JPH11289548A - ホワイトバランス制御方法及び装置 - Google Patents

ホワイトバランス制御方法及び装置

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JPH11289548A
JPH11289548A JP10157696A JP15769698A JPH11289548A JP H11289548 A JPH11289548 A JP H11289548A JP 10157696 A JP10157696 A JP 10157696A JP 15769698 A JP15769698 A JP 15769698A JP H11289548 A JPH11289548 A JP H11289548A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面中央部に人物の顔が大きく写っているよ
うな場合にも適切なホワイトバランス(WB)制御を行
う。 【解決手段】 画面全体のWB評価データを抽出し(3
00,301)、画面中央部のWB評価データを抽出し
(303,304)、画面全体のWB評価データに基づ
くゲイン値RGa,BGaと画面中央部のWB評価デー
タに基づくゲイン値RGc,BGcを計算して比較し
(306,307)、BGc>BGaかつRGc<RG
aならばRGa,BGaからRGc,BGcの影響を排
除したゲイン値を設定し(308)、そうでなければR
Ga,BGaをゲイン値として設定する(309)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像素子を用いて
入力される画像データのホワイトバランスの制御方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCD撮像素子などを用いて画像データ
を入力する画像入力装置においては、白い被写体を撮像
したときにR,G,Bの比が1:1:1になるように
(すなわち色差R−Y.B−Yが0になるように)画像
データのRとBのゲインを自動的に調整するホワイトバ
ランス制御が不可欠である。ビデオカメラやデジタルス
チルカメラなどでは、一般に、画像データから直接的に
ホワイトバランスを評価する方式のホワイトバランス制
御装置が採用されている。
【0003】このような方式のホワイトバランス制御装
置では、ホワイトバランスの正確な評価のために、有彩
色と無彩色とを判別し、無彩色のデータを画像データか
ら抽出しなければならない。有彩色と無彩色の判断基準
としては輝度レベルが高いか否か、色差が0に近いか否
かなどがあるが、無彩色データの抽出(いわゆる白検
出)の方法としては、一般に、色差ドメイン上での黒体
輻射カーブ近傍を無彩色抽出範囲として設定し、画面の
全体を対象として、無彩色抽出範囲に入る画素の色差、
輝度やR,G,Bの信号の積分値あるいは平均値を抽出
する方法が採用されている。
【0004】なお、画面を複数の領域に分割し、領域毎
に無彩色抽出を行うデジタルホワイトバランス装置が特
開平4−170889号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の一般的な無彩色
抽出方法では、有彩色が無彩色として誤抽出されること
があり、そのような誤抽出される有彩色が画面上のかな
りの面積を占めるときにホワイトバランス制御の誤りが
起きる。このようなホワイトバランス制御誤りが起きや
すい典型的なケースとして、人物の顔が比較的大きな面
積を示す画像(図5、図11参照)や夕日を撮影した画
像(図12参照)の場合があり、顔の肌色や、夕日とそ
れに赤く照らされた雲が無彩色として誤抽出されホワイ
トバランス制御が不適切になり、肌色や夕日などが白っ
ぽく見えるような不自然な色合いの画像となってしま
う。同様に、青空が比較的広い面積をしめる風景画像
(図13参照)の場合も、不適切なホワイトバランス制
御により全体が白っぽい画像となってしまうことがあ
る。
【0006】本発明の目的は、上に述べたようなホワイ
トバランス制御が不適切になりやすい画像に対しても、
正常なホワイトバランス制御を可能にすること、画像の
色温度の全体的変化にも追従して、そのようなホワイト
バランス制御を可能にすること、そのようなホワイトバ
ランス制御を単純な装置構成により実現することにあ
る。
【0007】なお、前記特開平4−170889号公報
記載の従来技術は、同公報の記載内容によれば「被写体
を判別して背景の影響を減じた重点的な制御」を目的と
しており、本発明とは構成・作用のみならず目的も異に
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明のホワイトバランス制御方法
は、撮像素子を用いて入力される画像データのホワイト
バランスを、画面中央部と画面周辺部又は画面全体との
間で相対評価し、画面全体のホワイトバランス評価に従
ったホワイトバランス制御と、画面周辺部のホワイトバ
ランス評価に従ったホワイトバランス制御の一方を選択
する構成である。
【0009】画面中央部に人の顔(肌色)のような低色
温度の有彩色の被写体があるケースでは、画面中央部を
対象としたホワイトバランス評価データと、画面周辺部
又は画面全体を対象としたホワイトバランス評価データ
との間、あるいは、それらのホワイトバランス評価デー
タに基づいて求まるホワイトバランス調整のためのゲイ
ン値の間に、有意の差が生じる。そのようなケースでな
ければ、そのような有意の差は生じにくい。請求項1記
載の発明のホワイトバランス制御方法は、ホワイトバラ
ンスの相対評価によって、上に述べた有意の差があると
きには画面周辺部のホワイトバランス評価に従ったホワ
イトバランス制御を選択することにより、画面中央部に
人の顔などがあるケース(図5参照)でも、画面中央部
の被写体の影響を排除した正常なホワイトバランス調整
が可能であり、上に述べた有意差がないときには画面全
体のホワイトバランス評価に従ったホワイトバランス制
御を選択することにより、無彩色のデータ数が少ない場
合でも、それを全て利用し精度のよいホワイトバランス
調整が可能である。しかも、画像の色温度が全体的に変
化しても、上に述べた画面中央部と画面周辺部又は画面
全体との間のホワイトバランスの相対評価は変わらない
から、色温度の全体的変化にも追従できる。
【0010】請求項2記載の発明のホワイトバランス制
御装置は、画像データからホワイトバランス評価データ
を抽出する手段と、画面全体のホワイトバランス評価デ
ータに基づいてホワイトバランス調整のための第1のゲ
イン値を、画面中央部のホワイトバランス評価データに
基づいてホワイトバランス調整のための第2のゲイン値
をそれぞれ求め、第1のゲイン値と第2のゲイン値とを
比較し、比較結果に応じて、第1のゲイン値、又は、第
1のゲイン値を第2のゲイン値を用いて修正したゲイン
値の一方を設定する手段と、設定されたゲイン値に従っ
て画像データのホワイトバランスを調整する手段とを具
備する構成である。
【0011】画面中央部に人の顔(肌色)のような低色
温度の有彩色の被写体があり、これが無彩色として誤抽
出された場合、画面全体を対象としたホワイトバランス
評価データから求められる第1のゲイン値に比べ、画面
中央部を対象としたホワイトバランス評価データから求
められる第2のゲイン値はBレベルを上げ、Rレベルを
下げる方向に振れたものとなる。前記の請求項2記載の
発明のホワイトバランス制御装置は、ゲイン値の比較に
よって上に述べたような画面中央部に人の顔などの被写
体があるケースか否かを判断し、そのようなケースでは
画面中央部の人の顔などの被写体の影響を排除または減
少させるように第2のゲイン値によって第1のゲイン値
を修正したゲイン値を設定することにより、正常なホワ
イトバランス調整が可能であり、そのようなケースでな
いときには第1のゲイン値をそのまま設定することによ
り正常なホワイトバランス調整が可能である。しかも、
画像の色温度が全体的に変化しても、上に述べた第1の
ゲイン値と第2のゲイン値の比較関係は変わらないた
め、色温度の全体的変化にも追従できる。また、通常の
画像では、画面全体のホワイトバランス評価データに基
づいた第1のゲイン値が設定されるため、無彩色のデー
タ数の少ない場合でも精度よくゲイン値を設定し、高精
度のホワイトバランス調整が可能である。
【0012】また、請求項3記載の発明のホワイトバラ
ンス制御装置は、画像データからホワイトバランス評価
データを抽出する手段と、画面中央部のホワイトバラン
ス評価データと画面周辺部又は画面全体のホワイトバラ
ンス評価データとを比較し、比較結果に応じて、画面全
体のホワイトバランス評価データ、又は画面周辺部のホ
ワイトバランス評価データの一方を選択し、選択したホ
ワイトバランス評価データに基づいて画像データのホワ
イトバランス調整のためのゲイン値を設定する手段と、
設定されたゲイン値に従って画像データのホワイトバラ
ンスを調整する手段とを具備する構成である。
【0013】画面中央部に人の顔などの被写体があるケ
ースでは、画面中央部を対象としたホワイトバランス評
価データと、画面周辺部又は画面全体を対象としたホワ
イトバランス評価データとの間に有意の差が生じる。そ
のようなケースでなければ、そのような有意の差は生じ
にくい。前記請求項3記載の発明のホワイトバランス制
御装置は、ホワイトバランス評価データの比較によっ
て、画面中央部に人の顔などがあるケースであるか否か
を判断し、そのようなケースでは画面周辺部のホワイト
バランス評価データに基づいたゲイン値を設定すること
により、画面中央部の人の顔などの被写体の影響を排除
した正常なホワイトバランス調整が可能であり、そのよ
うなケースでなければ、画面中央部及び画面周辺部を合
わせた画面全体を対象としたホワイトバランス評価デー
タに基づいたゲイン値を設定することにより正常なホワ
イトバランス調整が可能である。しかも、画像の色温度
が全体的に変化しても、上に述べた画面中央部と画面周
辺部のホワイトバランス評価データの比較関係は変わら
ないため、色温度の全体的変化にも追従できる。また、
通常は画面全体のホワイトバランス評価データに基づい
てゲイン値が設定されるから、無彩色のデータ数が少な
い場合でも高精度なホワイトバランス制御が可能であ
る。
【0014】また、上記目的を達成するため、請求項4
記載の発明のホワイトバランス制御方法は、撮像素子を
用いて入力される画像データのホワイトバランスを、画
面上側部分と、画面全体又は画面下側部分との間で相対
評価し、画面全体のホワイトバランス評価に従ったホワ
イトバランス制御と、画面下側部分のホワイトバランス
評価に従ったホワイトバランス評価の一方を選択する構
成である。
【0015】図11に示すような画面の上側部分に人の
顔が比較的大きく写った画像や、図12に示すような画
面の上側部分に赤い夕日と、それに赤く照らされた雲が
写った画像、あるいは図13に示すような青空が画面の
上側部分に写った画像では、画面の上側部分と、画面の
全体又は下側部分とでホワイトバランス評価に有意の差
が生じる。そのようなケースでなければ、そのような有
意の差は生じない。請求項4記載の発明のホワイトバラ
ンス制御方法は、ホワイトバランスの相対評価によっ
て、上に述べた有意の差があるときには、画面の下側部
分のホワイトバランス評価に従ったホワイトバランス制
御を選択することにより、図11乃至図13に示すよう
な画像でも、画面上側部分の低色温度の被写体(顔や夕
日)又は高色温度の被写体(青空)の影響を排除した正
常なホワイトバランス調整が可能であり、また、上のよ
うな有意差がないときには画面全体のホワイトバランス
評価に従ったホワイトバランス制御を選択することによ
り、無彩色データが少ない場合でも、それを全て利用し
精度のよいホワイトバランス調整が可能である。また、
画面の色温度が全体的に変化しても、上に述べた画面上
側部分と画面全体又は下側部分との間のホワイトバラン
スの相対評価は変わらないから、色温度の全体的変化に
も追従できる。
【0016】請求項5記載のホワイトバランス制御装置
は、 撮像素子を用いて入力された画像データからホワ
イトバランス評価データを抽出する手段と、画面全体の
ホワイトバランス評価データに基づいてホワイトバラン
ス調整のための第1のゲイン値を、画面上側部分のホワ
イトバランス評価データに基づいてホワイトバランス調
整のための第2のゲイン値をそれぞれ求め、第1のゲイ
ン値と第2のゲイン値を比較し、比較結果に応じて、第
1のゲイン値、又は、第1のゲイン値を第2のゲイン値
を用いて修正したゲイン値の一方を設定する手段と、設
定されたゲイン値に従って画像データのホワイトバラン
スを調整する手段とを具備する構成である。
【0017】図11又は図12に示すような画面上側部
分に人の顔や夕日のような低色温度の有彩色の被写体が
あり、これが無彩色として誤抽出された場合、画面全体
を対象としたホワイトバランス評価データから求められ
る第1のゲイン値に比べ、画面上側部分を対象としたホ
ワイトバランス評価データから求められる第2のゲイン
値はBレベルを上げ、Rレベルを下げる方向に振れたも
のとなる。逆に図13に示すような画面上側部分に青空
のような高色温度の有彩色の被写体があり、これが無彩
色として誤抽出された場合、第1のゲイン値に比べ、第
2のゲイン値はBレベルを下げ、Rレベルを上げる方向
に振れたものとなる。前記の請求項5記載の発明のホワ
イトバランス制御装置は、ゲイン値の比較によって図1
1乃至図13に示す画像のようなケースか否かを判断
し、そのようなケースでは画面上側部分の被写体の影響
を排除または減少させるように第2のゲイン値によって
第1のゲイン値を修正したゲイン値を設定することによ
り、正常なホワイトバランス調整が可能であり、そのよ
うなケースでないときには第1のゲイン値をそのまま設
定することにより正常なホワイトバランス調整が可能で
ある。しかも、画像の色温度が全体的に変化しても、上
に述べた第1のゲイン値と第2のゲイン値の比較関係は
変わらないため、色温度の全体的変化にも追従できる。
また、通常の画像では、画面全体のホワイトバランス評
価データに基づいた第1のゲイン値が設定されるため、
無彩色のデータ数の少ない場合でも精度よくゲイン値を
設定し、高精度のホワイトバランス調整が可能である。
【0018】請求項6記載の発明のホワイトバランス制
御装置は、画像データからホワイトバランス評価データ
を抽出する手段と、画面上側部分のホワイトバランス評
価データと、画面全体又は画面下側部分のホワイトバラ
ンス評価データとを比較し、比較結果に応じて、画面全
体のホワイトバランス評価データに従ったホワイトバラ
ンス調整のためのゲイン値、又は、画面下側部分のホワ
イトバランス評価データに従ったホワイトバランス調整
のためのゲイン値を設定する手段と、設定されたゲイン
値に従って画像データのホワイトバランスを調整する手
段を具備する構成である。
【0019】図11乃至図13に示すような画面上側部
分に低色温度又は高色温度の被写体があるケースでは、
画面上側部分のホワイトバランス評価データと、画面全
体又は画面下側部分のホワイトバランス評価データとの
間に有意の差が生じる。そのようなケースでなければ、
そのような有意の差は生じにくい。前記請求項6記載の
発明のホワイトバランス制御装置は、ホワイトバランス
評価データの比較によって、図11乃至図13に示すよ
うな画像のケースであるか否かを判断し、そのようなケ
ースでは画面下側部分のホワイトバランス評価データに
従ったホワイトバランス調整のためのゲイン値を設定す
ることにより、画面上側部分の人の顔、夕日、青空など
の被写体の影響を排除した正常なホワイトバランス調整
が可能であり、そのようなケースでなければ、画面全体
のホワイトバランス評価データに従ったホワイトバラン
ス調整のためのゲイン値を設定することにより正常なホ
ワイトバランス調整が可能である。しかも、画像の色温
度が全体的に変化しても、上に述べた画面上側部分と、
画面全体又は画面下側部分のホワイトバランス評価デー
タの比較関係は変わらないため、色温度の全体的変化に
も追従できる。また、通常は画面全体のホワイトバラン
ス評価データに従ったゲイン値が設定されるから、無彩
色のデータが少ない場合でも高精度なホワイトバランス
制御が可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】<第1実施例>本発明の第1の実施例につ
いて図1乃至図6を参照して説明する。
【0022】図1は本実施例にかかる画像入力装置の全
体的構成の一例を示すブロック図である。図1におい
て、撮影レンズ1と絞り2を通過した被写体像は、CC
D撮像素子3に結像して光電変換される。CCD撮像素
子3から出力される画像信号はCDS(相関2重サンプ
リング)回路4によってノイズ除去等をなされてから色
分離回路5に入力し、R(赤),G(緑),B(青)信
号に分離される。R,G,B信号は利得制御装置6を経
由してマトリクス回路7に入力し、Y(輝度)信号とR
−Y,B−Y(色差)信号に変換される。Y信号とR−
Y,B−Y信号はA/D変換器8によってデジタル信号
に変換され、制御装置9を介しエンコーダ部10に入力
し、エンコーダ部10によって映像信号に変換されて出
力される。
【0023】ホワイトバランス制御は、制御装置9から
ホワイトバランス調整のためのRゲイン値とGゲイン値
が出力され、このR,Bゲイン値に従って利得制御装置
6内でR信号とB信号の利得が制御されることによって
行われる。
【0024】制御装置9は、例えば、図2に示すように
白検出部21とゲイン演算制御部22から構成される。
白検出部21は入力画像データのY,R−Y,B−Y信
号からホワイトバランス評価データを生成する手段であ
る。ゲイン演算制御部22は、そのホワイトバランス評
価データに基づいてR,Bゲイン値を設定して利得制御
装置6に出力するとともに、白検出部21に対する各種
パラメータの設定や制御装置9の全体的な動作のタイミ
ングなどの制御する手段である。
【0025】白検出部21は、後述のように画素単位に
動作するから、ハードウエア回路とするのが好適である
かもしれないが、速度的に問題がなければマイクロプロ
セッサなどを利用しソフトウエアによって実現されても
よい。ゲイン演算制御部22は、後述のようにフィール
ド単位又はフレーム単位で比較的低速に動作するから、
マイクロプロセッサなどを利用しソフトウエアにより容
易に実現し得るが、ハードウエア回路として実現されて
もよい。白検出部21とゲイン演算制御部22を、同じ
マイクロプロセッサなどを使用しソフトウエアにより一
体的に実現することも可能である。
【0026】次に、制御装置9の動作を説明する。図3
は制御装置9の全体的処理フローを示すフローチャー
ト、図4は白検出部21の処理フローを示すフローチャ
ートである。
【0027】ある画像フレームの第1フィールド期間の
開始前に、ゲイン演算制御部22は白検出部21に対
し、「画面全体」をホワイトバランスの「評価領域」と
して設定する(ステップ300)。これ以外にも「Y範
囲」と「無彩色抽出範囲」が、画像入力装置の起動時あ
るいは、それらの変更が生じた時に白検出部21に設定
される。
【0028】そして、ゲイン演算制御部22は当該画像
フレームの第1フィールド期間の開始時に白検出部21
を起動し、白検出部21において「評価領域」に含まれ
る各画素に関し図4に示すホワイトバランス評価データ
抽出処理を実行する。すなわち、ここでは「評価領域」
は「画面全体」であるので、1フィールド中の各画素が
入力するたびに、その画素のY信号の値が「Y範囲」に
含まれるか否かが判定され(ステップ401)、「Y範
囲」に含まれるならば、当該画素のR−Y,B−Y信号
が「無彩色抽出範囲」に含まれるか否かが判定される
(ステップ402)。本実施例では、図6に網掛け領域
として示すような、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yド
メイン上の黒体輻射カーブの近傍領域が、「無彩色抽出
範囲」として設定される。「無彩色抽出範囲」に含まれ
るならば、抽出データ数(抽出画素数)のカウンタを1
だけインクリメントするとともに、Y,R−Y,B−Y
の各積算値に当該画素のY,R−Y,B−Y信号の値を
それぞれ加算する(ステップ403)。なお、図4に示
されていないが、上記のカウンタと各積算値はそれぞれ
起動時に0クリアされている。
【0029】第1フィールド期間が終了すると、ゲイン
演算制御部22は白検出部21の動作を停止させ、白検
出部21によって得られている抽出データ数(上記カウ
ンタの値)とY,R−Y,B−Yの各積算値を「画面全
体」を対象としたホワイトバランス評価データとして内
部のメモリなどに保存する(ステップ302)。次にゲ
イン演算制御部22は、「画面中央部」をホワイトバラ
ンスの「評価領域」として設定する(ステップ30
3)。本実施例では例えば、図5に示すように、画面を
縦横に4等分して16個の領域に分割し、その中央の4
領域(網掛け部分)を「画面中央部」とする。ただし、
これに限定されない。
【0030】そして、当該画像フレームの第2フィール
ド期間の開始時に白検出部21を起動し、白検出部21
において「評価領域」に含まれる各画素に関し図4に示
すホワイトバランス評価データ抽出処理を実行する。す
なわち、ここでは「画面中央部」に含まれる各画素が入
力するたびに、その画素のY信号の値が「Y範囲」に含
まれるか否かが判定され(ステップ401)、「Y範
囲」に含まれるならば、当該画素のR−Y,B−Y信号
は「無彩色抽出範囲」に含まれるか否かが判定される
(ステップ402)。「無彩色抽出範囲」に含まれるな
らば、抽出データ数(抽出画素数)のカウンタを1だけ
インクリメントするとともに、Y,R−Y,B−Yの各
積算値に当該画素のY,R−Y,B−Y信号の値をそれ
ぞれ加算する(ステップ403)。
【0031】第2フィールド期間が終了すると(あるい
は「画面中央部」の最終ラインの期間が終了すると)、
ゲイン演算制御部22は、白検出部21によって第1フ
ィールドで得られ保存されている抽出データ数の合計数
が、予め設定されている「抽出データ数しきい値」より
多いか否かを判定し(ステップ305)、それより多い
ならば、第2フィールドのY,R−Y,B−Yの積算値
を抽出データ数で除算して、それぞれの平均値を求め、
これら平均値を用いて、(R−Y)/Y,(B−Y)/
Yをそれぞれ0に近づけるための、つまりR,G,Bの
利得比を1:1:1に近づけるためのRゲイン値とBゲ
イン値を計算する(ステップ306)。これは「画面中
央部」を対象としたホワイトバランス評価データに基づ
いたR,Bゲイン値(RGc,BGc)である。また、
内部のメモリなどに保存されている第1フィールドの
Y,R−Y,B−Yの積算値を抽出データ数で除算し
て、それぞれの平均値を求め、これら平均値を用いて
R,Bゲイン値を計算する(ステップ306)。これは
「画面全体」を対象としたホワイトバランス評価データ
に基づいたR,Bゲイン値(RGa,BGa)である。
【0032】次に、計算されたR,Gゲイン値RGc,
BGcとRGa,BGaとを比較し、「画面中央部」の
色温度が「画面全体」の色温度より低いか否か判定する
(ステップ307)。BGc>BGaかつRGc<RG
aの条件が成立するときには、「画面中央部」は「画面
全体」より低色温度であると判定し、 RG=RGa+(RGa−RGc)/3 BG=BGa+(BGa−BGc)/3 によってRGa,BGaを修正したRG,BGをR,B
ゲイン値として設定する(ステップ308)。つまり、
図5に見られるように「画面中央部」に人の顔などの低
色温度の被写体が写っていて、それが無彩色として抽出
されたケースとみなし、「画面中央部」(その面積は画
面の周辺部の3分の1)の抽出データの影響を減らすよ
うにゲイン値の修正を行い、等価的に「画面周辺部」を
対象としたホワイトバランス評価データに基づいたゲイ
ン値を設定するわけである。
【0033】上記条件が成立しないときには、「画面中
央部」の色温度は「画面全体」の色温度より低くない、
つまり「画面中央部」に人の顔が写っているようなケー
スではないと判断されるので、「画面全体」を対象とし
たホワイトバランス評価データに基づいて計算されたR
Ga,BGaをR,Bゲイン値として設定する(ステッ
プ309)。
【0034】このようにしてR,Bゲイン値の設定が完
了後、最初の画像フレーム又は数フレーム時間先の画像
フレームの開始時に、そのR,Bゲイン値を利得制御装
置6に出力する(ステップ310)。なお、ステップ3
05で、「画面全体」からの抽出データ数が「抽出デー
タ数しきい値」以下であると判定されたときには、抽出
データ数が少なく、確実なゲイン設定は困難であるの
で、R,Gゲイン値は更新されず、前回設定されたR,
Gゲイン値に保持される。
【0035】R,Bゲイン値の変更を頻繁に行うと画面
のちらつきが目立つことがあるため、図3に示す処理
は、所定数の画像フレームを間引いた形で、所定数フレ
ームおきに実行される。
【0036】ここまでの説明から明らかなように、本実
施例においては、ゲイン演算制御部22は、画面全体の
ホワイトバランス評価データに基づいてホワイトバラン
ス調整のための第1のゲイン値を、画面中央部のホワイ
トバランス評価データに基づいてホワイトバランス調整
のための第2のゲイン値をそれぞれ求め、第1のゲイン
値と第2のゲイン値とを比較し、比較結果に応じて、第
1のゲイン値、又は、第1のゲイン値を第2のゲイン値
を用いて修正したゲイン値の一方を設定する手段を含ん
でいる。
【0037】<第2実施例>次に、本発明の第2の実施
例について説明する。本実施例に係る画像入力装置の全
体的構成は前記第1実施例と同様であるので、図1を援
用し説明を省略する。また、制御装置9のブロック構成
は前記第1実施例と同様であるので、図2を援用して説
明する。
【0038】本実施例における制御装置9の全体的処理
フローを図7に、白検出部21の処理フローを図8にそ
れぞれ示し説明する。
【0039】ある画像フレームの第1フィールド期間の
開始前に、ゲイン演算制御部22は白検出部21に対
し、ホワイトバランス評価領域としての「画面中央部」
と「画面周辺部」の範囲を設定する(ステップ70
0)。本実施例では例えば、前記第1実施例と同様の図
5の網掛け領域を「画面中央部」として設定し、それ以
外の領域を「画面周辺部」として設定する。これ以外に
も、「Y範囲」と「無彩色抽出範囲」が、画像入力装置
の起動時あるいは、それらの変更が生じた時に白検出部
21に設定される。そして、ゲイン演算制御部22は、
第1フィールド期間の開始時に白検出部21を起動し、
図8に示すホワイトバランス評価データ抽出処理を開始
させる(ステップ701)。
【0040】白検出部21においては、第1フィールド
中の各画素が入力するたびに、その画素のY信号の値が
「Y範囲」に含まれるか否かを判定し(ステップ80
1)、「Y範囲」に含まれるならば、当該画素のR−
Y,B−Y信号が「無彩色抽出範囲」に含まれるか否か
を判定する(ステップ802)。本実施例では、前記第
1実施例と同様に、図6に網掛け領域として示すよう
な、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yドメイン上の黒体
輻射カーブの近傍領域が「無彩色抽出範囲」として設定
される。「無彩色抽出範囲」に含まれるならば、当該画
素が「画面中央部」と「画面周辺部」のいずれに含まれ
る画素であるか判別する(ステップ803)。「画面中
央部」に含まれる画素ならば、「画面中央部」の抽出デ
ータ数(抽出画素数)のカウンタを1だけインクリメン
トするとともに、「画面中央部」のY,R−Y,B−Y
の各積算値に当該画素のY,R−Y,B−Y信号の値を
それぞれ加算する(ステップ804)。「画面周辺部」
に含まれる画素ならば、「画面周辺部」の抽出データ数
(抽出画素数)のカウンタを1だけインクリメントする
とともに、「画面周辺部」のY,R−Y,B−Yの各積
算値に当該画素のY,R−Y,B−Y信号の値をそれぞ
れ加算する(ステップ805)。なお、図8に示されて
いないが、上記のカウンタと各積算値はそれぞれ起動時
に0クリアされている。
【0041】第1フィールド期間が終了すると、ゲイン
演算制御部22は白検出部21の動作を停止させ、白検
出部21によって得られた「画面中央部」のホワイトバ
ランス評価データ中の抽出データ数と、「画面周辺部」
のホワイトバランス評価データ中の抽出データ数との合
計数(画面全体の抽出データ数)が、予め設定された
「抽出データ数しきい値」を超えるか判定する(ステッ
プ702)。抽出データ数の合計数が「抽出データ数し
きい値」を超えるならば、「画面中央部」のR−Y,B
−Yの累積値を抽出データ数で除算したR−Y,B−Y
の平均値と、「画面周辺部」のR−Y,B−Yの累積値
を抽出データ数で除算したR−Y,B−Yの平均値との
間に、所定値を超える差があるか判定する(ステップ7
03)。「画面中央部」と「画面周辺部」のR−Y,B
−Y平均値の差が所定値を超えるならば、「画面中央
部」のR−Y,B−Y平均値が低色温度相当(肌色に近
い色温度)であるか判定する(ステップ704)。低色
温度相当であれば、「画面中央部」に人の顔などの色温
度が比較的低い大きな像が写っていて、それが無彩色と
して抽出されたケースとみなされるので、その影響を避
けるため、「画面周辺部」のR−Y,B−Yの平均値及
びYの平均値(Y積算値を抽出データ数で除した値)を
用い、(R−Y)/Y,(B−Y)/Yをそれぞれ0に
近づけるための、つまりR,G,Bの利得比を1:1:
1に近づけるためのRゲイン値とBゲイン値を計算し、
これを新しいR,Bゲイン値として設定する(ステップ
705)。これは「画面周辺部」を対象としたホワイト
バランス評価データに基づいたR,Bゲイン値である。
「画面中央部」のR−Y,B−Yの平均値が低色温度相
当でないと判定されたときには、画面中央部に人物の顔
のような低色温度の大きな領域が存在しないケースとみ
なされるので、「画面全体」のY,R−Y,B−Yの平
均値を用いてRゲイン値とBゲイン値を計算し、これを
新しいR,Bゲイン値として設定する(ステップ70
6)。これが「画面全体」を対象としたホワイトバラン
ス評価データに基づいたR,Bゲイン値である。この
際、「画面全体」のY,R−Y,B−Yの平均値は、例
えば、「画面中央部」のY,R−Y,B−Yの積算値と
「画面周辺部」のY,R−Y,B−Yの積算値の合計値
を、「画面中央部」の抽出データ数と「画面周辺部」の
抽出データ数の合計値で除算することにより求められ
る。
【0042】このようにしてR,Bゲイン値が設定され
た後、最初の画像フレーム又は数フレーム時間先の画像
フレームの開始時に、設定されたR,Bゲイン値を利得
制御装置6に出力する(ステップ707)。R,Bゲイ
ン値の変更を頻繁に行うと画面のちらつきが目立つこと
があるため、図7に示す処理は、所定数の画像フレーム
を間引いた形で、所定数フレームおきに実行される。ま
た、ステップ702で、抽出データ数の合計数が「抽出
データ数しきい値」以下であると判定されたときには、
R,Gゲイン値は更新されず、前回に設定されたR,G
ゲイン値に保持される。
【0043】なお、ステップ703において、「画面中
央部」のR−Y,B−Y平均値と、「画像全体」のR−
Y,B−Yの平均値との差を調べてもよい。ただし、
「画面中央部」と「画面周辺部」との間で比較するほう
が、人物の顔などが画面中央部を占める場合と占めない
場合とで、差が大きく現れやすいので、その判別の感度
を高めることができる。また、白検出部21において、
「画面中央部」のホワイトバランス評価データと「画面
周辺部」のホワイトバランス評価データを抽出し、「画
面全体」のホワイトバランスは間接的に抽出される形と
なっているが、「画面全体」を対象としたホワイトバラ
ンス評価データを直接的に抽出するようにしてもよい
(この場合、「画面周辺部」又は「画面中央部」のホワ
イトバランス評価データを間接的に抽出しても直接的に
抽出してもよい)。
【0044】以上の説明から明らかなように、本実施例
においては、ゲイン演算制御部22は、画面中央部のホ
ワイトバランス評価データと画面周辺部又は画面全体の
ホワイトバランス評価データとを比較し、比較結果に応
じて、画面全体のホワイトバランス評価データ、又は画
面周辺部のホワイトバランス評価データの一方を選択
し、選択したホワイトバランス評価データに基づいて画
像データのホワイトバランス調整のためのゲイン値を設
定する手段を含んでいる。
【0045】<第3実施例>次に、本発明の第3の実施
例について説明する。本実施例に係る画像入力装置の全
体的構成は前記第1実施例と同様であるので、図1を援
用し説明を省略する。また、制御装置9のブロック構成
は前記第1実施例と同様であるので、図2を援用して説
明する。
【0046】本実施例における制御装置9の全体的処理
フローを図9に示し説明する。ある画像フレームの第1
フィールド期間の開始時に、制御装置9のゲイン演算制
御部22は、白検出部21を起動し、「画面全体」をホ
ワイトバランスの「評価領域」としたホワイトバランス
評価データの抽出処理の実行させる(ステップ90
0)。白検出部21におけるホワイトバランス評価デー
タの抽出処理の内容は、例えば図4のフローチャートに
示す通りである。
【0047】第1フィールド期間が終了すると、ゲイン
演算制御部22は白検出部21の動作を停止させ、白検
出部21によって抽出されたホワイトバランス評価デー
タを用いてホワイトバランス調整のためのR,Bゲイン
値RGa,BGaを計算し、内部のメモリなどに保存す
る(ステップ901)。このR,Bゲイン値の求め方は
前記第1実施例のステップ306に関連して述べた通り
である。
【0048】当該画像フレームの第2フィールド期間の
開始時に、ゲイン演算制御部22は、白検出部21を起
動し、「画面の上半分」をホワイトバランスの「評価領
域」としたホワイトバランス評価データ抽出処理を実行
させる(ステップ902)。すなわち、ここでは「画面
の上半分」すなわち画面の中央水平線から上側の部分全
部を「画面上側部分」として、「評価領域」に設定した
が、必ずしもこれだけに限定されるわけではなく、図1
1乃至図13に示したような画像の、画面全体とは色温
度の異なる画面上側部分を「評価領域」として設定すれ
ばよい。例えば、画面の中央水平線から上側の一部領
域、中央水平線よりある距離だけ上にずれた水平線から
上側の部分などを「画面上側部分」とすることも可能で
ある。また、「画面上側部分」を可変にしてもよい。
【0049】第2フィールド期間が終了すると(あるい
は「評価領域」の最終ラインの期間が終了すると)、ゲ
イン演算制御部22は、白検出部21の動作を停止さ
せ、白検出部21によって抽出されたホワイトバランス
評価データを用いてホワイトバランス調整のためのR,
Bゲイン値RGu,BGuを計算し、内部のメモリなど
に保存する(ステップ903)。
【0050】次に、ゲイン演算制御部22は、R,Gゲ
イン値RGa,BGaとRGu,BGuとを比較し、図
11乃至図13に示すような画像である否かを判定す
る。まず、画面上側部分が画面全体より高色温度である
か判定する(ステップ904)。RGa<RGuかつB
Ga>BGuの関係が成立するときは、画面上側部分が
画面全体より高色温度であると判定する(判定結果ye
s)。その関係が成立しないときには、画面上側部分が
画面全体より低色温度であるか判定する(ステップ90
5)。すなわち、RGa>RGuかつBGa<BGuな
らば、画面上側部分が画面全体より低色温度であると判
定する(判定結果yes)。
【0051】ステップ904,905のいずれの判定条
件も不成立の場合は、ホワイトバランス評価対象の画像
は図11乃至図13に示したような画像ではないと判断
されるので、ゲイン演算制御部22は、「画面全体」の
ホワイトバランス評価データに基づいたR,Bゲイン値
RGa,BGaを最終的なR,Bゲイン値RG,BGと
して設定する(ステップ906)。
【0052】ステップ904,905のいずれかの判定
条件が成立した場合、ホワイトバランス評価対象の画像
は図11乃至図13に示すような画像であるので、画面
上側部分の肌色や夕日のような低色温度、又は青空のよ
うな高色温度の影響を避けるため、画面全体からのゲイ
ン値RGa,BGaを画面上側部分からのゲイン値RG
u,BGuによって修正することにより、画面下側部分
のホワイトバランス評価に従ったホワイトバランス調整
のためのR,Bゲイン値を求め、それを最終的なR,B
ゲイン値RG,BGとして設定する(ステップ90
7)。このゲイン値の修正計算は、例えば、 RG=2×RGa−RGu+(RGu−RGa)/RG
a BG=2×BGa−BGu+(BGu−BGa)/BG
a によって行われる。
【0053】このようにしてR,Bゲイン値の設定が完
了後、最初の画像フレーム又は数フレーム時間先の画像
フレームの開始時に、ゲイン演算制御部22は、その
R,Bゲイン値を利得制御装置6に出力する(ステップ
908)。
【0054】なお、前記第1実施例と同様に、例えばス
テップ901で、「画面全体」からの抽出データ数が
「抽出データ数しきい値」を越えるか否かの判定を行
い、同しきい値を越えない場合に当該フレームでのゲイ
ン設定を取りやめ、R,Gゲイン値を更新せず前回設定
されたR,Gゲイン値に保持するようにしてもよい。ま
た、1フィールド内で「画面全体」と「画面上側部分」
の両方のホワイトバランス評価データを抽出するように
してもよい。また、R,Bゲイン値RG,BGの急激な
変化を防止するため、ステップ904の前で、算出され
たR,Bゲイン値RGa,BGa及びRGu,BGuが
基準値から外れている場合に基準値内に補正するリミッ
タ制御を行ってもよい。また、本実施例においても、
R,Bゲイン値の頻繁な変更による画面のちらつきを防
止するため、図9に示した処理は、所定数の画像フレー
ムを間引いた形で、所定数フレームおきに実行される。
【0055】ここまでの説明から明らかなように、本実
施例においては、ゲイン演算制御部22は、画面全体の
ホワイトバランス評価データに基づいてホワイトバラン
ス調整のための第1のゲイン値を、画面上側部分のホワ
イトバランス評価データに基づいてホワイトバランス調
整のための第2のゲイン値をそれぞれ求め、第1のゲイ
ン値と第2のゲイン値を比較し、比較結果に応じて、第
1のゲイン値、又は、第1のゲイン値を第2のゲイン値
を用いて修正したゲイン値を設定する手段を含んでい
る。
【0056】<第4実施例>次に、本発明の第4の実施
例について説明する。本実施例に係る画像入力装置の全
体的構成は前記第1実施例と同様であるので、図1を援
用し説明を省略する。また、制御装置9のブロック構成
は前記第1実施例と同様であるので、図2を援用して説
明する。
【0057】本実施例における制御装置9の全体的処理
フローを図10に示し説明する。ある画像フレームの第
1フィールド期間の開始時に、制御装置9のゲイン演算
制御部22は、白検出部21を起動し、「画面全体」を
ホワイトバランスの「評価領域」としたホワイトバラン
ス評価データの抽出処理の実行させ、第1フィールド期
間が終了すると、白検出部21の動作を停止させ、抽出
されたホワイトバランス評価データを内部のメモリなど
に保存する(ステップ1000)。白検出部21におけ
るホワイトバランス評価データの抽出処理の内容は、例
えば図4のフローチャートに示す通りである。
【0058】当該画像フレームの第2フィールド期間の
開始時に、ゲイン演算制御部22は、白検出部21を起
動し、「画面の上半分」をホワイトバランスの「評価領
域」としたホワイトバランス評価データ抽出処理を実行
させ、第2フィールド期間が終了すると(あるいは「評
価領域」の最終ラインの期間が終了すると)、抽出され
たホワイトバランス評価データを内部のメモリなどに保
存する(ステップ1001)。ここでは「画面の上半
分」を「画面上側部分」として、「評価領域」に設定し
たが、必ずしもこれだけに限定されるわけではない。
【0059】次に、ゲイン演算制御部22は、「画面全
体」と「画面上側部分」のホワイトバランス評価データ
を比較し、図11乃至図13に示したような画像である
か否かを判定する。すなわち、画面上側部分が画面全体
より高色温度であるか判定し(ステップ1002)、そ
うでなければ画面上側部分が画面全体より低色温度であ
るか判定する(ステップ1003)。これらの判定で
は、例えば、前記第2実施例のステップ704(図7)
に関連して説明したように、各評価領域のR−Y,B−
Yの平均値を用いればよい。
【0060】「画面上側部分」が「画面全体」に比べ高
色温度でも低色温度でもないと判定した場合、すなわち
図11乃至図13に示したような画像でないと判断され
る場合、ゲイン演算制御部22は、「画面全体」のホワ
イトバランス評価データに基づいてR,Gゲイン値RG
a,BGaを計算し、それを最終的なR,Bゲイン値R
G,BGとして設定する(ステップ1004)。
【0061】「画面上側部分」が「画面全体」より高色
温度又は低色温度である場合、すなわち図11乃至図1
3に示したような画像であると判断される場合、ゲイン
演算制御部22は、画面上側部分の肌色や夕日のような
低色温度、又は青空のような高色温度の影響を避けるた
め、画面下側部分のホワイトバランス評価に従ったホワ
イトバランス調整のためのR,Bゲイン値を計算し、そ
れを最終的なR,Bゲイン値として設定する(ステップ
1005)。例えば、「画面全体」のホワイトバランス
評価データと「画面上側部分」のホワイトバランス評価
データとから計算によって「画面下側部分」のホワイト
バランス評価データを求め、これを用いてR,Bゲイン
値を計算する。あるいは、前記第3実施例と同様に、
「画面全体」のホワイトバランス評価データからR,B
ゲイン値RGa,BGaを計算し、「画面上側部分」の
ホワイトバランス評価データからR,Bゲイン値RG
u,BGuを計算し、前記計算式によってRGa,BG
aをRGu,BGuによって修正することにより最終的
なR,Bゲイン値を求める。
【0062】このようにしてR,Bゲイン値の設定が完
了後、最初の画像フレーム又は数フレーム時間先の画像
フレームの開始時に、ゲイン演算制御部22は、その
R,Bゲイン値を利得制御装置6に出力する(ステップ
1006)。
【0063】なお、前記第1実施例と同様に、例えばス
テップ1000で、「画面全体」からの抽出データ数が
「抽出データ数しきい値」を越えるか否かの判定を行
い、同しきい値を越えない場合に当該フレームでのゲイ
ン設定を取りやめ、R,Gゲイン値を更新せず前回設定
されたR,Gゲイン値に保持するようにしてもよい。ま
た、1フィールド内で「画面全体」と「画面上側部分」
の両方のホワイトバランス評価データを抽出するように
してもよい。また、R,Bゲイン値RG,BGの急激な
変化を防止するため、ステップ1004,1005で、
算出されたR,Bゲイン値が基準値から外れている場合
に基準値内に補正するリミッタ制御を行ってもよい。ま
た、本実施例においても、R,Bゲイン値の頻繁な変更
による画面のちらつきを防止するため、図10に示した
処理は、所定数の画像フレームを間引いた形で、所定数
フレームおきに実行される。
【0064】ここまでの説明から明らかなように、本実
施例においては、ゲイン演算制御部22は、画面上側部
分のホワイトバランス評価データと、画面全体のホワイ
トバランス評価データとを比較し、比較結果に応じて、
画面全体のホワイトバランス評価データに従ったホワイ
トバランス調整のためのゲイン値、又は、画面下側部分
のホワイトバランス評価データに従ったホワイトバラン
ス調整のためのゲイン値を設定する手段を含んでいる。
【0065】なお、画像全体ではなく画像下側部分のホ
ワイトバランス評価データを直接抽出する構成も可能で
ある。例えば前記第4実施例において、ステップ100
0で画像上側部分と画像下側部分のホワイトバランス評
価データを同じフィールド内で抽出し(ステップ100
1は不要)、あるいはそれらを別々のフィールドで抽出
する。そして、ステップ1002,1003では、画像
上側部分と画像下側部分のホワイトバランス評価データ
の間で色温度の比較判定を行い、あるいは画像の上側部
分と下側部分のホワイトバランス評価データから画像全
体のホワイトバランス評価データを計算し、これを用い
て前記第4実施例と同様の比較判定を行う。ステップ1
005では画像下側部分のホワイトバランス評価データ
から直接的にR,Gゲイン値を計算し、また、ステップ
1004では計算によって求めた画像全体のホワイトバ
ランス評価データでR,Gゲイン値を計算する構成とし
てもよい。
【0066】また、ホワイトバランス評価データは、前
記各実施例のものに限定されるものではなく、R−G,
B−GもしくはG−R,G−Bなどの色差データの積算
値又はその平均値、R,G,Bデータの積算値又はその
平均値などを抽出するようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
よるホワイトバランス制御方法又は装置は、画面中央部
に人の顔(肌色)のような低色温度の有彩色の被写体が
あるようなケース、あるいは、画面上側部分に人の顔や
夕日のような低色温度の有彩色被写体又は青空のような
高色温度の有彩色被写体があるようなケースでも正常な
ホワイトバランス調整が可能であり、また、そのような
ケースでないときには画面全体のホワイトバランス評価
に従ってホワイトバランスを制御するため、無彩色デー
タ数の少ない場合でも高精度のホワイトバランス調整が
可能であり、しかも、画像の色温度が全体的に変化して
も変わらないホワイトバランス評価データ又はゲイン値
の比較関係を利用するため、色温度が全体的に変化して
も、それに追従し正しいホワイトバランス制御が可能で
ある。さらに、本発明によるホワイトバランス制御装置
は、格別複雑な処理や時間のかかる処理を必要とせず、
また、画面を多数の領域に分割し各領域のホワイトバラ
ンス評価データを抽出し保存するような構成ではないか
ら、ホワイトバランス評価データを保存するために多数
のメモリなどを必要とすることもない。したがって、本
発明のホワイトバランス制御装置は、ハードウェア回路
によって、マイクロプロセッサなどを利用しソフトウエ
アによって、あるいは両者の組合せによって、簡易小規
模な構成にて容易に実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像入力装置の全体的構
成の一例を示すブロック図である。
【図2】図1中の制御装置のブロック構成例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明の第1の実施例における制御装置の全体
的処理フローを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例における白検出部の処理
フローを示すフローチャートである。
【図5】画面の中央部と周辺部の分割例を示す図であ
る。
【図6】無彩色抽出範囲を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例における制御装置の全体
的処理フローを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施例における白検出部の処理
フローを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施例における制御装置の全体
的処理フローを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第4の実施例における制御装置の全
体的処理フローを示すフローチャートである。
【図11】画面上側部分に人の顔が写った画像を示す図
である。
【図12】画面上側部分に夕日が写っている画像を示す
図である。
【図13】画面上側部分に青空が写っている画像を示す
図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 絞り 3 CCD撮像素子 4 CDS回路 5 色分離回路 6 利得制御装置 7 マトリクス回路 8 A/D変換器 9 制御装置 10 エンコーダ部 21 白検出部 22 ゲイン演算制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子を用いて入力される画像データ
    のホワイトバランスを、画面中央部と画面周辺部又は画
    面全体との間で相対評価し、画面全体のホワイトバラン
    ス評価に従ったホワイトバランス制御と、画面周辺部の
    ホワイトバランス評価に従ったホワイトバランス制御の
    一方を選択することを特徴とするホワイトバランス制御
    方法。
  2. 【請求項2】 撮像素子を用いて入力される画像データ
    のホワイトバランスを評価して画像データのホワイトバ
    ランスを制御するホワイトバランス制御装置であって、
    画像データからホワイトバランス評価データを抽出する
    手段、画面全体のホワイトバランス評価データに基づい
    てホワイトバランス調整のための第1のゲイン値を、画
    面中央部のホワイトバランス評価データに基づいてホワ
    イトバランス調整のための第2のゲイン値をそれぞれ求
    め、第1のゲイン値と第2のゲイン値とを比較し、比較
    結果に応じて、第1のゲイン値、又は、第1のゲイン値
    を第2のゲイン値を用いて修正したゲイン値の一方を設
    定する手段、及び、設定されたゲイン値に従って画像デ
    ータのホワイトバランスを調整する手段を具備するホワ
    イトバランス制御装置。
  3. 【請求項3】 撮像素子を用いて入力される画像データ
    のホワイトバランスを評価して画像データのホワイトバ
    ランスを制御するホワイトバランス制御装置であって、
    画像データからホワイトバランス評価データを抽出する
    手段、画面中央部のホワイトバランス評価データと画面
    周辺部又は画面全体のホワイトバランス評価データとを
    比較し、比較結果に応じて、画面全体のホワイトバラン
    ス評価データ、又は画面周辺部のホワイトバランス評価
    データの一方を選択し、選択したホワイトバランス評価
    データに基づいて画像データのホワイトバランス調整の
    ためのゲイン値を設定する手段、及び、設定されたゲイ
    ン値に従って画像データのホワイトバランスを調整する
    手段を具備するホワイトバランス制御装置。
  4. 【請求項4】 撮像素子を用いて入力される画像データ
    のホワイトバランスを、画面上側部分と、画面全体又は
    画面下側部分との間で相対評価し、画面全体のホワイト
    バランス評価に従ったホワイトバランス制御と、画面下
    側部分のホワイトバランス評価に従ったホワイトバラン
    ス評価の一方を選択することを特徴とするホワイトバラ
    ンス制御方法。
  5. 【請求項5】 撮像素子を用いて入力される画像データ
    のホワイトバランスを評価して画像データのホワイトバ
    ランスを制御するホワイトバランス制御装置であって、
    画像データからホワイトバランス評価データを抽出する
    手段、画面全体のホワイトバランス評価データに基づい
    てホワイトバランス調整のための第1のゲイン値を、画
    面上側部分のホワイトバランス評価データに基づいてホ
    ワイトバランス調整のための第2のゲイン値をそれぞれ
    求め、第1のゲイン値と第2のゲイン値を比較し、比較
    結果に応じて、第1のゲイン値、又は、第1のゲイン値
    を第2のゲイン値を用いて修正したゲイン値を設定する
    手段、及び、設定されたゲイン値に従って画像データの
    ホワイトバランスを調整する手段を具備するホワイトバ
    ランス制御装置。
  6. 【請求項6】 撮像素子を用いて入力される画像データ
    のホワイトバランスを評価して画像データのホワイトバ
    ランスを制御するホワイトバランス制御装置であって、
    画像データからホワイトバランス評価データを抽出する
    手段、画面上側部分のホワイトバランス評価データと、
    画面全体又は画面下側部分のホワイトバランス評価デー
    タとを比較し、比較結果に応じて、画面全体のホワイト
    バランス評価データに従ったホワイトバランス調整のた
    めのゲイン値、又は、画面下側部分のホワイトバランス
    評価データに従ったホワイトバランス調整のためのゲイ
    ン値を設定する手段、及び、設定されたゲイン値に従っ
    て画像データのホワイトバランスを調整する手段を具備
    するホワイトバランス制御装置。
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