JPH11288627A - 被覆電線 - Google Patents
被覆電線Info
- Publication number
- JPH11288627A JPH11288627A JP10355198A JP10355198A JPH11288627A JP H11288627 A JPH11288627 A JP H11288627A JP 10355198 A JP10355198 A JP 10355198A JP 10355198 A JP10355198 A JP 10355198A JP H11288627 A JPH11288627 A JP H11288627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- protective layer
- synthetic resin
- night
- covered wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 被覆電線に視覚効果を付加させるとともに、
夜間や暗所において、被覆電線が視認しやすくなるよう
にする。 【解決手段】 心線1を覆った絶縁材料で作られている
外被4に蓄光材料10を混入したり、または外被4の表
面に蓄光材料10からなる薄膜を付着させることによっ
て、夜間や暗所において被覆電線11の表面が発光する
ようにした。
夜間や暗所において、被覆電線が視認しやすくなるよう
にする。 【解決手段】 心線1を覆った絶縁材料で作られている
外被4に蓄光材料10を混入したり、または外被4の表
面に蓄光材料10からなる薄膜を付着させることによっ
て、夜間や暗所において被覆電線11の表面が発光する
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被覆電線、殊に、
宴会場やコンサート、カラオケなどのマイクロホンコー
ド等に好適な被覆電線に関するものである。
宴会場やコンサート、カラオケなどのマイクロホンコー
ド等に好適な被覆電線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりマイクロホンコードとして用い
られている被覆電線の外被は、一般に黒色である。
られている被覆電線の外被は、一般に黒色である。
【0003】また、マイクロホンコードに限らず、例え
ば作業現場で電動作業機器に電力を供給するために延長
コードとして用いられ、地面や床に一時的に延線する被
覆電線の外被も一般に黒色である。
ば作業現場で電動作業機器に電力を供給するために延長
コードとして用いられ、地面や床に一時的に延線する被
覆電線の外被も一般に黒色である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち、これらの被覆電
線は、音声または電力を伝達するという機能的な役割し
か持っておらず、宴会やコンサートなどにおいての雰囲
気とは無関係の存在であった。
線は、音声または電力を伝達するという機能的な役割し
か持っておらず、宴会やコンサートなどにおいての雰囲
気とは無関係の存在であった。
【0005】そして、このような従来の被覆電線は、無
機質な印象で雰囲気作りに寄与しないばかりでなく、床
や地面に不規則に延線された場合、夜間や暗所において
は、電灯をつけなければ視認しにくく、足を引っかけて
躓くなどのトラブルを起こす可能性があった。
機質な印象で雰囲気作りに寄与しないばかりでなく、床
や地面に不規則に延線された場合、夜間や暗所において
は、電灯をつけなければ視認しにくく、足を引っかけて
躓くなどのトラブルを起こす可能性があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、被覆
電線において、心線を覆った絶縁材料で作られている外
被に、蓄光材料を混入することとした。
電線において、心線を覆った絶縁材料で作られている外
被に、蓄光材料を混入することとした。
【0007】外被に混入された蓄光材料が発光すること
によって、マイクロホンコードとして用いる被覆電線に
適用した場合には、マイクロホンの動きに従って光りな
がら揺れ動く被覆電線が雰囲気を高め、美的効果を与え
る。
によって、マイクロホンコードとして用いる被覆電線に
適用した場合には、マイクロホンの動きに従って光りな
がら揺れ動く被覆電線が雰囲気を高め、美的効果を与え
る。
【0008】そして、延長コード等として用いられる被
覆電線に適用した場合には、床や地面に延びた被覆電線
の存在を暗所などでも容易に認識できるので、気付かず
に足を引っかけるというトラブルが起きにくくなる。
覆電線に適用した場合には、床や地面に延びた被覆電線
の存在を暗所などでも容易に認識できるので、気付かず
に足を引っかけるというトラブルが起きにくくなる。
【0009】また、印刷や塗布などの手段で外被の表面
に蓄光材料による薄膜を付着させても、同様の効果を得
ることができる。
に蓄光材料による薄膜を付着させても、同様の効果を得
ることができる。
【0010】更に、最外周に透明な保護層を設けたもの
は、外被の表面に露出している蓄光材料を、汚れや磨耗
から保護して耐久性を向上させ、発光効果の低下を防
ぐ。
は、外被の表面に露出している蓄光材料を、汚れや磨耗
から保護して耐久性を向上させ、発光効果の低下を防
ぐ。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0012】図1はマイクロホンコードに用いられる被
覆電線11を示し、二本の絶縁された導体を平行に揃え
てなる心線1を中心として、順に絶縁内層2、電磁遮蔽
層3、外被4、そして、ポリエチレン等の透明合成樹脂
からなる保護層5が設けられている。絶縁内層2は、通
常ポリエチレン等で形成され、心線1と電磁遮蔽層3と
を絶縁するものである。電磁遮蔽層3は、主に銅などの
金属による細い線材を螺旋巻きにしたもの、または金属
箔などからなり、雑音が混入するのを防ぐために設けら
れる。
覆電線11を示し、二本の絶縁された導体を平行に揃え
てなる心線1を中心として、順に絶縁内層2、電磁遮蔽
層3、外被4、そして、ポリエチレン等の透明合成樹脂
からなる保護層5が設けられている。絶縁内層2は、通
常ポリエチレン等で形成され、心線1と電磁遮蔽層3と
を絶縁するものである。電磁遮蔽層3は、主に銅などの
金属による細い線材を螺旋巻きにしたもの、または金属
箔などからなり、雑音が混入するのを防ぐために設けら
れる。
【0013】また、外被4は、通常、塩化ビニル樹脂等
の合成樹脂で作られ、長時間発光することができるよう
な蓄光材料10が、主材料である合成樹脂に混入されて
成形されている。
の合成樹脂で作られ、長時間発光することができるよう
な蓄光材料10が、主材料である合成樹脂に混入されて
成形されている。
【0014】蓄光材料10は、太陽光や蛍光灯などの光
の刺激を受けてエネルギを吸収し、吸収したエネルギを
可視光に変換して、刺激停止後も光を徐々に放出しなが
らある時間発光し続け、これを永く反覆する機能を有し
ている材料として知られている。
の刺激を受けてエネルギを吸収し、吸収したエネルギを
可視光に変換して、刺激停止後も光を徐々に放出しなが
らある時間発光し続け、これを永く反覆する機能を有し
ている材料として知られている。
【0015】そして、蓄光材料10は、例えば酸化アル
ミニウムや酸化カルシウム、或いはアルミン酸ストロン
チウム等を主成分とし、合成樹脂に混入して、押出加工
のような通常の電線被覆成形法によって外被5を成形し
た際に、一部が表面に散在してその性能を発揮すること
ができる。また、これらの材質からなる蓄光材料10
は、少ない照射時間で高輝度且つ長時間の発光が可能で
あり、しかも耐候性に優れるうえ、放射性物質等の有害
物質を含まないので、安全性においても優れている。
ミニウムや酸化カルシウム、或いはアルミン酸ストロン
チウム等を主成分とし、合成樹脂に混入して、押出加工
のような通常の電線被覆成形法によって外被5を成形し
た際に、一部が表面に散在してその性能を発揮すること
ができる。また、これらの材質からなる蓄光材料10
は、少ない照射時間で高輝度且つ長時間の発光が可能で
あり、しかも耐候性に優れるうえ、放射性物質等の有害
物質を含まないので、安全性においても優れている。
【0016】従って、このような蓄光材料10を外被4
の主材料に混入して成形した被覆電線11によるマイク
ロホンコードを、一定時間光を照射した後に用いると、
夜間の音楽コンサートや室内でのカラオケ等において、
マイクロホンの動きに従ってマイクロホンコードが光り
ながら揺れ動き、華やかな雰囲気を醸しだして視覚的効
果を上げることができる。
の主材料に混入して成形した被覆電線11によるマイク
ロホンコードを、一定時間光を照射した後に用いると、
夜間の音楽コンサートや室内でのカラオケ等において、
マイクロホンの動きに従ってマイクロホンコードが光り
ながら揺れ動き、華やかな雰囲気を醸しだして視覚的効
果を上げることができる。
【0017】更に、屋外コンサート等で長いマイクロホ
ンコードを用いる場合、マイクロホンコードが光ってい
るために、演奏者が足を引っかけて躓いたりたりする心
配もない。
ンコードを用いる場合、マイクロホンコードが光ってい
るために、演奏者が足を引っかけて躓いたりたりする心
配もない。
【0018】また、透明な保護層5を最外周に設けるこ
とによって、外被4の表面に露出した蓄光材料10に汚
れが付着したり磨耗或いは剥離したりして発光効果が低
下するのを防ぐことができる。
とによって、外被4の表面に露出した蓄光材料10に汚
れが付着したり磨耗或いは剥離したりして発光効果が低
下するのを防ぐことができる。
【0019】図2は本発明の異なる実施の形態であり、
金属の単線またはより線からなる心線1を中心として、
外被4および保護層5が設けられ、工事現場等で延長コ
ードとして用いられる被覆電線21を示すものである。
そして、この場合にも、図1に示した実施の形態と同
様、外被4は、主材料である合成樹脂に蓄光材料10を
混入して成形されている。
金属の単線またはより線からなる心線1を中心として、
外被4および保護層5が設けられ、工事現場等で延長コ
ードとして用いられる被覆電線21を示すものである。
そして、この場合にも、図1に示した実施の形態と同
様、外被4は、主材料である合成樹脂に蓄光材料10を
混入して成形されている。
【0020】このような被覆電線21に一定時間光りを
照射した後、作業現場等で用いれば、不規則に地面等に
延線された被覆電線21が発光することによって、夜間
や暗所でも、気付かずに足を引っかけて躓くという心配
もなく、作業現場の安全性向上に寄与する。
照射した後、作業現場等で用いれば、不規則に地面等に
延線された被覆電線21が発光することによって、夜間
や暗所でも、気付かずに足を引っかけて躓くという心配
もなく、作業現場の安全性向上に寄与する。
【0021】以上に述べた実施の形態においては、マイ
クロホンコードや延長コードとして用いられる被覆電線
11,21として説明したが、これに限るものではな
く、その他の用途の被覆電線においても、外被4に蓄光
材料10を混入して成形することによって、同様に実施
可能である。
クロホンコードや延長コードとして用いられる被覆電線
11,21として説明したが、これに限るものではな
く、その他の用途の被覆電線においても、外被4に蓄光
材料10を混入して成形することによって、同様に実施
可能である。
【0022】次に、請求項2の発明においては、前記の
ように蓄光材料10を外被4の主材料に混入する代わり
に、外被4の表面に薄膜として付着させた。この発明で
は、外被4の表面の全体または一部に印刷や塗布によっ
て薄膜を形成するのが好ましい実施の形態である。
ように蓄光材料10を外被4の主材料に混入する代わり
に、外被4の表面に薄膜として付着させた。この発明で
は、外被4の表面の全体または一部に印刷や塗布によっ
て薄膜を形成するのが好ましい実施の形態である。
【0023】更に、蓄光材料10の材質は前記のものに
限らないが、被覆電線11,21の用途に応じて、例え
ば夜間の工事現場で用いる延長コードの場合等には、一
晩中発光する必要があるので、長時間、即ち十時間以上
発光可能なものとすることが好ましい。
限らないが、被覆電線11,21の用途に応じて、例え
ば夜間の工事現場で用いる延長コードの場合等には、一
晩中発光する必要があるので、長時間、即ち十時間以上
発光可能なものとすることが好ましい。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、被覆電線の表面が夜間
や暗所において発光することによって、華やかな視覚効
果を得ることができるとともに、被覆電線に気付かずに
足を引っかける等のトラブルを防ぐことができる。
や暗所において発光することによって、華やかな視覚効
果を得ることができるとともに、被覆電線に気付かずに
足を引っかける等のトラブルを防ぐことができる。
【0025】また、被覆電線の外被を透明な保護層で覆
ったものは、外被の表面に露出した蓄光材料が汚れたり
磨耗或いは剥離したりして発光効果が低下するのを防
ぎ、耐久性を向上させることができる。
ったものは、外被の表面に露出した蓄光材料が汚れたり
磨耗或いは剥離したりして発光効果が低下するのを防
ぎ、耐久性を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明の異なる実施の形態を示す斜視図であ
る。
る。
1 心線、2 絶縁内層、3 遮蔽層、4 外被、5
保護層、10 蓄光材料、11,21 被覆電線
保護層、10 蓄光材料、11,21 被覆電線
Claims (3)
- 【請求項1】 心線を覆った絶縁材料で作られている外
被に、蓄光材料を混入したことを特徴とする被覆電線。 - 【請求項2】 心線を覆った絶縁材料で作られている外
被の表面に、蓄光材料からなる薄膜を付着させたことを
特徴とする被覆電線。 - 【請求項3】 最外周に透明な保護層を設けた請求項1
または2記載の被覆電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10355198A JPH11288627A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 被覆電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10355198A JPH11288627A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 被覆電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288627A true JPH11288627A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14356970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10355198A Pending JPH11288627A (ja) | 1998-03-31 | 1998-03-31 | 被覆電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11288627A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2395515A1 (de) * | 2010-06-11 | 2011-12-14 | Lapp Engineering & Co. | Leuchtendes Kabel |
WO2013027100A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | パナソニック株式会社 | 電気車両用充電装置 |
CN104616793A (zh) * | 2015-01-31 | 2015-05-13 | 安徽红旗电缆集团有限公司 | 一种室外荧光电缆 |
US10147520B2 (en) | 2013-12-23 | 2018-12-04 | General Cable Technologies Corporation | High visibility cable |
-
1998
- 1998-03-31 JP JP10355198A patent/JPH11288627A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2395515A1 (de) * | 2010-06-11 | 2011-12-14 | Lapp Engineering & Co. | Leuchtendes Kabel |
WO2013027100A1 (ja) * | 2011-08-25 | 2013-02-28 | パナソニック株式会社 | 電気車両用充電装置 |
JP2013046517A (ja) * | 2011-08-25 | 2013-03-04 | Panasonic Corp | 電気車両用充電装置 |
TWI480185B (zh) * | 2011-08-25 | 2015-04-11 | 松下電器產業股份有限公司 | 電動車輛用充電裝置 |
US10147520B2 (en) | 2013-12-23 | 2018-12-04 | General Cable Technologies Corporation | High visibility cable |
CN104616793A (zh) * | 2015-01-31 | 2015-05-13 | 安徽红旗电缆集团有限公司 | 一种室外荧光电缆 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050329 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070731 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071127 |