JPH11289550A - スチル撮影機能付テレビカメラ用光学系 - Google Patents

スチル撮影機能付テレビカメラ用光学系

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JPH11289550A
JPH11289550A JP11002840A JP284099A JPH11289550A JP H11289550 A JPH11289550 A JP H11289550A JP 11002840 A JP11002840 A JP 11002840A JP 284099 A JP284099 A JP 284099A JP H11289550 A JPH11289550 A JP H11289550A
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prism
still image
image
optical system
still
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JP11002840A
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Kazuo Yoshikawa
和雄 吉川
Takami Hasegawa
孝美 長谷川
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テレビカメラ本体内に、テレビ画像撮像系の
色分解プリズムと隣接して、スチル画像用光束分解プリ
ズムを設けることで、簡易かつコンパクトな構成でテレ
ビ画像と同様に収差良好なスチル画像を得、スチル画像
撮像系の光路内にメカシャッタを配することで、フィー
ルド画像間の時間ずれに伴う画像ブレおよびスミアの発
生を防ぐ。 【構成】 4ブロック構成の色分解プリズム11Aは、
デュアルグリーン方式の色分解プリズムと各ガラスプリ
ズム形状が同一とされており、スチル画像撮像用プリズ
ム2d、および青色用プリズム2a、赤色用プリズム2
b、緑色用プリズム2cからなるテレビ画像撮像用の3
色分解プリズム系とから構成されている。また、スチル
画像撮像用プリズム2dの光射出端面7dとカバーガラ
ス6dとの間にメカ的なシャッタ34が配設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチル撮影機能付
テレビカメラ用光学系に関し、特に、放送用テレビカメ
ラ等のカメラ本体に搭載された、色分解プリズムを含む
テレビカメラ用光学系に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、放送用のテレビカメラ等では、
高画質のカラー画像を得るため、3色分解プリズムと、
分解された各色光による被写体情報を得るための各色光
に対応したCCD撮像素子をテレビカメラ本体内に搭載
し、さらにこのテレビカメラ本体の前段に、例えばズー
ムレンズやマクロレンズ等、用途に応じた各種レンズが
取付可能となるように構成されている。
【0003】ところで、スポーツのテレビ中継あるいは
結婚披露宴のビデオ撮影を行っている最中に、例えば得
点ゴールの場面やウェディングケーキカットの場面等の
ハイライトシーンを、そのテレビカメラ(ビデオカメラ
も含む;以下同じ)によりスチル画像として電気的に記
録しておきたいという要望がある。
【0004】このような要望に対し、テレビカメラによ
って電気的に撮像された動画の一駒をスチル画像として
用いることも考えられるが、現行のNTSC信号との互
換性を優先した場合には、このようにして得られたスチ
ル画像は画質が低下したものとなってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、テレビレ
ンズ部もしくはテレビカメラ本体にスチル画像専用の撮
像素子を取り付け、テレビ画像撮像系とは別の撮像素子
でスチル画像を得ることによってその画質を良好なもの
とすることが必要である。また、2つの撮像系各々にレ
ンズ部を設けると、装置全体のコンパクト化、低廉化を
図ることが困難となるので、テレビ画像撮像系で使用さ
れているテレビレンズ部の少なくとも一部をスチル画像
撮像系にも共通に使用できるように構成することが望ま
しい。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであり、テレビレンズにスチル画像撮像機能を付加し
た場合に、テレビ画像撮像系とスチル画像撮像系の両者
の光学系を最大限共有化することが可能なスチル撮影機
能付テレビカメラ用光学系を提供することを目的とする
ものである。
【0007】また、レンズ部以外の光学部材においても
両系間で何らかの密接な関係をもって構成された部材を
用いることにより、装置のコンパクト化および製造コス
トの低廉化を図ることが好ましい。
【0008】本発明は、テレビ画像撮像系とスチル画像
撮像系の両系で、光学系の密接な連関性を持たせること
により、装置全体のコンパクト化および製造コストの低
廉化を図り得るスチル撮影機能付テレビカメラ用光学系
を提供することも目的とするものである。
【0009】また、スチル画像を撮像する場合には時間
的に連続する被写体シーンの中から一部をシャッタによ
り切り出すことが必要となる。
【0010】一方、CCDの電荷蓄積期間を、バイアス
値や駆動クロックを変えることにより変化させる電子シ
ャッタが知られているが、電子シャッタを採用するとシ
ャッタ閉状態においてCCD受光面上に照射された光に
よってスミアが増加し、これにより画質が劣化するおそ
れがある。
【0011】最近では、縦型(垂直)オーバードレイン
とnp基板の開発により、従来に比べてスミアの発生は
改善されているものの、高画質が要求されるものにおい
てはさらなる改善が望まれている。
【0012】そこで、本発明は、電子シャッタの閉期間
においてスチル画像撮像素子の受光面に照射された光に
よってもスミアが増加するおそれのないスチル撮像機能
付テレビカメラ用光学系を提供することも目的とするも
のである。
【0013】また、例えば、スチル画像撮像素子の信号
伝送方式がNTSC等に準拠したインターレース方式で
ある場合に電子シャッタを用いると、1フレームを構成
する第1フィールドと第2フィールドの電荷蓄積期間が
1/60秒だけズレてしまうので、特に動きの速い被写
体においては第1フィールド画面と第2フィールド画面
にズレが生じ、フレーム画像を構成した場合に画像ブレ
を生じてしまう。
【0014】そこで本発明はこのような事情にも鑑みな
されたもので、スチル画像撮像素子の信号伝送方式がイ
ンターレース方式を採用している場合において、2つの
フィールド画像間で画像ブレのないスチル撮像機能付テ
レビカメラ用光学系を提供することを目的とするもので
ある。
【0015】また、上述した電子シャッタによる問題を
解決するためにスチル画像撮像系の光路中に機械的なシ
ャッタ配設した場合には、シャッタ部材およびこのシャ
ッタ部材を駆動するための部材を光路近傍に配設する必
要が生じ、テレビ画像撮像系では必要なかった、このよ
うな部材の配設スペースを確保することが重要となる。
【0016】本発明は、スチル画像撮像系において機械
的シャッタを用いた場合に、そのシャッタ部材およびこ
の部材の駆動部材の配設スペースを光路近傍に確保し得
るスチル撮影機能付テレビカメラ用光学系を提供するこ
とも目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のスチル撮影機能
付テレビカメラ用光学系は、テレビカメラ本体内に配さ
れた色分解プリズムを有するテレビカメラ用光学系にお
いて、この光学系に入射した光束の一部を分割してスチ
ル画像撮像素子に導くスチル画像用光束分割プリズム
を、前記色分解プリズムに隣接して設けたことを特徴と
するものである。
【0018】また、4ブロック構成の色分解プリズムの
うち1つのブロックを前記スチル画像用光束分割プリズ
ムとし、その余の3つのブロックを3原色光の各々の色
光用の色分解プリズムとすることが好ましい。
【0019】また、前記4ブロック構成の色分解プリズ
ムのうち、最も光束入射側に配されたブロックを前記ス
チル画像用光束分割プリズムとすることが好ましい。
【0020】また、前記スチル画像用光束分割プリズム
と前記スチル画像用撮像素子との間の光路中に機械式シ
ャッタを挿入し、該撮像素子の電荷蓄積期間のみにおい
て該シャッタを開状態とすることが好ましい。
【0021】前記スチル画像用撮像素子は、信号伝送方
式がインターレース方式とされている場合に特に有効で
ある。
【0022】さらに、前記スチル画像用光束分割プリズ
ムから射出された光束により第1の結像位置に被写体像
を結像せしめ、この後リレーレンズを介して第2の結像
位置に配された前記スチル画像用撮像素子上に再度被写
体像を結像せしめるように構成するとともに、前記第1
の結像位置と前記第2の結像位置の間に機械式シャッタ
を配設することが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0024】図1は、本発明のスチル撮影機能付テレビ
カメラ用光学系の一実施形態を搭載したテレビカメラ装
置を示す概略図である。すなわち、このスチル撮影機能
付テレビカメラ用光学系11はテレビレンズ系2が取り
付けられたテレビカメラ本体1に搭載され、4ブロック
構成の色分解プリズム11Aを備えている。
【0025】次に図2を用いて、上述した本実施形態に
係るスチル撮影機能付テレビカメラ用光学系11を詳細
に説明する。
【0026】このスチル撮影機能付テレビカメラ用光学
系11は、光束入射側から順にフィルタ部材3、4、
5、スチル画像撮像用プリズム2d、および青色用プリ
ズム2a、赤色用プリズム2b、緑色用プリズム2cか
らなる3色分解プリズム系を備えている。また、これら
の各プリズム2a〜dの光射出面の前方には各々カバー
ガラス6a〜dを介してCCD撮像素子(例えば2/
3″130万画素IT・CCD)8a〜dが配されてい
る。
【0027】上記フィルタ部材3、4、5のうち、フィ
ルタ部材3は近赤外カットフィルタ、フィルタ部材4は
ND/色温度変換フィルタ、フィルタ部材5はローパス
フィルタである。
【0028】また、上記4ブロック構成の色分解プリズ
ム11はHDTV方式(ハイビジョン)対応の高精細度
カメラに搭載されるデュアルグリーン方式の色分解プリ
ズム(特開平8-62407号公報参照)と各ガラスプリズム
が同一形状とされており、スチル画像撮像用プリズム2
dと青色用プリズム2aの間、および青色用プリズム2
aと赤色用プリズム2bの間は各々微小なエアギャップ
層とされており、また、赤色用プリズム2bと緑色用プ
リズム2cは赤色光を反射させるダイクロイック膜を介
して接合されている。なお、スチル画像撮像用プリズム
2dの青色用プリズム2a側の面にはハーフミラー膜が
施されており、青色用プリズム2aのスチル画像撮像用
プリズム2d側の面および赤色用プリズム2bの青色用
プリズム2a側の面には反射防止膜が施されており、さ
らに、青色用プリズム2aの赤色用プリズム2b側の面
には青色光を反射させるダイクロイック膜が施されてい
る。
【0029】したがって、スチル画像撮像用プリズム2
dに入射した光束は該プリズム2dの青色用プリズム2
a側のハーフミラー面においてその一部が反射され、該
プリズム2dの光入射面で全反射され、該プリズム2d
の光射出端面7dから射出され、メカ的なシャッタ34
およびカバーガラス6dを介してスチル画像用のCCD
撮像素子8dに入射するようになっている。また、スチ
ル画像撮像用プリズム2dの青色用プリズム2a側のハ
ーフミラー面を透過した光束は、青色用プリズム2aの
赤色用プリズム2b側のダイクロイックミラー面で青色
光のみが反射され、該プリズム2aのスチル画像撮像用
プリズム2d側の面で全反射される。そして赤色用プリ
ズム2bの緑色用プリズム2c側のダイクロイックミラ
ー面で赤色光のみが反射され、該プリズム2bの青色側
プリズム2a側の面で全反射されるようにしてB、R、
Gの3原色光に分解され、さらにプリズム2a、2b、
2cの射出面にはB、R、Gの分光特性を整えるトリミ
ングフィルタ2a′、2b′、2c′が接合されてお
り、結局、青色光は青色光用CCD撮像素子8aに、赤
色光は赤色光用CCD撮像素子8bに、緑色光は緑色光
用CCD撮像素子8cに各々入射するようになってい
る。
【0030】なお、このようにしてスチル画像用光束お
よび各色光による被写体像が形成されたCCD撮像素子
8a〜dでは、各被写体像情報を所定のサンプリング周
期で光電的に変換し、この後各色光用のCCD撮像素子
8a〜cからの各色用電気信号は合成されて、被写体の
カラーテレビ画像が再生されることとなり、一方スチル
画像用のCCD撮像素子8dからの電気信号により被写
体のスチルカラー画像が再生されることとなる。
【0031】一方、テレビレンズ系2は、図1に示すよ
うに、5群からなるズームレンズ群21を備えている。
【0032】このズームレンズ群21は物体側より順
に、4枚のレンズからなるフォーカス機能を有する正の
第1群と、変倍機能を有する、3枚のレンズからなる負
の第2群と、この変倍に伴なう焦点位置の変動を補正す
る2枚のレンズからなる負の第3群と、4枚のレンズを
有する正のリレーレンズ前群からなる第4群と、6枚の
レンズを有する正のリレーレンズ後群からなる第5群を
配設してなり、変倍時において第2群と第3群のレンズ
群間隔を変化させながら両レンズ群を光軸Xに沿って移
動せしめることにより全系の焦点距離fを変化させると
ともに、光束を結像位置に効率良く集束させるようにし
たものである。
【0033】また、このズームレンズ群21は第3群と
第4群の間にシャッタ(絞り)22を配置している。
【0034】なお、第4群と第5群は間隔を大きくあけ
るように配されており、本来ズームレンズ群21の焦点
距離を望遠側へシフトさせる焦点距離変換レンズ群(E
XT群)が挿入可能なスペースとされている。
【0035】ところで、上述したスチル画像用撮像素子
としてのCCD撮像素子8dは、信号伝達方式としてN
TSCに準拠したインターレース方式(30フレーム/
秒、60フィールド/秒)を採用しており、該素子8d
からのビデオ信号出力は第1フィールド(IO)と第2フ
ィールド(IE)に分割された図3に示す如き形状をな
す。
【0036】なお、スチル画像の1フレームを構成する
第1フィールド(IO)と第2フィールド(IE)は各々1
/60秒の期間とされている。
【0037】一般にCCD撮像素子8dは、上記各フィ
ールドに対応する電荷蓄積期間を1フィールドの信号出
力期間(1/60秒)よりも短い所定期間に制限し得
る、いわゆる電子シャッタと称される機能を有してい
る。
【0038】電子シャッタのシャッタ開期間はCCD撮
像素子8dの構造によって異なるが、前述したインター
ライン(IT)構造のものでは、1/60〜1/200
0秒程度の範囲の可変速シャッタを実現し得る。
【0039】図3はこの電子シャッタ開期間を模式的に
示すものであり、そのHレベル期間の上方に付した符号
は、その符号に対応するフィールド期間の画像を得るた
めの電荷蓄積期間である。
【0040】しかしながら、このような電子シャッタを
用いた場合には、第1フィールド(IO)と第2フィール
ド(IE)の電荷蓄積期間が互いに1/60秒ズレること
となり、奇数フィールドと偶数フィールドのビデオ信号
が時間的にズレたものとなり、このビデオ信号を再生し
て1枚のフレーム画像を構成すると画像ブレが生じてし
まう。
【0041】そこで、本実施形態のものでは、図2に示
す如くスチル画像撮像用プリズム2dの光射出端面7d
とカバーガラス6dとの間にメカ的なシャッタ34を配
設し、図4に示すように、1フレームの画像読取に対応
して1つの電荷蓄積期間のみシャッタ開状態となるよう
にし、この電荷蓄積期間において電荷蓄積され、読み取
られた画像信号は第1フィールド(IO)にも第2フィー
ルド(IE)にも用いられるようにしている。
【0042】これにより、両フィールドの電荷蓄積期間
は時間的に同一タイミングのものとなり、両フィールド
のビデオ信号は時間的に一致したものとなるから、この
ビデオ信号を再生して1枚のフレーム画像を構成しても
画像ブレは生じない。
【0043】なお、メカ的なシャッタ36の開状態期間
終了後直ちにビデオ信号の読み出しを行なうことは必ず
しも必要とされず、メカ的なシャッタ36を開状態とし
て電荷蓄積を行なった後、所望の期間経過後にビデオ信
号の読み出しを行なうようにすることも可能である。こ
の場合には、電荷蓄積後ビデオ信号の読み出し期間終了
時まで上記メカ的なシャッタ36を閉状態としておく必
要がある。
【0044】また、本実施形態の如く、CCD撮像素子
8dがインターレース方式を採用しているか否かに拘わ
らず、電子シャッタを用いた場合には、シャッタの閉期
間においても受光面に照射された光によってスミアと称
される現象が生じ、再生画像の画質劣化をもたらすが、
上述したようにメカ的なシャッタ34を用いシャッタ閉
期間においてCCD撮像素子8dの受光面に光が照射さ
れるのを阻止するような構成とすれば、スミアは増加せ
ず、画質劣化の少ない再生画像を得ることができる。
【0045】なお、スミアとは、固体撮像素子の受光面
に、特に強い光が入射した場合にその部分と対応した画
面部分から上下に明るい帯状の偽信号が生ずる現象であ
る。これは光入射により発生した信号電荷が拡散現象に
より他の画素や転送路にまぎれ込んだり、入射光が素子
内で散乱するために生ずるものである。
【0046】図5は、上述した実施形態とは別の実施形
態のスチル撮影機能付テレビカメラ用光学系を示す概略
図である。
【0047】スチル画像を撮像する場合に、メカ的なシ
ャッタを用いた際には、スチル画像撮像用プリズム2d
の光射出端面7dとCCD撮像素子8dとの間にシャッ
タ34やこのシャッタ34を駆動するためのシャッタ駆
動部(図示せず)を配置する必要が生じるので、これら
の部材を配置するスペースを確保できるような光学系構
成とすることが好ましい。
【0048】そこで、本実施形態のものでは、上記光射
出端面7dの近傍にCCD撮像素子8dを配設するので
はなく、該光射出端面7dから射出された光束により、
被写体像を中間結像面31において結像させ、さらにフ
ィールドレンズ35とリレーレンズ33を介して上記光
射出端面7dから離れた位置に配されたCCD撮像素子
8d上にカバーガラス6dを介して最終的に結像させる
ようにしている。これにより、シャッタ34等を配設す
るスペースを確保することが可能となる。
【0049】なお、本実施形態のものでは、光束進行方
向を変化させるために光路中に反射プリズム32を挿入
しているが、この反射プリズム32で光束を一回反射さ
せた場合には像姿勢が上下反転することとなるので、C
CD撮像素子8dで像情報を取り込んだ後に電気的に像
反転を行うか、該反射プリズム32における光束の反射
回数を偶数回とするように構成することが好ましい。な
お、反射プリズム32に代えて平板状の反射ミラーを用
いることも勿論可能である。
【0050】なお、本発明のスチル機能付テレビカメラ
用光学系としては上述した実施形態のものに限られるも
のではなく、その他の種々の態様の変更が可能であり、
例えば、スチル画像撮像用のプリズム2dと、テレビ画
像撮像用の3色分解プリズム2a〜cは別個の部材とし
て形成されたものを用いてもよい。
【0051】また、テレビレンズ系2を構成するレンズ
群はズームレンズ群に限られず、固定焦点タイプのもの
であってもよい。
【0052】また、上述した実施形態において、スチル
画像撮像用のプリズム2dとテレビ画像撮像用の3色分
解プリズム2a〜cは、互いに各々を入れ替えることが
可能であるが、スチル画像撮像用のプリズムを、プリズ
ム2a〜cのいずれかとした場合にはモノクロ画像用と
して機能することとなる。
【0053】なお、本発明のスチル機能付テレビカメラ
用光学系としては、スチル画像撮像系の光路内にメカ的
なシャッタを用いることなく、シャッタとして電子シャ
ッタのみを用いる構成とすることもできる。
【0054】また、上述した実施形態においては、スチ
ル画像用のCCD撮像素子8dとしてNTSCに準拠し
たものを用いているが、CCD撮像素子8dの信号伝送
方式としては勿論これに限られるものではなく、PAL
方式やSECAM方式の採用が可能であり、さらにはノ
ンインターレース方式のものを用いることも可能であ
る。
【0055】さらに、上記実施形態においては単板式の
CCD撮像素子を用いているが、これに代えて単板式の
MOS撮像素子を用いることが可能である。また、単板
式ではなく3板式のものとすることも可能である。
【0056】このように、本実施形態のテレビカメラの
光学系においては既存の4ブロック色分解プリズムと形
状が同一な4ブロックプリズムを用いて、カラーテレビ
画像とカラースチル画像の両者を別個に得ることができ
るように構成されており、光学系の製造が容易となり、
製造コストの低減を図ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、テレビカメラ本体に配したテレビ画像撮像用の色分
解プリズムに隣接してスチル画像用光束分解プリズムを
配設し、このスチル画像用光束分解プリズムによって偏
向された光束をスチル画像用撮像素子に入射させるよう
にしているので、一つのテレビカメラ装置でテレビ画像
もスチル画像も撮影することができ便利である。
【0058】また、テレビ画像撮像系とスチル画像撮像
系のレンズ部を完全に共通化することで装置全体のコン
パクト化、低廉化を図るとともに、スチル画像撮像系の
撮像素子をテレビ画像撮像系の撮像素子とは別個に設け
ることでスチル画像の画質を良好なものとすることがで
きる。
【0059】また、既存の4ブロック色分解プリズム用
のガラスブロックを用い、その4ブロックのうち1つの
ブロックをスチル画像用光束分解プリズムとして使用
し、その余の3つのブロックを3原色光の色分離用プリ
ズムとして使用すれば、製造工程の簡素化および製造コ
ストの低廉化を図ることができる。
【0060】また、スチル画像用光束分割プリズムとス
チル画像用撮像素子との間の光路中に機械式シャッタを
挿入し、該撮像素子の電荷蓄積期間のみにおいて該シャ
ッタを開状態とすれば、電荷蓄積期間以外の期間におけ
る受光面上への光入射を阻止することができるので、ス
ミアを大幅に低減させることができ、高画質画像を得る
ことができる。
【0061】さらに、スチル画像用光束分解プリズムか
ら射出された光束により、第1の結像位置に被写体像を
一旦結像せしめ、この後リレーレンズを介してスチル画
像用撮像素子上に被写体像を再度結像せしめるようにす
れば、この2つの結像位置の間に、スチル画像撮影用の
メカ的なシャッタ部材、さらにはシャッタ駆動部材を配
設するスペースを確保することができ好ましい。
【0062】なお、スチル画像用撮像素子の信号伝送方
式がインターレース方式とされている場合には、第1フ
ィールドの電荷蓄積期間においてのみメカ的なシャッタ
を開状態とし、この期間に1フレーム分の電荷蓄積を行
うように構成することで、第1フィールドと第2フィー
ルドの電荷蓄積期間は時間的に同一タイミングのものと
なり、両フィールドのビデオ信号は時間的に一致したも
のとなるから、このビデオ信号を再生して1枚のフレー
ム画像を構成しても画像ブレは生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスチル撮影機能付テ
レビカメラ用光学系を搭載したテレビカメラ装置を示す
概略図
【図2】図1に示すテレビカメラ用光学系を示す概略図
【図3】電子シャッタのみを用いてCCD撮像素子の電
荷蓄積を行った場合の、電荷蓄積期間とビデオ信号出力
期間との対応関係を示すタイムチャート
【図4】メカ的なシャッタを用いてCCD撮像素子の電
荷蓄積を行った場合の、電荷蓄積期間とビデオ信号出力
期間との対応関係を示すタイムチャート
【図5】図2に示すテレビカメラ用光学系の一部を変更
した態様を示す概略図
【符号の説明】
1 テレビカメラ本体 2 テレビレンズ系 2a、2b、2c 各色用プリズム 2d スチル画像撮像用プリズム 3、4、5 フィルタ部材 6a、6b、6c、6d カバーガラス 8a、8b、8c、8d CCD撮像素子 11 スチル撮影機能付テレビカメラ用光学系 11A 色分解プリズム 21 ズームレンズ群 22 シャッタ(絞り) 31 中間結像面 32 反射プリズム 33 リレーレンズ 34 メカ的なシャッタ 35 フィールドレンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラ本体内に配される、色分解
    プリズムを含むテレビカメラ用光学系において、 この光学系に入射した光束の一部を分割してスチル画像
    用撮像素子に導くスチル画像用光束分割プリズムを、前
    記色分解プリズムに隣接して設けたことを特徴とするス
    チル撮影機能付テレビカメラ用光学系。
  2. 【請求項2】 4ブロック構成の色分解プリズムのうち
    1つのブロックを前記スチル画像用光束分割プリズムと
    し、その余の3つのブロックを3原色光の色分離用プリ
    ズムとしたことを特徴とする請求項1記載のスチル撮影
    機能付テレビカメラ用光学系。
  3. 【請求項3】 前記4ブロック構成の色分解プリズムの
    うち、最も光束入射側に配されたブロックを前記スチル
    画像用光束分割プリズムとしたことを特徴とする請求項
    2記載のスチル撮影機能付テレビカメラ用光学系。
  4. 【請求項4】 前記スチル画像用光束分割プリズムと前
    記スチル画像用撮像素子との間の光路中に機械式シャッ
    タを挿入し、該撮像素子の電荷蓄積期間のみにおいて該
    シャッタを開状態とすることを特徴とする請求項1〜3
    のうちいずれか1項記載のスチル撮像機能付テレビカメ
    ラ用光学系。
  5. 【請求項5】 前記スチル画像用光束分割プリズムから
    射出された光束により第1の結像位置に被写体像を結像
    せしめ、この後リレーレンズを介して第2の結像位置に
    配された前記スチル画像用撮像素子上に再度被写体像を
    結像せしめるように構成するとともに、前記第1の結像
    位置と前記第2の結像位置の間に機械式シャッタを配設
    してなることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか
    1項記載のスチル撮影機能付テレビカメラ用光学系。
  6. 【請求項6】 前記スチル画像用撮像素子は、信号伝送
    方式がインターレース方式とされていることを特徴とす
    る請求項4または5記載のスチル撮像機能付テレビカメ
    ラ用光学系。
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