JPH11288723A - 電気化学素子用集電体 - Google Patents
電気化学素子用集電体Info
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- JPH11288723A JPH11288723A JP10105845A JP10584598A JPH11288723A JP H11288723 A JPH11288723 A JP H11288723A JP 10105845 A JP10105845 A JP 10105845A JP 10584598 A JP10584598 A JP 10584598A JP H11288723 A JPH11288723 A JP H11288723A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
した孔を多数有する金属シートの形状を工夫すること
で、シート型電気化学素子の内部抵抗を低減し、また短
絡事故の発生防止を図る。 【解決手段】 方形等の金属シート2の少なくとも周辺
部を面状連続体3とし、該面状連続体3で囲まれた内側
部分を多数の貫通孔5のある多孔領域4とした集電体構
造としている。前記多孔領域4の空孔率は40〜90%
の範囲に設定されている。
Description
池、電気二重層キャパシタ等のシート型電気化学素子に
おいて用いる電気化学素子用集電体に関するものであ
る。
の分野から自動車用途あるいは電力貯蔵を意図した大型
のものまで広く利用されている。
が用いられているが、これを固体状に置き換えることに
より、液漏れの防止あるいはシート構造化が可能になる
ことが予想され、次世代タイプの電池として注目を集め
ている。特に現在、ノートブックパソコン等で急速に利
用されているリチウムイオン二次電池等のシート化ある
いは積層小型化が実現できれば、さらに応用展開が加速
されることと予測されている。こうした固体状の電解質
を用いる場合、セラミックス材料、あるいは高分子材
料、あるいはそれらを複合化した材料が提案されてい
る。その中で高分子電解質を電解液等を用い可塑化した
ゲル電解質は、液体系の高導電率と高分子系のプラスチ
ック性を兼ね備えており、電解質開発の上で有望視され
ている。
た例はすでに知られており、さらに米国特許第5296
318号や米国特許第5554459号により実用的な
系も提示されている。
池の作製方法では、正極、負極、固体電解質を順次積層
する。しかしながら従来のゲル系固体電解質を用いる場
合、以下の点が技術課題として挙げられていた。
際、上述した課題により、特性が液体系より劣ってい
た。
の〜が考えられる。 セパレータ部分の抵抗 セパレータ電極界面の抵抗 電極内部のイオン伝導度 電極内部の電子伝導度 電極集電体接触抵抗 ゲル電解質特性
の改善策を検討した。
集電体材料の中でグリッド又はパンチングメタルと呼ば
れている材料に着目し、接触抵抗の低内部抵抗化に結び
つく形状を見いだした。またあわせて従来グリッドを集
電体として用いた場合生じていた短絡を防ぐことにもつ
ながった。
ンチングメタル等の表裏に貫通した孔を多数有する金属
シートの形状を工夫することで、リチウムイオン電池、
電気二重層キャパシタ等のシート型電気化学素子の内部
抵抗を低減するとともに短絡事故の発生防止を図ること
のできる電気化学素子用集電体を提供することを目的と
する。
の実施の形態において明らかにする。
に、本発明の電気化学素子用集電体は、金属シートの少
なくとも周辺部を面状連続体とし、該面状連続体で囲ま
れた内側部分を多数の貫通孔のある多孔領域としたこと
を特徴としている。
多孔領域の空孔率が40〜90%であるとよい。
辺に沿った前記面状連続体の幅をWとしたとき、 0.
01≦W/L≦0.3 となっていることが好ましい。
用集電体の実施の形態を図面に従って説明する。
を説明する。図1は電気化学素子用集電体を、図2はこ
れを用いたシート型電気化学素子としてのリチウムイオ
ン電池の例を示す。これらの図において、電気化学素子
用集電体1は例えば方形の金属シート2の周辺部を額縁
状に面状連続体3として孔あけ加工せずに残し、額縁状
の面状連続体3で囲まれた内側部分に孔あけ加工(いわ
ゆるグリッド、パンチングメタルとしての加工等)を施
して多数の貫通孔5のある多孔領域4としている。ここ
で、貫通孔5は図1の円P,Q内にそれぞれ拡大して示
すように、四角形、円形、或いはその他の任意の開口形
状を持つものであり、金属シート2の表裏面を貫通して
いればよい。
の1辺の長さをL、当該1辺に沿った前記面状連続体3
の幅をWとしたとき、 0.01≦W/L≦0.3とな
っていることが好ましい。W/Lが0.01未満では面
状連続体3の幅が過小で面状連続体3を設けた効果が殆
ど無く、W/Lが0.3を越えると多孔領域4が過小と
なり、集電体重量が増加してしまうと共に電気化学素子
用集電体1を電極に積層した後に電解液を含浸する製法
をとる場合等に不都合を生じる。
当たりの空孔体積)は40〜90%の範囲に設定するこ
とが好ましく、とくに40〜80%の範囲がいっそう好
ましい。空孔率40%未満では集電体重量が増加してし
まうと共に電気化学素子用集電体1を電極に積層した後
に電解液を含浸する製法をとる場合等に不都合を生じ
る。空孔率90%を越えると強度不足となり、加工も困
難となる。
り、図2のリチウムイオン電池において、セパレータと
しての電解質10を挟んで正極11及び負極12を配置
し、さらに正極11及び負極12の外側に電気化学素子
用集電体1−1,1−2を配置する。正極側の電気化学
素子用集電体1−1はアルミニウム系、ステンレス系の
金属材料であり、負極側の電気化学素子用集電体1−2
は銅系の金属材料である。これらは、加熱、加圧プレス
等で一体的に積層される。
体全体がグリッド、パンチングメタル構造である場合に
比べ、電池あるいは電気二重層キャパシタの電極に対す
る接触面積が増大し、低抵抗化が可能になったばかりで
なく、従来グリッド、パンチングメタルを用いた場合は
端部において、グリッド、パンチングメタル切断部分が
バリとして残りその結果電極間短絡が生ずることがあっ
たがこの短絡事故を防ぐことにつながった。
この場合、電気化学素子用集電体1は例えば方形の金属
シート2の周辺部を額縁状に面状連続体3として残すと
ともに、金属シート中央部を横断する又は縦断するよう
にも面状連続体3を設けている。その他の構成は前述し
た第1の実施の形態と同様であり、同一又は相当部分に
同一符号を付した。
2の周辺部だけでなく、中央部を横断する又は縦断する
ようにも面状連続体3として残すことで、集電体として
十分な強度を確保できる利点がある。その他の作用効果
は前述した通りである。
ート2の多孔領域4の貫通孔5を形成する加工は、機械
的なプレス加工で形成してもよいし、化学的なエッチン
グ加工によって形成してもよい。また、貫通孔5は金属
シート2を真っ直ぐに貫通していなくともよく、金属シ
ート2の表側から裏面に連通している孔であればよい。
化学素子用集電体を用いてシート型リチウムイオン電池
を作製した場合を実施例として示す。
極、両極間の電解質(セパレータ)を作成した。
を微多孔膜化したものを用いる。こうしたフッ素系樹脂
の微多孔膜化は公知の各種の方法を用いることができ
る。電解液 LiPF6/EC+DMC(1:1)
(ELと略す)を用いた。 (ECはエチレンカーボネート、DMCはジメチルカー
ボネート) 溶媒 アセトン (Acと略す) これらの高分子マトリックス、電解液、溶媒を重量比で
3:7:20として混合後、これらの溶液をキャストし
(鋳型に流し込み)乾燥させて膜化(フィルム化)し
た。このようにして得られた膜の伝導度は1.2×10
-3Sである。通常の電解液例えばLiPF6/EC+D
MCを用いた時に比べれば若干劣るが1mSレベルでは
ある。結果を以下の表1に後述の実施例2,3の場合と
対比して示す。
O2を用いた。また導電助剤としてアセチレンブラック
を使用した。これら電解質原料溶液、正極活物質、導電
助剤を重量比で2:7.5:1.2として室温中で活物質
を電解質中へ分散させ電極用スラリーとし、シート状に
乾燥固化させた。
5)に対して負極活物質として黒鉛を用いた。これらを
重量比で2:1の割合で混合し電極用スラリーとし、シ
ート状に乾燥固化させた。
し、さらに図1に示した構造(但し多孔領域4がグリッ
ドになっている)の電気化学素子用集電体を配設した。
集電体材料は正極の場合はアルミニウム系、ステンレス
系の金属材料、負極の場合は銅系の金属材料が使用され
る。集電体は積層化する前に予め正、負極に圧着しても
かまわないし、積層後に圧着してもかまわない。また圧
着する際にはそのまま電極内部に埋め込んでもかまわな
いし、導電性接着剤を介在させて圧着するようにしても
よい。
レータ)及び正負極の電解質高分子微多孔膜(電解質高
分子マトリックスを微多孔膜化したもの)として、それ
ぞれ熱可塑性フッ素樹脂を用いた。他は実施例1と同一
である。
主鎖がフッ化ビニリデンと塩化フッ化エチレンの共重合
体からなり、側鎖がポリフッ化ビニリデンからなってい
るもので、商品名「セフラルソフト」(セントラル硝子
社製)である。そして、実施例1と同一条件でセパレー
タとなる電解質を作製し伝導度測定を行った。結果を前
記表1に示す。
一条件であるが、特に予め電解液を添加せず、セパレー
タ、正極及び負極、集電体を積層後、電解液を内部に含
浸させて高分子材料をゲル化させた。このようにしても
電解質は機能する。結果を前記表1に示す。
ウムイオン電池の内部抵抗を表2に示す。比較のために
全面グリッドの集電体を用いたものを比較例として示し
た。
体を用いた場合よりも本発明の実施例のほうが内部抵抗
が低下していることが判る。
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
化学素子用集電体によれば、金属シートの少なくとも周
辺部を面状連続体とし、該面状連続体で囲まれた内側部
分を多数の貫通孔のある多孔領域としたので、従来の全
面グリッド、パンチングメタル構造の集電体よりも電
池、電気二重層キャパシタ等のシート型電気化学素子の
内部抵抗を低下させることができ、短絡事故の割合も大
幅に低減することが可能である。この結果、効率の向
上、信頼性の向上が可能で、電池の場合には放電レート
特性の向上も図ることができる。
施の形態の平面図である。
リチウムイオン電池の概略断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 金属シートの少なくとも周辺部を面状連
続体とし、該面状連続体で囲まれた内側部分を多数の貫
通孔のある多孔領域としたことを特徴とする電気化学素
子用集電体。 - 【請求項2】 前記多孔領域の空孔率が40〜90%で
ある請求項1記載の電気化学素子用集電体。 - 【請求項3】 前記金属シートの1辺の長さをL、当該
1辺に沿った前記面状連続体の幅をWとしたとき、
0.01≦W/L≦0.3となっている請求項1又は2記
載の電気化学素子用集電体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105845A JPH11288723A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電気化学素子用集電体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10105845A JPH11288723A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電気化学素子用集電体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288723A true JPH11288723A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14418364
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10105845A Pending JPH11288723A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 電気化学素子用集電体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11288723A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030094847A (ko) * | 2002-06-08 | 2003-12-18 | 삼성테크윈 주식회사 | 이차전지용 집전체 |
JP2007251025A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Japan Gore Tex Inc | 電気二重層キャパシタ用電極および電気二重層キャパシタ |
JP2008047458A (ja) * | 2006-08-18 | 2008-02-28 | Kri Inc | 蓄電デバイス用電極及びそれを用いた蓄電デバイス |
JP2009282133A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Sharp Corp | 光学シート及び表示装置 |
JP2010080294A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Panasonic Corp | 二次電池 |
JP2010238681A (ja) * | 2009-03-13 | 2010-10-21 | Jm Energy Corp | 蓄電デバイス用電極およびその製造方法並びにリチウムイオンキャパシタ |
US11837689B2 (en) | 2017-09-21 | 2023-12-05 | Nec Corporation | Current collector including opening formation portion and battery using same |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10105845A patent/JPH11288723A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US11837689B2 (en) | 2017-09-21 | 2023-12-05 | Nec Corporation | Current collector including opening formation portion and battery using same |
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Legal Events
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