JP2003240820A - プロービング装置および検査装置 - Google Patents

プロービング装置および検査装置

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JP2003240820A
JP2003240820A JP2002044519A JP2002044519A JP2003240820A JP 2003240820 A JP2003240820 A JP 2003240820A JP 2002044519 A JP2002044519 A JP 2002044519A JP 2002044519 A JP2002044519 A JP 2002044519A JP 2003240820 A JP2003240820 A JP 2003240820A
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chip
semiconductor chip
probing
probe card
probe
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Hideki Kitahata
秀樹 北畑
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NEC Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 半導体チップをプロービングした状態で、プローブカー
ドに一体化して保持する装置 【課題】 ベアチップ状態で、半導体集積回路の不良解
析やバーンイン試験を可能にする。 【解決手段】 チップ保持機構3を有するホールドプレ
ート1上に半導体チップ2を固定し、プローブカードの
プローブ11に対してホールドプレート1をアライメン
トする。プローブカードの基板10aに固定されたステ
ージ4で、ホールドプレート1を押し上げ、半導体チッ
プ2をプロービングする。半導体チップ2は、プローブ
カードとステージ4の間にプローブ圧で固定され、電気
的試験が可能なプロービング状態でのハンドリングが可
能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置評価用
プロービング装置に関し、特に半導体チップの不良解
析、又はバーンイン試験を行う上で有効なプロービング
装置および検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の大規模化に伴い、多層
配線化が進み、金属配線に覆われたチップ表面から故障
箇所を特定することが困難になってきており、このよう
な集積回路の故障解析手法として、半導体に対する透過
率の高い赤外光を利用した、EMS(Emission
Microscope)法、OBIC(Optica
l BeamInduced Current)法など
により、チップ裏面から不良個所を検出する手法(裏面
解析手法)が行われている。しかしながら、利用できる
光が赤外域に限定される裏面解析手法は、より広い波長
域が利用可能なチップ表面からの解析に比べ、検出感度
が鈍い等の問題があり、場合に依っては、表面解析手法
が有効になる場合もある。
【0003】そのような観点から、チップ表面と裏面の
両方から、解析可能な解析装置が、多く市販されてい
る。
【0004】このような解析装置においては、集積回路
が形成されている半導体チップの表面から電気的入力を
行い、裏面解析時はチップ裏面から、表面解析時はチッ
プ表面から、光学的な観察ができるような形態で半導体
チップを保持する必要がある。そこで、このような解析
装置においては、不良箇所の検出機能を担う、高価な光
学系は1系統に固定し、表面解析と裏面解析とで、半導
体チップの表裏を逆にして保持する手法が一般的に採用
されている。
【0005】半導体チップを比較的加工の容易なモール
ドパッケージ等に実装すれば、裏面解析手法に対しては
チップ裏面側を、表面解析手法に対してはチップ表面側
を開封することで、何れの解析手法にも比較的容易に対
応可能である。即ち、パッケージ全体の表裏を逆にして
保持しても、集積回路の入出力端子はパッケージ周辺の
リード端子に引き出されている為、リード端子を介して
電気的入力が可能になる。但し、パッケージへの実装と
開封に掛かる時間の為、解析TATが長くなるという問
題はある。図9に示す裏面解析手法の例では、半導体チ
ップ2をアイランド17にマウントした上で、ボンディ
ングを行い、集積回路の入出力端子とリード端子18を
接続し、更にモールド樹脂20で半導体チップ2とボン
ディングワイヤ19を固定する。その後、チップ裏面の
モールド樹脂20とアイランド17を除去して、チップ
裏面を露出させることで、裏面開口部21からの裏面解
析が可能になる。
【0006】一方、プロービングにより電気的入力を行
うチップ又はウェハ状態での解析の場合、チップの表裏
を逆にするとプロービングの方向も逆になる為、この変
更は容易でない。例えば、図10に示す解析用光学系1
4が上方に配置された解析装置による裏面解析手法の例
では、着脱式ウェハステージ23に設けられた裏面解析
用の開口部に、被解析チップが来るように半導体ウェハ
22を置き、真空吸着で固定させる。その後、チップ裏
面が上方を向くようにウェハステージ23をセットし、
下方からCCDカメラ24でウェハ表面を確認しなが
ら、プラテン13の裏側に固定したプローブカード10
にアライメントして、プロービングを行う。このような
手順で、プローブ11を介して半導体チップ内の集積回
路に電気的入力を行った上で、ウェハステージ23の開
口部から裏面解析を行うことが可能になる。
【0007】このように、プロービングによる裏面解析
では、光学的な検出を行うチップ裏面と、プロービング
を行うチップ表面を同時に露出させておく必要性から、
裏面解析専用のウェハプローバが必要になるので、解析
装置が高価になり、解析コストが高くなるという問題が
ある。
【0008】このような問題を解決する為に、特開20
01−83208号公報では、図11に示すプロービン
グ装置が考案されている。ボード26の中央部が石英板
25で構成されており、石英板25上に設けた滑り止め
27に、半導体チップ2の側面を宛がった後、滑り止め
27と反対側の方向から、マニピュレータ28でプロー
ビングする。このプロービングにより、半導体チップは
底面と側面が押し付けられて固定されるので、その後、
その他のマニピュレータでプロービングを行うことで、
半導体チップ2内に形成された集積回路への給電が可能
になる。
【0009】このプロービング装置よれば、表面解析は
勿論、半導体チップ2の裏面が石英板で保持されるの
で、石英板を透して裏面解析も可能になる。又、プロー
ビング装置の上下を逆転させることで、解析用光学系が
上方にある解析装置での裏面解析にも対応出来る。
【0010】一方、従来、半導体チップのバーンイン試
験は、パッケージに実装した状態で行われて来た。とこ
ろが、半導体装置を搭載する装置の小型化が進む中、ベ
アチップ実装の形態が採られるようになって、半導体装
置は必ずしもパッケージに実装されるとは限らなくなっ
ている。このような半導体装置のバーンイン試験は、チ
ップにプロービングして行う必要があり、このような試
験を行う装置として、特許第2557583号公報で
は、図12、13に示す装置が考案されている。
【0011】チップ2をトレー31の溝32内に配置し
て固定し、クランプ33に固定された基板10aのプロ
ーブ11を、半導体チップ2表面の電極に接合させる。
これにより、半導体装置の性能試験や寿命試験をチップ
状態で行うことが出来る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】特開2001−832
08号公報に記載されたプロービング装置を用いた場
合、多数の電気入力を必要とする解析や半導体チップの
表面/裏面解析が連続的にできなくなることである。
【0013】その理由は、このプロービング装置では、
各プローブのX/Y/Z方向全てのアライメントを、各
々のマニピュレータで個々に行うようにしている為であ
る。X/Y/Zの3方向に可動するマニピュレータは、
大きく且つ重いものになり、このようなマニピュレータ
を1本のプローブに対し1台装備するということは、プ
ロービング本数を増やす上で大きな障害となる。
【0014】即ち、このプロービング装置のプローブ本
数は、ボード上に搭載可能なマニピュレータ数で制限さ
れることになるが、ハンドリング可能な総重量を考える
と、無闇にボードを大きくすることは出来ない。
【0015】さらに、電極ピッチ間よりマニピュレータ
のサイズが大きくなれば全ての電極にプローブを使用す
ることができなくなる。
【0016】従って、多数の電極に対して電気入力を行
って、集積回路の特性試験における不良状態を完全に再
現させなければ、不良個所が特定できないような不良の
場合、このプロービング装置では解析することができな
い。
【0017】また、特許第2557583号公報に記載
されたバーンイン試験装置では、電極ピッチの狭い半導
体チップをベアチップ状態でバーンイン試験することが
困難なことである。
【0018】その理由は、電極ピッチの狭い半導体チッ
プに正確にプロービングして、バーンイン試験装置内に
保持することが困難な為である。このバーンイン試験装
置では、半導体チップをトレーの溝に挿入することで固
定して、プロービングしている。
【0019】しかしながら、半導体チップ上に形成され
ている電極の位置は、半導体ウェハからチップを切り出
す際の目ズレにより、チップ中心に対して、ばらついて
いる。又、切白幅のばらつきや、チップ端部の荒れによ
って、チップ寸法自身がばらつく上、チップ端部に対す
る電極位置もばらつくことになる。
【0020】このようなチップ寸法ばらつきや、チップ
端部の荒れを許容する為には、溝の寸法を大きくしてお
く必要があるが、この場合、小さい寸法のチップは溝の
中で完全に固定されなくなる。この試験装置では、チッ
プ端部を基準に電極位置がアライメントされることにな
る為、これらのばらつきが許容できない電極ピッチを有
する半導体チップは、プロービングすることができな
い。
【0021】従って、本発明の目的は、多数の電極や狭
ピッチの電極を有するチップを、プローブカードで正確
にプロービングした状態でハンドリングし、短TAT、
低価格でチップの表面および裏面からの不良解析やバー
イン試験を容易にすることを可能にし、ベアチップレベ
ルでの不良解析やバーンイン試験をすることである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のプロービング装
置は、半導体チップ上の電極に所定の電気信号を印加す
るプローブカードと、上部に前記プローブカードを固定
するベースプレートと、前記チップを載置し、このチッ
プを固定する固定手段を有するプレートと、中央部に開
口穴を有し、かつ、この開口穴周辺部で前記プレートを
載置するステージと、このステージの周辺部に前記ベー
スプレートの下部に設けられ、前記プローブカードに対
して前記ステージの傾きと高さを調整する調整手段と、
を、有することを特徴とする。
【0023】また、本発明の検査装置は、前記プロービ
ンク装置を、前記プローブカードの周辺部で固定するこ
とを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。 [第1の実施の形態]図1、2は本発明におけるプロー
ビング装置に関する第1の実施の形態を説明する為の縦
断面図、及び断面斜視図である。
【0025】プローブカードは、基板10aおよびプロ
ーブ11からなりベースプレート7にスペーサ9の高さ
に調整した後、固定ネジ8により固定される。
【0026】このスペーサ9および固定ネジ8は、プロ
ーブカードの複数の個所に設けられている。
【0027】プローブカードを交換することでプローブ
11の長さが異なる場合には、任意の高さを有するスペ
ーサ9を複数用意しこれを交換することでプローバの位
置を調整することが可能になる。
【0028】また、スペーサ9を弾力性のあるリング状
のバネやゴム等を使用すれば、スペーサ9を交換するこ
となく固定ネジ8で任意の高さに調整しながらプローブ
カードを固定することが可能になる。
【0029】ベースプレート7主面の反対側には、中央
部に開口穴4aを有するステージ4をリング状のバネと
Z/φ調整ネジ6でベースプレート7に固定する。
【0030】この時、リング状のバネは、弾力性のある
ゴム等を使用してもよい。
【0031】このリング状のバネとZ/φ調整ネジ6
は、ステージ4の複数箇所に設けられている。(図2) ステージ4には、半導体チップ2を搭載したホールドプ
レート1が滑り止め5を介して設けられている。
【0032】ホールドプレート1には、チップ保持機構
3により半導体チップ2が固定されている。
【0033】図2に示すように、中央部に開口された開
口穴4aを有するステージ4が、Z/φ調整ネジ6によ
りベースプレート7に固定されている。Z/φ調整ネジ
6は、ベースプレート7に対して、ステージ4の傾きと
高さを調整するものであり、ステージ4に対し3ヶ所以
上、矩形のステージ4においては四隅に対応する4ヶ所
に設けることが好ましい。ステージ4は、例えば、弦巻
バネでベースプレート7に対して反発させた状態から、
弦巻バネの反発力に抗するようにベースプレート7に接
近させるよう、Z/φ調整ネジ6を締め付けることで、
特定の高さ位置(Z)に固定することができる。又、ス
テージ4の傾き(φ)は、ステージ4を固定する3ヶ以
上の各Z/φ調整ネジ6の高さを個々に設定することで
調整できる。更に、ベースプレート7には、プローブカ
ードにプロービング装置を固定する為の固定ネジ8、及
びベースプレート7に対するプローブカードの高さを調
整する為のスペーサ9が設けられている。
【0034】半導体チップ2とホールドプレート1は、
プローブ11とステージ4の間にプローブ圧で固定され
るので、半導体チップ2は電気的試験が可能なプロービ
ング状態のまま、プローブカードと一体でのハンドリン
グが可能となる。
【0035】図3は、本発明のプロービング装置による
プロービング作業の様子を示す。チップ保持機構3によ
り半導体チップ2を固定したホールドプレート1を、半
導体チップ2表面をプローブ11側に向け、ステージ4
の開口穴4aを塞ぐようにして、ステージ4上に置く。
ステージ4の開口穴4aの下方から、ホールドプレート
1を操作し、半導体チップ2をプローブ11に対してア
ライメントする。このアライメントは、ステージ4の下
方から、吸着管12を開口穴4aに挿入し、ホールドプ
レート1に宛てがった後、真空吸着させて吸着管12の
先端にホールドプレート1を固定することで可能にな
る。この状態で吸着管12を移動させれば、半導体チッ
プ2をプローブ11に対してアライメントすることがで
き、具体的には、通常のウェハプローバを利用して実現
できる。プロービング装置を装着した状態のプローブカ
ードを、通常のウェハプロービングと同様にウェハプロ
ーバに装着する。更に、ウェハプローバのウェハステー
ジ上に吸着管12を設置して、図1のような状態を実現
すると、ウェハステージのX/Y/θ移動機構を利用し
て、通常のウェハプロービングと同等の精度でアライメ
ントが可能になる。プローブ11に対し半導体チップ2
の平面位置をアライメントした後、Z/φ調整ネジ6に
より、傾きを調整しながらステージ4を押し上げ、ホー
ルドプレート1の裏面に滑り止め5を宛がう。ここで、
吸着管12の真空吸着を停止させ、Z/φ調整ネジ6に
より、ステージ4を更に押し上げ、半導体チップ2をプ
ローブ11に押し付けてプロービングする。ここで、滑
り止め5は、吸着管12の真空吸着を停止させてから、
半導体チップ2をプローブ11に押し付けるまでの間
に、ホールドプレート1が位置ずれしないようにする為
のもので、この位置ずれの問題が無ければ、必ずしも設
ける必要はない。但し、必要な場合、滑り止め5は粘着
シートのようなもので容易に構成できる。しかしなが
ら、この滑り止め5は、プロービング中に外すことがで
きないので、チップ保持機構と同様、粘着シートはバー
ンイン試験用に必ずしも適さない。バーンイン試験用の
滑り止めとしては、ステージ4の表面に細かい凹凸を形
成して、“ざらつき”を与えることによっても実現でき
る。
【0036】本発明のプロービング装置では、ホールド
プレート1上に、半導体チップ2を固定する際、半導体
チップ2の側面を両側からチップ保持機構3で挟み込ん
で固定する。図1、4では、ホールドプレート1上に、
側面が対向する二組のチップ保持板3aが、半導体チッ
プ2の幅より広い間隔を隔てて固定されており、片側の
チップ保持板3aの側面にはΩ状に曲げられた板バネ3
bが固定されている。半導体チップ2は、板バネ3bの
反発力を利用して、もう一方のチップ保持板3aに押し
付けて固定される。板バネ3bは対向する両側のチップ
保持板3aに取り付けても構わないが、矩形の半導体チ
ップ2を固定する場合は、片側のみの方が安定して固定
できる。このチップ保持機構は、後に半導体チップ2を
プロービングする際、チップ位置のXY方向へのズレを
防止するものであり、この目的を果たす限りにおいて、
チップ保持板3aは1組でも構わない。
【0037】図5では、短冊状に切り出された2枚の粘
着シート3cにより、半導体チップ2の側面を両側から
挟み込んで、ホールドプレート1上に貼り付けている。
必要に応じて、4枚の粘着シート3cにより、半導体チ
ップ2の四辺を固定しても良い。粘着シート3cは、図
4の板バネに比べると、一般に耐熱性が弱く、本発明の
プロービング装置をバーンイン試験に利用する場合は必
ずしも適さないが、ホールドプレート1から容易に着脱
でき、半導体チップ2の寸法形状に合わせて自由に固定
できるので、汎用性は高い。従って、図4のチップ保持
機構は、主にバーンイン試験に利用し、その他の用途に
は、図5のチップ保持機構を利用することが好ましい。
尚、ホールドプレートの材質についても、バーンイン試
験用には、熱伝導の良い金属が好ましいが、その他の用
途には、裏面解析に利用することを考慮して、石英板等
の赤外光が透過可能な材質が好ましい。
【0038】図6は、本発明のプロービング装置による
表面解析の実施例を説明する為の解析装置の縦断面図で
ある。本発明のプロービング装置によりプローブカード
10にプロービングした状態で保持した半導体チップ2
の表面を解析用光学系14に向け、検査装置内にプロー
ブカード10ごと設置する。ウェハプローバを有する検
査装置であれば、プローブカードをプラテン13に装着
して固定しても良いが、半導体チップ2は既にプロービ
ングされた状態になっている為、通常のプラテンのよう
な上下動を行う機構は不要である。従って、半導体チッ
プ2を解析用光学系14の直下に配置できさえすれば、
どのような構造の検査装置でも解析可能である。プロー
ブカード10を介して、半導体チップ2に形成された集
積回路に電気的入力を行って、解析用光学系14によ
り、不良個所を検出する。
【0039】図7は、本発明のプロービング装置による
裏面解析の実施例を説明する為の検査装置の縦断面図で
ある。
【0040】本発明のプロービング装置によりプローブ
カード10にプロービングした状態で保持した半導体チ
ップ2の裏面を解析用光学系14に向け、検査装置内に
プローブカード10ごと設置する。図7ではプローブカ
ードをプラテン13に装着して固定しているが、表面解
析と同様、半導体チップ2を解析用光学系14の直下に
配置できさえすれば、どのような構造の検査装置でも解
析可能である。プローブカード10を介して、半導体チ
ップ2に形成された集積回路に電気的入力を行って、ス
テージ開口穴4a、及び赤外光の透過可能なホールドプ
レート1を通して、半導体チップ2の裏面から、解析用
光学系14により、不良個所を検出する。
【0041】本発明のプロービング装置により半導体チ
ップをプロービングした状態で保持したプローブカード
を、検査装置の代わりに、バーンイン試験装置の中に設
置すれば、ベアチップ状態でのバーンイン試験も可能に
なる。プローブカードを介して、半導体チップに形成さ
れた集積回路に電気的入力を行って、バーンイン試験を
行う。 [第2の実施の形態]次に、本発明の第2の実施の形態
について図面を参照して詳細に説明する。第1の実施の
形態のプローブカードは、半導体チップ周辺に配置され
た電極に対してプロービングを行う構造になっており、
プローブの上方から半導体チップを観察しながらプロー
ビングすることができた。しかしながら、半導体チップ
表面全体に電極が配置されたフリップチップでは、半導
体チップ全面にプロービングする為、そのようなプロー
ブ中央が開放されたプローブカードを利用することがで
きない。その為、予め所定の位置に半導体チップをアラ
イメントした後、その位置に対して正確にプローブを下
ろすことができる、特殊なプロービング装置が必要とな
る。
【0042】本発明のプロービング装置では、半導体チ
ップをホールドプレート上に保持してプロービングする
為、ホールドプレート上にアライメントマークを形成し
ておくことで、特殊なプロービング装置を用いることな
く、アライメントすることができる。
【0043】図8は本発明の第2の実施の形態を説明す
る為のプロービング装置の縦断面図である。第1の実施
の形態と同様、ホールドプレート1上に、半導体チップ
2の側面を両側からチップ保持機構3で挟み込んで固定
する。ここで、半導体チップ2の固定位置に対して、所
定の方向に所定の距離だけ離れたホールドプレート1上
にレーザーでアライメントマーク1aを形成する。この
作業は、ステージ座標位置が正確に指定できるオートス
テージを有したレーザーマーカーシステムで実現できる
が、所定の座標位置にマーキング可能な手法であれば、
必ずしもレーザーである必要はない。アライメントマー
クを形成する位置は、半導体チップの表面に形成されて
いるパターンを基準にして決定し、ホールドプレート1
に対し2ヶ所以上、矩形のホールドプレート1において
は四隅に対応する対角に形成することが好ましい。図8
では、ホールドプレート1に直接マーキングしている
が、容易に着脱可能なマーキング用のプレートを貼り付
けて、このプレート上にマーキングしてもよい。又、予
めアライメントマーク1aが形成されたホールドプレー
ト1上の所定位置に対して、半導体チップ2を固定する
ようにしてもよい。このようにして、アライメントマー
ク1aと半導体チップ2の電極を、所定の相対位置に配
置することができる。
【0044】半導体チップ表面全体に電極が配置されて
いるフリップチップでは、プローブで半導体チップ全面
をプロービングすることになる為、そのプローブを保持
するプレートが半導体チップ上部を覆うような形にな
る。図8は、バンププレート16上に形成されたバンプ
プローブ15によるプローブカードを示している。バン
ププローブの場合、通常のプローブのように長くない
為、プロービングの際、プローブカードの基板10aを
半導体チップ2の高さに接近させる必要があり、スペー
サ9の高さ調整のみでは、プロービングすることができ
ない。そこで、このようなプローブカードに対しては、
ステージ4の形状を凸状にしてステージ自身の表面をプ
ローブカードに接近させることで、プロービングが可能
になる。その他の構造は、図1と同等で、第1の実施の
形態と同様、固定ネジ8により、プローブカードを構成
する基板10aに固定した後、半導体チップ2を固定し
たホールドプレート1をステージ4上に置き、開口穴4
aからホールドプレート1を操作して、半導体チップ2
をアライメントする。
【0045】このとき、バンププレート16には、予め
ホールドプレート1上のアライメントマーク1aに対応
する位置に開口穴16aを設けておき、この開口穴16
aの直下にアライメントマーク1aを合わせることで、
半導体チップ2上に形成された電極をバンププローブ1
5にアライメントすることができる。バンププレート1
6のバンププローブ15が形成されている領域は、配線
バターンが密集していて、このような開口穴16aを形
成することが困難な場合が多いが、アライメントマーク
1aが形成されているホールドプレート1の周辺領域に
対向する領域は、配線パターンが比較的閑散となるの
で、開口穴16aを形成し易い。即ち、アライメントマ
ークは、半導体チップ2上に直接形成してもよいが、ホ
ールドプレート1の周辺領域に形成することで、このよ
うなアライメント手法が採り易くなるので、アライメン
トが確実、且つ容易になる。尚、バンププレート16が
透明な材質で構成され、そこに形成された配線パターン
の隙間から、半導体チップ2の表面に形成された電極パ
ターンが確認できる場合は、直接電極位置を確認しなが
らアライメントしてもよい。
【0046】最後に、第1の実施の形態と同様の手順
で、ステージ4を押し上げ、半導体チップ2をバンププ
ローブ15に押し付けてプロービングする。図1に示す
ようなプローブカードでは、上方からプローブ11の先
を観察するのみでも、プローブが電極に接触したかを確
認できるが、バンププローブの場合、側面からしかプロ
ーブの先を観察できない為、観察のみでプロービングす
ることは難しい。そこで、バンププローブに電圧を加
え、電気的な導通を確認しながら、プロービングするこ
とが好ましい。このとき、半導体チップ2上に、集積回
路から絶縁された導通確認用の配線を形成しておけば、
いきなり集積回路に電流を流すことなく、プロービング
状態を確認することができる。
【0047】このようにして、プロービングされた状態
でプローブカードに固定された半導体チップ2は、第1
の実施の形態と同様、プローブカードと一体でハンドリ
ングして、試験・解析を行うことができる。但し、プロ
ーブカードの構造上、表面解析を行うことは難しい。し
かしながら、このようなプローブカードを使用するよう
な半導体チップは、表面が多層配線で覆われている為、
表面解析で不良個所を特定することは殆ど不可能であ
り、不良解析を行う場合は、裏面解析の方が有効であ
る。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプローブ
装置及び検査装置によれば、多数の電極や狭ピッチの電
極を有する半導体チップをプローブカードで正確にプロ
ービングした状態でハンドリングすることができ、さら
に短TAT、低価格でチップの表面および裏面からの不
良解析やバーイン試験を容易にすることを可能にし、ベ
アチップレベルでの不良解析やバーンイン試験をするこ
とができる。
【0049】その理由は、半導体ウェハから切り出され
た半導体チップの状態でプロービングを、専用のプロー
ブカードを用い、半導体チップのX/Y/θ方向のアラ
イメント機構をプロービング装置から分離したことによ
り、小型・軽量化され、プロービングしたまま、プロー
ブカードと一体でハンドリングすることが可能になった
為である。
【0050】また、赤外光の透過可能な材質のホールド
プレートに半導体チップの裏面を押し付けて、中央が開
口されたステージ上に固定するので、ステージ開口部か
ら、裏面解析を行うことが可能になり、さらに、赤外光
の透過可能な材質のホールドプレートに半導体チップの
裏面を押し付けて、中央が開口されたステージ上に固定
するので、プローブカードの表裏を逆転して固定するだ
けで、表面解析と裏面解析の両方の解析が可能となり、
高価な解析装置が不要となる為である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明する為のプロービ
ング装置の縦断面図
【図2】本発明の第1の実施例を説明する為のプロービ
ング装置の断面斜視図
【図3】本発明の第1の実施例のアライメント状態を示
すプロービング装置の縦断面図
【図4】図1における半導体チップの第1の固定方法に
関する正面図と縦断面図
【図5】図1における半導体チップの第2の固定方法に
関する正面図
【図6】本発明のプロービング装置による表面解析を示
す縦断面図
【図7】本発明のプロービング装置による裏面解析を示
す縦断面図
【図8】本発明の第2の実施例を示すプロービング装置
の縦断面図
【図9】第1の従来例を示すプロービング装置の縦断面
【図10】第2の従来例を示すプロービング装置の縦断
面図
【図11】第3の従来例を示すプロービング装置の縦断
面図
【図12】第4の従来例を示すプロービング装置の斜視
【図13】第4の従来例を示すプロービング装置の縦断
面図
【符号の説明】
1:ホールドプレート 1a:アライメントマーク 2:半導体チップ 3:チップ保持機構 3a:チップ保持板 3b:板バネ 3c:粘着シート 4:ステージ 4a:開口穴 5:滑り止め 6:Z/θ調整ネジ 7:ベースプレート 8:固定ネジ 9:スペーサ 10:プローブカード 10a:基板 11:プローブ 12:吸着管 13:プラテン 14:解析用光学系 15:バンププローブ 16:バンププレート 16a;開口穴 17:アイランド 18:リード 19:ボンディングワイヤ 20:モールド樹脂 21:裏面開口部 22:半導体ウェハ 23:着脱式ウェハステージ 24:CCDカメラ 25:石英板 26:ボード 27:滑り止め 28:マニピュレータ 29:支柱 30:天板 31:トレー 32:溝 33:クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01R 31/28 J Fターム(参考) 2G003 AA07 AA10 AB01 AC01 AD05 AF08 AG03 AG04 AG11 AG12 AG13 AG16 AG20 2G011 AA02 AA17 AB01 AB08 AC06 AC14 AE03 AF07 2G132 AA00 AB03 AB04 AE01 AE03 AE04 AF06 AL03 AL04 AL12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップ上の電極に所定の電気信号
    を印加するプローブカードと、上部に前記プローブカー
    ドを固定するベースプレートと、前記チップを載置し、
    このチップを固定する固定手段を有するプレートと、中
    央部に開口穴を有し、かつ、この開口穴周辺部で前記プ
    レートを載置するステージと、このステージの周辺部に
    前記ベースプレートの下部に設けられ、前記プローブカ
    ードに対して前記ステージの傾きと高さを調整する調整
    手段と、を、有することを特徴とするプロービング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記開口穴は、前記チップより大きいこ
    とを特徴する請求項1に記載のプロービンク装置。
  3. 【請求項3】 前記固定手段は、前記チップの対向する
    側面から前記チップを挟みこんでいることを特徴とする
    請求項1または2に記載のプロービンク装置。
  4. 【請求項4】 前記固定手段は、前記対向する側面の一
    方に板ばねを有していることを特徴とする請求項3に記
    載のプロービンク装置。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、弾性体を含んでなるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のプロービンク
    装置。
  6. 【請求項6】 前記プレートは、赤外光を透過すること
    を特徴とする請求項1または2に記載のプロービンク装
    置。
  7. 【請求項7】 前記プレートは、アライメントマークを
    有し、前記プローブカードは、前記アライメントマーク
    の検出用開口穴を有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のプロービンク装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の前記プロービンク装置
    を、前記プローブカードの周辺部で固定することを特徴
    とする検査装置。
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