JPH11287619A - 倣い溶接用溶接線検出方法及び装置 - Google Patents

倣い溶接用溶接線検出方法及び装置

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JPH11287619A
JPH11287619A JP10712298A JP10712298A JPH11287619A JP H11287619 A JPH11287619 A JP H11287619A JP 10712298 A JP10712298 A JP 10712298A JP 10712298 A JP10712298 A JP 10712298A JP H11287619 A JPH11287619 A JP H11287619A
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JP
Japan
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welding
line
weld line
ccd camera
thin plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP10712298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Iguchi
雅之 井口
Akio Tejima
秋雄 手島
Shinya Watanabe
真也 渡辺
Kazuhisa Imamura
和久 今村
Masayuki Makita
昌之 牧田
Toru Iijima
亨 飯島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ素子を用いずに、薄板の重ね隅肉溶接
による溶接線を検出する。 【解決手段】 溶接トーチ3部に、2枚の薄板4による
隅肉溶接部付近を溶接方向前方から撮影できるようにC
CDカメラ6を取り付ける。CCDカメラ6で撮影しな
がら溶接を開始し、このとき、適切なしきい値で二値化
されたアーク光を基に、アーク光の前方に溶接線7を含
む矩形の処理領域を設定する。処理領域の中で溶接線7
と交わる方向の走査線を引き、走査線上の輝度を分析し
て溶接線7との交点を求める。同様な処理を処理領域全
般に行い、溶接線7を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄板の重ね隅肉溶接
時に用いる倣い溶接用溶接線検出方法及び装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】薄板の重ね隅肉溶接を倣い溶接として行
う際の画像処理を用いた溶接線の検出方法の一つとし
て、レーザスリット光を用いた光切断法が知られてい
る。
【0003】上記光切断法は、図4に一例を示す如く、
重ね合わせた2枚の薄板aにより形成される隅肉部の上
方に、レーザダイオードbを配置し、該レーザダイオー
ドbから発したレーザ光を集光レンズcにて絞った後、
シリンドリカルレンズdでスリット光(帯状の光)に変
えて薄板aに照射することにより輝線eを作り、この輝
線eの像fを球面レンズgを通してCCDカメラhでと
らえ、像fの位置から三角測量の原理を使って溶接線を
検出するようにしたものである(特開平8−27121
1号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記レーザ
スリット光を用いた光切断方法の場合、溶接トーチ部
に、CCDカメラhの他にレーザダイオードbや集合レ
ンズc、シリンドリカルレンズd等のレーザ素子を取り
付けなければならないので、装置構成が複雑になり、コ
ンパクト化が難しいという問題がある。
【0005】そこで、本発明は、レーザ素子を用いるこ
となく溶接線を検出できるようにして装置のコンパクト
化を図ることができるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、重ね合わせた2枚の薄板による隅肉部を
CCDカメラで撮影しながら溶接を開始し、上記CCD
カメラで撮影した画像中に、二値化されたアーク光の重
心及びフエレ径を基にアーク光の進行方向前方に位置す
る溶接線を含むように矩形の処理領域を設定し、該処理
領域の中で溶接線と交わる方向の走査線を引き、該走査
線上の輝度変化を捉えて溶接線と交わる部分を検出点と
して求め、更に、同様な処理を処理領域全体に亘って行
うことにより溶接線を検出する倣い溶接用溶接線検出方
法及び装置とする。
【0007】レーザ光によらずアーク光のみを光源とす
るため、装置構成が簡素化され、コンパクト化が達成さ
れる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の倣い溶接用溶接線検出装置
の実施の一形態を示すもので、溶接ヘッド1から張り出
させたスライド軸2に溶接トーチ3を取り付け、該溶接
トーチ3を、重ね合わせた2枚の薄板4による隅肉溶接
部の上方に配置して、溶接制御装置5からの指令で溶接
ヘッド1の走行とスライド軸2のスライドを制御して倣
い溶接できるようにしてあるTIG溶接装置において、
上記溶接トーチ3部に、2枚の薄板4による隅肉溶接部
付近を溶接方向の前方から撮影できるようにCCDカメ
ラ6を取り付け、且つ該CCDカメラ6による画像を濃
淡画像に処理して溶接線7を検出させるようにした画像
処理装置8を備える。なお、上記CCDカメラ6の取り
付けは、溶接線7が画面中央部で水平方向に映るような
向きとしてある。又、上記濃淡画像処理装置8は、溶接
制御装置5からの倣い指令パルスタイムにより画像処理
を行い、処理結果に基づくスライド軸移動指令を溶接制
御装置5に送るようにしてある。
【0010】上記構成とした溶接線検出装置を用いて倣
い溶接を行うために、溶接線7を検出させるようにする
場合は、図2のフローに基づいて行うようにする。
【0011】すなわち、先ず、CCDカメラ6により撮
影しながら、溶接を開始する。溶接開始後、図3に示す
CCDカメラ6の画像9において、適切なしきい値で二
値化されたアーク光10の重心及びフエレ径から、アー
ク光10の進行方向である溶接方向に、溶接線7を含む
ように矩形の処理領域11を設定する。次に、処理領域
の中で、画面垂直方向に走査線12を引き、溶接線7と
交わる部分を検出点13として求めるようにする。この
場合、走査線12を引くと、溶接線7と交わる部分で輝
度が大きく変化するので、走査線12上の輝度を微分す
ることにより、この変化を捉えて検出点13を求めるよ
うにする。更に、同様な処理を、設定した処理領域11
全体に亘って行うことにより、検出点13の連続により
溶接線7を検出する。なお、図3に示す画像9におい
て、3aは溶接トーチ3を構成するガスノズル、3bは
同じくワイヤチップ、14は溶接ビードである。
【0012】このように、本発明においては、アーク光
10のみを光源としているため、溶接トーチ3部にはC
CDカメラ6のみを設置すればよく、したがって、装置
の小型、コンパクト化が容易であり、又、既存の溶接装
置に適用して溶接倣いを自動化することも容易である。
【0013】なお、本発明は上記の形態にのみ限定され
るものではなく、TIG溶接装置以外の他の溶接装置に
適用することは任意であること、その他本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿
論である。
【0014】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の倣い溶接用溶
接線検出方法及び装置によれば、重ね合わせた2枚の薄
板による隅肉部をCCDカメラで撮影しながら溶接を開
始し、上記CCDカメラで撮影した画像中に、二値化さ
れたアーク光の重心及びフエレ径を基にアーク光の進行
方向前方に位置する溶接線を含むように矩形の処理領域
を設定し、該処理領域の中で溶接線と交わる方向の走査
線を引き、該走査線上の輝度変化を捉えて溶接線と交わ
る部分を検出点として求め、更に、同様な処理を処理領
域全体に亘って行うことにより溶接線を検出するように
してあるので、溶接トーチ部へはCCDカメラのみの取
り付けでよく、これにより、小型、コンパクト化を達成
できると共に、既存の溶接装置に容易に適用できて溶接
線倣いの自動化を図ることができ、溶接品質の安定化を
図ることができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の倣い溶接用溶接線検出装置の実施の一
形態を示す概略図である。
【図2】溶接線を検出する手順を示すフローである。
【図3】CCDカメラにより撮影した画像の概念図であ
る。
【図4】従来の光切断法の概要図である。
【符号の説明】
3 溶接トーチ 4 薄板 6 CCDカメラ 7 溶接線 8 濃淡画像処理装置 9 画像 10 アーク光 11 処理領域 12 走査線 13 検出点
フロントページの続き (72)発明者 今村 和久 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 (72)発明者 牧田 昌之 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内 (72)発明者 飯島 亨 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせた2枚の薄板による隅肉部を
    CCDカメラで撮影しながら溶接を開始し、上記CCD
    カメラで撮影した画像中に、二値化されたアーク光の重
    心及びフエレ径を基にアーク光の進行方向前方に位置す
    る溶接線を含むように矩形の処理領域を設定し、該処理
    領域の中で溶接線と交わる方向の走査線を引き、該走査
    線上の輝度変化を捉えて溶接線と交わる部分を検出点と
    して求め、更に、同様な処理を処理領域全体に亘って行
    うことにより溶接線を検出することを特徴とする倣い溶
    接用溶接線検出方法。
  2. 【請求項2】 溶接トーチ部に、重ね合わせた2枚の薄
    板による隅肉部を溶接方向の前方から撮影できるように
    CCDカメラを取り付け、且つ該CCDカメラによる画
    像を濃淡画像に処理して溶接線を検出する濃淡画像処理
    装置を備えた構成を有することを特徴とする倣い溶接用
    溶接線検出装置。
JP10712298A 1998-04-03 1998-04-03 倣い溶接用溶接線検出方法及び装置 Pending JPH11287619A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754945B2 (en) * 2001-05-29 2004-06-29 Steven J. Fujan Method of forming a stress isolating joint on a dump body
JP2008246536A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Ihi Corp 溶接状況解析装置及び方法
JP6343711B1 (ja) * 2017-11-02 2018-06-13 大豊精機株式会社 シームトラッキングシステム及び金属製品製造方法
CN110455613A (zh) * 2018-05-08 2019-11-15 深圳市裕展精密科技有限公司 检测装置

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