JPH11287133A - ブリ―ドバルブ - Google Patents
ブリ―ドバルブInfo
- Publication number
- JPH11287133A JPH11287133A JP11035242A JP3524299A JPH11287133A JP H11287133 A JPH11287133 A JP H11287133A JP 11035242 A JP11035242 A JP 11035242A JP 3524299 A JP3524299 A JP 3524299A JP H11287133 A JPH11287133 A JP H11287133A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- piston
- bleed valve
- fluid passage
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D17/00—Regulating or controlling by varying flow
- F01D17/10—Final actuators
- F01D17/105—Final actuators by passing part of the fluid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D27/00—Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
- F04D27/02—Surge control
- F04D27/0207—Surge control by bleeding, bypassing or recycling fluids
- F04D27/0215—Arrangements therefor, e.g. bleed or by-pass valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D27/00—Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
- F04D27/02—Surge control
- F04D27/0207—Surge control by bleeding, bypassing or recycling fluids
- F04D27/023—Details or means for fluid extraction
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Sustainable Development (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブリードバルブはバルブの空気圧制御におい
て、ブリードバルブが徐々に閉まる過程で、バルブをよ
り大きい開度に保つための手段を含む改良された空気圧
式バルブを提供する。 【解決手段】 ブリードバルブは、圧縮機の流体通路お
よびバイパス流体通路と流体的な連通関係にあり、ピス
トンがバルブの半径方向に伸びており、圧縮機の流体通
路と半径方向で遠い側にあるピストンヘッドを含む。空
気圧室がピストンヘッドの一部を取り囲んでおり、イン
ペラー下流の供給源からの空気が室に導入される。開閉
要素と、ピストンヘッドを開閉要素に連結する剛性のス
リーブとを有するピストンが、圧縮機の流体通路とバイ
パス流体通路との間の連通を開閉する。
て、ブリードバルブが徐々に閉まる過程で、バルブをよ
り大きい開度に保つための手段を含む改良された空気圧
式バルブを提供する。 【解決手段】 ブリードバルブは、圧縮機の流体通路お
よびバイパス流体通路と流体的な連通関係にあり、ピス
トンがバルブの半径方向に伸びており、圧縮機の流体通
路と半径方向で遠い側にあるピストンヘッドを含む。空
気圧室がピストンヘッドの一部を取り囲んでおり、イン
ペラー下流の供給源からの空気が室に導入される。開閉
要素と、ピストンヘッドを開閉要素に連結する剛性のス
リーブとを有するピストンが、圧縮機の流体通路とバイ
パス流体通路との間の連通を開閉する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンエン
ジンに関し、特にこの種のエンジンにおいてサージング
の制御を改善するための圧縮機のブリードバルブに関す
る。
ジンに関し、特にこの種のエンジンにおいてサージング
の制御を改善するための圧縮機のブリードバルブに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】１９７４年５月７日に発行されたハーナ
ーの米国特許第３，８０９，４９０号は、ガスタービン
エンジンにおいてサージングを回避する試みに関する、
目下の問題を記述している。数年来、提案されている解
決法は、圧縮機の空気を圧縮機のいろいろなステージで
逃がしてやるための、ブリードバルブを設けることであ
った。よって、サージング状態が発生する以前にバルブ
を開いて空気を逃がしてサージング状態を予防するため
の、機械的または空気圧的な制御装置が設けられる。出
力要求が高い状態においてはブリードバルブは閉じら
れ、低出力においてはバルブは開かれる。
ーの米国特許第３，８０９，４９０号は、ガスタービン
エンジンにおいてサージングを回避する試みに関する、
目下の問題を記述している。数年来、提案されている解
決法は、圧縮機の空気を圧縮機のいろいろなステージで
逃がしてやるための、ブリードバルブを設けることであ
った。よって、サージング状態が発生する以前にバルブ
を開いて空気を逃がしてサージング状態を予防するため
の、機械的または空気圧的な制御装置が設けられる。出
力要求が高い状態においてはブリードバルブは閉じら
れ、低出力においてはバルブは開かれる。
【０００３】空気圧式のブリードバルブは１９９５年１
２月２６日に発行されたブレイス等の米国特許第５，４
７７，６７３号にも記載されている。この特許はピスト
ン型のブリードバルブを記載しており、このバルブはバ
イパス通路を横切って半径方向に伸びており、ピストン
型のバルブが開いたときに圧縮機の空気をバイパス通路
中へ逃がすように作動可能である。このバルブは圧縮機
のインペラーの下流の供給源からの空気がピストンの上
部に供給されたときに閉じられるようにすることができ
る。このような空気は圧縮機の下流ステージからの空気
よりも高圧である。バルブを閉じるための空気圧的な力
は、通常はバルブを開いた状態に保っているバネに抗し
て働く。
２月２６日に発行されたブレイス等の米国特許第５，４
７７，６７３号にも記載されている。この特許はピスト
ン型のブリードバルブを記載しており、このバルブはバ
イパス通路を横切って半径方向に伸びており、ピストン
型のバルブが開いたときに圧縮機の空気をバイパス通路
中へ逃がすように作動可能である。このバルブは圧縮機
のインペラーの下流の供給源からの空気がピストンの上
部に供給されたときに閉じられるようにすることができ
る。このような空気は圧縮機の下流ステージからの空気
よりも高圧である。バルブを閉じるための空気圧的な力
は、通常はバルブを開いた状態に保っているバネに抗し
て働く。
【０００４】エンジンの速度が低速から高速に変わるに
したがって、ブリードバルブは開の位置から閉の位置
へ、徐々に移動する。もしこの遷移過程でバルブの開度
が小さすぎると、エンジンはサージング状態に陥る可能
性がある。
したがって、ブリードバルブは開の位置から閉の位置
へ、徐々に移動する。もしこの遷移過程でバルブの開度
が小さすぎると、エンジンはサージング状態に陥る可能
性がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、米国
特許第５，４７７，６７３号に記載される型のバルブを
改良した空気圧式バルブを提供することであり、この改
良型のブリードバルブはバルブの空気圧制御において、
ブリードバルブが徐々に閉まる過程で、バルブをより大
きい開度に保つための手段を含むものである。
特許第５，４７７，６７３号に記載される型のバルブを
改良した空気圧式バルブを提供することであり、この改
良型のブリードバルブはバルブの空気圧制御において、
ブリードバルブが徐々に閉まる過程で、バルブをより大
きい開度に保つための手段を含むものである。
【０００６】本発明の目的は、バルブの作動部分を形成
するピストンに、予備圧縮されたバネを提供することで
ある。
するピストンに、予備圧縮されたバネを提供することで
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の一構成において
は、圧縮機と、圧縮機の流体通路と同心のバイパス流体
通路を有するタービンエンジンにおいて、圧縮機の流体
通路およびバイパス流体通路と流体的に連通しているブ
リードバルブがあり、該バルブにおいてピストンがバル
ブの半径方向に伸びており、前記ピストンは圧縮機の流
体通路とは半径方向で遠い側にあるピストンヘッドと、
ピストンヘッドの一部を取り囲む空気圧室と、前記空気
圧室へ圧縮機流体を導入する手段とを有する。
は、圧縮機と、圧縮機の流体通路と同心のバイパス流体
通路を有するタービンエンジンにおいて、圧縮機の流体
通路およびバイパス流体通路と流体的に連通しているブ
リードバルブがあり、該バルブにおいてピストンがバル
ブの半径方向に伸びており、前記ピストンは圧縮機の流
体通路とは半径方向で遠い側にあるピストンヘッドと、
ピストンヘッドの一部を取り囲む空気圧室と、前記空気
圧室へ圧縮機流体を導入する手段とを有する。
【０００８】前記ピストンはさらに開閉部材、およびピ
ストンヘッドをバルブ手段に連結する剛性部材を有し、
これによってピストンは圧縮機の流体通路とバイパス流
体通路との間の連通を開閉するように働き、前記ピスト
ンはまたさらにピストンに付随する予備圧縮されたバネ
を有し、該バネが通常はピストンを圧縮機の流体通路に
関して半径方向外側に向かって付勢して、バルブを開の
位置に保っており、このバルブを閉じるためにはピスト
ンヘッドを取り囲む室の中の空気圧的な圧力が予備圧縮
されたバネに打ち勝たなければならない。
ストンヘッドをバルブ手段に連結する剛性部材を有し、
これによってピストンは圧縮機の流体通路とバイパス流
体通路との間の連通を開閉するように働き、前記ピスト
ンはまたさらにピストンに付随する予備圧縮されたバネ
を有し、該バネが通常はピストンを圧縮機の流体通路に
関して半径方向外側に向かって付勢して、バルブを開の
位置に保っており、このバルブを閉じるためにはピスト
ンヘッドを取り囲む室の中の空気圧的な圧力が予備圧縮
されたバネに打ち勝たなければならない。
【０００９】本発明の、より具体的な実施例において
は、バネは４０ｌｂｓに予備圧縮される。
は、バネは４０ｌｂｓに予備圧縮される。
【００１０】米国特許第５，４７７，６７３号に記載さ
れるブリードバルブのバネを予備圧縮することにより、
サージング状態を過ぎてブリードバルブが完全に閉まる
まで、ブリードバルブをより長く、かつ特により大きく
開けておくことによって、エンジンサージングの回避に
おいて有意な改善が得られることが分かった。
れるブリードバルブのバネを予備圧縮することにより、
サージング状態を過ぎてブリードバルブが完全に閉まる
まで、ブリードバルブをより長く、かつ特により大きく
開けておくことによって、エンジンサージングの回避に
おいて有意な改善が得られることが分かった。
【００１１】
【発明の実施の形態】以上本発明の特徴を一般的に説明
したが、以下において本発明の好ましい実施例を説明す
る添付図面を参照する。
したが、以下において本発明の好ましい実施例を説明す
る添付図面を参照する。
【００１２】図面、特に図１を参照すると、ブリードバ
ルブ１０は、バイパス流体通路１２を有するガスタービ
ンエンジンの圧縮機部１４に取り付けられて示されてい
る。図１に示されるブリードバルブ１０はブレイス等の
米国特許第５，４７７，６７３号によるものであり、同
特許は参考として本願に包含される。図１に示されるよ
うに、圧縮機部は、バイパス流体通路１２とほぼ同心の
流体通路１６を有する。圧縮機部は遠心インペラー２４
に隣接するシュラウド１８の中に、下流の圧縮機段階の
出口ポート２２を含む。
ルブ１０は、バイパス流体通路１２を有するガスタービ
ンエンジンの圧縮機部１４に取り付けられて示されてい
る。図１に示されるブリードバルブ１０はブレイス等の
米国特許第５，４７７，６７３号によるものであり、同
特許は参考として本願に包含される。図１に示されるよ
うに、圧縮機部は、バイパス流体通路１２とほぼ同心の
流体通路１６を有する。圧縮機部は遠心インペラー２４
に隣接するシュラウド１８の中に、下流の圧縮機段階の
出口ポート２２を含む。
【００１３】ブリードバルブ１０は、ピストン型のブリ
ードバルブであって、ピストン２６を持つ密閉されたケ
ーシングと、密閉室３２を画定する上部室ハウジング２
７に固定されているガイドロッド２８とを有する。ピス
トンヘッド３４は、室３２の内部を、シール関係を保っ
て褶動する。ピストン２６はスリーブ３０および３０ａ
を含み、後者はロッド２８上を褶動する。ロッド２８は
上部室ハウジング２７に、ナット３１によって結合され
ている。ロッド２８はその他端において、バルブ室ハウ
ジング５２に、ナット２９によって結合されている。バ
ルブ室５２は、開口部４２を有する開放されたバスケッ
ト状をなしている。開閉要素３６は切頭円錐状の表面３
７と部分的に円筒形のスカート３８とを有し、バイパス
流体通路の内壁２０の開口部４０に対応する開口部３９
を画定している。
ードバルブであって、ピストン２６を持つ密閉されたケ
ーシングと、密閉室３２を画定する上部室ハウジング２
７に固定されているガイドロッド２８とを有する。ピス
トンヘッド３４は、室３２の内部を、シール関係を保っ
て褶動する。ピストン２６はスリーブ３０および３０ａ
を含み、後者はロッド２８上を褶動する。ロッド２８は
上部室ハウジング２７に、ナット３１によって結合され
ている。ロッド２８はその他端において、バルブ室ハウ
ジング５２に、ナット２９によって結合されている。バ
ルブ室５２は、開口部４２を有する開放されたバスケッ
ト状をなしている。開閉要素３６は切頭円錐状の表面３
７と部分的に円筒形のスカート３８とを有し、バイパス
流体通路の内壁２０の開口部４０に対応する開口部３９
を画定している。
【００１４】米国特許第５，４７７，６７３号に記載さ
れているように、ブリードバルブは図１に示される開の
位置においては、圧縮機の下流部分からのブリード空気
を、開口部４２および開口部４０を通して、ブリードバ
ルブ１０の下流のバイパス流体通路１２へと通過させ
る。バネ４４は図１に示されるように、通常はバルブを
開の位置に付勢しており、上記米国特許に記載されるよ
うにバルブは空気圧的に閉じられる。
れているように、ブリードバルブは図１に示される開の
位置においては、圧縮機の下流部分からのブリード空気
を、開口部４２および開口部４０を通して、ブリードバ
ルブ１０の下流のバイパス流体通路１２へと通過させ
る。バネ４４は図１に示されるように、通常はバルブを
開の位置に付勢しており、上記米国特許に記載されるよ
うにバルブは空気圧的に閉じられる。
【００１５】このバルブは、圧縮機インペラーの下流の
供給源からの空気圧的な圧力のもとでは、上述の特許に
記載されているように、エンジンがサージング状態に陥
りやすい期間に未だとどまっているにもかかわらず、バ
ネ４４に抗してバルブが早く閉じだしてしまうことが分
かった。
供給源からの空気圧的な圧力のもとでは、上述の特許に
記載されているように、エンジンがサージング状態に陥
りやすい期間に未だとどまっているにもかかわらず、バ
ネ４４に抗してバルブが早く閉じだしてしまうことが分
かった。
【００１６】図２および図３を参照すると、本発明によ
るブリードバルブが示されており、符号１１０が付され
ている。図１の参照符号に対応する参照符号すべてに１
００が足されている。
るブリードバルブが示されており、符号１１０が付され
ている。図１の参照符号に対応する参照符号すべてに１
００が足されている。
【００１７】図２および図３のブリードバルブ１１０は
半径方向の面、すなわち図１の断面図に対して９０°を
なす面で切った断面図で示されてる。
半径方向の面、すなわち図１の断面図に対して９０°を
なす面で切った断面図で示されてる。
【００１８】ブリードバルブ１１０は入り口１５０と連
通するピストン室１３２を画定する上部ケーシング１２
７を有する。ブリードバルブ１１０はピストン型のブリ
ードバルブであって、ピストン１２６を有し、このピス
トンはロッド１２８上を褶動するブッシング１４８を有
するスリーブ１３０を包含する。ロッド１２８はケーシ
ング１２７に、ナット１３１によって固定されている。
他端において、ロッド１２８には開放されたバスケット
状をなすバルブハウジング１５２が取り付けられてお
り、このバルブハウジングはバイパス流体通路１１２の
内壁１２０に隣接する弁座１５４を画定している。
通するピストン室１３２を画定する上部ケーシング１２
７を有する。ブリードバルブ１１０はピストン型のブリ
ードバルブであって、ピストン１２６を有し、このピス
トンはロッド１２８上を褶動するブッシング１４８を有
するスリーブ１３０を包含する。ロッド１２８はケーシ
ング１２７に、ナット１３１によって固定されている。
他端において、ロッド１２８には開放されたバスケット
状をなすバルブハウジング１５２が取り付けられてお
り、このバルブハウジングはバイパス流体通路１１２の
内壁１２０に隣接する弁座１５４を画定している。
【００１９】スリーブ１３０の上にピストンヘッド１３
４が取り付けられており、このピストンヘッドはピスト
ン室１３２の中をシール関係を保って褶動するように調
整あるいは適合されている。スリーブ１３０の他端には
流体力学的キャップ１４６があり、これに対して開閉要
素１３６が結合されている。開閉要素１３６は切頭円錐
状の表面を有しており、この表面はバスケット１５２の
内部を褶動するように適合されたスカート１３８によっ
て部分的に取り囲まれている。開閉要素１３６はコイル
バネ１４４を収容する環状のバネ用凹部１４３を画定し
ている。スカート１３８は、開閉要素１３６の下流側に
おいて開口部１３９を画定している（開口部１３９は図
２および図３において、図示の便のために片側のみが示
されている）。
４が取り付けられており、このピストンヘッドはピスト
ン室１３２の中をシール関係を保って褶動するように調
整あるいは適合されている。スリーブ１３０の他端には
流体力学的キャップ１４６があり、これに対して開閉要
素１３６が結合されている。開閉要素１３６は切頭円錐
状の表面を有しており、この表面はバスケット１５２の
内部を褶動するように適合されたスカート１３８によっ
て部分的に取り囲まれている。開閉要素１３６はコイル
バネ１４４を収容する環状のバネ用凹部１４３を画定し
ている。スカート１３８は、開閉要素１３６の下流側に
おいて開口部１３９を画定している（開口部１３９は図
２および図３において、図示の便のために片側のみが示
されている）。
【００２０】図４を参照すると、曲線Ｎはバネ４４を用
いる図１に示されたようなブリードバルブを表してい
る。曲線Ｎはバルブが閉まる過程において、いわゆるサ
ージングバケットと呼ばれる領域Ｓを通過することが分
かる。バルブ３６が閉じられつつある時に、バルブ開度
を制御することは困難である。
いる図１に示されたようなブリードバルブを表してい
る。曲線Ｎはバルブが閉まる過程において、いわゆるサ
ージングバケットと呼ばれる領域Ｓを通過することが分
かる。バルブ３６が閉じられつつある時に、バルブ開度
を制御することは困難である。
【００２１】しかしながら、図２及び図３に示されるよ
うに、バネ１４４を予備圧縮することによって、予備圧
縮されたバネ１４４の抵抗がより大きくなる。即ち、図
２の入り口１５０から入る空気の圧力に関しては、ピス
トンヘッド１３４を付勢してピストン１２６を弁座に対
して閉め切るために必要な圧力がより高くなくてはなら
ないことが見いだされた。スプリング１４４にうち勝つ
に必要とされる力が大きくなっているので、バルブが開
いたまま(閉動作が開始していない)時間は、より長く、
かつ当然より大きくなる。なぜならばより大きい力が加
えられるまでは、開閉要素はすぐには閉まらないからで
ある。
うに、バネ１４４を予備圧縮することによって、予備圧
縮されたバネ１４４の抵抗がより大きくなる。即ち、図
２の入り口１５０から入る空気の圧力に関しては、ピス
トンヘッド１３４を付勢してピストン１２６を弁座に対
して閉め切るために必要な圧力がより高くなくてはなら
ないことが見いだされた。スプリング１４４にうち勝つ
に必要とされる力が大きくなっているので、バルブが開
いたまま(閉動作が開始していない)時間は、より長く、
かつ当然より大きくなる。なぜならばより大きい力が加
えられるまでは、開閉要素はすぐには閉まらないからで
ある。
【００２２】図４に示される曲線Ｐは、予備圧縮された
バネ１４４を用いるバルブ１３６が閉じる行程を表して
いる。
バネ１４４を用いるバルブ１３６が閉じる行程を表して
いる。
【００２３】好ましいバネレートは、サージングバケッ
トＳを避けるには予備圧縮２０ｌｂｓでも十分である
が、バルブが完全に開かれる場合は予備圧縮４０ｌｂｓ
前後であることが見いだされた。これは図１におけるバ
ネ４４が、バルブが完全に開かれた状態で予備圧縮ゼロ
であるのと比較される。バネは５０ｌｂｓに予備圧縮さ
れてもよいことが予想される。なお、バルブ３６が閉じ
られたとき、バネ１４４は６０ｌｂｓに圧縮されてお
り、この値は図１におけるバネ４４と同様である。以
上、要約すると、本発明においては、ブリードバルブ
は、圧縮機の流体通路およびバイパス流体通路と流体的
な連通関係にあり、ピストンがバルブの半径方向に伸び
ており、圧縮機の流体通路と半径方向で遠い側にあるピ
ストンヘッドを含む。空気圧室がピストンヘッドの一部
を取り囲んでおり、インペラー下流の供給源からの空気
が室に導入される。開閉要素と、ピストンヘッドを開閉
要素に連結する剛性のスリーブとを有するピストンが、
圧縮機の流体通路とバイパス流体通路との間の連通を開
閉する。予備圧縮されたバネがピストンに付随してお
り、通常はピストンを圧縮機の流体通路に関して半径方
向外側に付勢して、バルブを開の位置に保っている。ピ
ストンヘッドを取り囲む空気圧室の圧力が予備圧縮され
たバネに打ち勝ったとき、バルブは閉まる。
トＳを避けるには予備圧縮２０ｌｂｓでも十分である
が、バルブが完全に開かれる場合は予備圧縮４０ｌｂｓ
前後であることが見いだされた。これは図１におけるバ
ネ４４が、バルブが完全に開かれた状態で予備圧縮ゼロ
であるのと比較される。バネは５０ｌｂｓに予備圧縮さ
れてもよいことが予想される。なお、バルブ３６が閉じ
られたとき、バネ１４４は６０ｌｂｓに圧縮されてお
り、この値は図１におけるバネ４４と同様である。以
上、要約すると、本発明においては、ブリードバルブ
は、圧縮機の流体通路およびバイパス流体通路と流体的
な連通関係にあり、ピストンがバルブの半径方向に伸び
ており、圧縮機の流体通路と半径方向で遠い側にあるピ
ストンヘッドを含む。空気圧室がピストンヘッドの一部
を取り囲んでおり、インペラー下流の供給源からの空気
が室に導入される。開閉要素と、ピストンヘッドを開閉
要素に連結する剛性のスリーブとを有するピストンが、
圧縮機の流体通路とバイパス流体通路との間の連通を開
閉する。予備圧縮されたバネがピストンに付随してお
り、通常はピストンを圧縮機の流体通路に関して半径方
向外側に付勢して、バルブを開の位置に保っている。ピ
ストンヘッドを取り囲む空気圧室の圧力が予備圧縮され
たバネに打ち勝ったとき、バルブは閉まる。
【図１】 点線で示されるガスタービンエンジンの圧縮
機部分の、軸方向の断面図であり、先行技術によるブリ
ードバルブが開の位置にある状態での断面図。
機部分の、軸方向の断面図であり、先行技術によるブリ
ードバルブが開の位置にある状態での断面図。
【図２】開の位置にある本発明によるブリードバルブ
の、垂直面で切った断面図。
の、垂直面で切った断面図。
【図３】本発明によるブリードバルブが閉の位置にあ
る、図２と同様な断面図。
る、図２と同様な断面図。
【図４】本発明によるブリードバルブの作動行程を、先
行技術によるブリードバルブと比較して示したグラフで
ある。
行技術によるブリードバルブと比較して示したグラフで
ある。
１１０…ブリードバルブ １１２…バイパス流体通路 １２７…上部ケーシング １２６…ピストン １２８…ロッド １３０…スリーブ １３２…ピストン室 １３４…ピストンヘッド １３６…開閉要素 １３８…スカート １４４…バネ １５２…バルブハウジング １５４…弁座
Claims (5)
- 【請求項１】 軸方向の流体通路と、この流体通路と同
心のバイパス流体通路と、をそれぞれ備えた圧縮機と、
この圧縮機の流体通路とバイパス流体通路とに流体的に
連通するブリードバルブと、をそれぞれ備えたガスター
ビンエンジンで用いられるブリードバルブであって、こ
のブリードバルブは、 圧縮機の流体通路と半径方向で遠い側にあるピストンヘ
ッドを備えて半径方向に伸びるピストンと、 前記ピストンヘッドの一部を取り囲む空気圧室と、 圧縮流体を前記空気圧室内に導入する手段と、をそれぞ
れ有し、 前記ピストンは、バルブ手段と、ピストンヘッドと前記
バルブ手段との間に伸びる剛性の部材と、を含み、これ
によって前記ピストンは、圧縮機の流体通路とバイパス
流体通路とを連通あるいは遮断するように開閉するもの
において、 前記ブリードバルブは、前記ピストンに付随して通常は
ピストンを圧縮機の流体通路に関して半径方向外側に向
かって付勢している予備圧縮されたバネを含み、これに
より、前記バルブ手段を閉じるには、ピストンヘッドを
取り囲む室の中の空気圧的圧力が予備圧縮されたバネに
打ち勝たなければならないようになっており、かつ、前
記予備圧縮されたバネは、前記ブリードバルブを閉じる
過程でエンジンがサージング状態に入らないように選択
されていることを特徴とするブリードバルブ。 - 【請求項２】 予備圧縮バネが２０ｌｂｓないし５０ｌ
ｂｓに予備圧縮されたコイルバネである、請求項１に定
義されるブリードバルブ。 - 【請求項３】 バネが４０ｌｂｓに予備圧縮される、請
求項２に定義されるブリードバルブ。 - 【請求項４】 ブリードバルブがバイパス流体通路の外
部シュラウドに取り付けられた空気圧室を画定するケー
シングを含み、バルブ手段のハウジングが空気圧室ケー
シングに固定されたロッドの他端に取り付けられ、これ
により前記バルブ手段ハウジングは、バイパス流体通路
の内壁に取り付けられており、前記ピストンは、ピスト
ンヘッドと、ピストンヘッドを開閉要素に連結するスリ
ーブとを含み、これによってスリーブがロッド上を、バ
ルブの開の位置とバルブの閉の位置の間で褶動するよう
になっており、予備圧縮されたバネは開閉要素ハウジン
グの中で、開閉要素とハウジングとの間に取り付けら
れ、よってピストンおよび開閉要素を開の位置に付勢す
る、請求項１に定義されるブリードバルブ。 - 【請求項５】 バネが４０ｌｂｓに予備圧縮される、請
求項４に定義されるブリードバルブ。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CA09/023217 | 1998-02-13 | ||
| CA2229352 | 1998-02-13 | ||
| US09/023,217 US6122905A (en) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | Compressor bleed valve |
| CA002229352A CA2229352C (en) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | Compressor bleed valve |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11287133A true JPH11287133A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=25680035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11035242A Pending JPH11287133A (ja) | 1998-02-13 | 1999-02-15 | ブリ―ドバルブ |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0936357B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11287133A (ja) |
| DE (1) | DE69912488T2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6565313B2 (en) * | 2001-10-04 | 2003-05-20 | United Technologies Corporation | Bleed deflector for a gas turbine engine |
| US6981842B2 (en) | 2003-07-22 | 2006-01-03 | Honeywell International, Inc. | Bleed valve system |
| CN112361061A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-02-12 | 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 | 一种应用于燃气轮机的带位置反馈的放气阀 |
| CN113606042A (zh) * | 2021-08-17 | 2021-11-05 | 中国航发贵阳发动机设计研究所 | 一种自动锁闭的起动活门装置在航空发动机上的安装结构 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2247400C2 (de) * | 1972-09-27 | 1975-01-16 | Motoren- Und Turbinen-Union Muenchen Gmbh, 8000 Muenchen | Vorrichtung zum Abblasen von verdichteter Luft aus einem Verdichter eines Gasturbinenstrahltriebwerks |
| US3809490A (en) * | 1973-05-02 | 1974-05-07 | United Aircraft Corp | Compressor surge sensor |
| DE2529422C3 (de) * | 1975-07-02 | 1980-12-04 | Alfons Schwarte Gmbh, 4730 Ahlen | Vorrichtung zur Luftabscheidung bei der Übernahme von Milch aus Milchbehältern in Milchsammelbehälter, insbesondere Milchsammelwagen |
| US4574585A (en) * | 1985-02-08 | 1986-03-11 | General Motors Corporation | Compressor bleed valve |
| US5477673A (en) * | 1994-08-10 | 1995-12-26 | Pratt & Whitney Canada Inc. | Handling bleed valve |
-
1999
- 1999-02-12 DE DE69912488T patent/DE69912488T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-02-12 EP EP99301044A patent/EP0936357B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-02-15 JP JP11035242A patent/JPH11287133A/ja active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0936357A2 (en) | 1999-08-18 |
| DE69912488T2 (de) | 2004-08-12 |
| EP0936357A3 (en) | 2001-01-10 |
| EP0936357B1 (en) | 2003-11-05 |
| DE69912488D1 (de) | 2003-12-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6122905A (en) | Compressor bleed valve | |
| JP4906961B2 (ja) | ターボブロアー用ブローオフバルブ | |
| JP5165926B2 (ja) | ターボ機械の低圧コンプレッサ用の抽気システム | |
| US3955901A (en) | Membrane pump | |
| US5487273A (en) | Turbocharger having pneumatic actuator with pilot valve | |
| RU2126492C1 (ru) | Газотурбинный двигатель (варианты) | |
| US4773305A (en) | Piston pump with rolling membrane | |
| US4280678A (en) | Bleed valve | |
| JP4471741B2 (ja) | 第２ブースト空気出口通路付き圧縮機 | |
| JPS6128806B2 (ja) | ||
| WO2003052302A3 (en) | Annular valve | |
| KR20210015930A (ko) | 릴리프 밸브 | |
| JP3959113B2 (ja) | 遠心ポンプと真空ポンプの組合せ、およびガス分離遠心ポンプの機能を制御する方法 | |
| KR20020022014A (ko) | 진공배기밸브 | |
| JPH11287133A (ja) | ブリ―ドバルブ | |
| US3934413A (en) | Air flow control unit for engine secondary air supply | |
| US8365764B2 (en) | Minimum pressure valve | |
| JPH0474148B2 (ja) | ||
| JPH0639745A (ja) | 空気動力工具用調速器 | |
| EP0254524B1 (en) | Gas compressor apparatus | |
| CA2229352C (en) | Compressor bleed valve | |
| CN112081966B (zh) | 一种旋启式止回阀 | |
| GB2429262A (en) | Shut-off valve assembly with main and auxiliary valves | |
| JP3611574B2 (ja) | 気体バラスト装置を有する真空ポンプ | |
| US4359108A (en) | Pneumatic hammer having a safety device |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051117 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081014 |