JPH11289275A - Pll回路 - Google Patents
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- JPH11289275A JPH11289275A JP10091566A JP9156698A JPH11289275A JP H11289275 A JPH11289275 A JP H11289275A JP 10091566 A JP10091566 A JP 10091566A JP 9156698 A JP9156698 A JP 9156698A JP H11289275 A JPH11289275 A JP H11289275A
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- signal
- vco
- supplied
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Transceivers (AREA)
- Superheterodyne Receivers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 PLLにおける可変分周回路の分周比を設定
するマイクロコンピュータの負担を小さくする。 【解決手段】 受信時には、VCO31の発振信号を第
1のカウンタ322Aに供給するとともに、このカウン
タ322Aの出力と基準周波数との位相比較出力をVC
O31に制御信号として供給して発振信号の発振周波数
を第1の周波数に制御する。送信時には、VCO31の
発振信号を第2のカウンタ322Bに供給するととも
に、このカウンタ322Bの出力と基準周波数との位相
比較出力をVCO31に制御信号として供給して発振信
号の発振周波数を第2の周波数に制御する。
するマイクロコンピュータの負担を小さくする。 【解決手段】 受信時には、VCO31の発振信号を第
1のカウンタ322Aに供給するとともに、このカウン
タ322Aの出力と基準周波数との位相比較出力をVC
O31に制御信号として供給して発振信号の発振周波数
を第1の周波数に制御する。送信時には、VCO31の
発振信号を第2のカウンタ322Bに供給するととも
に、このカウンタ322Bの出力と基準周波数との位相
比較出力をVCO31に制御信号として供給して発振信
号の発振周波数を第2の周波数に制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PLL回路に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】PHSにおいては、時分割多重方式が採
用され、送信スロットと受信スロットとが時間軸上で分
割されている。また、使用周波数は、1895.15 MHz〜19
17.95MHzとされ、300 kHzおきにチャンネルが割り当
てられている。このため、PHSは例えば図5に示すよ
うに構成されている。
用され、送信スロットと受信スロットとが時間軸上で分
割されている。また、使用周波数は、1895.15 MHz〜19
17.95MHzとされ、300 kHzおきにチャンネルが割り当
てられている。このため、PHSは例えば図5に示すよ
うに構成されている。
【0003】すなわち、図5において、基地局からの信
号がアンテナ11により受信され、この受信信号が、バ
ンドパスフィルタ12→受信スロットには図の状態に接
続されているスイッチ回路13→高周波アンプ21の信
号ラインを通じて第1ミキサ回路22に供給される。ま
た、PLL30を構成しているVCO31から発振信号
S31が取り出され、この信号S31がミキサ回路22に第
1局部発振信号として供給される。さらに、受信スロッ
トの期間には、システム制御用のマイクロコンピュータ
15により、PLL30を構成している可変分周回路3
2の分周比N32が所定の値にセットされ、信号S31の周
波数f31は、1651.2MHz〜1674.0MHzのうちの使用する
チャンネルに対応した周波数とされる。
号がアンテナ11により受信され、この受信信号が、バ
ンドパスフィルタ12→受信スロットには図の状態に接
続されているスイッチ回路13→高周波アンプ21の信
号ラインを通じて第1ミキサ回路22に供給される。ま
た、PLL30を構成しているVCO31から発振信号
S31が取り出され、この信号S31がミキサ回路22に第
1局部発振信号として供給される。さらに、受信スロッ
トの期間には、システム制御用のマイクロコンピュータ
15により、PLL30を構成している可変分周回路3
2の分周比N32が所定の値にセットされ、信号S31の周
波数f31は、1651.2MHz〜1674.0MHzのうちの使用する
チャンネルに対応した周波数とされる。
【0004】こうして、ミキサ回路22において、受信
信号は周波数f22が243.95MHzの第1中間周波信号S22
に周波数変換され、この信号S22が中間周波フィルタ2
3およびアンプ24を通じて第2ミキサ回路25に供給
される。
信号は周波数f22が243.95MHzの第1中間周波信号S22
に周波数変換され、この信号S22が中間周波フィルタ2
3およびアンプ24を通じて第2ミキサ回路25に供給
される。
【0005】また、PLL40を構成しているVCO4
1から周波数が233.15MHzの発振信号S41が取り出さ
れ、この信号S41がミキサ回路25に第2局部発振信号
として供給される。こうして、ミキサ回路25におい
て、第1中間周波信号S22は周波数が10.8MHzの第2中
間周波信号に周波数変換される。
1から周波数が233.15MHzの発振信号S41が取り出さ
れ、この信号S41がミキサ回路25に第2局部発振信号
として供給される。こうして、ミキサ回路25におい
て、第1中間周波信号S22は周波数が10.8MHzの第2中
間周波信号に周波数変換される。
【0006】そして、この信号が中間周波フィルタ26
およびアンプ27を通じて変復調回路14に供給されて
デジタルデータが復調され、このデジタルデータがマイ
クロコンピュータ15に供給されて音声信号のデジタル
データが取り出され、この音声信号のデータがADPC
M回路16に供給されてもとのアナログの音声信号にデ
コードされ、この音声信号が受話器28に供給される。
およびアンプ27を通じて変復調回路14に供給されて
デジタルデータが復調され、このデジタルデータがマイ
クロコンピュータ15に供給されて音声信号のデジタル
データが取り出され、この音声信号のデータがADPC
M回路16に供給されてもとのアナログの音声信号にデ
コードされ、この音声信号が受話器28に供給される。
【0007】なお、このとき、水晶発振回路17から周
波数が19.2MHzの発振信号が取り出され、この信号がP
LL30、40に基準周波数の信号として供給されると
ともに、変復調回路14にクロックとして供給される。
波数が19.2MHzの発振信号が取り出され、この信号がP
LL30、40に基準周波数の信号として供給されると
ともに、変復調回路14にクロックとして供給される。
【0008】一方、送話器51からの音声信号がADP
CM回路16に供給されて送信スロットの期間における
デジタルデータにエンコードされ、このデジタルデータ
がマイクロコンピュータ15に供給されて他の制御デー
タなどが付加され、この付加後のデジタルデータが変復
調回路14に供給されて直交変調用の信号にマッピング
される。
CM回路16に供給されて送信スロットの期間における
デジタルデータにエンコードされ、このデジタルデータ
がマイクロコンピュータ15に供給されて他の制御デー
タなどが付加され、この付加後のデジタルデータが変復
調回路14に供給されて直交変調用の信号にマッピング
される。
【0009】そして、このマッピング信号が直交変調回
路52に供給されるとともに、PLL40からの発振信
号S41が変調回路52にキャリア信号として供給され、
マッピング信号は周波数が233.15MHzのQPSK信号に
変換され、この信号がミキサ回路53に供給されるとと
もに、VCO31からの発振信号S31がミキサ回路53
に局部発振信号として供給される。
路52に供給されるとともに、PLL40からの発振信
号S41が変調回路52にキャリア信号として供給され、
マッピング信号は周波数が233.15MHzのQPSK信号に
変換され、この信号がミキサ回路53に供給されるとと
もに、VCO31からの発振信号S31がミキサ回路53
に局部発振信号として供給される。
【0010】この場合、送信スロットの期間には、マイ
クロコンピュータ15により、可変分周回路32の分周
比N32が所定の値にセットされ、信号S31の周波数f31
は、1662.0MHz〜1684.8MHzのうちの使用するチャンネ
ルに対応して周波数とされる。
クロコンピュータ15により、可変分周回路32の分周
比N32が所定の値にセットされ、信号S31の周波数f31
は、1662.0MHz〜1684.8MHzのうちの使用するチャンネ
ルに対応して周波数とされる。
【0011】こうして、ミキサ回路53において、直交
変調回路からの信号は、受信に使用している周波数と等
しい周波数のQPSK信号に周波数変換され、この信号
が、バンドパスフィルタ54→送信アンプ55→送信ス
ロットの期間には図とは逆に接続されているスイッチ回
路13→バンドパスフィルタ12の信号ラインを通じて
アンテナ11に供給され、基地局へと送信される。
変調回路からの信号は、受信に使用している周波数と等
しい周波数のQPSK信号に周波数変換され、この信号
が、バンドパスフィルタ54→送信アンプ55→送信ス
ロットの期間には図とは逆に接続されているスイッチ回
路13→バンドパスフィルタ12の信号ラインを通じて
アンテナ11に供給され、基地局へと送信される。
【0012】なお、スイッチ回路13は、マイクロコン
ピュータ15からの制御信号により、受信スロットおよ
び送信スロットの各期間に上記ように切り換えられる。
また、マイクロコンピュータ15には、ユーザインター
フェイス用のマイクロコンピュータ18が接続されると
ともに、このマイクロコンピュータ18に、ディスプレ
イ61および各種の操作キー62が接続される。
ピュータ15からの制御信号により、受信スロットおよ
び送信スロットの各期間に上記ように切り換えられる。
また、マイクロコンピュータ15には、ユーザインター
フェイス用のマイクロコンピュータ18が接続されると
ともに、このマイクロコンピュータ18に、ディスプレ
イ61および各種の操作キー62が接続される。
【0013】以上がPHSのアウトラインであるが、こ
の場合、送受信に使用する周波数が1895.15 MHz〜191
7.95 MHzであり、受信時の第1中間周波数f22が243.9
5MHzであるから、受信スロットの期間における発振信
号S31の周波数f31は、1651.2MHz〜1674.0MHzの間を
300 kHzステップで変更できる必要がある。また、送信
時の中間周波数が233.15MHzであるから、送信スロット
の期間における発振信号S31の周波数f31は、1662.0M
Hz〜1684.8MHzの間を300 kHzステップで変更できる必
要がある。そこで、PLL30は例えば図6に示すよう
に構成されている。
の場合、送受信に使用する周波数が1895.15 MHz〜191
7.95 MHzであり、受信時の第1中間周波数f22が243.9
5MHzであるから、受信スロットの期間における発振信
号S31の周波数f31は、1651.2MHz〜1674.0MHzの間を
300 kHzステップで変更できる必要がある。また、送信
時の中間周波数が233.15MHzであるから、送信スロット
の期間における発振信号S31の周波数f31は、1662.0M
Hz〜1684.8MHzの間を300 kHzステップで変更できる必
要がある。そこで、PLL30は例えば図6に示すよう
に構成されている。
【0014】すなわち、図6において、可変分周回路3
2はパルススワロー型に構成されているもので、プリス
ケーラ321と、分周比Nのメインカウンタ(分周回
路)322と、分周比Aのサブカウンタ(分周回路)3
23と、コントロール回路324とを有する。なお、N
>Aである。
2はパルススワロー型に構成されているもので、プリス
ケーラ321と、分周比Nのメインカウンタ(分周回
路)322と、分周比Aのサブカウンタ(分周回路)3
23と、コントロール回路324とを有する。なお、N
>Aである。
【0015】そして、まず、コントロール回路324に
より、プリスケーラ321の分周比が1/(P+1)に
設定され、VCO31の発振信号S31がプリスケーラ3
21により1/(P+1)に分周されてからカウンタ3
22、323にカウント入力として供給され、同時にカ
ウントされる。そして、カウンタ323のカウント値が
値Aになると、これがコントロール回路324に通知さ
れ、この結果、コントロール回路324によりプリスケ
ーラ321の分周比がPに変更される。
より、プリスケーラ321の分周比が1/(P+1)に
設定され、VCO31の発振信号S31がプリスケーラ3
21により1/(P+1)に分周されてからカウンタ3
22、323にカウント入力として供給され、同時にカ
ウントされる。そして、カウンタ323のカウント値が
値Aになると、これがコントロール回路324に通知さ
れ、この結果、コントロール回路324によりプリスケ
ーラ321の分周比がPに変更される。
【0016】そして、この状態でカウンタ322、32
3のカウントが続行され、カウンタ322のカウント値
が値Nになると、すなわち、カウンタ323が値Aまで
カウントした時点から値(N−A)をカウントすると、
これがコントロール回路324に通知され、プリスケー
ラ321は、最初の分周比1/(P+1)に戻される。
そして、以後、上記の処理が繰り返される。
3のカウントが続行され、カウンタ322のカウント値
が値Nになると、すなわち、カウンタ323が値Aまで
カウントした時点から値(N−A)をカウントすると、
これがコントロール回路324に通知され、プリスケー
ラ321は、最初の分周比1/(P+1)に戻される。
そして、以後、上記の処理が繰り返される。
【0017】したがって、カウンタ32の総合の分周比
N32は、 N32=A(P+1)+(N−A)P =N×P+A ・・・ (1) となる。
N32は、 N32=A(P+1)+(N−A)P =N×P+A ・・・ (1) となる。
【0018】そこで、マイクロコンピュータ15から分
周比N32のデータDATAが直列に出力され、このデータDA
TAがコントロールロジック回路36を通じてシフトレジ
スタ325に供給されるとともに、クロックCKも同様に
供給されてデータDATAは並列データに変換され、この並
列データDATAがラッチ326に供給され、カウンタ32
2、323にそれらの分周比N、Aが設定される。
周比N32のデータDATAが直列に出力され、このデータDA
TAがコントロールロジック回路36を通じてシフトレジ
スタ325に供給されるとともに、クロックCKも同様に
供給されてデータDATAは並列データに変換され、この並
列データDATAがラッチ326に供給され、カウンタ32
2、323にそれらの分周比N、Aが設定される。
【0019】なお、符号STB はストローブ信号、符号EN
B はイネーブル信号である。また、各信号のタイミング
を図示すると、図7のようになる。
B はイネーブル信号である。また、各信号のタイミング
を図示すると、図7のようになる。
【0020】そして、カウンタ322の分周出力が位相
比較回路33に供給されるとともに、発振回路17の発
振信号が分周回路34に供給されて1/64の周波数300
kHzの信号に分周され、この信号が位相比較回路33に
基準周波数の信号として供給される。そして、比較回路
33の比較出力がローパスフィルタ35に供給されて直
流分が取り出され、この直流電圧がVCO31に制御電
圧として供給される。
比較回路33に供給されるとともに、発振回路17の発
振信号が分周回路34に供給されて1/64の周波数300
kHzの信号に分周され、この信号が位相比較回路33に
基準周波数の信号として供給される。そして、比較回路
33の比較出力がローパスフィルタ35に供給されて直
流分が取り出され、この直流電圧がVCO31に制御電
圧として供給される。
【0021】したがって、VCO31の発振周波数f31
は、 f31=300 kHz×N32 となるので、マイクロコンピュータ15が分周比N32を
与えることにより、発振信号S31の周波数f31を、受信
スロットの期間および送信スロットの期間に必要とする
周波数に設定することができる。
は、 f31=300 kHz×N32 となるので、マイクロコンピュータ15が分周比N32を
与えることにより、発振信号S31の周波数f31を、受信
スロットの期間および送信スロットの期間に必要とする
周波数に設定することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述からも
明らかなように、発振信号S31の周波数f31は、受信時
と送信時とで切り換える必要があり、図7にも示すよう
に、受信から送信に移行するときには、送信用の分周比
N32のデータDATAをマイクロコンピュータ15からシリ
アルに出力し、送信から受信に移行するときには、受信
用の分周比N32のデータDATAをシリアルに出力する必要
がある。つまり、マイクロコンピュータ15は、通話
中、2種類のデータDATAを常に交互にシリアルに出力し
ていなければならない。しかも、データDATAは、分周比
N32に対応して数十ビットの長さである。
明らかなように、発振信号S31の周波数f31は、受信時
と送信時とで切り換える必要があり、図7にも示すよう
に、受信から送信に移行するときには、送信用の分周比
N32のデータDATAをマイクロコンピュータ15からシリ
アルに出力し、送信から受信に移行するときには、受信
用の分周比N32のデータDATAをシリアルに出力する必要
がある。つまり、マイクロコンピュータ15は、通話
中、2種類のデータDATAを常に交互にシリアルに出力し
ていなければならない。しかも、データDATAは、分周比
N32に対応して数十ビットの長さである。
【0023】しかし、これはマイクロコンピュータ15
にとって負担が大きく、結果的にソフトウエアの構成が
複雑になるので、ソフトウエアの開発コストの上昇を招
いている。
にとって負担が大きく、結果的にソフトウエアの構成が
複雑になるので、ソフトウエアの開発コストの上昇を招
いている。
【0024】また、小電力タイプのコードレス電話など
においては、待ち受け時には、通話用のチャンネルとは
別の制御チャンネルで待ち受けのための受信を行ってい
る。したがって、待ち受け状態から通話状態へ移行する
ときには、発振信号S31の周波数f31を、待ち受け時の
制御チャンネルの周波数から通話で使用するチャンネル
の周波数に変更する必要があり、このとき、マイクロコ
ンピュータ15はやはり数十ビットのデータDATAをシリ
アルに出力する必要がある。しかし、これもマイクロコ
ンピュータ15にとって負担が大きい。
においては、待ち受け時には、通話用のチャンネルとは
別の制御チャンネルで待ち受けのための受信を行ってい
る。したがって、待ち受け状態から通話状態へ移行する
ときには、発振信号S31の周波数f31を、待ち受け時の
制御チャンネルの周波数から通話で使用するチャンネル
の周波数に変更する必要があり、このとき、マイクロコ
ンピュータ15はやはり数十ビットのデータDATAをシリ
アルに出力する必要がある。しかし、これもマイクロコ
ンピュータ15にとって負担が大きい。
【0025】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
うとするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明においては、時分割多重方式の通信端末に設けられ、
VCOが第1の周波数のときの発振信号により受信信号
の周波数変換を行うとともに、上記VCOが第2の周波
数のときの上記発振信号により送信信号の周波数変換を
行うようにしたPLL回路において、上記受信時には、
上記VCOの発振信号を第1のカウンタに供給するとと
もに、この第1のカウンタの出力と基準周波数との位相
比較出力を上記VCOに制御信号として供給して上記発
振信号の発振周波数を上記第1の周波数に制御し、上記
送信時には、上記VCOの発振信号を第2のカウンタに
供給するとともに、この第2のカウンタの出力と上記基
準周波数との位相比較出力を上記VCOに制御信号とし
て供給して上記発振信号の発振周波数を上記第2の周波
数に制御するようにしたPLL回路とするものである。
したがって、最初にカウンタの分周比を設定すると、以
後、VCOは発振周波数は2つの周波数の間で交互に切
り換えられる。
明においては、時分割多重方式の通信端末に設けられ、
VCOが第1の周波数のときの発振信号により受信信号
の周波数変換を行うとともに、上記VCOが第2の周波
数のときの上記発振信号により送信信号の周波数変換を
行うようにしたPLL回路において、上記受信時には、
上記VCOの発振信号を第1のカウンタに供給するとと
もに、この第1のカウンタの出力と基準周波数との位相
比較出力を上記VCOに制御信号として供給して上記発
振信号の発振周波数を上記第1の周波数に制御し、上記
送信時には、上記VCOの発振信号を第2のカウンタに
供給するとともに、この第2のカウンタの出力と上記基
準周波数との位相比較出力を上記VCOに制御信号とし
て供給して上記発振信号の発振周波数を上記第2の周波
数に制御するようにしたPLL回路とするものである。
したがって、最初にカウンタの分周比を設定すると、以
後、VCOは発振周波数は2つの周波数の間で交互に切
り換えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1において、可変分周回路32
はパルススワロー型に構成されるが、第1組目のメイン
カウンタ322A、サブカウンタ323Aおよびコント
ロール回路324Aが図6における回路322、32
3、324と同様に接続されるとともに、第2組目のメ
インカウンタ322B、サブカウンタ323Bおよびコ
ントロール回路324Bも図6における回路322、3
23、324と同様に接続される。そして、コントロー
ル回路324A、324Bの出力がスイッチ回路328
の入力接点A、Bに供給され、そのスイッチ出力がプリ
スケーラ321に分周比の制御信号として供給される。
はパルススワロー型に構成されるが、第1組目のメイン
カウンタ322A、サブカウンタ323Aおよびコント
ロール回路324Aが図6における回路322、32
3、324と同様に接続されるとともに、第2組目のメ
インカウンタ322B、サブカウンタ323Bおよびコ
ントロール回路324Bも図6における回路322、3
23、324と同様に接続される。そして、コントロー
ル回路324A、324Bの出力がスイッチ回路328
の入力接点A、Bに供給され、そのスイッチ出力がプリ
スケーラ321に分周比の制御信号として供給される。
【0028】そして、カウンタ322A、322Bの出
力がスイッチ回路327の入力接点A、Bに供給され、
そのスイッチ出力が位相比較回路33に供給される。さ
らに、マイクロコンピュータ15から所定の制御信号S
AB、すなわち、図2に示すように、受信スロットおよび
送信スロットの周期で変化し、所定の位相の制御信号S
ABが出力され、この信号SABがスイッチ回路327、3
28に供給される。なお、スイッチ回路327、328
は、SAB=“L”のとき接点Aに接続され、SAB=
“H”のとき接点Bに接続される。また、可変分周回路
32およびPLL30の残る部分は、図6と同様に構成
される。
力がスイッチ回路327の入力接点A、Bに供給され、
そのスイッチ出力が位相比較回路33に供給される。さ
らに、マイクロコンピュータ15から所定の制御信号S
AB、すなわち、図2に示すように、受信スロットおよび
送信スロットの周期で変化し、所定の位相の制御信号S
ABが出力され、この信号SABがスイッチ回路327、3
28に供給される。なお、スイッチ回路327、328
は、SAB=“L”のとき接点Aに接続され、SAB=
“H”のとき接点Bに接続される。また、可変分周回路
32およびPLL30の残る部分は、図6と同様に構成
される。
【0029】このような構成によれば、コントロールロ
ジック回路36においては、マイクロコンピュータ15
から供給されたデータDATAの内容から、そのデータDATA
がカウンタ322A、323Aで使用されるデータであ
るかカウンタ322B、323Bで使用されるデータで
あるかが判別され、その判別結果にしたがって、イネー
ブル信号ENBAあるいはENBBが形成される。そして、この
イネーブル信号ENBAあるいはENBBにしたがって、レジス
タ326Aあるいは326BのデータDATAがカウンタ3
22A、323Aあるいは322B、323Bにラッチ
される。
ジック回路36においては、マイクロコンピュータ15
から供給されたデータDATAの内容から、そのデータDATA
がカウンタ322A、323Aで使用されるデータであ
るかカウンタ322B、323Bで使用されるデータで
あるかが判別され、その判別結果にしたがって、イネー
ブル信号ENBAあるいはENBBが形成される。そして、この
イネーブル信号ENBAあるいはENBBにしたがって、レジス
タ326Aあるいは326BのデータDATAがカウンタ3
22A、323Aあるいは322B、323Bにラッチ
される。
【0030】そして、SAB=“L”の場合には、スイッ
チ回路327、328が図とは逆に接点Aに接続される
ので、可変分周回路32の分周比N32は、カウンタ32
2A、323A(およびプリスケーラ321)の分周比
NA 、AA (およびP)で決まる分周比となり、VCO
31の発振周波数f31はその分周比N32で決まる周波数
となる。
チ回路327、328が図とは逆に接点Aに接続される
ので、可変分周回路32の分周比N32は、カウンタ32
2A、323A(およびプリスケーラ321)の分周比
NA 、AA (およびP)で決まる分周比となり、VCO
31の発振周波数f31はその分周比N32で決まる周波数
となる。
【0031】また、SAB=“H”の場合には、スイッチ
回路327、328が図のように接点Bに接続されるの
で、可変分周回路32の分周比N32は、カウンタ322
B、323B(およびプリスケーラ321)の分周比N
B 、AB (およびP)で決まる分周比となり、VCO3
1の発振周波数f31はその分周比N32で決まる周波数と
なる。
回路327、328が図のように接点Bに接続されるの
で、可変分周回路32の分周比N32は、カウンタ322
B、323B(およびプリスケーラ321)の分周比N
B 、AB (およびP)で決まる分周比となり、VCO3
1の発振周波数f31はその分周比N32で決まる周波数と
なる。
【0032】したがって、通話の開始時に、使用するチ
ャンネルに対応してカウンタ322A、323Aの分周
比NA 、AA および322B、323Bの分周比NB 、
ABを設定し、以後、信号SABのレベルを、図2に示す
ように受信スロットおよび送信スロットの周期で切り換
えれば、受信スロットの期間および送信スロットの期間
に必要とする周波数f31の発振信号S31を得ることがで
きる。
ャンネルに対応してカウンタ322A、323Aの分周
比NA 、AA および322B、323Bの分周比NB 、
ABを設定し、以後、信号SABのレベルを、図2に示す
ように受信スロットおよび送信スロットの周期で切り換
えれば、受信スロットの期間および送信スロットの期間
に必要とする周波数f31の発振信号S31を得ることがで
きる。
【0033】したがって、マイクロコンピュータ15
は、通話の開始時に、分周比NA 、AA およびNB 、A
B のデータDATAをシフトレジスタ325A、325Bに
一度だけ送り、以後は信号SABのレベルを受信スロット
および送信スロットの周期で切り換えるだけでよいの
で、マイクロコンピュータ15の負担は大幅に小さくな
り、結果としてソフトウエアの構成が簡単になり、ソフ
トウエアの開発コストの上昇を抑えることができる。
は、通話の開始時に、分周比NA 、AA およびNB 、A
B のデータDATAをシフトレジスタ325A、325Bに
一度だけ送り、以後は信号SABのレベルを受信スロット
および送信スロットの周期で切り換えるだけでよいの
で、マイクロコンピュータ15の負担は大幅に小さくな
り、結果としてソフトウエアの構成が簡単になり、ソフ
トウエアの開発コストの上昇を抑えることができる。
【0034】さらに、通話の期間に、マイクロコンピュ
ータ15からシフトレジスタ325びデータDATAがシリ
アルに供給されることがないので、そのようなデータDA
TAによる回路へのノイズの混入を避けることができ、ト
ラブルの発生を回避できる。
ータ15からシフトレジスタ325びデータDATAがシリ
アルに供給されることがないので、そのようなデータDA
TAによる回路へのノイズの混入を避けることができ、ト
ラブルの発生を回避できる。
【0035】図3は、待ち受け時と通話時とで使用する
チャンネルが異なり、したがって、待ち受け時と通話時
とで発振信号S31の周波数f31を切り換える場合であ
る。そして、この場合には、待ち受け時に使用する制御
チャンネルは固定のチャンネルなので、カウンタ322
B、323Bの分周比NB 、AB はその制御チャンネル
に対応した値に固定されている。
チャンネルが異なり、したがって、待ち受け時と通話時
とで発振信号S31の周波数f31を切り換える場合であ
る。そして、この場合には、待ち受け時に使用する制御
チャンネルは固定のチャンネルなので、カウンタ322
B、323Bの分周比NB 、AB はその制御チャンネル
に対応した値に固定されている。
【0036】そして、図7に示すように、待ち受け時に
は、SAB=“H”とされてカウンタ322B、323B
およびコントロール回路324Bが有効とされ、これら
回路322B〜324Bにより制御チャンネルの周波数
f31の発振信号S31が形成される。
は、SAB=“H”とされてカウンタ322B、323B
およびコントロール回路324Bが有効とされ、これら
回路322B〜324Bにより制御チャンネルの周波数
f31の発振信号S31が形成される。
【0037】そして、通話時には、SAB=“L”とされ
てカウンタ322A、323Aおよびコントロール回路
324Aが有効とされ、これら回路322A〜324A
により通話チャンネルの周波数f31の発振信号S31が形
成される。
てカウンタ322A、323Aおよびコントロール回路
324Aが有効とされ、これら回路322A〜324A
により通話チャンネルの周波数f31の発振信号S31が形
成される。
【0038】なお、上述においては、回路322A〜3
24Aと回路322B〜324Bとの2組により、発振
信号S31の周波数f31を2段階に切り換える場合である
が、同様の回路を例えば3組として制御チャンネルと、
通話時の送信周波数と、通話時の受信周波数とに対応し
て切り換えて使用することもできる。
24Aと回路322B〜324Bとの2組により、発振
信号S31の周波数f31を2段階に切り換える場合である
が、同様の回路を例えば3組として制御チャンネルと、
通話時の送信周波数と、通話時の受信周波数とに対応し
て切り換えて使用することもできる。
【0039】また、上述においては、この発明をPHS
に適用した場合であるが、他の時分割多重方式の通信機
器にも適用することができる。また、上述においては、
可変分周回路32がパルススワロー型に構成されている
場合であるが、サブカウンタがなく、メインカウンタが
単独で分周を行う場合にも、この発明を適用することが
できる。さらに、スイッチ回路327、328も同様の
信号制御のできるものであればよい。
に適用した場合であるが、他の時分割多重方式の通信機
器にも適用することができる。また、上述においては、
可変分周回路32がパルススワロー型に構成されている
場合であるが、サブカウンタがなく、メインカウンタが
単独で分周を行う場合にも、この発明を適用することが
できる。さらに、スイッチ回路327、328も同様の
信号制御のできるものであればよい。
【0040】
【発明の効果】この発明によれば、システム制御用のマ
イクロコンピュータの負担を大幅に小さくすることがで
き、ソフトウエアの構成を簡単にできるとともに、ソフ
トウエアの開発コストの上昇を抑えることができる。さ
らに、通話の期間における回路へのノイズの混入を避け
ることができ、トラブルの発生を回避できる。
イクロコンピュータの負担を大幅に小さくすることがで
き、ソフトウエアの構成を簡単にできるとともに、ソフ
トウエアの開発コストの上昇を抑えることができる。さ
らに、通話の期間における回路へのノイズの混入を避け
ることができ、トラブルの発生を回避できる。
【図1】この発明の一形態を示す系統図である。
【図2】この発明を説明するためのタイミング図であ
る。
る。
【図3】この発明の他の形態を示す系統図である。
【図4】この発明を説明するためのタイミング図であ
る。
る。
【図5】この発明を説明するための系統図である。
【図6】この発明を説明するための系統図である。
【図7】この発明を説明するためのタイミング図であ
る。
る。
15=マイクロコンピュータ、17=水晶発振回路、3
0=PLL、31=VCO、32=可変分周回路、33
=位相比較回路、34=分周回路、35=ローパスフィ
ルタ、36=コントロールロジック回路、321=プリ
スケーラ、322Aおよび322B=メインカウンタ、
323Aおよび323B=サブカウンタ、324Aおよ
び324B=コントロール回路、325Aおよび325
B=シフトレジスタ、326Aおよび326B=ラッチ
0=PLL、31=VCO、32=可変分周回路、33
=位相比較回路、34=分周回路、35=ローパスフィ
ルタ、36=コントロールロジック回路、321=プリ
スケーラ、322Aおよび322B=メインカウンタ、
323Aおよび323B=サブカウンタ、324Aおよ
び324B=コントロール回路、325Aおよび325
B=シフトレジスタ、326Aおよび326B=ラッチ
Claims (2)
- 【請求項1】時分割多重方式の通信端末に設けられ、 VCOが第1の周波数のときの発振信号により受信信号
の周波数変換を行うとともに、上記VCOが第2の周波
数のときの上記発振信号により送信信号の周波数変換を
行うようにしたPLL回路において、 上記受信時には、上記VCOの発振信号を第1のカウン
タに供給するとともに、 この第1のカウンタの出力と基準周波数との位相比較出
力を上記VCOに制御信号として供給して上記発振信号
の発振周波数を上記第1の周波数に制御し、 上記送信時には、上記VCOの発振信号を第2のカウン
タに供給するとともに、 この第2のカウンタの出力と上記基準周波数との位相比
較出力を上記VCOに制御信号として供給して上記発振
信号の発振周波数を上記第2の周波数に制御するように
したPLL回路。 - 【請求項2】待ち受け時にはその待ち受けを制御チャン
ネルで行い、通話時にはその通話を上記制御チャンネル
とは異なる通話チャンネルで行うようにした通信端末に
設けられ、 VCOが第1の周波数のときの発振信号により上記制御
チャンネルにおける上記待ち受けを行うとともに、上記
VCOが第2の周波数のときの上記発振信号により上記
通話チャンネルにおける上記通話を行うようにしたPL
L回路において、 上記待ち受け時には、上記VCOの発振信号を第1のカ
ウンタに供給するとともに、 この第1のカウンタの出力と基準周波数との位相比較出
力を上記VCOに制御信号として供給して上記発振信号
の発振周波数を上記第1の周波数に制御し、 上記通話時には、上記VCOの発振信号を第2のカウン
タに供給するとともに、 この第2のカウンタの出力と上記基準周波数との位相比
較出力を上記VCOに制御信号として供給して上記発振
信号の発振周波数を上記第2の周波数に制御するように
したPLL回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10091566A JPH11289275A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | Pll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10091566A JPH11289275A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | Pll回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11289275A true JPH11289275A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14030079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10091566A Pending JPH11289275A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | Pll回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11289275A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001052427A1 (fr) * | 2000-01-11 | 2001-07-19 | Hitachi, Ltd. | Emetteur et terminal de communication radio comportant un tel emetteur |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP10091566A patent/JPH11289275A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001052427A1 (fr) * | 2000-01-11 | 2001-07-19 | Hitachi, Ltd. | Emetteur et terminal de communication radio comportant un tel emetteur |
US7224948B1 (en) | 2000-01-11 | 2007-05-29 | Hitachi, Ltd. | Transmitter and radio communication terminal using the same |
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