JPH11289467A - カラー処理装置、方法およびその記録媒体 - Google Patents

カラー処理装置、方法およびその記録媒体

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JPH11289467A
JPH11289467A JP10090023A JP9002398A JPH11289467A JP H11289467 A JPH11289467 A JP H11289467A JP 10090023 A JP10090023 A JP 10090023A JP 9002398 A JP9002398 A JP 9002398A JP H11289467 A JPH11289467 A JP H11289467A
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color
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image data
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JP10090023A
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Mizuki Muramatsu
瑞紀 村松
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷の画質を改善する。 【解決手段】 デバイスパラメータ保持部204に複数
種類のデバイスパラメータを保持させ、カラープロファ
イル保持部208には複数種類のカラープロファイルを
保持する。印刷すべき画像の撮影した画像入力機器の種
類に対応するデバイスパラメータを使用して画像データ
に対してデバイス特性補正をデバイス特性補正部205
で行う。補正後の画像データに対して、画像データに好
適なカラープロファイルを使用してカラーマッチングの
補正をカラーマッチング処理部209で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像処理装
置に好適であって、特に入力画像データの画像特性を再
現可能なカラー処理装置、方法およびその記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの出力装置として、レーザ
ビームプリンタ(以下、「LBP」という)などの電子
写真方式を用いた情報記録装置が広く使われている。こ
れらの情報記録装置は、その高品質な印刷結果、静粛性
および高速性などの多くのメリットにより、デスクトッ
プパブリッシングの分野を急速に拡大させる要因となっ
ている。さらに、ホストコンピュータやプリンタの画像
生成部であるコントローラなどの高性能化によりカラー
画像を容易に扱えるようになり、電子写真方式のカラー
プリンタも開発され、従来からのモノクロ画像の印刷の
みならず、カラー画像の印刷も普及しつつある。
【0003】また、カラープリンタの場合は、イメージ
スキャナやデジタルカメラなどから入力した写真画像デ
ータを扱う場合が多く、これらの画像データをより高品
質に印刷するために、カラーマスキング処理や下色除去
(以下、「UCR」という)、カラーマッチング等の画
像処理が行われている。特に最近では、デジタルカメラ
の普及に伴いデジタルカメラで撮影した画像を忠実に再
現するためにカラーマッチング等の画像処理は不可欠な
ものとなっている。
【0004】また、デジタルカメラで撮影した写真画像
をカラープリンタに出力したり、モニタ上に表示するな
ど様々な用途で用いられることから、複数解像度の画像
データを構造化して扱うデータフォーマット形式が普及
しつつある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数の解
像度の画像データを構造化して扱うフォーマット形式が
普及してきているが、従来のカラー印刷装置では上述し
た各種のフォーマット形式のデータを効果的に扱い、高
品位の画像出力を行うことができなかった。例えば、入
力装置であるデジタルカメラで撮影した画像データに対
して、入力デバイスに対する色補正はカラーマッチング
等で可能であるが、撮影した場所による撮像素子の温度
・色特性まで考慮する機能は有していない。
【0006】そのため、撮影時の環境温度等の自然環境
下での変動により実際に撮影したものとカラー印刷装置
やモニタ上に印字、表示したものはデバイス色補正を行
っても忠実に再現することは困難であるという問題点が
あった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述の点に鑑み
て、被写体により忠実な画像を印刷することができるカ
ラー処理装置および方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、画像データを入力する入
力手段と、該入力手段により入力された画像データのデ
バイス特性を補正する第1補正手段と、該第1補正手段
で得られた補正データの色表現特性を補正する第2補正
手段と、該第2補正手段で得られた補正データを処理し
て複数の色成分データを出力する変換手段と、前記入力
手段により入力された画像データに関するデバイス情報
に応じて前記第1補正手段の補正に使用するデバイス特
性パラメータを設定する第1制御手段と、前記入力手段
により入力された画像データに関する色表現特性情報に
基づいて前記第2補正手段の補正に使用する色表現特性
パラメータを設定する第2制御手段と、前記入力手段に
より入力される画像データに関連して予め指示された画
像モードに応じて前記変換手段の色処理に使用する色処
理パラメータを設定する第3制御手段とを具えたことを
特徴とする。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載のカラ
ー処理装置において、前記デバイス情報の示す画像入力
機器の種類に対応させて、前記第1制御手段は補正に使
用するデバイス特性パラメータを可変設定することを特
徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2に記載のカラ
ー処理装置において、前記画像データのデバイス特性は
当該画像が発生したデバイスの特性であって、複数の異
なるデバイスの特性パラメータが予め前記第1制御手段
内に用意されており、前記第1補正手段のデバイス補正
に使用するデバイス特性パラメータが、入力された前記
画像データに関連するデバイス情報に基づき前記第1制
御手段により前記複数のデバイス特性パラメータから選
択されることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項2に記載のカラ
ー処理装置において、設定された前記デバイス特性パラ
メータに基づき、画像データの変換値を記載したデバイ
ス特性変換テーブルを前記第1補正手段が作成し当該作
成されたデバイス変換テーブルの変換値を参照して該第
1補正手段はデバイス特性を補正することを特徴とす
る。
【0012】請求項5の発明は、請求項4に記載のカラ
ー処理装置において、前記デバイス特性パラメータは前
記画像入力機器の有する温度特性および/または色特性
に関する補正係数であることを特徴とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項4に記載のカラ
ー処理装置において、前記デバイス特性テーブルは、画
像データのレベルを等間隔に分割し、当該分割した各レ
ベル毎に変換値を記載するようにしたことを特徴とす
る。
【0014】請求項7の発明は、請求項6に記載のカラ
ー処理装置において、前記デバイス特性テーブルはルッ
クアップテーブルの形態であることを特徴とする。
【0015】請求項8の発明は、請求項6に記載のカラ
ー処理装置において、前記第1補正手段は前記デバイス
特性テーブルに記載された変換値をさらに補間して補正
を行うことを特徴とする。
【0016】請求項9の発明は、請求項1〜8のいずれ
かに記載のカラー処理装置において、前記画像データは
複数解像度の画像データを構造化して扱うデータフォー
マットであることを特徴とする。
【0017】請求項10の発明は、階層構造の画像デー
タの拡張プロパティから該画像データに関連したデバイ
ス特性データを抽出する手段と、当該抽出されたデバイ
ス特性データに対応するデバイス特性パラメータを発生
する手段と、当該発生されたデバイスパラメータに従っ
て前記画像データを処理する手段とを具えたことを特徴
とする。
【0018】請求項11の発明は、請求項10に記載の
カラー処理装置において、前記階層構造のデータはフラ
ッシュピックス規格に適合した画像データであることを
特徴とする。
【0019】請求項12の発明は、請求項10に記載の
カラー処理装置において、前記デバイス特性データは色
特性を示すデータであることを特徴とする。
【0020】請求項13の発明は、請求項10に記載の
カラー処理装置において、前記デバイス特性データは前
記画像データを発生する入力装置の特性を示すデータで
あることを特徴とする。
【0021】請求項14の発明は、請求項10に記載の
カラー処理装置において、前記デバイス特性パラメータ
は色補正用パラメータであることを特徴とする。
【0022】請求項15の発明は、画像データを入力す
る入力手段と、該入力手段により入力された画像データ
の特性を補正する第1補正手段と、該第1補正手段で得
られた補正データの色表現特性を補正する第2補正手段
と、該第2補正手段で得られた補正データを処理して複
数の色成分データを出力する変換手段と、前記入力手段
により入力された画像データに関して予め指示された情
報に応じて前記第1補正手段の補正に使用するデバイス
特性パラメータを設定する第1制御手段と、前記入力手
段により入力される画像データに関連して予め指示され
た画像モードに応じて前記変換手段の色処理に使用する
色処理パラメータを設定する第2制御手段とを具えたこ
とを特徴とする。
【0023】請求項16の発明は、請求項15に記載の
カラー処理装置において、前記予め指示された情報はデ
バイス特性および/または色表現特性を補正するために
使用するプロファイルであることを特徴とする。
【0024】請求項17の発明は、請求項16に記載の
カラー処理装置において、前記プロファイルは複数用意
されており、当該複数のプロファイルの中から前記第1
補正手段が使用するプロファイルを選択する選択手段を
さらに具えたことを特徴とする。
【0025】請求項18の発明は、請求項16に記載の
カラー処理装置において、前記デバイス特性および/ま
たは色表現特性は前記入力手段から入力された画像を取
得した画像入力機器の特性であることを特徴とする。
【0026】請求項19の発明は、請求項18に記載の
カラー処理装置において、前記デバイス特性には温度特
性および/または色特性を含むことを特徴とする。
【0027】請求項20の発明は、請求項15〜19の
いずれかに記載のカラー処理装置において、前記入力手
段から入力される画像データは当該画像データを構造化
したフォーマットであることを特徴とする。
【0028】請求項21の発明は、画像データを入力す
る入力ステップと、当該入力された画像データのデバイ
ス特性を補正する第1補正ステップと、該第1補正ステ
ップで得られた補正データの色表現特性を補正する第2
補正ステップと、該第2補正ステップで得られた補正デ
ータを処理して複数の色成分データを出力する変換ステ
ップと、前記入力ステップにおいて入力された画像デー
タに関するデバイス情報に応じて前記第1補正手段の補
正に使用するデバイス特性パラメータを設定する第1制
御ステップと、前記入力ステップにより入力された画像
データに関する色表現特性情報に基づいて前記第2補正
手段の補正に使用する色表現特性パラメータを設定する
第2制御ステップと、前記入力ステップにより入力され
る画像データに関連して予め指示された画像モードに応
じて前記変換ステップの色処理に使用する色処理パラメ
ータを設定する第3制御ステップとを具えたことを特徴
とする。
【0029】請求項22の発明は、請求項21に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス情報の示す画像
入力機器の種類に対応させて、前記第1制御ステップで
は補正に使用するデバイス特性パラメータを可変設定す
ることを特徴とする。
【0030】請求項23の発明は、請求項22に記載の
カラー処理方法において、前記画像データのデバイス特
性は当該画像が発生したデバイスの特性であって、複数
の異なるデバイスの特性パラメータが予め用意されてお
り、前記第1補正ステップでのデバイス補正に使用する
デバイス特性パラメータが、入力された前記画像データ
に関連するデバイス情報に基づき前記第1制御ステップ
において前記複数のデバイス特性パラメータから選択さ
れることを特徴とする。
【0031】請求項24の発明は、請求項22に記載の
カラー処理方法において、設定された前記デバイス特性
パラメータに基づき、画像データの変換値を記載したデ
バイス特性変換テーブルを前記第1補正ステップにおい
て作成し当該作成されたデバイス変換テーブルの変換値
を参照して該第1補正ステップにおいてデバイス特性を
補正することを特徴とする。
【0032】請求項25の発明は、請求項24に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性パラメータ
は前記画像入力機器の有する温度特性および/または色
特性に関する補正係数であることを特徴とする。
【0033】請求項26の発明は、請求項24に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性テーブル
は、画像データのレベルを等間隔に分割し、当該分割し
た各レベル毎に変換値を記載するようにしたことを特徴
とする。
【0034】請求項27の発明は、請求項26に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性テーブルは
ルックアップテーブルの形態であることを特徴とする。
【0035】請求項28の発明は、請求項26に記載の
カラー処理方法において、前記第1補正ステップでは前
記デバイス特性テーブルに記載された変換値をさらに補
間して補正を行うことを特徴とする。
【0036】請求項29の発明は、請求項21〜28の
いずれかに記載のカラー処理方法において、前記画像デ
ータは複数解像度の画像データを構造化して扱うデータ
フォーマットであることを特徴とする。
【0037】請求項30の発明は、階層構造の画像デー
タの拡張プロパティから該画像データに関連したデバイ
ス特性データを抽出するステップと、当該抽出されたデ
バイス特性データに対応するデバイス特性パラメータを
発生するステップと、当該発生されたデバイスパラメー
タに従って前記画像データを処理するステップとを具え
たことを特徴とする。
【0038】請求項31の発明は、請求項30に記載の
カラー処理方法において、前記階層構造のデータはフラ
ッシュピックス規格に適合した画像データであることを
特徴とする。
【0039】請求項32の発明は、請求項30に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性データは色
特性を示すデータであることを特徴とする。
【0040】請求項33の発明は、請求項30に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性データは前
記画像データを発生する入力装置の特性を示すデータで
あることを特徴とする。
【0041】請求項34の発明は、請求項30に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性パラメータ
は色補正用パラメータであることを特徴とする。
【0042】請求項35の発明は、画像データを入力す
る入力ステップと、該入力ステップにおいて入力された
画像データの特性を補正する第1補正ステップと、該第
1補正ステップで得られた補正データの色表現特性を補
正する第2補正ステップと、該第2補正ステップで得ら
れた補正データを処理して複数の色成分データを出力す
る変換ステップと、前記入力ステップにおいて入力され
た画像データに関して予め指示された情報に応じて前記
第1補正ステップの補正に使用するデバイス特性パラメ
ータを設定する第1制御ステップと、前記入力ステップ
において入力される画像データに関連して予め指示され
た画像モードに応じて前記変換ステップの色処理に使用
する色処理パラメータを設定する第2制御ステップとを
具えたことを特徴とする。
【0043】請求項36の発明は、請求項35に記載の
カラー処理方法において、前記予め指示された情報はデ
バイス特性および/または色表現特性を補正するために
使用するプロファイルであることを特徴とする。
【0044】請求項37の発明は、請求項36に記載の
カラー処理方法において、前記プロファイルは複数用意
されており、当該複数のプロファイルの中から前記第1
補正ステップにおいて使用するプロファイルを選択する
選択ステップをさらに具えたことを特徴とする。
【0045】請求項38の発明は、請求項36に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性および/ま
たは色表現特性は前記入力ステップにおいて入力された
画像を取得した画像入力機器の特性であることを特徴と
する。
【0046】請求項39の発明は、請求項38に記載の
カラー処理方法において、前記デバイス特性には温度特
性および/または色特性を含むことを特徴とする。
【0047】請求項40の発明は、請求項35〜39の
いずれかに記載のカラー処理方法において、前記入力ス
テップにおいて入力される画像データは当該画像データ
を構造化したフォーマットであることを特徴とする。
【0048】請求項41の発明は、カラー処理装置に装
着され、該カラー処理装置内のコンピュータに読み取ら
れるプログラムを記録した記録媒体であって、該プログ
ラムは、階層構造の画像データの拡張プロパティから該
画像データに関連したデバイス特性データを抽出するス
テップと、当該抽出されたデバイス特性データに対応す
るデバイス特性パラメータを発生するステップと、当該
発生されたデバイスパラメータに従って前記画像データ
を処理するステップとを具えたことを特徴とする。
【0049】請求項42の発明は、請求項41に記載の
記録媒体において、前記階層構造のデータはフラッシュ
ピックス規格に適合した画像データであることを特徴と
する。
【0050】請求項43の発明は、請求項41に記載の
記録媒体において、前記デバイス特性データは色特性を
示すデータであることを特徴とする。
【0051】請求項44の発明は、請求項41に記載の
記録媒体において、前記デバイス特性データは前記画像
データを発生する入力装置の特性を示すデータであるこ
とを特徴とする。
【0052】請求項45の発明は、請求項41に記載の
記録媒体において、前記デバイス特性パラメータは色補
正用パラメータであることを特徴とする。
【0053】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において
は、本発明を600dpiのカラーLBPに適用する実
施形態を説明するが、本発明はこれに限られるものでは
なく、その主旨を逸脱しない範囲で、任意の記録密度の
カラープリンタやカラーファクシミリ装置などのカラー
印刷装置に適用できる。
【0054】まず、本実施形態を説明する前に本実施形
態で用いられるファイルフォーマットの一例について説
明する。
【0055】本実施例では、このデータフォーマット形
式として、FlashPix(FlashPixは米国Eastman Kodak 社
の登録商標)と呼ばれているフォーマットを用いる。
【0056】以下にFlashPixのファイルフォーマットと
従来の画像フォーマットを対比しながら説明する。
【0057】(従来の画像フォーマットの説明)従来の
画像フォーマットの一例を図19に示す。図19に示す
ように、画像ファイルは画像ヘッダ部と画像データ部に
分けられる。一般的にヘッダ部には、その画像ファイル
からデータを読み取るときに必要な情報や、画像の内容
を説明する付帯的な情報が格納される。図19の例では
その画像フォーマット名を示す画像フォーマット識別
子、ファイルサイズ、画像の幅・高さ・深さ、圧縮の有
無、カラーパレットの情報、解像度、画像データの格納
位置へのオフセットなどの情報が格納されている。画像
データ部は画像データを順次格納している部分である。
このような画像フォーマットの代表的な例としては、Mi
crosoft 社のBMPフォーマットやCompuserve社のGI
Fフォーマットなどが広く普及している。
【0058】(FlashPixファイルフォーマットの説明)
以後説明するFlashPixファイルフォーマットでは、上記
画像ヘッダ部に格納されていた画像属性情報および画像
データをさらに構造化してファイル内に格納する。この
ファイルフォーマットは一般に公開されているので、説
明は簡単に留める。FlashPixの構造化した画像ファイル
を図13,図14に示す。ファイル内の各プロパティや
データにはMS−DOS(Microsoft 社の登録商標)の
ディレクトリとファイルに相当する、ストレージとスト
リームによってアクセスする。図13,図14におい
て、影付き部分がストレージで影なし部分がストリーム
である。画像データや画像属性情報はストリーム部分に
格納される。画像データは異なる解像度で階層化されて
おり、それぞれの解像度の画像をサブイメージ(Subimag
e)と呼び、解像度0,1,…nで示してある。各解像度
画像に対して、その画像を読み出すために必要な情報が
サブイメージヘッダーに、また画像データがサブイメー
ジデータに格納される。プロパティセットとは属性情報
をその使用目的、内容に応じて分類して定義したもの
で、サマリーインフォ・プロパティセット(Summary Inf
o. Property Set)、イメージインフォ・プロパティセッ
ト(Image Info. Property Set)、イメージコンテント・
プロパティセット(Image Content Property Set)、エク
ステンションリスト・プロパティセット(Extension lis
t Property Set) がある。
【0059】(各プロパティセットの説明)サマリーイ
ンフォ・プロパティセットはFlashPix特有のものではな
く、Microsoft 社のストラクチャードストレージでは必
須のプロパティセットで、そのファイルのタイトル・題
名・著者・サムネール画像等を格納する。
【0060】イメージコンテント・プロパティセットは
画像データの格納方法を記述する属性である(図17参
照)。この属性には画像データの階層数、最大解像度の
画像の幅、高さや、それぞれの解像度の画像についての
幅、高さ、色の構成、あるいはJPEG圧縮を用いる際
の量子化テーブル・ハフマンテーブルの定義を記述す
る。イメージインフォ・プロパティセット画像を使用す
る際に利用できる様々な情報、例えば、その画像がどの
ようにして取り込まれ、どのように利用可能であるかの
情報を格納する。
【0061】・デジタルデータの取り込み方法/あるい
は生成方法に関する情報(File Source) ・著作権に関する情報(Intellectual property) ・画像の内容(画像中の人物、場所など)に関する情報
(Content description) ・撮影に使われたカメラに関する情報(Camera informat
ion) ・撮影時のカメラのセッティング(露出、シャッタース
ピード、焦点距離、フラッシュ使用の有無など)の情報
(Per Picture camera settings) ・デジタルカメラ特有解像度やモザイクフィルタに関す
る情報(Digital camera characterization) ・フィルムのメーカ名、製品名、種類(ネガ/ポジ、カ
ラー/白黒)などの情報(Film description) ・スキャン画像の場合、使用したスキャナやソフト、操
作した人に関する情報(Scan device) エクステンションリスト・プロパティセットは上記Flas
hPixの基本仕様に含まれない情報を追加する際に使用す
る領域である。
【0062】図14のFlashPixイメージビューオブジェ
クト(Image View Object) は画像を表示する際に用いる
ビューイングパラメータと画像データをあわせて格納す
る画像ファイルである。ビューイングパラメータとは画
像の回転、拡大/縮小、移動、色変換、フィルタリング
の処理を画像表示の際に適応するために記憶しておく処
理係数のセットである。ソース/リザルトFlashPixイメ
ージオブジェクトはFlashPix画像データの実体であり、
ソースFlashPixイメージオブジェクトは必須、リザルト
FlashPixイメージオブジェクトはオプションである。
【0063】ソースFlashPixイメージオブジェクトはオ
リジナルの画像データを、リザルトFlashPixイメージオ
ブジェクトはビューイングパラメータを使って画像処理
した結果の画像を格納する。
【0064】ソースリザルトdesc. プロパティセットは
上記画像データの識別のためのプロパティセットであ
り、画像ID、変更禁止のプロパティセット、最終更新
日時等を格納する。
【0065】トランスフォームプロパティセットは回
転、拡大/縮小、移動のためのAffine変換係数、色変換
マトリクス、コントラスト調整値、フィルタリング係数
を格納している。
【0066】次に画像データの取り扱いについて説明す
る。FlashPixの画像フォーマットはタイルに分割された
複数の解像度の画像を含む。図15に解像度の異なる複
数の画像から構成される画像ファイルの例を示す。図1
5で最大解像度の画像は列×行がX0×Y0で構成され
ており、その次に大きい画像はX0/2×Y0/2であ
り、それ以降順次、列・行ともに1/2づつ縮小し、列
・行ともに64画素以下あるいは等しくなるまで繰り返
す。このように階層化した結果、画像の属性情報として
「1つの画像ファイル中の階層数」やそれぞれの階層の
画像に対して、従来の画像フォーマットの項で説明した
ヘッダ情報と画像データが必要となる。1つの画像ファ
イル中の階層の数や最大解像度の画像の幅、高さ、ある
いはそれぞれの解像度の幅、高さ、色構成、圧縮方式等
に関する情報は前記図17のイメージコンテント・プロ
パティセット中に記述される。
【0067】さらに各解像度のレイヤの画像は図16に
示すようにたとえば64×64のタイルに分割されてい
る。画像の左上部から順次64×64のタイルに分割を
すると、画像によっては右端および下端のタイルの一部
に空白が生ずる場合がある。この場合はそれぞれ最右端
画像または最下端を繰り返し挿入することで、64×6
4画素を構築する。FlashPixではそれぞれのタイル中の
画像をJPEG圧縮、シングルカラー、非圧縮のいずれ
かの方法で格納する。JPEG圧縮はISO/IEC
JTC1/SC29により国際標準化された周知の画像
圧縮方式であり、圧縮方式自体の説明はここでは割愛す
る。このようにタイル分割された画像データはサブイメ
ージデータストリーム中に格納され、タイルの総数、こ
このタイルのサイズ、データの開始位置、圧縮方法はす
べてサブイメージヘッダー(図18参照)に格納されて
いる。シングルカラーとは、前記1つのタイルがすべて
同じ色で構成されている場合にのみ、個々の画素の値を
記録することなく、そのタイルの色を1色で表現する方
式である。この方法は特に、コンピュータグラフィック
スにより生成された画像で有効である。
【0068】(第1の実施形態)図1は本発明にかかる
一実施形態のカラーLBP(レーザビームプリンタ)の
概要を示す図である。図1において、カラーLBP50
1は外部機器であるホストコンピュータ502から送ら
れてくるプリンタ言語で記述されたコードデータや画像
データを受け、そのデータに基づいて記録紙(記録媒
体)上にカラー画像を形成する。
【0069】より具体的に説明すると、カラーLBP5
01はプリンタコントローラ(以下、「コントローラ」
という)200とプリンタエンジン(以下、「エンジ
ン」という)100とから構成される。そしてコントロ
ーラ200はホストコンピュータ502から入力された
データに基づいて、1ページ分のマゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの多値画像データを作成する。エンジ
ン100はコントローラ200が生成した多値画像デー
タに応じて変調したレーザビームで感光ドラムを走査す
ることにより潜像を形成し、この潜像をトナーで現像し
記録紙に転写した後、記録紙上のトナーを定着する一連
の電子写真プロセスによる記録を行う。なお、エンジン
100は600dpiの解像度を有する。
【0070】図2,図3はエンジン100の詳細な構成
例を示すブロック図で、これらの図を用いてエンジン1
00の動作を説明する。図2において、エンジン100
は不図示の駆動手段により、感光ドラム106および転
写ドラム108を所定方向に回転させる。続いてローラ
帯電器109の充電を開始し、感光ドラム106の表面
電位を所定値に略均一に帯電させる。次に、給紙ローラ
111によって、記録紙カセット110に収納された記
録紙128を転写ドラム108へ供給する。転写ドラム
108は、中空の支持体上に誘電体シートを張ったもの
で、感光ドラム106と等速で矢印方向に回転する。転
写ドラム108に給紙された記録紙128は、転写ドラ
ム108の支持体上に設けられたグリッパ112によっ
て保持され、吸着ローラ113および吸着用帯電器11
4により転写ドラム108に吸着される。同時に現像器
の支持体115を回転させて、支持体115に支持され
た4つの現像器116Y,116M,116C,116
Kのうち最初に使用する現像器を感光ドラム106に対
向させる。なお、116Yはイエロー(Y)、116M
はマゼンタ(M)、116Cはシアン(C)、116K
はブラック(K)のトナーが入った現像器である。
【0071】一方、エンジン100は転写ドラム106
に吸着した記録紙128の先端を紙先端検出器117に
よって検出し、コントローラ200に制御信号を送信す
る。コントローラ200は制御信号を受信すると図3に
おいてビデオ信号をレーザドライバ102に出力され
る。レーザドライバ102はビデオ信号に応じてレーザ
ダイオード103を発光させ、レーザビーム127が射
出される。レーザビーム127は不図示のモータにより
矢印方向に回転駆動される回転多面鏡104により偏向
され、光路上に配置された結像レンズ105を経て、感
光ドラム106上を主走査方向に走査し、感光ドラム1
06上に潜像を生成する。このとき、ビームディテクタ
107はレーザビーム127の走査開始点を検出し水平
同期信号を生成する。
【0072】図2に戻り、感光ドラム106上に形成さ
れた潜像は上記現像器によって現像され、転写用帯電器
119により転写ローラ108に吸着された記録紙12
8に転写される。この際、転写されずに感光ドラム10
6上に残ったトナーはクリーニング装置125によって
除去される。以上の動作を繰り返すことによりカラーの
トナー像が記録紙128上に転写される。全てのトナー
像が転写された記録紙128は、分離帯電器120を経
て分離爪121によって転写ドラム108から剥がさ
れ、搬送ベルト122により不図示の定着器へ送られ
る。また、このとき転写ドラムクリーナ126によって
転写ドラム108の表面が清掃される。記録紙128上
のトナー像は、定着器により加熱・加圧されて溶融固着
しフルカラー画像になる。そして、フルカラー画像が記
録された記録紙128は排紙トレイ124へ排出され
る。
【0073】図4(a)において、201はホストイン
タフェース(以下、「ホストI/F」という)で、ホス
トコンピュータ502(図1参照)との通信を行いプリ
ンタ言語で記述されたコードデータや画像データなど印
刷情報を受信する。本実施形態においては複数解像度の
画像データを構造化して扱うデータフォーマットに準ず
る画像データをFPXデータと称し、例えば、図13,
図14に示すような構造を有していることとし、以下、
FPXデータを扱うこととする。202は画像入力ため
の、例えば通信インタフェースのような受信バッファ
で、入力された印刷情報を保持する。203はデバイス
特性モード設定部であり、ホストコンピュータ502か
ら入力されるFPXデータが備える拡張プロパティの情
報から撮像素子の温度特性、画像データを発信したデバ
イス、例えばスキャナ、デジタルカメラの色特性、入力
デバイス特性などのデバイス特性に対応するデバイス特
性パラメータ(補正係数)をデバイス特性パラメータ保
持部204から選択し、デバイス特性変換テーブル20
6を作成しメモリ等に格納する。
【0074】204はデバイス特性パタメータ保持部で
あり、FPXデータの拡張プロパティに対応したデバイ
ス特性パラメータを用意し、例えばデバイス特性パラメ
ータ1(204a)、デバイス特性パラメータ2(20
4b)、デバイス特性パラメータ3(204c)として
保持しておく。さらにデバイス特性パラメータはホスト
コンピュータ502より入力してデバイス特性パラメー
タ保持部204に追加し、保持することも可能である。
205はデバイス特性補正部であり、ホストコンピュー
タ502から入力されるFPXデータに対してデバイス
特性変換テーブル206を参照しFPXデータが備える
複数解像度のRGBデータに対して補正を行う。
【0075】デバイス特性補正の詳細については後述す
る。207はカラーマッチングプロファイル設定部であ
り、入力機器と出力機器との間の画像特性の整合性(マ
ッチング)をとるためにカラープロファイルをカラープ
ロファイル保持部208より選択する。208はカラー
プロファイル保持部であり、様々な入出力機器(特に入
力機器にあってはスキャナー、デジタルカメラの)の画
像特性に対するプロファイルを用意し、例えばカラープ
ロファイル1(208a),カラープロファイル2(2
08b),…,カラープロファイルn(208n)とし
て保持しておく。209はカラーマッチング処理部であ
り、ホストコンピュータ502から入力されるFPXデ
ータに対してカラープロファイルにより画像特性の整合
性をはかる。
【0076】210は色変換モード設定部であり、ホス
トコンピュータ502から入力される標準色、高光沢
色、低光沢色、高精彩色などの色変換モードに対応する
色変換パラメータを色変換パラメータ保持部211から
選択し、色変換テーブル213を作成し格納する。21
1は色変換パラメータ保持部であり、上記色変換モード
に対応した、例えば色変換パラメータ1(211a)、
色変換パラメータ2(211b)、色変換パラメータ3
(211c)として保持しておく。212は色変換部で
あり、ホストコンピュータ502から入力されるFPX
データのRGB形式の印刷情報に対して、色変換テーブ
ル213を参照し補間処理を行うことでCMYK形式の
印刷情報に変換する。
【0077】214はオブジェクト生成部であり、ホス
トコンピュータ502から入力されるFPXデータ等の
情報(ページ記述言語)をオブジェクトに変換する。こ
の時FPXデータはデバイス特性補正部205、カラー
マッチング処理部209、色変換部212で変換された
CMYK形式のオブジェクトに変換される。215はオ
ブジェクトバッファであり、オブジェクト生成部214
で変換されたオブジェクトを1ページ分格納する。21
6はレンダリング部であり、オブジェクトバッファ21
5に格納された1ページ分の該オブジェクトに基づくレ
ンダリング処理を行い、描画対象となるビットマップに
変換する。217はビットマップバッファであり、レン
ダリング部216で生成されたビットマップを格納し、
エンジン100にデータを送出する。
【0078】以上の回路構成は、ほぼ後述のCPU21
8、ROM219、RAM220により実現される。図
4(b)において、218は中央演算処理装置(CP
U)で、ROM218にあらかじめ格納された制御プロ
グラムに従い、不図示のCPUバスを介してコントロー
ラ200の各種処理の制御を行う。219はROM(リ
ードオンリメモリ)であり、図5のフローチャートに示
すプログラムを含む各種制御プログラム219aを格納
している。220はRAM(ランダムアクセスメモリ)
であり、CPU218がROM219に格納された制御
プログラムに従い各種処理の制御を行うためのデータ、
例えばデバイス特性モード220a、色変換モード22
0bなどを格納している。また、CPU218のワーク
エリアとして使用される。221は操作パネルであり、
CRTやLCDなどから構成され、CPU218によっ
て装置の動作状態や動作条件を表示する表示部と、キー
ボードやタッチパネルなどから構成され、オペレータの
指示を入力する入力部を備えている。つまり、オペレー
タはこの操作パネル221を操作することによりカラー
LBP501に対する各種設定を直接行うことができ
る。
【0079】次に、図5のフローチャートを用いて、本
実施形態におけるコントローラ200の動作を詳細に説
明する。なお、図5のフローチャートに示す処理を実現
する制御プログラムは、CPU218により読取り可能
なプログラム言語で記載され、上述したようにROM2
19に格納されており、CPU218により実行され
る。
【0080】図5において、まずカラーLBP501の
初期化処理としてCPU218によりプリンタステータ
スの初期設定、バッファの初期化を行う(ステップS5
01)。この時、CPU218はデバイス特性モード、
色変換モードの初期値に基づいてデバイス特性変換テー
ブル206、色変換テーブル213をRAM220上に
作成し格納し、制御プログラム上あるいはRAM220
上に予め設けられているカラープロファイル保持部20
8から初期設定のカラープロファイルを取り出しRAM
220のカラーマッチングプロファイル設定部207に
設定する。次にホストコンピュータ502により印刷デ
ータを受信し(ステップS502)、受信バッファ20
2で保持する(ステップS503)。
【0081】そしてCPU218は受信バッファ202
から1処理単位分のデータを取り出し(ステップS50
4)、全てのデータを取り出したか否かを判断する(ス
テップS505)。ステップS505で終了していない
と判断された場合には1ページ分のデータ処理が終了し
たか否かを判断する(ステップS506)。
【0082】ステップS506で終了していないと判断
された場合には、CPU218は印刷データがFPXデ
ータであるか否かを判断し(ステップS507)、FP
Xデータである場合には拡張プロパティよりデバイス特
性データを取り出し(ステップS508)、RAM22
0上のデバイス特性モード設定部203において、デバ
イス特性に対応するデバイス特性パラメータによりデバ
イス特性変換テーブル(変換値を記載したテーブル)を
作成し(ステップS509)、ステップS504に戻
る。
【0083】ステップS507において、CPU218
はFPXデータでないと判断された場合は印刷データが
色変換モードデータであるか否かを判断し(ステップS
510)、色変換モードデータである場合にはRAM2
20上の色変換モード設定部210において、色変換モ
ードに対応する色変換パラメータにより色変換テーブル
213を作成し(ステップS511)、ステップS50
4に戻る。
【0084】ステップS510において、色変換モード
データでないと判断された場合はCPU218は印刷デ
ータが色情報やカラーイメージ画像等の色関連データで
あるか否かを判断し(ステップS512)、色関連デー
タである場合にはCPU218はデバイス特性補正部2
05としてFPXデータの色関連データをデバイス特性
変換テーブル206を参照し補間演算することでデバイ
ス特性補正処理を行う(ステップS513)。次にCP
U218はカラーマッチング処理部209としてカラー
マッチングプロファイル設定部207に設定されたカラ
ープロファイルにより入出力機器の整合性を計るカラー
マッチング処理を行い(ステップS514)、さらに色
変換部212においてRGB形式の色データを色変換テ
ーブル213を参照し補間演算することによりCMYK
形式の色データに変換し(ステップS515)、ステッ
プS504に戻る。
【0085】ステップS512において、色関連データ
でないと判断された場合には、CPU218は文字、図
形等のマスクデータであるか否かを判断し(ステップS
516)、マスクデータである場合にはマスクデータの
オブジェクトを作成し(ステップS517)、ステップ
S504に戻る。ステップS516において、マスクデ
ータでないと判断された場合には、データの種類に応じ
てデータ処理を行い(ステップS518)、ステップS
504に戻る。一方、ステップS506において、1ペ
ージ分のデータ処理が終了したと判断された場合には、
CPU218はRAM220上のオブジェクトバッファ
215に保持されたオブジェクトに基づいてビットマッ
プへの展開処理を行い(ステップS519)、エンジン
100に送信して印刷処理を実行する(ステップS52
0)。一方、ステップS505において、全てのデータ
が終了したと判断された場合には印刷処理を終了する。
【0086】次に、図6のフローチャートを用いて、本
実施形態におけるデバイス特性補正部205(CPU2
18によるデバイス特性補正処理)の動作を詳細に説明
する。図6において、まずステップS601で、CPU
218はFPXデータの拡張プロパティに格納されてい
る撮像素子等画像入力装置の温度特性、色特性等のデバ
イス特性変換モードを獲得し、現在設定されているデバ
イス特性モードと比較し変更されたか否かを判断する
(ステップS602)。ステップS602で変更された
と判断された場合には、デバイス特性パラメータ保持部
204のデバイス特性パラメータを検索し(ステップS
603)、デバイス特性モードに対応するデバイス特性
パラメータを選択する(ステップS604)。次にあら
かじめ等間隔に分割したRGB各レベル全ての組み合わ
せに対するRGBへの変換結果をテーブル化し(ステッ
プS605)、RAM220上のデバイス特性変換テー
ブル206に格納する(ステップS606)。一方、ス
テップS602において、デバイス特性モードが変更さ
れていないと判断された場合には、デバイス特性変換テ
ーブルの作成を行わず終了する。
【0087】次に、上述したデバイス特性変換テーブル
の作成について、表1、図7を参照して詳細に説明す
る。RGB形式のデータをデバイス特性に関して変換す
るデバイス特性変換式は、
【0088】
【数1】 (Ro,Go,Bo)=φ(Ri,Gi,Bi) で表すことができる。ここでφは伝達関数を表しデバイ
ス特性パラメータである。RGBの各レベル(0〜25
5)を例えば32レベルで等間隔に8分割(0,32,
64,96,…,224,255)した9レベルの各R
GBデータの全ての組み合わせに対して上記の変換を行
い、RGBの各変換結果を求め、表1のようにテーブル
化する。
【0089】
【表1】
【0090】本実施形態では、R,G,Bは各0〜25
5のレベルで表されるものとする。例えば、Ri=0,
Gi=0,Bi=0の時は変換テーブルによりRo=
0,Go=1,Bo=0に変換される。図7は、表1の
テーブルを図式化したものであり、各RGBが8分割さ
れ、各レベルの交点に表1の出力(Ro,Go,Bo)
を持つ。
【0091】次に、上述したデバイス統制変換テーブル
206の作成処理について、図8および図9のフローチ
ャートを用いて詳細に説明する。図9において、CPU
218はまず入力データRi,Gi,Biを読み込み
(ステップS901)、入力データに対して最近傍の格
子点を数点選択する(ステップS902)。ステップS
902で選択した各格子点の出力データを読み出し(ス
テップS903)、各格子点のRi,Gi,Biデータ
と入力データとの距離に応じて、各格子点の出力データ
に荷重を加え平均化したことにより、入力データに対す
る出力データRo,Go,Boを算出する(ステップS
904)。
【0092】例えば、入力データRi,Gi,BiがP
(80,50,190)の場合、図8に示したように最
近傍の格子点は、A(96,32,160),B(9
6,32,192)、C(96,64,192)、D
(96,64,160),E(64,32,160),
F(64,32,192),G(64,64,19
2),H(64,64,160)となり、この各格子点
8点における出力データを読み出し、入力データP(8
0,50,190)からの距離に応じて荷重を加え平均
化することで、入力データPに対する出力データをCP
U218により算出する。
【0093】(第2の実施形態)以下に、本発明におけ
る第2の実施形態を説明する。上記第1の実施形態では
図4に示したデバイス特性補正部205によって、FP
Xデータの拡張プロパティデータを用いてデバイス特性
を補正する処理を行ったが、本実施形態では、カラーマ
ッチング処理部においてカラーマッチングとデバイス特
性補正処理を同時に行うものである。なお本実施形態に
おいて第1の実施形態と略同様の構成については、同一
符号を付して、その説明を省略する。
【0094】図10は本実施形態のコントローラ200
の詳細な構成例を示すブロック図である。図10におい
て222はプロファイル設定部であり、FPXデータが
備える拡張プロパティのデバイス特性と入出力機器の画
像特性の整合性をとるためにプロファイルをプロファイ
ル保持部223より選択する。223はプロファイル保
持部であり、様々なデバイス特性と画像特性に対するプ
ロファイルを用意し、例えばプロファイル1(223
a),プロファイル2(223b),…,プロファイル
n(223n)として保持しておく。224はデバイス
/カラーマッチング処理部であり、ホストコンピュータ
502から入力されるFPXデータに対してプロファイ
ルによりデバイス/画像特性の整合性をはかる。
【0095】次に、図11のフローチャートを用いて、
本実施形態におけるコントローラ200の動作を詳細に
説明する。なお、図11のフローチャートに示す処理を
実現する制御プログラムは、上述したようにROM21
9に格納されており、CPU218により実行される。
図11において、CPU218はまずカラーLBP50
1の初期化処理としてプリンタステータスの初期設定、
バッファの初期化を行う(ステップS1101)。この
時、色変換モードの初期値に基づいて色変換テーブル2
13を作成し格納し、プロファイル保持部223から初
期設定のプロファイルをプロファイル設定部222に設
定する。次にホストコンピュータ502より印刷データ
を受信し(ステップS1102)、受信バッファ202
で保持する(ステップS1103)。
【0096】そして受信バッファ202から1処理単位
分のデータを取り出し(ステップS1104)、全ての
データを取り出したか否かを判断する(ステップS11
05)。ステップS1105で終了していないと判断さ
れた場合には1ページ分のデータ処理が終了したか否か
を判断する(ステップS1106)。ステップS110
6で終了していないと判断された場合には、印刷データ
がFPXデータであるか否かを判断し(ステップS11
07)、FPXデータである場合には、デバイス/カラ
ーマッチング処理部224においてプロファイル設定部
222に設定されたプロファイルによりFPXデータを
備える拡張プロパティデータに基づいたデバイス/カラ
ーマッチング処理を行う(ステップS1108)。
【0097】さらに色変換部212においてRGB形式
の色データを色変換テーブル213を参照し補間演算す
ることによりCMYK形式の色データに変換し(ステッ
プS1109)、ステップS1104に戻る。ステップ
S1107において、FPXデータでないと判断された
場合は印刷データが色変換モードデータであるか否かを
判断し(ステップS1110)、色変換モードデータで
ある場合には色変換モード設定部210において、色変
換モードに対応する色変換パラメータにより色変換テー
ブル213を作成し(ステップS1111)、ステップ
S1104に戻る。
【0098】ステップS1110において、色変換モー
ドデータでないと判断された場合には、文字、図形等の
マスクデータであるか否かを判断し(ステップS111
2)、マスクデータである場合にはマスクデータのオブ
ジェクトを作成し(ステップS1113)、ステップS
1104に戻る。ステップS1112において、マスク
データでないと判断された場合には、データの種類に応
じてデータ処理を行い(ステップS1114)、ステッ
プS1104に戻る。一方、ステップS1106におい
て、1ページ分のデータ処理が終了したと判断された場
合には、オブジェクトバッファ215に保持されたオブ
ジェクトに基づいてビットマップへの展開処理を行い
(ステップS1115)、エンジン100に送信して印
刷処理を実行する(ステップS1116)。一方、ステ
ップS1105において、全てのデータが終了したと判
断された場合には印刷処理を終了する。
【0099】次に、図12のフローチャートを用いて、
本実施形態におけるデバイス/カラーマッチング処理部
224の動作を詳細に説明する。図12において、まず
ステップS1201で、FPXデータの拡張プロパティ
に格納されている撮像素子の温度特性、色特性等のデバ
イス特性、入力機器特性のモードを獲得し、現在設定さ
れているプロファイルと比較し変更されたか否かを判断
する(ステップS1202)。ステップS1202で変
更されたと判断された場合には、プロファイル保持部2
23のプロファイルを検索し(ステップS1203)、
対応するプロファイルを選択しプロファイル設定部22
2に設定する(ステップS1204)。ステップS12
04で設定されたプロファイルに従い、実際にデバイス
/カラーマッチング処理部224でデバイス/カラーマ
ッチング処理を行い終了する。一方、ステップS120
2においてプロファイルが変更されないと判断した場合
には、ステップS1205の処理を行い手順を終了す
る。
【0100】(その他の実施形態) 1)上述の実施形態は、複数の機器から構成されるシス
テムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用して
もよい。
【0101】2)上述の実施形態において、入力データ
をRGBデータ、出力をCMYKデータとしたが、L*
** ,XYZといったあらゆる色空間表現において
使用可能である。
【0102】3)上述の実施形態において、デバイス特
性補正を複数の解像度を構造化したファイルフォーマッ
ト形式において行っているが、その他のファイルフォー
マット形式においても使用可能である。
【0103】4)上述の実施形態において、デバイス特
性変換テーブルを8分割9レベルによる組み合わせとし
ているが、任意の分割による組み合わせによるテーブル
においても使用可能である。
【0104】5)上述の実施形態において、デバイス特
性補正処理を立方体(8点)補間法により補間演算を行
っているが、その他の補間方式によっての補間演算にお
いても使用可能である。
【0105】6)上述の実施形態において、システムあ
るいは装置にプログラムを供給することによって達成さ
れる場合にも適用できることはいうまでもない。
【0106】7)第1、第2実施形態ではCPU218
が制御プログラム219aを実行することにより図4
(a)に示す回路を実現しているが、図4(a)の中の
各種の変換処理、補正処理をハードウェアで実現するこ
ともできる。この場合、ルックアップテーブルを記憶し
たメモリを上記処理に使用することができる。ルックア
ップテーブルとは変換、あるいは補正すべきデータをア
ドレスに入力して、このアドレスにより指定された記憶
領域から変換後または補正後のデータを取り出すテーブ
ルのことである。
【0107】8)上述の実施形態では制御プログラム1
9aをROM219に保存記憶しているが、ハードディ
スク記憶装置等の記憶装置に保存し、RAM220にロ
ードしてCPU118により実行してもよい。さらに
は、ホストコンピュータ502側の印刷制御プログラム
(ドライバと呼ばれる)で制御部プログラム19aを実
行し、補正後の画像データをカラープリンタに転送して
もよい。また、CD−ROM、フロッピーディスクの携
帯用記録媒体に制御プログラム19aを記録しておき、
カラープリンタまたはホストコンピュータにインストー
ル(実装)してもよい。
【0108】9)上述の実施形態では、画像データのデ
バイス特性(画像データを発生したスキャナ、デジタル
カメラ等の画像入力機器の特性)として温度特性および
色特性を使用したが、その他空間フィルタ特性であって
もよい。
【0109】10)上述の実施形態では、カラープロフ
ァイル情報、すなわち、画像が、文書、図形、写真等の
いずれであるか(画像内容の種類)を示す情報、記録紙
の種類等を示す情報あるいは色表現に関わる補正値を記
載したテーブルで構成される色表現特性情報を使用して
いる。
【0110】11)上述の実施形態では、色処理として
色変換モードに応じたRGB形式からCMYK形式への
データ変換を例に挙げたが、その他あらゆる色空間表現
を色処理の対象とすることができる。
【0111】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜45
の発明によれば、画像データのデバイス特性、色表現特
性に関する補正を行ってから画像データの変換を行うこ
とにより従来よりもさらに高画質な印刷を行うことがで
きる。さらには、印刷すべき画像を取得したスキャナ、
ビデオカメラ等の画像入力機器のデバイス特性を考慮し
て画像補正を行うので、画像入力機器側の種類の相違
や、撮影環境の変化の印刷画質に対する影響を小さくす
ることができる。また、解像度に応じて構造化した画像
データに対しても、ルックアップテーブルを使用した補
正を行うことにより補正処理を迅速に行うことができ
る。また、ルックアップテーブルに記載する補正値を特
性パラメータやプロファイルに基づき作成するので、画
像入力機器の種類に容易に対応することができ、補正値
そのものを画像入力機器の種類に応じて用意するよりも
内部装置に要すべきデータの容量を小さくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる一実施形態のカラーLBPの概
略を示す図である。
【図2】プリンタエンジンの詳細な構成を示す図であ
る。
【図3】図2に示す光学ユニットの構成を示す図であ
る。
【図4】本発明に係わる第1実施形態のプリンタコント
ローラの詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】図4に示すプリンタコントローラの動作を示す
フローチャートである。
【図6】図4に示すデバイス特性補正部の動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】図4に示すデバイス特性変換テーブルを示す図
である。
【図8】図4に示すデバイス特性補正部の出力値設定法
の概念図である。
【図9】図4に示すデバイス特性補正部の出力値設定法
の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係わる第2実施形態のプリンタコン
トローラの詳細な構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示すプリンタコントローラの動作を
示すフローチャートである。
【図12】図10に示すデバイス/カラーマッチング処
理部の動作を示すフローチャートである。
【図13】FlashPix画像ファイルの論理構造を示す図で
ある。
【図14】FlashPix画像ファイルの論理構造を示す図で
ある。
【図15】FlashPix画像ファイルを構成する、複数の解
像度を有する画像の一例を示す図である。
【図16】FlashPix画像ファイルのサブイメージのタイ
ル分割の様子を説明する図である。
【図17】FlashPix画像ファイルのImage Contents Pro
perty Set の論理構造を示す図である。
【図18】FlashPix画像ファイルのSubimage Header の
論理構造を示す図である。
【図19】従来の画像データフォーマットの一例を示す
図である。
【符号の説明】
100 プリンタエンジン 200 プリンタコントローラ 201 ホストインタフェース(ホストI/F) 202 受信バッファ 203 デバイス特性モード設定部 204 デバイス特性パラメータ保持部 205 デバイス特性補正部 206 デバイス特性変換テーブル 207 カラーマッチングプロファイル設定部 208 カラープロファイル保持部 209 カラーマッチング処理部 210 色変換モード設定部 211 色変換パラメータ保持部 212 色変換部 213 色変換テーブル 214 オブジェクト生成部 215 オブジェクトバッファ 216 レンダリング部 217 ビットマップバッファ 218 中央演算処理装置(CPU) 219 リードオンリメモリ(ROM) 220 ランダムアクセスメモリ(RAM) 221 操作パネル 222 プロファイル設定部 223 プロファイル保持部

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する入力手段と、 該入力手段により入力された画像データのデバイス特性
    を補正する第1補正手段と、 該第1補正手段で得られた補正データの色表現特性を補
    正する第2補正手段と、 該第2補正手段で得られた補正データを処理して複数の
    色成分データを出力する変換手段と、 前記入力手段により入力された画像データに関するデバ
    イス情報に応じて前記第1補正手段の補正に使用するデ
    バイス特性パラメータを設定する第1制御手段と、 前記入力手段により入力された画像データに関する色表
    現特性情報に基づいて前記第2補正手段の補正に使用す
    る色表現特性パラメータを設定する第2制御手段と、 前記入力手段により入力される画像データに関連して予
    め指示された画像モードに応じて前記変換手段の色処理
    に使用する色処理パラメータを設定する第3制御手段と
    を具えたことを特徴とするカラー処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカラー処理装置におい
    て、前記デバイス情報の示す画像入力機器の種類に対応
    させて、前記第1制御手段は補正に使用するデバイス特
    性パラメータを可変設定することを特徴とするカラー処
    理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のカラー処理装置におい
    て、前記画像データのデバイス特性は当該画像が発生し
    たデバイスの特性であって、複数の異なるデバイスの特
    性パラメータが予め前記第1制御手段内に用意されてお
    り、前記第1補正手段のデバイス補正に使用するデバイ
    ス特性パラメータが、入力された前記画像データに関連
    するデバイス情報に基づき前記第1制御手段により前記
    複数のデバイス特性パラメータから選択されることを特
    徴とするカラー処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のカラー処理装置におい
    て、設定された前記デバイス特性パラメータに基づき、
    画像データの変換値を記載したデバイス特性変換テーブ
    ルを前記第1補正手段が作成し当該作成されたデバイス
    変換テーブルの変換値を参照して該第1補正手段はデバ
    イス特性を補正することを特徴とするカラー処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のカラー処理装置におい
    て、前記デバイス特性パラメータは前記画像入力機器の
    有する温度特性および/または色特性に関する補正係数
    であることを特徴とするカラー処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のカラー処理装置におい
    て、前記デバイス特性テーブルは、画像データのレベル
    を等間隔に分割し、当該分割した各レベル毎に変換値を
    記載するようにしたことを特徴とするカラー処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のカラー処理装置におい
    て、前記デバイス特性テーブルはルックアップテーブル
    の形態であることを特徴とするカラー処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のカラー処理装置におい
    て、前記第1補正手段は前記デバイス特性テーブルに記
    載された変換値をさらに補間して補正を行うことを特徴
    とするカラー処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のカラー
    処理装置において、前記画像データは複数解像度の画像
    データを構造化して扱うデータフォーマットであること
    を特徴とするカラー処理装置。
  10. 【請求項10】 階層構造の画像データの拡張プロパテ
    ィから該画像データに関連したデバイス特性データを抽
    出する手段と、 当該抽出されたデバイス特性データに対応するデバイス
    特性パラメータを発生する手段と、 当該発生されたデバイスパラメータに従って前記画像デ
    ータを処理する手段とを具えたことを特徴とするカラー
    処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記階層構造のデータはフラッシュピックス規
    格に適合した画像データであることを特徴とするカラー
    処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記デバイス特性データは色特性を示すデータ
    であることを特徴とするカラー処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記デバイス特性データは前記画像データを発
    生する入力装置の特性を示すデータであることを特徴と
    するカラー処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記デバイス特性パラメータは色補正用パラメ
    ータであることを特徴とするカラー処理装置。
  15. 【請求項15】 画像データを入力する入力手段と、 該入力手段により入力された画像データの特性を補正す
    る第1補正手段と、 該第1補正手段で得られた補正データの色表現特性を補
    正する第2補正手段と、 該第2補正手段で得られた補正データを処理して複数の
    色成分データを出力する変換手段と、 前記入力手段により入力された画像データに関して予め
    指示された情報に応じて前記第1補正手段の補正に使用
    するデバイス特性パラメータを設定する第1制御手段
    と、 前記入力手段により入力される画像データに関連して予
    め指示された画像モードに応じて前記変換手段の色処理
    に使用する色処理パラメータを設定する第2制御手段と
    を具えたことを特徴とするカラー処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記予め指示された情報はデバイス特性および
    /または色表現特性を補正するために使用するプロファ
    イルであることを特徴とするカラー処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記プロファイルは複数用意されており、当該
    複数のプロファイルの中から前記第1補正手段が使用す
    るプロファイルを選択する選択手段をさらに具えたこと
    を特徴とするカラー処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記デバイス特性および/または色表現特性は
    前記入力手段から入力された画像を取得した画像入力機
    器の特性であることを特徴とするカラー処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のカラー処理装置に
    おいて、前記デバイス特性には温度特性および/または
    色特性を含むことを特徴とするカラー処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項15〜19のいずれかに記載の
    カラー処理装置において、前記入力手段から入力される
    画像データは当該画像データを構造化したフォーマット
    であることを特徴とするカラー処理装置。
  21. 【請求項21】 画像データを入力する入力ステップ
    と、 当該入力された画像データのデバイス特性を補正する第
    1補正ステップと、 該第1補正ステップで得られた補正データの色表現特性
    を補正する第2補正ステップと、 該第2補正ステップで得られた補正データを処理して複
    数の色成分データを出力する変換ステップと、 前記入力ステップにおいて入力された画像データに関す
    るデバイス情報に応じて前記第1補正手段の補正に使用
    するデバイス特性パラメータを設定する第1制御ステッ
    プと、 前記入力ステップにより入力された画像データに関する
    色表現特性情報に基づいて前記第2補正手段の補正に使
    用する色表現特性パラメータを設定する第2制御ステッ
    プと、 前記入力ステップにより入力される画像データに関連し
    て予め指示された画像モードに応じて前記変換ステップ
    の色処理に使用する色処理パラメータを設定する第3制
    御ステップとを具えたことを特徴とするカラー処理方
    法。
  22. 【請求項22】 請求項21に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス情報の示す画像入力機器の種類に
    対応させて、前記第1制御ステップでは補正に使用する
    デバイス特性パラメータを可変設定することを特徴とす
    るカラー処理方法。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記画像データのデバイス特性は当該画像が発
    生したデバイスの特性であって、複数の異なるデバイス
    の特性パラメータが予め用意されており、前記第1補正
    ステップでのデバイス補正に使用するデバイス特性パラ
    メータが、入力された前記画像データに関連するデバイ
    ス情報に基づき前記第1制御ステップにおいて前記複数
    のデバイス特性パラメータから選択されることを特徴と
    するカラー処理方法。
  24. 【請求項24】 請求項22に記載のカラー処理方法に
    おいて、設定された前記デバイス特性パラメータに基づ
    き、画像データの変換値を記載したデバイス特性変換テ
    ーブルを前記第1補正ステップにおいて作成し当該作成
    されたデバイス変換テーブルの変換値を参照して該第1
    補正ステップにおいてデバイス特性を補正することを特
    徴とするカラー処理方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性パラメータは前記画像入力機
    器の有する温度特性および/または色特性に関する補正
    係数であることを特徴とするカラー処理方法。
  26. 【請求項26】 請求項24に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性テーブルは、画像データのレ
    ベルを等間隔に分割し、当該分割した各レベル毎に変換
    値を記載するようにしたことを特徴とするカラー処理方
    法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性テーブルはルックアップテー
    ブルの形態であることを特徴とするカラー処理方法。
  28. 【請求項28】 請求項26に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記第1補正ステップでは前記デバイス特性テ
    ーブルに記載された変換値をさらに補間して補正を行う
    ことを特徴とするカラー処理方法。
  29. 【請求項29】 請求項21〜28のいずれかに記載の
    カラー処理方法において、前記画像データは複数解像度
    の画像データを構造化して扱うデータフォーマットであ
    ることを特徴とするカラー処理方法。
  30. 【請求項30】 階層構造の画像データの拡張プロパテ
    ィから該画像データに関連したデバイス特性データを抽
    出するステップと、 当該抽出されたデバイス特性データに対応するデバイス
    特性パラメータを発生するステップと、 当該発生されたデバイスパラメータに従って前記画像デ
    ータを処理するステップとを具えたことを特徴とするカ
    ラー処理方法。
  31. 【請求項31】 請求項30に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記階層構造のデータはフラッシュピックス規
    格に適合した画像データであることを特徴とするカラー
    処理方法。
  32. 【請求項32】 請求項30に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性データは色特性を示すデータ
    であることを特徴とするカラー処理方法。
  33. 【請求項33】 請求項30に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性データは前記画像データを発
    生する入力装置の特性を示すデータであることを特徴と
    するカラー処理方法。
  34. 【請求項34】 請求項30に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性パラメータは色補正用パラメ
    ータであることを特徴とするカラー処理方法。
  35. 【請求項35】 画像データを入力する入力ステップ
    と、該入力ステップにおいて入力された画像データの特
    性を補正する第1補正ステップと、 該第1補正ステップで得られた補正データの色表現特性
    を補正する第2補正ステップと、 該第2補正ステップで得られた補正データを処理して複
    数の色成分データを出力する変換ステップと、 前記入力ステップにおいて入力された画像データに関し
    て予め指示された情報に応じて前記第1補正ステップの
    補正に使用するデバイス特性パラメータを設定する第1
    制御ステップと、 前記入力ステップにおいて入力される画像データに関連
    して予め指示された画像モードに応じて前記変換ステッ
    プの色処理に使用する色処理パラメータを設定する第2
    制御ステップとを具えたことを特徴とするカラー処理方
    法。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記予め指示された情報はデバイス特性および
    /または色表現特性を補正するために使用するプロファ
    イルであることを特徴とするカラー処理方法。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記プロファイルは複数用意されており、当該
    複数のプロファイルの中から前記第1補正ステップにお
    いて使用するプロファイルを選択する選択ステップをさ
    らに具えたことを特徴とするカラー処理方法。
  38. 【請求項38】 請求項36に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性および/または色表現特性は
    前記入力ステップにおいて入力された画像を取得した画
    像入力機器の特性であることを特徴とするカラー処理方
    法。
  39. 【請求項39】 請求項38に記載のカラー処理方法に
    おいて、前記デバイス特性には温度特性および/または
    色特性を含むことを特徴とするカラー処理方法。
  40. 【請求項40】 請求項35〜39のいずれかに記載の
    カラー処理方法において、前記入力ステップにおいて入
    力される画像データは当該画像データを構造化したフォ
    ーマットであることを特徴とするカラー処理方法。
  41. 【請求項41】 カラー処理装置に装着され、該カラー
    処理装置内のコンピュータに読み取られるプログラムを
    記録した記録媒体であって、該プログラムは、 階層構
    造の画像データの拡張プロパティから該画像データに関
    連したデバイス特性データを抽出するステップと、 当該抽出されたデバイス特性データに対応するデバイス
    特性パラメータを発生するステップと、 当該発生されたデバイスパラメータに従って前記画像デ
    ータを処理するステップとを具えたことを特徴とする記
    録媒体。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載の記録媒体におい
    て、前記階層構造のデータはフラッシュピックス規格に
    適合した画像データであることを特徴とする記録媒体。
  43. 【請求項43】 請求項41に記載の記録媒体におい
    て、前記デバイス特性データは色特性を示すデータであ
    ることを特徴とする記録媒体。
  44. 【請求項44】 請求項41に記載の記録媒体におい
    て、前記デバイス特性データは前記画像データを発生す
    る入力装置の特性を示すデータであることを特徴とする
    記録媒体。
  45. 【請求項45】 請求項41に記載の記録媒体におい
    て、前記デバイス特性パラメータは色補正用パラメータ
    であることを特徴とする記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003040907A1 (fr) * 2001-10-10 2003-05-15 Seiko Epson Corporation Systeme d'impression et procede d'impression couleur
JP2010088058A (ja) * 2008-10-02 2010-04-15 Canon Inc 画像処理装置および色処理方法
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