JPH11284625A - Pds加入者間通信方法 - Google Patents

Pds加入者間通信方法

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JPH11284625A
JPH11284625A JP10084086A JP8408698A JPH11284625A JP H11284625 A JPH11284625 A JP H11284625A JP 10084086 A JP10084086 A JP 10084086A JP 8408698 A JP8408698 A JP 8408698A JP H11284625 A JPH11284625 A JP H11284625A
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JP
Japan
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extension
subscriber
communication
pds
call
Prior art date
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Pending
Application number
JP10084086A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kogure
弘 木暮
Atsumune Matsuda
篤宗 松田
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Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Hitachi Communication Systems Inc filed Critical Hitachi Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑なプロトコル不要として、ノード側シス
テムを介しPDS加入者としての加入者側内線通話シス
テム間で通信を経済的に行うこと。 【解決手段】 遠隔側システムB1 〜Bn 各々とノード
側システムAとの間のPDS加入者伝送回線上で一定周
期内で双方向に送受信される内線通話セル、またはPD
S保守運用管理セル上には、音声、画像および監視・制
御データが内線通話情報として多重されることによっ
て、ノード側内線通話システム1を介し、任意の加入者
側内線通話システム2間で通信が経済的に行われるよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加入者側内線通話
システムがそれぞれ収容されてなる、1個以上の遠隔側
システム各々がPDS(Passive Double Star)加入者
伝送回線を介し、ノード側内線通話システムが収容され
てなる、1個のシステム統括制御用のノード側システム
に収容された上、上記ノード側システムを介し加入者側
内線通話システム間で通信が行われるようにしたPDS
加入者間通信方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでのオフィスや集合住宅におい
て、内線通話システムを実現するには、PBX(構内交
換機)、あるいは専用ローカル情報通信システムの導入
等によっているのが実情である。特に集合住宅では、通
話の他、カメラドアホンを始めとするセキュリティを中
心として、各種の個別システムが機能毎に順次、かつ独
立に追加されていることから、機能毎に要される各種専
用屋内配線を始めとして、各種システムが導入される上
で多くの費用が要されるものとなっている。
【0003】なお、この種の技術に関連するものとして
は、例えば「特集 集合住宅情報通信システムの開発」
(NTT R&D Vol.43 1994 NO7、頁3〜36)が挙げられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、これま
でにあっては、集合住宅における内線通話を可能ならし
めるべく、PBXや専用ローカル情報通信システムが導
入されていたものである。しかしながら、PBXによる
場合には、外線集約による回線基本料金の負担軽減化
上、それなりの効果が期待され得る反面、各種の不具合
が見受けられるものとなっている。即ち、導入に伴う費
用を始めとして、導入後での第1種電気通信事業者以外
との間の保守等に関する運用上での費用が必要であり、
これ以外の不具合事項としては、全体としての料金管理
やトラヒックによる不通話、内線外線を意識した上での
操作が挙げられるものとなっている。更には、それまで
の電話サービスに加え、コンピュータ通信やCATV映
像通信サービス等の利用を考慮すれば、通信事業者との
個別契約が新たに要されるものとなっている。一方、ま
た、専用ローカル情報通信システムによる場合は、現
状、集合住宅に要求される全ての機能が一元的に提供さ
れるためには、そのシステム構成が必然的に複雑化する
ことは否めないばかりか、その導入にも多くの費用が要
されるものとなっている。
【0005】本発明の第1の目的は、加入者側内線通話
システムがそれぞれ収容されてなる、1個以上の遠隔側
システム各々がPDS加入者伝送回線を介し、ノード側
内線通話システムが収容されてなる、1個のシステム統
括制御用のノード側システムに収容された状態で、複雑
なプロトコル不要として、ノード側システムを介し加入
者側内線通話システム間で通信が経済的に行われ得るP
DS加入者間通信方法を供するにある。本発明の第2の
目的はまた、そのような加入者側内線通話システム間通
信が許容されつつ、外部からの来訪者に対しても、PD
S加入者伝送路網上で速やかに、かつ適切に対処し得る
PDS加入者間通信方法を供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、具体
的には、加入者側内線通話システムがそれぞれ収容され
てなる、1個以上の遠隔側システム各々がPDS加入者
伝送回線を介し、ノード側内線通話システムが収容され
てなる、1個のシステム統括制御用のノード側システム
に収容されている場合に、加入者側内線通話システム間
通信の開始に先立って、発呼加入者側内線通話システム
からノード側内線通話システムに対しては、通信要求と
接続要求先情報が上りPDSレイヤ内の内線通話セル、
またはPDS保守運用管理セルを介し送信される一方、
該ノード側内線通話システムでは、上記接続要求先情報
が示す被呼加入者側内線通話システムの内線通話状態が
非使用中であることを確認の上、該被呼加入者側内線通
話システムには下りPDSレイヤ内の内線通話セル、ま
たはPDS保守運用管理セルを介し、通信要求と発呼加
入者側内線通話システムを示す接続要求元情報が送信さ
れた後、該被呼加入者側内線通話システムからの、該通
信要求にもとづく呼出しに対する応答を待って、発呼加
入者側内線通話システム、被呼加入者側内線通話システ
ム間で、少なくとも音声による通信が初めて開始される
ことで達成される。
【0007】上記第2の目的は、基本的には、共同玄関
等の共用設備に配置されている特定加入者側内線通話シ
ステムからノード側内線通話システムに対し、来訪者に
よる操作により通信要求、住居番号である接続要求先情
報および来訪者映像情報が上りPDSレイヤ内の内線通
話セル、またはPDS保守運用管理セルを介し送信され
た場合、ノード側内線通話システムからは、該接続要求
先情報が示す被呼加入者側内線通話システムの内線通話
状態の使用中、非使用中の如何を問わず、該被呼加入者
側内線通話システムに下りPDSレイヤ内の内線通話セ
ル、またはPDS保守運用管理セルを介し、通信要求、
来訪者映像情報および発呼加入者側内線通話システムを
示す接続要求元情報が送信されることにより、被呼加入
者側内線通話システムでは、呼出し表示、来訪者からの
接続要求表示および来訪者映像情報の可視表示が並行し
て行われた上、呼出し応答により特定加入者側内線通話
システムとの間での通話が行われることで達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
から図4により説明する。先ず図2(A),(B)によ
り本発明に係るPDS加入者伝送路網の具体例での構成
について説明すれば、図2(A)に示すように、局側の
システム統括制御用ノード側システム(伝送端局装置)
Aに対しては遠隔側システム(中継器)B1 が光ファイ
バ伝送路Cを介し収容されるか、または、図2(B)に
示すように、ノード側システムAに対しては遠隔側シス
テムB1 〜Bn 各々が、光ファイバ伝送路Cの途中に配
置されたスターカプラ(Star Coupler)Dを介し収容さ
れたものとなっている。PDS自体はFTTH(Fiber
To The Home )方式に有効とされており、FTTH方式
に係るものとしては、例えば都市型CATV局「タウン
テレビ横浜」として既に実用化されているのが現状であ
る。
【0009】さて、図1に加入者側、ノード側内線通話
システムを含むPDS加入者伝送路網の具体例での構成
を示す。これからも判るように、ノード側システムAに
はノード側内線通話システム1が、遠隔側システムB1
〜Bn 各々にはまた、加入者側内線通話システム2が加
入者設備として収容されたものとなっている。図示のよ
うに、上り/下りPDSレイヤ内の内線通話セル、また
はPDS保守運用管理セルを介し送信される内線通話情
報(音声、画像および監視・制御データから構成)3に
より、ノード側システムAとノード側内線通話システム
1を介し、遠隔設置の加入者側内線通話システム2のう
ち、原則として任意2つの加入者側内線通話システム2
間での通話等が遠隔側システムを介し可能とされている
ものである。
【0010】ここで、ノード側システム(内部にPDS
多重分離部を含む)Aに収容されている内線通話システ
ム1について説明すれば、図3はその一例での内部ブロ
ック構成を示したものである。これによれば、PDSレ
イヤ終端機能が具備されているノード側システムAで
は、遠隔側システム各々からの内線通話セル、またはP
DS保守運用管理セルから内線通話情報3が分離抽出さ
れた上、内線通話システム1へのバス上にタイムスロッ
ト多重された状態として伝送されたものとなっている。
その内線通話システム1内の受信フレーム検出部4で
は、その内線通話情報3から接続要求元情報としての発
呼加入者側内線通話システム識別ナンバー、あるいは発
呼加入者番号が識別され得るばかりか、接続要求先情報
としての被呼加入者側内線通話システム識別ナンバー、
あるいは被呼加入者番号が識別され得るものである。使
用状態監視部5ではまた、その被呼加入者側内線通話シ
ステム識別ナンバー、あるいは被呼加入者番号にもとづ
き、被呼加入者側内線通話システムの内線通話使用状態
が使用中であるか非使用中であるかが確認されている
が、もしも、非使用中であれば、発呼、被呼双方の加入
者側内線通話システムに対しては使用中状態を示すフラ
グ、更には、発呼加入者側内線通話システムに対しては
被呼加入者側内線通話システム呼出し中状態を示すフラ
グがセットされる一方、内線通話情報3は内線通話メモ
リ6に転送記憶されているものである。また、もしも、
使用中であれば、発呼加入者側内線通話システムには被
呼加入者側内線通話システムが話中状態にある旨が送信
フレーム組立部7より送出されているものである。尤
も、接続要求が、通常の発呼加入者側内線通話システム
以外からのもの、即ち、予め登録されている、共同玄関
等に設置されている特定加入者側内線通話システムから
のものである場合には、既に被呼加入者側内線通話シス
テムが使用中状態にある場合であっても、その被呼加入
者側内線通話システムへの内線通話情報には来訪者を示
すフラグがセットされることによって、来訪者の存在が
通知されているものである。因みに、内線通話メモリ6
は被呼加入者側内線通話システム識別ナンバーによりア
ドレス管理された上、内線通話情報3は被呼加入者側内
線通話システム対応エリア上にそのまま一時記憶された
ものとなっている。
【0011】具体的な一連動作については後述するとこ
ろであるが、結局、使用中状態を示すフラグがセットさ
れている発呼、被呼双方の加入者側内線通話システムに
対しては、内線通話メモリ6から内線通話情報が読み出
された上、送信フレーム組立部7から通信相手方に送信
されているものである。また、被呼加入者側内線通話シ
ステム呼出し中状態を示すフラグがセットされている発
呼加入者側内線通話システムに対しては、送信フレーム
組立部7から被呼加入者呼出しを行っている旨が内線通
話情報3として送信されているものである。更に、受信
フレーム検出部4にて、被呼加入者側内線通話システム
からの内線通話情報3より呼出し応答が確認された場合
には、被呼加入者側内線通話システムからの内線通話情
報3は内線通話メモリ6に転送記憶される一方では、そ
れまで、発呼加入者側内線通話システムに対しセットさ
れていた、被呼加入者側内線通話システム呼出し中状態
を示すフラグはリセットされているものである。以上に
より、発呼、被呼双方の加入者側内線通話システムには
内線通話メモリ6から読み出された通信相手方の内線通
話情報3がトランスペアレントに送信されることによっ
て、発呼加入者、被呼加入者間での双方向通信が可能と
されているものである。一方、受信フレーム検出部4に
て、発呼加入者側内線通話システム、または被呼加入者
側内線通話システムからの通信終了要求が確認された場
合には、それら双方の加入者側内線通話システムに対し
それまでセットされていた使用中状態を示すフラグはリ
セットされることによって、一連の双方向通信は終了さ
れているものである。因みに、何等通信が行われていな
い加入者側内線通話システム各々に対しては、通信中状
態にない旨が送信フレーム組立部7から送信されたもの
となっている。また、音声、画像および監視・制御デー
タが多重される上でのフレームフォーマットとしては、
ITU−T勧告H.221やITU−T勧告H.230
等が使用され得るものとなっている。
【0012】一方、遠隔側システム(内部にPDS多重
分離部を含む)B(B1 〜Bn )各々に収容されている
内線通話システム2について説明すれば、図4はその一
例での内部ブロック構成を示したものである。これによ
れば、網制御が不要とされた上、相手方と通信が行われ
るに際しては、先ず操作・表示部10上で通信相手選択
手段(例えばダイヤルボタン)が所望に操作されること
で、通信相手が選択されるものとなっている。これによ
り監視・制御データ符号化・復号化部9では、接続要求
を示す制御データと接続要求先情報が生成された後、マ
ルチメディア多重分離部8によりITU−T勧告H.2
21のフレームフォーマット形式内線通話情報3として
組立てられているものである。その後、その内線通話情
報3は遠隔側システムB内のPDS多重分離部におい
て、上りPDS内線通話セル、または上りPDS保守運
用管理セルを介しノード側システムAに送信されている
ものである。一方、ノード側システムAからの下りPD
S内線通話セル、または下りPDS保守運用管理セル
は、遠隔側システムB内のPDS多重分離部で分離抽出
された上、内線通話情報3としてマルチメディア多重分
離部8に転送されたものとなっている。そのマルチメデ
ィア多重分離部8では、その内線通話情報3から制御デ
ータが分離抽出された上、その制御データにもとづき、
監視・制御データ符号化・復号化部9では、通信相手が
果して呼出し中状態にあるか、または話中状態にあるか
が認識されるものとなっている。その認識結果は操作・
表示部10上に具備されているLCD等により可視表示
されることで、通信相手側が如何なる状態にあるかが容
易に知れているものである。
【0013】分離抽出された制御データにはまた、通信
要求と発呼加入者側内線通話システムを示す接続要求元
情報が含まれているが、通信要求が監視・制御データ符
号化・復号化部9で認識された場合には、通信要求表示
手段(図示せず)により文字、あるいはランプ等による
可視呼出し表示や、チャイム、あるいはベル等による可
聴音呼出し表示が行われると同時に、接続要求元情報に
もとづき操作・表示部10上にはまた、加入者により予
め登録されている加入者側内線通話システム識別ナンバ
ーや、その識別ナンバーから具体的な名称が変換表示さ
れているものである。これら機能により呼出しがあった
場合には、被呼加入者はオフフック等による応答前に、
発呼加入者が何者であるかを具体的に確認し得るもので
ある。この状態で、オフフック等により呼出し応答が行
われれば、監視・制御データ符号化・復号化部9で生成
された接続許容データはマルチメディア多重分離部8か
ら内線通話情報3として、遠隔側システムB、ノード側
システムAを介しノード側内線通話システム1に送信さ
れているものである。これにより、発呼加入者、被呼加
入者間は双方向通信可能状態におかれた上、発呼加入
者、被呼加入者双方では、互いに通信相手からの音声デ
ータがマルチメディア多重分離部8を介し音声符号化・
復号化部11で復号化された上、音声入出力手段12上
で音声として再生されているものである。これと同様に
して、通信相手からの画像データはマルチメディア多重
分離部8を介し画像符号化・復号化部13で復号化され
た上、画像出力手段15上で画像として可視表示されて
いるものである。発呼加入者、被呼加入者双方ではま
た、音声入出力手段12からの音声は音声符号化・復号
化部11により符号化されているとともに、画像入力手
段14からの画像は画像符号化・符号化部13で符号化
されているが、これらはマルチメディア多重分離部8で
多重された上、通信相手方への内線通話情報3としてノ
ード側システムA側に送信されているものである。通信
の終了に際し、音声入出力手段12上でオフフック操
作、または操作・表示部10上で終了操作が行われれ
ば、監視・制御データ符号化・復号化部9では通信終了
を示すデータが生成された上、マルチメディア多重分離
部8から内線通話情報3として送信されることによっ
て、一連の通信は終了されているものである。
【0014】以上、内線通話システム2一般での構成と
その動作について説明したが、後述の一般的な動作説明
からも判るように、来訪者に係る本発明が実施される上
では、一般の加入者側内線通話システム2各々には画像
出力手段15が、また、特定の加入者側内線通話システ
ム2には画像入力手段14が必須となっている。尤も、
所謂、双方向TV電話が積極的に導入される場合には、
内線通話システム2一般には画像入力手段14、画像出
力手段15がともに具備されればよいものである。
【0015】さて、本発明の一般的な動作について説明
すれば以下のようである。即ち、PDS加入者伝送路網
上では、遠隔側システムB(B1 〜Bn )各々でのPD
Sレイヤが運用状態におかれていれば、遠隔側システム
B各々とノード側システムAとの間では、内線通話セ
ル、またはPDS保守運用管理セルが双方向に送受され
得るものとなっている。その内線通話セル、またはPD
S保守運用管理セルはPDSレイヤのフレーム周期(=
1ms)内に必ず1セル分は転送されていることから、
遠隔側システムBの内線通話セルによれば、最低8kb
psから8kbpsステップで最大384kbpsの双
方向通信が、また、PDS保守運用管理セルによる場合
には、最低8kbpsから8kbpsステップで最大1
28kbpsの双方向通信が可能となっている。
【0016】ここで、例えば発呼加入者としての加入者
側内線通話システムXから、同一スターカプラに接続さ
れている被呼加入者としての加入者側内線通話システム
Yに対し通信が行われる場合を想定すれば、先ず加入者
側内線通話システムXでは、通信相手選択手段により加
入者側内線通話システムYが選択された上、呼出しボタ
ン等が操作されることによって、ノード側内線通話シス
テム1には、通信要求(フラグとしての)と接続要求先
情報が上りPDSレイヤ内の内線通話セル、またはPD
S保守運用管理セルを介し送信されるものとなってい
る。ノード側内線通話システム1では、接続要求先情報
が示す加入者側内線通話システムYの内線通話状態が非
使用中であれば、加入者側内線通話システムYには下り
PDSレイヤ内の内線通話セル、またはPDS保守運用
管理セルを介し、通信要求と加入者側内線通話システム
Xを示す接続要求元情報が送信される一方では、加入者
側内線通話システムYが呼出しに応答するまでの間、加
入者側内線通話システムXに対しては、加入者側内線通
話システムYを呼出ししている旨が下り内線通話セル、
またはPDS保守運用管理セルを介し送信されているも
のである。
【0017】以上のように、加入者側内線通話システム
Yに通信要求と接続要求元情報が送信されれば、加入者
側内線通話システムYでは、通信要求表示手段により文
字、あるいはランプ等による可視呼出し表示や、チャイ
ム、あるいはベル等による可聴音呼出し表示が行われる
と同時に、接続要求元情報にもとづき操作・表示部10
上ではまた、加入者により予め登録されている加入者側
内線通話システム識別ナンバーや、その識別ナンバーか
ら具体的な名称が変換表示されているものである。した
がって、これら機能により呼出しがあった場合、加入者
側内線通話システムYでは、オフフック等による呼出し
応答前に、発呼加入者が何者であるかが具体的に確認さ
れ得るものである。発呼加入者を確認の上、呼出しに応
答すべく、加入者側内線通話システムYでオフフック等
の応答操作が行われれば、ノード側内線通話システム1
を介し加入者側内線通話システムX,Y間で双方向通信
が開始されているものである。加入者側内線通話システ
ムX,Y各々では、音声入出力手段12を介し入力され
た音声はノード側内線通話システム1を介し通信相手方
としての加入者側内線通話システムY,Xに送信された
上、音声入出力手段12から音声として再生されている
ものである。
【0018】ところで、以上の一般的な加入者側内線通
話システムX,Yとは別に、共同玄関等の共用設備に
は、来訪者に対処すべく、それらとは異なるシステム仕
様の加入者側内線通話システムCが配置されたものとな
っている。加入者側内線通話システムCには、画像出力
手段15が設備されない代りに、来訪者の映像情報を取
込むための画像入力手段14が設備されているものであ
る。例えば加入者側内線通話システムXの加入者を訪問
すべく、来訪者が来訪した際に、その来訪者による操作
により加入者側内線通話システムCからノード側内線通
話システム1に対しては、通信要求、住居番号である接
続要求先情報、更には、画像入力手段14からの来訪者
映像情報が上り内線通話セル、またはPDS保守運用管
理セルを介し送信されているものである。
【0019】以上のように、加入者側内線通話システム
Cからノード側内線通話システム1に通信要求があった
場合、ノード側内線通話システム1では、その接続要求
先情報が示す被呼加入者側内線通話システムXの内線通
話状態の使用中、非使用中の如何を問わず、その被呼加
入者側内線通話システムXに下り内線通話セル、または
PDS保守運用管理セルを介し、通信要求、来訪者映像
情報および発呼加入者側内線通話システムCを示す接続
要求元情報が送信されているものである。通信要求があ
った場合、被呼加入者側内線通話システムXでは、その
旨は通信要求表示手段によりチャイム、またはベル音等
による呼出し表示として行われると同時に、来訪者から
の接続要求である旨を示す文字表示が行われ、更には、
加入者側内線通話システムCからの来訪者映像情報が画
像出力手段15上で表示されているものである。これに
より、たとえ、加入者側内線通話システムXが既に内線
通話状態にあったとしても、来訪者の来訪が容易に知れ
るものである。加入者側内線通話システムXの在宅加入
者はその呼出しに応答する前に、来訪者を映像として確
認し得るものである。来訪者を確認した上、呼出しに応
答する場合は、オフフック等の応答操作が行われること
によって、音声による双方向通信が加入者側内線通話シ
ステムC,X間で開始されているものである。その際
に、加入者側内線通話システムXで必要に応じて鍵解除
スイッチ操作が行われる場合は、その鍵解除情報はノー
ド側内線通話システム1を介し加入者側内線通話システ
ムCに送信されることによって、共同玄関鍵が解除され
るものである。即ち、在宅加入者による遠隔制御により
共同玄関鍵は解除され得るものである。
【0020】なお、加入者側内線通話システムCからノ
ード側内線通話システム1に通信要求等が送信されるに
際しては、それと同時に、加入者側内線通話システムC
では、加入者側内線通話システムXが呼出しに応答する
までの時間が測定されるものとなっている。もしも、加
入者不在や意図的な応答拒否により任意設定時間内に呼
出しに対する応答がない場合には、加入者側内線通話シ
ステムCからの通信要求の送信は停止されているもので
ある。
【0021】以上、本発明について説明したが、本発明
による場合には、電気通信事業者により敷設された、集
合住宅/戸建て住宅用の電話加入者線としてのPDS加
入者伝送路網上で、PDS加入者間での音声による内線
通話を始めとして、集合住宅でセキュリティ上、有効と
されているカメラドアホンおよび遠隔電気鍵制御が可能
とされているにも拘らず、その際に、専用制御通信回線
の設置は特に必要とはされていないものとなっている。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜4に
よる場合は、加入者側内線通話システムがそれぞれ収容
されてなる、1個以上の遠隔側システム各々がPDS加
入者伝送回線を介し、ノード側内線通話システムが収容
されてなる、1個のシステム統括制御用のノード側シス
テムに収容された状態で、複雑なプロトコル不要とし
て、ノード側システムを介し加入者側内線通話システム
間で通信が経済的に行われ得、また、請求項5〜9によ
る場合には、そのような加入者側内線通話システム間通
信が許容されつつ、外部からの来訪者に対しても、PD
S加入者伝送路網上で速やかに、かつ適切に対処し得る
ものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ノード側内線通話システムおよび加入
者側内線通話システムを含む、本発明に係るPDS加入
者伝送路網の具体例での構成を示す図
【図2】図2(A),(B)は、それぞれ本発明に係る
PDS加入者伝送路網の具体例での構成を示す図
【図3】図3は、ノード側システムに収容されている内
線通話システムの一例での内部ブロック構成を示す図
【図4】図4は、遠隔側システムに収容されている内線
通話システムの一例での内部ブロック構成を示す図
【符号の説明】
A:ノード側システム、B1 〜Bn :遠隔側システム、
C:光ファイバ伝送路、D:スターカプラ、1:ノード
側内線通話システム、2:加入者側内線通話システム、
3:内線通話情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 3/58 101

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加入者側内線通話システムがそれぞれ収
    容されてなる、1個以上の遠隔側システム各々がPDS
    加入者伝送回線を介し、ノード側内線通話システムが収
    容されてなる、1個のシステム統括制御用のノード側シ
    ステムに収容された上、上記ノード側システムを介し加
    入者側内線通話システム間で通信が行われるようにした
    PDS加入者間通信方法であって、一定周期内で遠隔側
    システム、ノード側システム間のPDS加入者伝送回線
    上で双方向に送受信される、PDSレイヤ内のみで有効
    な内線通話セル、またはPDS保守運用管理セル上に多
    重された、音声、画像および監視・制御データからなる
    内線通話情報によって、加入者側内線通話システム間で
    通信が行われるようにしたPDS加入者間通信方法。
  2. 【請求項2】 音声、画像および監視・制御データの多
    重フレームフォーマットにITU−T勧告H.221を
    採用の上、音声、画像および監視・制御データが内線通
    話情報として内線通話セル、またはPDS保守運用管理
    セル上で多重伝送されるようにした請求項1記載のPD
    S加入者間通信方法。
  3. 【請求項3】 通信の開始に先立って、発呼加入者側内
    線通話システムからノード側内線通話システムに対して
    は、通信要求と接続要求先情報が上りPDSレイヤ内の
    内線通話セル、またはPDS保守運用管理セルを介し送
    信される一方、該ノード側内線通話システムでは、上記
    接続要求先情報が示す被呼加入者側内線通話システムの
    内線通話状態が非使用中であることを確認の上、該被呼
    加入者側内線通話システムには下りPDSレイヤ内の内
    線通話セル、またはPDS保守運用管理セルを介し、通
    信要求と発呼加入者側内線通話システムを示す接続要求
    元情報が送信された後、該被呼加入者側内線通話システ
    ムからの、該通信要求にもとづく呼出しに対する応答を
    待って、発呼加入者側内線通話システム、被呼加入者側
    内線通話システム間で、少なくとも音声による通信が初
    めて開始されるようにした請求項1,2の何れかに記載
    のPDS加入者間通信方法。
  4. 【請求項4】 被呼加入者側内線通話システムでは、加
    入者側内線通話システム識別ナンバーとしての接続要求
    元情報は事前登録されている具体的名称に変換表示され
    る一方、フラグとして送受信されている通信要求が検出
    された際には、文字、あるいはランプによる可視呼出し
    表示、またはチャイム、あるいはベルによる可聴音呼出
    し表示が行われるようにした請求項3記載のPDS加入
    者間通信方法。
  5. 【請求項5】 加入者側内線通話システムがそれぞれ収
    容されてなる、1個以上の遠隔側システム各々がPDS
    加入者伝送回線を介し、ノード側内線通話システムが収
    容されてなる、1個のシステム統括制御用のノード側シ
    ステムに収容された上、上記ノード側システムを介し加
    入者側内線通話システム間で通信が行われるようにした
    PDS加入者間通信方法であって、共同玄関等の共用設
    備に配置されている特定加入者側内線通話システムから
    ノード側内線通話システムに対し、来訪者による操作に
    より通信要求、住居番号である接続要求先情報および来
    訪者映像情報が上りPDSレイヤ内の内線通話セル、ま
    たはPDS保守運用管理セルを介し送信された場合、ノ
    ード側内線通話システムからは、該接続要求先情報が示
    す被呼加入者側内線通話システムの内線通話状態の使用
    中、非使用中の如何を問わず、該被呼加入者側内線通話
    システムに下りPDSレイヤ内の内線通話セル、または
    PDS保守運用管理セルを介し、通信要求、来訪者映像
    情報および発呼加入者側内線通話システムを示す接続要
    求元情報が送信されることにより、被呼加入者側内線通
    話システムでは、呼出し表示、来訪者からの接続要求表
    示および来訪者映像情報の可視表示が並行して行われた
    上、呼出し応答により特定加入者側内線通話システムと
    の間での通話が行われるようにしたPDS加入者間通信
    方法。
  6. 【請求項6】 音声、画像および監視・制御データの多
    重フレームフォーマットにITU−T勧告H.221を
    採用の上、音声、画像および監視・制御データが内線通
    話情報として内線通話セル、またはPDS保守運用管理
    セル上で多重伝送されるようにした請求項5記載のPD
    S加入者間通信方法。
  7. 【請求項7】 被呼加入者側内線通話システムに、通信
    要求が送信されるに際しては、該被呼加入者側内線通話
    システムから一定時間内に呼出し応答がないことを以
    て、特定加入者側内線通話システムでは、該被呼加入者
    側内線通話システムへの通信要求の送信が停止されるよ
    うにした請求項5,6の何れかに記載のPDS加入者間
    通信方法。
  8. 【請求項8】 被呼加入者側内線通話システムでは、加
    入者側内線通話システム識別ナンバーとしての接続要求
    元情報は事前登録されている具体的名称に変換表示され
    る一方、フラグとして送受信されている通信要求が検出
    された際には、文字、あるいはランプによる可視呼出し
    表示、またはチャイム、あるいはベルによる可聴音呼出
    し表示が行われるようにした請求項5〜7の何れかに記
    載のPDS加入者間通信方法。
  9. 【請求項9】 来訪者映像情報の可視表示、あるいは特
    定加入者側内線通話システムとの間での通話から来訪者
    が確認されたことに伴い、被呼加入者側内線通話システ
    ムで鍵解除操作が行われた場合、該被呼加入者側内線通
    話システムからの鍵解除監視・制御データがノード側内
    線通話システムを介し、特定加入者側内線通話システム
    に送信されることによって、該特定加入者側内線通話シ
    ステムでは、共同玄関等に設備されている鍵の施錠状態
    が解除されるようにした請求項5〜8の何れかに記載の
    PDS加入者間通信方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004093358A1 (ja) * 2003-04-11 2004-10-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 通信装置

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