JPH11288634A - スイッチの取り付け方法およびスイッチ取り付け用治具 - Google Patents

スイッチの取り付け方法およびスイッチ取り付け用治具

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JPH11288634A
JPH11288634A JP9133298A JP9133298A JPH11288634A JP H11288634 A JPH11288634 A JP H11288634A JP 9133298 A JP9133298 A JP 9133298A JP 9133298 A JP9133298 A JP 9133298A JP H11288634 A JPH11288634 A JP H11288634A
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JP
Japan
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switch
case
mounting
fitted
cases
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Pending
Application number
JP9133298A
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English (en)
Inventor
Toshimichi Iizuka
俊道 飯塚
Shuji Kawakami
修二 川上
Akiyoshi Nagata
昭義 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に取り付けられるスイッチケースと、操
作パネルに取り付けられる操作ケースとを分離可能に嵌
合連結したスイッチを複数取り付けるに際し、高い位置
決め精度で各ケースの基板あるいは操作パネルへの取り
付けを行えるようにする。 【解決手段】 複数のスイッチケース2を、位置決め部
材51に所定向きおよび所定ピッチで位置決め嵌入した
状態で、スイッチケース2から突設したリード端子群
を、基Bに所定のピッチで形成した取り付け孔48群に
挿入してハンダ付け固定するとともに、複数の操作ケー
スを、位置決め部材に所定向きおよび所定ピッチで位置
決め嵌入した状態で、操作パネルに所定のピッチで形成
した取り付け孔のそれぞれに挿入して締め付け固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に取り付けら
れるスイッチケースとパネルに取り付けられる操作ケー
スとを分離可能に嵌合連結した分離型のスイッチの取り
付け方法およびそれに用いる治具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスイッチの一例としては、押し
ボタンスイッチが知られている。この種の押しボタンス
イッチは、リード端子群を突設させるとともにスイッチ
ング機構や作動表示用のLEDランプを備えたスイッチ
ケースと、操作ボタンを備えた操作ケースとを分離可能
に嵌合連結してロックできる構造となっており、スイッ
チケースをリード端子群を介して基板にハンダ付け固定
するとともに、操作ケースを操作パネルに締め込み固定
するようになっている。そして、内装したLEDランプ
の交換、基板の点検や回路構成部品の交換、等のメンテ
ナンスなどを行うために、スイッチケースと操作ケース
とを分離できるようにしている。
【0003】このようなスイッチは、単独で利用される
他に、複数個を並べて使用する場合も多く、基板および
操作パネルにそれぞれスイッチケースおよび操作ケース
を所定ピッチで並列装着することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、基板およ
び操作パネルにそれぞれスイッチケースおよび操作ケー
スを所定ピッチで並列装着する場合、基板および操作パ
ネルのそれぞれに形成された取り付け孔には多少の組付
け余裕を与えてあるために、スイッチケースおよび操作
ケース個々の取り付け向き(角度)や取り付けピッチに
組付け誤差が発生し、複数のスイッチケースおよび操作
ケースを同時に嵌合連結することが困難になることがあ
った。特に、並設するスイッチの個数が多くなるほど集
約した組付け誤差が相当大きくなって、上記不具合が一
層生じやすくなるものであった。
【0005】本発明は、このような実情に着目してなさ
れたものであって、複数の分離型スイッチを並列して装
着する際の上記不具合を軽減、あるいは、解消すること
を主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、請求項1に係る発明のスイッチ
の取り付け方法は、基板に取り付けられるスイッチケー
スと、パネルに取り付けられる操作ケースとを分離可能
に嵌合連結したスイッチの取り付け方法であって、複数
の前記スイッチケースを、位置決め部材に所定向きおよ
び所定ピッチで位置決め嵌入した状態で、スイッチケー
スから突設したリード端子群を、基板に所定のピッチで
形成した取り付け孔群に挿入してハンダ付け付け固定す
ることを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明のスイッチの取り付け
方法は、基板に取り付けられるスイッチケースと、パネ
ルに取り付けられる操作ケースとを分離可能に嵌合連結
したスイッチの取り付け方法であって、複数の前記操作
ケースを、位置決め部材に所定向きおよび所定ピッチで
位置決め嵌入した状態で、パネルに所定のピッチで形成
した取り付け孔に挿入して締め付け固定することを特徴
とする。
【0009】請求項3に係る発明のスイッチの取り付け
方法は、基板に取り付けられるスイッチケースと、パネ
ルに取り付けられる操作ケースとを分離可能に嵌合連結
したスイッチの取り付け方法であって、複数の前記スイ
ッチケースを、位置決め部材に所定向きおよび所定ピッ
チで位置決め嵌入した状態で、スイッチケースから突設
したリード端子群を、基板に所定のピッチで形成した取
り付け孔群に挿入してハンダ付け固定するとともに、複
数の前記操作ケースを、位置決め部材に所定向きおよび
所定ピッチで位置決め嵌入した状態で、パネルに所定の
ピッチで形成した取り付け孔のそれぞれに挿入して締め
付け固定することを特徴とする。
【0010】請求項4に係る発明のスイッチの取り付け
方法は、請求項1ないし3記載のいずれかに記載の方法
であって、前記スイッチケースと操作ケースとを、その
周方向複数箇所に形成された溝と脚部との嵌合によって
位置決め嵌合連結するよう構成し、前記位置決め部材が
前記溝あるいは脚部の少なくとも一方に係合して位置決
めするものである。
【0011】請求項5に係る発明のスイッチの取り付け
方法は、請求項4記載の方法であって、前記複数組の溝
および脚部の仕様をそれぞれ異ならせてある。
【0012】請求項6に係る発明のスイッチ取り付け用
治具は、請求項1ないし5のいずれかに記載の方法に用
いる位置決め部材を金属板材で構成するとともに、その
少なくとも位置決め嵌合部を、レーザー加工あるいはワ
イヤカット加工によって形成してある。
【0013】〔作用〕請求項1に係る発明の方法による
と、複数のスイッチケースを、治具に設定した所定向き
および所定ピッチに配列した位置決め状態で基板に実装
することができる。
【0014】請求項2に係る発明の方法によると、複数
の操作ケースを、治具に設定した所定向きおよび所定ピ
ッチに配列した位置決め状態でパネルに取り付けること
ができる。
【0015】請求項3に係る発明の方法によると、複数
のスイッチケースを、治具に設定した所定向きおよび所
定ピッチに配列した位置決め状態で基板に実装すること
ができるとともに、複数の操作ケースを、治具に設定し
た所定向きおよび所定ピッチに配列した位置決め状態で
パネルに取り付けることができる。
【0016】請求項4に係る発明の方法によると、スイ
ッチケースと操作ケースとを嵌合連結する溝や脚部を治
具で位置決め嵌合するので、スイッチケースや操作ケー
スに治具に対する専用の嵌合部を形成する必要がない。
【0017】請求項5に係る発明の方法によると、前記
溝や脚部の仕様の違いにより、スイッチケースや操作ケ
ースの装着向きを規制することができる。
【0018】請求項6に係る発明のスイッチ取り付け用
治具によると、繰り返しの使用によっても位置決め精度
を高く維持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1は本発明の方法の対象となるスイッチ
の一例にあげた押しボタンスイッチAの外観斜視図、図
2はその分解斜視図、また、図3および図4はその縦断
側面図、図5は一部を切り欠いた正面図である。
【0021】この押しボタンスイッチAは、操作パネル
Pに取り付けられる操作用の操作ケース1と、基板Bに
実装されるスイッチケース2とからなり、両ケース1,
2が後述のように分離可能に嵌合連結されている。
【0022】操作ケース1は、上部の角筒部1aと下部
の円筒部1bとを樹脂材で一体成形してなり、角筒部1
aに操作ボタン3が押し込み操作可能に組み込まれてい
る。この操作ケース1の操作パネルPへの取り付けにお
いては、スイッチケース2から分離された操作ケース1
の円筒部1bを操作パネルPの取り付け孔4に挿通し、
円筒部1bにナット5を螺着して締めあげることで、操
作パネルPに操作ケース1を固定する。なお、ナット5
の締めあげに際しては、パッキン6および回り止め座金
7を使用して、弛みのないよう所定姿勢に固定する。
【0023】また、操作ケース1の円筒部1bからは幅
の異なる前後一対の脚部1c,1dが下方に向けて片持
ち状に延出されるとともに、スイッチケース2の前後に
は幅の異なる前後一対の溝8c,8dが形成されてお
り、前記脚部1c,1dを溝8c,8dに係合すること
で両ケース1,2が相対的に位置決めされた状態で嵌合
連結される。
【0024】他方、スイッチケース2の四隅に立設した
支持突部2cには、嵌合連結された操作ケース1とスイ
ッチケース2とを連結状態に固定する前後一対のロック
レバー41が備えられている。各ロックレバー41には
スイッチケース2を左右から抱き込む側片41aが連設
されており、スイッチケース2の支持突部2cの上端部
に設けた枢支ピン42と、側片41aの上端に形成した
枢支孔43とが嵌合連結されて、ロックレバー41が支
点aを中心として前後揺動可能に枢支連結されている。
そして、ロックレバー41をケース外面に沿った位置ま
で揺動させると、レバー内面に設けた係合突起44が前
記脚部1c,1dに設けた係合孔45に係入されて、溝
8c,8dから脚部1c,1dが抜け出すのが阻止さ
れ、もって、両ケース1,2の連結状態が固定(ロッ
ク)されるようになっている。また、ロックレバー41
を脚部1c,1dに係合作用させたロック状態では、ロ
ックレバー41の側片41aに形成した係合孔46が、
スイッチケース2の外面に突設した半球状の小突起47
に弾性嵌合して、ロックレバー41がロック位置に弾性
保持されるようになっている。
【0025】また、前記ロックレバー41からは幅狭の
操作部41bが下方に向けて延出されており、この操作
部41bを指先で操作して、小突起47を乗り越えてロ
ックレバー41をケース外方に揺動させることで係合孔
45から係合突起44を離脱することでロックを解除す
ることができる。。
【0026】スイッチケース2自体は、箱形の外装ケー
ス2aとその下部に嵌合連結される左右一対のスイッチ
ベース2bとからなり、各スイッチベース2bにスナッ
プ作動型のスイッチング機構10が組付けられている。
このスイッチング機構10は、図4および図6に示され
るように、スイッチベース2bにインサート成形されて
貫通装着されたコモン端子金具11と、常閉型の接点1
2を備えた固定端子金具13と、常開型の接点14を備
えた固定端子金具15と、コモン端子金具11の第1起
立片11aに一端を係止されて上下揺動する可動レバー
16と、遊端部の上下に可動接点17を備えるとともに
他端部が可動レバー16の遊端部に係止された可動端子
金具18と、コモン端子金具11の第2起立片11bと
可動端子金具18の遊端部側とに亘って係止された湾曲
板バネ製のスナップバネ19とからなり、外装ケース2
aの上面に付勢突出された操作部材20を上下スライド
させて可動レバー16の遊端を上下に変位させることで
スナップ作動によるスイッチングが行われるようになっ
ている。また、コモン端子金具11および両固定端子金
具13,15の夫々から延出したリード端子11c,1
3a,15aがスイッチベース2bの底面に突設されて
いる。
【0027】そして、操作部材20に押し込み力を作用
させないスイッチ・オフ状態では、図示のように、スナ
ップバネ19の弾性付勢力が上向きに働き、可動端子金
具18の上側の可動接点17が接点12に接触されてい
る。ここで、操作部材20を図3に示される復帰バネ2
1に抗して押し込みスライドさせると、可動レバー16
の遊端が下方に変位され、可動レバー16と可動端子金
具16との係止点がデッドポイントを下方に越えた途端
に、スナップバネ19による付勢力が下向きに反転し、
可動端子金具18の遊端が瞬時に下方に変位して、下側
の可動接点17が接点15に接続されてスイッチ・オン
状態がもたらされる。また、操作部材20の押し込み力
を解除して可動レバー16の遊端を復帰上昇させると、
逆のスナップ作動によって図示のスイッチ・オフ状態に
復帰する。
【0028】また、スイッチケース2の上面中央には、
光源としてのLEDランプ22が挿抜可能に取り付けら
れるとともに、一対のランプ用リード端子23がスイッ
チケース2を貫通して打ち込み装着されている。LED
ランプ22からは一対のランプ端子24が突設されてお
り、ランプ装着状態では、両ランプ端子24がスイッチ
ケース2の中央に形成したガイド25と、ランプ用リー
ド端子23の上端屈曲部23aとの間に圧入されて、ラ
ンプ用リード端子23とランプ端子24とが直接に圧接
導通されるようになっている。
【0029】このように、スイッチケース2の底部から
は、各スイッチング機構に対する2組のリード端子11
c,13a,15aと、一対のランプ用リード端子23
が突設されており、これらリード端子群を基板Bの所定
位置に形成された取り付け孔48に挿入して、基板背面
側からのハンダ付けすることによって、リード端子群が
それぞれ所定のプリント回路に導通接続されるととも
に、スイッチケース2が基板Bに固定される。
【0030】ここで、図3および図7に示すように、操
作ケース1とスイッチケース2とを連結・解除するロッ
クレバー41の操作部41bは、基板Bに形成した開口
49にそれぞれ挿通されており、基板Bの裏面側からロ
ックレバー41を指先で操作することができるととも
に、開口49に対するレバー操作部41bの位置を見る
ことで、ロックレバーが正しくロック位置にあるかどう
かを容易に目視確認することができるようになってい
る。
【0031】前記操作ボタン3は、円筒状のプランジャ
本体30と、これの上端開口部に脱着自在に嵌合連結さ
れる押しボタン本体31とから構成されており、プラン
ジャ本体30の下端が前記操作部材20に対向当接され
ている。また、押しボタン本体31は、LEDランプ2
2からの光を広く反射させ得るように上拡がり形状の箱
型に形成された反射ケース32と、その上端開口に装着
された拡散プレート33と、スイッチングの内容を彫刻
する表示プレート34と、反射ケース32に脱着自在に
嵌合連結された着色透明樹脂からなるキャップ35とで
構成されており、この押しボタン本体31を取り外して
プランジャ本体30の上端開口部を開放することで、操
作ボタン3内に位置するLEDランプ22を操作パネル
4の前面側からも挿抜することが可能となっている。
【0032】また、操作ボタン3におけるプランジャ本
体30の外周にはゴム製のシールリング36が嵌着され
ており、このシールリング36が操作ケース1における
円筒部1bの内周面に摺接することで、操作ケース1内
への液体および塵埃の侵入が阻止されている。そして、
このシールリング36は、プランジャ本体30に嵌着さ
れた押しボタン部31を構成する反射ケース32の下端
によって形成された大きい段差によって上方から受け止
め支持されており、操作プランジャ3が押し込み操作さ
れた際にシールリング36が上方への力を受けて外れる
のを阻止するように構成されている。
【0033】また、この操作ボタン3は、オルタネイト
機構37によって、押し込み操作毎に押し込みロックと
ロック解除を繰り返すよう構成されている。つまり、操
作ボタン3におけるプランジャ本体30の外周面には、
ハート形のカム部38が形成されるとともに、操作ケー
ス1の脚部1cに一端(下端)を固定支持させたロック
用ピン39の遊端(上端)がカム部38に係合されてい
る。
【0034】このオルタネイト機構37によると、図示
のスイッチオフ位置から操作ボタン3が押し込み操作さ
れると、ロック用ピン39の遊端は所定の往路に沿って
カム部38の上部に相対移動し、操作ボタン3の押し込
みを解除しても、ロック用ピン39の遊端がカム部41
の上部に引掛けられて操作ボタン3の上昇復帰が阻止さ
れスイッチオン状態が保持される。次に、操作ボタン3
が再び押し込み操作されると、ロック用ピン39の遊端
の引掛かりが外されるとともに、往路と異なる復路に案
内され、操作ボタン3はその押し込み解除に伴って元の
スイッチオフ位置に上昇復帰するのである。
【0035】押しボタンスイッチAは以上のように構成
されており、スイッチ単体で使用される他に、一定ピッ
チで複数個が並べられて使用されることも多く、その使
用例が図8および図9に示されている。
【0036】このように、複数の押しボタンスイッチA
を一定ピッチで複数個が並べられて装着する際の組付け
誤差を少なく、あるいは、無くすために、本発明では、
基板Bへのスイッチケース2の取り付け、および、操作
パネルPへの操作ケース1の取り付けが以下にように行
われる。
【0037】図10および図11に示すように、基板B
へのスイッチケース2の取り付けに際しては、治具Gと
して、硬質金属板からなる位置決め部材51が使用され
る。この位置決め部材51は、図14にも示されるよう
に、スイッチケース2の前後幅Hより若干大きい幅Wを
有するとともに、所定個数のスイッチケース2を並べて
挿通できる長さを有する開口52が形成されており、か
つ、その長手方向に沿って対向する開口縁には、スイッ
チ並列のための一定ピッチLをもって位置決め用の嵌合
突起53a,53bが一対づつ対向して突設されてい
る。そして、これら嵌合突起53a,53bは、スイッ
チケース2の前後に形成された前記溝8c,8dのガタ
つきなく嵌合するよう、それぞれの横幅wa,wbが異
なって形成されるとともに、両嵌合突起53a,53b
の先端がそれぞれ両溝8c,8dの底に接触するように
寸法設定されている。なお、ここで、位置決め嵌合部と
なる嵌合突起53a,53bは特に寸法精度および角度
精度が高く要求されるものであり、レーザー加工あるい
はワイヤカット加工などの精密加工によって仕上げられ
ている。
【0038】このような位置決め部材51を用いること
で、図11に示すように、各スイッチケース2を開口5
2に挿入して各嵌合突起53a,53bを溝8c,8d
に嵌合させることで、各スイッチケース2を一定向き
(角度)および一定ピッチLで並列でき、このようにし
て位置決め部材51で位置決めしたスイッチケース2の
各リード端子11c,15a,13a,23を、基板B
に一定ピッチLで並列形成した取り付け孔48群に挿入
して、背面側でハンダ付け固定することで、所定複数個
のスイッチケース2を一定向き(角度)および一定ピッ
チLで並列して基板Bに取り付けることができる。
【0039】図12および図13に示すように、操作パ
ネルPへの操作ケース1の取り付けに際しては、治具G
として、硬質金属板からなる位置決め部材61が使用さ
れる。この位置決め部材61は、図15にも示されるよ
うに、操作ケース1における下部円筒部1bの外径より
大きい幅を有するとともに、所定個数の操作ケース1を
並べて挿通できる長さを有する開口62が形成されてお
り、かつ、その長手方向に沿って対向する開口縁には、
スイッチ並列のための前記一定ピッチLをもって突起6
3a,63bが一対づつ対向して突設されている。そし
て、これら嵌合突起63a,63bの先端部には、操作
ケース1の前後に形成された前記脚部1c,1dを嵌入
する嵌合凹部64a,64bが形成されるとともに、各
嵌合凹部64a,64bの横幅wa,wbが脚部1c,
1dの横幅と一致するよう、互いに異なった寸法に設定
されている。また、嵌合凹部64a,64bの各底面が
脚部1c,1dの外面に接触するよう、両嵌合凹部64
a,64bの底面間隔が、両脚部1c,1dの外面間隔
と一致されている。なお、ここで、位置決め嵌合部とな
る突起63a,63bおよび嵌合凹部64a,64b
も、レーザー加工あるいはワイヤカット加工などの精密
加工によって高精度に仕上げられている。
【0040】このような位置決め部材61を用いての操
作ケース1の取り付けにおいては、先ず、図12に示す
ように、各操作ケース1の下部円筒部1bを操作パネル
Pに一定ピッチLをもって形成された取り付け孔65に
挿通して、回り止め座金7およびナット5を装着して軽
く仮り締めする。次に、図13に示すように、仮り止め
された各下部円筒部1bに亘って位置決め部材61を被
せて、各脚部1c,1dに両嵌合凹部64a,64bが
嵌合するように各操作ケース1を位置合わせする。全て
の操作ケース1における各脚部1c,1dに両嵌合凹部
64a,64bが嵌合されることで、各操作ケース1が
一定向き(角度)および一定ピッチLで並列されること
になり、この状態で、ナット5を締め上げて各操作ケー
ス1を操作パネルPに固定する。ここで、ナット5の締
め上げには、図13中に示す専用の工具66が利用され
る。この工具66は、脚部1c,1dを挿入し得る内径
を有する金属製のパイプ材で構成されており、その先端
に設けた複数の爪67をナット5に係合して締め上げ回
動操作できるようになっている。
【0041】以上のようにして、基板Bに取り付けられ
たスイッチケース2、および、操作パネルPに取り付け
られた操作ケース1は、それぞれ一定向き、および、一
定ピッチLで並列されており、複数個のスイッチケース
2と操作ケース1とを同時に精度よく嵌合連結すること
ができるのである。
【0042】本発明は、以下のような形態で実施するこ
ともできる。
【0043】 上記のように、スイッチケース2、お
よび、操作ケース1をそれぞれ治具Gを用いて位置決め
装着することが望ましいが、少なくとも一方のみを治具
Gを用いて位置決め装着することによっても、スイッチ
ケース2と操作ケース1との嵌合連結精度は向上し、取
扱やすいものとなる。
【0044】 上記例では、スイッチケース2と操作
ケース1とを嵌合連結するのに、スイッチケース2側に
溝を備え、操作ケース1側に脚部を備えた場合を示した
が、溝と脚部を互いに逆に設けてもよい。
【0045】 上記例では、スイッチケース2と操作
ケース1とを嵌合連結する溝と脚部に治具Gを作用させ
るようにしたが、位置決め専用の溝や脚部、あるいは、
突起を設けて実施することもできる。
【0046】 精度の要求される治具Gは、繰り返し
に使用にも耐えるために金属製であることが望ましい
が、硬質樹脂材で形成することもできる。
【0047】 実施形態ではスイッチA群を単列で並
設する場合を例示したが、複数列に亘って装着する場合
には、複数列に亘って位置決め嵌合できる治具Gを用い
ればよい。
【0048】 スイッチA群の配列ピッチは必ずしも
全て一定である必要はない。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0050】請求項1に係る発明によれば、複数のスイ
ッチケースを正確に所定向きおよび所定ピッチで基板に
装着することができ、多くのスイッチを並列装備する場
合でもスイッチケース群と操作ケース群との嵌合連結を
無理なく良好に行うことができるようになった。
【0051】請求項2に係る発明によれば、複数の操作
ケースを正確に所定向きおよび所定ピッチでパネルに装
着することができ、多くのスイッチを並列装備する場合
でもスイッチケース群と操作ケース群との嵌合連結を無
理なく良好に行うことができるようになった。
【0052】請求項3に係る発明によれば、複数のスイ
ッチケースを正確に所定向きおよび所定ピッチで基板に
装着することができるとともに、複数の操作ケースを正
確にスイッチケースと同じ向きおよび同じピッチで操作
パネルに装着することができ、多くのスイッチを並列装
備する場合でもスイッチケース群と操作ケース群との嵌
合連結を極めて正確良好に行うことができるようになっ
た。
【0053】請求項4に係る発明によれば、スイッチケ
ースと操作ケースとの嵌合連結のための構造を有効に利
用して位置決め部材(治具)に対する位置決めを行うの
で、位置決め部材に対する専用の嵌合部をケースに形成
する必要がなく、既成のスイッチの装着にも対応させる
ことができる。
【0054】請求項5に係る発明によれば、複数組の溝
や脚部の幅などの仕様が異なっているために、位置決め
部材に対してケース向きを間違えることが皆無となり、
組付け作業性の優れた取り付け方法となる。
【0055】請求項6に係る発明によれば、精度の高い
位置決め機能を長期間に亘って発揮させることができる
ので、治具の交換がほとんど不要となり、経済的に使用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押しボタンスイッチ全体の外観斜
視図である。
【図2】スイッチ全体の分解斜視図である。
【図3】図1の縦断側面図である。
【図4】図1のスイッチング機構を現した縦断側面図で
ある。
【図5】図1の一部を切り欠いた正面図である。
【図6】スイッチング機構の分解斜視図である。
【図7】ケース連結状態および分離状態を示す側面図で
ある。
【図8】使用状態の一例を示す斜視図である。
【図9】図8の平面図である。
【図10】スイッチケースの装着手順を示す分解斜視図
である。
【図11】スイッチケースを治具で位置決めした状態を
示す斜視図である。
【図12】操作ケースの装着手順を示す分解斜視図であ
る。
【図13】操作ケースを治具で位置決めした状態を示す
斜視図である。
【図14】スイッチケース取り付け用治具の一部を示す
平面図である。
【図15】操作ケース取り付け用治具の一部を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 操作ケース 1c 脚部 1d 脚部 2 スイッチケース 8c 溝 8d 溝 11c リード端子 13a リード端子 15a リード端子 48 取り付け孔 51 位置決め部材(治具) 61 位置決め部材(治具) B 基板 P 操作パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に取り付けられるスイッチケース
    と、パネルに取り付けられる操作ケースとを分離可能に
    嵌合連結したスイッチの取り付け方法であって、 複数
    の前記スイッチケースを、位置決め部材に所定向きおよ
    び所定ピッチで位置決め嵌入した状態で、スイッチケー
    スから突設したリード端子群を、基板に所定のピッチで
    形成した取り付け孔群に挿入してハンダ付け付け固定す
    ることを特徴とするスイッチの取り付け方法。
  2. 【請求項2】 基板に取り付けられるスイッチケース
    と、パネルに取り付けられる操作ケースとを分離可能に
    嵌合連結したスイッチの取り付け方法であって、 複数
    の前記操作ケースを、位置決め部材に所定向きおよび所
    定ピッチで位置決め嵌入した状態で、パネルに所定のピ
    ッチで形成した取り付け孔に挿入して締め付け固定する
    ことを特徴とするスイッチの取り付け方法。
  3. 【請求項3】 基板に取り付けられるスイッチケース
    と、パネルに取り付けられる操作ケースとを分離可能に
    嵌合連結したスイッチの取り付け方法であって、 複数
    の前記スイッチケースを、位置決め部材に所定向きおよ
    び所定ピッチで位置決め嵌入した状態で、スイッチケー
    スから突設したリード端子群を、基板に所定のピッチで
    形成した取り付け孔群に挿入してハンダ付け固定すると
    ともに、 複数の前記操作ケースを、位置決め部材に所定向きおよ
    び所定ピッチで位置決め嵌入した状態で、パネルに所定
    のピッチで形成した取り付け孔のそれぞれに挿入して締
    め付け固定することを特徴とするスイッチの取り付け方
    法。
  4. 【請求項4】 スイッチケースと操作ケースとを、その
    周方向複数箇所に形成された溝と脚部との嵌合によって
    位置決め嵌合連結するように構成し、 前記位置決め部材が前記溝あるいは脚部の少なくとも一
    方に係合して位置決めするものである請求項1ないし3
    記載のいずれかに記載のスイッチの取り付け方法。
  5. 【請求項5】 前記複数組の溝および脚部の仕様をそれ
    ぞれ異ならせてある請求項4記載のスイッチの取り付け
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の方
    法に用いる位置決め部材を、金属板材で構成するととも
    に、その少なくとも位置決め嵌合部を、レーザー加工あ
    るいはワイヤカット加工によって形成してあることを特
    徴とするスイッチ取り付け用治具。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010170834A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Shin Etsu Polymer Co Ltd キーシートの製造方法、キーシート、キー操作装置、電子機器
KR101017580B1 (ko) 2010-06-25 2011-02-25 더베스트 주식회사 전원 일괄제어 장치
JP2013157272A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Omron Corp 操作スイッチ
JP2019102124A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 株式会社東芝 開閉装置
WO2021029515A1 (ko) * 2019-08-09 2021-02-18 주식회사 스페셜원 차량 제어 장치

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