JPH11285271A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH11285271A
JPH11285271A JP10079920A JP7992098A JPH11285271A JP H11285271 A JPH11285271 A JP H11285271A JP 10079920 A JP10079920 A JP 10079920A JP 7992098 A JP7992098 A JP 7992098A JP H11285271 A JPH11285271 A JP H11285271A
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Hiroshi Niihori
博市 新堀
Tsutomu Shiomi
務 塩見
Takeshi Kamoi
武志 鴨井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】商用交流電源を入力として入力電流の高調波を
抑制しながら低周波矩形波を出力する電源装置におい
て、負荷にHIDランプを使用する場合における無負荷
2次電圧の制御手段を提供する。 【解決手段】チョッパ回路により交流電源ACからの入
力歪みを改善するとともに、負荷回路には交流電源AC
に同期した低周波出力を供給するインバータ回路を備
え、複数の電力変換を行うスイッチング回路がスイッチ
ング素子Q1,Q2を共用する電源装置において、定常
時の負荷状態よりもインピーダンスの高い無負荷状態の
ときに、スイッチング素子の駆動期間の長さあるいは駆
動期間の比率を出力電圧Vo2が所定値となるように変
化させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は商用交流電源を入力
として入力電流の高調波を抑制しながら低周波矩形波を
出力する電源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の電源装置の回路図であ
る。この電源装置では、スイッチング素子Q1,Q2の
直列回路と、スイッチング素子Q3,Q4の直列回路
と、ダイオ―ドD5,D6の直列回路とが、電解コンデ
ンサC1の両端間に並列に接続されている。スイッチン
グ素子Q1,Q2の接続点とスイッチング素子Q3,Q
4の接続点との間にはインダクタL2と負荷回路Zの直
列回路が接続されており、ダイオードD5,D6の接続
点とスイッチング素子Q1,Q2の接続点との間には交
流電源ACとインダクタL1の直列回路が接続されてい
る。なお、各スイッチング素子Q1〜Q4は逆並列のダ
イオ一ドD1〜D4をそれぞれ備えている。
【0003】まず、この回路の動作の―例を、以下に示
す。入力の交流電源ACのダイオードD5,D6の接続
点側が正極性の場合、図11(a)に示すように、スイ
ッチング素子Q2及びQ3がON、スイッチング素子Q
1及びQ4がOFFの期間(図12(a)参照)と、ス
イッチング素子Q1及びQ3がON、スイッチング素子
Q2及びQ4がOFFの期間(図12(b)参照)と、
すべてのスイッチング素子がOFFの期間(図12
(c)参照)が順にあり、それらを周期的に繰り返すよ
うに動作する。
【0004】また、入力の交流電源ACのダイオ―ドD
5,D6の接続点側が負極性の場合、図11(b)に示
すように、スイッチング素子Q1及びQ4がON、スイ
ッチング素子Q2及びQ3がOFFの期間(図13
(a)参照)と、スイッチング素子Q2及びQ4がO
N、スイッチング素子Q1及びQ3がOFFの期間(図
13(b)参照)と、すべてのスイッチング素子がOF
Fの期間(図13(c)参照)が順にあり、それらを周
期的に繰り返すように動作する。以上のごとく回路が動
作することにより、負荷Zには入力の商用周波電源AC
と同期した矩形波状の電圧が印加されるものである。
【0005】そして、兼用されたスイッチング素子Q
1,Q2には2つのル―プの電流が同時に逆向きに流れ
ることで、スイッチング素子に実質的に流れる電流を少
なくして、スイッチング素子の損失を低減し、発熱等を
抑えて、小形且つ低コストの電源装置を提供するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の電源装置によ
り、高輝度放電灯(以下、「HIDランプ」と呼ぶ)を
点灯するための低周波矩形波点灯方式の放電灯点灯装置
を構成する場合について検討する。一般に、HIDラン
プは放電を開始するまでの間は極めてインピーダンスの
高い状態(以下、「無負荷状態」と呼ぶ)である。放電
を開始するには、その無負荷状態において、ランプ印加
電圧に高圧パルス電圧を重畳して放電を開始させる。放
電開始直後は管内の温度が低いため、管内の圧力が低
く、低いインピーダンスの状態(すなわち低ランプ電圧
状態)となり、その放電状態を持続することで、管内の
温度の上昇と共に管内の圧力も高くなり、電気的なイン
ピーダンスも上昇し、安定な点灯状態に移行する。この
ように、HIDランプを安定に始動し、点灯させるため
には、高圧パルスを印加する際に200V乃至400V
程度の電圧を印加した状態を作る必要がある。また、H
IDランプは放電の安定化のためにコンデンサを等価的
に並列接続し、電流の高周波成分をバイパスさせて放電
灯に高周波電流が流れないようにする必要がある。これ
は音響的共鳴現象を発生させないためである。
【0007】以上のようなHIDランプを負荷として使
用する場合の始動時の動作等について従来例では考慮さ
れていない。また、電源電圧と無負荷状態でランプに印
加する電圧と平滑コンデンサC1に蓄積される電圧とを
最適な関係に制御することも必要である。例えば、無負
荷状態で300Vの電圧をランプに印加する場合、電源
電圧がAC200Vであれば、昇圧作用により平滑コン
デンサC1の電圧が400V以上となり得るが、無負荷
電圧300Vを維持しながら極力平滑コンデンサの電圧
を下げるよう動作させる方が良い等、これらの電圧関係
を最適に調整する手段に関して従来例では考慮されてい
ない。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、商用交流電源を入
力として入力電流の高調波を抑制しながら低周波矩形波
を出力する電源装置において、負荷にHIDランプを使
用する場合における無負荷2次電圧の制御手段を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電源装置の主回
路構成は、図10の従来例と同等である。ただし、図1
0の負荷Zとしてランプ負荷LDとコンデンサC2の並
列回路が接続されている。C1は平滑コンデンサであ
る。無負荷状態での各スイッチング素子Q1〜Q4の動
作は、従来例と基本的に同じである(図11〜図1
3)。各スイッチング素子Q1〜Q4はMOSFETよ
りなり、それぞれ逆方向ダイオードを内蔵している。
【0010】無負荷状態のとき、平滑コンデンサC1の
両端電圧をVce、負荷の両端電圧をVo2として、商
用交流電源ACの正負何れかの極性において、無負荷2
次電圧Vo2は一定であると考えることが出来る。各ス
イッチング素子Q1〜Q4の動作により、平滑コンデン
サC1から負荷にはインダクタL2を介して電流が流れ
るが、無負荷2次電圧Vo2が一定であるとの仮定のも
とでは1スイッチングサイクル中で負荷に流れる電流の
平均値は0でなければならない(もし、負荷に流れる電
流の平均値が0でなければ無負荷2次電圧Vo2は増加
あるいは減少する)。
【0011】これを図9により説明すると、例えば、図
9(a)の期間でインダクタL2に流れる電流は、(V
ce−Vo2)/L2の傾斜で上昇し、期間t1でピー
ク値に達する。次に図9(b)の期間には、前記ピーク
値から−Vo2/L2の傾きで減少し、期間t2で前記
ピーク値と逆極性で絶対値が同じピーク値になる。図9
(c)の期間では、(Vce−Vo2)/L2の傾きで
上昇し、やがて電流は0に達する。従って、インダクタ
L2に流れる電流は正負対称となり平均値は略0にな
る。
【0012】図9(a),(b)の期間を時比率(デュ
ーティ)で表すとそれぞれd1=t1/T、d2=t2
/Tである。無負荷時では負荷での電力消費が無く、も
し理想回路を考えれば回路損失は0であるから、平滑コ
ンデンサC1の電圧Vceは回路動作の如何に関わらず
変化しないので、d2=0でよい(交流電源ACから電
力供給を受けない)が、現実的には回路中に電流が流れ
るので平滑コンデンサC1の電圧Vceは減少しようと
するため、d2>0であり、回路損失を補う電力を交流
電源ACから供給するように働く。
【0013】上述の図9(d)の無負荷時のインダクタ
L2の電流から、デューティd2の丁度半分のところで
インダクタL2の電流が一度0に達することが特徴であ
ると言える。従って、これを式で表現すると、 (Vce−Vo2)×d1=Vo2×d2/2 となり、これをVo2について解いて、 Vo2=Vce/(d2/2d1+1) となる。
【0014】本発明は上式で表現されるような無負荷2
次電圧Vo2と平滑コンデンサCの電圧Vce及びデュ
ーティd2、d1の関係に着目しものであり、平滑コン
デンサCの電圧Vceと無負荷2次電圧Vo2の関係を
任意に調整することを可能とするものである。以下、実
施例で説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1及び図2に本発
明の実施例1の回路構成を示す。図1に示す主回路の構
成は図10の従来例と同等である。この電源装置では、
スイッチング素子Q1,Q2の直列回路と、スイッチン
グ素子Q3,Q4の直列回路と、ダイオ―ドD5,D6
の直列回路とが、電解コンデンサC1の両端間に並列に
接続されている。スイッチング素子Q1,Q2の接続点
とスイッチング素子Q3,Q4の接続点との間には負荷
回路(放電灯負荷LDとコンデンサC2の並列回路)と
インダクタL2との直列回路が接続されており、ダイオ
ードD5,D6の接続点とスイッチング素子Q1,Q2
の接続点との間には交流電源ACとインダクタL1の直
列回路が接続されている。なお、各スイッチング素子Q
1〜Q4はMOSFETよりなり、それぞれ逆並列のダ
イオ一ドを内蔵している。
【0016】商用交流電源ACの両端には、電源極性を
検出するための極性検出器1が接続されている。コンデ
ンサC2の両端には、負荷電圧Vo2の絶対値を検出す
る負荷電圧検出器2が接続されている。各スイッチング
素子Q1,Q2,Q3,Q4には、駆動回路drv1,
drv2,drv3,drv4から駆動信号が入力され
ている。各駆動回路drv1,drv2,drv3,d
rv4には、図2に示す制御回路から供給されるd1、
d2、d12のタイミング信号が信号分配器3により交
流電源ACの極性に応じて分配されて供給される。
【0017】図2は本実施例の制御回路の構成を示して
いる。この制御回路は、PWM制御器4と誤差増幅器E
A、単安定マルチバイブレータMM及び論理和回路OR
を有している。まず、PWM制御器4について説明する
と、トランジスタQ5がOFFのとき、コンデンサC3
が定電流源Ioにより充電され、コンデンサC3の電圧
Vrmpは図3に示すように直線的に増加する。コンデ
ンサC3の電圧Vrmpが所定電圧Verrに達する
と、ヒステリシス特性を有するシュミットトリガ素子S
Tによって、トランジスタQ5をONさせる。これによ
り、コンデンサC3は急速に放電される。以上の動作に
より、コンデンサC3の電圧Vrmpは鋸歯状波とな
る。コンデンサC3の電圧Vrmpと所定電圧Verr
を電圧比較器CPで比較し、パルス幅可変のパルス列信
号d1を生成する。この信号d1は、図11(a)のQ
2の駆動信号、図11(b)のQ1の駆動信号となる。
【0018】EAは誤差増幅器であり、負荷電圧検出器
2から出力される負荷電圧Vo2の検出値Vladと目
標値Vrefとを比較し、その差に応じた所定電圧Ve
rrを発生する。MMは単安定マルチバイブレータであ
り、上述のパルス列信号d1の立ち下がりに応じて一定
期間Highレベルの信号d2を発生する。この信号d
2は、図11(a)のQ1の駆動信号、図11(b)の
Q2の駆動信号となる。ORは論理和回路であり、信号
d1とd2を足し合わせて、信号d12を発生させる。
この信号d12は図11(a)のQ3の駆動信号、図1
1(b)のQ4の駆動信号となる。
【0019】このように、実施例1では負荷電圧Vo2
が所定値に対してずれるとその誤差に応じて信号d1の
デューティのみを変化させるように構成されている。前
述の数式によれば、信号d1のデューティが増加すると
負荷電圧Vo2を増加する方向に働くので、負荷電圧V
o2を自動的に所望の値に調整することが出来る。
【0020】(実施例2)図4は本発明の実施例2の動
作説明図であり、上述の実施例1における負荷電圧Vo
2とコンデンサC1の電圧Vceの比率Vo2/Vc
e、すなわち、コンデンサC1の電圧Vceに対する負
荷電圧Vo2の降圧比とデューティd1及びd2の関係
を示している。この図4から明らかなように、デューテ
ィd1が0〜0.2の範囲Aでは降圧比Vo2/Vce
の変化を大きく取れる。したがって、実施例1の動作点
をデューティd1が0乃至0.2付近で動作するように
設定すれば、負荷電圧Vo2の制御幅を大きくすること
が出来る。
【0021】(実施例3)図5及び図6に本発明の実施
例3の回路構成を示す。図5に示す主回路の構成は図1
の実施例1と同等である。本実施例では、負荷電圧Vo
2の絶対値を検出する負荷電圧検出器2に代えて、コン
デンサC1の両端電圧を検出する平滑電圧検出器5が接
続されている。平滑電圧検出器5による検出電圧Vce
dは、誤差増幅器EA2により目標値Vref2との差
に応じた電圧Verr2に変換されて、図6に示す制御
回路に与えられる。
【0022】図6は本実施例の制御回路の構成を示して
いる。この制御回路は、PWM制御器4とd2信号発生
器6及び論理和回路ORを有している。まず、d2信号
発生器6の動作について説明する。PWM制御器4から
出力される信号d1の立ち下がりによって、フリップフ
ロップFFの出力QがHighレベル、出力Q’がLo
wレベルになると、トランジスタQ6がOFFするの
で、コンデンサC4は定電流電源I1により充電され、
その電圧Vrmp2は直線的に増加する。コンデンサC
4の電圧Vrmp2が所定値に達すると、シュミットト
リガ素子ST2によって検出され、フリップフロップF
Fのリセット入力端子Rを一瞬Highレベルにするの
で、フリップフロップFFはリセットされ、出力QがL
owレベル、出力Q’がHighレベルになり、トラン
ジスタQ6がONするので、コンデンサC4は急速に放
電する。この結果、信号d1に従属して発振する三角波
電圧Vrmp2が作製される。この三角波電圧Vrmp
2と誤差電圧Verr2を電圧比較器CP2で比較し、
その比較出力をフリップフロップFFの出力Qと共に論
理積回路ANDに入力して、論理積として信号d2を発
生する。主回路の平滑コンデンサC1の電圧Vceが目
標値Vref2からずれると、誤差電圧Verr2が大
きくなり、信号d2のデューティが大きく変化する。
【0023】実施例1では誤差増幅器EAと負荷電圧検
出器2を用いていたが、本実施例では誤差増幅器EA2
の出力Verr2を抵抗R3,R4で分圧し、誤差電圧
VerrとしてPWM制御器4でPWM変調を行い、信
号d1のデューティを決定するようにしている。
【0024】本実施例は上述の数式に鑑みて信号d1,
d2のデューティの比率が一定であれば、コンデンサC
1の電圧Vceと負荷電圧Vo2の降圧比が一定である
ことに着目したものであり、コンデンサC1の電圧Vc
eを所定値になるように信号d2のデューティを制御す
ることと従属的に信号d1のデューティを、信号d1と
d2のデューティ比が所定値になるように制御すること
によって、負荷電圧Vo2をも一定に保つことを可能と
したものである。
【0025】すなわち、本実施例では、信号d1及びd
2の期間を決定するために、直線的に上昇する電圧Vr
mp,電圧Vrmp2と直流電圧である誤差電圧Ver
r,Verr2を比較するので、信号d1のデューティ
は誤差電圧Verrに、信号d2のデューティは誤差電
圧Verr2に比例する。また、誤差電圧Verrは誤
差電圧Verr2を抵抗分圧するだけで決まるようにし
たので、誤差電圧Verrは誤差電圧Verr2に比例
する。したがって、結果的に信号d1,d2のデューテ
ィは比例する関係になるので、d2/d1のデューティ
比は常に一定に動作するものである。
【0026】例えば、交流電源ACの電圧変動が起こる
と、コンデンサC1の電圧Vceを所定値に保つように
信号d2のデューティが変化するが、同時に信号d1の
デューティが適切に変化して、d2/d1のデューティ
比を所定値に維持するように働く結果、負荷電圧Vo2
も電源変動に関わらず一定に保つことが出来る。
【0027】(実施例4)図8は本発明の実施例4の動
作説明図であり、上述の実施例3における負荷電圧Vo
2とコンデンサC1の電圧Vceの比率Vo2/Vc
e、すなわち、コンデンサC1の電圧Vceに対する負
荷電圧Vo2の降圧比とd2/d1のデューティ比の関
係を示している。この図8から明らかなように、d2/
d1のデューティ比が0〜4の範囲Bでは降圧比Vo2
/Vceの変化を大きく取れる。そこで、本実施例4で
は、実施例3の回路方式において、d2/d1のデュー
ティ比を0乃至4程度に設定するものである。これによ
り、降圧比の選択幅を広げることが可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように、チョッ
パ回路により交流電源からの入力歪みを改善するととも
に負荷回路には交流電源と同期した低周波出力を供給す
るインバータ回路を備え、複数の電力変換を行うスイッ
チング回路がスイッチング素子を共用する構成の電源装
置において、スイッチング素子の駆動期間を無負荷時に
出力電圧が所定値となるように変化させるものであるか
ら、定常負荷時はスイッチング素子に逆向きに2つの電
流ループの電流が流れて、損失を小さくしつつ、負荷が
電力を殆ど消費しない略無負荷時には必要な電圧を負荷
に印加することが出来る。従って、負荷にHIDランプ
を使用した場合に、定常点灯時にも無負荷時にも良好な
動作を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の主回路の構成を示す回路図
である。
【図2】本発明の実施例1の制御回路の構成を示す回路
図である。
【図3】本発明の実施例1の動作説明のための波形図で
ある。
【図4】本発明の実施例2の動作説明図である。
【図5】本発明の実施例3の主回路の構成を示す回路図
である。
【図6】本発明の実施例3の制御回路の構成を示す回路
図である。
【図7】本発明の実施例3の動作説明のための波形図で
ある。
【図8】本発明の実施例4の動作説明図である。
【図9】本発明の電源装置の出力電流の高周波的な変化
を示す波形図である。
【図10】従来例の回路図である。
【図11】従来例のスイッチング素子の駆動信号の波形
図である。
【図12】従来例の電源正極性時のスイッチング動作を
示す回路図である。
【図13】従来例の電源負極性時のスイッチング動作を
示す回路図である。
【符号の説明】
Q1〜Q4 スイッチング素子 D5,D6 ダイオード C1 コンデンサ L1 第1のインダクタ L2 第2のインダクタ AC 交流電源 DL 放電灯負荷

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備え
    る第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致する
    ように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれぞ
    れ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順方
    向が一致するように直列に接続した回路と、逆方向通電
    要素をそれぞれ並列に備える第5及び第6のスイッチン
    グ素子を順方向が一致するように直列に接続した回路と
    を同じ極性でコンデンサと並列に接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第5及び第6のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、交流電源と第1のイン
    ダクタの直列回路を接続し、前記第1及び第2のスイッ
    チング素子の接続点と第3及び第4のスイッチング素子
    の接続点との間に、負荷回路と第2のイングクタの直列
    回路を接続した回路構成を備え、 前記第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子
    は昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路で兼用されてお
    り、定常負荷時においては、昇圧動作時の電流と降圧動
    作時の電流が兼用されている第1及び第2のスイッチン
    グ素子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少なくとも
    生ずるように動作させる制御回路を備え、負荷には入力
    交流電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置であっ
    て、制御回路の作用により、 入力交流電源の第5及び第6のスイッチング素子の接続
    点側の極性が正のときは、第2及び第3のスイッチング
    素子をONし、第1及び第4のスイッチング素子をOF
    Fさせる第1の動作期間の後、第1及び第3のスイッチ
    ング素子をONし、第2及び第4のスイッチング素子を
    OFFさせる第2の動作期間を設け、その後、すべての
    スイッチング素子をOFFさせる第3の動作期間を少な
    くとも含むスイッチング周期の動作を行い、 入力交流電源の第5及び第6のスイッチング素子の接続
    点側の極性が負のときは、第1及び第4のスイッチング
    素子をONし、第2及び第3のスイッチング素子をOF
    Fさせる第4の動作期間の後、第2及び第4のスイッチ
    ング素子をONし、第1及び第3のスイッチング素子を
    OFFさせる第5の動作期間を設け、その後、すべての
    スイッチング素子をOFFさせる第6の動作期間を少な
    くとも含むスイッチング周期の動作を行う電源装置にお
    いて、 少なくとも入力交流電源の第5及び第6のスイッチング
    素子の接続点側の極性が正のときにおける第2及び第3
    のスイッチング素子をONし、第1及び第4のスイッチ
    ング素子をOFFさせる第1の動作期間、及び、入力交
    流電源の第5及び第6のスイッチング素子の接続点側の
    極性が負のときにおける第1及び第4のスイッチング素
    子をONし、第2及び第3のスイッチング素子をOFF
    させる第4の動作期間を無負荷時に出力電圧が所定値と
    なるように変化させることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第4の動作期間が、第1及び
    第4の動作期間の変化に対して、無負荷時の出力電圧と
    コンデンサの両端電圧の比率としての降圧比が大きく変
    化する領域に設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 入力交流電源の第5及び第6のスイッ
    チング素子の接続点側の極性が正のときにおける第1の
    動作期間と第2の動作期間の比率、及び、入力交流電源
    の第5及び第6のスイッチング素子の接続点側の極性が
    負のときにおける第4の動作期間と第5の動作期間の比
    率を、無負荷時には一定になるように制御することを特
    徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 入力交流電源の第5及び第6のスイッ
    チング素子の接続点側の極性が正のときにおける第1の
    動作期間と第2の動作期間の比率、及び、入力交流電源
    の第5及び第6のスイッチング素子の接続点側の極性が
    負のときにおける第4の動作期間と第5の動作期間の比
    率は、該比率の変化に対して、無負荷時の出力電圧とコ
    ンデンサの両端電圧の比率としての降圧比が大きく変化
    する領域に設定されていることを特徴とする請求項3記
    載の電源装置。
  5. 【請求項5】 入力交流電源の第5及び第6のスイッ
    チング素子の接続点側の極性が正のときにおける第1の
    動作期間、及び、入力交流電源の第5及び第6のスイッ
    チング素子の接続点側の極性が負のときにおける第4の
    動作期間は、無負荷時の出力電圧と一定電圧との差電圧
    又はコンデンサの両端電圧と一定電圧との差電圧に応じ
    て制御されることを特徴とする請求項4記載の電源装
    置。
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