JPH11286120A - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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Publication number
JPH11286120A
JPH11286120A JP9151198A JP9151198A JPH11286120A JP H11286120 A JPH11286120 A JP H11286120A JP 9151198 A JP9151198 A JP 9151198A JP 9151198 A JP9151198 A JP 9151198A JP H11286120 A JPH11286120 A JP H11286120A
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JP
Japan
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ink
storage bag
packaging material
ink cartridge
cartridge according
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Application number
JP9151198A
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English (en)
Inventor
Takemasa Namiki
武政 双木
Masaru Nagai
優 永井
Kenji Matsumoto
憲志 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH11286120A publication Critical patent/JPH11286120A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】インクを比較的大容量のインク収容袋に収容す
ることができ、低コストで、かつ軽量であり、しかもイ
ンク収容袋の形崩れもなく安定性があり運搬時やセット
時等に障害物に引っかかり破損したりすることがなく取
扱に便利である。 【解決手段】インクカートリッジ1において、包装材1
0と、包装容器20と、インクを収容するインク収容袋
30と、インク収容袋30に設けられ、インクジェット
プリンタ1のインク受け部110と連結してインクを供
給するインク供給部40とを有し、インク収容袋30が
包装容器20に収められ、インク収容袋30を収容した
包装容器20が包装材10により包装されている。イン
ク収容袋30は固定部材50に固着され、固定部材50
に固着されたインク収容袋30が包装材10に収められ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
プリンタにインクを供給するインクカートリッジに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、インクジェットプリンタに用い
られるインクカートリッジには、プラスチック容器が用
いられ、このプラスチック容器をインクジェットプリン
タに取り付け、プラスチック容器の内部のインクがなく
なると、新しいプラスチック容器と交換している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インクジェ
ットプリンタが大型になり、これにともないインク大容
量のインクカートリッジが必要になる。大容量のプラス
チック容器を形成すると、コストが嵩み、重量も重くな
る。
【0004】また、プラスチック容器は、酸素透過率が
大きく、特に脱気インクを用いる場合にはインクに空気
が混入する等の問題がある。
【0005】このため、プラスチック容器に代えて可撓
性インク収容袋を用いると、低コストで、軽量になり、
さらに例えばアルミニウム箔を設けることで酸素透過率
を小さくすることができる。ところで、インク収容袋が
大きくなるため安定性が悪く、しかも包装がしずらい。
インク収容袋は、運搬等のために外装が必要であり、か
つ外箱への収容作業に労力を要する。
【0006】この発明は、このような実情に鑑みてなさ
れたもので、インクを比較的大容量のインク収容袋に収
容することができ、低コストで、かつ軽量であり、しか
もインク収容袋の形崩れもなく安定性があり運搬時やセ
ット時等に障害物に引っかかり破損したりすることがな
く取扱に便利なインクカートリッジを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0008】請求項1記載の発明は、『インクジェット
プリンタにインクを供給するインクカートリッジにおい
て、包装材と、包装容器と、インクを収容するインク収
容袋と、このインク収容袋に設けられ、前記インクジェ
ットプリンタのインク受け部と連結してインクを供給す
るインク供給部と、を有し、前記インク収容袋が前記包
装容器に収められ、このインク収容袋を収容した包装容
器が前記包装材により包装されていることを特徴とする
インクカートリッジ。』である。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、インク
を比較的大容量のインク収容袋に収容することができ、
低コストで、かつ軽量であり、しかもインク収容袋を収
容した包装容器が包装材により包装されており、インク
収容袋の形崩れもなく安定性があり運搬時やセット時等
に障害物に引っかかり破損したりすることがなく取扱に
便利である。
【0010】請求項2記載の発明は、『インクジェット
プリンタに取り付けられ、インクを供給するインクカー
トリッジにおいて、包装材と、固定部材と、インクを収
容するインク収容袋と、このインク収容袋に設けられ、
前記インクジェットプリンタのインク受け部と連結して
インクを供給するインク供給部と、を有し、前記インク
収容袋は前記固定部材に固着され、この固定部材に固着
されたインク収容袋が包装材に収められていることを特
徴とするインクカートリッジ。』である。
【0011】この請求項2記載の発明によれば、インク
を比較的大容量のインク収容袋に収容することができ、
低コストで、かつ軽量であり、しかも固定部材に固着さ
れたインク収容袋が包装材に収められており、インク収
容袋の形崩れもなく安定性があり運搬時やセット時等に
障害物に引っかかり破損したりすることがなく取扱に便
利である。
【0012】請求項3記載の発明は、『前記包装材は、
紙箱で形成されることを特徴とする請求項1または請求
項2記載のインクカートリッジ。』である。
【0013】この請求項3記載の発明によれば、包装材
が紙箱で形成され、軽量で、かつ安価に包装することが
できる。
【0014】請求項4記載の発明は、『前記包装材に、
前記インク受け部に係合する係合部を有することを特徴
とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のインク
カートリッジ。』である。
【0015】この請求項4記載の発明によれば、包装材
の係合部をインクジェットプリンタのインク受け部に係
合することで、インクカートリッジの位置決めを行なう
ことができると共に、インクカートリッジの浮き上りを
防止することができる。
【0016】請求項5記載の発明は、『前記包装材の係
合部は、切り取り可能であることを特徴とする請求項4
記載のインクカートリッジ。』である。
【0017】この請求項5記載の発明によれば、インク
カートリッジをインクジェットプリンタに取り付ける際
に、包装材の係合部を切り取り、保管や運搬時には包装
材の係合部が切り取られていないから包装材の保護機能
を損なうことがない。
【0018】請求項6記載の発明は、『前記包装容器
は、紙で形成されることを特徴とする請求項1記載のイ
ンクカートリッジ。』である。
【0019】この請求項6記載の発明によれば、包装容
器が紙で形成され、軽量で、かつ安価にインク収容袋を
包装することができる。
【0020】請求項7記載の発明は、『前記固定部材
は、紙で形成されることを特徴とする請求項2記載のイ
ンクカートリッジ。』である。
【0021】この請求項7記載の発明によれば、固定部
材が紙で形成され、軽量で、かつ安価にインク収容袋を
支持することができる。
【0022】請求項8記載の発明は、『前記インク供給
部一体形の前記インク受け部との係合部に、インクの色
が一致したときにのみ係合する誤挿入防止手段を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のインク
カートリッジ。』である。
【0023】この請求項8記載の発明によれば、インク
供給部一体形のインク受け部との係合部は、インクの色
が一致したときにのみ係合するから、インクカートリッ
ジの誤挿入を防止することができる。
【0024】請求項9記載の発明は、『前記誤挿入防止
手段は、1本または複数本のピンと、このピンと係合す
る孔とから構成されることを特徴とする請求項8記載の
インクカートリッジ。』である。
【0025】この請求項9記載の発明によれば、1本ま
たは複数本のピンと、このピンと係合する孔とから構成
され、簡単な構造でインクカートリッジの誤挿入を防止
することができる。
【0026】請求項10記載の発明は、『前記包装材の
側部内壁に残量表示を設け、この残量表示を指示する指
示板を前記インク収容袋の上部に取り付け、さらに前記
包装材に前記残量表示を見ることが可能な覗窓を形成し
たことを特徴とする請求項1または請求項2記載のイン
クカートリッジ。』である。
【0027】この請求項10記載の発明によれば、包装
材の覗窓から残量表示を指示する指示板の状態を見るこ
とで、簡単な構造で正確にインク収容袋内のインク残量
を知ることができ、かつ低コストである。
【0028】請求項11記載の発明は、『前記覗窓より
前記インク収容袋自体が見えないように指示板に紙片を
付け、この紙片を前記指示板と同時に動かすようにした
ことを特徴とする請求項10記載のインクカートリッ
ジ。』である。
【0029】この請求項11記載の発明によれば、覗窓
よりインク収容袋自体が見えないから体裁がよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明のインクカートリ
ッジの実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1は
インクカートリッジの斜視図、図2はインクカートリッ
ジの断面図、図3はインクカートリッジをインクジェッ
トプリンタにセットした状態を示す一部の斜視図、図4
はインク箱内部の残量表示を指示板が指示する状態を示
す斜視図、図5はインク箱内部の残量表示を示す図、図
6はインクカートリッジをインクジェットプリンタにセ
ットした状態を示す図、図7はインクカートリッジの交
換を説明する示す図、図8はインクカートリッジの係合
部をインク受け部に係合した状態を示す断面図、図9は
インクカートリッジのインク供給部をインク受け部に接
続した状態を示す断面図、図10はインクジェットプリ
ンタ側の誤挿着ピンを示す図、図11はインクカートリ
ッジのインク供給部のシール口栓を示す図である。
【0031】請求項1記載の発明の実施の形態のインク
カートリッジ1は、インクジェットプリンタ100にイ
ンクを供給するものであり、図2(a)に示すように、
包装材10と、包装容器20と、インクを収容する可撓
性インク収容袋30と、このインク収容袋30に設けら
れ、インクジェットプリンタ100のインク受け部11
0と連結してインクを供給するインク供給部40と、を
有し、インク収容袋30が包装容器20に収められてい
る。インク収容袋30を収容した包装容器20が包装材
10により包装されている。インク供給部40に形成さ
れるインク通路45からインクが下側の開口45aから
インク受け部110に設けられるインク通路へ導かれて
供給されるが、インク通路45を前側へ開口45bして
インクを供給するようにしてもよい。
【0032】このように、インクを比較的大容量のイン
ク収容袋30に収容することができ、低コストで、かつ
軽量であり、しかもインク収容袋30を収容した包装容
器20が包装材10により包装されており、インク収容
袋30の形崩れもなく安定性があり運搬時やセット時等
に障害物に引っかかり破損したりすることがなく取扱に
便利である。
【0033】また、請求項2記載の発明の実施の形態の
インクカートリッジ1は、図2(b)に示すように、包
装材10と、固定部材50と、インクを収容するインク
収容袋30と、このインク収容袋30に設けられ、イン
クジェットプリンタ100のインク受け部110と連結
してインクを供給するインク供給部40と、を有し、イ
ンク収容袋30は固定部材50に固着される。この固定
部材50に固着されたインク収容袋30が包装材10に
収められている。インク供給部40に形成されるインク
通路45からインクが同様に下側の開口からインク受け
部110に設けられるインク通路へ導かれて供給される
が、インク通路45を前側へ開口45bしてインクを供
給するようにしてもよい。
【0034】このようにインクを比較的大容量のインク
収容袋30に収容することができ、低コストで、かつ軽
量であり、しかも固定部材50に固着されたインク収容
袋30が包装材10に収められており、インク収容袋3
0の形崩れもなく安定性があり運搬時やセット時等に障
害物に引っかかり破損したりすることがなく取扱に便利
である。
【0035】このインクカートリッジ1の包装材10
は、紙箱で形成され、軽量で、かつ安価に包装すること
ができる。この包装材10は紙箱に限定されず、ビニー
ル等で形成してもよい。包装材10には、図1に示すよ
うに側部の内部に、インク残量を示す残量表示11が設
けられ、また側部に残量表示11を外部から見る覗窓1
2が設けられ、さらに上部に残量表示11を照らす外光
を取り入れる明かり取り窓13が設けられている。
【0036】また、包装材10の側部には、インク受け
部110に係合する係合部14を2箇所に有し、この係
合部14はミシン目14aにより切り取り可能に設けら
れている。図8に示すように、インクカートリッジ1を
インクジェットプリンタ100にセットする時に、包装
材10の係合部14をインク受け部110の爪部111
aに押し付けることで、ミシン目14aが破れて包装材
10の係合部14がインクジェットプリンタ100のイ
ンク受け部110に係合する。このように、包装材10
の係合部14がインク受け部110に係合するために、
インクカートリッジ1の位置決めを行なうことができる
と共に、インクカートリッジ1の浮き上りを防止するこ
とができる。
【0037】また、包装材10の係合部14は、切り取
り可能であり、インクカートリッジ1をインクジェット
プリンタ100に取り付ける際に、包装材10の係合部
14を切り取り、保管や運搬時には包装材10の係合部
14が切り取られていないから包装材10の保護機能を
損なうことがない。
【0038】さらに、包装材10のインク供給部40側
には、接続開口15を覆うカバーシール15aが設けら
れ、カバーシール15aを剥がすことで接続開口15を
開放可能になっている。図7に示すように、インクカー
トリッジ1をインクジェットプリンタ100にセットす
る時に、包装材10のカバーシール15aを剥がし、イ
ンク供給部40をインクジェットプリンタ100のイン
ク受け部110に係合させる。
【0039】図2(a)に示す包装容器20は、紙で形
成され、軽量で、かつ安価にインク収容袋30を包装す
ることができる。この実施の形態では、包装容器20が
箱状であり、1枚の紙板を折り畳んで形成される。
【0040】この包装容器20は、底部20aに足部2
0bが形成され、底部20aがインク供給部40側に向
けて傾斜し、インク収容袋30のインクを完全に残さず
使いきるように集めている。包装容器20の底部20a
に、インク収容袋30が例えば両面テープ21により簡
単に固着される。
【0041】図2(b)に示す固定部材50は、紙で形
成され、軽量で、かつ安価にインク収容袋30を支持す
ることができる。この実施の形態では、固定部材50が
台状であり、1枚の紙板で形成される。
【0042】この固定部材50は、台部50aに足部5
0bが形成され、台部50aがインク供給部40側に向
けて傾斜し、インク収容袋30のインクを完全に残さず
使いきるように集めている。固定部材50の台部50a
に、インク収容袋30が例えば両面テープ51により簡
単に固着される。
【0043】インク収容袋30は、ポリエチレン、アル
ミニウム、ナイロンの3層構造であり、アルミニウムを
用いることでバリヤ性が向上し、酸素透過率が小さく、
例えば1ppm以下になり、特に脱気インクを用いる場
合にはインクに空気が混入することを防止できる。
【0044】インク収容袋30の上部には、包装材の側
部内壁の残量表示11を指示する指示板31が両面テー
プ32により取り付けられている。また、指示板31に
は、覗窓12に対向する部分に紙片33が取り付けられ
ている。この紙片33は覗窓12を覆って内部が見えな
いようにしているが、インクの使用により指示板31が
下降すると包装容器20または固定部材50の下方に入
り込み、覗窓12から残量表示11を見ることが可能に
なる。
【0045】指示板31は、大きく傾斜することなく、
ほぼ平行な状態で下降可能である。また、指示板31は
その重量によりインク収容袋30は内部のインクの減少
に応じて下降してインク収容袋30を均等に潰す。包装
材10の覗窓12から残量表示11を指示する指示板3
1の状態を見ることで、簡単な構造で正確にインク収容
袋30内のインク残量を知ることができ、かつ低コスト
である。
【0046】インクの残量と残量表示11である残量目
盛りとの関係が大幅にずれることが考えられるが、わず
かな勾配をつけることによリインクの残量目盛りと実イ
ンク残量をほぼ一致できた。
【0047】この実施例では、285mmで8.5mm
上げる勾配を付けたところ1リットルの容量に対して5
%以内に排出できた。また、残量表示11の残量目盛り
も下限表示を総量の1割の範囲と決め実際にその位置の
実インク残量を測定したところ表示と実残量がほぼ一致
した。即ち、表示と実残量との相関がとれた。包装容器
20または固定部材50に勾配を付け、この残量表示と
組み含わせることにより総排出量を少なく、且つ実量と
あった残量表示ができた。
【0048】また、残量表示11は、図5(a)に示す
ように目盛11aで表示することができ、この目盛11
aの残量表示に色を付ける等して交換時期警告表示11
bを設ける。また、残量表示11は、図5(b)に示す
ように2重の矢印11c,11dで表示することがで
き、この矢印を二重にして指示板31の指示が内側の矢
印11d以下になると交換時期警告表示11eとなるよ
うにしている。このように、残量表示11に、交換時期
警告表示11b,11eを設けたから、ユーザーに正確
にインクカートリッジ1の交換時期を知らせることがで
きる。この交換時期警告表示11b,11eでユーザー
は十分に交換の準備をすることができる。
【0049】また、インクカートリッジ1は、図6に示
すように、インクジェットプリンタ100の架台101
に設けられたインク受け部110にセットされ、架台1
01が比較的高いため残量表示11の残量目盛りは、上
から覗くより横から覗窓12より覗く方が見やすい。
【0050】インクカートリッジ1のインク供給部40
とインク受け部110との係合部は、図9乃至図11に
示すように構成される。
【0051】即ち、インク受け部110には、受板11
1の裏側にインク供給栓112が固定され、このインク
供給栓112にインク供給針113が受板111から表
側に突出している。受板111の表側には、誤挿着台1
14が取り付けられている。この誤挿着台114にはイ
ンク供給針113を覆う筒部114aが形成され、また
誤挿着防止ピン115が形成されている。
【0052】誤挿着台114の筒部114aには、イン
ク収容袋30に取り付けられたシール口栓41のプリン
タ側取付部41bが挿着される。シール口栓41にはイ
ンク通路45が形成され、インク通路45の加工時に形
成される開口はシール46により閉塞されている。シー
ル口栓41は、インク袋側取付部41aとプリンタ側取
付部41bが形成されており、インク袋側取付部41a
には凹凸部41a1が形成され、接着面積を少なくして
インク収容袋30の接着部30aの接着強度を向上させ
ている。また、シール口栓41のプリンタ側取付部41
bにはゴム42及びゴム止め43が挿着されており、シ
ール口栓41にインク供給針113がゴム42を貫通し
て挿入され、ゴム42によりシールされている。インク
収容袋30内のインクがシール口栓41からインク供給
針113を介して供給可能になる。
【0053】この実施の形態では、図10(b)に示す
ように、誤挿着台114に誤挿着防止ピン115を形成
し、図11(c)に示すようにシール口栓41に誤挿着
防止孔125を対応する位置に形成し、黄色濃色のイン
クのみを挿着可能にしている。また、誤挿着台114に
誤挿着防止ピン116を形成し、シール口栓41に誤挿
着防止孔126を対応する位置に形成することで、黄色
淡色のインクのみを挿着可能にし、さらに誤挿着台11
4に誤挿着防止ピン117を形成し、シール口栓41に
誤挿着防止孔127を対応する位置に形成することで、
黒色のインクのみを挿着可能にし、インクの色が一致し
たときにのみ係合する誤挿入防止手段を有する。このよ
うにインク供給部40とインク受け部110との係合部
は、インクの色が一致したときにのみ係合するから、イ
ンクカートリッジの誤挿入を防止することができる。
【0054】この実施の形態の誤挿入防止手段は、1本
のピンと、このピンと係合する孔とから構成され、簡単
な構造でインクカートリッジ1の誤挿入を防止すること
ができるが、複数本のピンと、このピンと係合する孔と
から構成してもよい。例えば、2本のピンと、このピン
と係合する孔とから構成することで、4種類のインク、
6種類のメンテナンス液が識別可能である。
【0055】このインクカートリッジ1の交換は、図7
に示すように、セットする時に、インクカートリッジ1
のカバーシール15aを取り外して接続開口15を開放
する(図7(a),(b))。そして、インクカートリ
ッジ1の係合部14をインク受け部110の爪部111
に押し付けることで、ミシン目14aが破れて包装材1
0の係合部14をインクジェットプリンタ100のイン
ク受け部110に係合させる(図7(c),(d))。
ついで、インク供給部40側を押し込みシール口栓41
にインク供給針113を挿入させてセットし(図7
(e))、これでインクがシール口栓41からインク供
給針113を介して供給可能になる。
【0056】インクカートリッジ1を外す時には、図7
(f)に示すように、インク供給部40側を持って矢印
a方向へ上方に上げ、矢印b方向へ引くことで係合部1
4をインクジェットプリンタ100のインク受け部11
0から容易に取り外すことができる。
【0057】
【発明の効果】前記したように、請求項1記載の発明で
は、包装材と、包装容器と、インクを収容するインク収
容袋と、このインク収容袋に設けられ、インクジェット
プリンタのインク受け部と連結してインクを供給するイ
ンク供給部と、を有し、インク収容袋が包装容器に収め
られ、このインク収容袋を収容した包装容器が包装材に
より包装されており、インクを比較的大容量のインク収
容袋に収容することができ、低コストで、かつ軽量であ
り、しかもインク収容袋を収容した包装容器が包装材に
より包装でき、インク収容袋の形崩れもなく安定性があ
り運搬時やセット時等に障害物に引っかかり破損したり
することがなく取扱に便利である。
【0058】請求項2記載の発明では、包装材と、固定
部材と、インクを収容するインク収容袋と、このインク
収容袋に設けられ、インクジェットプリンタのインク受
け部と連結してインクを供給するインク供給部と、を有
し、インク収容袋は固定部材に固着され、この固定部材
に固着されたインク収容袋が包装材に収められており、
インクを比較的大容量のインク収容袋に収容することが
でき、低コストで、かつ軽量であり、しかも固定部材に
固着されたインク収容袋が包装材に収められており、イ
ンク収容袋の形崩れもなく安定性があり運搬時やセット
時等に障害物に引っかかり破損したりすることがなく取
扱に便利である。
【0059】請求項3記載の発明では、包装材が紙箱で
形成され、軽量で、かつ安価に包装することができる。
【0060】請求項4記載の発明では、包装材の係合部
をインクジェットプリンタのインク受け部に係合するこ
とで、インクカートリッジの位置決めを行なうことがで
きると共に、インクカートリッジの浮き上りを防止する
ことができる。
【0061】請求項5記載の発明では、包装材の係合部
は、切り取り可能であり、インクカートリッジをインク
ジェットプリンタに取り付ける際に、包装材の係合部を
切り取り、保管や運搬時には包装材の係合部が切り取ら
れていないから包装材の保護機能を損なうことがない。
【0062】請求項6記載の発明では、包装容器が紙で
形成され、軽量で、かつ安価にインク収容袋を包装する
ことができる。
【0063】請求項7記載の発明では、固定部材が紙で
形成され、軽量で、かつ安価にインク収容袋を支持する
ことができる。
【0064】請求項8記載の発明では、インク供給部と
インク受け部との係合部に、インクの色が一致したとき
にのみ係合する誤挿入防止手段を有し、インク供給部と
インク受け部との係合部は、インクの色が一致したとき
にのみ係合するから、インクカートリッジの誤挿入を防
止することができる。
【0065】請求項9記載の発明では、誤挿入防止手段
は、1本または複数本のピンと、このピンと係合する孔
とから構成され、簡単な構造でインクカートリッジの誤
挿入を防止することができる。
【0066】請求項10記載の発明では、包装材の覗窓
から残量表示を指示する指示板の状態を見ることで、簡
単な構造で正確にインク収容袋内のインク残量を知るこ
とができ、かつ低コストである。
【0067】請求項11記載の発明では、覗窓よりイン
ク収容袋自体が見えないように指示板に紙片を付け、こ
の紙片が指示板と同時に動き覗窓よりインク収容袋自体
が見えないから体裁がよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクカートリッジの斜視図である。
【図2】インクカートリッジの断面図である。
【図3】インクカートリッジをインクジェットプリンタ
にセットした状態を示す一部の斜視図である。
【図4】インク箱内部の残量表示を指示板が指示する状
態を示す斜視図である。
【図5】インク箱内部の残量表示を示す図である。
【図6】インクカートリッジをインクジェットプリンタ
にセットした状態を示す図である。
【図7】インクカートリッジの交換を説明する示す図で
ある。
【図8】インクカートリッジの係合部をインク受け部に
係合した状態を示す断面図である。
【図9】インクカートリッジのインク供給部をインク受
け部に接続した状態を示す断面図である。
【図10】インクジェットプリンタ側の誤挿着ピンを示
す図である。
【図11】インクカートリッジのインク供給部のシール
口栓を示す図である。
【符号の説明】
1 インクカートリッジ 10 包装材 20 包装容器 30 インク収容袋 40 インク供給部 50 固定部材 100 インクジェットプリンタ 110 インク受け部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクジェットプリンタにインクを供給す
    るインクカートリッジにおいて、包装材と、包装容器
    と、インクを収容するインク収容袋と、このインク収容
    袋に設けられ、前記インクジェットプリンタのインク受
    け部と連結してインクを供給するインク供給部と、を有
    し、前記インク収容袋が前記包装容器に収められ、この
    インク収容袋を収容した包装容器が前記包装材により包
    装されていることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】インクジェットプリンタに取り付けられ、
    インクを供給するインクカートリッジにおいて、包装材
    と、固定部材と、インクを収容するインク収容袋と、こ
    のインク収容袋に設けられ、前記インクジェットプリン
    タのインク受け部と連結してインクを供給するインク供
    給部と、を有し、前記インク収容袋は前記固定部材に固
    着され、この固定部材に固着されたインク収容袋が包装
    材に収められていることを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  3. 【請求項3】前記包装材は、紙箱で形成されることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載のインクカートリ
    ッジ。
  4. 【請求項4】前記包装材に、前記インク受け部に係合す
    る係合部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  5. 【請求項5】前記包装材の係合部は、切り取り可能であ
    ることを特徴とする請求項4記載のインクカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】前記包装容器は、紙で形成されることを特
    徴とする請求項1記載のインクカートリッジ。
  7. 【請求項7】前記固定部材は、紙で形成されることを特
    徴とする請求項2記載のインクカートリッジ。
  8. 【請求項8】前記インク供給部一体形の前記インク受け
    部との係合部に、インクの色が一致したときにのみ係合
    する誤挿入防止手段を有することを特徴とする請求項1
    または請求項2記載のインクカートリッジ。
  9. 【請求項9】前記誤挿入防止手段は、1本または複数本
    のピンと、このピンと係合する孔とから構成されること
    を特徴とする請求項8記載のインクカートリッジ。
  10. 【請求項10】前記包装材の側部内壁に残量表示を設
    け、この残量表示を指示する指示板を前記インク収容袋
    の上部に取り付け、さらに前記包装材に前記残量表示を
    見ることが可能な覗窓を形成したことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のインクカートリッジ。
  11. 【請求項11】前記覗窓より前記インク収容袋自体が見
    えないように指示板に紙片を付け、この紙片を前記指示
    板と同時に動かすようにしたことを特徴とする請求項1
    0記載のインクカートリッジ。
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