JPH11287614A - 位置関係測定方法およびそれを用いた位置関係調整方法およびボンディング装置 - Google Patents

位置関係測定方法およびそれを用いた位置関係調整方法およびボンディング装置

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JPH11287614A
JPH11287614A JP9131098A JP9131098A JPH11287614A JP H11287614 A JPH11287614 A JP H11287614A JP 9131098 A JP9131098 A JP 9131098A JP 9131098 A JP9131098 A JP 9131098A JP H11287614 A JPH11287614 A JP H11287614A
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JP9131098A
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Fumihiko Ishida
文彦 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部で分離自在に接合された一対の物体の
相互の位置関係を測定する位置関係測定方法とその測定
結果による位置関係調整方法で、特に、それを用いたボ
ンディングヘッドを有するボンディング装置で迅速正確
に測定、調整を行う。 【解決手段】 接合部で分離自在に接合された一対の物
体の相互の位置関係を前記一対の物体の一方に設けられ
た複数の変位計16a、16bで測定する位置関係測定
方法において、同時に作動する複数の変位計16a、1
6bを用いて各々の測定値を比較演算して位置関係を測
定し、また、その結果を用いて測定と連動して調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接合部で分離自在
に接合された一対の物体の相互の位置関係を測定する位
置関係測定方法とその測定結果による位置関係調整方法
で、特に、それを用いたボンディングヘッドを有するボ
ンディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ガラス基板にTAB部品である液晶
駆動用ICを圧着する場合など、アウタリ一ドボンディ
シグ(OLB)装置が用いられている。このアウタリー
ドボンディング装置は、互いに対向する押圧面を有する
ツールとステージを備えており、ツールとステージの間
に試料たとえば上記の液晶ガラス基板および液晶駆動用
ICを挿入し、ツールを加熱した状態でステージ側へ押
圧することにより液晶駆動用ICをガラス基板に圧着さ
せる。
【0003】ツールおよびステージは押圧面が共に長手
形状となっており、圧着を確実に行なうためには、両方
の押圧面が平行状態を保ちつつ、また、ツールおよびス
テージに磨耗や欠けが存在することなく、ツールの押圧
面が試料の圧着面に均一に当たることが望ましい。
【0004】このため、ツールとステージの相対的な平
行度を測定する方法として以下の方法が用いられてい
た。
【0005】(イ) ミラーと一体となつたレーザ変位
計を用いて、ステージにレーザ光を投射してその反射光
からツールとステージの平行度を測定する方法( 特開平
8−107132号公報で開示されている)。
【0006】(ロ) 角度測定機を用いて、ツールとス
テージの角度を測定する方法( 平成l0年度春季精密工学
会講演会講演子稿集で開示されている)。
【0007】(ハ) ばね状の柱に歪みゲージを張り付
けたブロックを、ツールをステージの間に挟み圧着状態
での圧力を測定する方法。
【0008】(ニ) 感圧フイルムを用いて、ツールを
ステージの間に挟み圧着状態での圧力ツールの分布を色
で見る方法(色が濃い部分が圧力の濃い部分に対応す
る)。
【0009】(ホ) ツールをステージに近づけた状態
で、側面から平行光を照らし隙間の間隔を測定する方
法。
【0010】などが知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各方法では以下のような不具合が生じている。
【0012】(イ)の方法では、測定の際にツールとス
テージの間を走査するための測定用のステージが必要で
測定機自体が大きくなる。また、測定結果が測定用ステ
ージの移動方向の1次元的な結果であるので、厚み方向
の測定も必要となる。
【0013】さらに、ツールとステージとの間にミラー
を配置することが必要で、ツールとステージを接触させ
た(圧着時の)状態では測定できない。
【0014】(ロ)の方法では、ポイントの測定とな
り、ツールおよびステージの平面度が出ていない場合に
は正確に平行度を測定できない。
【0015】(ハ)の方法も同様に、ツールおよびステ
ージの平面度が出ていない場合には、ブロックにかかる
力が凸部におけるものとなり、ツールやステージの形に
測定結果が影響される。
【0016】(ニ)の方法は、圧着時の力の分布を色の
濃さで測定するものであるため定量化が困難であり、ま
た、ツールとステージの平行度の調整には直接用いるこ
とができない。
【0017】(ホ)の方法では、ツールやステージが薄
い直方体の形状をしている場合に限つた測定方法であ
り、正方形のような厚みのある場合の測定では、厚み方
向での高さ変化があると測定結果にこの影響が出てしま
う。
【0018】上述したように、従来の方法それぞれに欠
点があり、特に、これらはツールとステージの平面度が
出ていることを前提とした測定方法であるため、厚みの
あるツールやステージの調整のための測定方法としては
不向きである。
【0019】さらに、(ハ)の方法を除いては測定と調
整を同時に行うことができず、調整した後に再度測定
し、必要に応じて再調整するするといったことを繰り返
す必要がある。
【0020】本発明は、これらの事情に基づいてなされ
たもので、ボンディング装置におけるツールとステージ
のそれぞれの平面度に依存せず、かつ、調整が容易で、
また厚み方向の測定も可能な位置関係測定方法と位置関
係調整方法およびそれを用いたボンディング装置を提供
するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、接合部
で分離自在に接合された一対の物体の相互の位置関係を
前記一対の物体の一方に設けられた複数の変位計で測定
する位置関係測定方法において、前記複数の変位計が同
一測定対象に対する測定で基準値を得る第1工程と、こ
の第1工程の後に、前記複数の変位計が同一の測定対象
を測定して測定結果を得る第2工程と、前記第1工程で
得た基準値と、前記第2工程で得た測定結果とを算出し
て各々の変位計の測定値を算出する測定値算出工程と、
この測定値算出工程で算出された各々の変位計の測定値
を比較する比較工程とを有することを特徴とする位置関
係測定方法にある。
【0022】また本発明によれば、接合部で分離自在に
接合された一対の物体の相互の位置関係を前記一対の物
体の一方に設けられた複数の変位計で測定する位置関係
測定方法において、前記複数の変位計が設けられた物体
の先端に平板を吸着する吸着工程と、この吸着工程の後
に前記複数の変位計を前記平板を基準として原点に調整
するゼロリセット工程と、このゼロリセット工程後に前
記平板を前記変位計が設けられた物体の先端から分離し
て前記変位計を前記平板から開放して前記複数の変位計
の出力を得る測定工程と、この測定工程で得た各々の変
位計の出力を比較する比較工程とを有することを特徴と
する位置関係測定方法にある。
【0023】また本発明によれば、接合部で分離自在に
接合された一対の物体の相互の位置関係を前記一対の物
体の一方に設けられた複数の変位計で測定しその結果に
基づいて相互の位置関係を調整する位置関係調整方法に
おいて、前記複数の変位計が設けられた物体の先端に平
板を吸着する吸着工程と、この吸着工程の後に前記複数
の変位計を前記平板を基準として原点に調整するゼロリ
セット工程と、このゼロリセット工程後に前記平板を前
記変位計が設けられた物体の先端から分離して前記変位
計を前記平板から開放して前記複数の変位計の出力を得
る測定工程と、この測定工程で得た各々の変位計の出力
を比較する比較工程と、この比較工程の結果に基づいて
前記一対の物体の位置関係を調整する調整工程とを有す
ることを特徴とする位置関係調整方法にある。
【0024】また本発明によれば、前記ゼロリセット工
程は、前記複数の変位計の先端を前記平板に接触させ、
そのときの変位計を原点に調整することによって行うこ
とを特徴とする位置関係測定方法にある。
【0025】また本発明によれば、前記位置関係測定方
法において、前記一対の物体はボンディング装置で用い
られているボンディングヘッドのツールホルダと角度調
整ユニットであることを特徴とするボンディング装置に
ある。
【0026】また本発明によれば、前記位置関係調整方
法において、前記一対の物体はボンディング装置で用い
られているボンディングヘッドのツールホルダと角度調
整ユニットであることを特徴とするボンディング装置に
ある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態をフリッ
プチップボンディング装置に適用した場合を図面を参照
して説明する。
【0028】フリップチップボンディングは、ICチッ
プの電極部に電気めっきではんだバンプを形成し、回路
基板に位置合せして仮付けした後にリフローはんだで回
路基板の上に表面を下にして(フェースダウン)はんだ
付けする方式である。この方式では、ICチップの回路
基板側が全て接続に利用できるため多端子化が容易であ
ると共に、一括接続が可能であるので広く用いられてい
る。
【0029】ICチップと回路基板との位置合せと仮付
けはフリップチップボンディング装置が用いられてお
り、フリップチップボンディング装置のボンディングヘ
ッドは、先端にICチップを吸着するツールがボンディ
ングステージと所定の平行度を保持した姿勢で固定され
ている。
【0030】図1は本発明の実施の形態であるボンディ
ング装置のボンディングヘッドのボンディング作動部の
構造を示す説明図で、図2はその角度調整ユニットの構
造を示す説明図である。
【0031】すなわち、図示しないボンディング装置に
設けられたボンディングヘッドは、吸着したICチップ
を回路基板に押圧するボンディング作動部1を有し、そ
のボンディング作動部1は大別すると、角度調整ユニッ
ト2とこの角度調整ユニット2に支持されているツール
ホルダ3と、このツールホルダ3に固定されているツー
ル4とに分けられる。
【0032】角度調整ユニット2は箱状の剛体構造で、
上部がボンディングアーム5に固着され、内部に調整機
構7を有し、下部に調整機構7に係合したツールホルダ
3を支持している。
【0033】調整機構7は、モータ9とこのモータ9の
回転軸に支点が固定され側面が2等辺三角形状の調整板
6と複数の板ばねで構成され、調整板6の2等辺三角形
の支点の対辺と板ばね8a、8bの間にツールホルダ3
の上部を挟み込み挟持する構成である。ツールホルダ3
の上部11a、11bの両端は、回動が可能なように半
円状に形成されている。
【0034】従って、モータ9の回転に対応して調整板
6も回転する。この回転で調整板6の下面が傾斜する
と、調整板6の下面に密接しているツールホルダ3も同
様に傾斜する。
【0035】ツールホルダ3は、上部が調整板6と板ば
ね8a、8bによって挟持されている。また、下部にツ
ール4を固定保持している。また、ツールホルダ3の一
側面には水平に支持バー14が固着され、支持バー14
の両端にはツール4と平行に変位計16a、16bが設
置されている。この変位計16a、16bは接触型の変
位計で、分解能が0.1μmの電気マクロメータであ
る。 電気マイクロメータは、JIS7536に規格化
されていように、微小な変位量を接触式測定子を持つ検
出器を用いて電気的量に変換し電気的に増幅して表示
する比較測定器で、一般に、物体の寸法や形状などの測
定による測定子の変位量を電気的に変換する検出器と、
検出器が検出した結果を電気的に増幅して表示する指示
計から構成れている。検出器は通常、プランジャ型差動
変圧器が用いられ、差動変圧器をステム内に入れ、鉄心
可動部の先端に測定子を取付けた構造で、変位量を電気
的量に変換する変換器を備えている。
【0036】ツール4は、上部がツールホルダ3に固着
されツールホルダ3と一体化している。また、ツール4
の下面は水平面で図示しないICチップを吸着する吸着
孔が設けられている。この吸着孔は図示しない空気流路
を経由してポンプに接続している。
【0037】これらの装置による作用を以下に説明す
る。
【0038】まづ、ツール4の吸着孔に平板20を吸着
させる。この平板20は厚さ0.5mmの鉄板を用い
た。この状態で2台の変位計16a、16bの先端の測
定子21a、21bが平板20に接触している。変位計
16a、16bは図3に示すように表示部17にゼロ点
調整つまみ22が設けられているのでそれを調整して2
個ともゼロにする。
【0039】次に、ツール4の吸着孔から平板20を取
除き変位計16a、16bの接触子を開放する。この状
態で、2台の接触子の出力データを比較する。この比較
は、角度調整ユニット2の制御装置の調整ボタンを押す
と、2つの変位計16a、16bの出力は図示しない比
較回路に送られて比較され差分が検出される。その比較
結果は制御部10のドライバー回路に送られ差分に応じ
てモータ9の回転方向と回転量を決定して駆動する。
【0040】つまり、もし2個の変位計16a、16b
の出力データが同じであれば、調整は不要である。
【0041】また、2個の変位計16a、16bの出力
データが異なる場合、2個の変位計16a、16bの出
力の値が等しくなるように角度調整ユニット2を作動さ
せる。
【0042】この角度調整ユニット2は2個の変位計1
6a、16bの出力の値の差に応じてモータ9が所定角
度回転して調子板6を回転させて調整板6の下面を所定
の傾斜にする。この調整板6の下面に密接しているツー
ルホルダ3も同様に傾斜するのでツールホルダ3と角度
調整ユニット2との角度が調整され、その結果2個の変
位計16a、16bの出力の値が等しくなる。これによ
り、ボンディングヘッド本体に対してツール4が正しい
位置関係で取付けられていることが確認される。
【0043】この調整により、ボンダーのボンディング
ヘッドは回路基板に対して垂直に作動するで、正確なI
Cチップの実装が出来る。
【0044】また、本発明によればツール4へのチップ
の吸着角度も正確に測定することが出来る。すなわち、
図4(a)は本発明によるツール4でチップと同様の吸
着状態になる平板20を吸着した状態の測定状態を示す
側面図で、図4(b)は従来例の測定状態である従来例
の項で説明した(ハ)の場合を示す側面図である。
【0045】まづ、図4(a)で示すようにツール4が
平板20を吸着した状態で2つの変位計16a、16b
をゼロリセットする。次に、平板20を外した状態で2
つの変位計16a、16bの値を読取って比較する。そ
の差によりツール4と平板20(チップ)の吸着面の角
度を算出することが出来る。
【0046】また、面形状としての測定では、従来方法
では数回の測定を繰り返す必要があり測定に時間を要し
ていたのに対して、本発明では図5のように3箇所に変
位計16a、16bを配置すれば、面の傾きが一度で測
定可能となるため、調整時間の短縮が可能になった。
【0047】また、従来の方法では測定と調整を同時に
行うことができず、微調整を行った後に再度測定をする
ということを数回繰り返す必要があるのに対して、本発
明では測定しながら調整が可能となった。
【0048】なお、上記実施の形態では、変位計16
a、16bとしては接触式変位計16a、16bを用い
たが、変位計16a、16bであるならば非接触式であ
る例えば、レーザ式、渦電流式、静電容量式などの測定
方式を用いても同様な作用が得られる。
【0049】また、上記実施の形態では、変位計16
a、16bは2 個用いたが、2個以上の変位計16a、
16bを用いてもよく、また、変位計16a、16bの
配置も任意に選択することが出来る。
【0050】また、上記の実施の形態では、平板20を
まずツール4で吸着させてこのときの変位計16a、1
6bの値をゼロリセットする形式のものを用いたが、最
初にゼロリセットを行わずに、測定後にステージ側の個
々の箇所の測定値と最初の測定値との差分の値が同じに
なるようにすることでも可能である。
【0051】また、平板20として0.5mmの鉄板を
用いたが、この材質および厚さ、大きさなどの制限は特
に無い。
【0052】また、上記実施の形態では、ツールホルダ
3に変位計16a、16bを取り付けたが、変位計16
a、16bの取り付け箇所は、角度調整ユニット2より
下の部分ならば特に制限はない。また、変位計16a、
16b取付けはツールホルダ3に支持バー14を用いて
取り付けたが、これに限るものではなく、例えば、ツー
ル4等に変位計16a、16bを埋め込む方法でも同様
な効果を得ることも可能である。
【0053】また、角度調整ユニット2としてはモータ
9駆動を用いた方式を提案したが、駆動方法としては電
気的に駆動される圧電素子などを用いることも出来る。
【0054】また、角度調整ユニット2としては、側面
が二等辺三角形の回動機構を用いたが、特にこれに限っ
た構成でなくても、角度を調整できる機構ならばそれら
を任意に用いることが出来る。
【0055】また、マルチチップ対応として、ツール4
を吸着により取り付ける機構のついたボンディング装置
にも用いることが出来る。
【0056】また、上述の実施の形態では、ボンディン
グヘッドのツール4の先端に吸着した平板20を基準と
して変位計16a、16bで変位量を測定し、その結果
に基づいて角度調整ユニット2によってボンディングア
ーム5とツール4の関係を調整した。つまり、ボンディ
ング装置においては、基準面であるステージの面とボン
ディングアーム5の下降方向は正確に直交関係が装置と
して保たれているので、ボンデイィングアーム5に取付
けるツール4はボンディングアーム5と所定の関係に取
付ければ、ボンディングアーム5によってステージまで
下降したツール4の先端面はステージの面と平行にな
る。
【0057】従って、ステージの上に載置された回路基
板に対して、ツール4が吸着しているICチップを均等
の押圧力で実装できることになるからである。つまり、
これは、ステージを基準面としてツール4の先端面をそ
れに平行に調整している。
【0058】別の方法として、装置の構造を変更する必
要があるが、ボンディング装置でツール4の先端面とス
テージの面の平行度を求めるのは、逆に、ツール4の先
端面を基準にして、ステージ側を調整面にすることも可
能である。
【0059】
【発明の効果】本発明は以上に述べたように、接合部で
分離自在に接合された一対の物体の相互の位置関係を前
記一対の物体の一方に設けられた複数の変位計で測定す
る位置関係測定方法において、同時に作動する複数の変
位計を用いて各々の測定値を比較演算して位置関係を測
定するようにしたので、短時間で容易に測定することが
出来る。
【0060】また、接合部で分離自在に接合された一対
の物体の相互の位置関係を前記一対の物体の一方に設け
られた複数の変位計で測定しその結果に基づいて相互の
位置関係を調整する位置関係調整方法において、同時に
作動する複数の変位計を用いて各々の測定値を比較演算
して位置関係を測定した結果に応じて調整するので、測
定と調整を同時に行うことが出来る。
【0061】従って、従来では測定と調整を同時に行う
ことができず、微調整を行った後に再度測定をするとい
うことを数回繰り返す必要があるのに対して、本発明で
は測定しながら調整が可能となり、調整時間の短縮化が
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるボンディング装置の
ボンディングヘッドのボンディング作動部の構造を示す
説明図。
【図2】本発明の実施の形態であるボンディングヘッド
のボンディング作動部の角度調整ユニットの構造を示す
説明図。
【図3】変位計の表示部の外観図。
【図4】(a)は本発明によるツールで平板を吸着した
状態の測定を示す側面図で、(b)は従来例の測定の場
合を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態で、3箇所に変位計を配置
した状態を示す説明図。
【符号の説明】 1…ボンディング作動部、2…角度調整ユニット、3…
ツールホルダ、4…ツール、5…ボンディングアーム、
6…調整板、7…調整機構、8a、8b…板ばね、9…
モータ、10…制御部、11a、11b…上部、14…
支持バー、16a、16b…変位計、17…表示部、2
0…平板、21a、21b…測定子、22…ゼロ点調整
つまみ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部で分離自在に接合された一対の物
    体の相互の位置関係を前記一対の物体の一方に設けられ
    た複数の変位計で測定する位置関係測定方法において、 前記複数の変位計が同一測定対象に対する測定で基準値
    を得る第1工程と、 この第1工程の後に、前記複数の変位計が同一の測定対
    象を測定して測定結果を得る第2工程と、 前記第1工程で得た基準値と、前記第2工程で得た測定
    結果とを算出して各々の変位計の測定値を算出する測定
    値算出工程と、 この測定値算出工程で算出された各々の変位計の測定値
    を比較する比較工程とを有することを特徴とする位置関
    係測定方法。
  2. 【請求項2】 接合部で分離自在に接合された一対の物
    体の相互の位置関係を前記一対の物体の一方に設けられ
    た複数の変位計で測定する位置関係測定方法において、 前記複数の変位計が設けられた物体の先端に平板を吸着
    する吸着工程と、 この吸着工程の後に前記複数の変位計を前記平板を基準
    として原点に調整するゼロリセット工程と、 このゼロリセット工程後に前記平板を前記変位計が設け
    られた物体の先端から分離して前記変位計を前記平板か
    ら開放して前記複数の変位計の出力を得る測定工程と、 この測定工程で得た各々の変位計の出力を比較する比較
    工程とを有することを特徴とする位置関係測定方法。
  3. 【請求項3】 接合部で分離自在に接合された一対の物
    体の相互の位置関係を前記一対の物体の一方に設けられ
    た複数の変位計で測定しその結果に基づいて相互の位置
    関係を調整する位置関係調整方法において、 前記複数の変位計が設けられた物体の先端に平板を吸着
    する吸着工程と、 この吸着工程の後に前記複数の変位計を前記平板を基準
    として原点に調整するゼロリセット工程と、 このゼロリセット工程後に前記平板を前記変位計が設け
    られた物体の先端から分離して前記変位計を前記平板か
    ら開放して前記複数の変位計の出力を得る測定工程と、 この測定工程で得た各々の変位計の出力を比較する比較
    工程と、 この比較工程の結果に基づいて前記一対の物体の位置関
    係を調整する調整工程とを有することを特徴とする位置
    関係調整方法。
  4. 【請求項4】 前記ゼロリセット工程は、前記複数の変
    位計の先端を前記平板に接触させ、そのときの変位計を
    原点に調整することによって行うことを特徴とする請求
    項1または2記載の位置関係測定方法。
  5. 【請求項5】 前記請求項1または2で記載された位置
    関係測定方法において、前記一対の物体はボンディング
    装置で用いられているボンディングヘッドのツールホル
    ダと角度調整ユニットであることを特徴とするボンディ
    ング装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項3で記載された位置関係調整
    方法において、前記一対の物体はボンディング装置で用
    いられているボンディングヘッドのツールホルダと角度
    調整ユニットであることを特徴とするボンディング装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210009853A (ko) * 2019-07-18 2021-01-27 세메스 주식회사 다이 본딩 장치 및 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20210009853A (ko) * 2019-07-18 2021-01-27 세메스 주식회사 다이 본딩 장치 및 방법

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