JPH11288262A - 文字合成装置、文字合成方法および記憶媒体 - Google Patents
文字合成装置、文字合成方法および記憶媒体Info
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- JPH11288262A JPH11288262A JP10088630A JP8863098A JPH11288262A JP H11288262 A JPH11288262 A JP H11288262A JP 10088630 A JP10088630 A JP 10088630A JP 8863098 A JP8863098 A JP 8863098A JP H11288262 A JPH11288262 A JP H11288262A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】必要な文字構成部品を組み合わせるとともに、
それらの最適な配置を自動的に決定することにより、容
易に新たな文字を合成することのできる文字合成装置を
提供する。 【解決手段】 文字構成部品データベース2は、偏(へ
ん)や旁(つくり)などの文字を構成する種々の文字構
成部品を記憶している。文字構成部品組み合わせデータ
ベース3は、文字を合成するとき必要な文字構成部品を
指定するデータおよび各文字構成部品の配置を記憶して
いる。配置知識ベース4は、文字の部品配置を最適に修
正するための種々の配置知識を記憶している。部品組み
合わせデータに基づいて文字構成部品を読み出し、これ
を配置して文字を(仮に)作成し、これを配置知識に基
づいて修正することにより、文字を指定するのみで自動
的に美しい文字を合成することができる。
それらの最適な配置を自動的に決定することにより、容
易に新たな文字を合成することのできる文字合成装置を
提供する。 【解決手段】 文字構成部品データベース2は、偏(へ
ん)や旁(つくり)などの文字を構成する種々の文字構
成部品を記憶している。文字構成部品組み合わせデータ
ベース3は、文字を合成するとき必要な文字構成部品を
指定するデータおよび各文字構成部品の配置を記憶して
いる。配置知識ベース4は、文字の部品配置を最適に修
正するための種々の配置知識を記憶している。部品組み
合わせデータに基づいて文字構成部品を読み出し、これ
を配置して文字を(仮に)作成し、これを配置知識に基
づいて修正することにより、文字を指定するのみで自動
的に美しい文字を合成することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の文字構成
部品からなる文字を自動的に合成する文字合成装置、文
字合成方法およびそのプログラムやデータベースを記憶
した記憶媒体に関する。
部品からなる文字を自動的に合成する文字合成装置、文
字合成方法およびそのプログラムやデータベースを記憶
した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等で文字を表示
・印刷する場合には、その文字の形状を図形として表現
したフォントデータが必要である。日本語パーソナルコ
ンピュータに記憶されている一般的なフォントデータは
JIS第1水準、JIS第2水準を含む六千数百文字を
含んでいる。また、日本語パーソナルコンピュータには
明朝体、ゴジック体など複数のフォントデータが記憶さ
れている。
・印刷する場合には、その文字の形状を図形として表現
したフォントデータが必要である。日本語パーソナルコ
ンピュータに記憶されている一般的なフォントデータは
JIS第1水準、JIS第2水準を含む六千数百文字を
含んでいる。また、日本語パーソナルコンピュータには
明朝体、ゴジック体など複数のフォントデータが記憶さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記JIS第
1水準、JIS第2水準に含まれない新たな文字を使用
したい場合や、全く新しいフォントセットを作成したい
場合がある。従来、このような場合、画面上で各文字構
成部品を作成し、これを適当な位置に配置して文字を作
成する必要があり、極めて手間がかかるとともに、美し
い文字を作成するためには文字の形状に対する知識や熟
練が必要になるという問題点があった。
1水準、JIS第2水準に含まれない新たな文字を使用
したい場合や、全く新しいフォントセットを作成したい
場合がある。従来、このような場合、画面上で各文字構
成部品を作成し、これを適当な位置に配置して文字を作
成する必要があり、極めて手間がかかるとともに、美し
い文字を作成するためには文字の形状に対する知識や熟
練が必要になるという問題点があった。
【0004】この発明は、必要な文字構成部品を組み合
わせるとともに、それらの最適な配置を自動的に決定す
ることにより、容易に新たな文字を合成することのでき
る文字合成装置、文字合成方法および文字合成プログラ
ムやデータベースを記憶した媒体を提供することを目的
とする。
わせるとともに、それらの最適な配置を自動的に決定す
ることにより、容易に新たな文字を合成することのでき
る文字合成装置、文字合成方法および文字合成プログラ
ムやデータベースを記憶した媒体を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この出願の請求項1の発
明は、偏(へん)や旁(つくり)などの文字を構成する
図形である文字構成部品を組み合わせることによって作
成された文字図形を入力し、該文字図形の各文字構成部
品の位置関係、大きさなどの要素を評価し、その評価内
容に応じて各文字構成部品の配置を修正する修正手段を
備えたことを特徴とする。
明は、偏(へん)や旁(つくり)などの文字を構成する
図形である文字構成部品を組み合わせることによって作
成された文字図形を入力し、該文字図形の各文字構成部
品の位置関係、大きさなどの要素を評価し、その評価内
容に応じて各文字構成部品の配置を修正する修正手段を
備えたことを特徴とする。
【0006】この出願の請求項2の発明は、偏や旁など
の文字を構成する図形である文字構成部品を記憶した文
字構成部品データベースと、複数の文字構成部品を指定
する部品指定データと各文字構成部品の配置を指示する
部品配置データとを含む部品組み合わせデータを各文字
毎に記憶した文字構成部品組み合わせデータベースと、
部品指定データで指定された文字構成部品を文字構成部
品データベースから読み出し、この部品を部品配置デー
タが指示する配置で配置することによって文字図形を作
成する部品組み合わせ手段と、該文字図形の各文字構成
部品の位置関係、大きさなどの要素を評価し、その評価
内容に応じて各文字構成部品の配置を修正する修正手段
と、を備えたことを特徴とする。
の文字を構成する図形である文字構成部品を記憶した文
字構成部品データベースと、複数の文字構成部品を指定
する部品指定データと各文字構成部品の配置を指示する
部品配置データとを含む部品組み合わせデータを各文字
毎に記憶した文字構成部品組み合わせデータベースと、
部品指定データで指定された文字構成部品を文字構成部
品データベースから読み出し、この部品を部品配置デー
タが指示する配置で配置することによって文字図形を作
成する部品組み合わせ手段と、該文字図形の各文字構成
部品の位置関係、大きさなどの要素を評価し、その評価
内容に応じて各文字構成部品の配置を修正する修正手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この出願の請求項3の発明は、請求項2の
発明において、前記部品指定データおよび部品配置デー
タの入力を受け付け、これを部品組み合わせデータとし
て前記文字構成部品組み合わせデータベースに登録する
部品組み合わせデータ登録手段を備えたことを特徴とす
る。
発明において、前記部品指定データおよび部品配置デー
タの入力を受け付け、これを部品組み合わせデータとし
て前記文字構成部品組み合わせデータベースに登録する
部品組み合わせデータ登録手段を備えたことを特徴とす
る。
【0008】この出願の請求項4の発明は、請求項2の
発明において、文字を構成する図形の入力を受け付け、
これを文字構成部品ととして前記文字構成部品データベ
ースに登録する部品登録手段を備えたことを特徴とす
る。
発明において、文字を構成する図形の入力を受け付け、
これを文字構成部品ととして前記文字構成部品データベ
ースに登録する部品登録手段を備えたことを特徴とす
る。
【0009】この出願の請求項5の発明は、請求項2の
発明において、前記部品組み合わせ手段は、各文字構成
部品を配置される領域に合わせて拡大または縮小する手
段を含むことを特徴とする。
発明において、前記部品組み合わせ手段は、各文字構成
部品を配置される領域に合わせて拡大または縮小する手
段を含むことを特徴とする。
【0010】この出願の請求項6の発明は、請求項2の
発明において、前記部品組み合わせ手段は、各文字構成
部品の線の幅を修正する手段を含むことを特徴とする。
発明において、前記部品組み合わせ手段は、各文字構成
部品の線の幅を修正する手段を含むことを特徴とする。
【0011】この出願の請求項7の発明は、請求項1ま
たは請求項2の発明において、前記修正手段は、文字構
成部品の面積を評価し、この評価内容に基づいて各文字
構成部品の間隔を修正する手段であることを特徴とす
る。
たは請求項2の発明において、前記修正手段は、文字構
成部品の面積を評価し、この評価内容に基づいて各文字
構成部品の間隔を修正する手段であることを特徴とす
る。
【0012】この出願の請求項8の発明は、請求項1ま
たは請求項2の発明において、前記修正手段は、文字構
成部品の占める領域が、隣接する文字構成部品同士で重
なり合うとき、該重なり合う領域に存在する両文字構成
部品の面積を評価し、この評価内容に基づいて該隣接す
る文字構成部品の間隔を修正する手段であることを特徴
とする。
たは請求項2の発明において、前記修正手段は、文字構
成部品の占める領域が、隣接する文字構成部品同士で重
なり合うとき、該重なり合う領域に存在する両文字構成
部品の面積を評価し、この評価内容に基づいて該隣接す
る文字構成部品の間隔を修正する手段であることを特徴
とする。
【0013】この出願の請求項9の発明は、請求項1ま
たは請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接す
る文字構成部品間の空白部の面積を評価し、この評価内
容に基づいて該隣接する文字構成部品の間隔を修正する
手段であることを特徴とする。
たは請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接す
る文字構成部品間の空白部の面積を評価し、この評価内
容に基づいて該隣接する文字構成部品の間隔を修正する
手段であることを特徴とする。
【0014】この出願の請求項10の発明は、請求項1
または請求項2の発明において、前記修正手段は、文字
構成部品の幅と隣接する文字構成部品の間隔との比率を
評価し、この評価内容に基づいて該隣接する文字構成部
品との間隔を修正する手段であることを特徴とする。
または請求項2の発明において、前記修正手段は、文字
構成部品の幅と隣接する文字構成部品の間隔との比率を
評価し、この評価内容に基づいて該隣接する文字構成部
品との間隔を修正する手段であることを特徴とする。
【0015】この出願の請求項11の発明は、請求項1
または請求項2の発明において、前記修正手段は、文字
構成部品の高さと隣接する文字構成部品の間隔との比率
を評価し、この評価内容に基づいて該隣接する文字構成
部品との間隔を修正する手段であることを特徴とする。
または請求項2の発明において、前記修正手段は、文字
構成部品の高さと隣接する文字構成部品の間隔との比率
を評価し、この評価内容に基づいて該隣接する文字構成
部品との間隔を修正する手段であることを特徴とする。
【0016】この出願の請求項12の発明は、請求項1
または請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接
する文字構成部品の凸部が互い違いに相手部品の凹部に
入り込んでいる回数を評価し、この評価内容に基づいて
該隣接する文字構成部品の間隔を修正する手段であるこ
とを特徴とする。
または請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接
する文字構成部品の凸部が互い違いに相手部品の凹部に
入り込んでいる回数を評価し、この評価内容に基づいて
該隣接する文字構成部品の間隔を修正する手段であるこ
とを特徴とする。
【0017】この出願の請求項13の発明は、請求項1
または請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接
する文字構成部品の凸部が互い違いに相手部品の凹部に
入り込んでいる回数が所定値になるまでの該隣接する文
字構成部品間の距離を評価し、この評価内容に基づいて
該隣接する文字構成部品の間隔を修正する手段であるこ
とを特徴とする。
または請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接
する文字構成部品の凸部が互い違いに相手部品の凹部に
入り込んでいる回数が所定値になるまでの該隣接する文
字構成部品間の距離を評価し、この評価内容に基づいて
該隣接する文字構成部品の間隔を修正する手段であるこ
とを特徴とする。
【0018】この出願の請求項14の発明は、請求項1
または請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接
する文字構成部品間の最短距離を評価し、この評価内容
に基づいて該隣接する文字構成部品の間隔を修正する手
段であることを特徴とする。
または請求項2の発明において、前記修正手段は、隣接
する文字構成部品間の最短距離を評価し、この評価内容
に基づいて該隣接する文字構成部品の間隔を修正する手
段であることを特徴とする。
【0019】この出願の請求項15の発明は、請求項1
または請求項2の発明において、前記修正手段は、メン
バシップ関数およびファジィルールを用いて前記要素を
評価する手段であることを特徴とする。
または請求項2の発明において、前記修正手段は、メン
バシップ関数およびファジィルールを用いて前記要素を
評価する手段であることを特徴とする。
【0020】この出願の請求項16の発明は、偏や旁な
どの文字を構成する図形である文字構成部品を組み合わ
せることによって作成された文字図形を入力し、該文字
図形の各文字構成部品の位置関係、大きさなどの要素を
評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の配置を
修正することを特徴とする。
どの文字を構成する図形である文字構成部品を組み合わ
せることによって作成された文字図形を入力し、該文字
図形の各文字構成部品の位置関係、大きさなどの要素を
評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の配置を
修正することを特徴とする。
【0021】この出願の請求項17の発明は、偏や旁な
どの文字を構成する図形である文字構成部品、および、
複数の文字構成部品を指定する部品指定データと各文字
構成部品の配置を指示する部品配置データとを含む部品
組み合わせデータを各文字毎に記憶し、部品指定データ
で指定された文字構成部品を部品配置データが指示する
配置で配置することによって文字図形を作成し、該文字
図形の各文字構成部品の位置関係、大きさなどの要素を
評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の配置を
修正することを特徴とする。
どの文字を構成する図形である文字構成部品、および、
複数の文字構成部品を指定する部品指定データと各文字
構成部品の配置を指示する部品配置データとを含む部品
組み合わせデータを各文字毎に記憶し、部品指定データ
で指定された文字構成部品を部品配置データが指示する
配置で配置することによって文字図形を作成し、該文字
図形の各文字構成部品の位置関係、大きさなどの要素を
評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の配置を
修正することを特徴とする。
【0022】この出願の請求項18の発明は、偏や旁な
どの文字を構成する図形である文字構成部品を組み合わ
せることによって作成された文字図形を入力し、該文字
図形の各文字構成部品の配置、線幅、大きさなどの要素
を評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の配置
を修正する文字合成プログラムを記憶したことを特徴と
する。
どの文字を構成する図形である文字構成部品を組み合わ
せることによって作成された文字図形を入力し、該文字
図形の各文字構成部品の配置、線幅、大きさなどの要素
を評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の配置
を修正する文字合成プログラムを記憶したことを特徴と
する。
【0023】この出願の請求項19の発明は、偏や旁な
どの文字を構成する図形である文字構成部品を記憶した
文字構成部品データベース、複数の文字構成部品を指定
する部品指定データと各文字構成部品の配置を指示する
部品配置データとを含む文字構成データを各文字毎に記
憶した文字構成部品組み合わせデータベース、および、
部品指定データで指定された文字構成部品を文字構成部
品データベースから読み出し、この部品を部品配置デー
タが指示する配置で配置することによって文字図形を作
成し、該文字図形の各文字構成部品の位置関係、大きさ
などの要素を評価し、その評価内容に応じて各文字構成
部品の配置を修正する文字合成プログラムを記憶したこ
とを特徴とする。
どの文字を構成する図形である文字構成部品を記憶した
文字構成部品データベース、複数の文字構成部品を指定
する部品指定データと各文字構成部品の配置を指示する
部品配置データとを含む文字構成データを各文字毎に記
憶した文字構成部品組み合わせデータベース、および、
部品指定データで指定された文字構成部品を文字構成部
品データベースから読み出し、この部品を部品配置デー
タが指示する配置で配置することによって文字図形を作
成し、該文字図形の各文字構成部品の位置関係、大きさ
などの要素を評価し、その評価内容に応じて各文字構成
部品の配置を修正する文字合成プログラムを記憶したこ
とを特徴とする。
【0024】漢字などの文字は一般的に偏や旁などの複
数の文字構成部品を所定の位置に組み合わせ配置して作
成されるが、その配置により文字の自然さ・美しさが決
定される。そこで、この発明では、文字構成部品を組み
合わせて作成された文字図形に対して文字を自然に美し
く見せるための評価を行い、この表示内容に基づいて各
文字構成部品の配置を修正する。この評価ための知識と
しては、請求項7〜請求項14に示すように、文字構成
部品の面積を評価する知識、文字構成部品の占める矩形
領域の重なりを評価する知識、文字構成部品間の空白部
の面積を評価する知識、文字構成部品の幅または高さと
隣接する文字構成部品との間隔の比率を評価する知識、
隣接する文字構成部品が互い違いに入り込んでいる回数
や入り込むまでの距離を評価する知識、文字構成部品間
の最短距離を評価する知識などがあり、これらの知識の
うち1または複数を組み合わせて適用することにより文
字構成部品の配置を最適なものにすることができる。ま
た、請求項15の発明のように上記評価をメンバシップ
関数およびファジィルールを用いて行うことにより、い
ままで熟練したデザイナが感覚的なセンスで行っていた
部品配置の修正をパーソナルコンピュータなどの処理装
置に行わせることができる。
数の文字構成部品を所定の位置に組み合わせ配置して作
成されるが、その配置により文字の自然さ・美しさが決
定される。そこで、この発明では、文字構成部品を組み
合わせて作成された文字図形に対して文字を自然に美し
く見せるための評価を行い、この表示内容に基づいて各
文字構成部品の配置を修正する。この評価ための知識と
しては、請求項7〜請求項14に示すように、文字構成
部品の面積を評価する知識、文字構成部品の占める矩形
領域の重なりを評価する知識、文字構成部品間の空白部
の面積を評価する知識、文字構成部品の幅または高さと
隣接する文字構成部品との間隔の比率を評価する知識、
隣接する文字構成部品が互い違いに入り込んでいる回数
や入り込むまでの距離を評価する知識、文字構成部品間
の最短距離を評価する知識などがあり、これらの知識の
うち1または複数を組み合わせて適用することにより文
字構成部品の配置を最適なものにすることができる。ま
た、請求項15の発明のように上記評価をメンバシップ
関数およびファジィルールを用いて行うことにより、い
ままで熟練したデザイナが感覚的なセンスで行っていた
部品配置の修正をパーソナルコンピュータなどの処理装
置に行わせることができる。
【0025】また、請求項1の発明では、部品組み合わ
せデータに基づいて文字構成部品を組み合わせることに
より、文字図形を作成することもできる。これにより、
文字図形の作成からその修正までを一貫して行うことが
でき、完全に自動的な文字(フォントデータ)の合成が
可能になる。
せデータに基づいて文字構成部品を組み合わせることに
より、文字図形を作成することもできる。これにより、
文字図形の作成からその修正までを一貫して行うことが
でき、完全に自動的な文字(フォントデータ)の合成が
可能になる。
【0026】さらに、文字図形を作成するとき、その配
置領域に合わせて文字構成部品を拡大縮小したり他の線
の幅を太くしたり細くしたりすることにより、各文字構
成部品間の大きさや線幅のバランスをよくすることがで
き、修正手段による配置の修正と組み合わせることとに
より、美しい文字合成が可能になる。
置領域に合わせて文字構成部品を拡大縮小したり他の線
の幅を太くしたり細くしたりすることにより、各文字構
成部品間の大きさや線幅のバランスをよくすることがで
き、修正手段による配置の修正と組み合わせることとに
より、美しい文字合成が可能になる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下の図面を参照してこの発明の
実施形態について説明する。図1はこの発明の実施形態
である文字合成装置の構成図である。この文字合成装置
は、文字を合成するために必要な各種の文字構成部品の
形状データを記憶した文字構成部品データベース2、各
文字構成部品の線幅関するデータを記憶した線幅データ
ベース1、必要な文字構成部品を指定する部品指定デー
タおよび各文字構成部品の配置を指示する部品配置デー
タなどを含む部品組み合わせデータをJIS第1水準、
JIS第2水準を含む各文字について記憶した文字構成
部品組み合わせデータベース3、部品組み合わせデータ
に基づいて複数の文字構成部品を組み合わせて作成され
た文字(文字図形)の部品配置を自然で美しいものに修
正するための配置知識を記憶した配置知識ベース4を有
している。文字構成部品データベース2はフォント種類
(明朝体、ゴジック体など)毎に設けられており、文字
構成部品組み合わせデータベース3は全てのフォント種
類に共通に設けられている。
実施形態について説明する。図1はこの発明の実施形態
である文字合成装置の構成図である。この文字合成装置
は、文字を合成するために必要な各種の文字構成部品の
形状データを記憶した文字構成部品データベース2、各
文字構成部品の線幅関するデータを記憶した線幅データ
ベース1、必要な文字構成部品を指定する部品指定デー
タおよび各文字構成部品の配置を指示する部品配置デー
タなどを含む部品組み合わせデータをJIS第1水準、
JIS第2水準を含む各文字について記憶した文字構成
部品組み合わせデータベース3、部品組み合わせデータ
に基づいて複数の文字構成部品を組み合わせて作成され
た文字(文字図形)の部品配置を自然で美しいものに修
正するための配置知識を記憶した配置知識ベース4を有
している。文字構成部品データベース2はフォント種類
(明朝体、ゴジック体など)毎に設けられており、文字
構成部品組み合わせデータベース3は全てのフォント種
類に共通に設けられている。
【0028】組み合わせ部5は、部品組み合わせデータ
に基づいて必要な文字構成部品を配置することによって
ラフな文字を作成する。修正部6は、配置知識ベース4
の配置知識に基づいてラフな文字の部品配置を評価し、
この評価内容に応じて各文字構成部品の配置を修正する
ことにより自然な形状の文字を合成する。修正部6によ
って修正された文字図形は、フォントデータとしてフォ
ントデータ出力部7から合成フォントデータベース8に
出力され、蓄積記憶される。
に基づいて必要な文字構成部品を配置することによって
ラフな文字を作成する。修正部6は、配置知識ベース4
の配置知識に基づいてラフな文字の部品配置を評価し、
この評価内容に応じて各文字構成部品の配置を修正する
ことにより自然な形状の文字を合成する。修正部6によ
って修正された文字図形は、フォントデータとしてフォ
ントデータ出力部7から合成フォントデータベース8に
出力され、蓄積記憶される。
【0029】なお、文字構成部品データベース2に記憶
されている文字構成部品の形状データはビットマップデ
ータとベクトルデータの両方を含み、合成されたフォン
トデータもビットマップフォントデータとベクトルフォ
ントデータの両方を含む。ただし、組み合わせ部5およ
び修正部6の処理はビットマップデータで行い、修正が
完了したビットマップフォントデータに基づいて文字構
成部品のベクトルデータが組み合わされてベクトルフォ
ントデータを作成する。
されている文字構成部品の形状データはビットマップデ
ータとベクトルデータの両方を含み、合成されたフォン
トデータもビットマップフォントデータとベクトルフォ
ントデータの両方を含む。ただし、組み合わせ部5およ
び修正部6の処理はビットマップデータで行い、修正が
完了したビットマップフォントデータに基づいて文字構
成部品のベクトルデータが組み合わされてベクトルフォ
ントデータを作成する。
【0030】図2は同文字合成装置の文字構成部品デー
タベースの構成を示す図である。図3および図4は同文
字合成装置の文字構成部品組み合わせデータベースの構
成を示す図であり、図3は部品指定データ、図4は部品
配置データの例を示す図である。
タベースの構成を示す図である。図3および図4は同文
字合成装置の文字構成部品組み合わせデータベースの構
成を示す図であり、図3は部品指定データ、図4は部品
配置データの例を示す図である。
【0031】図2において、文字構成部品データベース
2は、文字の偏(へん)や旁(つくり)などの文字構成
部品の形状データを記憶するデータベースである。同図
では、「江」や「左」の部品となる文字構成部品
「工」、「百」や「的」の部品となる文字構成部品
「白」などが示されている。このデータベースは各フォ
ント種類毎に別々に設定され、各文字構成部品は、ビッ
トマップデータおよびベクトルデータの両方の形状デー
タでその形状が表現されている。なお、この文字構成部
品データベースには、この部品を用いて作成されうる文
字情報も併せて記憶されている。
2は、文字の偏(へん)や旁(つくり)などの文字構成
部品の形状データを記憶するデータベースである。同図
では、「江」や「左」の部品となる文字構成部品
「工」、「百」や「的」の部品となる文字構成部品
「白」などが示されている。このデータベースは各フォ
ント種類毎に別々に設定され、各文字構成部品は、ビッ
トマップデータおよびベクトルデータの両方の形状デー
タでその形状が表現されている。なお、この文字構成部
品データベースには、この部品を用いて作成されうる文
字情報も併せて記憶されている。
【0032】線幅データベース1は、文字構成部品の線
の幅を決定するためのデータを記憶したデータベースで
ある。文字構成部品の線幅は、フォント種類、文字の画
数、複雑さ、部品の大きさ、横線/縦線/斜線などの各
要素を考慮して決定されるが、このデータベースにはこ
れらの要素の内容に応じた線幅データが記憶されてい
る。複数の部品が組み合わされ、各部品の拡大・縮小が
行われるとき、このデータベースに基づいて線幅が決定
される。
の幅を決定するためのデータを記憶したデータベースで
ある。文字構成部品の線幅は、フォント種類、文字の画
数、複雑さ、部品の大きさ、横線/縦線/斜線などの各
要素を考慮して決定されるが、このデータベースにはこ
れらの要素の内容に応じた線幅データが記憶されてい
る。複数の部品が組み合わされ、各部品の拡大・縮小が
行われるとき、このデータベースに基づいて線幅が決定
される。
【0033】文字構成部品組み合わせデータベース3
は、JIS第1水準、JIS第2水準を含む文字を合成
するために必要な部品組み合わせデータを記憶してい
る。部品組み合わせデータは、図3の文字を構成する文
字構成部品のリストである部品指定データと図4の各文
字構成部品の配置を指示する部品配置データからなって
いる。文字は256×256の外枠の内部に作成され、
部品配置データはこの外枠の内部に設定された各文字構
成部品毎の部品配置枠を指示するデータである。
は、JIS第1水準、JIS第2水準を含む文字を合成
するために必要な部品組み合わせデータを記憶してい
る。部品組み合わせデータは、図3の文字を構成する文
字構成部品のリストである部品指定データと図4の各文
字構成部品の配置を指示する部品配置データからなって
いる。文字は256×256の外枠の内部に作成され、
部品配置データはこの外枠の内部に設定された各文字構
成部品毎の部品配置枠を指示するデータである。
【0034】上述したように、この文字構成部品組み合
わせデータベース3は全てのフォント種類に共通であ
り、文字構成部品データベース2は各フォント種類毎に
設けられている。フォント種類によって文字構成部品の
形状が若干異なるため、同じ文字でもフォント種類によ
って理想的な配置は微妙に異なるが、文字構成部品組み
合わせデータベース3は標準的な配置を記憶している。
これに基づいて作成された文字の部品配置は、修正部6
が微調整する。
わせデータベース3は全てのフォント種類に共通であ
り、文字構成部品データベース2は各フォント種類毎に
設けられている。フォント種類によって文字構成部品の
形状が若干異なるため、同じ文字でもフォント種類によ
って理想的な配置は微妙に異なるが、文字構成部品組み
合わせデータベース3は標準的な配置を記憶している。
これに基づいて作成された文字の部品配置は、修正部6
が微調整する。
【0035】組み合わせ部5は、文字構成部品を配置し
て文字(文字図形)を作成する。すなわち、合成する文
字の部品組み合わせデータを文字構成部品組み合わせデ
ータベース3から読み出し、この部品組み合わせデータ
の部品指定データ(図3参照)が指定する文字構成部品
を文字構成部品データベース2(図2参照)から読み出
す。合成する文字のフォント種類は事前に指定されてい
るものとする。読み出された文字構成部品を前記部品組
み合わせデータの部品配置データ(図4参照)に基づい
て配置する。この配置処理工程において、各文字構成部
品が部品配置枠にうまく納まるように位置を調整し、必
要に応じて文字構成部品を拡大または縮小する。そし
て、全ての文字構成部品の線幅のバランスをとるため
に、線幅データベース1に基づいて線幅を調整する。こ
のようにして作成された文字図形は修正部6に入力され
る。
て文字(文字図形)を作成する。すなわち、合成する文
字の部品組み合わせデータを文字構成部品組み合わせデ
ータベース3から読み出し、この部品組み合わせデータ
の部品指定データ(図3参照)が指定する文字構成部品
を文字構成部品データベース2(図2参照)から読み出
す。合成する文字のフォント種類は事前に指定されてい
るものとする。読み出された文字構成部品を前記部品組
み合わせデータの部品配置データ(図4参照)に基づい
て配置する。この配置処理工程において、各文字構成部
品が部品配置枠にうまく納まるように位置を調整し、必
要に応じて文字構成部品を拡大または縮小する。そし
て、全ての文字構成部品の線幅のバランスをとるため
に、線幅データベース1に基づいて線幅を調整する。こ
のようにして作成された文字図形は修正部6に入力され
る。
【0036】ここで、図5〜図8を参照して組み合わせ
部5の配置処理機能について説明する。
部5の配置処理機能について説明する。
【0037】図5は、エリア微調整機能を説明する図で
ある。読み出された文字構成部品と256×256ドッ
トの外枠との関係を検出し、はみ出している文字構成部
品があれば、その位置を微調整して全ての部品が外枠内
に納まるように移動する。すなわち、上述したように文
字構成部品組み合わせデータベース3には、文字を構成
するために必要な部品の標準的な配置が記憶されている
が、フォント種類により各部品の形状や大きさが微妙に
異なるため、上記データベースに記憶されている配置で
各部品を配置した場合、フォント種類によっては正しい
位置に納まらない場合がある。エリア微調整機能はこの
ような場合に、全ての部品が文字のエリアを定める外枠
内に納まるようにその配置を修正する。
ある。読み出された文字構成部品と256×256ドッ
トの外枠との関係を検出し、はみ出している文字構成部
品があれば、その位置を微調整して全ての部品が外枠内
に納まるように移動する。すなわち、上述したように文
字構成部品組み合わせデータベース3には、文字を構成
するために必要な部品の標準的な配置が記憶されている
が、フォント種類により各部品の形状や大きさが微妙に
異なるため、上記データベースに記憶されている配置で
各部品を配置した場合、フォント種類によっては正しい
位置に納まらない場合がある。エリア微調整機能はこの
ような場合に、全ての部品が文字のエリアを定める外枠
内に納まるようにその配置を修正する。
【0038】図6は、部品拡大縮小機能を説明する図で
ある。各文字構成部品は最もよく使われる大きさで記憶
されているが、各文字におけるその部品の用いられ方に
よっては大きさが合わない場合がある。たとえば、
「問」の部品「口」と「国」の部品「口」とでは全く大
きさが異なる。そこで、合成する文字においてこの文字
構成部品が占める領域に合わせて最適な大きさを割り出
して部品を拡大または縮小する。
ある。各文字構成部品は最もよく使われる大きさで記憶
されているが、各文字におけるその部品の用いられ方に
よっては大きさが合わない場合がある。たとえば、
「問」の部品「口」と「国」の部品「口」とでは全く大
きさが異なる。そこで、合成する文字においてこの文字
構成部品が占める領域に合わせて最適な大きさを割り出
して部品を拡大または縮小する。
【0039】図7は、部品同士の位置関係を修正する機
能を説明する図である。読み出した文字構成部品同士が
離れ過ぎていたり、上下左右にずれていたりする場合
に、互いの部品の大きさを考慮して適当な距離、上下左
右の関係を割り出してその位置へ配置をずらず。
能を説明する図である。読み出した文字構成部品同士が
離れ過ぎていたり、上下左右にずれていたりする場合
に、互いの部品の大きさを考慮して適当な距離、上下左
右の関係を割り出してその位置へ配置をずらず。
【0040】図8は、部品の線幅を調整する機能を説明
する図である。各部品毎に線幅が異なる場合があり、部
品を拡大縮小することによって線幅が変化する。そこ
で、1文字全体で線幅を揃えるために、その文字のフォ
ント種類、文字の画数、複雑さ(その文字を構成する線
の総延長)、部品の大きさ、横線/縦線/斜線などの各
要素に基づいて前記線幅データベース1を検索して線幅
データを読み出し、その線幅になるように各部品の線幅
を調整する。
する図である。各部品毎に線幅が異なる場合があり、部
品を拡大縮小することによって線幅が変化する。そこ
で、1文字全体で線幅を揃えるために、その文字のフォ
ント種類、文字の画数、複雑さ(その文字を構成する線
の総延長)、部品の大きさ、横線/縦線/斜線などの各
要素に基づいて前記線幅データベース1を検索して線幅
データを読み出し、その線幅になるように各部品の線幅
を調整する。
【0041】修正部6は、配置知識ベース4に記憶され
ている配置知識に基づいて、組み合わせ部5が作成した
文字の各文字構成部品の配置を修正することにより、自
然で美しい文字に仕上げる。配置知識ベース4には、図
9〜図16に示す配置知識が記憶されている。以下、図
9〜図16を参照して、配置知識ベース4に記憶されて
いる配置知識および修正部6の機能について説明する。
図9は、文字構成部品濃度に関する配置知識を説明する
図であり、請求項7に対応している。図10は、重複字
面面積に関する配置知識を説明する図であり、請求項8
に対応している。図11は、空白面積に関する配置知識
を説明する図であり、請求項9に対応している。図12
は、部品間隔と部品幅または高さの比に関する配置知識
を説明する図である請求項10および請求項11に対応
している。図13は、重複複雑度に関する配置知識を説
明する図であり、請求項12および請求項13に対応し
ている。図14は、もっとも近い2点間の距離に関する
配置知識を説明する図であり、請求項14に対応してい
る。図15は、閉じた空間に部品が入り込むのを防止す
るための微調整処理を説明する図である。図16は、文
字構成部品同士の重なりを防ぐ微調整処理を説明する図
である。
ている配置知識に基づいて、組み合わせ部5が作成した
文字の各文字構成部品の配置を修正することにより、自
然で美しい文字に仕上げる。配置知識ベース4には、図
9〜図16に示す配置知識が記憶されている。以下、図
9〜図16を参照して、配置知識ベース4に記憶されて
いる配置知識および修正部6の機能について説明する。
図9は、文字構成部品濃度に関する配置知識を説明する
図であり、請求項7に対応している。図10は、重複字
面面積に関する配置知識を説明する図であり、請求項8
に対応している。図11は、空白面積に関する配置知識
を説明する図であり、請求項9に対応している。図12
は、部品間隔と部品幅または高さの比に関する配置知識
を説明する図である請求項10および請求項11に対応
している。図13は、重複複雑度に関する配置知識を説
明する図であり、請求項12および請求項13に対応し
ている。図14は、もっとも近い2点間の距離に関する
配置知識を説明する図であり、請求項14に対応してい
る。図15は、閉じた空間に部品が入り込むのを防止す
るための微調整処理を説明する図である。図16は、文
字構成部品同士の重なりを防ぐ微調整処理を説明する図
である。
【0042】図9は、文字構成部品の濃度に関するメン
バシップ関数を示している。文字構成部品の濃度は文字
構成部品自体の特徴量であり、これは1つの文字構成部
品をビットマップで表した場合のドット数で表される。
文字構成部品の濃度(部品濃度)のメンバシップ関数を
前件部変数としてファジィ推論を行う場合のルールの例
は次のとおりである。
バシップ関数を示している。文字構成部品の濃度は文字
構成部品自体の特徴量であり、これは1つの文字構成部
品をビットマップで表した場合のドット数で表される。
文字構成部品の濃度(部品濃度)のメンバシップ関数を
前件部変数としてファジィ推論を行う場合のルールの例
は次のとおりである。
【0043】IF部品濃度が大きいTHEN部品間隔を
大きくする IF部品濃度が中くらいTHEN部品間隔を中くらいに
する IF部品濃度が小さいTHEN部品間隔を小さくする 濃度が大きい文字構成部品では黒ドットの数が多い。し
たがって、このような2文字が隣接して配置されている
場合には、もし部品間隔を小さくすると見にくくなるの
で、部品間隔を大きくして見やすくする。反対に濃度が
小さい部品が隣接して並んでいる場合には、これらの部
品を近づけたほうがみやすい。
大きくする IF部品濃度が中くらいTHEN部品間隔を中くらいに
する IF部品濃度が小さいTHEN部品間隔を小さくする 濃度が大きい文字構成部品では黒ドットの数が多い。し
たがって、このような2文字が隣接して配置されている
場合には、もし部品間隔を小さくすると見にくくなるの
で、部品間隔を大きくして見やすくする。反対に濃度が
小さい部品が隣接して並んでいる場合には、これらの部
品を近づけたほうがみやすい。
【0044】以下の特徴量は1個の部品のみのものでは
なく、隣接する文字構成部品間または文字構成部品が配
置されている領域間の特徴量である。
なく、隣接する文字構成部品間または文字構成部品が配
置されている領域間の特徴量である。
【0045】図10(A)は、評価要素である重複字面
面積を説明する図である。この図では、左右に隣接する
文字構成部品の場合を例示している。左側の文字構成部
品(さんずい)の右側の最も突出した部分から垂線をひ
き、右側の文字構成部品(工)の左側の最も突出した部
分から垂線を引く。これらの垂線で挟まれた領域は、両
文字構成部品が占める領域が重なり合った領域である。
この重なり合った領域内に存在する各文字構成部品のド
ット数からなる値が重複字面面積である。この重複字面
面積のメンバシップ関数(同図(B)参照)を前件部変
数としてファジィ推論を行うルールの例は次のとおりで
ある。
面積を説明する図である。この図では、左右に隣接する
文字構成部品の場合を例示している。左側の文字構成部
品(さんずい)の右側の最も突出した部分から垂線をひ
き、右側の文字構成部品(工)の左側の最も突出した部
分から垂線を引く。これらの垂線で挟まれた領域は、両
文字構成部品が占める領域が重なり合った領域である。
この重なり合った領域内に存在する各文字構成部品のド
ット数からなる値が重複字面面積である。この重複字面
面積のメンバシップ関数(同図(B)参照)を前件部変
数としてファジィ推論を行うルールの例は次のとおりで
ある。
【0046】IF重複字面面積が大きいTHEN部品間
隔を大きくする IF重複字面面積が中くらいTHEN部品間隔を中くら
いにする IF重複字面面積が小さいTHEN部品間隔を小さくす
る 重複字面面積が大きい場合には部品間隔を広くした方が
見やすく、重複字面面積が小さい場合には部品間隔を小
さくしたほうがみやすい。
隔を大きくする IF重複字面面積が中くらいTHEN部品間隔を中くら
いにする IF重複字面面積が小さいTHEN部品間隔を小さくす
る 重複字面面積が大きい場合には部品間隔を広くした方が
見やすく、重複字面面積が小さい場合には部品間隔を小
さくしたほうがみやすい。
【0047】空白面積は、図11(A)に示すように、
隣接する文字構成部品に挟まれる空白ドットの数からな
る値である。この空白面積に関するメンバシップ関数
(同図(B)参照)を前件部変数としてファジィ推論を
行うルールの例は次のとおりである。
隣接する文字構成部品に挟まれる空白ドットの数からな
る値である。この空白面積に関するメンバシップ関数
(同図(B)参照)を前件部変数としてファジィ推論を
行うルールの例は次のとおりである。
【0048】IF空白面積が大きいTHEN部品間隔を
小さくする IF空白面積が中くらいTHEN部品間隔を中くらいに
する IF空白面積が小さいTHEN部品間隔を大きくする 空白面積が大きいと部品間隔は広く感じられるので、部
品間隔を狭くしたほうが見やすい。逆に空白面積が小さ
いときには、重複字面面積が大きい場合と同じように、
部品間隔を広くしたほうが見やすいことになる。
小さくする IF空白面積が中くらいTHEN部品間隔を中くらいに
する IF空白面積が小さいTHEN部品間隔を大きくする 空白面積が大きいと部品間隔は広く感じられるので、部
品間隔を狭くしたほうが見やすい。逆に空白面積が小さ
いときには、重複字面面積が大きい場合と同じように、
部品間隔を広くしたほうが見やすいことになる。
【0049】部品間隔と部品幅または高さの比は、図1
2(A)に示すように、部品組み合わせデータの部品配
置データに基づいて各文字構成部品を配置した状態にお
ける各文字構成部品のレイアウトに関する指標であり、 高さ側の比率=部品間隔C/MIN〔高さA,高さB〕 幅側の比率=部品間隔C/MIN〔幅A,幅B〕 で表される。ここでMIN〔A,B〕は、AおよびBの
うちいずれか小さい方を選択して採用することを意味す
る。この特徴量に関するメンバシップ関数(同図(B)
参照)を前件部変数としてファジィ推論を行うルールの
例は次のとおりである。
2(A)に示すように、部品組み合わせデータの部品配
置データに基づいて各文字構成部品を配置した状態にお
ける各文字構成部品のレイアウトに関する指標であり、 高さ側の比率=部品間隔C/MIN〔高さA,高さB〕 幅側の比率=部品間隔C/MIN〔幅A,幅B〕 で表される。ここでMIN〔A,B〕は、AおよびBの
うちいずれか小さい方を選択して採用することを意味す
る。この特徴量に関するメンバシップ関数(同図(B)
参照)を前件部変数としてファジィ推論を行うルールの
例は次のとおりである。
【0050】IF比率が大きいTHEN部品間隔を大き
くする また、文字構成部品重複複雑度とは隣接する部品の突出
部同士の重なり度合いを示す指標であり、左右に配置さ
れる部品の場合、部品の境界付近の重複領域に引かれた
垂線が左右の部品に互い違いに交差しまたは接する回数
を示す値の平均値からなる。図13(A)を用いて具体
的に説明する。同図は文字「江」を構成する文字構成部
品を部品配置データに基づいて配置したものを示してい
る。文字構成部品同士の重複領域には3本の垂線が引か
れているが、これらの垂線はいずれも一方の文字構成部
品の字面から他方の文字構成部品の字面に1回遷移す
る。すなわち、一方の部品に交差しまたは接したのち他
方の部品に交差しまたは接するという遷移が1回発生し
ている。したがって、その平均値も1であり、文字構成
部品重複複雑度は1ということになる。なお、同じ部品
に続けて何度交差しても遷移が生じたことにはならな
い。
くする また、文字構成部品重複複雑度とは隣接する部品の突出
部同士の重なり度合いを示す指標であり、左右に配置さ
れる部品の場合、部品の境界付近の重複領域に引かれた
垂線が左右の部品に互い違いに交差しまたは接する回数
を示す値の平均値からなる。図13(A)を用いて具体
的に説明する。同図は文字「江」を構成する文字構成部
品を部品配置データに基づいて配置したものを示してい
る。文字構成部品同士の重複領域には3本の垂線が引か
れているが、これらの垂線はいずれも一方の文字構成部
品の字面から他方の文字構成部品の字面に1回遷移す
る。すなわち、一方の部品に交差しまたは接したのち他
方の部品に交差しまたは接するという遷移が1回発生し
ている。したがって、その平均値も1であり、文字構成
部品重複複雑度は1ということになる。なお、同じ部品
に続けて何度交差しても遷移が生じたことにはならな
い。
【0051】この特徴量に関するメンバシップ関数(同
図(B)参照)を前件部変数としてファジィ推論を行う
ルールの例は次のとおりである。
図(B)参照)を前件部変数としてファジィ推論を行う
ルールの例は次のとおりである。
【0052】IF重複複雑度が大きいTHEN部品間隔
を大きくする IF重複複雑度が中くらいTHEN部品間隔を中くらい
にする IF重複複雑度が小さいTHEN部品間隔を小さくする 文字構成部品重複複雑度が大きいということは、もし2
つの部品が近接したとするとそれらの一部がかなり重複
して見づらくなることを意味する。したがって、この場
合には部品間隔を大きくして見やすくする。文字構成部
品重複複雑度が小さければ部品間隔を小さくしても問題
はない。
を大きくする IF重複複雑度が中くらいTHEN部品間隔を中くらい
にする IF重複複雑度が小さいTHEN部品間隔を小さくする 文字構成部品重複複雑度が大きいということは、もし2
つの部品が近接したとするとそれらの一部がかなり重複
して見づらくなることを意味する。したがって、この場
合には部品間隔を大きくして見やすくする。文字構成部
品重複複雑度が小さければ部品間隔を小さくしても問題
はない。
【0053】また、同図(C)を参照してこの重複複雑
度が2になるまでの距離に基づいて部品配置を推論する
例を示す。同図(C)のように部品が配置されている場
合、部品110を上方向に移動させてゆけば部品111
の開口部に入り込んで重複複雑度が2になる。この重複
複雑度が2になるまでの距離を測定し、この距離に基づ
いてファジィ推論を行う。このファジィ推論のルールの
例は以下のとおりである。
度が2になるまでの距離に基づいて部品配置を推論する
例を示す。同図(C)のように部品が配置されている場
合、部品110を上方向に移動させてゆけば部品111
の開口部に入り込んで重複複雑度が2になる。この重複
複雑度が2になるまでの距離を測定し、この距離に基づ
いてファジィ推論を行う。このファジィ推論のルールの
例は以下のとおりである。
【0054】IF距離が大きいTHEN部品間隔を小さ
くする IF距離が中くらいTHEN部品間隔を中くらいにする IF距離が小さいTHEN部品間隔を大きくする この推論は、大きい部品と小さい部品が隣接している場
合の配置を決定するために有効である。
くする IF距離が中くらいTHEN部品間隔を中くらいにする IF距離が小さいTHEN部品間隔を大きくする この推論は、大きい部品と小さい部品が隣接している場
合の配置を決定するために有効である。
【0055】また、もっとも近い2点間の距離は、図1
4(A)に示すように、隣接する部品が最も接近してい
る部分の距離を示す値である。この特徴量を前件部変数
としてファジィ推論を行うルールの例は次のとおりであ
る。
4(A)に示すように、隣接する部品が最も接近してい
る部分の距離を示す値である。この特徴量を前件部変数
としてファジィ推論を行うルールの例は次のとおりであ
る。
【0056】IF距離が大きいTHEN部品間隔を小さ
くする IF距離が中くらいTHEN部品間隔を中くらいにする IF距離が小さいTHEN部品間隔を大きくする 2点間の距離が大きいと部品間隔は広く感じられるの
で、部品間隔を狭くしたほうが見やすい。逆に2点間の
距離が小さいときには、部品間隔を広くしたほうが見や
すいことになる。
くする IF距離が中くらいTHEN部品間隔を中くらいにする IF距離が小さいTHEN部品間隔を大きくする 2点間の距離が大きいと部品間隔は広く感じられるの
で、部品間隔を狭くしたほうが見やすい。逆に2点間の
距離が小さいときには、部品間隔を広くしたほうが見や
すいことになる。
【0057】上記のルール群とメンバシップ関数を用い
たファジィ推論は、すでに確立された推論演算方法に従
って行えばよい。たとえば、ルール毎に得られた前件部
適合度(グレード)によって後件部メンバシップ関数を
トランケートする。全ルールのトランケートされた後件
部メンバシップ関数のMAX演算を行う。このMAX演
算の結果重心を求める。この求められた重心が最良と考
えられる部品配置位置である。
たファジィ推論は、すでに確立された推論演算方法に従
って行えばよい。たとえば、ルール毎に得られた前件部
適合度(グレード)によって後件部メンバシップ関数を
トランケートする。全ルールのトランケートされた後件
部メンバシップ関数のMAX演算を行う。このMAX演
算の結果重心を求める。この求められた重心が最良と考
えられる部品配置位置である。
【0058】上述したルールおよび図中では、各変数に
ついて3種類のメンバシップ関数「小さい」「中くら
い」「大きい」が示されているが、必要に応じて「やや
小さい」「やや大きい」などの言語情報を表すメンバシ
ップ関数を追加してもよい。
ついて3種類のメンバシップ関数「小さい」「中くら
い」「大きい」が示されているが、必要に応じて「やや
小さい」「やや大きい」などの言語情報を表すメンバシ
ップ関数を追加してもよい。
【0059】また、上述したルール群においては、前件
部変数の種類が1つであるが、2種類以上の変数を前件
部とするルールを作成することもできる。たとえば、
「IF文字濃度が大きいAND重複字面面積が大きいA
ND空白面積が小さいTNEN部品間隔はきわめて大き
い」というようなルールを設けることも可能である。前
件部には全ての特徴量の任意の組み合わせを記述するこ
とができる。
部変数の種類が1つであるが、2種類以上の変数を前件
部とするルールを作成することもできる。たとえば、
「IF文字濃度が大きいAND重複字面面積が大きいA
ND空白面積が小さいTNEN部品間隔はきわめて大き
い」というようなルールを設けることも可能である。前
件部には全ての特徴量の任意の組み合わせを記述するこ
とができる。
【0060】上述した推論演算は、文字の部品として与
えられた全ての文字構成部品について順次実行され、全
ての文字構成部品について適切な配置位置を求めること
ができる。
えられた全ての文字構成部品について順次実行され、全
ての文字構成部品について適切な配置位置を求めること
ができる。
【0061】このようにして全ての文字構成部品につい
て配置位置が決定されたのち、小さい文字構成部品につ
いて若干の微調整を行って最終的な配置を決定する。小
さい文字構成部品は、できる限り他の文字構成部品と短
い距離で関連を持たせて配置したほうが文字が美しく見
えるため、隣接する部品との距離が短くなるように微調
整する。ここで、文字構成部品が小さいかどうかの判断
を自動で行うためには、この判断のためのしきい値(た
とえば高さの上限値のドット数および幅の上限値のドッ
ト数またはこれらの外枠に対する割合など)を予め決め
ておくか、またはユーザに入力させる。また文字構成部
品データベース2に格納された各部品データに小さい文
字構成部品であることを示すタグを付加しておいてもよ
い。また、小さいかいなかの判断を組み合わされた他の
文字構成部品との比較で決定するようにしてもよい。い
ずれにしても小さい文字構成部品がある場合には、その
近接する文字構成部品との距離が短くなるように次のよ
うな処理を行う。
て配置位置が決定されたのち、小さい文字構成部品につ
いて若干の微調整を行って最終的な配置を決定する。小
さい文字構成部品は、できる限り他の文字構成部品と短
い距離で関連を持たせて配置したほうが文字が美しく見
えるため、隣接する部品との距離が短くなるように微調
整する。ここで、文字構成部品が小さいかどうかの判断
を自動で行うためには、この判断のためのしきい値(た
とえば高さの上限値のドット数および幅の上限値のドッ
ト数またはこれらの外枠に対する割合など)を予め決め
ておくか、またはユーザに入力させる。また文字構成部
品データベース2に格納された各部品データに小さい文
字構成部品であることを示すタグを付加しておいてもよ
い。また、小さいかいなかの判断を組み合わされた他の
文字構成部品との比較で決定するようにしてもよい。い
ずれにしても小さい文字構成部品がある場合には、その
近接する文字構成部品との距離が短くなるように次のよ
うな処理を行う。
【0062】小さいと判断された文字構成部品を数ドッ
ト上下左右に変位させる。たとえば、隣接する部品が右
または左にある場合には上下に変位させ、隣接する部品
が上または下にある場合には左右に変位させる。そし
て、変位させたそれぞれの位置において、上述の配置知
識を適用して適切な配置を推論する。このようにして得
られたそれぞれの位置に対する適切文字配置のうち、隣
接する部品との距離が最も短くなるものを選択して、こ
の小さい部品の配置位置とする。推論時に部品をどの程
度上下左右へ変位させるかは任意に定めることができ
る。
ト上下左右に変位させる。たとえば、隣接する部品が右
または左にある場合には上下に変位させ、隣接する部品
が上または下にある場合には左右に変位させる。そし
て、変位させたそれぞれの位置において、上述の配置知
識を適用して適切な配置を推論する。このようにして得
られたそれぞれの位置に対する適切文字配置のうち、隣
接する部品との距離が最も短くなるものを選択して、こ
の小さい部品の配置位置とする。推論時に部品をどの程
度上下左右へ変位させるかは任意に定めることができ
る。
【0063】この場合に、小さい文字構成部品と隣接す
る(大きい)部品との距離を短くすると、隣接する部品
の凹部などの空間に入り込んだり重なったりする場合が
あるため、これを防止するための特別な処理が必要であ
る。
る(大きい)部品との距離を短くすると、隣接する部品
の凹部などの空間に入り込んだり重なったりする場合が
あるため、これを防止するための特別な処理が必要であ
る。
【0064】図15は閉じた空間に部品が入り込むこと
を防止する微調整処理を説明する図である。小さい文字
構成部品を配置した場合、大きい文字構成部品が占有す
る空間に入り込んでしまう場合がある。たとえば同図
(A)では、下に開口した大きい文字構成部品100の
下に小さい文字構成部品101を配置して、文字構成部
品100の開口部に文字構成部品101が入り込んでい
る。文字構成部品の配置において、一方の文字構成部品
の閉じた空間に別の文字構成部品が入り込む状態は好ま
しくない場合があるため、このような場合に各文字構成
部品の間隔を調節する。この場合、同図(B)のように
両方の文字構成部品を入り込み中心を中心として移動さ
せることにより、入り込みを防止する。そのために必要
な最小移動距離すなわち入り込み量をHとすると、図で
はH=10ドットであるので、左右の文字構成部品をH
/2=5ドットずつ移動して上下の部品の食い込みを防
止する。これによって上下または左右が閉じた空間への
文字構成部品の食い込みを解消することができる。
を防止する微調整処理を説明する図である。小さい文字
構成部品を配置した場合、大きい文字構成部品が占有す
る空間に入り込んでしまう場合がある。たとえば同図
(A)では、下に開口した大きい文字構成部品100の
下に小さい文字構成部品101を配置して、文字構成部
品100の開口部に文字構成部品101が入り込んでい
る。文字構成部品の配置において、一方の文字構成部品
の閉じた空間に別の文字構成部品が入り込む状態は好ま
しくない場合があるため、このような場合に各文字構成
部品の間隔を調節する。この場合、同図(B)のように
両方の文字構成部品を入り込み中心を中心として移動さ
せることにより、入り込みを防止する。そのために必要
な最小移動距離すなわち入り込み量をHとすると、図で
はH=10ドットであるので、左右の文字構成部品をH
/2=5ドットずつ移動して上下の部品の食い込みを防
止する。これによって上下または左右が閉じた空間への
文字構成部品の食い込みを解消することができる。
【0065】図16は文字構成部品同士の重なりを防ぐ
微調整処理を説明する図である。小さい文字構成部品を
挟んで大きい文字構成部品を配置する場合、大きい文字
構成部品と小さい文字構成部品の距離を推論して配置し
た結果、小さい文字構成部品を跨いで大きい文字構成部
品同士が重なり合ってしまう場合がある。図16(A)
では部品102と部品104の間隔、部品104と部品
105の間隔、および、部品105と部品103の間隔
は、それぞれ隣接する部品同士の間隔としてすでに推論
されて適切な部品間隔となっている。しかし、部品10
2と部品103とは隣接する部品として判断されず、そ
の間隔が推論されないまま配置され、その結果、部品同
士が交わっている。
微調整処理を説明する図である。小さい文字構成部品を
挟んで大きい文字構成部品を配置する場合、大きい文字
構成部品と小さい文字構成部品の距離を推論して配置し
た結果、小さい文字構成部品を跨いで大きい文字構成部
品同士が重なり合ってしまう場合がある。図16(A)
では部品102と部品104の間隔、部品104と部品
105の間隔、および、部品105と部品103の間隔
は、それぞれ隣接する部品同士の間隔としてすでに推論
されて適切な部品間隔となっている。しかし、部品10
2と部品103とは隣接する部品として判断されず、そ
の間隔が推論されないまま配置され、その結果、部品同
士が交わっている。
【0066】文字としてこのような状態は好ましくない
ため、文字構成部品を移動させることにより、交わって
いる文字構成部品が接触しないようにする。そのために
必要な最小移動距離をLとする。図では重なり量L=1
2ドットであるので、左右の文字構成部品をL/2ドッ
ト=6ドットずつ移動して左右の部品が交わらないよう
にする。そして交わっている2部品の間に存在する部品
によって作られる文字構成部品間スペースの個数でHの
距離をそれぞれ部品間隔に配分する。同図(B)の場
合、部品スペースは3つあり、L=12であるので、各
部品間隔にL/3=4ドットずつ加えて各部品間隔位置
を調整する。ここれによって文字構成部品同士の交わり
を解消し、交わっている文字構成部品の間に存在する部
品との間隔調整をバランスよく行うことができる。
ため、文字構成部品を移動させることにより、交わって
いる文字構成部品が接触しないようにする。そのために
必要な最小移動距離をLとする。図では重なり量L=1
2ドットであるので、左右の文字構成部品をL/2ドッ
ト=6ドットずつ移動して左右の部品が交わらないよう
にする。そして交わっている2部品の間に存在する部品
によって作られる文字構成部品間スペースの個数でHの
距離をそれぞれ部品間隔に配分する。同図(B)の場
合、部品スペースは3つあり、L=12であるので、各
部品間隔にL/3=4ドットずつ加えて各部品間隔位置
を調整する。ここれによって文字構成部品同士の交わり
を解消し、交わっている文字構成部品の間に存在する部
品との間隔調整をバランスよく行うことができる。
【0067】以上のようにして部品配置が決定される
と、決定された配置で文字図形が合成されこれがビット
マップ(256×256)のフォントデータとしてフォ
ントデータベース8に登録される。また同時に文字構成
部品データベース2に登録されている各文字構成部品の
ベクトルデータを読み出して、ベクトルフォントデータ
も合成され、これもフォントデータベース8に登録され
る。
と、決定された配置で文字図形が合成されこれがビット
マップ(256×256)のフォントデータとしてフォ
ントデータベース8に登録される。また同時に文字構成
部品データベース2に登録されている各文字構成部品の
ベクトルデータを読み出して、ベクトルフォントデータ
も合成され、これもフォントデータベース8に登録され
る。
【0068】上記文字合成装置は、パーソナルコンピュ
ータ上で文字合成プログラムを動作させて実現すること
もできる。図17〜図19では、文字合成装置のハード
ウェアを構成するパーソナルコンピュータについて説明
する。
ータ上で文字合成プログラムを動作させて実現すること
もできる。図17〜図19では、文字合成装置のハード
ウェアを構成するパーソナルコンピュータについて説明
する。
【0069】図17は、パーソナルコンピュータシステ
ムのブロック図およびメモリの構成図である。図17
(A)において、パーソナルコンピュータ本体20は、
CPUやメモリを搭載したメインボード21と内蔵の周
辺機器であるハードディスク22、CD−ROMドライ
ブ23、フロッピィディスクドライブ24、モデム25
などで構成される。また、このパーソナルコンピュータ
本体2には、入力デバイスのキーボード31、マウス3
2、表示装置であるCRTディスプレイ30などが接続
されている。
ムのブロック図およびメモリの構成図である。図17
(A)において、パーソナルコンピュータ本体20は、
CPUやメモリを搭載したメインボード21と内蔵の周
辺機器であるハードディスク22、CD−ROMドライ
ブ23、フロッピィディスクドライブ24、モデム25
などで構成される。また、このパーソナルコンピュータ
本体2には、入力デバイスのキーボード31、マウス3
2、表示装置であるCRTディスプレイ30などが接続
されている。
【0070】ハードディスク22には、同図(C)に示
すように、このパーソナルコンピュータの基本機能を制
御するシステムプログラム220やアプリケーションプ
ログラムである文字合成プログラム221が記憶されて
おり、この文字合成プログラム221が使用する文字構
成部品組み合わせデータベース222、線幅データベー
ス223、文字構成部品データベース224、配置知識
ベース225が記憶されている。なお、文字構成部品デ
ータベース224は明朝体、ゴジック体などのフォント
種類毎に複数セット記憶されている。また、ハードディ
スク22上には、合成されたフォントを登録するための
合成フォントデータベース226も設定されている。シ
ステムプログラム220はパーソナルコンピュータの起
動時にRAM21aの所定エリア210に読み込まれ、
自動フォント合成プログラム221などのアプリケーシ
ョンプログラムは、そのアプリケーションプログラムの
起動時にRAM21aの所定エリア211に読み込まれ
る。RAM21aに読み込まれた文字合成プログラム2
11は文字合成のためのワークエリア212を確保し、
このエリアを用いて文字合成処理や配置の評価処理を行
う。
すように、このパーソナルコンピュータの基本機能を制
御するシステムプログラム220やアプリケーションプ
ログラムである文字合成プログラム221が記憶されて
おり、この文字合成プログラム221が使用する文字構
成部品組み合わせデータベース222、線幅データベー
ス223、文字構成部品データベース224、配置知識
ベース225が記憶されている。なお、文字構成部品デ
ータベース224は明朝体、ゴジック体などのフォント
種類毎に複数セット記憶されている。また、ハードディ
スク22上には、合成されたフォントを登録するための
合成フォントデータベース226も設定されている。シ
ステムプログラム220はパーソナルコンピュータの起
動時にRAM21aの所定エリア210に読み込まれ、
自動フォント合成プログラム221などのアプリケーシ
ョンプログラムは、そのアプリケーションプログラムの
起動時にRAM21aの所定エリア211に読み込まれ
る。RAM21aに読み込まれた文字合成プログラム2
11は文字合成のためのワークエリア212を確保し、
このエリアを用いて文字合成処理や配置の評価処理を行
う。
【0071】なお、上記システムプログラム、文字合成
プログラム、文字構成部品組み合わせデータベース、線
幅データベース、文字構成部品データベース、配置知識
ベースは、CD−ROMドライブ23にセットされるC
D−ROM33やフロッピィディスクドライブ24にセ
ットされるフロッピィディスク34などによって供給さ
れ、ハードディスク22にインストールされる。このC
D−ROM33やフロッピィディスク34がこの発明の
記憶媒体に対応する。また、モデム25を介して接続さ
れるサーバコンピュータ40からこの動作プログラムを
ダウンロードするようにしてもよい。
プログラム、文字構成部品組み合わせデータベース、線
幅データベース、文字構成部品データベース、配置知識
ベースは、CD−ROMドライブ23にセットされるC
D−ROM33やフロッピィディスクドライブ24にセ
ットされるフロッピィディスク34などによって供給さ
れ、ハードディスク22にインストールされる。このC
D−ROM33やフロッピィディスク34がこの発明の
記憶媒体に対応する。また、モデム25を介して接続さ
れるサーバコンピュータ40からこの動作プログラムを
ダウンロードするようにしてもよい。
【0072】図18,図19のフローチャートを参照し
て同パーソナルコンピュータの文字合成動作を説明す
る。図18は、文字合成動作のメイン処理を示すフロー
チャートである。この処理は、文字合成プログラムにお
いて、合成する文字やフォント種類が指示されたとき実
行される。この指示はユーザがキーボードやマウスで行
ってもよく、フォントセットを合成する一連の処理のな
かでプログラムが自ら指示するようにしてもよい。ま
ず、指示された文字の部品組み合わせデータを文字構成
部品組み合わせデータベースから読み出し、その文字指
定データに基づいて必要な文字構成部品を調べる(s
1)。この必要な文字構成部品を文字構成部品データベ
ースから読み出し(s2)、この文字構成部品をs1で
読み出された部品組み合わせデータの部品配置データ記
述された部品配置枠に基づいて配置する(s3)。この
とき、必要に応じて各文字構成部品を拡大・縮小し、各
文字構成部品のバランスがとれるように線幅を調整する
(図5〜図8参照)。
て同パーソナルコンピュータの文字合成動作を説明す
る。図18は、文字合成動作のメイン処理を示すフロー
チャートである。この処理は、文字合成プログラムにお
いて、合成する文字やフォント種類が指示されたとき実
行される。この指示はユーザがキーボードやマウスで行
ってもよく、フォントセットを合成する一連の処理のな
かでプログラムが自ら指示するようにしてもよい。ま
ず、指示された文字の部品組み合わせデータを文字構成
部品組み合わせデータベースから読み出し、その文字指
定データに基づいて必要な文字構成部品を調べる(s
1)。この必要な文字構成部品を文字構成部品データベ
ースから読み出し(s2)、この文字構成部品をs1で
読み出された部品組み合わせデータの部品配置データ記
述された部品配置枠に基づいて配置する(s3)。この
とき、必要に応じて各文字構成部品を拡大・縮小し、各
文字構成部品のバランスがとれるように線幅を調整する
(図5〜図8参照)。
【0073】図19(A)のフローチャートを参照して
上記仮合成動作について詳細に説明する。まず、読み出
した部品組み合わせデータの部品配置データ(図4参
照)から各文字構成部品の部品配置枠を読み出して(s
10)、この中に各文字構成部品を配置し(s11)、
文字構成部品の高さと幅を部品配置枠の高さと幅に合う
ように拡大縮小する(s12)。そして、各文字構成部
品の線幅を文字の画数や複雑さなどの要素に合わせて最
適になるように調整する(s13)。
上記仮合成動作について詳細に説明する。まず、読み出
した部品組み合わせデータの部品配置データ(図4参
照)から各文字構成部品の部品配置枠を読み出して(s
10)、この中に各文字構成部品を配置し(s11)、
文字構成部品の高さと幅を部品配置枠の高さと幅に合う
ように拡大縮小する(s12)。そして、各文字構成部
品の線幅を文字の画数や複雑さなどの要素に合わせて最
適になるように調整する(s13)。
【0074】図18において、s3の処理で作成された
文字の各文字構成部品について、各部品間の空間量や距
離など予め決められた特徴量を取得し、配置知識ベース
をもとにこれらの値を評価する(s4)。この評価によ
り、各文字構成部品の配置が確定され、この確定された
内容に基づいて作成された文字の部品配置を修正する
(s5)。この修正には、小さい部品が配置されるとき
の微調整も含む。
文字の各文字構成部品について、各部品間の空間量や距
離など予め決められた特徴量を取得し、配置知識ベース
をもとにこれらの値を評価する(s4)。この評価によ
り、各文字構成部品の配置が確定され、この確定された
内容に基づいて作成された文字の部品配置を修正する
(s5)。この修正には、小さい部品が配置されるとき
の微調整も含む。
【0075】図19(B)のフローチャートを参照して
上記評価動作(s4)について詳細に説明する。配置知
識ベースから各配置知識を読み込み(s20)、文字構
成部品を配置して作成された文字のパターン情報から各
文字構成部品間の空間量などの各種特徴量を取得する
(s21)。読み込んだ配置知識に基づいて取得した特
徴量を評価し、推論により各文字構成部品の最適の配置
を割り出す(s22)。
上記評価動作(s4)について詳細に説明する。配置知
識ベースから各配置知識を読み込み(s20)、文字構
成部品を配置して作成された文字のパターン情報から各
文字構成部品間の空間量などの各種特徴量を取得する
(s21)。読み込んだ配置知識に基づいて取得した特
徴量を評価し、推論により各文字構成部品の最適の配置
を割り出す(s22)。
【0076】最終的に修正された文字(文字図形)はフ
ォントデータとして出力され(s6)、合成フォントデ
ータベースに保存される。
ォントデータとして出力され(s6)、合成フォントデ
ータベースに保存される。
【0077】以上説明した実施形態では、文字構成部品
組み合わせデータベースに予め部品組み合わせデータが
含まれており、この部品組み合わせデータに基づいて文
字構成部品を読み出すことによって文字を合成する場合
について説明したが、この発明は、JISに登録されて
いない新たな文字(いわゆる外字)を合成する場合に適
用することも可能である。外字を合成する場合の処理に
ついて、図20〜図23を参照して説明する。
組み合わせデータベースに予め部品組み合わせデータが
含まれており、この部品組み合わせデータに基づいて文
字構成部品を読み出すことによって文字を合成する場合
について説明したが、この発明は、JISに登録されて
いない新たな文字(いわゆる外字)を合成する場合に適
用することも可能である。外字を合成する場合の処理に
ついて、図20〜図23を参照して説明する。
【0078】図20(A)のフローチャートおよび図2
1の画面表示例を参照して、新たな部品組み合わせデー
タの入力について説明する。この処理は、たとえば、文
字合成プログラムの外字作成モードなどにおいて実行さ
れる。図20(A)において、まず新たな文字に必要な
文字構成部品を選択する(s30)。この選択は、部品
番号で行ってもよく、文字構成部品を一覧表示させてそ
のなかから選択してもよい。そして、その部品を配置す
る部品配置枠を入力する。この枠は、図21(A),
(B)に示すような256×256の外枠の範囲内に納
まるように入力する。枠の入力は座標値をテンキーから
入力するようにしてもよく、図21(B)の枠の表示の
上をマウスでクリック・ドラッグするなどして入力する
ようにしてもよい。文字構成部品の指定とその部品配置
枠が入力されると、その部品配置枠と部品とを画面に表
示する。同図(B)では枠(外枠と部品配置枠)のみが
表示されているが、そのうえに配置される文字構成部品
を表示するようにすればよい。以上の処理を必要な部品
全てについて行い、全ての部品についての入力が終了す
ると(s33)、この部品組み合わせデータに文字番号
を付与し(s34)、その番号で文字構成部品組み合わ
せデータベースに登録する(s35)。文字番号は自動
的に空き番号を付与してもよく、ユーザが好みの番号を
入力するようにしてもよい。文字構成部品組み合わせデ
ータベースには図21(C)のように登録される。
1の画面表示例を参照して、新たな部品組み合わせデー
タの入力について説明する。この処理は、たとえば、文
字合成プログラムの外字作成モードなどにおいて実行さ
れる。図20(A)において、まず新たな文字に必要な
文字構成部品を選択する(s30)。この選択は、部品
番号で行ってもよく、文字構成部品を一覧表示させてそ
のなかから選択してもよい。そして、その部品を配置す
る部品配置枠を入力する。この枠は、図21(A),
(B)に示すような256×256の外枠の範囲内に納
まるように入力する。枠の入力は座標値をテンキーから
入力するようにしてもよく、図21(B)の枠の表示の
上をマウスでクリック・ドラッグするなどして入力する
ようにしてもよい。文字構成部品の指定とその部品配置
枠が入力されると、その部品配置枠と部品とを画面に表
示する。同図(B)では枠(外枠と部品配置枠)のみが
表示されているが、そのうえに配置される文字構成部品
を表示するようにすればよい。以上の処理を必要な部品
全てについて行い、全ての部品についての入力が終了す
ると(s33)、この部品組み合わせデータに文字番号
を付与し(s34)、その番号で文字構成部品組み合わ
せデータベースに登録する(s35)。文字番号は自動
的に空き番号を付与してもよく、ユーザが好みの番号を
入力するようにしてもよい。文字構成部品組み合わせデ
ータベースには図21(C)のように登録される。
【0079】また、新たに作成する外字が文字構成部品
データベースに登録されていない部品を用いる場合に
は、この部品を作成して文字構成部品データベースに登
録しておく必要がある。図20(B)のフローチャート
および図22の表示例を参照して部品登録処理について
説明する。図20(B)においてまず登録すべき部品の
図形を入力する(s40)。部品の入力は、マウスやタ
ブレットなどの入力デバイスを用いてユーザが装置上で
描画してもよく、紙上に作成されている部品の図形をス
キャナなどで読み取ってもよい。読み取った部品の例を
図22(A)に示す。読み取った部品は同図に示すよう
にビットマップデータであるため、これをベクトルデー
タ化する(s41)。そして、この部品データに対して
部品番号を付与し(s42)、ビットマップデータ,ベ
クトルデータを一緒に文字構成部品データベースに登録
する(s43)。
データベースに登録されていない部品を用いる場合に
は、この部品を作成して文字構成部品データベースに登
録しておく必要がある。図20(B)のフローチャート
および図22の表示例を参照して部品登録処理について
説明する。図20(B)においてまず登録すべき部品の
図形を入力する(s40)。部品の入力は、マウスやタ
ブレットなどの入力デバイスを用いてユーザが装置上で
描画してもよく、紙上に作成されている部品の図形をス
キャナなどで読み取ってもよい。読み取った部品の例を
図22(A)に示す。読み取った部品は同図に示すよう
にビットマップデータであるため、これをベクトルデー
タ化する(s41)。そして、この部品データに対して
部品番号を付与し(s42)、ビットマップデータ,ベ
クトルデータを一緒に文字構成部品データベースに登録
する(s43)。
【0080】このようにして登録された文字構成部品
は、元々登録されている標準の文字構成部品と同様に使
用することができ、上記配置知識による配置の推論も行
うことができる。
は、元々登録されている標準の文字構成部品と同様に使
用することができ、上記配置知識による配置の推論も行
うことができる。
【0081】また、新たな部品として既存の文字(漢
字)からその文字構成部品を取り出して部品として登録
することも可能である。図23にその例を示す。この図
では、(A)の「江」「住」「性」という漢字から、
(B)の「(さんずい)」「工」「(にんべん)」
「主」「りっしんべん」「生」という部品を取り出して
いる。この例では、判りやすいように既に文字構成部品
データベースに登録されている部品を取り出す例を示し
ているが、実際には、「′」のような文字構成部品デー
タベースに登録されていない既存の部品の一部などを既
存の文字から抽出して文字構成部品データベースに加え
ることができる。
字)からその文字構成部品を取り出して部品として登録
することも可能である。図23にその例を示す。この図
では、(A)の「江」「住」「性」という漢字から、
(B)の「(さんずい)」「工」「(にんべん)」
「主」「りっしんべん」「生」という部品を取り出して
いる。この例では、判りやすいように既に文字構成部品
データベースに登録されている部品を取り出す例を示し
ているが、実際には、「′」のような文字構成部品デー
タベースに登録されていない既存の部品の一部などを既
存の文字から抽出して文字構成部品データベースに加え
ることができる。
【0082】また、文字構成部品データベースのないフ
ォントセット、たとえば他人が合成したフォントセット
がある場合、このフォントの主な文字を読み取って分解
することにより、このフォントの文字構成部品データベ
ースを作成することができる。すなわち、図23のよう
に読み取った文字から偏や旁を切り出してデータベース
に登録してゆき、必要な文字構成部品を全て登録すれば
文字構成部品データベースの作成が完了する。図23の
例では、「江」「住」「性」から取り出した部品によっ
て同図(C)のように「工」「主」「生」「江」「住」
「性」「注」の7種類の文字が再合成される。この再合
成の場合でも配置知識ベースによる評価が可能であるた
め、再合成された文字は自然で美しいものになる。
ォントセット、たとえば他人が合成したフォントセット
がある場合、このフォントの主な文字を読み取って分解
することにより、このフォントの文字構成部品データベ
ースを作成することができる。すなわち、図23のよう
に読み取った文字から偏や旁を切り出してデータベース
に登録してゆき、必要な文字構成部品を全て登録すれば
文字構成部品データベースの作成が完了する。図23の
例では、「江」「住」「性」から取り出した部品によっ
て同図(C)のように「工」「主」「生」「江」「住」
「性」「注」の7種類の文字が再合成される。この再合
成の場合でも配置知識ベースによる評価が可能であるた
め、再合成された文字は自然で美しいものになる。
【0083】また、この実施形態は、日本語フォント
(漢字フォント)を合成するための例であるが、この発
明は韓国語やアラビア語を合成する場合にも適用するこ
とができる。図24に韓国語のフォントを合成する場合
の例を示しておく。この図では、同図(A)の文字から
同図(B)の文字構成部品を抽出し、この文字構成部品
を組み合わせることによって同図(C)の文字を合成し
ている。
(漢字フォント)を合成するための例であるが、この発
明は韓国語やアラビア語を合成する場合にも適用するこ
とができる。図24に韓国語のフォントを合成する場合
の例を示しておく。この図では、同図(A)の文字から
同図(B)の文字構成部品を抽出し、この文字構成部品
を組み合わせることによって同図(C)の文字を合成し
ている。
【0084】上記実施形態は文字合成装置に関するもの
であるが、この発明をワードプロセッサの外字作成機能
や電子植字装置のフォント合成機能に適用してもよい。
であるが、この発明をワードプロセッサの外字作成機能
や電子植字装置のフォント合成機能に適用してもよい。
【0085】また、上記実施形態では、組み合わせ部と
修正部の処理をシーケンシャルに行っているが、修正部
から組み合わせ部にフィードバックして、部品の大きさ
や線幅を再構成するようにしてもよい。
修正部の処理をシーケンシャルに行っているが、修正部
から組み合わせ部にフィードバックして、部品の大きさ
や線幅を再構成するようにしてもよい。
【0086】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、文字構
成部品を組み合わせて合成した文字の配置を様々に評価
して修正することができるため、新たな文字を作成する
場合に自然で美しい配置にすることができる。
成部品を組み合わせて合成した文字の配置を様々に評価
して修正することができるため、新たな文字を作成する
場合に自然で美しい配置にすることができる。
【0087】また、この発明によれば、部品組み合わせ
データに基づいて複数の文字構成部品を読み出して配置
し、さらに、この配置が自然で美しいものになるように
修正することにより、ユーザのマニュアル処理なしで新
たな文字を美しく合成することが可能になる。
データに基づいて複数の文字構成部品を読み出して配置
し、さらに、この配置が自然で美しいものになるように
修正することにより、ユーザのマニュアル処理なしで新
たな文字を美しく合成することが可能になる。
【図1】この発明の実施形態である文字合成装置の機能
ブロック図
ブロック図
【図2】同文字合成装置の文字構成部品データベースの
構成例を示す図
構成例を示す図
【図3】同文字合成装置の文字構成部品組み合わせデー
タベースの構成例を示す図
タベースの構成例を示す図
【図4】同文字構成部品の部品配置データを説明する図
【図5】同文字合成装置の組み合わせ部の機能を説明す
る図
る図
【図6】同文字合成装置の組み合わせ部の機能を説明す
る図
る図
【図7】同文字合成装置の組み合わせ部の機能を説明す
る図
る図
【図8】同文字合成装置の組み合わせ部の機能を説明す
る図
る図
【図9】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の例
を示す図
を示す図
【図10】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の
例を示す図
例を示す図
【図11】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の
例を示す図
例を示す図
【図12】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の
例を示す図
例を示す図
【図13】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の
例を示す図
例を示す図
【図14】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の
例を示す図
例を示す図
【図15】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の
例を示す図
例を示す図
【図16】同文字合成装置の修正部が用いる配置知識の
例を示す図
例を示す図
【図17】同文字合成装置のハードウェアを構成するパ
ーソナルコンピュータの構成を示す図
ーソナルコンピュータの構成を示す図
【図18】同パーソナルコンピュータの動作を示すフロ
ーチャート
ーチャート
【図19】同パーソナルコンピュータの動作を示すフロ
ーチャート
ーチャート
【図20】同パーソナルコンピュータの動作を示すフロ
ーチャート
ーチャート
【図21】外字の部品組み合わせデータの登録処理を説
明する図
明する図
【図22】新たな文字構成部品の登録処理を説明する図
【図23】既存の文字から文字構成部品を抽出する処理
を説明する図
を説明する図
【図24】韓国語の文字構成部品および合成された文字
データの例を示す図
データの例を示す図
1…線幅データベース、2…文字構成部品データベー
ス、3…文字構成部品組み合わせデータベース、4…配
置知識ベース、5…組み合わせ部、6…修正部、21a
…RAM、22…ハードディスクドライブ、33…CD
−ROM、34…フロッピィディスク
ス、3…文字構成部品組み合わせデータベース、4…配
置知識ベース、5…組み合わせ部、6…修正部、21a
…RAM、22…ハードディスクドライブ、33…CD
−ROM、34…フロッピィディスク
Claims (19)
- 【請求項1】 偏(へん)や旁(つくり)などの文字を
構成する図形である文字構成部品を組み合わせることに
よって作成された文字図形を入力し、該文字図形の各文
字構成部品の位置関係、大きさなどの要素を評価し、そ
の評価内容に応じて各文字構成部品の配置を修正する修
正手段を備えたことを特徴とする文字合成装置。 - 【請求項2】 偏や旁などの文字を構成する図形である
文字構成部品を記憶した文字構成部品データベースと、 複数の文字構成部品を指定する部品指定データと各文字
構成部品の配置を指示する部品配置データとを含む部品
組み合わせデータを各文字毎に記憶した文字構成部品組
み合わせデータベースと、 部品指定データで指定された文字構成部品を文字構成部
品データベースから読み出し、この部品を部品配置デー
タが指示する配置で配置することによって文字図形を作
成する部品組み合わせ手段と、 該文字図形の各文字構成部品の位置関係、大きさなどの
要素を評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の
配置を修正する修正手段と、 を備えたことを特徴とする文字合成装置。 - 【請求項3】 前記部品指定データおよび部品配置デー
タの入力を受け付け、これを部品組み合わせデータとし
て前記文字構成部品組み合わせデータベースに登録する
部品組み合わせデータ登録手段を備えたことを特徴とす
る請求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項4】 文字を構成する図形の入力を受け付け、
これを文字構成部品ととして前記文字構成部品データベ
ースに登録する部品登録手段を備えたことを特徴とする
請求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項5】 前記部品組み合わせ手段は、各文字構成
部品を配置される領域に合わせて拡大または縮小する手
段を含む請求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項6】 前記部品組み合わせ手段は、各文字構成
部品の線の幅を修正する手段を含む請求項2に記載の文
字合成装置。 - 【請求項7】 前記修正手段は、文字構成部品の面積を
評価し、この評価内容に基づいて各文字構成部品の間隔
を修正する手段である請求項1または請求項2に記載の
文字合成装置。 - 【請求項8】 前記修正手段は、文字構成部品の占める
領域が、隣接する文字構成部品同士で重なり合うとき、
該重なり合う領域に存在する両文字構成部品の面積を評
価し、この評価内容に基づいて該隣接する文字構成部品
の間隔を修正する手段である請求項1または請求項2に
記載の文字合成装置。 - 【請求項9】 前記修正手段は、隣接する文字構成部品
間の空白部の面積を評価し、この評価内容に基づいて該
隣接する文字構成部品の間隔を修正する手段である請求
項1または請求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項10】 前記修正手段は、文字構成部品の幅と
隣接する文字構成部品の間隔との比率を評価し、この評
価内容に基づいて該隣接する文字構成部品との間隔を修
正する手段である請求項1または請求項2に記載の文字
合成装置。 - 【請求項11】 前記修正手段は、文字構成部品の高さ
と隣接する文字構成部品の間隔との比率を評価し、この
評価内容に基づいて該隣接する文字構成部品との間隔を
修正する手段である請求項1または請求項2に記載の文
字合成装置。 - 【請求項12】 前記修正手段は、隣接する文字構成部
品の凸部が互い違いに相手部品の凹部に入り込んでいる
回数を評価し、この評価内容に基づいて該隣接する文字
構成部品の間隔を修正する手段である請求項1または請
求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項13】 前記修正手段は、隣接する文字構成部
品の凸部が互い違いに相手部品の凹部に入り込んでいる
回数が所定値になるまでの該隣接する文字構成部品間の
距離を評価し、この評価内容に基づいて該隣接する文字
構成部品の間隔を修正する手段である請求項1または請
求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項14】 前記修正手段は、隣接する文字構成部
品間の最短距離を評価し、この評価内容に基づいて該隣
接する文字構成部品の間隔を修正する手段である請求項
1または請求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項15】 前記修正手段は、メンバシップ関数お
よびファジィルールを用いて前記要素を評価する手段で
ある請求項1または請求項2に記載の文字合成装置。 - 【請求項16】 偏や旁などの文字を構成する図形であ
る文字構成部品を組み合わせることによって作成された
文字図形を入力し、該文字図形の各文字構成部品の位置
関係、大きさなどの要素を評価し、その評価内容に応じ
て各文字構成部品の配置を修正することを特徴とする文
字合成方法。 - 【請求項17】 偏や旁などの文字を構成する図形であ
る文字構成部品、および、複数の文字構成部品を指定す
る部品指定データと各文字構成部品の配置を指示する部
品配置データとを含む部品組み合わせデータを各文字毎
に記憶し、 部品指定データで指定された文字構成部品を部品配置デ
ータが指示する配置で配置することによって文字図形を
作成し、 該文字図形の各文字構成部品の位置関係、大きさなどの
要素を評価し、その評価内容に応じて各文字構成部品の
配置を修正することを特徴とする文字合成方法。 - 【請求項18】 偏や旁などの文字を構成する図形であ
る文字構成部品を組み合わせることによって作成された
文字図形を入力し、該文字図形の各文字構成部品の配
置、線幅、大きさなどの要素を評価し、その評価内容に
応じて各文字構成部品の配置を修正する文字合成プログ
ラムを記憶した記憶媒体。 - 【請求項19】 偏や旁などの文字を構成する図形であ
る文字構成部品を記憶した文字構成部品データベース、 複数の文字構成部品を指定する部品指定データと各文字
構成部品の配置を指示する部品配置データとを含む文字
構成データを各文字毎に記憶した文字構成部品組み合わ
せデータベース、および、 部品指定データで指定された文字構成部品を文字構成部
品データベースから読み出し、この部品を部品配置デー
タが指示する配置で配置することによって文字図形を作
成し、該文字図形の各文字構成部品の位置関係、大きさ
などの要素を評価し、その評価内容に応じて各文字構成
部品の配置を修正する文字合成プログラムを記憶した記
憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10088630A JPH11288262A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 文字合成装置、文字合成方法および記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10088630A JPH11288262A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 文字合成装置、文字合成方法および記憶媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288262A true JPH11288262A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13948140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10088630A Pending JPH11288262A (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 文字合成装置、文字合成方法および記憶媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11288262A (ja) |
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- 1998-04-01 JP JP10088630A patent/JPH11288262A/ja active Pending
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