JPH1128537A - パンチプレスにおける金型回転伝達装置 - Google Patents

パンチプレスにおける金型回転伝達装置

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JPH1128537A
JPH1128537A JP17990697A JP17990697A JPH1128537A JP H1128537 A JPH1128537 A JP H1128537A JP 17990697 A JP17990697 A JP 17990697A JP 17990697 A JP17990697 A JP 17990697A JP H1128537 A JPH1128537 A JP H1128537A
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JP
Japan
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driven
drive
shaft
brake pin
notch
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JP17990697A
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English (en)
Inventor
Yoshito Inotsume
吉人 猪爪
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチ入りするときに駆動側の回転が従動
軸に確実に伝達する。 【解決手段】 回転金型を装着した回転金型ホルダの駆
動部に連結する従動軸35に、従動側フランジ47を外
周に備えた従動側継手45を設ける。従動側フランジに
設けた従動側切欠部49に従動側ブレーキピン51を前
後に嵌脱自在に設ける。一方、駆動軸55に前後に摺動
する可動連結軸61を可動連結ブロック63に軸承し、
可動連結ブロックを流体シリンダにより前後動させるこ
とにより可動連結軸の先端の駆動側継手65を従動側継
手に係脱せしめる。駆動側継手の外周には駆動側切欠部
69を備えた駆動側フランジ67を設ける。可動連結ブ
ロックの前部に設けたプッシャ75で従動側ブレーキピ
ン51の後端を突当てて前後動するときに、従動側ブレ
ーキピン51と従動側切欠部49の係脱動作に連動し
て、プッシャ75の後部に突設した駆動側ブレーキピン
77が駆動側切欠部69に係脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスにお
ける金型回転伝達装置に関し、特に金型回転伝達装置の
クラッチを入り切りして駆動側の回転を従動軸に伝達す
るパンチプレスにおける金型回転伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスにおける本
体フレームには円盤状の回転可能な上部タレットと円盤
状の回転可能な下部タレットが上下に対向して設けられ
ており、上部タレットには多数のパンチが周方向へ適宜
に設けられており、下部タレットには多数のダイが周方
向へ適宜に設けられている。
【0003】上下部タレットに装着された多数のパン
チ、ダイのうちの一直線上に相対応した位置に位置する
2つの回転パンチ及び回転ダイは、上下部タレットの側
方のタレットパンチプレスのフレームに装着されたサー
ボモータのごとき駆動装置によって回転駆動される。
【0004】例えば、前記回転パンチ101は図6に示
されているように上部タレット103に設けられたウォ
ームホイール105内に装着されており、このウォーム
ホイール105は上部タレット103の径方向に延設さ
れている従動軸107に設けたウォーム109に噛合さ
れている。この従動軸107は駆動装置(図示省略)の
駆動軸111に金型回転伝達装置113を介して連結・
解放自在に設けられている。
【0005】前記金型回転伝達装置113はタレット側
の従動軸107の先端にオルダム継手115の従動側継
手117が設けられており、この従動側継手117は一
部に半円状の切欠部119が形成されており、この切欠
部119に嵌脱自在なブレーキピン121が前後に移動
自在に設けられている。このブレーキピン121は常時
前記切欠部119に係合するようにスプリング等の付勢
手段により付勢されている。
【0006】一方、パンチプレスのフレームに固定され
た回転伝達装置本体123には駆動装置に回転駆動され
る駆動軸111が軸承されている。この駆動軸111の
先端部にはスプライン軸部125が形成されており、こ
のスプライン軸部125に嵌合するスプライン溝穴12
7を備えた可動連結軸129が前記駆動軸111のスプ
ライン軸部125に装着されている。なお、前記スプラ
イン溝穴127は可動連結軸129の後方端部に設けら
れている。前記可動連結軸129の先端側は可動連結ブ
ロック131に軸承されており、可動連結軸129の先
端にはオルダム継手115の従動側継手117に係合す
るオルダム継手115の駆動側継手133が設けられて
いる。
【0007】なお、前記可動連結軸129の後端部の外
周にはキー溝135が設けられており、このキー溝13
5に嵌合するキー137が前記回転伝達装置本体123
に固定されている。
【0008】また、前記可動連結ブロック131は回転
伝達装置本体123に固定されたエアシリンダ139の
ピストンロッド141の先端に固定されており、エアシ
リンダ139の作動により前後に移動自在に設けられて
いる。
【0009】さらに、前記可動連結ブロック131の前
端にはタレット側のブレーキピン121の後端に突当て
可能なプッシャ143が設けられている。
【0010】上記構成により、金型回転伝達装置113
のエアシリンダ139を作動させることにより可動連結
ブロック131が前進し、プッシャ143がブレーキピ
ン121に突き当たってブレーキピン121を押圧し、
このブレーキピン121が従動側継手117の切欠部1
19から外されて従動側継手117が解放されると同時
に、可動連結軸129のスプライン溝穴127が駆動軸
111のスプライン軸部125を摺動して前進するので
可動連結軸129のキー溝135が回転伝達装置本体1
23のキー137から外れて可動連結軸129のブレー
キが解放される。また、可動連結軸129の先端の駆動
側継手133が従動側継手117に係合して従動軸10
7と連結される。
【0011】この後、駆動装置を駆動させることにより
駆動軸111の回転が従動軸107に伝達され、この従
動軸107の回転はウォーム109を介してウォームホ
イール105に伝達されるから回転パンチ101が回転
されることとなる。
【0012】回転パンチ101が所望の位置まで回転さ
れた後に、駆動装置の駆動を停止する。エアシリンダ1
39を作動して可動連結ブロック131が後退すること
により、プッシャ143も後退するので図示省略の付勢
手段によりブレーキピン121が前進してオルダム継手
115の従動側継手117の切欠部119に係合して従
動軸107にブレーキをかける。このときオルダム継手
115の駆動側継手133が前記従動側継手117との
係合状態から解放されると共に可動連結軸129のキー
溝135が回転伝達装置本体123のキー137に係合
して可動連結軸129にブレーキがかかる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の金型回転伝達装置113においてはパンチプレスの
フレーム側の可動連結軸129ではキー137とキー溝
135の嵌脱によりブレーキがかけられているので、こ
のブレーキ状態にはガタが生じてしまう。したがって、
駆動側継手133が前述したガタの分だけズレが生じる
ことがあり、この場合は、エアシリンダ139を作動し
てオルダム継手115の駆動側継手133を前進しオル
ダム継手115をクラッチ入りにしても、オルダム継手
115の駆動側継手133が従動側継手117に係合さ
れないという問題点があった。
【0014】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、金型回転伝達装置をクラッチ
入りするときに駆動側の回転が従動軸に確実に伝達する
パンチプレスにおける金型回転伝達装置を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のパンチプレスにおける金型
回転伝達装置は、複数のパンチを配設すると共に上部フ
レームに回転自在に支承された上部タレットと、前記パ
ンチと対応する複数のダイを配設すると共に下部フレー
ムに回転自在に支承された下部タレットとを備え、前記
上部タレットと下部タレット内の前記複数のパンチとダ
イのうち、相対向したパンチとダイにそれぞれパンチと
ダイを回転するための駆動部を備えた回転金型ホルダを
設け、これらの各回転金型ホルダ内の駆動部の従動軸と
駆動装置で駆動される駆動軸とをクラッチ機構を備えた
金型回転伝達装置を介して連結してなるパンチプレスに
おいて、前記従動軸に従動側フランジを外周に備えた従
動側継手を設け、前記従動側フランジに設けた従動側切
欠部に従動側ブレーキピンを前後に嵌脱自在に設けると
共に前記従動側ブレーキピンを常時前記従動側切欠部へ
嵌合する方向に付勢する付勢手段を設け、前記駆動軸の
先端に、前後に摺動自在に設けた可動連結軸を可動連結
ブロックに軸承すると共にこの可動連結ブロックを流体
シリンダにより前後に移動自在に設け、前記可動連結軸
の先端に前記従動側継手に係脱可能な駆動側継手を設
け、この駆動側継手の外周に駆動側切欠部を備えた駆動
側フランジを設け、前記可動連結ブロックの前部に前記
従動側ブレーキピンの後端に突当て可能なプッシャを設
けると共にこのプッシャの後部に前記駆動側フランジの
駆動側切欠部に係合する駆動側ブレーキピンを突設し、
前記流体シリンダによる可動連結ブロックとプッシャの
進退動作と、従動側継手に対する駆動側継手の係脱動作
と、従動側切欠部に対する従動側ブレーキピンの嵌脱動
作と、駆動側切欠部対する駆動側ブレーキピンの嵌脱動
作とを連動するように構成してなることを特徴とするも
のである。
【0016】したがって、金型回転伝達装置の流体シリ
ンダが後退位置にあるとき、駆動側ブレーキピンと駆動
側切欠部、並びに従動側ブレーキピンと従動側切欠部は
それぞれガタが生じることなく係合している。流体シリ
ンダが作動して可動連結ブロックが前進して連結継手の
駆動側継手が従動側継手に係合し、流体シリンダがさら
に前進するときにプッシャのみが前進して駆動側ブレー
キピンが駆動側切欠部から外れると同時に、前記プッシ
ャが従動側ブレーキピンの後端を押圧し、この従動側ブ
レーキピンは従動側継手の切欠部から外れる。
【0017】駆動装置を駆動させることにより駆動軸の
回転が従動軸に伝達され、この従動軸の回転は駆動部に
伝達されるから回転金型が所望の位置まで回転されるこ
ととなる。
【0018】従動側ブレーキピンと従動側切欠部との係
合状態、および駆動側ブレーキピンと駆動側切欠部との
係合状態にはガタがないので、金型回転伝達装置をクラ
ッチ入りするときは連結継手の駆動側継手が従動側継手
に確実に係合されるので、駆動軸の回転は従動軸に確実
に伝達される。
【0019】請求項2によるこの発明のパンチプレスに
おける金型回転伝達装置は、請求項1記載のパンチプレ
スにおける金型回転伝達装置において、前記従動側ブレ
ーキピンの先端と前記従動側切欠部、および駆動側ブレ
ーキピンの先端と前記駆動側切欠部にそれぞれ、互いに
嵌合するテーパ面を形成してなることを特徴とするもの
である。
【0020】したがって、従動側ブレーキピンの先端の
テーパ面は従動側切欠部のテーパ面に係合し易いもので
あり、係合した後はガタがない。同様に、駆動側ブレー
キピンの先端のテーパ面は駆動側切欠部のテーパ面に係
合し易いものであり、係合した後はガタがないので、連
結継手の駆動側継手は従動側継手に確実に係合される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパンチプレスにお
ける金型回転方法及びその装置の実施の形態について、
図面を参照して説明する。
【0022】図5を参照するに、本実施の形態に係わる
例えばタレットパンチプレス1は、ギャップ部3をとり
まく左右コラム部に連結された上下フレーム5、7によ
り門型構造となっている。ギャップ部3の左側には円盤
状の上下部タレット9、11が設けられており、上部タ
レット9は上フレーム5に、下部タレット11は下フレ
ーム7にそれぞれ回転自在に支承されている。
【0023】上フレーム5にはクランク軸13が設けら
れていて、クランク軸13に連結されているストライカ
15が上部タレット9の図5において右側上方に垂下さ
れている。前記上部タレット9には多数のパンチ17が
装着されており、この多数のパンチ17に対応するダイ
19が下部タレット11に装着されている。
【0024】前記ストライカ15の下方の上部タレット
9と下部タレット11との間に板状のワークWを移動し
位置決めするために、ワーククランプ装置21が前記上
下部タレット9、11に向かって前後左右に移動自在に
設けられている。
【0025】図4に示されているように、例えば上下部
タレット9、11に装着された多数のパンチ17、ダイ
19の中の一直線上の回転パンチ17A,17B及び回
転ダイ19A,19Bは、上下部タレット9、11の側
方のタレットパンチプレス1のフレーム(図示省略)に
装着されたサーボモータのごとき駆動装置23によって
回転駆動される。回転パンチ17B ,回転ダイ19Bの
位置がワークWに対する加工位置すなわち図5のストラ
イカ15の下方位置である。
【0026】前記駆動装置23に連結された連結軸25
の他端にはプーリ27が装着されている。そのプーリ2
7と金型回転伝達装置29内のプーリ(図示省略)とに
タイミングベルト31が巻回されている。金型回転伝達
装置29には流体シリンダ33が一体化されており、こ
の流体シリンダ33が図4において右方へ移動せしめら
れることによって金型回転伝達装置29の端部29Aと
従動軸35の端部35A又は端部35Bとが連結状態と
なる。
【0027】前記従動軸35は上部タレット9上に当該
上部タレット9の径方向に延設されており、その従動軸
35の両端部側にはそれぞれウォーム37が装着されて
おり、そのウォーム37は回転パンチ17A,17Bを
装着したウォームホイール39に噛合されている。この
ウォームホイール39と前記ウォーム37で駆動部を構
成している。
【0028】上記構成により、駆動装置23を駆動させ
ると共に流体シリンダ33を作動させることにより、連
結軸25の回転が従動軸35に伝達される。この従動軸
35の回転はウォーム37を介してウォームホイール3
9に伝達されるから回転パンチ17A,17Bが回転さ
れることとなる。
【0029】上部タレット9に装着されている回転パン
チ17A,17Bとのそれぞれの近傍には,検出部材4
1A,41Bとが設けられている。そして、前記上部タ
レット9が回転してストライカ15の下に位置決めされ
たものが回転パンチ17Aであるか回転パンチ17Bで
あるかを前記検出部材41A,41Bで検出しているの
である。
【0030】次に本発明の実施の形態の例の主要部に係
わる金型回転伝達装置29について図面を参照して説明
する。
【0031】図1を参照するに、金型回転伝達装置29
はタレット側の従動軸35に駆動装置25の回転を伝達
したり、解除したりする装置である。
【0032】前記タレット側の従動軸35の端部35A
にはオルダム継手43(連結継手)の従動側継手45が
設けられており、この従動側継手45は図1及び図2に
示されているように外周に従動側フランジ47が設けら
れている。この従動側フランジ47の一部には半円状の
従動側切欠部49が形成されており、この従動側切欠部
49に嵌脱自在な従動側ブレーキピン51が前後に移動
自在に設けられている。
【0033】この従動側ブレーキピン51の先端にはテ
ーパ面51Aが形成されており、前記従動側切欠部49
にも従動側ブレーキピン51のテーパ面51Aに嵌合す
るテーパ面49Aが形成されている。この従動側ブレー
キピン51は常時前記従動側切欠部49に係合するよう
にスプリング等の付勢手段52により付勢されている。
【0034】一方、タレットパンチプレス1のフレーム
(上フレーム5および下フレーム7)に固定された回転
伝達装置本体53には駆動装置23の連結軸25にプー
リ27を介して回転駆動される駆動軸55が軸承されて
いる。この駆動軸55の先端部にはスプライン溝穴57
が設けられており、このスプライン溝穴57に嵌合する
スプライン軸部59を後端側に備えた可動連結軸61が
前記駆動軸55のスプライン溝穴57に装着されてい
る。
【0035】前記可動連結軸61の先端側は可動連結ブ
ロック63に軸承されており、可動連結軸61の先端に
はオルダム継手43の従動側継手45に係合するオルダ
ム継手43の駆動側継手65が設けられている。この駆
動側継手65の後端部の外周には図1及び図3に示され
ているように駆動側フランジ67が設けられており、こ
の駆動側フランジ67の一部には半円状の駆動側切欠部
69が形成されている。
【0036】また、前記可動連結ブロック63は回転伝
達装置本体53に固定されたエアシリンダ71(流体シ
リンダ)のピストンロッド73の先端に固定されてお
り、エアシリンダ71の作動により前後に移動自在に設
けられている。
【0037】さらに、前記可動連結ブロック63の前端
にはタレット側の従動側ブレーキピン51の後端に突当
て可能な横断面L字形状をなすプッシャ75が設けられ
ており、このプッシャ75の後端面には前述したオルダ
ム継手43の駆動側継手65の駆動側切欠部69に嵌脱
自在な駆動側ブレーキピン77が突設されている。この
駆動側ブレーキピン77の先端にはテーパ面77Aが形
成されており、駆動側切欠部69にも駆動側ブレーキピ
ン77のテーパ面77Aに嵌合するテーパ面69Aが形
成されている。
【0038】なお、前記駆動側ブレーキピン77は常時
は前記駆動側切欠部69に係合されているが、エアシリ
ンダ71のピストンロッド73が前進してオルダム継手
43の駆動側継手65が従動側継手45に係合して停止
した後に、さらにエアシリンダ71が前進するときにこ
のエアシリンダ71の駆動により前記プッシャ75のみ
が前進して駆動側ブレーキピン77が駆動側切欠部69
から外れるように構成されている。
【0039】例えば、前記プッシャ75は可動連結ブロ
ック63に前後方向(図1において左右方向)に移動自
在に支持されており、且つ常時は前記駆動側ブレーキピ
ン77が前記駆動側切欠部69に係合すべくスプリング
等の付勢手段で図1において右方向に付勢されている。
しかも、前記プッシャ75は可動連結ブロック63内で
エアシリンダ71のピストンロッド73の先端で前方に
押圧されるように構成されている。
【0040】上記構成により、金型回転伝達装置29の
エアシリンダ71が後退位置にあるとき、プッシャ75
は例えば付勢手段により後退されて駆動側ブレーキピン
77が駆動側切欠部69に係合している状態にある。エ
アシリンダ71を作動させることにより可動連結ブロッ
ク63が前進してもオルダム継手43の駆動側継手65
が従動側継手45に係合するまではプッシャ75は付勢
手段により後退位置にある。
【0041】しかし、オルダム継手43の駆動側継手6
5が従動側継手45に係合して停止した後に、さらにエ
アシリンダ71のピストンロッド73が前進するときに
このエアシリンダ71の作動により前記付勢手段の付勢
力に抗して前記プッシャ75のみが前進して駆動側ブレ
ーキピン77が駆動側切欠部69から外れて駆動側継手
65のブレーキが解放されると同時に、前記プッシャ7
5の先端が従動側ブレーキピン51の先端に突き当たっ
てを押圧し、この押圧された従動側ブレーキピン51は
従動側継手45の従動側切欠部49から外れて従動側継
手45が解放される。
【0042】このとき、従動側ブレーキピン51の先端
のテーパ面51Aと従動側切欠部49のテーパ面51A
との係合状態、並びに駆動側ブレーキピン77の先端の
テーパ面51Aと駆動側切欠部69のテーパ面51Aと
の係合状態にはガタがないので、金型回転伝達装置29
をクラッチ入りするときはオルダム継手43の駆動側継
手65にずれが生じることなく前進して従動側継手45
に確実に係合されるので、駆動軸55の回転は従動軸3
5に確実に伝達される。
【0043】この後、駆動装置25が駆動されることに
より駆動軸55の回転が従動軸35に伝達され、この従
動軸35の回転はウォーム37を介してウォームホイー
ル39に伝達されるから回転パンチ17A(,17B)
及び回転ダイ19A(,19B)からなる回転金型が回
転されることとなる。回転金型が所望の位置まで回転さ
れた後に、駆動装置25の駆動が停止される。
【0044】前記金型回転伝達装置29のクラッチ入り
の状態を解除する場合は、エアシリンダ71のピストン
ロッド73が後退して例えば付勢手段の付勢力によりプ
ッシャ75のみが後退するので従動側ブレーキピン51
が付勢手段52の付勢力により後退して従動側継手45
の従動側切欠部49に係合して従動側継手45にブレー
キをかけると同時に、前記プッシャ75のみの後退に伴
って駆動側ブレーキピン77が駆動側継手65の駆動側
切欠部69に係合して可動連結軸61にブレーキがかか
る。
【0045】このとき、従動側ブレーキピン51の先端
にテーパ面51Aが設けられているので従動側切欠部4
9のテーパ面49Aに係合し易いものであり、係合した
後はガタがない。同様に、駆動側ブレーキピン77の先
端のテーパ面77Aも駆動側切欠部69のテーパ面69
Aに係合し易いものであり、係合した後はガタがない。
【0046】ピストンロッド73がさらに後退すること
により、可動連結ブロック63が後退しオルダム継手4
3の駆動側継手65が前記従動側継手45との係合状態
から解放される。
【0047】なお、この発明は前述した実施の形態の例
に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりそ
の他の態様で実施し得るものである。
【0048】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、金型回転伝達
装置の流体シリンダが後退位置にあるとき、駆動側ブレ
ーキピンと駆動側切欠部、並びに従動側ブレーキピンと
従動側切欠部はそれぞれ係合している。流体シリンダを
作動して可動連結ブロックが前進して連結継手の駆動側
継手が従動側継手に係合する。流体シリンダをさらに前
進するときにプッシャのみを前進するので駆動側ブレー
キピンが駆動側切欠部から外れてブレーキ状態を解除で
きると同時に、前記プッシャが従動側ブレーキピンの後
端を押圧し、この従動側ブレーキピンが従動側継手の従
動側切欠部から外れてブレーキ状態を解除できる。
【0049】従動側ブレーキピンと従動側切欠部との係
合状態、および駆動側ブレーキピンと駆動側切欠部との
係合状態にはガタがないので、金型回転伝達装置をクラ
ッチ入りするときは連結継手の駆動側継手を従動側継手
に確実に係合できるので、駆動軸の回転を従動軸に確実
に伝達できる。
【0050】請求項2の発明によれば、従動側ブレーキ
ピンの先端のテーパ面は従動側切欠部のテーパ面に係合
し易いものであり、係合した後はガタがない。同様に、
駆動側ブレーキピンの先端のテーパ面は駆動側切欠部の
テーパ面に係合し易いものであり、係合した後はガタが
ないので、連結継手の駆動側継手を従動側継手に確実に
係合できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、金型回転伝
達装置の平面図である。
【図2】図1の矢視II−II線の従動側継手の従動側
フランジを示すものである。
【図3】図1の矢視III−III線の駆動側継手の駆
動側フランジを示すものである。
【図4】本発明の実施の形態の例として用いられるタレ
ットパンチプレスの側面図である。
【図5】図4のタレットを含む要部平面図である。
【図6】従来例の金型回転伝達装置の平面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 5 上フレーム 7 下フレーム 9 上部タレット 11 下部タレット 17A,17B 回転パンチ 19A,19B 回転ダイ 23 駆動装置 29 金型回転伝達装置 29A 端部(金型回転伝達装置29の) 33 流体シリンダ 35 従動軸 37 ウォーム(駆動部) 39 ウォームホイール(駆動部) 43 オルダム継手 45 従動側継手 47 従動側フランジ 49 従動側切欠部 49A テーパ面 51 従動側ブレーキピン 51A テーパ面 53 回転伝達装置本体 55 駆動軸 57 スプライン溝穴 59 スプライン軸部 61 可動連結軸 63 可動連結ブロック 65 駆動側継手 67 駆動側フランジ 69 駆動側切欠部 69A テーパ面 71 エアシリンダ(流体シリンダ) 73 ピストンロッド 75 プッシャ 77 駆動側ブレーキピン 77A テーパ面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパンチを配設すると共に上部フレ
    ームに回転自在に支承された上部タレットと、前記パン
    チと対応する複数のダイを配設すると共に下部フレーム
    に回転自在に支承された下部タレットとを備え、前記上
    部タレットと下部タレット内の前記複数のパンチとダイ
    のうち、相対向したパンチとダイにそれぞれパンチとダ
    イを回転するための駆動部を備えた回転金型ホルダを設
    け、これらの各回転金型ホルダ内の駆動部の従動軸と駆
    動装置で駆動される駆動軸とをクラッチ機構を備えた金
    型回転伝達装置を介して連結してなるパンチプレスにお
    いて、 前記従動軸に従動側フランジを外周に備えた従動側継手
    を設け、前記従動側フランジに設けた従動側切欠部に従
    動側ブレーキピンを前後に嵌脱自在に設けると共に前記
    従動側ブレーキピンを常時前記従動側切欠部へ嵌合する
    方向に付勢する付勢手段を設け、 前記駆動軸の先端に、前後に摺動自在に設けた可動連結
    軸を可動連結ブロックに軸承すると共にこの可動連結ブ
    ロックを流体シリンダにより前後に移動自在に設け、 前記可動連結軸の先端に前記従動側継手に係脱可能な駆
    動側継手を設け、この駆動側継手の外周に駆動側切欠部
    を備えた駆動側フランジを設け、 前記可動連結ブロックの前部に前記従動側ブレーキピン
    の後端に突当て可能なプッシャを設けると共にこのプッ
    シャの後部に前記駆動側フランジの駆動側切欠部に係合
    する駆動側ブレーキピンを突設し、 前記流体シリンダによる可動連結ブロックとプッシャの
    進退動作と、従動側継手に対する駆動側継手の係脱動作
    と、従動側切欠部に対する従動側ブレーキピンの嵌脱動
    作と、駆動側切欠部対する駆動側ブレーキピンの嵌脱動
    作とを連動するように構成してなることを特徴とするパ
    ンチプレスにおける金型回転伝達装置。
  2. 【請求項2】 前記従動側ブレーキピンの先端と前記従
    動側切欠部、および駆動側ブレーキピンの先端と前記駆
    動側切欠部にそれぞれ、互いに嵌合するテーパ面を形成
    してなることを特徴とする請求項1記載のパンチプレス
    における金型回転伝達装置。
JP17990697A 1997-07-04 1997-07-04 パンチプレスにおける金型回転伝達装置 Pending JPH1128537A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105728550A (zh) * 2016-03-23 2016-07-06 凌云工业股份有限公司 一种转位装卸料冲孔装置

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