端子2は正電圧V0 電流IO の直流電力を負荷に供給
する。電圧V0は出力端子+OUTとセンス端子Sとの
間に直列に接続されたセンス抵抗器13及び14の抵抗
値,つまりセンス抵抗値によって制御される。バッテリ
ー3は負端子が接地されている。出力端子2とバッテリ
ー3の正端子との間には、前述の放電制御回路6が接続
されている。充放電制御回路6は、停電等により商用の
交流電力が断になった場合等により,直流電源1から上
記負荷に電力が供給されないときには、バッテリー3か
ら出力端子2を通じて上記負荷に電力を供給させ、また
直流電源1から電力が供給されていてしかもバッテリー
3が放電状態のときには,直流電源1からバッテリー3
に充電させる。上述の回路は図8に示した回路と同じ構
成である。
【0019】図1の回路は、上述の構成に加え、バッテ
リー3への充電時において,充電初期には直流電源1の
出力電圧V0 をバッテリーの正電圧(端子電圧)VB
り一定電圧ΔVだけ高い電圧にするように,充電終期に
は( VB +ΔV)をほぼ定電圧V3 とするように充電
する充電電圧制御回路をさらに備えている。このような
制御は上記センス抵抗値を制御することによって達成さ
れる。ここで、ΔVは充放電制御回路6がバッテリー3
の充電時に定電流を維持出来る最低電圧である。充電初
期に直流電源1の出力電圧V0 をバッテリー3の端子電
圧VB より一定電圧ΔVだけ高くできれば、前述のとお
り、充放電制御回路6はバッテリー3を定電流充電でき
る。
【0020】上記充電電圧制御回路は、バッテリー3の
端子電圧VB を検出するバッテリー電圧検出回路と、バ
ッテリー3の充電初期には検出されたバッテリーの3の
端子電圧VB に応答して直流電源1の出力電圧V0 をバ
ッテリー3の端子電圧VB より一定電圧ΔVだけ高くす
るように上記センス抵抗値を制御するセンス抵抗値制御
回路と、バッテリー3への充電時において,バッテリー
3の端子電圧VB が所定電圧(例えば定格電圧V2 )に
達すると,直流電源1の出力電圧V0 を予め定めた最大
電圧(V3 )に固定する出力電圧固定回路とに大別され
る。
【0021】まず、上記バッテリー電圧検出回路は、バ
ッテリー3の正端子と負(接地)端子との間に直列に接
続された分圧抵抗器17及び18である。分圧抵抗器1
7と18との接続点には、バッテリー3の端子電圧VB
を分圧したバッテリー分圧電圧VBBが検出される。
【0022】次に、上記センス抵抗値制御回路では、直
流電源1の出力端子+OUTと接地電位との間に直列に
接続された分圧抵抗器15及び16がその接続点で直流
電源1の出力電圧V0 に対応する出力電圧分圧電圧VOB
を検出する。増幅器10は、バッテリー分圧電圧VBB
基準電圧とし、出力電圧分圧電圧VOBを入力電圧とし、
出力をフォトカプラ12のフォトダイオード側のアノー
ドに接続する。フォトカプラ12のNPN型のフォトト
ランジスタ側はコレクタがセンス抵抗器13と14との
接続点に接続され,エミッタがセンス直流電源1の(セ
ンス)端子S(抵抗器13のもう一方の端子)に接続さ
れている。
【0023】いま、バッテリー3への充電初期におい
て、電圧VOBと電圧VBBとの差が一定電圧ΔVより小さ
いことを示すと、フォトカプラ12のコレクタ電流が減
少し、従ってセンス抵抗値が高くなり、直流電源1の出
力電圧V0 は、(バッテリー3の端子電圧VB +一定電
圧ΔV)に上昇制御される。この回路は負帰還制御回路
であり、電圧VOBと電圧VBBとの差が逆に一定電圧ΔV
より大きいことを示すとフォトカプラ12のコレクタ電
流が増大し、従ってセンス抵抗値が低くなり、直流電源
1の出力電圧V0 は、(バッテリー3の端子電圧VB
一定電圧ΔV)になるように制御される。
【0024】また、上記出力電圧固定回路にも属する増
幅器10は、電圧VOBと電圧VBBとからバッテリー3の
端子電圧VB が所定の定格電圧に達し、出力電圧V0
予め定めた最大電圧(V3 )に達すると、分圧電圧VBB
が分圧電圧VOBより大きくなるので、負電位のオフ制御
信号を生じてフォトカプラ12をオフ制御する。する
と、フォトカプラ12のトランジスタ側のコレクタ・エ
ミッタ間が解放状態となり、センス抵抗器13の抵抗値
とフォトカプラ12のトランジスタ側のインピーダンス
との並列合成抵抗値はセンス抵抗器13の抵抗値(R1
3)とほぼ等価になる。この状態においては、増幅器1
0は上記センス抵抗値制御回路の動作を停止しており、
直流電源1の出力電圧V0 はセンス抵抗器13及び14
の抵抗値で決定される出力電圧V0 で固定されることに
なる。なお、センス抵抗器13及び14の抵抗値は、バ
ッテリー3の端子電圧VB が所定の定格電圧に達したと
きに直流電源1の出力電圧V0 が最大電圧(V3 )にな
るように設定しておく必要がある。
【0025】なお、図1の充電制御回路は、直流電源1
の出力端子+OUTを接地し、出力端子−OUTを負電
位にして使用すれば、負電位が必要な負荷に直流電力を
供給でき、また、図1の回路と同様に直流電源1からバ
ッテリー3を充電できる。
【0026】次に、上記第1の実施の形態による充電制
御回路の動作について、図1及び図2を参照してさらに
詳しく説明する。
【0027】いま、図1の回路の初期状態を直流電源装
置1が商用の交流電流の停電等により停止し、バッテリ
ー3が完全放電の状態まで放電済みであり、充放電制御
回路6の動作により,バッテリー3の過放電防止のた
め、バッテリー3から出力端子2(つまり、負荷)への
放電が停止している状態とする。ここで、時間t0 にお
いて商用の交流電力が復旧し、直流電源1の出力電圧V
0 が回復すると、直流電源1からバッテリー3への充電
が開始される。以下、この充電時に直流電源装置1の出
力電圧V0 がバッテリー3への充電状態によって可変さ
れることを説明する。
【0028】上記充電電圧制御回路は、バッテリー3の
端子電圧VB を分圧抵抗17及び18によって分圧した
分圧電圧VBBを基準電圧とし、直流電源1の出力電圧V
0 を分圧抵抗15及び16により検出した分圧電圧VOB
を入力電圧とし、電圧VOBと電圧VBBとの差電圧に対応
する電圧によってフォトカプラ12を制御する増幅器1
0を備える。増幅器10は、フォトカプラ12のダイオ
ード側を駆動し、直流電源1の出力電圧V0 調整用に設
けたセンス抵抗器13と並列に接続されたフォトカプラ
12のフォトトランジスタ側のコレクタ・エミッタ間の
インピーダンスを変化させる。直流電源1の出力電圧V
0 は、センス抵抗器13の抵抗値と上記コレクタ・エミ
ッタ間のインピーダンスとの合成インピーダンスを変化
させることにより制御される。
【0029】ここで、直流電源1の出力電圧V0 は、
(1)式で表される。なお、式中のR15〜R18は、
分圧抵抗器R15〜R18の抵抗値をそれぞれ表す。
【0030】 V0 =VB (1+R15/R16)/(1+R17/R18)…(1) いま、バッテリー3の端子電圧VB を分圧する分圧抵抗
器17と18の分圧比と、直流電源1の出力電圧V0
分圧する分圧抵抗器15と16の分圧比を、分圧抵抗器
15と16の分圧比の方が若干高くなるように設定する
と(2)式が成立する。但し、1 < α である。
【0031】 R15/R16 = R17/R18・α …(2) (2)式のとおりに分圧抵抗器R15〜R18の抵抗値
を選ぶことにより、直流電源1の出力電圧V0 がバッテ
リー3の端子電圧VB よりΔVだけ高い電圧に制御され
る。例えば、R15=9.23、R16=1、R17=
9、R18=1(但し、抵抗値は正規化数である)と
し、バッテリー3の端子電圧VB を42Vとすると、直
流電源1の出力電圧V0 は約43Vとなり、バッテリー
3の端子電圧VBより約1V高い電圧ΔVを設定でき
る。
【0032】直流電源1からバッテリー3への充電が、
時刻t0 において開始される(図2参照)。充放電制御
回路6は直流電源1からの電圧V1 を受けて定電流IB0
でバッテリー3の充電を始める。バッテリー3への充電
が進むと、それに伴ってバッテリー3の端子電圧VB
上昇する。このとき、直流電源1の出力電圧V0 は、
(1)式で示す関係により、バッテリー3の端子電圧V
B よりΔVだけ高くなるように制御されている。
【0033】時刻t1 になると、直流電源1の出力電圧
0 はセンス抵抗器13及び14で設定される最大電圧
3 となり、バッテリー3の端子電圧VB も電圧V3
りΔVだけ低い電圧V2 となる。電圧V2 はバッテリー
3がほぼ満充電になっている電圧であり、バッテリー3
の端子電圧VB はこの後一定電圧となる。また、この時
刻t1 においてバッテリー3がほぼ満充電になったこと
から充電電流IB が減少し始める。なお、時刻t1
降、直流電源1の出力電圧V0 はセンス抵抗器13及び
14で設定される最大電圧V3 で一定となり、バッテリ
ー3はこの出力電圧V0 よりよりΔVだけ低い電圧V2
で定電圧充電される。更に充電が進み、バッテリー3が
満充電となる充電終期t2 には、バッテリー3への充電
電流IB はほとんど0(IBE)になっている。
【0034】図3を参照すると、図1の充電制御回路で
は、充電初期の時間t0 からt1 までの期間において充
放電制御回路6で発生する電力損失PはΔV×IB であ
り、図8の回路に対して斜線Aで示す分だけ軽減出来る
効果がある。
【0035】なお、図1の充電制御回路は、フォトカプ
ラ12をPNP型のトランジスタに代えることができ
る。即ち、トランジスタのエッミタをセンス抵抗器13
と14の接続点に接続し,コレクタを直流電源1のセン
ス端子Sに接続し、ベースを増幅器10の出力端に接続
し、増幅器10の入力の極性(+,−)を逆に接続すれ
ばよい。
【0036】図4は本発明による充電制御回路の第2の
実施の形態を示す回路図である。
【0037】図4の実施の形態による充電制御回路は、
図1における直流電源1が、センス端子Sに印可される
電圧に比例する出力電圧V0 を生じることを利用してい
る。そこで、この充電制御回路では、図1においてセン
ス端子Sへの出力電圧制御電圧をセンス抵抗器13及び
14とフォトカプラ12とから得ていたのに代えて、増
幅器10の出力により直接制御するようにしたものであ
る。
【0038】図5は本発明による充電制御回路の第3の
実施の形態を示す回路図である。
【0039】図5の実施の形態による充電制御回路は、
図1の実施の形態における直流電源1を直流電源1Aに
代えたものである。直流電源1Aにおける出力電圧V0
の調整は、+センス端子+Sと−センス端子−Sとの間
に直列に接続したセンス抵抗器13及び14のセンス抵
抗値を調整し、これらセンス抵抗値の調整結果,つまり
センス抵抗器13と14の中点をトリム端子Tに接続す
ることにより行うものである。センス抵抗値と出力電圧
0 との関係は図1の回路(図7(d)参照)と同様で
ある。従って、この充電制御回路も、図1の充電制御回
路と同様の作用・効果を持つ。
【0040】図6は本発明による充電制御回路の第4の
実施の形態を示す回路図である。
【0041】図6の実施の形態による充電制御回路は、
図5のフォトカプラ12をNPN型のトランジスタ20
に置き換えたものである。即ち、トランジスタ20のコ
レクタをセンス抵抗器13と14の接続点に接続し,エ
ミッタを直流電源1の−センス端子−Sに接続し、ベー
スを増幅器10の出力端に接続している。従って、この
充電制御回路も、図5の充電制御回路と同様の作用・効
果を持つ。
【0042】なお、図1,図4,図5及び図6の実施の
形態に示した構成は、それぞれ別の実施の形態の回路に
適切に組み合わせて本発明の効果を実現するようにして
よいことは勿論である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、出力端子
接続の負荷に供給する直流電圧を前記出力端子とセンス
端子に接続されたセンス抵抗器の抵抗値(センス抵抗
値)によって制御される直流電源と、バッテリーの正端
子と前記出力端子との間に接続され,前記直流電源から
電力が供給されないときには前記バッテリーから前記負
荷に電力を供給させ,前記直流電源から電力が供給され
ていてしかも前記バッテリーが放電状態のときには前記
直流電源から前記バッテリーに充電させる充放電制御回
路と、前記バッテリーへの充電時において,充電初期に
は前記直流電源の出力電圧が前記バッテリーの端子電圧
より一定電圧だけ高くなるように,充電終期には定電圧
充電となるように前記センス抵抗を制御する充電電圧制
御回路とを備えるので、上記充放電制御回路が定電流特
性を維持するのに必要な最低電圧を上記バッテリーの端
子電圧に合わせて一定となるように可変でき、従って電
圧電流積で表される電力損失のうち電圧を少なく押さる
ことができるので、上記バッテリーへの充電初期におい
て、上記充放電制御回路による電力損失を少なくできる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による充電制御回路の第1の実施の形態
を示す回路図である。
【図2】図1の実施の形態によるバッテリー3の充電制
御特性を示す図である。
【図3】本発明に係わる充放電制御回路6による電力損
失の時間変化を示す図である。
【図4】本発明による充電制御回路の第2の実施の形態
を示す回路図である。
【図5】本発明による充電制御回路の第3の実施の形態
を示す回路図である。
【図6】本発明による充電制御回路の第4の実施の形態
を示す回路図である。
【図7】従来技術の一つによる充電制御回路について示
す図であり、(a)は第1の従来技術の回路図、(b)
はバッテリー3の等価回路図、(c)は直流電源1の電
圧・電流特性例を示す図、(d)は直流電源1のセンス
抵抗器のセンス抵抗値に対する出力電圧V0 の変化の例
を示す図である。
【図8】従来技術の別の一つによる充電制御回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
1,1A 直流電源 2 出力端子 3 バッテリー 4 バッテリー3の内部抵抗 5 純バッテリー 6 充放電制御回路 10 増幅器 12 フォトカプラ 13,14 センス抵抗器 15〜18 分圧抵抗器 20 トランジスタ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力端子接続の負荷に供給する直流電圧
    を前記出力端子とセンス端子に接続されたセンス抵抗器
    の抵抗値(以下、センス抵抗値)によって制御される直
    流電源と、バッテリーの正端子と前記出力端子との間に
    接続され,前記直流電源から電力が供給されないときに
    は前記バッテリーから前記負荷に電力を供給させ,前記
    直流電源から電力が供給されていてしかも前記バッテリ
    ーが放電状態のときには前記直流電源から前記バッテリ
    ーに充電させる充放電制御回路と、前記バッテリーへの
    充電時において,充電初期には前記直流電源の出力電圧
    が前記バッテリーの端子電圧より一定電圧だけ高くなる
    ように,充電終期には定電圧充電となるように前記セン
    ス抵抗を制御する充電電圧制御回路とを備えることを特
    徴とする充電制御回路。
  2. 【請求項2】 前記充電電圧制御回路が、前記バッテリ
    ーの端子電圧を検出するバッテリー電圧検出回路と、前
    記充電初期には検出された前記バッテリーの端子電圧に
    応答して前記直流電源の出力電圧を前記バッテリーの端
    子電圧より一定電圧だけ高くするように前記センス抵抗
    値を制御するセンス抵抗制御回路と、前記充電時におい
    て前記バッテリーの端子電圧が所定電圧に達すると,前
    記直流電源の出力電圧を予め定めた最大電圧に固定する
    出力電圧固定回路とを備えることを特徴とする請求項1
    記載の充電制御回路。
  3. 【請求項3】 前記充放電制御回路が、前記充電初期に
    は前記直流電源から前記バッテリーに定電流充電させる
    ことを特徴とする請求項1及び2記載の充電制御回路。
  4. 【請求項4】 前記センス抵抗値が、前記バッテリーの
    端子電圧に対応する第一の分圧電圧と前記出力電圧に対
    応する第二の分圧電圧との差電圧を基に定められること
    を特徴とする請求項2記載の充電制御回路。
  5. 【請求項5】 前記センス抵抗制御回路が、前記差電圧
    に対応する電流をフォトダイオード側に流すと共に,フ
    ォトトランジスタ側のコレクタとエミッタとを前記セン
    ス抵抗の一部を形成する第一の抵抗器の両端にそれぞれ
    接続するフォトカプラを備えることを特徴とする請求項
    4記載の充電制御回路。
  6. 【請求項6】 前記出力電圧固定回路が、前記第二の分
    圧電圧が前記第一の分圧電圧より低くなると,前記フォ
    トカプラをオフ制御する比較器を備えることを特徴とす
    る請求項5記載の充電制御回路。
  7. 【請求項7】 前記直流電源が、前記センス抵抗値の増
    加に従って前記出力電圧を増大させることを特徴とする
    請求項1記載の充電制御回路。
  8. 【請求項8】 出力端子接続の負荷に供給する直流電圧
    をセンス端子に供給されるセンス電圧によって制御され
    る直流電源と、バッテリーの正端子と前記出力端子との
    間に接続され,前記直流電源から電力が供給されないと
    きには前記バッテリーから前記負荷に電力を供給させ,
    前記直流電源から電力が供給されていてしかも前記バッ
    テリーが放電状態のときには前記直流電源から前記バッ
    テリーに充電させる充放電制御回路と、前記バッテリー
    への充電時において,充電初期には前記直流電源の出力
    電圧が前記バッテリーの端子電圧より一定電圧だけ高い
    電圧になるように,充電終期には定電圧充電となるよう
    に前記センス電圧を制御する充電電圧制御回路とを備え
    ることを特徴とする充電制御回路。
  9. 【請求項9】 前記センス電圧が、前記バッテリーの端
    子電圧に対応する第一の分圧電圧と前記出力電圧に対応
    する第二の分圧電圧との差電圧を基に定められることを
    特徴とする請求項8記載の充電制御回路。
  10. 【請求項10】 前記充電電圧制御回路が、前記バッテ
    リーの端子電圧を検出するバッテリー電圧検出回路と、
    前記充電初期には検出された前記バッテリーの端子電圧
    に応答して前記直流電源の出力電圧を前記バッテリーの
    端子電圧より一定電圧だけ高くするように前記センス電
    圧を制御するセンス電圧制御回路と、前記充電時におい
    て前記バッテリーの端子電圧が所定電圧に達すると,前
    記直流電源の出力電圧を予め定めた最大電圧に固定する
    出力電圧固定回路とを備えることを特徴とする請求項9
    記載の充電制御回路。
  11. 【請求項11】 前記センス電圧制御回路が、前記差電
    圧に対応する電圧を前記センス端子に供給する誤差増幅
    器を備えることを特徴とする請求項9記載の充電制御回
    路。
  12. 【請求項12】 正センス端子と負センス端子との間に
    接続されたセンス抵抗器の抵抗値(以下、センス抵抗
    値)を分割し,その分割点をトリム端子に接続すること
    によって,出力端子接続の負荷に供給する直流電圧を制
    御する直流電源と、バッテリーの正端子と前記出力端子
    との間に接続され,前記直流電源から電力が供給されな
    いときには前記バッテリーから前記負荷に電力を供給さ
    せ,前記直流電源から電力が供給されていてしかも前記
    バッテリーが放電状態のときには前記直流電源から前記
    バッテリーに充電させる充放電制御回路と、前記バッテ
    リーへの充電時において,充電初期には前記直流電源の
    出力電圧が前記バッテリーの端子電圧より一定電圧だけ
    高くなるように,充電終期には定電圧充電となるように
    前記センス抵抗値を制御する充電電圧制御回路とを備え
    ることを特徴とする充電制御回路。
  13. 【請求項13】 前記充電電圧制御回路が、前記バッテ
    リーの端子電圧を検出するバッテリー電圧検出回路と、
    前記充電初期には検出された前記バッテリーの端子電圧
    に応答して前記直流電源の出力電圧を前記バッテリーの
    端子電圧より一定電圧だけ高くするように前記センス抵
    抗値を制御するセンス抵抗制御回路と、前記充電時にお
    いて前記バッテリーの端子電圧が所定電圧に達すると,
    前記直流電源の出力電圧を予め定めた最大電圧に固定す
    る出力電圧固定回路とを備えることを特徴とする請求項
    12記載の充電制御回路。
  14. 【請求項14】 前記センス抵抗値が、前記バッテリー
    の端子電圧に対応する第一の分圧電圧と前記出力電圧に
    対応する第二の分圧電圧との差電圧を基に定められるこ
    とを特徴とする請求項13記載の充電制御回路。
  15. 【請求項15】 前記センス抵抗制御回路が、前記差電
    圧に対応する電流をフォトダイオード側に流すと共に,
    フォトトランジスタ側のコレクタとエミッタとを前記セ
    ンス抵抗の一部を形成する第一の抵抗器の両端にそれぞ
    れ接続するフォトカプラを備えることを特徴とする請求
    項14記載の充電制御回路。
  16. 【請求項16】 前記センス抵抗制御回路が、コレクタ
    とエミッタとを前記センス抵抗器の一部を形成する第一
    の抵抗器の両端にそれぞれ接続するとともに,前記差電
    圧に対応する電圧をベースに加えるトランジスタを備え
    ることを特徴とする請求項14記載の充電制御回路。
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