JPH11285077A - 車両用情報通信システム - Google Patents

車両用情報通信システム

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JPH11285077A
JPH11285077A JP10087603A JP8760398A JPH11285077A JP H11285077 A JPH11285077 A JP H11285077A JP 10087603 A JP10087603 A JP 10087603A JP 8760398 A JP8760398 A JP 8760398A JP H11285077 A JPH11285077 A JP H11285077A
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JP
Japan
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reply
message
vehicle
communication device
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Application number
JP10087603A
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English (en)
Inventor
Naoki Honda
直記 本多
Toru Takagi
徹 高木
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報センタからメッセージをペー
ジング装置に送信した場合でも、当該メッセージが確実
に受信されたことを送信元で確認することができる車両
用情報通信システムを提供することにある。 【解決手段】 情報センタ3では、車両用通信装置15
にメッセージを送信する場合に、受信確認の返信時期を
指定するための返信時期指定ラベルをメッセージに付加
して送信する。一方、車両用通信装置15では、ページ
ング装置31で受信されるメッセージ及び返信時期指定
ラベルをメッセージ解析部33で解析し、返信時期指定
ラベルに指定された返信時期に応じて、当該メッセージ
の受信確認情報を携帯電話機43で情報センタ3に送信
する。次に、情報センタ3では、車両用通信装置15か
ら返信される当該メッセージを受信したことを表す受信
確認情報をパーソナルコンピュータ21で受信すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報センサからペ
ージャ交換局を介して送信されるメッセージを、車両に
設けられた車両用通信装置に接続されたページング装置
で受信して表示する車両用情報通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用情報通信システムとして
は、送信者又は情報センタからのメッセージをページャ
交換局を経由して発信し、このメッセージを車両に設け
られたページング装置で受信するページングシステムが
実用化されている。従来のページングシステムでは、呼
び出しサービスに加えて、数十文字のメッセージを送信
することも可能になっており、ページング装置で受信し
たメッセージは内部メモリに蓄積され、過去に蓄積され
たメッセージを再表示することもできるように構成され
ている。
【0003】このページング装置へのメッセージ伝送は
小容量のデータを扱うため、携帯電話機を用いて送信す
る場合よりも手軽で低コストであり、一般的に大容量の
伝送は携帯電話機に向き、小容量の伝送はページング装
置に向いているといえる。
【0004】また、ページング装置の一部機種には、パ
ーソナルコンピュータに接続するための端子を持ったも
のや、パーソナルコンピュータ本体に装着できるものも
あり、受信したメッセージをパーソナルコンピュータに
取り込んだり、受信したメッセージを利用してパーソナ
ルコンピュータに機能動作を行わせることも可能であ
る。
【0005】さらに、メッセージを送信する際には、ペ
ージャ交換局からページング装置に対して、1対1、1
対多の対応が可能であり、同一のメッセージを同時に複
数のページング装置に送信することもできる。また、ペ
ージング装置へのサービスは、ページャ交換局から基地
局を介してページング装置へ一方向に送信するため、基
地局からの呼出電波を大出力化することができ、携帯電
話機のサービスエリアに比べて、広い使用エリアを期待
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなページャシステムでは、ページャ交換局から基地局
を介してページング装置へ一方向に送信する通信サービ
スであるため、ページング装置がメッセージを受信した
ことを、情報センタ又はメッセージ送信者が確認するこ
とができないといった基本的な問題があった。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的としては、情報センタからメッセージをページ
ング装置に送信した場合でも、当該メッセージが確実に
受信されたことを送信元で確認することができる車両用
情報通信システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、情報センサからページャ交換
局を介して送信されるメッセージを、車両に設けられた
車両用通信装置に接続されたページング装置で受信して
表示する車両用情報通信システムであって、前記情報セ
ンタは、前記車両用通信装置にメッセージが受信された
場合に、受信確認の返信時期を指定するための返信時期
指定ラベルをメッセージに付加して送信するメッセージ
送信手段と、前記車両用通信装置から返信される当該メ
ッセージを受信したことを表す受信確認情報を受信する
返信情報受信手段とを有し、前記車両用通信装置は、前
記ページング装置で受信されるメッセージ及び返信時期
指定ラベルを解析するメッセージ解析手段と、前記返信
時期指定ラベルに指定された返信時期に応じて、当該メ
ッセージの受信確認情報を前記情報センタに送信する受
信確認情報送信手段とを有することを要旨とする。
【0009】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記情報センタの返信情報受信手段は、前記車
両用通信装置に付与された無線電話番号を予め記憶する
電話番号記憶手段と、発信元から送信される電話番号を
取得する電話番号取得手段とを有し、前記電話番号取得
手段で取得される発信元の電話番号と、前記電話番号記
憶手段に記憶されている電話番号とが一致した場合に
は、前記車両用通信装置に送信したメッセージが受信さ
れたことと判断することを要旨とする。
【0010】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記情報センタの返信情報受信手段は、発信元
から送信される見なし音声データを復調する見なし音声
データ復調手段を有し、前記見なし音声データ復調手段
で見なし音声データが復調された場合には、前記車両用
通信装置からの返信情報として判断することを要旨とす
る。
【0011】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記情報センタの返信情報受信手段は、発信元
から送信されるデジタルデータから所定の返信コードを
抽出するコード抽出手段を有し、前記コード抽出手段で
所定の返信コードを抽出した場合には、前記車両用通信
装置からの返信情報として判断することを要旨とする。
【0012】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記車両用通信装置の受信確認情報送信手段
は、前記返信時期に、返信操作を促すために報知する報
知手段を有することを要旨とする。
【0013】請求項6記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記車両用通信装置の受信確認情報送信手段
は、無線電話回線を介して前記情報センタに受信確認情
報を送信する無線電話機と、前記返信時期指定ラベルに
指定された返信時期に応じて、前記情報センタに無線回
線を介して接続するように前記無線電話機を制御する無
線電話機制御手段とを有することを要旨とする。
【0014】請求項7記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記車両用通信装置の受信確認情報送信手段
は、携帯可能な無線電話機が装置に接続されているか否
かを監視する接続監視手段と、前記無線電話機が装置に
接続されていない場合には、前記無線電話機を装置に接
続するように促すために報知する報知手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0015】請求項8記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記報知手段は、音声メッセージ、画像メッセ
ージ、発光、振動、またはこれらを複合して報知するこ
とを要旨とする。
【0016】請求項9記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記車両用通信装置の受信確認情報送信手段
は、返信情報の送信履歴を記憶する返信履歴記憶手段
と、前記情報センタからの要求に応じて、返信履歴記憶
手段に記憶されている内容を返信することを要旨とす
る。
【0017】請求項10記載の発明は、上記課題を解決
するため、前記車両用通信装置の受信確認情報送信手段
は、車両に搭載されている機器の動作情報を前記受信確
認情報に付加することを要旨とする。
【0018】請求項11記載の発明は、上記課題を解決
するため、前記動作情報は、少なくともナビゲーション
装置、エンジン、エアコン等から出力される動作情報で
あることを要旨とする。
【0019】請求項12記載の発明は、上記課題を解決
するため、前記返信時期指定ラベルは、少なくとも返信
不要、受信後返信、終了後返信、経過返信および条件付
返信等にランク分けされてなることを要旨とする。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、情報セ
ンタでは、車両用通信装置にメッセージを送信する場合
に、受信確認の返信時期を指定するための返信時期指定
ラベルをメッセージに付加して送信する。一方、車両用
通信装置では、ページング装置で受信されるメッセージ
及び返信時期指定ラベルを解析し、返信時期指定ラベル
に指定された返信時期に応じて、当該メッセージの受信
確認情報を情報センタに送信する。次に、情報センタで
は、車両用通信装置から返信される当該メッセージを受
信したことを表す受信確認情報を受信することができる
ので、情報センタからメッセージをページング装置に送
信した場合でも、当該メッセージが確実に受信されたこ
とを送信元で確認することができる。
【0021】また、請求項2記載の本発明によれば、請
求項1記載の車両用情報通信システムにおいて、情報セ
ンタでは、車両用通信装置に付与された無線電話番号を
予め記憶しておき、発信元から送信される電話番号を取
得して予め記憶されている電話番号と一致した場合に
は、車両用通信装置に送信したメッセージが受信された
ことと判断することで、メッセージが確実に受信された
ことを送信元で確認することができる。
【0022】また、請求項3記載の本発明によれば、請
求項1記載の車両用情報通信システムにおいて、情報セ
ンタでは、発信元から送信される見なし音声データを復
調するようにしておき、見なし音声データが復調された
場合には、車両用通信装置からの返信情報として判断す
ることで、メッセージが確実に受信されたことを送信元
で確認することができる。
【0023】また、請求項4記載の本発明によれば、請
求項1記載の車両用情報通信システムにおいて、情報セ
ンタでは、発信元から送信されるデジタルデータから所
定の返信コードを抽出するようにしておき、所定の返信
コードを抽出した場合には、車両用通信装置からの返信
情報として判断することで、メッセージが確実に受信さ
れたことを送信元で確認することができる。
【0024】また、請求項5記載の本発明によれば、請
求項1記載の車両用情報通信システムにおいて、車両用
通信装置では、返信時期に、返信操作を促すために報知
するようにしているので、返信操作を行うことができ
る。
【0025】また、請求項6記載の本発明によれば、請
求項1記載の車両用情報通信システムにおいて、車両用
通信装置では、返信時期指定ラベルに指定された返信時
期に応じて、情報センタに無線回線を介して接続するよ
うに無線電話機を制御して、無線電話回線を介して情報
センタに受信確認情報を送信することで、メッセージが
確実に受信されたことを送信元で確認することができ
る。
【0026】また、請求項7記載の本発明によれば、請
求項6記載の車両用情報通信システムにおいて、車両用
通信装置では、携帯可能な無線電話機が装置に接続され
ているか否かを監視しておき、無線電話機が装置に接続
されていない場合には、無線電話機を装置に接続するよ
うに促すために報知するようにしているので、返信操作
を行うことができる。
【0027】また、請求項8記載の本発明によれば、請
求項5または7記載の車両用情報通信システムにおい
て、車両用通信装置では、音声メッセージ、画像メッセ
ージ、発光、振動、またはこれらを複合して報知するこ
とで、確実に返信操作を行うことができる。
【0028】また、請求項9記載の本発明によれば、請
求項1記載の車両用情報通信システムにおいて、車両用
通信装置では、返信情報の送信履歴を記憶するようにし
ておき、情報センタからの要求に応じて、返信履歴記憶
手段に記憶されている内容を返信することで、例えば無
線回線が通信不良になった場合でも、回線が回復した後
に、返信情報をメッセージの送信元に返送することがで
きるので、メッセージが受信されたことを送信元で確認
することができる。
【0029】また、請求項10記載の本発明によれば、
請求項1記載の車両用情報通信システムにおいて、車両
用通信装置では、車両に搭載されている機器の動作情報
を受信確認情報に付加することで、機器の動作状態をメ
ッセージの送信元で確認することができる。
【0030】また、請求項11記載の本発明によれば、
請求項10記載の車両用情報通信システムにおいて、車
両用通信装置では、少なくともナビゲーション装置、エ
ンジン、エアコン等から出力される動作情報を受信確認
情報に付加することで、機器の動作状態をメッセージの
送信元で確認することができる。
【0031】また、請求項12記載の本発明によれば、
請求項1または6記載の車両用情報通信システムにおい
て、返信時期指定ラベルは、少なくとも返信不要、受信
後返信、終了後返信、経過返信および条件付返信等にラ
ンク分けされてなることで、受信確認の返信時期を指定
するようにしているので、用途に応じて返信時期指定ラ
ベルを利用することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る車両用情報通信システムのシステム構成を示す
図である。
【0033】図1に示すように、公衆網1には、メッセ
ージの送信元である情報センタ3と、公衆網1との接続
や無線電話機間の交換接続及び課金制御等を行う無線電
話交換局5と、公衆網1との接続やページング装置(図
外)へのアクセス制御等を行うページャ交換局7が接続
されている。また、無線電話交換局5には、無線電話機
(図外)の対向局として無線電話機との間で無線信号の
送受信を行う基地局9が接続されている。さらに、ペー
ジャ交換局7には、ページャ交換局7から供給される信
号に応じてページング装置への呼出信号及びメッセージ
を送信する基地局11が接続されている。
【0034】一方、車両13には、情報センタ3から公
衆網1、ページャ交換局7、基地局11を経由して送信
されるメッセージを受信した後に、この受信されたメッ
セージを確認したことを表す受信確認を基地局9、無線
電話交換局5、公衆網1を経由して情報センタ3に返信
する車両用通信装置15が備えられている。
【0035】次に、図2は、情報センタ3に備えられた
パーソナルコンピュータ21を示す図である。図2に示
すように、パーソナルコンピュータ21は、利用者の操
作によりメッセージ内容等を入力するためのキーボード
部23と、電話回線29と接続可能なモデムを内蔵する
パーソナルコンピュータ本体25と、入力されるメッセ
ージ内容等を表示するモニタ27とから構成されてい
る。
【0036】次に、図3は、情報センタ3に備えられた
パーソナルコンピュータ21で編集されるメッセージの
構成を示す図である。同図に示すように、メッセージ
は、例えば「×××××××を本日中に訪問して下さ
い」という本文メッセージに加えて、例えば「N35.18.4
9 E139.38.34」という緯度,経度で表される目的地位
置情報と、「DIS」というナビゲーション装置に対す
るコマンドと、「RQT1」という返信時期指定ラベル
が付加されている。この例では、コマンド「DIS」
は、ナビゲーション装置に「N35.18.49 E139.38.34」
という目的地位置を登録させるためのコマンドである。
また、「RQT1」は、このメッセージを受信した後
に、確認したことを表す返信を要求するための返信時期
指定ラベルを示す。
【0037】次に、図4は、車両13に備えられた車両
用通信装置15の構成を示す図である。車両用通信装置
15は、ページャ交換局から基地局を介して送信される
メッセージを所定の受信エリア内で受信するページング
装置31と、ページング装置31で受信されたメッセー
ジ内容を解析するメッセージ解析部33と、現在位置か
ら目的地までの推奨経路を探索しモニタ37に表示しつ
つ経路誘導を行うナビゲーション装置35と、推奨経路
を表示するとともに受信されたメッセージを表示するモ
ニタ37と、モニタ37の表示画面内に配置されメッセ
ージを確認したことを入力する確認スイッチ39と、少
なくとも確認スイッチ39がオン操作された場合に携帯
電話機43を介して情報センタ3に回線を接続するよう
に制御する携帯電話制御装置41と、通信情報を外部に
出力するための端子を有する携帯電話機43と、携帯電
話機43の接続状態を監視する接続監視部45とから構
成されている。
【0038】次に、図5に示すフローチャートを用い
て、車両用通信装置の動作を説明する。なお、ページン
グ装置31では図3に示すようなメッセージを受信した
こととする。まず、情報センタ3では、オペレータがキ
ーボード部23から車両に送信すべきメッセージをパー
ソナルコンピュータ本体25に入力し、図3に示すよう
なメッセージを編集したこととする。
【0039】次に、情報センタ3に設けられたパーソナ
ルコンピュータ21は、編集したメッセージを電話回線
29から公衆網1を介してページャ交換局7に送信す
る。ページャ交換局7では、基地局11に呼出信号及び
メッセージを送信し、基地局11によりサービス可能な
受信エリア内にこの呼出信号及びメッセージを搬送波に
変調して送信する。
【0040】一方、車両に設けられた車両用通信装置1
5において、ステップS10では、ページング装置31
は、情報センタ3から公衆網1、ページャ交換局7、基
地局11を経由して送信されたメッセージを受信する。
次に、ステップS20では、ページング装置31の出力
端子にはメッセージ解析部33が接続されており、メッ
セージ解析部33は、ページング装置31で受信された
メッセージを解析してナビゲーション装置35で処理可
能なフォーマットに変換する。
【0041】次に、ステップS30では、ナビゲーショ
ン装置35は、メッセージ解析部33からフォーマット
変換後のメッセージを受け取り、モニタ37上の表示画
面のように、メッセージ本文である「×××××××を
本日中に訪問して下さい」を表示する。また、受信され
たコマンド「DIS」は、ナビゲーション装置に目的地
位置を登録させるためのコマンドである。そこで、ナビ
ゲーション装置35は、メッセージ解析部33から目的
地位置情報として「N35.18.49 E139.38.34」を受け取
り、この緯度経度地点を目的地位置として内部メモリに
登録する。なお、ナビゲーション装置35に備えられて
いるGPS受信機(図外)で測位される現在位置と、メ
ッセージに付加された目的地位置とに基づいて、推奨経
路を探索するように動作してもよい。
【0042】さらに、このメッセージに付加された返信
時期指定ラベル「RQT1」において、このメッセージ
を受信した後に、確認したことを表す返信を要求されて
いるので、以降の処理では返信処理を行う。ここで、ス
テップS40では、携帯電話機43が接続されているか
否かを接続監視部45で監視しておき、携帯電話機43
が接続されている場合にはステップS50に進む。一
方、携帯電話機43が接続されていない場合にはステッ
プS60に進む。
【0043】ステップS50では、情報センタ3から受
信したメッセージに付加されていた返信時期指定ラベル
RQT1に応じて、情報センタ3に受信確認を送信す
る。即ち、ナビゲーション装置35から受信確認信号を
携帯電話制御装置41に出力し、携帯電話制御装置41
から携帯電話機43に情報センタ3の電話番号を設定
し、携帯電話機43に発呼動作を開始させる。携帯電話
機43が、基地局9、無線電話交換局5、公衆網1を経
由して情報センタ3に接続された場合、情報センタ3に
設けられたパーソナルコンピュータ21に受信確認信号
が伝送される。
【0044】一方、ステップS60では、携帯電話機4
3が接続されていないので、返信要求処理を行い携帯電
話機43の接続を促すようにする。例えば、返信要求処
理として、モニタ37上の表示画面47に「返信のため
携帯電話機を接続して下さい」と表示して車両の同乗者
に報知する。また、返信要求処理として、音声合成処理
(図外)を施して「返信のため携帯電話機を接続して下
さい」とスピーカから発生して同乗者に報知してもよ
い。ここで、一定時間の経過を待つ。
【0045】このように、車両用通信装置15では、携
帯電話機43が車両用通信装置15に接続されているか
否かを接続監視部45で監視しておき、携帯電話機43
が車両用通信装置15に接続されていない場合には、携
帯電話機43を車両用通信装置15に接続するように促
すために報知するようにしているので、返信操作を行う
ことができる。
【0046】また、車両用通信装置15では、音声メッ
セージ、画像メッセージに加えて、発光、振動、または
これらを複合して同乗者に報知するようにしてもよく、
この場合でも、確実に返信操作を行うことができる。
【0047】次に、ステップS70では、携帯電話機4
3が接続されているか否かを接続監視部45で監視して
おき、携帯電話機43が接続されている場合には、内部
メモリに携帯電話機43が接続状態であることを記憶さ
せた後にステップS50に進む。一方、携帯電話機43
が接続されていない場合にはステップS80に進む。
【0048】ステップS80では、携帯電話機43の接
続が確認ができないので、後処理モードに入る。後処理
モードでは、携帯電話機43が未接続状態であることを
ナビゲーション装置35の内部メモリに記憶させるとと
もに、一定時間毎に、ステップS60に示す返信要求処
理にジャンプする処理を繰り返すことで、携帯電話機4
3が接続されたときに、直ちに、受信確認を送信できる
ように待機する。
【0049】なお、携帯電話機のサービスエリア外を走
行しているような場合、返信要求があっても送信するこ
とができない。この場合には、例えば、公衆電話機等か
ら受信確認を送るように報知するとともに、後処理とし
て、携帯電話制御装置に内部メモリ(図外)を用意して
返信内容を記憶しておき、無線回線が回復したときに自
動的に情報センタ3に送信するようにしてもよい。ま
た、ナビゲーション装置35に、携帯電話機43のサー
ビスエリア情報を記録しておき、受信確認を送信可能な
サービスエリアに到達するまでの推奨経路をモニタ37
に自動的に表示するように制御することもできる。
【0050】このように、情報センタ3に設けられたパ
ーソナルコンピュータ21では、車両用通信装置15に
メッセージを送信する場合に、受信確認の返信時期を指
定するための返信時期指定ラベルをメッセージに付加し
て送信する。一方、車両用通信装置15では、ページン
グ装置31で受信されるメッセージ及び返信時期指定ラ
ベルをメッセージ解析部33で解析し、返信時期指定ラ
ベルに指定された返信時期に応じて、当該メッセージの
受信確認情報を携帯電話機43で情報センタ3に送信す
る。次に、情報センタ3では、車両用通信装置15から
返信される当該メッセージを受信したことを表す受信確
認情報をパーソナルコンピュータ21で受信することが
できるので、情報センタ3からメッセージをページング
装置31に送信した場合でも、当該メッセージが確実に
受信されたことを送信元で確認することができる。
【0051】また、車両用通信装置15では、返信時期
指定ラベルで指定された返信時期に応じて、返信操作を
促すために報知するようにしているので、返信操作を行
うことができ、また、返信操作の操作忘れを防止するこ
とができる。
【0052】なお、情報センタ3から車両13に備えら
れた車両用通信装置15にメッセージに付加して送信さ
れるコマンドは、ナビゲーション装置35を遠隔操作す
るためのコマンドであり、目的地設定、経由地設定、ル
ート指定、メッセージの表示、交通情報の取込、等を基
本的なコマンドとしているが、本発明はこのよなコマン
ドの種類に限定されるものではなく、ナビゲーション装
置35の内部記憶部(図外)に記憶させている処理プロ
グラムを変更することで、遠隔操作可能なコマンド種類
を任意に拡張することができるものである。
【0053】また、ナビゲーション装置35を経由、あ
るいは直接に、他の車載機器にこのようなコマンドを出
力することで、他の車載機器をも遠隔操作することも可
能である。
【0054】また、車両用通信装置15では、返信情報
の送信履歴をナビゲーション装置35の内部メモリに記
憶するようにしておき、情報センタ3からの要求に応じ
て、内部メモリに記憶されている内容を返信するように
すれば、例えば無線回線が通信不良になった場合でも、
回線が回復した後に、返信情報をメッセージの送信元に
返送することができるので、メッセージが受信されたこ
とを情報センタ3(送信元)で確認することができる。
【0055】次に、図6〜図10に示す伝送制御手順の
一部を用いて、返信時期指定ラベルの種類とその使用例
について説明する。なお、これらの伝送制御手順は、情
報センタ3と車両用通信装置15との間でなされること
とする。また、返信時期指定ラベルは、例えば、「返信
不要」「受信後返信」「終了後返信」「経過返信」「条
件付返信」のようにランク分けすることとする。また、
情報センタ3に設けられたパーソナルコンピュータ21
では、オペレータにより入力される返信時期指定ラベル
のランクに応じて、それぞれのランクに適応可能な制御
フローに基づいて処理を行うこととする。さらに、メッ
セージ解析部33で解析後に出力される返信時期指定ラ
ベルのランクに応じて、ナビゲーション装置35はそれ
ぞれのランクに適応可能な制御フローに基づいて処理を
行うこととする。
【0056】まず、図6に示す伝送制御手順の一部を用
いて、返信時期指定ラベルによるランクが「返信不要」
となる場合について説明する。例えば、図6(a)に示
すように、情報センタ3において、ステップJ110で
は、ページャのメッセージとして、「今晩から雨になり
そうです」という天気予報ニュースに返信時期指定ラベ
ルとして「返信不要」を付加して車両用通信装置15に
送信する。一方、車両用通信装置15において、ステッ
プS110では、ページング装置31は情報センタ3か
ら「今晩から雨になりそうです」というメッセージとと
もに返信時期指定ラベルとして「返信不要」を受信す
る。
【0057】また、図6(b)に示すように、情報セン
タ3において、ステップJ120では、ページャのメッ
セージとして、「安全第一で走行せよ」という一般連絡
に返信時期指定ラベルとして「返信不要」を付加して車
両用通信装置15に送信する。一方、車両用通信装置1
5において、ステップS120では、ページング装置3
1は情報センタ3から「安全第一で走行せよ」というメ
ッセージとともに返信時期指定ラベルとして「返信不
要」を受信する。
【0058】さらに、図6(c)に示すように、情報セ
ンタ3において、ステップJ130では、ページャのメ
ッセージとして、「現在、交通安全週間中」という参考
情報に返信時期指定ラベルとして「返信不要」を付加し
て車両用通信装置15に送信する。一方、車両用通信装
置15では何らかの原因によりこのメッセージが送信さ
れない通信不良となっている。
【0059】以上のようにして受信されたメッセージ
は、メッセージ解析部33からナビゲーション装置35
を経由してモニタ37上の表示画面に表示される。この
ように、「返信不要」は、参考事項程度のメッセージ
や、一般ニュースの同報配信等、緊急度、重要度が低い
内容のものについては、何らかの理由でメッセージが届
かなくとも支障がないので、返信不要のランクに設定し
てもよい。
【0060】次に、図7に示す伝送制御手順の一部を用
いて、返信時期指定ラベルによるランクが「受信後返
信」となる場合について説明する。まず、車両用通信装
置15において、ステップS210では、同乗者は携帯
電話機43を用いて情報センタ3に発呼して回線が接続
された後に、「○×商事をナビゲーション装置の目的地
に設定して下さい」という要求を音声で情報センタ3に
配置されているオペレータに依頼する。
【0061】一方、情報センタ3において、情報センタ
3に配置されているオペレータは、受信した「○×商
事」を検索キーワードとして、パーソナルコンピュータ
本体25内に記録されている所在地データベースから検
索して読み出し、依頼元である車両用通信装置15に送
信すべきメッセージを編集する。
【0062】ステップJ210では、ページャのメッセ
ージとして、「ページャでメッセージを送信します」と
いうメッセージに、目的地位置情報とコマンド及び返信
時期指定ラベルとして「受信後返信」を付加して車両用
通信装置15に送信する。一方、車両用通信装置15で
は何らかの原因によりこのメッセージが送信されない通
信不良となっている。
【0063】次に、ステップJ210では、車両用通信
装置15から返信される受信確認を受信するための待ち
時間として、タイマTだけ経過するまでこの処理を繰り
返す。次に、ステップJ230では、「メッセージの受
信が確認できません」というメッセージをモニタ27の
表示画面に表示する。次に、ステップJ240では、ス
テップJ210で送信した情報に再送信ラベルを付加し
て車両用通信装置15に送信する。
【0064】一方、車両用通信装置15において、ステ
ップS240では、ページング装置31は、情報センタ
3から「○×商事」、目的地位置情報(緯度経度情
報)、コマンド(目的地設定)、返信時期指定ラベルと
して「受信後返信」、再送信ラベル等を受信する。この
ように、再送信ラベルを用いているので、同様の内容を
二重送信するようなことを防止することができる。
【0065】次に、ステップS250では、ステップS
240で情報センタ3から情報を受信したので、ナビゲ
ーション装置35から携帯電話制御装置41を介して携
帯電話機43に情報センタ3を発呼させ、受信確認を情
報センタ3に返信する。同時に、ステップS260で
は、ナビゲーション装置35に目的地設定情報を出力し
て目的地として設定させる。
【0066】一方、情報センタ3において、ステップJ
250では、車両用通信装置15から受信確認を受信し
たので、「メッセージの受信を確認しました」というメ
ッセージをモニタ27の表示画面に表示する。このよう
に、「受信後返信」は、メッセージの表示や、ナビゲー
ション装置や車載機器の遠隔操作等の単機能動作に対す
るコマンドに適応することができる。
【0067】次に、図8に示す伝送制御手順の一部を用
いて、返信時期指定ラベルによるランクが「終了後返
信」となる場合について説明する。まず、車両用通信装
置15において、ステップS310では、同乗者は携帯
電話機43を用いて情報センタ3に発呼して回線が接続
された後に、「××商事に行きたいので、経路を設定し
て下さい」という要求を音声で情報センタ3に配置され
ているオペレータに依頼する。
【0068】一方、情報センタ3において、情報センタ
3に配置されているオペレータは、受信した「××商
事」を検索キーワードとして、パーソナルコンピュータ
本体25内に記録されている所在地データベースから検
索して読み出し、依頼元である車両用通信装置15に送
信すべきメッセージを編集する。
【0069】ステップJ310では、ページャのメッセ
ージとして、「××商事」というメッセージに、目的地
位置情報とコマンド及び返信時期指定ラベルとして「終
了後返信」を付加して車両用通信装置15に送信する。
【0070】一方、車両用通信装置15において、ステ
ップS320では、ページング装置31は、情報センタ
3から「××商事」、目的地位置情報(緯度経度情
報)、コマンド(経路計算)、返信時期指定ラベルとし
て「終了後返信」等を受信する。
【0071】次に、ステップS330では、ステップS
320で情報センタ3から情報を受信したので、ナビゲ
ーション装置35に目的地設定情報(緯度経度情報)を
出力して目的地として設定させ、さらに、コマンドとし
て経路計算をナビゲーション装置35に指令する。ナビ
ゲーション装置35では、このコマンドに応じて経路計
算を開始する。
【0072】経路計算が終了した後に、ステップS34
0では、ナビゲーション装置35から携帯電話制御装置
41を介して携帯電話機43に情報センタ3を発呼さ
せ、受信確認を情報センタ3に返信する。一方、情報セ
ンタ3において、ステップJ320では、車両用通信装
置15から受信確認を受信したので、「コマンドの終了
を確認しました」というメッセージをモニタ27の表示
画面に表示する。
【0073】このように、「終了後返信」は、送信した
メッセージやコマンドによって、計算を行ったり、他の
システムとの二次的作業が発生し、その完了を確認する
必要がある場合に適応することができる。
【0074】次に、図9に示す伝送制御手順の一部を用
いて、返信時期指定ラベルによるランクが「経過返信」
となる場合について説明する。まず、車両用通信装置1
5において、ステップS410では、同乗者は携帯電話
機43を用いて情報センタ3に発呼して回線が接続され
た後に、「これから車両に乗るので、エアコンを入れて
おいて下さい」という要求を音声で情報センタ3に配置
されているオペレータに依頼する。
【0075】一方、情報センタ3において、情報センタ
3に配置されているオペレータは、受信した要求に応じ
て、「エンジン始動」、「エアコン始動」、「エアコン
設定温度=20℃」等の送信すべきコマンドを編集す
る。ステップJ410では、ページャのメッセージとし
て、「ページャでデータを送信します」というメッセー
ジに、「エンジン始動」、「エアコン始動」、「エアコ
ン設定温度=20℃」等のコマンド及び返信時期指定ラ
ベルとして「経過返信」を付加して車両用通信装置15
に送信する。
【0076】一方、車両用通信装置15において、ステ
ップS420では、ページング装置31は、情報センタ
3から「エンジン始動」、「エアコン始動」、「エアコ
ン設定温度=20℃」等のコマンド及び返信時期指定ラ
ベルとして「経過返信」を受信する。
【0077】次に、ステップS430では、ステップS
420で情報センタ3からコマンドとして「エンジン始
動」を受信したので、ナビゲーション装置35を介して
エンジン制御装置(図外)に「エンジン始動」コマンド
を出力してエンジンの始動を指令する。エンジンの始動
を確認した後に、ナビゲーション装置35から携帯電話
制御装置41を介して携帯電話機43に情報センタ3を
発呼させ、受信確認に「エンジン始動確認」情報を付加
して情報センタ3に返信する。
【0078】一方、情報センタ3において、ステップJ
420では、車両用通信装置15から受信確認に付加さ
れた「エンジン始動確認」情報を受信したので、「エン
ジン始動を確認しました」というメッセージをモニタ2
7の表示画面に表示する。
【0079】次に、車両用通信装置15において、ステ
ップS440では、ステップS420で情報センタ3か
らコマンドとして「エアコン始動」を受信したので、ナ
ビゲーション装置35を介してエアコン制御装置(図
外)に「エアコン始動」コマンドを出力してエアコンの
始動を指令する。エアコンの始動を確認した後に、ナビ
ゲーション装置35から携帯電話制御装置41を介して
携帯電話機43に情報センタ3を発呼させ、受信確認に
「エアコン始動確認」情報を付加して情報センタ3に返
信する。
【0080】一方、情報センタ3において、ステップJ
430では、車両用通信装置15から受信確認に付加さ
れた「エアコン始動確認」情報を受信したので、「エア
コン始動を確認しました」というメッセージをモニタ2
7の表示画面に表示する。
【0081】次に、車両用通信装置15において、ステ
ップS450では、ステップS420で情報センタ3か
らコマンドとして「エアコン設定温度=20℃」を受信
したので、ナビゲーション装置35を介してエアコン制
御装置(図外)に「エアコン設定温度=20℃」コマン
ドを出力してエアコンの始動を指令する。エアコンは既
に始動されているので、車室温度が20℃に到達したこ
とを確認した後に、ナビゲーション装置35から携帯電
話制御装置41を介して携帯電話機43に情報センタ3
を発呼させ、受信確認に「エアコン設定温度到達」情報
を付加して情報センタ3に返信する。
【0082】一方、情報センタ3において、ステップJ
440では、車両用通信装置15から受信確認に付加さ
れた「エアコン設定温度到達」情報を受信したことで、
「コマンドの終了を確認しました」というメッセージを
モニタ27の表示画面に表示する。
【0083】従って、車両用通信装置15では、車両に
搭載されている機器の動作情報を受信確認に付加するこ
とで、ナビゲーション装置35やエンジン(図外)やエ
アコン(図外)等の機器の動作状態をメッセージの送信
元で確認することができる。
【0084】このように、「経過返信」は、送信したメ
ッセージやコマンドによって、重要で比較的複雑な動作
を行う場合に、その動作の経過確認が必要な場合に適応
することができる。
【0085】次に、図10に示す伝送制御手順の一部を
用いて、返信時期指定ラベルによるランクが「条件付返
信」となる場合について説明する。いま、情報センタ3
に配置してある電話機(図外)に「横須賀から横浜まで
行きたいので、タクシーを呼んで下さい」という配車依
頼があったこととする。
【0086】そこで、情報センタ3に配置されているオ
ペレータは、この配車依頼に応じて、「空車は直ちに返
信せよ 条件:横須賀付近で横浜向けの車両」というメ
ッセージを編集する。
【0087】ステップJ510では、編集されたメッセ
ージに返信時期指定ラベルとして「条件付返信」を付加
して各車両(タクシー)に設けられた車両用通信装置1
5に同報送信する。
【0088】一方、各車両に設けられた車両用通信装置
15において、ステップS510では、ページング装置
31は、情報センタ3からメッセージ及び返信時期指定
ラベルとして「条件付返信」を受信したので、ページン
グ装置31で受信されたメッセージはメッセージ解析部
33で内容を解析された後に、ナビゲーション装置35
に出力される。ここで、ナビゲーション装置35は、受
信されたメッセージをモニタ37の表示画面に表示す
る。
【0089】このモニタ37の表示画面を見たタクシー
の運転者のうち、表示された条件に該当する車両では、
図4に示すモニタ37の表示画面下部にある確認スイッ
チ39をオン操作する。ステップS520では、確認ス
イッチ39がオン操作された場合には、ナビゲーション
装置35から携帯電話制御装置41を介して携帯電話機
43に情報センタ3を発呼させ、受信確認に車両番号を
付加して情報センタ3に返信する。この場合、例えば、
5号車、8号車及び12号車等が配車依頼に応じられる
こととする。
【0090】一方、情報センタ3において、ステップJ
520では、車両用通信装置15から受信確認と車両番
号を受信したので、例えば、「5号車の返信を確認」、
「8号車の返信を確認」、「12号車の返信を確認」と
いうメッセージをモニタ27の表示画面に表示する。
【0091】このように、車両用通信装置15では、返
信時期指定ラベルに指定された返信時期に応じて、情報
センタ3に無線回線を介して接続するように携帯電話機
43を携帯電話制御装置41で制御して、無線電話回線
を介して情報センタ3に受信確認情報を送信すること
で、メッセージが確実に受信されたことを情報センタ3
(送信元)で確認することができる。
【0092】また、返信時期指定ラベルは、少なくとも
返信不要、受信後返信、終了後返信、経過返信および条
件付返信等にランク分けされてなることで、受信確認の
返信時期を指定するようにしているので、用途に応じて
返信時期指定ラベルを利用することができる。
【0093】次に、車両用通信装置15から情報センタ
3に受信確認を送信する方法について説明する。第1
に、受信確認を情報センタ3に返信する方法としては、
電話機の発番通知や、電話機の見なし音声や、デジタル
電話サービス等を利用する方法がある。
【0094】電話機の発番通知(電話番号)を利用した
返信方法は、受信確認を受信するための指定された電話
機を情報センタ3に用意しておき、車両側の携帯電話機
43からこの電話機を発呼すれば、通話前にこの電話機
に発番通知が送信されるので、携帯電話機43から伝送
される個別の発番通知を受信確認として用いる方法であ
る。発番通知を利用すれば、発番通知を受信した後には
通話状態に入らずに切断して終了することができるの
で、最も短時間で、経済的に、簡易なシステムで行える
返信方法である。また、受信確認に用いる電話機を情報
センタ3に複数台設け、受信確認を受信するための電話
機を指定したり、複数の電話機に受信確認を送信するこ
とで、単純な受信確認だけでなく、複数の電話機にそれ
ぞれ個別の意味を含んだ受信確認として利用することも
できる。
【0095】なお、情報センタ3では、車両用通信装置
15に付与された無線電話番号を予めパーソナルコンピ
ュータ21に記憶しておき、発信元から送信される電話
番号を取得して予め記憶されている電話番号と一致した
場合には、車両用通信装置15に送信したメッセージが
受信されたことと判断することで、メッセージが確実に
受信されたことを情報センタ3(送信元)で確認するこ
とができる。
【0096】第2に、見なし音声を利用して返信する方
法は、受信確認を受信するための指定された電話機を情
報センタ3に用意しておき、この電話機に対して発呼し
て接続した後に、見なし音声で確認信号を伝達する方法
である。見なし音声は、音声伝送モードのまま、データ
を音声に見なして送信する方法であり、例えば、プッシ
ュホンで利用されているDTMF(Dual Tone Multi Fr
equency )方式と呼ばれる二重音を用いて確認する方法
が一般的である。また、モデムを用いた見なしデータ通
信により確認する方法もある。この場合は、受信確認だ
けでなく、例えば、現在のシステム状態や車両状態等の
返信情報を付加することができる。
【0097】また、情報センタ3では、車両用通信装置
15(発信元)から送信される見なし音声データを復調
するようにしておき、見なし音声データが復調された場
合には、車両用通信装置15からの返信情報として判断
することで、メッセージが確実に受信されたことを送信
元で確認することができる。
【0098】第3に、デジタル電話サービスを利用して
返信する方法は、携帯電話機43としてデジタル携帯電
話機を用意し、情報センタ3にもデジタル電話機を用意
し、デジタル携帯電話機から送信されるデジタル信号中
に受信確認を表すコードを挿入して情報センタ3でこの
コードを抽出させ返信を確認する方法である。デジタル
電話サービスでは、パケット交換を利用できるので、短
時間で、経済的な受信確認を実現することができ、ま
た、付加情報をも添付することもできる。
【0099】なお、情報センタ3では、車両用通信装置
15(発信元)から送信されるデジタルデータから所定
の返信コードを抽出するようにしておき、所定の返信コ
ードを抽出した場合には、車両用通信装置15からの返
信情報として判断することで、メッセージが確実に受信
されたことを情報センタ3(送信元)で確認することが
できる。
【0100】(第2の実施の形態)図11は、第2の実
施の形態に係る車両用通信装置51の構成を示す図であ
る。その特徴は、第1の実施の形態に示すメッセージ解
析部33、携帯電話制御装置41、携帯電話接続監視部
45を、通信制御装置53として一体化したものであ
る。なお、通信制御装置53に接続されているナビゲー
ション装置35は、第1の実施の形態に示すナビゲーシ
ョン装置35と同様であるので、その説明を省略する。
ページング装置55は、受信したメッセージを外部に出
力する端子を有し、一般に、シリアルケーブルを用いる
ものや、PCカードタイプが商品化されている。
【0101】本実施の形態では、PCカードタイプのペ
ージング装置55を用い、通信制御装置53側にPCカ
ードスロットを設けて接続している。受信確認を送信す
る場合に用いる携帯電話機43は、図11においては、
通信コネクタを経由して接続しているが、ページング装
置55と同様に、PCカードタイプの携帯電話機やPH
Sを用いる場合には、PCカードスロットを用いて接続
してもよい。従って、本実施の形態では、第1の実施の
形態と同様に動作することができる。
【0102】(第3の実施の形態)図12は、第3の実
施の形態に係る車両用通信装置61の構成を示す図であ
る。その特徴は、第2の実施の形態に示すナビゲーショ
ン装置の外部に設けられた通信制御装置53を、ナビゲ
ーション装置63本体に内蔵させたものである。
【0103】その特徴は、受信確認に用いる携帯電話機
43が予めナビゲーション装置43に接続されており、
ページング装置53がPCカードスロット65に挿入さ
れており、情報センタ3から送信されるメッセージをペ
ージング装置53で受信した後に行われる処理は、ナビ
ゲーション装置63で全て自動的に行うものである。
【0104】従って、本実施の形態では、第1の実施の
形態と同様に動作することができる。
【0105】(第4の実施の形態)図13は、第4の実
施の形態に係る車両用通信装置71の構成を示す図であ
る。その特徴は、情報センタ3に受信確認を送信するた
めに用いる携帯電話機73がナビゲーション装置75に
接続されていないことにある。
【0106】次に、図14に示すフローチャートを用い
て、車両用通信装置71の動作を説明する。なお、本フ
ローチャートに示すステップS10〜S30は、図5に
示す同様符号を付したステップと同様であるので、その
説明を省略する。ステップS710では、モニタ37上
の表示画面に「×××××××を本日中に訪問して下さ
い」と表示して車両の同乗者に報知する。また、音声合
成処理(図外)を施して「×××××××を本日中に訪
問して下さい」とスピーカから発生して同乗者に報知す
る。このとき、モニタ37上に「返信して下さい」とい
う返信キー77を表示しておく。また、音声合成処理
(図外)を施して「返信して下さい」とスピーカから発
生して同乗者に報知する。さらに、音声合成処理(図
外)を施して「携帯電話機で返信した後に、画面に表示
してある「返信して下さい」の部分を押して下さい」と
スピーカから発生して同乗者に報知する。
【0107】次に、ステップS720では、モニタ37
上に表示された「返信して下さい」の部分が返信キー7
7としてオン操作されたか否かを判断する。このとき、
車両の同乗者は、携帯電話機73を操作して情報センタ
3に受信確認を送信したこととし、次に、モニタ37上
に表示された「返信して下さい」の部分の返信キー77
をオン操作したこととする。この場合、ステップS72
0の処理は終了される。
【0108】なお、受信確認を情報センタ3に返信する
方法としては、第1の実施の形態で説明した電話機の発
番通知や、電話機の見なし音声や、デジタル電話サービ
ス等を利用する方法がある。
【0109】以上説明したように、本発明では、情報セ
ンタからメッセージをページング装置に送信した場合で
も、当該メッセージが確実に受信されたことを送信元で
確認することができ、ページングシステムが有する広範
囲に渡る受信エリアで、信頼性が高く、経済性に優れた
車両用情報通信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用情報通
信システムのシステム構成を示す図である。
【図2】情報センタ3に備えられたパーソナルコンピュ
ータ21を示す図である。
【図3】情報センタ3に備えられたパーソナルコンピュ
ータ21で編集されるメッセージの構成を示す図であ
る。
【図4】車両13に備えられた車両用通信装置15の構
成を示す図である。
【図5】第1の実施の形態に係る車両用通信装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図6】返信時期指定ラベルによるランクが「返信不
要」となる場合について説明するための伝送制御手順の
一部を示す図である。
【図7】返信時期指定ラベルによるランクが「受信後返
信」となる場合について説明するための伝送制御手順の
一部を示す図である。
【図8】返信時期指定ラベルによるランクが「終了後返
信」となる場合について説明するための伝送制御手順の
一部を示す図である。
【図9】返信時期指定ラベルによるランクが「経過返
信」となる場合について説明するための伝送制御手順の
一部を示す図である。
【図10】返信時期指定ラベルによるランクが「条件付
返信」となる場合について説明するための伝送制御手順
の一部を示す図である。
【図11】第2の実施の形態に係る車両用通信装置51
の構成を示す図である。
【図12】第3の実施の形態に係る車両用通信装置61
の構成を示す図である。
【図13】第4の実施の形態に係る車両用通信装置71
の構成を示す図である。
【図14】第4の実施の形態に係る車両用通信装置71
の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
3 情報センタ 7 ページャ交換局 15 車両用通信装置 21 パーソナルコンピュータ 31 ページング装置 33 メッセージ解析部 35 ナビゲーション装置 41 携帯電話制御装置 43 携帯電話機 45 接続監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 H04M 11/08 H04Q 7/06 H04B 7/26 H 7/08 103A 7/12 109M H04M 11/08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報センサからページャ交換局を介して
    送信されるメッセージを、車両に設けられた車両用通信
    装置に接続されたページング装置で受信して表示する車
    両用情報通信システムであって、 前記情報センタは、 前記車両用通信装置にメッセージが受信された場合に、
    受信確認の返信時期を指定するための返信時期指定ラベ
    ルをメッセージに付加して送信するメッセージ送信手段
    と、 前記車両用通信装置から返信される当該メッセージを受
    信したことを表す受信確認情報を受信する返信情報受信
    手段とを有し、 前記車両用通信装置は、 前記ページング装置で受信されるメッセージ及び返信時
    期指定ラベルを解析するメッセージ解析手段と、 前記返信時期指定ラベルに指定された返信時期に応じ
    て、当該メッセージの受信確認情報を前記情報センタに
    送信する受信確認情報送信手段とを有することを特徴と
    する車両用情報通信システム。
  2. 【請求項2】 前記情報センタの返信情報受信手段は、 前記車両用通信装置に付与された無線電話番号を予め記
    憶する電話番号記憶手段と、 発信元から送信される電話番号を取得する電話番号取得
    手段とを有し、 前記電話番号取得手段で取得される発信元の電話番号
    と、前記電話番号記憶手段に記憶されている電話番号と
    が一致した場合には、前記車両用通信装置に送信したメ
    ッセージが受信されたことと判断することを特徴とする
    請求項1記載の車両用情報通信システム。
  3. 【請求項3】 前記情報センタの返信情報受信手段は、 発信元から送信される見なし音声データを復調する見な
    し音声データ復調手段を有し、 前記見なし音声データ復調手段で見なし音声データが復
    調された場合には、前記車両用通信装置からの返信情報
    として判断することを特徴とする請求項1記載の車両用
    情報通信システム。
  4. 【請求項4】 前記情報センタの返信情報受信手段は、 発信元から送信されるデジタルデータから所定の返信コ
    ードを抽出するコード抽出手段を有し、 前記コード抽出手段で所定の返信コードを抽出した場合
    には、前記車両用通信装置からの返信情報として判断す
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用情報通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記車両用通信装置の受信確認情報送信
    手段は、 前記返信時期に、返信操作を促すために報知する報知手
    段を有することを特徴とする請求項1記載の車両用情報
    通信システム。
  6. 【請求項6】 前記車両用通信装置の受信確認情報送信
    手段は、 無線電話回線を介して前記情報センタに受信確認情報を
    送信する無線電話機と、 前記返信時期指定ラベルに指定された返信時期に応じ
    て、前記情報センタに無線回線を介して接続するように
    前記無線電話機を制御する無線電話機制御手段とを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用情報通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記車両用通信装置の受信確認情報送信
    手段は、 携帯可能な無線電話機が装置に接続されているか否かを
    監視する接続監視手段と、 前記無線電話機が装置に接続されていない場合には、前
    記無線電話機を装置に接続するように促すために報知す
    る報知手段とを有することを特徴とする請求項6記載の
    車両用情報通信システム。
  8. 【請求項8】 前記報知手段は、 音声メッセージ、画像メッセージ、発光、振動、または
    これらを複合して報知することを特徴とする請求項5ま
    たは7記載の車両用情報通信システム。
  9. 【請求項9】 前記車両用通信装置の受信確認情報送信
    手段は、 返信情報の送信履歴を記憶する返信履歴記憶手段と、 前記情報センタからの要求に応じて、返信履歴記憶手段
    に記憶されている内容を返信することを特徴とする請求
    項1記載の車両用情報通信システム。
  10. 【請求項10】 前記車両用通信装置の受信確認情報送
    信手段は、 車両に搭載されている機器の動作情報を前記受信確認情
    報に付加することを特徴とする請求項1記載の車両用情
    報通信システム。
  11. 【請求項11】 前記動作情報は、 少なくともナビゲーション装置、エンジン、エアコン等
    から出力される動作情報であることを特徴とする請求項
    10記載の車両用情報通信システム。
  12. 【請求項12】 前記返信時期指定ラベルは、 少なくとも返信不要、受信後返信、終了後返信、経過返
    信および条件付返信等にランク分けされてなることを特
    徴とする請求項1または6記載の車両用情報通信システ
    ム。
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