JPH11288818A - 表面実装型コイル及びその製造方法 - Google Patents

表面実装型コイル及びその製造方法

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JPH11288818A
JPH11288818A JP10712798A JP10712798A JPH11288818A JP H11288818 A JPH11288818 A JP H11288818A JP 10712798 A JP10712798 A JP 10712798A JP 10712798 A JP10712798 A JP 10712798A JP H11288818 A JPH11288818 A JP H11288818A
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coil
insulating substrate
closed magnetic
resin
magnetic circuit
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JP10712798A
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Yoshio Murano
由夫 村野
Akira Koike
晃 小池
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Citizen Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルワイヤーの端末処理が難しい。軽薄短
小が未だ不十分である。 【解決手段】 ガラスエポキシ樹脂等よりなり、平面形
状が2つの枝部11aとその連結部11bを有する略コ
の字形状をした絶縁基板11の2つの枝部11aの外側
に上下面電極12a、12bと連なる2対のスルーホー
ル電極13a、13bを形成する。絶縁基板11の上面
で、連結部11bの近傍側の1対のスルーホール電極1
3aと接続する導電パターン14を形成し、絶縁基板1
1の2つの枝部11a間の開口部15に、閉磁路型筒状
コイル5の筒状ボビン4を沈ませ、絶縁基板11の導電
パターン14に、閉磁路型筒状コイル5のコイル端末を
剛体の突起部2d、2eにからげ処理を施し半田16で
接続し、絶縁基板11の上面及び閉磁路型筒状コイル5
の筒状ボビン4が露出する程度の量の封止樹脂17で封
止する。コイルの端末処理が容易で、超小型・薄型化が
安価に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、PH
S、通信機等の一般電子機器に使用される表面実装型コ
イル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器は、高性能化、多機能化
とともに小型化、軽量化を追求している。携帯電話、P
HS、通信機等がその一例である。これらの電子機器で
使用される閉磁路型筒状コイルにも小型化、薄型化が要
求され、表面実装のデバイス(SMD)化が必須となっ
ている。
【0003】インダクタは、フェライト、パーマロイ等
の磁性材よりなるコアに巻線された導線に電流を流すこ
とちより発生する電磁気の作用を利用したインピーダン
ス素子である。SMD型コイル及びその製造方法とし
て、先に、本出願人が出願した特願平9−366773
号(出願日、平成9年12月26日)に開示さている。
以下図面に基づいてその概要を説明する。
【0004】図17は、表面実装型コイルの平面図、図
18は、図17のA−A線断面図である。図において、
20は、SMD型コイルである。21は、ガラスエポキ
シ樹脂等よりなる絶縁基板であり、この絶縁基板21に
は、閉磁路型筒状コイル5を収納する開口部21aが形
成されている。更に、絶縁基板21面には、上面電極パ
ターン22a、下面電極パターン22b及び側面電極パ
ターン22cが形成されている。前記絶縁基板21の下
面には、開口部21aを塞ぐように粘着シート23を貼
付する。前記開口部21aに閉磁路型筒状コイル5を位
置決めし筒状ボビン4を粘着シート23面に貼り付け
る。絶縁基板21上に形成された電極パターンに閉磁路
型筒状コイル5の巻き始め及び巻き終わりの端末3b、
3cを半田付け、熱圧着等の固着手段で接続する。
【0005】前記絶縁基板21の上面電極パターン22
aを除く、閉磁路型筒状コイル5の上面、端末3b、3
cの接続部及び開口部21aにエポキシ樹脂等の封止樹
脂17を充填し封止する。
【0006】前記閉磁路型筒状コイル5のコイル芯2
は、パーマロイ等の磁性材よりなり、両端の鍔部2a、
2bと、この鍔部2a、2bにそれぞれコイル端末を処
理するスリット2cが形成されている。3はコイルでコ
イル芯2に、その鍔部2a、2bを残してコイル3を所
定の巻数巻回してコイル部3aを有する。コイル部3a
の巻き始め端末3bと巻き終わり端末3cを前記スリッ
ト2cに誘導して端末処理することにより芯部1が構成
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た表面実装型コイル及びその製造方法には次のような問
題点がある。即ち、コイルの巻き始め及び巻き終わりの
端末がコイルワイヤーで細く、多少曲がったりしている
柔らかい物であるため端末処理が難しい。即ち、絶縁基
板の電極パターンに半田付け接続をする際に、浮いた
り、ズレたりして半田付けがやりにくい。また、近年、
小型携帯端末機器が非常に小型化しており、それに用い
る電子部品の表面実装部品化と、更なる小型化が要求さ
れる中で、従来のシソテ型コイルはその要求を未だ十分
に満足しない等の問題点があった。
【0008】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、コイルの端末処理を一層確実で
容易にし、表面実装型コイルの高さ及び長さ寸法を最小
にし、超小型・超薄型で安価な表面実装型コイル及びそ
の製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における表面実装型コイルは、ガラスエポキ
シ樹脂等よりなり、平面形状が2つの枝部とその連結部
を有する略コの字形状をした絶縁基板、該絶縁基板の2
つの枝部の外側に上下面電極と連なる2対のスルーホー
ル電極を形成し、前記絶縁基板の上面で、且つ、前記連
結部近傍側の1対のスルーホール電極と接続する導電パ
ターンを形成し、前記絶縁基板の2つの枝部間の開口部
に、閉磁路型筒状コイルの筒状ボビンを沈み込ませ、前
記絶縁基板の導電パターンに、閉磁路型筒状コイルの端
子を電気的に接続し、前記絶縁基板の上面、前記開口部
及び閉磁路型筒状コイルをエポキシ樹脂等よりなる封止
樹脂で樹脂封止したことを特徴とするものである。
【0010】また、前記閉磁路型筒状コイルの芯部に2
本の端子となる突起部を設け、表面に絶縁層を形成し、
絶縁層を介してコイルの巻き始め端末及び巻き終わり端
末を2本の突起部にからげ処理し、このからげ部をディ
ップ半田し突起部に固定し、この突起部を前記絶縁基板
の導電パターンに電気的に接続したことを特徴とするも
のである。
【0011】また、前記封止樹脂の樹脂量は、閉磁路型
筒状コイルの筒状ボビンの一部が樹脂と同一面か、僅か
に露出していることを特徴とするものである。
【0012】また、前記スルーホール電極は、半田等の
固着手段により絶縁基板とマザーボード等との固定力を
アップする機能を持つことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明の表面実装型コイルの製造方
法は、多数個取りするガラスエポキシ樹脂等よりなる集
合絶縁基板の平面上に複数個の閉磁路型筒状コイルの筒
状ボビンを収納する開口部を複数列形成し、前記各隣接
する開口部間に上面電極パターン接続用の複数個のスル
ーホールを形成する集合絶縁基板加工工程と、メッキ処
理により前記スルーホールの内面を含む集合絶縁基板の
全表面にメッキ層を形成するメッキ工程と、メッキレジ
ストを付加し、パターンマスクにより露光現像し、パタ
ーンエッチングを行い、前記集合絶縁基板の上面電極パ
ターンと、前記スルーホールにスルーホール電極を形成
する電極パターン形成工程と、前記集合絶縁基板に形成
された開口部に閉磁路型筒状コイルを同方向で供給、位
置決めする閉磁路型筒状コイル供給工程と、前記閉磁路
型筒状コイルのコイル端末をからげ処理した2本の端子
を集合絶縁基板の上面電極パターンに、半田付け等の固
着手段で接続する実装工程と、前記集合絶縁基板の周囲
に樹脂成形用型枠を配置し、エポキシ等の封止樹脂を充
填し、キュアし、充填封止樹脂を硬化させる樹脂封止工
程と、封止樹脂硬化後にダイシングマシン又はスライシ
ングマシンで集合絶縁基板のスルーホールの略中心を通
るカットラインと、このカットラインと直交する1個の
閉磁路型筒状コイルを含むカットラインに沿って切断し
て単体の表面実装型コイルに分割する切断工程とからな
ることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
ける表面実装型コイル及びその製造方法について説明す
る。図1〜図9は、本発明の実施の形態である表面実装
型コイルに係わり、図1は、表面実装型コイルの斜視
図。図2は、図1の平面図。図3は、図2のB−B線断
面図。図4は、図1の絶縁基板の斜視図。図5は、図4
の裏面側の平面図。図6は、閉磁路型筒状コイルの断面
図。図7は、コイル芯の正面図。図8は、図7のコイル
芯にコイル巻きし、端末からげ処理し、コイル巻線を断
面で示した芯部の正面図。図9は、筒状ボビンの断面図
である。図において、従来技術と同一部材は同一符号で
示す。
【0015】図1〜図3において、10は、表面実装型
コイルである。図4及び図5に示すように、11は、ガ
ラスエポキシ樹脂等よりなる平面形状が2つの枝部11
aとその連結部11bを有する略コの字形状をした絶縁
基板である。この絶縁基板11の2つの枝部11aの外
側に上面電極パターン12a、下面電極パターン12b
と連なる2対のスルーホール電極13a、13bが形成
されている。前記絶縁基板11の上面には、前記2つの
枝部11aの連結部11bの近傍側の1対のスルーホー
ル電極13aと接続する導電パターン14が形成されて
いる。前記絶縁基板11の2つの枝部11a間によって
開口部15が形成される。
【0016】図1〜図3に示すように、前記絶縁基板1
1に形成された導電パターン14上における後述する閉
磁路型筒状コイル5の芯部2に2本の端子となる突起部
2d、2eを一体成形で設け、表面に図示しない絶縁層
を形成し、絶縁層を介してコイルの巻き始め端末3b及
び巻き終わり端末3cのワイヤーを2本の突起部2d、
2eにからげ処理し、このからげ部をディップ半田し突
起部2d、2eに固定し、この突起部2d、2eを前記
絶縁基板11の導電パターン14上に位置・高さが合致
するように曲げ調整して位置決めする。次に、半田ペー
スト等の導電性接着剤をリフローすることにより、前記
導電パターン14に2本の端子(突起部2d、2e)を
半田16等で電気的に接続する。
【0017】尚、上記したように、前記2本の突起部2
d、2eは、コイルワイヤーとのショート防止のために
絶縁層が形成され、絶縁処理されている。ディップ半田
によりコイルの絶縁層は溶けて、中身の銅線同志が半田
でくつっき、前記突起部2d、2eに固定される。但
し、突起部2d、2eとはショートしない。
【0018】更に、前記スルーホール電極13a、13
b内に封止樹脂17が充填されないように、事前に図示
しないマスク材でマスクした後、前記絶縁基板11の上
面、開口部15及び閉磁路型筒状コイル5の筒状ボビン
4の上面や側面、突起部2d、2e(端子)の接続部等
をエポキシ樹脂等の封止樹脂17で充填し封止する。
【0019】前述した閉磁路型筒状コイル5の構成は、
図6〜図9に示すように、2は、コイル芯で、パーマロ
イ等の磁性材よりなり、その両端に鍔部2a、2bと、
一方の鍔部2bの端部には、2本の突起部2d、2e
を、共にヘッダー加工等の成形手段で一体成形して設
け、この鍔部2a、2bにはそれぞれコイル端末を処理
するスリット2cが形成されている。前記コイル芯2
は、焼鈍処理して磁性体としての透磁率のアップを図
り、ロット処理してその表面に図示しない絶縁層を形成
する。3は、コイルで、前記コイル芯2にその鍔部2
a、2bを残してコイル3を所定の巻数巻回してコイル
部3aを有する。コイル部3aの巻き始め端末3bと巻
き終わり端末3cを前記スリット2cに誘導し、2本の
突起部2d、2eにからげ、その後、このからげ部3d
をディップ半田する。前述したように、ディップ半田に
よりコイルの絶縁層は溶けて、中身の銅線同志が半田で
くつっき、突起部2d、2eに固定される。以上により
芯部1が構成される。
【0020】4は、厚みが、例えば、0.1〜0.2m
m程度のパーマロイ、鉄等の金属磁性材からなる筒状ボ
ビンである。前記筒状ボビン4は、芯部1が挿入される
有底の筒状ケースで、筒部の内径側に凸の絞部4a、4
bが、前記芯部1の両端に形成された鍔部2a、2bに
当接する相当位置に形成されている。前記絞部4a、4
bの内径は、芯部1の両端鍔部2a、2bに圧入・固定
されるように設定されている。以上により閉磁路型筒状
コイル5が完成される。
【0021】次に、図10〜図16に基づいて、上記構
成からなる表面実装型コイルの製造方法について説明す
る。図10において、11Aは多数個取りするガラスエ
ポキシ樹脂等よりなる集合絶縁基板である。集合絶縁基
板11Aの加工工程は、集合絶縁基板11Aの平面上に
所定の位置に複数個の閉磁路型筒状コイル5の筒状ボビ
ン4を収納する開口部15を複数列形成し、隣接する前
記開口部15間に複数個のスルーホール13を、Nc切
削又はプレス等の加工手段により形成する。このスルー
ホール13は、後述するY方向のカットライン上に形成
される。
【0022】次に、電極パターン形成工程は、集合絶縁
基板11Aの全表面を洗浄した後、無電解メッキにより
銅メッキ層を全表面に形成し、更に、エッチング処理に
おいて、メッキレジストを付加し、パターンマスクによ
り露光現像し、集合絶縁基板11Aの上面電極パターン
12a、下面電極パターン12bを形成し、スルーホー
ル13の壁面に上下の両電極パターン12a、12bと
を接続するスルーホール電極13a、13bを形成す
る。こうして出来た電極パターン上に電解メッキにより
ニッケルメッキ層を形成し、更に、その上に電解メッキ
により金メッキ層を形成することで、電極パターンが完
成する。
【0023】図11において、粘着シート貼り付け工程
は、前記集合絶縁基板11Aの裏面に略同形状の粘着シ
ート23を貼付する。前記粘着シート23は閉磁路型筒
状コイル5の筒状ボビン4の位置決めと、封止樹脂17
を充填時に開口部15から樹脂が流れ出すのを防止する
ために貼付するものであり、製造時には使用するが後で
剥離することにより、完成した製品には残さない。
【0024】図12は、閉磁路型筒状コイル5の供給工
程で、前記集合絶縁基板11Aに形成された開口部15
に閉磁路型筒状コイル5を自動マウント機又は手作業で
同方向で供給、閉磁路型筒状コイル5の突起部2d、2
e(端子)を位置決めし、筒状ボビン4を粘着シート2
3面に貼付する。
【0025】図13において、実装工程は、前記集合絶
縁基板11Aに形成された導電パターン14に閉磁路型
筒状コイル5の端末3b、3cのワイヤーを突起部2
d、2e(端子)にからげ処理し、ディップ半田した突
起部2d、2e(端子)を半田16により半田付け等の
固着手段で接続する。
【0026】図14において、樹脂封止工程は、前記ス
ルーホール13内に封止樹脂17が充填されないよう
に、図示しないマスク部材等でマスクして、集合絶縁基
板11Aの周囲に樹脂成形用型枠18を配置し、エポキ
シ樹脂等の封止樹脂17を充填し、キュアし、充填した
封止樹脂17を硬化させる。
【0027】図15において、除去工程は、封止樹脂1
7が硬化後に、前記樹脂成形用型枠18を取り除く。
【0028】図16において、切断工程は、ダイシング
マシン又はスライシングマシン等の切断手段で、集合絶
縁基板11Aのスルーホール13の略中心部を通るY方
向のカットライン19Yと、これと直交して一個の閉磁
路型筒状コイル5を含むX方向のカットライン19Xに
沿って切断して単体の表面実装型コイル10に分割す
る。製品をより薄くするために絶縁基板11の下面側の
粘着シート23を剥離する。
【0029】以上の表面実装型コイルの製造方法による
と、樹脂封止工程で閉磁路型筒状コイル5の筒状ボビン
4の上面に載せる板状部材を使用しないので、その剥離
工程も不要となる。また、閉磁路型筒状コイル5の端末
処理が剛体のため、従来のようにコイルワイヤーの半田
付け電極パターンへの揃え(位置決め)作業が解消され
る。半田付けも一般のリフロー半田が使用できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガラスエポキシ樹脂等よりなり、平面形状が略コの字形
状をした開口部を有する絶縁基板の外側に、上下面電極
と連なる2対のスルーホール電極を形成し、前記絶縁基
板の上面の1対のスルーホール電極と接続する導電パタ
ーンを形成し、前記絶縁基板の開口部に、閉磁路型筒状
コイルの筒状ボビンを沈ませ、導電パターンに閉磁路型
筒状コイルの端末をからげ処理した剛体の突起部(端
子)を電気的に接続した後、エポキシ樹脂よりなる封止
樹脂で閉磁路型筒状コイルの筒状ボビンが露出する程度
の樹脂量で樹脂封止することにより、従来製品と比較し
て、基板の導電パターンへのコイルワイヤーの位置決め
作業が極めて容易で、更に、厚み、幅及び長さの全てに
わたり、超小型・薄型化が実現でき、軽薄短小を指向す
る電子部品としてのニーズに応えることができる他、信
頼性もアップされた、安価な表面実装型コイル及びその
製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる表面実装型コイル
の斜視図である。
【図2】図1の表面実装型コイルの平面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図1の絶縁基板の斜視図である。
【図5】図4の絶縁基板の裏面図である。
【図6】図1の閉磁路型筒状コイルの断面図である。
【図7】図6のコイル芯の正面図である。
【図8】図7のコイル芯にコイル巻きし、端末からげ処
理し、コイル巻線を断面で示した芯部の正面図である。
【図9】図6の筒状ボビンの断面図である。
【図10】本発明の製造方法に係わり、集合絶縁基板の
加工工程及び電極パターン形成工程を示す部分拡大斜視
図である。
【図11】本発明の製造方法に係わり、粘着シートの部
分拡大斜視図である。
【図12】図10の集合絶縁基板に図11の粘着シート
の貼り付け工程及び閉磁路型筒状コイルの供給工程を示
す部分拡大斜視図である。
【図13】図12において、半田付け等の固着手段で接
続する実装工程を示す部分拡大斜視図である。
【図14】図13に樹脂成形用型枠を載せて樹脂封止工
程を示す部分拡大斜視図である。
【図15】図14において、樹脂成形用型枠除去工程を
示す部分拡大斜視図である。
【図16】図15において、切断工程を示す部分拡大斜
視図である。
【図17】従来の表面実装型コイルの平面図である。
【図18】図17のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 芯部 2 コイル芯 2d、2e 突起部(端子) 3 コイル 3b 巻き始め端末 3c 巻き終わり端末 3d からげ部 4 筒状ボビン 5 閉磁路型筒状コイル 10 表面実装型コイル 11 絶縁基板 11A 集合絶縁基板 11a 枝部 11b 連結部 12a 上面電極パターン 12b 下面電極パターン 13 スルーホール 13a、13b スルーホール電極 14 導電パターン 15 開口部 16 半田 17 封止樹脂 18 樹脂成形用型枠 19X X方向のカットライン 19Y Y方向のカットライン 23 粘着シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラスエポキシ樹脂等よりなり、平面形
    状が2つの枝部とその連結部を有する略コの字形状をし
    た絶縁基板、該絶縁基板の2つの枝部の外側に上下面電
    極と連なる2対のスルーホール電極を形成し、前記絶縁
    基板の上面で、且つ、前記連結部近傍側の1対のスルー
    ホール電極と接続する導電パターンを形成し、前記絶縁
    基板の2つの枝部間の開口部に、閉磁路型筒状コイルの
    筒状ボビンを沈み込ませ、前記絶縁基板の導電パターン
    に、閉磁路型筒状コイルの端子を電気的に接続し、前記
    絶縁基板の上面、前記開口部及び閉磁路型筒状コイルを
    エポキシ樹脂等よりなる封止樹脂で樹脂封止したことを
    特徴とする表面実装型コイル。
  2. 【請求項2】 前記閉磁路型筒状コイルの芯部に2本の
    端子となる突起部を設け、表面に絶縁層を形成し、絶縁
    層を介してコイルの巻き始め端末及び巻き終わり端末を
    2本の突起部にからげ処理し、このからげ部をディップ
    半田し突起部に固定し、この突起部を前記絶縁基板の導
    電パターンに電気的に接続したことを特徴とする請求項
    1記載の表面実装型コイル。
  3. 【請求項3】 前記封止樹脂の樹脂量は、閉磁路型筒状
    コイルの筒状ボビンの一部が樹脂と同一面か、僅かに露
    出していることを特徴とする請求項1記載の表面実装型
    コイル。
  4. 【請求項4】 前記スルーホール電極は、半田等の固着
    手段により絶縁基板とマザーボード等との固定力をアッ
    プする機能を持つことを特徴とする請求項1記載の表面
    実装型コイル。
  5. 【請求項5】 多数個取りするガラスエポキシ樹脂等よ
    りなる集合絶縁基板の平面上に複数個の閉磁路型筒状コ
    イルの筒状ボビンを収納する開口部を複数列形成し、前
    記各隣接する開口部間に上面電極パターン接続用の複数
    個のスルーホールを形成する集合絶縁基板加工工程と、
    メッキ処理により前記スルーホールの内面を含む集合絶
    縁基板の全表面にメッキ層を形成するメッキ工程と、メ
    ッキレジストを付加し、パターンマスクにより露光現像
    し、パターンエッチングを行い、前記集合絶縁基板の上
    面電極パターンと、前記スルーホールにスルーホール電
    極を形成する電極パターン形成工程と、前記集合絶縁基
    板に形成された開口部に閉磁路型筒状コイルを同方向で
    供給、位置決めする閉磁路型筒状コイル供給工程と、前
    記閉磁路型筒状コイルのコイル端末をからげ処理した2
    本の端子を集合絶縁基板の上面電極パターンに、半田付
    け等の固着手段で接続する実装工程と、前記集合絶縁基
    板の周囲に樹脂成形用型枠を配置し、エポキシ等の封止
    樹脂を充填し、キュアし、充填封止樹脂を硬化させる樹
    脂封止工程と、封止樹脂硬化後にダイシングマシン又は
    スライシングマシンで集合絶縁基板のスルーホールの略
    中心を通るカットラインと、このカットラインと直交す
    る1個の閉磁路型筒状コイルを含むカットラインに沿っ
    て切断して単体の表面実装型コイルに分割する切断工程
    とからなることを特徴とする表面実装型コイルの製造方
    法。
JP10712798A 1998-04-03 1998-04-03 表面実装型コイル及びその製造方法 Withdrawn JPH11288818A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017168873A (ja) * 2014-10-31 2017-09-21 サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. コイル部品アセンブリ、コイル部品及びその製造方法
US10614950B2 (en) 2014-10-31 2020-04-07 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Coil component assembly for mass production of coil components and coil components made from coil component assembly

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