JPH11285321A - 作物用自動灌水装置 - Google Patents

作物用自動灌水装置

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JPH11285321A
JPH11285321A JP10856798A JP10856798A JPH11285321A JP H11285321 A JPH11285321 A JP H11285321A JP 10856798 A JP10856798 A JP 10856798A JP 10856798 A JP10856798 A JP 10856798A JP H11285321 A JPH11285321 A JP H11285321A
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JP
Japan
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switching valve
rotating lever
irrigation
lever
valve
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JP10856798A
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Michio Suzuki
三千雄 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作物用自動灌水装置において、レールの左右
各側における畝に選択的に灌水するための左右灌水切換
弁を機械的に作動させる。 【解決手段】 台車(7)における左右灌水切換弁(1
1)の一側傍には支軸(45)を設け、該支軸には該支
軸より左右灌水切換弁の上方又は下方を通って左右灌水
切換弁の他側傍方向に延びる第一回動レバー(47)の
基端(47a)を支持させ、左右灌水切換弁の弁作動軸
(41)には第一連結杆(49)の一端(49a)を固
定し、該第一連結杆の他端(49b)を第一回動レバー
における基端と先端(47b)との中間部に枢着し、レ
ール(5)における両端部の近傍には第一回動レバー当
接体(51)を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作物用自動灌水装
置に関するものであり、例えば温室内においてメロン等
の作物に自動的に灌水するようにした作物用自動灌水装
置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】作物用自動灌水装置としては、作物の畝
に沿ってレールを配設し、該レール上を往復走行する台
車に灌水手段を取り付け、該灌水手段にはレールの左右
各側における畝に選択的に灌水するための左右灌水切換
弁を備えさせてなるものが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記従来の
作物用自動灌水装置は、レールの左右各側における畝に
選択的に灌水するための左右灌水切換弁として電磁弁を
用いているため、電源等を含めてコスト高の謗りを免れ
ない。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような状況に鑑み、
本発明は、レールの左右各側における畝に選択的に灌水
するための左右灌水切換弁を機械的に作動させるように
したものである。即ち、本発明は下記の作物用自動灌水
装置を提供する。
【0005】(1)作物の畝に沿ってレールを配設し、
該レール上を往復走行する台車に灌水手段を取り付け、
該灌水手段にはレールの左右各側における畝に選択的に
灌水するための左右灌水切換弁を備えさせてなる作物用
自動灌水装置において、左右灌水切換弁は弁作動軸を該
左右灌水切換弁より上方又は下方に突出させた状態で配
設し、台車における左右灌水切換弁の一側傍には支軸を
設け、該支軸には該支軸より左右灌水切換弁の上方又は
下方を通って左右灌水切換弁の他側傍方向に延びる第一
回動レバーの基端を該第一回動レバーが水平方向に回動
自在且つ長さ方向に進退可能になるように支持させ、左
右灌水切換弁の弁作動軸には第一連結杆の一端を固定
し、該第一連結杆の他端を第一回動レバーにおける基端
と先端との中間部に枢着し、レールにおける両端部の近
傍には第一回動レバーに当接して該第一回動レバーを水
平方向に回動させるようにした第一回動レバー当接体を
配設したことを特徴とする作物用自動灌水装置(請求項
1)。
【0006】なお、特許請求の範囲を含む本明細書にお
いて「回動レバーにおける基端と先端との中間部」と
は、回動レバーにおける基端と先端との間の部分をいう
ものであり、回動レバーの中央部のみを意味するもので
はない。
【0007】(2)作物の畝に沿ってレールを配設し、
該レール上を往復走行する台車に灌水手段を取り付け、
該灌水手段にはレールの左右各側における畝に選択的に
灌水するための左右灌水切換弁を備えさせてなる作物用
自動灌水装置において、左右灌水切換弁は弁作動軸を該
左右灌水切換弁より上方又は下方に突出させた状態で配
設し、台車における左右灌水切換弁の一側傍には支軸を
設け、該支軸には該支軸より左右灌水切換弁の上方又は
下方を通って左右灌水切換弁の他側傍方向に延びる第一
回動レバーの基端を該第一回動レバーが水平方向に回動
自在且つ長さ方向に進退可能になるように支持させ、左
右灌水切換弁の弁作動軸には第一連結杆の一端を固定
し、該第一連結杆の他端を第一回動レバーにおける基端
と先端との中間部に枢着し、レールにおける両端部の近
傍には第一回動レバーに当接して該第一回動レバーを水
平方向に回動させるようにした第一回動レバー当接体を
配設し、前記灌水手段における左右灌水切換弁の上流に
は水を左右灌水切換弁方向に送るか又は水をドレンとし
て排水するかを選択するための送水排水切換弁を配設
し、該送水排水切換弁は弁作動軸を該送水排水切換弁よ
り上方又は下方に突出させた状態で配設し、該送水排水
切換弁の一側傍には支軸を設け、該支軸には該支軸より
送水排水切換弁の上方又は下方を通って送水排水切換弁
の他側傍方向に延びる第二回動レバーの基端を該第二回
動レバーが水平方向に回動自在且つ長さ方向に進退可能
になるように支持させ、送水排水切換弁の弁作動軸には
第二連結杆の一端を固定し、該第二連結杆の他端を第二
回動レバーにおける基端と先端との中間部に枢着し、レ
ールにおける一端部の近傍には第二回動レバーに当接し
て該第二回動レバーを水平方向に回動させるようにした
第二回動レバー当接体を配設し、台車と第二回動レバー
との間には水平方向に回動した第二回動レバーを元の位
置に戻すための戻しばねを取り付けたことを特徴とする
作物用自動灌水装置(請求項2)。
【0008】(3)作物の畝に沿ってレールを配設し、
該レール上を往復走行する台車に灌水手段を取り付け、
該灌水手段にはレールの左右各側における畝に選択的に
灌水するための左右灌水切換弁を備えさせてなる作物用
自動灌水装置において、左右灌水切換弁は弁作動軸を該
左右灌水切換弁より上方又は下方に突出させた状態で配
設し、台車における左右灌水切換弁の一側傍には支軸を
設け、該支軸には該支軸より左右灌水切換弁の上方又は
下方を通って左右灌水切換弁の他側傍方向に延びる第一
回動レバーの基端を該第一回動レバーが水平方向に回動
自在且つ長さ方向に進退可能になるように支持させ、左
右灌水切換弁の弁作動軸には第一連結杆の一端を固定
し、該第一連結杆の他端を第一回動レバーにおける基端
と先端との中間部に枢着し、レールにおける両端部の近
傍には第一回動レバーに当接して該第一回動レバーを水
平方向に回動させるようにした第一回動レバー当接体を
配設し、前記灌水手段における左右灌水切換弁の上流に
は水を左右灌水切換弁方向に送るか又は水をドレンとし
て排水するかを選択するための送水排水切換弁を配設
し、該送水排水切換弁は弁作動軸を該送水排水切換弁よ
り上方又は下方に突出させ且つ左右灌水切換弁の弁作動
軸と上下に対向させた状態で配設し、第一回動レバーの
基端を支持する前記支軸には該支軸より送水排水切換弁
の上方又は下方を通って送水排水切換弁の他側傍方向に
延びる第二回動レバーの基端を該第二回動レバーが水平
方向に回動自在且つ長さ方向に進退可能になるように支
持させ、送水排水切換弁の弁作動軸には第二連結杆の一
端を固定し、該第二連結杆の他端を第二回動レバーにお
ける基端と先端との中間部に枢着し、台車と第二回動レ
バーとの間には水平方向に回動した回動レバーを元の位
置に戻すための戻しばねを取り付け、第二回動レバーは
一方の第一回動レバー当接体に当接したときにのみ水平
方向に回動するようにしたことを特徴とする作物用自動
灌水装置(請求項3)。
【0009】
【作用】[請求項1の作物用自動灌水装置]作物用自動
灌水装置により作物に灌水する際には、台車をレールに
沿って往復走行させればよい。即ち、台車がレールの一
端に達したときには、台車は適宜の制御手段によりレー
ルの他端方向に戻り、台車がレールの当該他端に達した
ときには、台車は適宜の制御手段によりレールの前記一
端方向に進む。このようにして、台車を必要に応じて一
往復ないし数往復させるのである。
【0010】台車がレールの一端に達したときには、当
該一端の近傍に配設された第一回動レバー当接体が第一
回動レバーに当接し、該第一回動レバーを支軸を回動中
心として水平方向に回動させる。しかるときは、第一回
動レバーと左右灌水切換弁の弁作動軸とを連結する第一
連結杆も同じ水平方向に回動する。しかして、第一連結
杆の前記一端は左右灌水切換弁の弁作動軸に固定されて
いるため、第一連結杆が水平方向に回動すると、左右灌
水切換弁の弁作動軸も水平方向に回動する。その結果、
左右灌水切換弁はレールの一方の側における畝に灌水す
るように切り換る。図8参照。このようにレールの一方
の側における畝に灌水しつつ台車がレール上を進み、レ
ールの他端に達すると、当該他端の近傍に配設された第
一回動レバー当接体が第一回動レバーに当接し、該第一
回動レバーを支軸を回動中心として上記と反対の水平方
向に回動させる。しかるときは、第一回動レバーと左右
灌水切換弁の弁作動軸とを連結する第一連結杆も上記と
反対の水平方向に回動する。しかして、第一連結杆の前
記一端は左右灌水切換弁の弁作動軸に固定されているた
め、第一連結杆が上記と反対の水平方向に回動すると、
左右灌水切換弁の弁作動軸も上記と反対の水平方向に回
動する。その結果、左右灌水切換弁はレールの他方の側
における畝に灌水するように切り換る。図8、図9参
照。このようにレールの他方の側における畝に灌水しつ
つ台車はレール上の前記一端方向に進む。以上の如く、
台車がレール上を一往復することにより、レールの左右
両側の畝が灌水される。
【0011】しかして、第一回動レバーの基端は台車に
おける左右灌水切換弁の一側傍に設けられた支軸に支持
され、該第一回動レバーは該支軸より左右灌水切換弁の
上方又は下方を通って左右灌水切換弁の他側傍方向に延
びるものであり、第一連結杆は一端が左右灌水切換弁の
弁作動軸に固定され、他端が第一回動レバーにおける基
端と先端との中間部に枢着されているため、第一回動レ
バーが僅かな角度(図7における符号a参照)回動する
だけで第一連結杆は左右灌水切換弁の弁作動軸を左右灌
水方向の切換に必要な角度(図7における符号a’参
照)だけ回動する。このとき、角度aは角度a’よりも
小さい。また、第一回動レバーを小さな力で回動させた
ときでも、第一連結杆と左右灌水切換弁の弁作動軸はて
この原理により確実に回動する。即ち、第一回動レバー
を小さな力で僅かな角度だけ水平方向に回動させれば左
右灌水切換弁の弁作動軸は確実に回動し、左右灌水切換
弁は左右灌水方向を確実に切り換える。
【0012】第一連結杆は一端が左右灌水切換弁の弁作
動軸に固定され、他端が第一回動レバーにおける基端と
先端との中間部に枢着されており、左右灌水切換弁は位
置が固定されているため、第一回動レバーが水平方向に
回動する際には、該第一回動レバーは長さ方向に若干進
退する。
【0013】[請求項2の作物用自動灌水装置]請求項
2の作物用自動灌水装置は、上記請求項1について述べ
た左右灌水切換弁を備えている他、更に水を左右灌水切
換弁方向に送るか又は水をドレンとして排水するかを選
択するための送水排水切換弁を備えている。因みに、作
物用自動灌水装置の使用前においては、送水排水切換弁
まで水を送る送水ホース中の残水は夏期等においては高
温になるため、そのままこれを灌水に使用すると作物に
害を与えるおそれがある。また、作物用自動灌水装置の
使用前においては、送水排水切換弁まで水を送る送水ホ
ース中には水垢が溜まることがあり、このような水垢を
含む水を使用すると灌水手段先端のジョロを詰らせるの
みならず作物に害を与えることにもなりかねない。従っ
て、作物用自動灌水装置を使用するに当っては、まず送
水排水切換弁まで水を送る送水ホース中の残水をドレン
として排水する必要がある。
【0014】送水排水切換弁は、レールにおける一端部
の近傍に配設された第二回動レバー当接体が第二回動レ
バーに当接して該第二回動レバーを所定の水平方向に回
動させることにより、弁作動軸が所定の水平方向に回動
して水を左右灌水切換弁方向に送ることなくドレンとし
て排水させる。送水排水切換弁と第二回動レバーとの関
係は前記左右灌水切換弁と第一回動レバーとの関係と同
様である。但し、台車と第二回動レバーとの間には水平
方向に回動した第二回動レバーを元の位置に戻すための
戻しばねが取り付けられているため、第二回動レバーは
第二回動レバー当接体により所定の水平方向に回動して
排水側に切り換っても、該戻しばねの力により元の位置
(送水側)に戻される。即ち、台車をレールの一端部ま
で動かせば送水排水切換弁まで水を送る送水ホース中の
残水はドレンとして排水されるが、台車がレールの当該
一端部から離れる動きに伴って第二回動レバーが第二回
動レバー当接体から離れたときには、第二回動レバーは
戻しばねの力により元の位置に戻り、送水排水切換弁の
弁作動軸も元の位置に戻るため、排水は停止され、水は
左右灌水切換弁方向に送られる。レールにおける他端部
側には第二回動レバー当接体を配設する必要はない。
【0015】[請求項3の作物用自動灌水装置]請求項
3の作物用自動灌水装置においては、左右灌水切換弁と
送水排水切換弁は上下に対向した状態で配設され、左右
灌水切換弁の第一回動レバーと送水排水切換弁の第二回
動レバーは上下に位置を合わせた状態でそれぞれの基端
を同一の支軸に支持させている。その他の点において
は、請求項3の作物用自動灌水装置は請求項2の作物用
自動灌水装置と同様に作用する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。本発明による作物用自動灌水装
置は、作物1の畝3、3に沿ってレール5、5を配設
し、該レール5、5上を往復走行する台車7に灌水手段
9を取り付け、該灌水手段9にはレール5、5の左右各
側における畝3、3に選択的に灌水するための左右灌水
切換弁11を備えさせてなる点においては、前記従来の
作物用自動灌水装置と同様である。台車7は各レール5
に対応する車輪13を備えている。灌水手段9は左右灌
水切換弁11から左右各側における畝3、3に灌水する
ための送水管15、15を備えており、各送水管15は
先端にジョロないしノズル17を備えている。符号19
に示すものは左右灌水切換弁11に水を送る送水管であ
る。
【0017】台車7は、一例として図3に示すように張
設されたワイヤ21を介してモータ23によりレール
5、5上を往復走行する。符号25、27、29、3
1、33に示すものはワイヤ21を張設するためのプー
リーである。台車7がレール5、5の端部に達したとき
には、リミットスイッチ等の適宜の制御手段によりモー
タ23が停止し、逆転する。
【0018】次に、本発明における左右灌水切換弁11
の機械的な切換手段について説明する。左右灌水切換弁
11は弁作動軸41を該左右灌水切換弁11より上方又
は下方に突出させた状態で配設する。符号43に示すも
のは弁作動軸41に付設された回動ストッパーである。
台車7における左右灌水切換弁11の一側傍には支軸4
5を設ける。図示の事例においては、後述の送水排水切
換弁より左右灌水切換弁11に至る送水管を支軸45と
して利用している。該支軸45には該支軸45より左右
灌水切換弁11の上方又は下方を通って左右灌水切換弁
11の他側傍方向に延びる第一回動レバー47の基端4
7aを該第一回動レバー47が水平方向に回動自在且つ
長さ方向に進退可能になるように支持させる。第一回動
レバー47の基端47aを該第一回動レバー47が水平
方向に回動自在且つ長さ方向に進退可能になるように支
軸45に支持させるために、図示の事例においては、第
一回動レバー47の基端47aに第一回動レバー47の
長さ方向の長穴又は長切欠48を形成し、該長穴又は長
切欠48に支軸45を遊嵌している。左右灌水切換弁1
1の弁作動軸41には第一連結杆49の一端49aを固
定し、該第一連結杆49の他端49bを第一回動レバー
47における基端47aと先端47bとの中間部に枢着
する。レール5、5における両端部の近傍には第一回動
レバー47に当接して該第一回動レバー47を水平方向
に回動させるようにした第一回動レバー当接体51を配
設する。なお、図7において、第一回動レバー47が角
度aだけ回動したときには、第一連結杆49は左右灌水
切換弁11の弁作動軸41を左右灌水方向の切換に必要
な角度a’だけ回動させる。
【0019】前記灌水手段9における左右灌水切換弁1
1の上流には水を左右灌水切換弁11方向に送るか又は
水をドレンとして排水するかを選択するための送水排水
切換弁53を配設する。送水排水切換弁53は弁作動軸
55を該送水排水切換弁53より上方又は下方に突出さ
せた状態で配設する。符号56に示すものは弁作動軸5
5に付設された回動ストッパーである。送水排水切換弁
53の一側傍には支軸を設ける。図示の事例において
は、送水排水切換弁53の一側傍に設けられる支軸とし
て、前記左右灌水切換弁11の一側傍に設けられた支軸
45を利用している。該支軸45には該支軸45より送
水排水切換弁53の上方又は下方を通って送水排水切換
弁53の他側傍方向に延びる第二回動レバー57の基端
57aを該第二回動レバー57が水平方向に回動自在且
つ長さ方向に進退可能になるように支持させる。第二回
動レバー57の基端57aを該第二回動レバー57が水
平方向に回動自在且つ長さ方向に進退可能になるように
支軸45に支持させるために、図示の事例においては、
第二回動レバー57の基端57aに第二回動レバー57
の長さ方向の長穴又は長切欠58を形成し、該長穴又は
長切欠58に支軸45を遊嵌している。送水排水切換弁
53の弁作動軸55には第二連結杆59の一端59aを
固定し、該第二連結杆59の他端59bを第二回動レバ
ー57における基端57aと先端57bとの中間部に枢
着する。レール5、5における一端部の近傍には第二回
動レバー57に当接して該第二回動レバー57を水平方
向に回動させるようにした第二回動レバー当接体を配設
する。図示の事例においては、この第二回動レバー当接
体として前記第一回動レバー当接体51を利用してい
る。台車7と第二回動レバー57との間には水平方向に
回動した第二回動レバー57を元の位置に戻すための戻
しばね61を取り付ける。なお、図6において、第二回
動レバー57が角度bだけ回動したときには、第二連結
杆59は送水排水切換弁53の弁作動軸55を送水排水
の切換に必要な角度b’だけ回動させる。
【0020】図示の事例においては、左右灌水切換弁1
1と送水排水切換弁53は上下に対向した状態で配設さ
れ、左右灌水切換弁11の第一回動レバー47と送水排
水切換弁53の第二回動レバー57は上下に位置を合わ
せた状態でそれぞれの基端47a、57aを同一の支軸
45に支持させている。
【0021】即ち、送水排水切換弁53は弁作動軸55
を該送水排水切換弁53より上方又は下方に突出させ且
つ左右灌水切換弁11の弁作動軸41と上下に対向させ
た状態で配設する。第一回動レバー47の基端47aを
支持する前記支軸45には該支軸45より送水排水切換
弁11の上方又は下方を通って送水排水切換弁11の他
側傍方向に延びる第二回動レバー57の基端57aを該
第二回動レバー57が水平方向に回動自在且つ長さ方向
に進退可能になるように支持させる。また、第二回動レ
バー57は一方の第一回動レバー当接体51に当接した
ときにのみ水平方向に回動するようになす。
【0022】
【発明の効果】[請求項1の作物用自動灌水装置]請求
項1の作物用自動灌水装置においては、レールの左右各
側における畝に選択的に灌水するための左右灌水切換弁
を機械的に作動させるようにしたため、左右灌水切換弁
とその作動手段は安価なものとなる。また、第一回動レ
バーを小さな力で僅かな角度だけ水平方向に回動させれ
ば左右灌水切換弁の弁作動軸は確実に回動し、左右灌水
切換弁は左右灌水方向を確実に切り換える。従って、左
右灌水切換弁に左右灌水方向を切り換えさせるために必
要な台車の走行距離は極めて短いため、左右灌水方向の
切換時において灌水を停止したまま台車が走行する距離
は極めて短い。換言すれば、レールの両端部における作
物にも十分に灌水することが可能となる。
【0023】[請求項2の作物用自動灌水装置]請求項
2の作物用自動灌水装置は、上記左右灌水切換弁を備え
ている他、更に水を左右灌水切換弁方向に送るか又は水
をドレンとして排水するかを選択するための送水排水切
換弁を備えている。従って、従って、作物用自動灌水装
置を使用する前に、灌水手段先端のジョロを詰らせる原
因となるのみならず作物に害を与えるおそれのある送水
ホース中の残水をドレンとして排水することができる。
しかも、送水排水切換弁は、左右灌水切換弁と同様に、
機械的に作動させるようにしたため、送水排水切換弁と
その作動手段は安価なものとなる。また、第二回動レバ
ーを小さな力で僅かな角度だけ水平方向に回動させれば
送水排水切換弁の弁作動軸は確実に回動し、送水排水切
換弁は排水側に確実に切り換わる。しかも第二回動レバ
ーは戻しばねの力により直ちに元の位置に戻るため送水
排水切換弁も直ちに元の位置(送水)に戻る。従って、
ドレンの排水も迅速且つ容易に行なうことができる。
【0024】[請求項3の作物用自動灌水装置]請求項
3の作物用自動灌水装置は、左右灌水切換弁と送水排水
切換弁とを上下に対向させた状態で配設し、左右灌水切
換弁の第一回動レバーと送水排水切換弁の第二回動レバ
ーを上下に位置を合わせた状態でそれぞれの基端を同一
の支軸に支持させることにより構造を簡単にしたもので
あり、上記請求項2の作物用自動灌水装置と同様の効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による作物用自動灌水装置の一例を示す
正面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上作物用自動灌水装置における台車の駆動手
段の一例を示す説明図である。
【図4】第一回動レバー、第二回動レバー等を省略し、
管類、左右灌水切換弁、送水排水切換弁等を示す斜視図
である。
【図5】図4のV−V線における断面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】図5のVII−VII線における断面図であ
る。
【図8】第一回動レバーと第二回動レバーの動きを示す
説明図である。
【図9】第一回動レバーと第二回動レバーの動きを示す
別の説明図である。
【符号の説明】
1 作物 3 畝 5 レール 7 台車 9 灌水手段 11 左右灌水切換弁 13 車輪 15 送水管 17 ジョロないしノズル 19 送水管 21 ワイヤ 23 モータ 25 プーリー 27 プーリー 29 プーリー 31 プーリー 33 プーリー 41 弁作動軸 43 回動ストッパー 45 支軸 47 第一回動レバー 47a 基端 47b 先端 48 長穴又は長切欠 49 第一連結杆 49a 一端 49b 他端 51 第一回動レバー当接体 53 送水排水切換弁 55 弁作動軸 56 回動ストッパー 57 第二回動レバー 57a 基端 57b 先端 58 長穴又は長切欠 59 第二連結杆 59a 一端 59b 他端 61 戻しばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作物の畝に沿ってレールを配設し、該レ
    ール上を往復走行する台車に灌水手段を取り付け、該灌
    水手段にはレールの左右各側における畝に選択的に灌水
    するための左右灌水切換弁を備えさせてなる作物用自動
    灌水装置において、 左右灌水切換弁は弁作動軸を該左右灌水切換弁より上方
    又は下方に突出させた状態で配設し、台車における左右
    灌水切換弁の一側傍には支軸を設け、該支軸には該支軸
    より左右灌水切換弁の上方又は下方を通って左右灌水切
    換弁の他側傍方向に延びる第一回動レバーの基端を該第
    一回動レバーが水平方向に回動自在且つ長さ方向に進退
    可能になるように支持させ、左右灌水切換弁の弁作動軸
    には第一連結杆の一端を固定し、該第一連結杆の他端を
    第一回動レバーにおける基端と先端との中間部に枢着
    し、レールにおける両端部の近傍には第一回動レバーに
    当接して該第一回動レバーを水平方向に回動させるよう
    にした第一回動レバー当接体を配設したことを特徴とす
    る作物用自動灌水装置。
  2. 【請求項2】 作物の畝に沿ってレールを配設し、該レ
    ール上を往復走行する台車に灌水手段を取り付け、該灌
    水手段にはレールの左右各側における畝に選択的に灌水
    するための左右灌水切換弁を備えさせてなる作物用自動
    灌水装置において、 左右灌水切換弁は弁作動軸を該左右灌水切換弁より上方
    又は下方に突出させた状態で配設し、台車における左右
    灌水切換弁の一側傍には支軸を設け、該支軸には該支軸
    より左右灌水切換弁の上方又は下方を通って左右灌水切
    換弁の他側傍方向に延びる第一回動レバーの基端を該第
    一回動レバーが水平方向に回動自在且つ長さ方向に進退
    可能になるように支持させ、左右灌水切換弁の弁作動軸
    には第一連結杆の一端を固定し、該第一連結杆の他端を
    第一回動レバーにおける基端と先端との中間部に枢着
    し、レールにおける両端部の近傍には第一回動レバーに
    当接して該第一回動レバーを水平方向に回動させるよう
    にした第一回動レバー当接体を配設し、 前記灌水手段における左右灌水切換弁の上流には水を左
    右灌水切換弁方向に送るか又は水をドレンとして排水す
    るかを選択するための送水排水切換弁を配設し、該送水
    排水切換弁は弁作動軸を該送水排水切換弁より上方又は
    下方に突出させた状態で配設し、該送水排水切換弁の一
    側傍には支軸を設け、該支軸には該支軸より送水排水切
    換弁の上方又は下方を通って送水排水切換弁の他側傍方
    向に延びる第二回動レバーの基端を該第二回動レバーが
    水平方向に回動自在且つ長さ方向に進退可能になるよう
    に支持させ、送水排水切換弁の弁作動軸には第二連結杆
    の一端を固定し、該第二連結杆の他端を第二回動レバー
    における基端と先端との中間部に枢着し、レールにおけ
    る一端部の近傍には第二回動レバーに当接して該第二回
    動レバーを水平方向に回動させるようにした第二回動レ
    バー当接体を配設し、台車と第二回動レバーとの間には
    水平方向に回動した第二回動レバーを元の位置に戻すた
    めの戻しばねを取り付けたことを特徴とする作物用自動
    灌水装置。
  3. 【請求項3】 作物の畝に沿ってレールを配設し、該レ
    ール上を往復走行する台車に灌水手段を取り付け、該灌
    水手段にはレールの左右各側における畝に選択的に灌水
    するための左右灌水切換弁を備えさせてなる作物用自動
    灌水装置において、 左右灌水切換弁は弁作動軸を該左右灌水切換弁より上方
    又は下方に突出させた状態で配設し、台車における左右
    灌水切換弁の一側傍には支軸を設け、該支軸には該支軸
    より左右灌水切換弁の上方又は下方を通って左右灌水切
    換弁の他側傍方向に延びる第一回動レバーの基端を該第
    一回動レバーが水平方向に回動自在且つ長さ方向に進退
    可能になるように支持させ、左右灌水切換弁の弁作動軸
    には第一連結杆の一端を固定し、該第一連結杆の他端を
    第一回動レバーにおける基端と先端との中間部に枢着
    し、レールにおける両端部の近傍には第一回動レバーに
    当接して該第一回動レバーを水平方向に回動させるよう
    にした第一回動レバー当接体を配設し、 前記灌水手段における左右灌水切換弁の上流には水を左
    右灌水切換弁方向に送るか又は水をドレンとして排水す
    るかを選択するための送水排水切換弁を配設し、該送水
    排水切換弁は弁作動軸を該送水排水切換弁より上方又は
    下方に突出させ且つ左右灌水切換弁の弁作動軸と上下に
    対向させた状態で配設し、第一回動レバーの基端を支持
    する前記支軸には該支軸より送水排水切換弁の上方又は
    下方を通って送水排水切換弁の他側傍方向に延びる第二
    回動レバーの基端を該第二回動レバーが水平方向に回動
    自在且つ長さ方向に進退可能になるように支持させ、送
    水排水切換弁の弁作動軸には第二連結杆の一端を固定
    し、該第二連結杆の他端を第二回動レバーにおける基端
    と先端との中間部に枢着し、台車と第二回動レバーとの
    間には水平方向に回動した回動レバーを元の位置に戻す
    ための戻しばねを取り付け、第二回動レバーは一方の第
    一回動レバー当接体に当接したときにのみ水平方向に回
    動するようにしたことを特徴とする作物用自動灌水装
    置。
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