JP2001191228A - 被処理加工物の締め付けパレット - Google Patents
被処理加工物の締め付けパレットInfo
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- B23Q1/0018—Energy-transferring means or control lines for movable machine parts; Control panels or boxes; Control parts comprising hydraulic means
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- Machine Tool Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧装置を油圧供給装置の導管に対し、迅速
にかつ誤動作の危険なしに取り付け可能なパレットを提
供すること。 【解決手段】 油圧流体をパレットのピストン／シリン
ダ装置に供給するための導管に設けた急速連結機構と該
ピストン／シリンダ装置から油圧流体を帰還させるため
の導管に組み付けられた急速連結機構とを備える保持固
定具に連結され、これら第１の急速連結機構が、油圧流
体の供給用導管と該油圧流体を供給装置に帰還させるた
めの導管とに連結された第２の急速連結機構と連結可能
であり、上記第２の急速連結機構は連結装置のための駆
動レバーを有する保持固定具に配設され、該駆動レバー
は偏心スロットを有する円盤上に配設され、該偏心スロ
ットが上記第１急速連結機構のための保持固定具に取り
付けられた案内ピンと連結可能であることを特徴とす
る、被処理加工物の締め付けパレット。
にかつ誤動作の危険なしに取り付け可能なパレットを提
供すること。 【解決手段】 油圧流体をパレットのピストン／シリン
ダ装置に供給するための導管に設けた急速連結機構と該
ピストン／シリンダ装置から油圧流体を帰還させるため
の導管に組み付けられた急速連結機構とを備える保持固
定具に連結され、これら第１の急速連結機構が、油圧流
体の供給用導管と該油圧流体を供給装置に帰還させるた
めの導管とに連結された第２の急速連結機構と連結可能
であり、上記第２の急速連結機構は連結装置のための駆
動レバーを有する保持固定具に配設され、該駆動レバー
は偏心スロットを有する円盤上に配設され、該偏心スロ
ットが上記第１急速連結機構のための保持固定具に取り
付けられた案内ピンと連結可能であることを特徴とす
る、被処理加工物の締め付けパレット。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理作業、例えば
機械加工作業を受ける加工物を締め付けるパレットに関
する。
機械加工作業を受ける加工物を締め付けるパレットに関
する。
【０００２】
【従来の技術】近代の加工センタで機械加工するには、
加工物はパレット上に配置されパレット上の正確な位置
で締め付けられ、締め付け作業には１個またはそれ以上
のピストン／シリンダ装置が用いられることは周知であ
る。使用されるピストン／シリンダ装置は、加圧流体例
えば油圧オイルを使用して駆動され、発生した力は締め
付けあごに伝達され、これは被加工物に作用して被加工
物をクランプ上の位置で締め付ける。
加工物はパレット上に配置されパレット上の正確な位置
で締め付けられ、締め付け作業には１個またはそれ以上
のピストン／シリンダ装置が用いられることは周知であ
る。使用されるピストン／シリンダ装置は、加圧流体例
えば油圧オイルを使用して駆動され、発生した力は締め
付けあごに伝達され、これは被加工物に作用して被加工
物をクランプ上の位置で締め付ける。
【０００３】加工物をパレット上で締め付ける作業が終
わると、パレットは加工物と共に精密ガイドに沿って移
動される。該精密ガイドは平行に配置されており、例え
ば、フライス装置、ドリル装置並びに研磨装置が加工物
に作用する機械加工センタの一体の部分である。
わると、パレットは加工物と共に精密ガイドに沿って移
動される。該精密ガイドは平行に配置されており、例え
ば、フライス装置、ドリル装置並びに研磨装置が加工物
に作用する機械加工センタの一体の部分である。
【０００４】既知のパレット上に並べられた上記ピスト
ン／シリンダ装置を駆動するために、各パレットは油圧
流体の供給部及び排出部と連結している。流体は供給装
置に作用連結した可撓性導管を介して移送される。
ン／シリンダ装置を駆動するために、各パレットは油圧
流体の供給部及び排出部と連結している。流体は供給装
置に作用連結した可撓性導管を介して移送される。
【０００５】この種の既知の装置では、可撓性導管に配
設された連結片にねじ山を設け、これら連結片がパレッ
トに配設された導管に連結されるようになっている。パ
レット上の導管はパレットのピストン／シリンダ装置ま
で延長し加工物を締め付けるに役立つ。パレットの導管
に供給される油圧流体の流れを遮断するため、油圧流体
の各流入管と各帰還管に特定のボール弁を設ける必要が
ある。
設された連結片にねじ山を設け、これら連結片がパレッ
トに配設された導管に連結されるようになっている。パ
レット上の導管はパレットのピストン／シリンダ装置ま
で延長し加工物を締め付けるに役立つ。パレットの導管
に供給される油圧流体の流れを遮断するため、油圧流体
の各流入管と各帰還管に特定のボール弁を設ける必要が
ある。
【０００６】従って、機械ツールの精密ガイドに沿って
加工物と共にパレットを移動させるには、これまで下記
の工程をとる必要があった。
加工物と共にパレットを移動させるには、これまで下記
の工程をとる必要があった。
【０００７】加工物に作用した締め付けあごを開閉する
ために、パレットは加工物と共に待機位置に置かれねば
ならなかった。加圧流体をピストン／シリンダ装置に供
給するために、第１連結片を取り付ける必要があった。
それからこの連結片が締め付け装置に続くこれら導管に
正しく連結されたか否かをチェックする必要があった。
さらに、油圧流体をパレットから帰還させるために、第
２連結片を関連する導管に取り付ける必要があった。取
り付けと必要なチェックが終わった後、供給管のボール
弁を開き、供給装置のポンプを駆動させる必要があっ
た。この加工物を締め付ける作業が終わった後、流入管
に設けたボール弁を閉じ、油圧供給装置の送給ポンプの
スイッチを切らねばならなかった。それから油圧流体の
流入及び流出のために設けた導管を連結せねばならず、
これでやっと加工物を個々の機械加工作業に送ることが
可能となった。
ために、パレットは加工物と共に待機位置に置かれねば
ならなかった。加圧流体をピストン／シリンダ装置に供
給するために、第１連結片を取り付ける必要があった。
それからこの連結片が締め付け装置に続くこれら導管に
正しく連結されたか否かをチェックする必要があった。
さらに、油圧流体をパレットから帰還させるために、第
２連結片を関連する導管に取り付ける必要があった。取
り付けと必要なチェックが終わった後、供給管のボール
弁を開き、供給装置のポンプを駆動させる必要があっ
た。この加工物を締め付ける作業が終わった後、流入管
に設けたボール弁を閉じ、油圧供給装置の送給ポンプの
スイッチを切らねばならなかった。それから油圧流体の
流入及び流出のために設けた導管を連結せねばならず、
これでやっと加工物を個々の機械加工作業に送ることが
可能となった。
【０００８】加工物に対する機械加工作業の終わりに、
加工物を降ろすステーションで連結片を介して可撓性導
管を再び連結せねばならず、油圧流体を供給装置に帰還
させるため、かつ加工済みの加工物を解放するためにボ
ール弁を作動させねばならなかった。
加工物を降ろすステーションで連結片を介して可撓性導
管を再び連結せねばならず、油圧流体を供給装置に帰還
させるため、かつ加工済みの加工物を解放するためにボ
ール弁を作動させねばならなかった。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】以上従来技術により開
示したように、上記タイプのパレットの締め付け及び開
放装置には種々の不都合があった。
示したように、上記タイプのパレットの締め付け及び開
放装置には種々の不都合があった。
【００１０】従ってまず第１に、油圧流体の供給管及び
排出管の取り付けに細心の注意を払う必要があった。機
械加工装置を通るパレットの供給移動中、圧力損失、ま
たは締め付け装置のピストン／シリンダ装置からの油圧
流体の漏出を回避するために、油圧流体の供給及び帰還
のための連結片は完璧な検査を受けねばならなかった。
排出管の取り付けに細心の注意を払う必要があった。機
械加工装置を通るパレットの供給移動中、圧力損失、ま
たは締め付け装置のピストン／シリンダ装置からの油圧
流体の漏出を回避するために、油圧流体の供給及び帰還
のための連結片は完璧な検査を受けねばならなかった。
【００１１】締め付け装置の駆動後、締め付け装置を開
くためにボール弁と供給装置を作動させる必要があっ
た。これら駆動操作中、常に不正確な手操作の危険があ
った。これは、例えばパレット移送中並びに加工物の機
械加工中の加工物の脱落等の重大な結果をもたらすおそ
れがあった。
くためにボール弁と供給装置を作動させる必要があっ
た。これら駆動操作中、常に不正確な手操作の危険があ
った。これは、例えばパレット移送中並びに加工物の機
械加工中の加工物の脱落等の重大な結果をもたらすおそ
れがあった。
【００１２】本発明の目的は、従来技術の欠点を除き、
導管内のボール弁の設置が不要である冒頭に記載したタ
イプの新規なパレットを提供するとともに、パレットの
油圧装置を油圧供給装置の導管に対し誤操作の危険なし
に取り付け可能にし、さらにパレットと供給装置の間の
管の連結または解除を出来うる最大の速度と安全性をも
って達成可能にすることである。
導管内のボール弁の設置が不要である冒頭に記載したタ
イプの新規なパレットを提供するとともに、パレットの
油圧装置を油圧供給装置の導管に対し誤操作の危険なし
に取り付け可能にし、さらにパレットと供給装置の間の
管の連結または解除を出来うる最大の速度と安全性をも
って達成可能にすることである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、油圧流
体をパレットのピストン／シリンダ装置に供給するため
の導管に設けた急速連結機構と該ピストン／シリンダ装
置から油圧流体を帰還させるための導管に組み付けられ
た急速連結機構とを備える保持固定具に連結され、これ
ら第１の急速連結機構が、油圧流体の供給用導管と該油
圧流体を供給装置に帰還させるための導管とに連結され
た第２の急速連結機構と連結可能であり、上記第２の急
速連結機構は連結装置のための駆動レバーを有する保持
固定具に配設され、該駆動レバーは偏心スロットを有す
る円盤上に配設され、該偏心スロットが上記第１急速連
結機構のための保持固定具に取り付けられた案内ピンと
連結可能であることを特徴とする、被処理加工物の締め
付けパレットにより達成される。
体をパレットのピストン／シリンダ装置に供給するため
の導管に設けた急速連結機構と該ピストン／シリンダ装
置から油圧流体を帰還させるための導管に組み付けられ
た急速連結機構とを備える保持固定具に連結され、これ
ら第１の急速連結機構が、油圧流体の供給用導管と該油
圧流体を供給装置に帰還させるための導管とに連結され
た第２の急速連結機構と連結可能であり、上記第２の急
速連結機構は連結装置のための駆動レバーを有する保持
固定具に配設され、該駆動レバーは偏心スロットを有す
る円盤上に配設され、該偏心スロットが上記第１急速連
結機構のための保持固定具に取り付けられた案内ピンと
連結可能であることを特徴とする、被処理加工物の締め
付けパレットにより達成される。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に本発明の主題を、添付の図
面に示す例示実施例を参照してさらに詳細に説明する。
面に示す例示実施例を参照してさらに詳細に説明する。
【００１５】図１に示すように、パレット１は処理すべ
き加工物（図示せず）を収容する働きをする。パレット
１は油圧流体をピストン／シリンダ装置に供給するため
の導管２を有する。そのようなピストン／シリンダ装置
は従来技術において既知であり、同様に既知の締め付け
装置（図１には図示せず）に作用する。さらに、パレッ
ト１は油圧流体をピストン／シリンダ装置から帰還させ
るための導管３を有する。
き加工物（図示せず）を収容する働きをする。パレット
１は油圧流体をピストン／シリンダ装置に供給するため
の導管２を有する。そのようなピストン／シリンダ装置
は従来技術において既知であり、同様に既知の締め付け
装置（図１には図示せず）に作用する。さらに、パレッ
ト１は油圧流体をピストン／シリンダ装置から帰還させ
るための導管３を有する。
【００１６】図中参照番号４及び５で概略を示すねじを
使用して、全体を６で示す保持固定具がパレット１に連
結される。保持固定具６は導管２に関連して急速連結機
構７を有し、さらに導管３に関連して急速連結機構８が
設けられている。図１において、保持固定具６の急速連
結機構７及び８は突出する装置として設計されている。
即ち、急速連結機構７及び８の自由端は保持固定具６の
平坦面９から突出している。
使用して、全体を６で示す保持固定具がパレット１に連
結される。保持固定具６は導管２に関連して急速連結機
構７を有し、さらに導管３に関連して急速連結機構８が
設けられている。図１において、保持固定具６の急速連
結機構７及び８は突出する装置として設計されている。
即ち、急速連結機構７及び８の自由端は保持固定具６の
平坦面９から突出している。
【００１７】さらにまた、別の保持固定具１２を位置決
め連結する装置として機能するピン１０及び１１が該平
坦面９から突出している。保持固定具１２は正確な位置
決めのための孔（図示せず）を有する。組立て作業中連
結ピン１０、１１は該孔に差し込まれる。
め連結する装置として機能するピン１０及び１１が該平
坦面９から突出している。保持固定具１２は正確な位置
決めのための孔（図示せず）を有する。組立て作業中連
結ピン１０、１１は該孔に差し込まれる。
【００１８】保持固定具１２は、該保持固定具１２を保
持ロープ１４に連結するとともに該保持固定具１２を正
確に所定の垂直位置に懸垂状態で搭載させるブラケット
１３または同等部材を有する。
持ロープ１４に連結するとともに該保持固定具１２を正
確に所定の垂直位置に懸垂状態で搭載させるブラケット
１３または同等部材を有する。
【００１９】保持固定具１２は、急速連結機構１５と急
速連結機構１６とを有する。連結機構１５及び１６は、
連結開口を備え、保持固定具６の急速連結機構７及び８
に対し取り付けられる。急速連結機構７、８、１５、１
６はこれまで記載したように、従来技術において既知で
あり、例えば、本出願人のイタリア国特許第１、２９
６、８１５号に記載されている。
速連結機構１６とを有する。連結機構１５及び１６は、
連結開口を備え、保持固定具６の急速連結機構７及び８
に対し取り付けられる。急速連結機構７、８、１５、１
６はこれまで記載したように、従来技術において既知で
あり、例えば、本出願人のイタリア国特許第１、２９
６、８１５号に記載されている。
【００２０】油圧流体即ち矢印ｆを供給するための導管
１７が急速連結機構１５に連結されている。急速連結機
構１６もまた、矢印ｇで示すように油圧流体の帰還のた
めの導管１８に連結されている。
１７が急速連結機構１５に連結されている。急速連結機
構１６もまた、矢印ｇで示すように油圧流体の帰還のた
めの導管１８に連結されている。
【００２１】円盤形部材１９からなる締め付け装置が保
持固定具１２に連結され、これは駆動レバー２０に連結
されている。円盤１９はピン２１を中心に枢働可能で、
保持固定具６から横に突出するピン２２に連結可能な偏
心輪郭を有するスロット３１が設けられている。レバー
２０を図１のＬで示す方向に操作することにより、偏心
スロット３１とピン２２の間の連結が行われ、このた
め、平坦面９を平坦面２６に対し押しつけることによ
り、急速連結機構７、８、１５、１６を連結することが
可能となる。
持固定具１２に連結され、これは駆動レバー２０に連結
されている。円盤１９はピン２１を中心に枢働可能で、
保持固定具６から横に突出するピン２２に連結可能な偏
心輪郭を有するスロット３１が設けられている。レバー
２０を図１のＬで示す方向に操作することにより、偏心
スロット３１とピン２２の間の連結が行われ、このた
め、平坦面９を平坦面２６に対し押しつけることによ
り、急速連結機構７、８、１５、１６を連結することが
可能となる。
【００２２】保持固定具の急速連結機構８は、環状室及
び管（図４参照）を介して圧力溜め２５と作用連結して
いる複数の孔２４を内部に有する。この圧力溜め２５の
役割は、導管２、３を加圧した後、急速連結機構７、８
から急速連結機構１５、１６がたとえ離脱しても、パレ
ット１の導管２及び３内部の圧力を確実に維持すること
である。
び管（図４参照）を介して圧力溜め２５と作用連結して
いる複数の孔２４を内部に有する。この圧力溜め２５の
役割は、導管２、３を加圧した後、急速連結機構７、８
から急速連結機構１５、１６がたとえ離脱しても、パレ
ット１の導管２及び３内部の圧力を確実に維持すること
である。
【００２３】保持固定具６に埋め込まれた管５０を介し
て供給管２は圧力計３０に連結され、該圧力計３０は作
用圧と管系統中に生じるいかなる圧力降下も表示する。
て供給管２は圧力計３０に連結され、該圧力計３０は作
用圧と管系統中に生じるいかなる圧力降下も表示する。
【００２４】特に有利な態様では、チェックバルブ５３
が取り付けられた接続管５１、５２が、急速連結機構８
まで延びるパレット１の帰還管３と、急速連結機構７ま
で延びる油圧流体の供給管２との間に設けられる。チェ
ックバルブ５３は開始圧力を部分的に下げることが出
来、これによりピストン／シリンダ装置が高圧のためあ
まりに急速に後退する状態を回避する。
が取り付けられた接続管５１、５２が、急速連結機構８
まで延びるパレット１の帰還管３と、急速連結機構７ま
で延びる油圧流体の供給管２との間に設けられる。チェ
ックバルブ５３は開始圧力を部分的に下げることが出
来、これによりピストン／シリンダ装置が高圧のためあ
まりに急速に後退する状態を回避する。
【００２５】チェックバルブ５３の役目はまた、パレッ
トと締め付けられた加工物が機械加工作業を受けている
間、供給管２、７の作動油を加圧しておくことである。
チェックバルブ５３を設けることにより、パレット１が
降ろされる時、帰還管内の圧力は制限される。
トと締め付けられた加工物が機械加工作業を受けている
間、供給管２、７の作動油を加圧しておくことである。
チェックバルブ５３を設けることにより、パレット１が
降ろされる時、帰還管内の圧力は制限される。
【００２６】加工物の降ろし作業の間、供給装置により
供給管２、７内の圧力は減少し、帰還管３、８内の圧力
は増加する。こうしてピストン／シリンダ装置の後退と
加工物の解放が行われる。
供給管２、７内の圧力は減少し、帰還管３、８内の圧力
は増加する。こうしてピストン／シリンダ装置の後退と
加工物の解放が行われる。
【００２７】機械加工センタ（図示せず）、例えばＮＣ
装置を介して制御される近代の機械加工センタ、の平行
な精密ガイドに沿ってパレットが移送される際にも、圧
力計３０によりパレット１の導管系統内部の圧力を連続
的に読みとり監視することが可能である。
装置を介して制御される近代の機械加工センタ、の平行
な精密ガイドに沿ってパレットが移送される際にも、圧
力計３０によりパレット１の導管系統内部の圧力を連続
的に読みとり監視することが可能である。
【００２８】加工すべき加工物をパレット１上で締め付
けるために、本発明による装置は下記のように使用され
る。加工すべき加工物がパレット１上の所望位置に配置
されるとすぐ、導管１７、１８を介して供給装置（図示
せず）に連結された急速連結機構１５、１６を備える保
持固定具１２が、パレット１に連結された保持固定具６
の方に移動する。次に、保持固定具６から突出する位置
決めピン１０と１１が、保持固定具１２の関連孔（図示
せず）に挿入される。
けるために、本発明による装置は下記のように使用され
る。加工すべき加工物がパレット１上の所望位置に配置
されるとすぐ、導管１７、１８を介して供給装置（図示
せず）に連結された急速連結機構１５、１６を備える保
持固定具１２が、パレット１に連結された保持固定具６
の方に移動する。次に、保持固定具６から突出する位置
決めピン１０と１１が、保持固定具１２の関連孔（図示
せず）に挿入される。
【００２９】円盤１９のスロットの偏心開口３１が次
に、保持固定具６から突出する締め付けピン２２と作用
連結し、レバー２０を回動することにより（図１の矢印
Ｌ）、保持固定具１２が保持固定具６に近づけられる。
そこで保持固定具６の平坦面９から突出する急速連結機
構７及び８と、保持固定具１２に形成された急速連結機
構１５、１６との間の連結が達成される。レバー２０を
さらに操作すると、保持固定具６の平坦面９と保持固定
具１２の平坦面２６の間に連結が達成される。
に、保持固定具６から突出する締め付けピン２２と作用
連結し、レバー２０を回動することにより（図１の矢印
Ｌ）、保持固定具１２が保持固定具６に近づけられる。
そこで保持固定具６の平坦面９から突出する急速連結機
構７及び８と、保持固定具１２に形成された急速連結機
構１５、１６との間の連結が達成される。レバー２０を
さらに操作すると、保持固定具６の平坦面９と保持固定
具１２の平坦面２６の間に連結が達成される。
【００３０】円盤１９に係止装置を設けると有利であ
り、該係止装置は急速連結機構７、８、１５、１６が互
いに連結された時非作動とされる。該係止装置は例え
ば、保持固定具６に配置されたスプリング付き締め付け
ピンを解放することが出来る押しボタンからなる。
り、該係止装置は急速連結機構７、８、１５、１６が互
いに連結された時非作動とされる。該係止装置は例え
ば、保持固定具６に配置されたスプリング付き締め付け
ピンを解放することが出来る押しボタンからなる。
【００３１】保持固定具６と保持固定具１２との間の連
結は、適当な急速連結機構を選択することにより、完全
圧力下の導管で実行される。保持固定具６と保持固定具
１２とが平坦面９、２６を介して完全に連結するやいな
や、加圧油圧流体（図１の矢印ｆ）が供給される。
結は、適当な急速連結機構を選択することにより、完全
圧力下の導管で実行される。保持固定具６と保持固定具
１２とが平坦面９、２６を介して完全に連結するやいな
や、加圧油圧流体（図１の矢印ｆ）が供給される。
【００３２】油圧流体は導管１７から急速連結機構１５
を介して急速連結機構２３と管２に流れる。この結果、
加工物を締め付けるために設けられたピストン／シリン
ダ装置が作動する。同時に圧力溜め２５が導管（図示せ
ず）を介して満たされ、圧力計３０が現在の作動圧の影
響を受ける。
を介して急速連結機構２３と管２に流れる。この結果、
加工物を締め付けるために設けられたピストン／シリン
ダ装置が作動する。同時に圧力溜め２５が導管（図示せ
ず）を介して満たされ、圧力計３０が現在の作動圧の影
響を受ける。
【００３３】
【発明の効果】以上記載した本発明の加工物締め付けパ
レットによれば、油圧流体の供給及び帰還のための導管
内に急速連結機構を配設することにより、導管内のボー
ル弁の設置が不要であるとともに、パレットの油圧装置
を油圧供給装置の導管に対し誤操作の危険なしに取り付
け可能となり、さらにパレットと供給装置の間の管の連
結または解除を出来うる最大の速度と安全性をもって達
成することが出来る。
レットによれば、油圧流体の供給及び帰還のための導管
内に急速連結機構を配設することにより、導管内のボー
ル弁の設置が不要であるとともに、パレットの油圧装置
を油圧供給装置の導管に対し誤操作の危険なしに取り付
け可能となり、さらにパレットと供給装置の間の管の連
結または解除を出来うる最大の速度と安全性をもって達
成することが出来る。
【図１】１部断面かつ１部分解して示す、パレットと急
速連結のための保持固定具を示す図である。
速連結のための保持固定具を示す図である。
【図２】連結作業中のパレットと急速連結機構の１部を
示す図である。
示す図である。
【図３】取り付け完了後のパレットと急速連結機構の１
部を示す図である。
部を示す図である。
【図４】油圧流体の供給管と帰還管と、附属装置を取り
付けた保持固定具の概略断面図である。
付けた保持固定具の概略断面図である。
１ パレット ２ 供給導管 ３ 帰還導管 ６ 保持固定具 ７、８、１５、１６ 急速連結機構 ２５ 圧力溜め ３０ 圧力計
Claims (9)
- 【請求項１】 特に機械加工作業において被処理加工物
を締め付けるためのパレットにおいて、該パレットが油
圧流体をパレット（１）のピストン／シリンダ装置に供
給するための導管（２）に設けた急速連結機構（７）と
該ピストン／シリンダ装置から油圧流体を帰還させるた
めの導管（３）に組み付けられた急速連結機構（８）と
を備える保持固定具（６）に連結され、これら第１の急
速連結機構（７、８）が、油圧流体の供給用導管と該油
圧流体を供給装置に帰還させるための導管（１８）とに
連結された第２の急速連結機構（１５、１６）と連結可
能であり、上記第２の急速連結機構（１５、１６）は連
結装置のための駆動レバー（２０）を有する保持固定具
（１２）に配設され、該駆動レバー（２０）は偏心スロ
ット（３１）を有する円盤上に配設され、該偏心スロッ
ト（３１）が上記第１急速連結機構（７、８）のための
保持固定具（６）に取り付けられた案内ピン（２２）と
連結可能であることを特徴とする被処理加工物の締め付
けパレット。 - 【請求項２】 上記保持固定具（６）の急速連結機構
（７、８）が、平坦面（９）から突出する部品として設
計されたことを特徴とする請求項１記載の被処理加工物
の締め付けパレット。 - 【請求項３】 上記保持固定具（６）の平坦面（９）か
ら位置決め固定ピン（１０、１１）が突出することを特
徴とする請求項１記載の被処理加工物の締め付けパレッ
ト。 - 【請求項４】 上記保持固定具（１２）に、保持ロープ
（１４）が連結されるブラケット（１３）を設けたこと
を特徴とする請求項１記載の被処理加工物の締め付けパ
レット。 - 【請求項５】 上記保持固定具（１２）が、位置決め固
定ピン（１０、１１）を収容する凹部及び孔を設けた急
速連結機構（１５、１６）を有することを特徴とする請
求項１記載の被処理加工物の締め付けパレット。 - 【請求項６】 パレット（１）の導管（３）に連結され
た上記急速連結機構（８）が、内部に孔（２４）を有
し、これら孔（２４）が圧力溜め（２５）と作用連結し
ていることを特徴とする請求項１記載の被処理加工物の
締め付けパレット。 - 【請求項７】 上記供給導管（２）が圧力計（３０）と
作用連結していることを特徴とする請求項１記載の被処
理加工物の締め付けパレット。 - 【請求項８】 油圧流体を急速連結機構（８）と急速連
結機構（１６）に帰還させる上記導管（３）と該油圧流
体の流入のための導管（２）との間に、チェックバルブ
（５３）を取り付けたことを特徴とする請求項１記載の
被処理加工物の締め付けパレット。 - 【請求項９】 上記円盤（１９）に、回転運動を阻止す
る装置を設けたことを特徴とする請求項１記載の被処理
加工物の締め付けパレット。
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| IT99A002732 | 1999-12-29 | ||
| IT1999MI002732A IT1314336B1 (it) | 1999-12-29 | 1999-12-29 | Paletta per il bloccaggio di un pezzo da sottoporre a lavorazioni |
| US09/705,191 US6439558B1 (en) | 1999-12-29 | 2000-11-02 | Pallet for clamping a workpiece to be processed |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001191228A true JP2001191228A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=26331699
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000380535A Pending JP2001191228A (ja) | 1999-12-29 | 2000-12-14 | 被処理加工物の締め付けパレット |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP1112807B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001191228A (ja) |
| AT (1) | ATE290452T1 (ja) |
| CA (1) | CA2329432C (ja) |
| DE (1) | DE50009719D1 (ja) |
| ES (1) | ES2238960T3 (ja) |
| IT (1) | IT1314336B1 (ja) |
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| WO2019099354A1 (en) * | 2017-11-20 | 2019-05-23 | Parker-Hannifin Corporation | Latch mechanism for multi-coupling |
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| DE3309555A1 (de) * | 1983-03-17 | 1984-09-20 | Grüner, Horst, Dipl.-Ing. (FH), 7347 Bad Überkingen | In verbindung mit einer werkstueck-bearbeitungsmaschine zu verwendende einrichtung zum spannen bzw. abspannen von werkstuecken |
| JPS62157754A (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-13 | Tsudakoma Ind Co Ltd | パレツトクランプ装置 |
| KR910007248B1 (ko) * | 1986-10-04 | 1991-09-24 | 닛또 고오기 가부시기가이샤 | 크램프 장치 |
| US5190272A (en) * | 1990-12-20 | 1993-03-02 | Snow/Taft-Peirce Company | Actuator and palletizing system |
| ATE130919T1 (de) * | 1991-07-09 | 1995-12-15 | Faster Srl | Schnellkupplung zum jeweils gleichzeitigen herstellen oder lösen der verbindungen mehrerer kupplungen und/oder anschlussstecker, insbesondere kupplungsblock für anbaufrontlader an fahrzeugen. |
-
1999
- 1999-12-29 IT IT1999MI002732A patent/IT1314336B1/it active
-
2000
- 2000-10-30 AT AT00123629T patent/ATE290452T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-10-30 EP EP00123629A patent/EP1112807B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-10-30 ES ES00123629T patent/ES2238960T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-10-30 DE DE50009719T patent/DE50009719D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-11-02 US US09/705,191 patent/US6439558B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-12-14 JP JP2000380535A patent/JP2001191228A/ja active Pending
- 2000-12-21 CA CA002329432A patent/CA2329432C/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030611 |