JPH1128543A - 板材加工機におけるワーククランプ装置 - Google Patents

板材加工機におけるワーククランプ装置

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JPH1128543A
JPH1128543A JP17991697A JP17991697A JPH1128543A JP H1128543 A JPH1128543 A JP H1128543A JP 17991697 A JP17991697 A JP 17991697A JP 17991697 A JP17991697 A JP 17991697A JP H1128543 A JPH1128543 A JP H1128543A
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JP
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hydraulic
air
clamp
cylinder
carriage
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JP17991697A
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Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧シリンダの油圧回路内にエアが混入した
ために生じるクランプの位置決め不良を防止し得るワー
ククランプ装置を提供することにある。 【解決手段】 板材加工機において前後方向へ移動自在
に設けたキャレッジベースに、キャレッジを左右方向に
移動自在に支承する。このキャレッジにガイドレールを
左右方向に設け、このガイドレールに油圧供給源から油
圧管路57を介して連結する油圧シリンダ49で作動す
るワーククランプを位置調節自在に装着している。前記
ワーククランプ装置の油圧管路及び/又は油圧に自動エ
ア抜き装置79を設けることにより、たとえ油圧管路及
び/又は油圧シリンダ内にエアが混入したとしても自動
エア抜き装置79によりエアは圧油と共に自動的に例え
ば油圧タンクへ排出されるのでクランプの位置決め不良
が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスやシ
ャーリングマシン等の板材加工機におけるワーククラン
プ装置に関し、特にワーククランプ装置の油圧管路内に
混入したエアによるクランプ位置決め不良を防止するた
めの板材加工機におけるワーククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機における板材のワーク
をクランプして移動位置決めするワーククランプ装置
は、キャレッジの左右に装着されている2組のクランプ
が位置決め調節可能にキャレッジに取り付けられてお
り、前記クランプによりワークの一側端縁が挟持されて
から前記クランプがキャレッジに備えたガイドレールに
沿ってワーク搬送方向(X軸方向)へ位置調節自在に装
着されている。
【0003】前記キャレッジはキャレッジベースにX軸
方向に移動自在に設けられており、前記キャレッジベー
スはX軸方向に直交するY軸方向へ移動自在に設けられ
ている。
【0004】前記複数のクランプは油圧供給源に油圧回
路を介して連結されたクランプシリンダにより作動し、
ワークをクランプ・アンクランプするよう構成されてい
る。
【0005】また、前記複数のクランプは前記キャレッ
ジに設けられたガイドレールに沿って移動位置決め調節
可能に設けられている。たとえば、前記クランプは油圧
で作動するクランプ固定用シリンダにより前記キャレッ
ジにロック・アンロック自在に設けられている。
【0006】図6を参照するに、上記のクランプシリン
ダ201及びクランプ固定用シリンダ203を駆動せし
める油圧回路205は、単独の油圧ユニット207内に
油圧タンク209が設けられ、この油圧タンク209内
の油が油圧ポンプ211により供給側管路213内をチ
ェック弁215、分岐管を経て、ワーククランプ用切換
弁217を介してクランプシリンダ201へ供給されて
ワークがクランプされ、クランプシリンダ201の油が
ワーククランプ用切換弁217から排出側管路219を
経て前記油圧タンク209へ排出され、ワークがアンク
ランプされる。
【0007】また、2つのクランプ固定用シリンダ20
3の加圧室221にはそれぞれ前記分岐管から加圧側切
換弁223を介して油圧タンク209の油圧が供給さ
れ、クランプがキャレッジに固定される。一方、前記2
つのクランプ固定用シリンダ203の背圧室225には
別の油圧供給源227から油圧が背圧側管路229を経
て背圧側切換弁231を介して供給され、クランプがキ
ャレッジから解放される。なお、前記加圧側切換弁22
3と背圧側切換弁231とは互いに連動するよう構成さ
れている。
【0008】前記クランプとキャレッジは常時クランプ
されている状態であるが、クランプの位置を調節するに
はクランプ固定用シリンダ203を作動してクランプが
キャレッジからアンロックされ、次いでキャレッジが移
動・位置決めされた後に、クランプ固定用シリンダ20
3を作動してクランプがキャレッジにロックされるとい
う動作が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の板材
加工機におけるワーククランプ装置においては、クラン
プシリンダ201やクランプ固定用シリンダ203は油
圧ホース等の各管路とカプラ(図示省略)で連結されて
いる。
【0010】板材加工機には図6の油圧回路205に示
されているように油圧ユニット207から直接油圧源を
取っているものがあり、このような板材加工機を搬送す
る場合は、前記油圧ユニット207からワーククランプ
装置に連結している油圧ホースをカプラで外したり、ク
ランプシリンダ201やクランプ固定用シリンダ203
から油圧ホースを外す必要がある。このようにカプラを
外すときに供給側管路213等の油圧ホースにエアが噛
み込んだり、各シリンダ201、203から油圧ホース
を外すときに油圧ホースにエアが混入することがあっ
た。このような現象は特に油の粘性が高い冬の期間に多
く発生するものである。
【0011】以上のことから、例えば図6のA部にエア
が混入すると、クランプをキャレッジからアンロックす
るタイミングが遅れてしまうので、クランプが完全にキ
ャレッジからアンロックされないうちにキャレッジが移
動し、クランプを引きずってしまい位置決め不良となる
という問題点があった。
【0012】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ワーククランプ装置の油圧シ
リンダに係わる油圧回路内にエアが混入したために生じ
るクランプの位置決め不良を防止し得る板材加工機にお
けるワーククランプ装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工機におけるワーク
クランプ装置は、板材加工機において移動自在なキャレ
ッジに油圧供給源から油圧管路を介して連結する油圧シ
リンダで作動するワーククランプを位置調節自在に装着
してなるワーククランプ装置において、前記ワーククラ
ンプ装置の油圧管路及び/又は油圧シリンダ内のエアを
強制的に排出する自動エア抜き装置を前記油圧管路及び
/又は油圧シリンダに設けてなることを特徴とするもの
である。
【0014】したがって、たとえ油圧管路及び/又は油
圧シリンダ内にエアが混入したとしても自動エア抜き装
置により、油圧管路又は油圧シリンダ内のエアは圧油と
共に自動的に外方、例えば油圧タンクへ排出されるの
で、従来のようなクランプの位置決め不良が防止され
る。
【0015】請求項2によるこの発明の板材加工機にお
けるワーククランプ装置は、請求項1記載の板材加工機
におけるワーククランプ装置において、前記自動エア抜
き装置を、油圧管路及び/又は油圧シリンダに連通する
エア導入孔とこのエア導入孔を開閉可能なバルブとこの
バルブからのエアを排出すべく外部に連通するエア抜き
孔とを備えたエア抜き装置本体と、このエア抜き装置本
体内の前記バルブを開閉駆動するエアシリンダと、から
構成し、前記エアシリンダを圧縮空気供給源に切換バル
ブを介して連通してなることを特徴とするものである。
【0016】したがって、通常は切換バルブによりエア
シリンダに圧縮空気供給源からのエアが供給されている
のでエア抜き装置本体内の前記バルブはエア導入孔を強
力に閉塞している。しかし、油圧管路及び/又は油圧シ
リンダにエアが混入したときは、前記切換バルブを作動
して自動エア抜き装置のエアシリンダからエアを排出す
ると、前記バルブはスプリングの付勢力のみでエア導入
孔を閉塞することになるので、油圧管路又は油圧シリン
ダ内に混入しているエアは圧油と共にスプリングの付勢
力に抗してバルブを押し上げてエア抜き孔から外方へ自
動的に排出される。
【0017】したがって、油圧回路内に混入したエアは
自動的に排出されるので、従来のようなクランプの位置
決め不良が防止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工機におけ
るワーククランプ装置の実施の形態について、板材加工
機としての例えばパンチプレス1を例にとって図面を参
照して説明する。
【0019】図4を参照するに、本実施の形態に係わる
パンチプレス1の手前側(図4において右上側)にワー
ククランプ装置3が配設されている。ワーククランプ装
置3は水平に設置された固定テーブル5上に手前からパ
ンチング加工位置まで移動自在に図示省略のY軸送り機
構を備えた可動テーブル7が固定テーブル5の左右に分
割された形で乗っている。可動テーブル7の外側縁に
は、パンチプレス1の機械全幅にほぼ等しい長さのキャ
レッジベース9が固定されている。
【0020】前記Y軸送り機構により、可動テーブル7
及びキャレッジベース9がY軸移動をして後述するクラ
ンプによりクランプされたワークWのY軸方向位置決め
が行われる。
【0021】キャレッジベース9の上部には図5に示さ
れているようにほぼ同一長さのクランプ保持部材11が
長溝ガイド部13と長溝フランジ部15を備えた形態で
装着されている。また、キャレッジベース9のパンチプ
レス1に面する側面下方に角鋼製のキャレッジ移動用の
ガイドレール17が設けられている。
【0022】キャレッジベース9のガイドレール17の
装着側面にはキャレッジ19が前記ガイドレール17を
上下から挟持する形のガイド溝21を介してX軸方向に
スライド自在に設けられている。
【0023】このキャレッジ19のほぼ中央を貫いてキ
ャレッジベース9の側面に設けたボールねじ23が図4
に示されているように配設され、伝動機構25を介して
ギヤードモータ27で駆動回転される。ボールねじ23
の回転でキャレッジ19はキャレッジベース9の長さ方
向に自在にいわゆるX軸移動をしてワークWのX軸方向
位置決めと、同様にX軸方向の送りが行われる。すなわ
ちボールねじ23、伝動機構25、ギヤードモータ27
で動力駆動による移動機構29を構成してキャレッジ1
9を移動させる。
【0024】キャレッジ19のパンチプレス1側に向く
面に鳩尾状断面のガイドレール31がキャレッジ19の
全長にわたって設けられている。このガイドレール31
に対し、本実施の形態においては2組のクランプ33
a,33bが蟻溝35を介してスライド自在に装着され
ている。クランプ33a,33bは後端の蟻溝35の上
下に、キャレッジ19の全面全長にわたって設けたガイ
ドレール31を上下で挟持する上リップ37と下リップ
39とをそれぞれ備えており、その中で上リップ37は
後述する機構により上下に可動である。
【0025】クランプ33a,33bの各一面に切替係
止手段41が設けられている。この切替係止手段41と
しては各中央付近に油圧で作動するクランプ固定用シリ
ンダ43(油圧シリンダ)と、このクランプ固定用シリ
ンダ43のトグル機構45を介して装着されたキャレッ
ジ側の係止部材としての上リップ37とで構成されてい
る。
【0026】クランプ固定用シリンダ43のピストンが
図5において右方向に移動するとピストンの先端に設け
たキャレッジベース側の係止部材47がクランプ保持部
材11の長溝ガイド部13内を右方向に移動し、係止部
材47が長溝フランジ部15に当接して係止する。同時
にクランプ33aの本体の蟻溝35の上リップ37がト
グル機構45を介して上方に移動することで蟻溝35と
ガイドレール31との係合は解放される。この状態でボ
ールねじ23が駆動回転されるとクランプ33aはその
位置のまま静止していて、キャレッジ19だけが左右い
ずれかにボールねじ23の回転量に比例して移動する。
【0027】クランプ固定用シリンダ43を前記と逆に
動作させると係止部材47は左側に移動し、この係止部
材47の係止状態が解放される。一方、キャレッジ側の
係止部材(上リップ37に相当)による係止、つまりク
ランプ33aとキャレッジ19との係止が行われる。こ
の状態でボールねじ23でキャレッジ19を移動させる
とクランプ33aも一体的に移動する。
【0028】切替係止手段41を操作してキャレッジ側
とキャレッジベース側とにクランプ33a,33bを任
意に切替係止することによりキャレッジ19の移動機構
29を利用してクランプ33a,33bが容易に且つ迅
速に調整移動される。
【0029】なお、前記クランプ33a,33bは油圧
で作動するクランプシリンダ49(油圧シリンダ)によ
りワークWをクランプ・アンクランプするよう構成され
ている。
【0030】したがって、前記クランプ33a,33b
とキャレッジ19は常時クランプされている状態である
が、クランプ33a,33bの位置を調節するにはクラ
ンプ固定用シリンダ43を作動してクランプ33a,3
3bがキャレッジ19からアンロックされ、次いでボー
ルねじ23が回転してキャレッジ19がキャレッジベー
ス9に対して移動・位置決めされた後に、クランプ固定
用シリンダ43を作動してクランプ33a,33bがキ
ャレッジ19にロックされるという動作が行われる。
【0031】上記のクランプシリンダ49及びクランプ
固定用シリンダ43を駆動せしめる油圧回路は、図3の
ように油圧タンク51を備え、この油圧タンク51内の
油を供給する油圧ポンプ53を備えた単独の油圧ユニッ
ト55が設けられており、油圧ポンプ53は供給側管路
57(油圧管路)内をチェック弁59、分岐管61を経
て、ワークWをクランプ・アンクランプするよう作動せ
しめるクランプシリンダ49へワーククランプ用切換弁
63を介して連通されており、このワーククランプ用切
換弁63には排出側管路65を介して前記油圧タンク5
1に連通されている。
【0032】したがって、油圧ポンプ53からの圧油は
ワーククランプ用切換弁63を介してクランプシリンダ
49へ供給されてクランプ33a,33bがワークWを
クランプし、ワーククランプ用切換弁63を作動するこ
とによりクランプシリンダ49内の圧油が排出側管路6
5を介して前記油圧タンク51へ戻されて、クランプ3
3a,33bがワークWをアンクランプする。
【0033】また、前記キャレッジ19にトグル機構4
5を介して固定すべく作動せしめる2つのクランプ固定
用シリンダ43の加圧室67にはそれぞれ前記分岐管6
1から加圧側切換弁69を介して連通されている。
【0034】一方、クランプ33a,33bをキャレッ
ジ19からトグル機構45を介して解放すべく作動せし
める前記2つのクランプ固定用シリンダ43の背圧室7
1には他の油圧供給源73から背圧側管路75を経て背
圧側切換弁77を介して連通される。
【0035】なお、前記加圧側切換弁69と背圧側切換
弁77とは互いに連動するよう構成されている。
【0036】次に、本実施の形態の主要部である自動エ
ア抜き装置79について図1及び図2を参照して説明す
ると、一例として図1は前述した図3の油圧ポンプ53
とクランプシリンダ49の油圧回路を簡略化したもので
あり、図1に示されているように供給側管路57に自動
エア抜き装置79が設けられている。なお、この自動エ
ア抜き装置79は一例を示すもので、図3に示されてい
るようにクランプ固定用シリンダ43や他の管路に設け
ることができる。
【0037】図2を参照するに、前記自動エア抜き装置
79はエア抜き装置本体81内に前記供給側管路57又
はクランプシリンダ49に連通するエア導入孔83が設
けられており、このエア導入孔83を開閉可能なバルブ
85とこのバルブ85からのエアを排出すべく油圧タン
ク51に連通するエア抜き孔87が備えられている。
【0038】前記バルブ85は一例として前記エア導入
孔83に連通する弁座89を開閉するようにボール状の
弁体91が設けられており、この弁体91は前記弁座8
9へ常時押圧すべくピストン93を介してスプリング9
5により付勢されている。換言すれば、エア抜き装置本
体81内に形成されたエアシリンダ室97内をピストン
93が摺動自在に設けられており、このピストン93は
エアシリンダ室97内に装着したスプリング95により
ピストン93の先端が前記弁体91に常時押圧するよう
に付勢されている。
【0039】さらに、前記エアシリンダ室97は圧縮空
気供給原99にソレノイドバルブ101を介して連通さ
れている。
【0040】通常の油圧動作では、前記ソレノイドバル
ブ101を作動して自動エア抜き装置79のエアシリン
ダ97内に圧縮空気供給原99のエアを供給することに
よりピストン93が管路又はクランプシリンダ49内の
圧油の圧力に抗して弁体91を弁座89に常時押圧し閉
塞されている。
【0041】前述した油圧回路においてクランプシリン
ダ49やクランプ固定用シリンダ43と各管路とはカプ
ラ(図示省略)で連結されているが、このカプラを外し
た場合に例えば図3のA部にエアが混入すると、クラン
プ33a,33bをキャレッジ19からアンロックする
タイミングが遅れてしまうので、クランプ33a,33
bが完全にキャレッジ19からアンロックされないうち
にボールねじ23が駆動回転されキャレッジ19が移動
し、クランプ33a,33bを引きずってしまい位置決
め不良となる現象が生じる。
【0042】しかし、たとえ図3のA部にエアが混入し
たとしても前記ソレノイドバルブ101を作動して自動
エア抜き装置79のエアシリンダ室97内のエアを排出
することにより、管路又はクランプシリンダ49内の圧
油が混入しているエアと共にスプリング95の付勢力に
抗して弁体91を押し上げてエア抜き孔87から油圧タ
ンク51へ排出される。
【0043】したがって、油圧回路内に混入したエアは
自動的に排出されるので、従来のようなクランプ33
a,33bの位置決め不良が防止される。
【0044】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより
その他の態様で実施し得るものである。本実施の形態の
例では板材加工機としてパンチプレスを例にとって説明
したがシャーリングマシンやレーザ加工機およびその他
の板材加工機であっても構わない。
【0045】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、たとえ油圧管
路及び/又は油圧シリンダ内にエアが混入したとしても
自動エア抜き装置により、油圧管路又は油圧シリンダ内
のエアは圧油と共に自動的に外方、例えば油圧タンクへ
排出されるので、従来のようなクランプの位置決め不良
を防止できる。
【0046】請求項2の発明によれば、通常は切換バル
ブによりエアシリンダに圧縮空気供給源からのエアが供
給されているのでエア抜き装置本体内の前記バルブはエ
ア導入孔を強力に閉塞している。しかし、油圧管路及び
/又は油圧シリンダにエアが混入したときは、前記切換
バルブを作動して自動エア抜き装置のエアシリンダから
エアを排出すると、エア抜き装置本体内のバルブはスプ
リングの付勢力のみでエア導入孔を閉塞することになる
ので、油圧管路又は油圧シリンダ内に混入しているエア
は圧油と共にスプリングの付勢力に抗してバルブを押し
上げてエア抜き孔から外方へ自動的に排出されるので、
従来のようなクランプの位置決め不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、ワーククラ
ンプ装置に係わる油圧回路の一部を簡略化して図示した
ものである。
【図2】図1の自動エア抜き装置の詳細を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、ワーククラ
ンプ装置に係わる油圧回路の全体を図示したものであ
る。
【図4】本発明の実施の形態に係わるワーククランプ装
置を備えたパンチプレスの平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わるワーククランプ装
置の側面図である。
【図6】従来例のワーククランプ装置に係わる油圧回路
を示すものである。
【符号の説明】
1 パンチプレス 3 ワーククランプ装置 7 スライドテーブル 9 キャレッジベース 11 クランプ保持部材 19 キャレッジ 33a,33b クランプ 37 上リップ 39 下リップ 43 クランプ固定用シリンダ(油圧シリンダ) 45 トグル機構 47 係止部材(キャレッジベース側の) 49 クランプシリンダ(油圧シリンダ) 51 油圧タンク 57 供給側管路(油圧管路) 63 ワーククランプ用切換弁 67 加圧室(クランプ固定用シリンダ43の) 69 加圧側切換弁 71 背圧室(クランプ固定用シリンダ43の) 73 油圧供給源 75 背圧側管路(油圧管路) 77 背圧側切換弁 79 自動エア抜き装置 81 エア抜き装置本体 83 エア導入孔 85 バルブ 87 エア抜き孔 93 ピストン 95 スプリング 97 エアシリンダ 99 圧縮空気供給原

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機において移動自在なキャレッ
    ジに油圧供給源から油圧管路を介して連結する油圧シリ
    ンダで作動するワーククランプを位置調節自在に装着し
    てなるワーククランプ装置において、 前記ワーククランプ装置の油圧管路及び/又は油圧シリ
    ンダ内のエアを強制的に排出する自動エア抜き装置を前
    記油圧管路及び/又は油圧シリンダに設けてなることを
    特徴とする板材加工機におけるワーククランプ装置。
  2. 【請求項2】 前記自動エア抜き装置を、油圧管路及び
    /又は油圧シリンダに連通するエア導入孔とこのエア導
    入孔を開閉可能なバルブとこのバルブからのエアを排出
    すべく外部に連通するエア抜き孔とを備えたエア抜き装
    置本体と、このエア抜き装置本体内の前記バルブを開閉
    駆動するエアシリンダと、から構成し、前記エアシリン
    ダを圧縮空気供給源に切換バルブを介して連通してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の板材加工機におけるワ
    ーククランプ装置。
JP17991697A 1997-07-04 1997-07-04 板材加工機におけるワーククランプ装置 Pending JPH1128543A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102139307A (zh) * 2010-12-23 2011-08-03 江苏鱼跃医疗设备股份有限公司 一种全自动供料热冲设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102139307A (zh) * 2010-12-23 2011-08-03 江苏鱼跃医疗设备股份有限公司 一种全自动供料热冲设备

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