JPH11286017A - 合成樹脂材積層物の分離分別装置 - Google Patents
合成樹脂材積層物の分離分別装置Info
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- JPH11286017A JPH11286017A JP9146598A JP9146598A JPH11286017A JP H11286017 A JPH11286017 A JP H11286017A JP 9146598 A JP9146598 A JP 9146598A JP 9146598 A JP9146598 A JP 9146598A JP H11286017 A JPH11286017 A JP H11286017A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
- Disintegrating Or Milling (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂材積層物を表皮材とクッション材と
に分離分別する装置において,空気流によりドラム内を
冷却し得るようにして乾燥処理を不要とし,しかも,そ
の空気流を利用して,表皮材から分離したクッション材
を回収する。 【解決手段】 ドラム3内に,その内周面との間に分離
室17を画成して環状の篩部材9を配設し,その内周面
に合成樹脂材積層物Aの破片群を回転する擦り付け部材
21により擦り付けて,各破片のクッション材bを粉砕
し,分離室17に受容させるようにした装置において,
ドラム3に,篩部材9に外気を導入する外気取り入れ口
32と,分離室17に開口する排出口351 〜353 と
を設け,この排出口351 〜353 に,前記ドラム3内
の空気と共に,前記分離室17に受容されたクッション
材bを排出させるブロワ381 を接続する。
に分離分別する装置において,空気流によりドラム内を
冷却し得るようにして乾燥処理を不要とし,しかも,そ
の空気流を利用して,表皮材から分離したクッション材
を回収する。 【解決手段】 ドラム3内に,その内周面との間に分離
室17を画成して環状の篩部材9を配設し,その内周面
に合成樹脂材積層物Aの破片群を回転する擦り付け部材
21により擦り付けて,各破片のクッション材bを粉砕
し,分離室17に受容させるようにした装置において,
ドラム3に,篩部材9に外気を導入する外気取り入れ口
32と,分離室17に開口する排出口351 〜353 と
を設け,この排出口351 〜353 に,前記ドラム3内
の空気と共に,前記分離室17に受容されたクッション
材bを排出させるブロワ381 を接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,相互に接合して合
成樹脂材積層物を構成する合成樹脂の表皮材と合成樹脂
のクッション材とを分離分別する,合成樹脂材積層物の
分離分別装置に関する。
成樹脂材積層物を構成する合成樹脂の表皮材と合成樹脂
のクッション材とを分離分別する,合成樹脂材積層物の
分離分別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,自動車等の内装材として用いられ
る,合成樹脂の表皮材と合成樹脂のクッション材とを接
合してなる合成樹脂材積層物の廃材再利用が強く要請さ
れているが,その再利用に当たっては,先ず,合成樹脂
材積層物を表皮材とクッション材とに分離分別する必要
がある。
る,合成樹脂の表皮材と合成樹脂のクッション材とを接
合してなる合成樹脂材積層物の廃材再利用が強く要請さ
れているが,その再利用に当たっては,先ず,合成樹脂
材積層物を表皮材とクッション材とに分離分別する必要
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】その要求に応えるべ
く,本出願人は,既に,ドラムと,このドラム内に,そ
の内周面との間に分離室を画成して配設される環状の篩
部材と,この篩部材内に,それと同心に配設される回転
板と,この回転板に固着されて前記篩部材の内周面に所
定間隙を存して対向する擦り付け部材と,前記回転板を
回転駆動する駆動手段とを備え,前記篩部材内に投入さ
れた合成樹脂材積層物破片群を前記擦り付け部材により
前記篩部材に擦り付けることにより,各破片のクッショ
ン材を粉砕しながら前記篩部材に通過させて前記分離室
に受容させるようにした,合成樹脂材積層物の分離分別
装置を提案している(特願平9−206780号)。
く,本出願人は,既に,ドラムと,このドラム内に,そ
の内周面との間に分離室を画成して配設される環状の篩
部材と,この篩部材内に,それと同心に配設される回転
板と,この回転板に固着されて前記篩部材の内周面に所
定間隙を存して対向する擦り付け部材と,前記回転板を
回転駆動する駆動手段とを備え,前記篩部材内に投入さ
れた合成樹脂材積層物破片群を前記擦り付け部材により
前記篩部材に擦り付けることにより,各破片のクッショ
ン材を粉砕しながら前記篩部材に通過させて前記分離室
に受容させるようにした,合成樹脂材積層物の分離分別
装置を提案している(特願平9−206780号)。
【0004】上記装置によれば,各破片の表皮材を篩部
材内に残留させながら,各破片のクッション材を粉砕,
剥離して篩部材を通過させ,分離室に受容させ,もって
合成樹脂材積層物を表皮材とクッション材とに自動的に
効率良く分離分別することができる。
材内に残留させながら,各破片のクッション材を粉砕,
剥離して篩部材を通過させ,分離室に受容させ,もって
合成樹脂材積層物を表皮材とクッション材とに自動的に
効率良く分離分別することができる。
【0005】ところで,合成樹脂材積層物破片群を擦り
付け部材により篩部材に擦り付けると大量の熱が発生す
る。これに伴いドラム内が過度に昇温すると,積層物破
片が互いに融着してしまい,表皮とクッション材との分
離が困難になる。それを防止するために,上記提案の装
置では,ドラム内の昇温に応じて冷却水を噴霧して,過
度に昇温を抑えるようにしている。
付け部材により篩部材に擦り付けると大量の熱が発生す
る。これに伴いドラム内が過度に昇温すると,積層物破
片が互いに融着してしまい,表皮とクッション材との分
離が困難になる。それを防止するために,上記提案の装
置では,ドラム内の昇温に応じて冷却水を噴霧して,過
度に昇温を抑えるようにしている。
【0006】しかしながら,そうしたものでは,分離分
別された表皮材及びクッション材が冷却水のため多少と
も濡れることになるから,これを乾燥するという面倒な
後処理を行う必要がある。
別された表皮材及びクッション材が冷却水のため多少と
も濡れることになるから,これを乾燥するという面倒な
後処理を行う必要がある。
【0007】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,空気流によりドラム内を冷却し得るようにして乾
燥処理を不要とし,しかも,その空気流を利用して,表
皮材から分離したクッション材を回収し得る,簡単で有
効な前記合成樹脂材積層物の分離分別装置を提供するこ
とを目的とする。
ので,空気流によりドラム内を冷却し得るようにして乾
燥処理を不要とし,しかも,その空気流を利用して,表
皮材から分離したクッション材を回収し得る,簡単で有
効な前記合成樹脂材積層物の分離分別装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,ドラムと,このドラム内に,その内周面
との間に分離室を画成して配設される環状の篩部材と,
この篩部材内に,それと同心に配設される回転板と,こ
の回転板に固着されて前記篩部材の内周面に所定間隙を
存して対向する擦り付け部材と,前記回転板を回転駆動
する駆動手段とを備え,前記篩部材内に投入された合成
樹脂材積層物の破片群を前記擦り付け部材により前記篩
部材に擦り付けることにより,各破片のクッション材を
粉砕しながら前記篩部材に通過させて前記分離室に受容
させるようにした,合成樹脂材積層物用分離分別装置に
おいて,前記ドラムに,前記篩部材内に外気を導入する
外気取り入れ口と,前記分離室に開口する排出口とを設
け,この排出口に,前記ドラム内の空気と共に,前記分
離室に受容されたクッション材を排出させるブロワを接
続したことを第1の特徴とする。
に,本発明は,ドラムと,このドラム内に,その内周面
との間に分離室を画成して配設される環状の篩部材と,
この篩部材内に,それと同心に配設される回転板と,こ
の回転板に固着されて前記篩部材の内周面に所定間隙を
存して対向する擦り付け部材と,前記回転板を回転駆動
する駆動手段とを備え,前記篩部材内に投入された合成
樹脂材積層物の破片群を前記擦り付け部材により前記篩
部材に擦り付けることにより,各破片のクッション材を
粉砕しながら前記篩部材に通過させて前記分離室に受容
させるようにした,合成樹脂材積層物用分離分別装置に
おいて,前記ドラムに,前記篩部材内に外気を導入する
外気取り入れ口と,前記分離室に開口する排出口とを設
け,この排出口に,前記ドラム内の空気と共に,前記分
離室に受容されたクッション材を排出させるブロワを接
続したことを第1の特徴とする。
【0009】この第1の特徴によれば,ブロワの作動の
作動により,外気が外気取り入れ口からドラム内に流入
し,篩部材及び分離室を経て排出口から流出することに
よって,ドラム内を効果的に換気冷却することができ,
過度の温度上昇による積層物破片同志の融着を未然に防
止して,装置の長時間運転を可能にする。しかもドラム
3内を冷却し終えた空気は,篩部材を通過して分離室に
移行したクッション材粉末を伴って排出口を流出するの
で,クッション材の回収にも寄与することになる。また
換気冷却とすることにより,分離分別した表皮材及びク
ッション材を乾燥状態で回収することができ,乾燥処理
は不要となる。
作動により,外気が外気取り入れ口からドラム内に流入
し,篩部材及び分離室を経て排出口から流出することに
よって,ドラム内を効果的に換気冷却することができ,
過度の温度上昇による積層物破片同志の融着を未然に防
止して,装置の長時間運転を可能にする。しかもドラム
3内を冷却し終えた空気は,篩部材を通過して分離室に
移行したクッション材粉末を伴って排出口を流出するの
で,クッション材の回収にも寄与することになる。また
換気冷却とすることにより,分離分別した表皮材及びク
ッション材を乾燥状態で回収することができ,乾燥処理
は不要となる。
【0010】また本発明は,上記特徴に加えて,前記外
気取り入れ口を,前記ドラムの側壁の,前記擦り付け部
材の回転中心部に対応する中心部に設けると共に,この
外気取り入れ口にスクリーンを張設したことを第2の特
徴とする。
気取り入れ口を,前記ドラムの側壁の,前記擦り付け部
材の回転中心部に対応する中心部に設けると共に,この
外気取り入れ口にスクリーンを張設したことを第2の特
徴とする。
【0011】この第2の特徴によれば,外気取り入れ口
からドラム内に流入した空気は,擦り付け部材の回転に
より放射状に広がり,ドラム内を万遍なく通過すること
により,ドラム内を隅々まで効果的に冷却することがで
きる。また外気取り入れ口に張設したスクリーンによ
り,ドラム内への異物の侵入を防ぐことができる。
からドラム内に流入した空気は,擦り付け部材の回転に
より放射状に広がり,ドラム内を万遍なく通過すること
により,ドラム内を隅々まで効果的に冷却することがで
きる。また外気取り入れ口に張設したスクリーンによ
り,ドラム内への異物の侵入を防ぐことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0013】図1は合成樹脂材積層物の分離分別装置の
側面図,図2は上記分離分別装置及びその付属機器の全
体図,図3は図1の3−3線断面図,図4は図3の4−
4線断面図,図5は図3の要部拡大図,図6は図4の要
部拡大図,図7は篩部材の展開内面図,図8は図7の8
−8線断面図,図9は合成樹脂材積層物の分離分別過程
説明図である。
側面図,図2は上記分離分別装置及びその付属機器の全
体図,図3は図1の3−3線断面図,図4は図3の4−
4線断面図,図5は図3の要部拡大図,図6は図4の要
部拡大図,図7は篩部材の展開内面図,図8は図7の8
−8線断面図,図9は合成樹脂材積層物の分離分別過程
説明図である。
【0014】図9において,廃材となった自動車の内装
材の合成樹脂材積層物Aは,例えばPVC,ABS,P
P(ポリプロピレン)等よりなる表皮材aと,ポリウレ
タン発泡体,PP発泡体,PE(ポリエチレン)発泡体
等よりなるクッション材bとを接着若しくは融着してな
るもので,両材間の分離を行う前に該積層物Aを破砕機
にかけて,3〜6mm四方の無数の積層物A破片を得る。
次いで,これらの積層物A破片は,図1及び第2図に示
すように貯蔵タンク30に貯蔵され,適量宛分離分別装
置1にかけられ,表皮材a破片とクッション材b粉末と
に分離されると共に,分別されるものである。
材の合成樹脂材積層物Aは,例えばPVC,ABS,P
P(ポリプロピレン)等よりなる表皮材aと,ポリウレ
タン発泡体,PP発泡体,PE(ポリエチレン)発泡体
等よりなるクッション材bとを接着若しくは融着してな
るもので,両材間の分離を行う前に該積層物Aを破砕機
にかけて,3〜6mm四方の無数の積層物A破片を得る。
次いで,これらの積層物A破片は,図1及び第2図に示
すように貯蔵タンク30に貯蔵され,適量宛分離分別装
置1にかけられ,表皮材a破片とクッション材b粉末と
に分離されると共に,分別されるものである。
【0015】図1ないし図8により,分離分別装置1に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0016】先ず,図3及び図4において,この分離分
別装置1の機台2には,軸線を水平にした円筒形のドラ
ム3と,ロータ軸4aを上記軸線と平行にした電動モー
タ4(駆動手段)とが取付けられる。ドラム3は,左右
両端に一対の内向きフランジ5a,5bを有する円胴5
と,その右方のフランジ5bに固着されて円胴5の右端
面を閉鎖する端板6と左方のフランジ5aにヒンジ18
を介し連結されて円胴5の左端面を開閉するドア7とか
ら構成される。ドラム3は機台2に固定され,ドア7
は,ドラム3に設けられたクランプ19により通常,閉
じ状態に保持される。
別装置1の機台2には,軸線を水平にした円筒形のドラ
ム3と,ロータ軸4aを上記軸線と平行にした電動モー
タ4(駆動手段)とが取付けられる。ドラム3は,左右
両端に一対の内向きフランジ5a,5bを有する円胴5
と,その右方のフランジ5bに固着されて円胴5の右端
面を閉鎖する端板6と左方のフランジ5aにヒンジ18
を介し連結されて円胴5の左端面を開閉するドア7とか
ら構成される。ドラム3は機台2に固定され,ドア7
は,ドラム3に設けられたクランプ19により通常,閉
じ状態に保持される。
【0017】図3及び図5に示すように,ドラム3には
環状の篩ユニット8が装着される。この篩ユニット8
は,環状の篩部材9と,この篩部材9の両端に係合する
左右一対のリング体10a,10bと,篩部材9の軸方
向中央部外周に嵌合する補強環11とを備え,各リング
体10a,10bと補強環11とは,篩部材9の外周側
で周方向に並ぶ多数のディスタンスカラー12を介して
多数のボルト13により一体に結合される。この篩ユニ
ット8のドラム3への装着に際して,左右のリング体1
0a,10bが円胴5の左右のフランジ5a,5bの内
周に嵌合される。そして,この篩ユニット8の回り止め
のために,右方のリング体10bの外側面に突設された
位置決めピン14が,前記端板6の内側面に設けられた
位置決め孔15に嵌入される。而して,ドラム3の円胴
5内周面と篩部材9との間には環状の分離室17が画成
される。
環状の篩ユニット8が装着される。この篩ユニット8
は,環状の篩部材9と,この篩部材9の両端に係合する
左右一対のリング体10a,10bと,篩部材9の軸方
向中央部外周に嵌合する補強環11とを備え,各リング
体10a,10bと補強環11とは,篩部材9の外周側
で周方向に並ぶ多数のディスタンスカラー12を介して
多数のボルト13により一体に結合される。この篩ユニ
ット8のドラム3への装着に際して,左右のリング体1
0a,10bが円胴5の左右のフランジ5a,5bの内
周に嵌合される。そして,この篩ユニット8の回り止め
のために,右方のリング体10bの外側面に突設された
位置決めピン14が,前記端板6の内側面に設けられた
位置決め孔15に嵌入される。而して,ドラム3の円胴
5内周面と篩部材9との間には環状の分離室17が画成
される。
【0018】図6ないし図8に示すように,篩部材9
は,鋼板に前記積層物A破片より小さい円形の網目9a
を無数穿設してなるもので,各網目9aには,その全周
縁にわたり篩部材9の半径方向内方へ隆起したエッジ2
6が形成される。また網目9aは,篩部材9の回転方向
Rに沿ってジグザグ状に配置されると共に,篩部材9の
軸方向に隣接する網目9a相互のエッジ間隔Sが網目9
aの内径Dと同等又はそれより小さく設定される。
は,鋼板に前記積層物A破片より小さい円形の網目9a
を無数穿設してなるもので,各網目9aには,その全周
縁にわたり篩部材9の半径方向内方へ隆起したエッジ2
6が形成される。また網目9aは,篩部材9の回転方向
Rに沿ってジグザグ状に配置されると共に,篩部材9の
軸方向に隣接する網目9a相互のエッジ間隔Sが網目9
aの内径Dと同等又はそれより小さく設定される。
【0019】再び図3及び図4において,ドラム3内に
は,上記端板6の内側面に隣接する回転板20がドラム
3と同心に配設される。この回転板20の周縁部には,
等間隔に並ぶ複数(図示例では4個)の擦り付け部材2
1がボルト31により固着される。回転板20を支持す
る回転軸22は,端板6を気密に貫通して,機台2上の
軸受23に支承され,この回転軸22が前記電動モータ
4のロータ軸4aにベルト伝動装置24を介して連結さ
れる。したがって,電動モータ4の作動により回転板2
0を介して擦り付け部材21を回転することができる。
は,上記端板6の内側面に隣接する回転板20がドラム
3と同心に配設される。この回転板20の周縁部には,
等間隔に並ぶ複数(図示例では4個)の擦り付け部材2
1がボルト31により固着される。回転板20を支持す
る回転軸22は,端板6を気密に貫通して,機台2上の
軸受23に支承され,この回転軸22が前記電動モータ
4のロータ軸4aにベルト伝動装置24を介して連結さ
れる。したがって,電動モータ4の作動により回転板2
0を介して擦り付け部材21を回転することができる。
【0020】図6に示すように,各擦り付け部材21
は,回転板20にボルト31で直接固着されて半径方向
外方に延びる柄部21aと,この柄部21aの先端に一
体に形成されて篩部材9の内周面に対向してその軸方向
に延びるへら部21bとからなっている。へら部21b
は,篩部材9の内周面に対しその全幅にわたり所定間隙
25を存して対向する半径方向外側面f1 と,それと半
体側の半径方向内側面f 2 とを有する。その外側面f1
は,その全体が擦り付け部材21の回転方向R後方に向
かって半径方向外方へ傾斜し,またその内側面f2 は,
その全体が上記回転方向R後方に向かって半径方向内方
へ傾斜していて,へら部21bの横断面を楔形に形成し
ている。またへら部21bの各隅角部には丸みが付して
ある。
は,回転板20にボルト31で直接固着されて半径方向
外方に延びる柄部21aと,この柄部21aの先端に一
体に形成されて篩部材9の内周面に対向してその軸方向
に延びるへら部21bとからなっている。へら部21b
は,篩部材9の内周面に対しその全幅にわたり所定間隙
25を存して対向する半径方向外側面f1 と,それと半
体側の半径方向内側面f 2 とを有する。その外側面f1
は,その全体が擦り付け部材21の回転方向R後方に向
かって半径方向外方へ傾斜し,またその内側面f2 は,
その全体が上記回転方向R後方に向かって半径方向内方
へ傾斜していて,へら部21bの横断面を楔形に形成し
ている。またへら部21bの各隅角部には丸みが付して
ある。
【0021】ドア7の,擦り付け部材21の回転中心に
対応する中心部には,ドラム3内に積層物A破片を投入
するための投入口28と,この投入口28を取り囲む外
気取り入れ口32とが設けられ,投入口28にはホッパ
29が接続され,外気取り入れ口32には,ドラム3内
への異物侵入を防ぐスクリーン33が張設される。さら
にドア7には,透明蓋27aにより閉鎖される覗き窓2
7が設けられる。
対応する中心部には,ドラム3内に積層物A破片を投入
するための投入口28と,この投入口28を取り囲む外
気取り入れ口32とが設けられ,投入口28にはホッパ
29が接続され,外気取り入れ口32には,ドラム3内
への異物侵入を防ぐスクリーン33が張設される。さら
にドア7には,透明蓋27aにより閉鎖される覗き窓2
7が設けられる。
【0022】図1に示すように,上記ホッパ29には定
量供給装置50が導管51を介して接続される。この定
量供給装置50は,積層物A破片を一定量受容する定量
タンク52と,その受容された積層物破片を前記ホッパ
29に送る振動フィーダ53とからなっており,定量タ
ンク52には,受容する積層物破片が規定量に達するこ
とを検知する定量センサ54が付設される。定量タンク
52には,積層物A破片を貯蔵する貯蔵タンク30が供
給ダクト55を介して接続される。貯蔵タンク30の底
部には電動ポンプ56が設けられ,その作動により貯蔵
タンク30内の積層物A破片を定量タンク52に供給し
得るようになっており,また定量タンク52内の積層物
A破片が規定量に達したことで定量センサ54が出力す
る検知信号により,電動ポンプ56の作動が停止される
と共に,振動フィーダ53が作動されるようになってい
る。
量供給装置50が導管51を介して接続される。この定
量供給装置50は,積層物A破片を一定量受容する定量
タンク52と,その受容された積層物破片を前記ホッパ
29に送る振動フィーダ53とからなっており,定量タ
ンク52には,受容する積層物破片が規定量に達するこ
とを検知する定量センサ54が付設される。定量タンク
52には,積層物A破片を貯蔵する貯蔵タンク30が供
給ダクト55を介して接続される。貯蔵タンク30の底
部には電動ポンプ56が設けられ,その作動により貯蔵
タンク30内の積層物A破片を定量タンク52に供給し
得るようになっており,また定量タンク52内の積層物
A破片が規定量に達したことで定量センサ54が出力す
る検知信号により,電動ポンプ56の作動が停止される
と共に,振動フィーダ53が作動されるようになってい
る。
【0023】図2及び図4に示すように,ドラム3の円
胴5には,その上部,中間部及び下部にそれぞれ分離室
17に開口する,本発明の排出口としての第1ないし第
3排出口351 〜353 が設けられる。第1及び第2排
出口351 ,352 は同一の大きさに形成されるが,下
部の第3排出口353 は,上記2つの排出口351 ,3
52 より大きく形成される。これら3つの排出口351
〜353 は第1排出管361 を介して第1サイクロン3
71 に接続され,第1排出管361 の途中に第1電動ブ
ロワ381 が設けられる。
胴5には,その上部,中間部及び下部にそれぞれ分離室
17に開口する,本発明の排出口としての第1ないし第
3排出口351 〜353 が設けられる。第1及び第2排
出口351 ,352 は同一の大きさに形成されるが,下
部の第3排出口353 は,上記2つの排出口351 ,3
52 より大きく形成される。これら3つの排出口351
〜353 は第1排出管361 を介して第1サイクロン3
71 に接続され,第1排出管361 の途中に第1電動ブ
ロワ381 が設けられる。
【0024】一方,篩ユニット8の下部には,第3排出
口353 内において,それより小さい第4排出口354
が篩部材9の内側に開口するように設けられ,この第4
排出口354 に接続される第2排出管362 は,その途
中で第1排出管361 の側壁を貫通して第2サイクロン
372 に接続される。第2排出管362 には第2電動ブ
ロワ382 が設けられる。
口353 内において,それより小さい第4排出口354
が篩部材9の内側に開口するように設けられ,この第4
排出口354 に接続される第2排出管362 は,その途
中で第1排出管361 の側壁を貫通して第2サイクロン
372 に接続される。第2排出管362 には第2電動ブ
ロワ382 が設けられる。
【0025】第1及び第2サイクロン371 ,37
2 は,上部にフィルタ40を備えた排気口41,下部に
放出口42をそれぞれ有し,これらの放出口42の真下
に第1及び第2タンク431 ,432 がそれぞれ設置さ
れる。
2 は,上部にフィルタ40を備えた排気口41,下部に
放出口42をそれぞれ有し,これらの放出口42の真下
に第1及び第2タンク431 ,432 がそれぞれ設置さ
れる。
【0026】第4排出口354 はシャッタ45により開
閉される。このシャッタ45は,ドラム3に設けられた
ブラケット46に回転自在に支承される枢軸45aを備
えており,この枢軸45aに固着されたレバー47に,
ドラム3の下部に配設されるエアシリンダ48の作動ロ
ッド48aが連結される。したがって,このエアシリン
ダ48の作動によりシャッタ45を開閉することができ
る。
閉される。このシャッタ45は,ドラム3に設けられた
ブラケット46に回転自在に支承される枢軸45aを備
えており,この枢軸45aに固着されたレバー47に,
ドラム3の下部に配設されるエアシリンダ48の作動ロ
ッド48aが連結される。したがって,このエアシリン
ダ48の作動によりシャッタ45を開閉することができ
る。
【0027】次に,この実施例の作用について説明す
る。
る。
【0028】本発明の分離分別装置1の使用に当たって
は,先ず,電動ポンプ56を作動して貯蔵タンク30内
の積層物A破片を定量タンク52に供給する。定量タン
ク52内の受容量が規定量に達すると,定量センサ54
が検知信号を発して電動モータ4を停止すると共に,振
動フィーダ53を作動するので,定量タンク52内の規
定量の積層物A破片が導管51及びホッパ29を通して
ドラム3内に自動的に投入される。上記規定量は,図6
に示すように,擦り付け部材21の回転時,そのへら部
21bが篩部材9内周面上に均される積層物A破片層に
適当に埋まる程度に設定されるものである。
は,先ず,電動ポンプ56を作動して貯蔵タンク30内
の積層物A破片を定量タンク52に供給する。定量タン
ク52内の受容量が規定量に達すると,定量センサ54
が検知信号を発して電動モータ4を停止すると共に,振
動フィーダ53を作動するので,定量タンク52内の規
定量の積層物A破片が導管51及びホッパ29を通して
ドラム3内に自動的に投入される。上記規定量は,図6
に示すように,擦り付け部材21の回転時,そのへら部
21bが篩部材9内周面上に均される積層物A破片層に
適当に埋まる程度に設定されるものである。
【0029】次にシャッタ45により第4排出口354
を閉鎖した状態で,電動モータ4を作動することにより
回転板13を介して擦り付け部材21を矢印R方向へ回
転し,同時に第1電動ブロワ381 を作動する。
を閉鎖した状態で,電動モータ4を作動することにより
回転板13を介して擦り付け部材21を矢印R方向へ回
転し,同時に第1電動ブロワ381 を作動する。
【0030】擦り付け部材21の回転によれば,そのへ
ら部21bの半径方向外側面f1 が,これと篩部材9の
内周面との間に介在する積層物A破片群を篩部材9に対
して擦り付けるが,その際,該外側面f1 は,その回転
方向R後方に向かって半径方向外方に傾斜していて,該
外側面f1 と篩部材9の内周面との間隙25が回転方向
R後方にいくに従い狭くなっているから,擦り付け部材
21の回転に伴い該外側面f1 が積層物A破片群にしご
きを与えることになり,擦り付け効果を高めることがで
きる。その結果,積層物A破片のクッション材bは直ち
に粉砕されて表皮材aから剥離するが,表皮材aは比較
的強靱であるため殆ど粉砕されない。
ら部21bの半径方向外側面f1 が,これと篩部材9の
内周面との間に介在する積層物A破片群を篩部材9に対
して擦り付けるが,その際,該外側面f1 は,その回転
方向R後方に向かって半径方向外方に傾斜していて,該
外側面f1 と篩部材9の内周面との間隙25が回転方向
R後方にいくに従い狭くなっているから,擦り付け部材
21の回転に伴い該外側面f1 が積層物A破片群にしご
きを与えることになり,擦り付け効果を高めることがで
きる。その結果,積層物A破片のクッション材bは直ち
に粉砕されて表皮材aから剥離するが,表皮材aは比較
的強靱であるため殆ど粉砕されない。
【0031】一方,へら部21bの半径方向内側面f2
は,その回転方向R後方に向かって半径方向内方へ傾斜
しているから,擦り付け部材21の回転に伴い該内側面
f2が積層物A破片群を掬い上げることにより,その破
片群を効果的に攪拌することができる。このような擦り
付け部材21の両側面f1 ,f2 の作用により,積層物
A破片群を均等に効率良く表皮材aとクッション材bと
に分離することができる。
は,その回転方向R後方に向かって半径方向内方へ傾斜
しているから,擦り付け部材21の回転に伴い該内側面
f2が積層物A破片群を掬い上げることにより,その破
片群を効果的に攪拌することができる。このような擦り
付け部材21の両側面f1 ,f2 の作用により,積層物
A破片群を均等に効率良く表皮材aとクッション材bと
に分離することができる。
【0032】しかも,篩部材9の網目9aの全周縁に
は,篩部材9の内方に隆起するエッジ26が形成してあ
るから,へら部21bが積層物A破片群を篩部材9に擦
り付けたとき,網目9a全周縁のエッジ26が各破片を
引っ掻くことにより,クッション材bの粉砕,剥離を一
層効果的に行うことができる。この場合,特に,篩部材
9の網目9aは,擦り付け部材21の回転方向Rに沿っ
てジグザグ状に配置され,且つ篩部材9の軸方向に隣接
する網目9a相互のエッジ間隔Sが網目9aの内径Dと
同等又はそれより小さく設定されるので,篩部材9の内
周面をその回転方向Rから見たとき,網目9aのエッジ
26が存在しない領域はなく,したがってへら部21b
が積層物A破片群を篩部材9に擦り付けたとき,各破片
は漏れなく網目9aのエッジ26に引っ掻かれるにな
り,クッション材bの粉砕,剥離をより一層効果的に行
うことができる。
は,篩部材9の内方に隆起するエッジ26が形成してあ
るから,へら部21bが積層物A破片群を篩部材9に擦
り付けたとき,網目9a全周縁のエッジ26が各破片を
引っ掻くことにより,クッション材bの粉砕,剥離を一
層効果的に行うことができる。この場合,特に,篩部材
9の網目9aは,擦り付け部材21の回転方向Rに沿っ
てジグザグ状に配置され,且つ篩部材9の軸方向に隣接
する網目9a相互のエッジ間隔Sが網目9aの内径Dと
同等又はそれより小さく設定されるので,篩部材9の内
周面をその回転方向Rから見たとき,網目9aのエッジ
26が存在しない領域はなく,したがってへら部21b
が積層物A破片群を篩部材9に擦り付けたとき,各破片
は漏れなく網目9aのエッジ26に引っ掻かれるにな
り,クッション材bの粉砕,剥離をより一層効果的に行
うことができる。
【0033】こうして分離された表皮材aは篩部材内に
留まり,クッション材bは篩部材9の網目9aから分離
室17に移行する。
留まり,クッション材bは篩部材9の網目9aから分離
室17に移行する。
【0034】この間,第1電動ブロワ381 の作動によ
り,外気取り入れ口32からドラム3内に流入した空気
が篩部材9及び分離室17を通過してから,第1ないし
第3排出口351 〜353 を出ることにより,ドラム3
内を常に換気による冷却状態に置くことができる。特
に,外気取り入れ口32がドア7の中心部近傍に設けら
れる場合には,外気取り入れ口32に流入した空気は,
擦り付け部材21の回転によりドラム3内を放射状に広
がり,ドラム3内を隅々まで良好に冷却することができ
る。したがって,クッション材bの粉砕,剥離に伴い大
量の熱が発生しても,ドラム3内の過度の温度上昇を抑
制し,過度の温度上昇による積層物A破片同志の融着を
未然に防ぐことができるので,分離分別装置1の長時間
運転が可能となる。
り,外気取り入れ口32からドラム3内に流入した空気
が篩部材9及び分離室17を通過してから,第1ないし
第3排出口351 〜353 を出ることにより,ドラム3
内を常に換気による冷却状態に置くことができる。特
に,外気取り入れ口32がドア7の中心部近傍に設けら
れる場合には,外気取り入れ口32に流入した空気は,
擦り付け部材21の回転によりドラム3内を放射状に広
がり,ドラム3内を隅々まで良好に冷却することができ
る。したがって,クッション材bの粉砕,剥離に伴い大
量の熱が発生しても,ドラム3内の過度の温度上昇を抑
制し,過度の温度上昇による積層物A破片同志の融着を
未然に防ぐことができるので,分離分別装置1の長時間
運転が可能となる。
【0035】しかも,ドラム3内を冷却し終えた空気
は,分離室17に移行したクッション材b粉末を伴って
第1ないし第3排出口351 〜353 を出てから第1排
出管361 で合流し,第1サイクロン371 へと圧送さ
れるから,クッション材b粉末を第1サイクロン371
へと移送する。そして最終的には表皮材aのみが篩ユニ
ット8内に残留することになる。
は,分離室17に移行したクッション材b粉末を伴って
第1ないし第3排出口351 〜353 を出てから第1排
出管361 で合流し,第1サイクロン371 へと圧送さ
れるから,クッション材b粉末を第1サイクロン371
へと移送する。そして最終的には表皮材aのみが篩ユニ
ット8内に残留することになる。
【0036】第1サイクロン371 では,第1排出管3
61 からの空気を減速してフィルタ40付きの排気口4
1から外部に放出し,クッション材b粉末は放出口42
から落下させて第1タンク431 に貯留する。
61 からの空気を減速してフィルタ40付きの排気口4
1から外部に放出し,クッション材b粉末は放出口42
から落下させて第1タンク431 に貯留する。
【0037】第1タンク431 にクッション材bが落下
しなくなれば,それはクッション材bが表皮材aから分
離したことを意味するので,それを確認したならば,電
動モータ4を停止して擦り付け部材21の回転を止める
と共に,第1電動ブロワ38 1 の作動を停止する。次い
で,エアシリンダ48によりシャッタ45を開き,即ち
第4排出口354 を開放してから第2電動ブロワ382
を作動させる。すると,今度はドラム3内から第2排出
管362 を経て第2サイクロン372 へ向かう気流が発
生し,篩ユニット8内に残留した表皮材a破片は,その
気流により第2サイクロン372 へと運ばれる。
しなくなれば,それはクッション材bが表皮材aから分
離したことを意味するので,それを確認したならば,電
動モータ4を停止して擦り付け部材21の回転を止める
と共に,第1電動ブロワ38 1 の作動を停止する。次い
で,エアシリンダ48によりシャッタ45を開き,即ち
第4排出口354 を開放してから第2電動ブロワ382
を作動させる。すると,今度はドラム3内から第2排出
管362 を経て第2サイクロン372 へ向かう気流が発
生し,篩ユニット8内に残留した表皮材a破片は,その
気流により第2サイクロン372 へと運ばれる。
【0038】この場合,特に,第4排出口354 が篩部
材9の下部に設けられているので,篩部材9内に溜まっ
た表皮材a破片は第4排出口354 外へスムーズに落下
し,しかもその落下は第2電動ブロワ382 の作動によ
る気流に加速されるため,ドラム3から第2サイクロン
372 への表皮材a破片の移送を迅速に行うことができ
る。そして,第2サイクロン372 では,第2排出管3
62 からの空気を減速してフィルタ40付きの排気口4
1から外部に放出し,表皮材a破片は放出口42から落
下させて第2タンク432 に貯留する。
材9の下部に設けられているので,篩部材9内に溜まっ
た表皮材a破片は第4排出口354 外へスムーズに落下
し,しかもその落下は第2電動ブロワ382 の作動によ
る気流に加速されるため,ドラム3から第2サイクロン
372 への表皮材a破片の移送を迅速に行うことができ
る。そして,第2サイクロン372 では,第2排出管3
62 からの空気を減速してフィルタ40付きの排気口4
1から外部に放出し,表皮材a破片は放出口42から落
下させて第2タンク432 に貯留する。
【0039】このように,クッション材bの破砕,剥離
を効果的に行い得ること,ドラム3内の冷却が良好で,
長時間運転が可能であること,並びにドラム3内に残留
した表皮材a破片をドラム3外へ迅速に排出し得ること
は,ドラム3への積層物A破片の投入時から表皮材a破
片の排出時までの分離分別時間の短縮に大いに寄与し,
コスト低減をもたらすことができる。
を効果的に行い得ること,ドラム3内の冷却が良好で,
長時間運転が可能であること,並びにドラム3内に残留
した表皮材a破片をドラム3外へ迅速に排出し得ること
は,ドラム3への積層物A破片の投入時から表皮材a破
片の排出時までの分離分別時間の短縮に大いに寄与し,
コスト低減をもたらすことができる。
【0040】本発明は,上記実施例に限定されるもので
はなく,その要旨の範囲を逸脱することなく,種々の設
計変更が可能である。
はなく,その要旨の範囲を逸脱することなく,種々の設
計変更が可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,ドラムと,このドラム内に,その内周面との間に分
離室を画成して配設される環状の篩部材と,この篩部材
内に,それと同心に配設される回転板と,この回転板に
固着されて前記篩部材の内周面に所定間隙を存して対向
する擦り付け部材と,前記回転板を回転駆動する駆動手
段とを備え,前記篩部材内に投入された合成樹脂材積層
物の破片群を前記擦り付け部材により前記篩部材に擦り
付けることにより,各破片のクッション材を粉砕しなが
ら前記篩部材に通過させて前記分離室に受容させるよう
にした,合成樹脂材積層物用分離分別装置において,前
記ドラムに,前記篩部材内に外気を導入する外気取り入
れ口と,前記分離室に開口する排出口とを設け,この排
出口に,前記ドラム内の空気と共に,前記分離室に受容
されたクッション材を排出させるブロワを接続したの
で,ブロワの作動の作動により,ドラム内を効果的に換
気冷却することができ,過度の温度上昇による積層物破
片同志の融着を未然に防止して,装置の長時間運転を可
能にし,また分離分別した表皮材及びクッション材の乾
燥処理が不要となる。しかもドラム内を冷却し終えた空
気を利用して,分離室に移行したクッション材粉末を回
収することができる。したがって,前記ブロワは,ドラ
ム内の冷却とクッション材の回収の二様の役割を果たす
ことになり,構成の簡素化に寄与し得る。
ば,ドラムと,このドラム内に,その内周面との間に分
離室を画成して配設される環状の篩部材と,この篩部材
内に,それと同心に配設される回転板と,この回転板に
固着されて前記篩部材の内周面に所定間隙を存して対向
する擦り付け部材と,前記回転板を回転駆動する駆動手
段とを備え,前記篩部材内に投入された合成樹脂材積層
物の破片群を前記擦り付け部材により前記篩部材に擦り
付けることにより,各破片のクッション材を粉砕しなが
ら前記篩部材に通過させて前記分離室に受容させるよう
にした,合成樹脂材積層物用分離分別装置において,前
記ドラムに,前記篩部材内に外気を導入する外気取り入
れ口と,前記分離室に開口する排出口とを設け,この排
出口に,前記ドラム内の空気と共に,前記分離室に受容
されたクッション材を排出させるブロワを接続したの
で,ブロワの作動の作動により,ドラム内を効果的に換
気冷却することができ,過度の温度上昇による積層物破
片同志の融着を未然に防止して,装置の長時間運転を可
能にし,また分離分別した表皮材及びクッション材の乾
燥処理が不要となる。しかもドラム内を冷却し終えた空
気を利用して,分離室に移行したクッション材粉末を回
収することができる。したがって,前記ブロワは,ドラ
ム内の冷却とクッション材の回収の二様の役割を果たす
ことになり,構成の簡素化に寄与し得る。
【0042】また本発明の第2の特徴によれば,前記外
気取り入れ口を,前記ドラムの側壁の,前記擦り付け部
材の回転中心部に対応する中心部に設けると共に,この
外気取り入れ口にスクリーンを張設したので,外気取り
入れ口からドラム内に流入した空気を擦り付け部材の回
転により放射状に広がらせ,ドラム内を万遍なく通過さ
せることにより,ドラム内を隅々まで効果的に冷却する
ことができる。また外気取り入れ口に張設したスクリー
ンにより,ドラム内への異物の侵入を防ぐことができ
る。
気取り入れ口を,前記ドラムの側壁の,前記擦り付け部
材の回転中心部に対応する中心部に設けると共に,この
外気取り入れ口にスクリーンを張設したので,外気取り
入れ口からドラム内に流入した空気を擦り付け部材の回
転により放射状に広がらせ,ドラム内を万遍なく通過さ
せることにより,ドラム内を隅々まで効果的に冷却する
ことができる。また外気取り入れ口に張設したスクリー
ンにより,ドラム内への異物の侵入を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂材積層物の分離分別装置の側面図。
【図2】上記分離分別装置及びその付属機器の全体図。
【図3】図1の3−3線断面図。
【図4】図3の4−4線断面図。
【図5】図3の要部拡大図。
【図6】図4の要部拡大図。
【図7】篩部材の展開内面図。
【図8】図7の8−8線断面図。
【図9】合成樹脂材積層物の分離分別過程説明図。
A・・・・合成樹脂材積層物 a・・・・表皮材 b・・・・クッション材 1・・・・分離分別装置 3・・・・ドラム 4・・・・駆動手段(電動モータ) 9・・・・篩部材 17・・・分離室 20・・・回転板 21・・・擦り付け部材 25・・・所定間隙 32・・・外気取り入れ口 33・・・スクリーン 351 〜353 ・・・排出口(第1〜第3排出口)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 105:26 (72)発明者 村 圭吾 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 ドラム(3)と,このドラム(3)内
に,その内周面との間に分離室(17)を画成して配設
される環状の篩部材(9)と,この篩部材(9)内に,
それと同心に配設される回転板(20)と,この回転板
(20)に固着されて前記篩部材(9)の内周面に所定
間隙(25)を存して対向する擦り付け部材(21)
と,前記回転板(20)を回転駆動する駆動手段(4)
とを備え,前記篩部材(9)内に投入された,合成樹脂
の表皮材(a)と合成樹脂のクッション材(b)からな
る合成樹脂材積層物(A)の破片群を前記擦り付け部材
(21)により前記篩部材(9)に擦り付けることによ
り,各破片のクッション材(b)を粉砕しながら前記篩
部材(9)に通過させて前記分離室(17)に受容させ
るようにした,合成樹脂材積層物用分離分別装置におい
て,前記ドラム(3)に,前記篩部材(9)内に外気を
導入する外気取り入れ口(32)と,前記分離室(1
7)に開口する排出口(351 〜353 )とを設け,こ
の排出口(351 〜353 )に,前記ドラム(3)内の
空気と共に,前記分離室(17)に受容されたクッショ
ン材(b)を排出させるブロワ(381 )を接続したこ
とを特徴とする,合成樹脂材積層物の分離分別装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて,前記外気
取り入れ口(32)を,前記ドラム(3)の側壁の,前
記擦り付け部材(21)の回転中心部に対応する中心部
に設けると共に,この外気取り入れ口(32)にスクリ
ーン(33)を張設したことを特徴とする,合成樹脂材
積層物の分離分別装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146598A JPH11286017A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 合成樹脂材積層物の分離分別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146598A JPH11286017A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 合成樹脂材積層物の分離分別装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11286017A true JPH11286017A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14027139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9146598A Pending JPH11286017A (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 合成樹脂材積層物の分離分別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11286017A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213982A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Kanemiya:Kk | 付着物の剥離装置 |
CN101797777A (zh) * | 2009-02-06 | 2010-08-11 | 株式会社佐竹 | 树脂材料的涂膜剥离装置 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP9146598A patent/JPH11286017A/ja active Pending
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