JPH11283768A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH11283768A
JPH11283768A JP8344498A JP8344498A JPH11283768A JP H11283768 A JPH11283768 A JP H11283768A JP 8344498 A JP8344498 A JP 8344498A JP 8344498 A JP8344498 A JP 8344498A JP H11283768 A JPH11283768 A JP H11283768A
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JP
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circuit
discharge lamp
lamp
starting
power supply
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JP8344498A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Mita
一敏 三田
Masahiko Kamata
征彦 鎌田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装着されたランプの適否を判定する判定回路を
有するものにおいて、一定時間以上、始動電圧が継続し
て供給されたときに、その始動電圧の発生を停止させる
こと。 【解決手段】予め定められた電気特性を有する検出用素
子が組み込まれている放電ランプ6の検出用素子の電気
特性を検出し、その検出値が所定の範囲内にあるとき、
接続されている放電ランプを適合ランプと判定する判定
回路5と、放電ランプが適合と判断されたときに、その
放電ランプに始動電圧を供給する始動回路4と、始動回
路の動作継続時間を計時するタイマ回路73と、計時時
間が一定時間以上のとき、始動回路の出力を抑止させる
出力制御手段71とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、予め定められた
電気特性を有する検出用素子が放電路に対して電気的に
並列的に組み込まれている放電ランプ用の放電灯点灯装
置及びそれを用いた照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7一106088号公報には、定
格ランプ電圧の異なる放電ランプの誤装着を防止するた
め、放電ランプの点灯時の電気的特性を検出して放電ラ
ンプのランプ電力を検出する技術が開示されている。
【0003】また、近年においては、別種のランプ同士
の口金が共通化されてきており、別種ランプの誤装着が
なされる可能性がある。
【0004】しかしながら、前記従来技術では、同種ラ
ンプの定格ランプ電力の違いを検出できたとしても、定
格ランプ電力の違いが同一である高圧放電ランプと白熱
電球のように、ランプの種類は異なるが定格ランプ電力
の違いが共通であるときには対応できないという課題が
ある。
【0005】また、上記従来技術では、装着ランプがラ
ンプ種類や定格ランプ電力の違いの点で適合ランプであ
ることを検出するために、当該装着ランプを点灯してみ
なければならない。そのため、例えば、高圧放電ランプ
の点灯装置で定格ランプ電力がより低い高圧放電ランプ
を点灯すると、そのランプは過入力となり、破裂する危
険があるなどの課題がある。
【0006】そこで、本発明者らは、予め定められた電
気特性を有する検出用素子が組み込まれている放電ラン
プと、この検出用素子の電気特性を判別する判定回路
と、この判定回路の出力に基づき、放電ランプを適正に
付勢するように構成されている点灯回路とを備えた照明
装置を開発し、装着されたランプを点灯することなく、
そのランプが適合ランプか否かを検出できるようにした
ものを特願平9−162325号として出願した。
【0007】この出願によれば、装着されているランプ
を点灯させないで、そのランプが点灯回路の定格に適合
するか否かを判別できるため、ランプの破裂等を誘発さ
せることが解消できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】放電ランプが例えばメ
タルハライドランプ等の高圧放電灯の場合、一般的にそ
のランプを始動させるためには、高圧パルスを繰り返し
印加させて始動させる必要がある。ここで、ランプの寿
命の末期においては、そのランプ始動性が一般的に劣化
するため、高圧パルスが繰り返し印加されても始動しな
いことがある。そこで、回路上の安全性を確保するため
に、一定時間以上、高圧パルス等の始動電圧が継続して
供給されたときに、その始動電圧の発生を停止させるこ
とが考えられる。
【0009】また、この様な始動電圧の発生を抑える手
段が付加されているものにおいては、その手段を動作さ
せる電力消費を削減することが好ましい。
【0010】そこで、本発明の目的は、始動電圧が一定
時間以上継続して発生することを防止することにある。
さらには、一定時間以上、始動電圧が発生することを防
止するために付加される回路部分の消費電力を低減でき
る放電灯点灯装置および照明装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、予め定められた電気特性を有する検出用素子が組み
込まれている放電ランプの検出用素子の電気特性を検出
し、その検出値が所定の範囲内にあるとき、接続されて
いる放電ランプを適合ランプと判定する判定回路と;放
電ランプが適合と判断されたときに、その放電ランプに
始動電圧を供給する始動回路と;始動回路の動作継続時
間を計時するタイマ回路と;タイマ回路による計時時間
が予め設定された時間を超えるときに、始動回路の出力
を抑止させる出力制御手段と;を備えていることを特徴
とする。
【0012】上記構成によれば、検出用素子の電気特性
を検出すれば、装着ランプの検出用素子の有無、あるい
は検出用素子の電気特性の違いにより、装着ランプが適
合ランプであるか否かを装着ランプを点灯することなく
判定することができる。
【0013】ここで、放電ランプに組み込まれる検出用
素子としては、例えば、抵抗、コンデンサ、インダクタ
などの電気部品が適用でき、その検出用素子のインピー
ダンス値などの電気特性を検出することにより接続され
ているランプが適合ランプか否かを判断できる。
【0014】また、出力抑止手段は、タイマ回路による
計時に基づき始動電圧が一定時間以上継続して発生した
場合に始動回路の出力を抑止するため、高い始動電圧が
継続して発生することが防止できる。
【0015】請求項2記載の放電灯点灯装置は、予め定
められた電気特性を有する検出用素子が組み込まれてい
る放電ランプの検出用素子の電気特性を検出し、その検
出値が所定の範囲内にあるとき、接続されている放電ラ
ンプを適合ランプと判定する判定回路と;放電ランプが
適合と判断されたときに、その放電ランプに始動用電力
を供給すると共に放電ランプを安定に点灯可能に構成さ
れた点灯回路と;始動用電力の供給時間を計時するタイ
マ回路と;タイマ回路による計時時間が予め設定された
時間を超えるときに、点灯回路の出力を抑止させる出力
制御手段と;電源投入に応じて直流電源を生成して判定
回路を動作させる第1の制御電源回路と;点灯回路の動
作により直流電源を生成してタイマ回路を動作させる第
2の制御電源回路と;を備えていることを特徴とする。
【0016】このものにおいては、上記請求項1のもの
に加えて、判定回路を動作させる第1の制御電源回路
と、タイマ回路を動作させる第2の制御電源回路を分離
したため、各制御電源の消費電流を少ないものとするこ
とができ、それに伴って電力消費を低減することができ
る。
【0017】請求項3記載の照明装置は、予め定められ
た電気特性を有する検出用素子が組み込まれている放電
ランプと;放電ランプの検出用素子の電気特性を検出
し、その検出値が所定の範囲内にあるとき、接続されて
いる放電ランプを適合ランプと判定する判定回路と;放
電ランプが適合と判断されたときに、その放電ランプに
始動電圧を供給する始動回路と;始動回路の動作継続時
間を計時するタイマ回路と;タイマ回路による計時時間
が予め設定された時間を超えるときに、始動回路の出力
を抑止させる出力制御手段と;を備えていることを特徴
とする。
【0018】したがって、上記請求項1記載のものと同
じく、出力抑止手段は、タイマ回路による計時に基づき
始動電圧が一定時間以上継続して発生した場合に始動回
路の出力を抑止するため、高い始動電圧が継続して発生
することが防止できる。
【0019】請求項4記載の照明装置は、予め定められ
た電気特性を有する検出用素子が組み込まれている放電
ランプと;放電ランプの検出用素子の電気特性を検出
し、その検出値が所定の範囲内にあるとき、接続されて
いる放電ランプを適合ランプと判定する判定回路と;放
電ランプが適合と判断されたときに、その放電ランプに
始動用電力を供給すると共に放電ランプを安定に点灯可
能に構成された点灯回路と;始動用電力の供給時間を計
時するタイマ回路と;タイマ回路による計時時間が予め
設定された時間を超えるときに、点灯回路の出力を抑止
させる出力制御手段と;電源投入に応じて直流電源を生
成して判定回路を動作させる第1の制御電源回路と;点
灯回路の動作により直流電源を生成してタイマ回路を動
作させる第2の制御電源回路と;を備えていることを特
徴とする。
【0020】したがって、請求項2記載の放電灯点灯装
置と同じく、判定回路を動作させる第1の制御電源回路
と、タイマ回路を動作させる第2の制御電源回路を分離
したため、各制御電源の消費電流を少ないものとするこ
とができ、それに伴って電力消費を低減することができ
るという利点を備える。
【0021】請求項5記載の照明装置は、請求項4記載
のものにおいて、出力制御手段は、第1の制御電源回路
により生成された直流電源が供給されて動作するように
構成されていることを特徴とするものである。したがっ
て、このものにおいては、点灯回路の出力が抑止された
状態でも第1の制御電源回路は正常に直流を生成するこ
とができ、出力制御手段の動作を確保することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】〔発明の第1の実施の形態〕図1
は、この発明の第1の実施の形態を示す照明装置Aとそ
れに使用されている放電灯点灯装置Bを示す図面であ
る。図1に示すように、放電灯点灯装置Bは、直流電源
2の電源ラインに、点灯回路3、始動回路4、判定回路
5、高圧放電ランプ6が順次接続され構成されている。
【0023】点灯回路3は、高圧放電ランプ6を点灯駆
動する駆動回路11と、この駆動回路11を制御するス
イッチング制御回路12とからなる。
【0024】駆動回路11は、スイッチング素子13、
このスイッチング素子13のベース側に2次側巻線が接
続されているトランス14、チョークコイル15、還流
ダイオード16などからなり、トランス14の1次側巻
線に方形波が入力されることにより、スイッチング素子
13がオン、オフして高圧放電ランプ6を点灯駆動す
る。
【0025】スイッチング制御回路12は、前記トラン
ス14の1次側巻線への電力供給をオン、オフするスイ
ッチング素子21、22、このスイッチング素子21、
22のゲート側に出力側が接続された比較器23、この
比較器23の反転入力端子に出力側が接続された発振器
24などからなり、発振器24が出力する三角波のパル
スと一定の基準電圧が比較器23で比較され、それに応
じた出力が比較器23から出力されて、前記トランス1
4に印加される方形波のデューテイ比に応じた出力が駆
動回路11から高圧放電ランプ6に供給される。
【0026】始動回路4は、電源ライン間に接続された
充電コンデンサ31、パルストランス32、一方が電源
ラインのマイナス側に他方がパルストランス32の1次
側巻線に接続されている充電コンデンサ33、アノード
側がパルストランス32の1次側巻線に接続され、力ソ
ード側が電源ラインのマイナス側に接続されているサイ
リスタ34と、充電コンデンサ31の充電側とサイリス
タ34のゲート側に接続されたトリガ素子35などから
なる。充電コンデンサ31に一定以上の電気エネルギー
が蓄積されるとトリガ素子35がサイリスタ34にトリ
ガをかけて、パルストランス32の1次側巻線に充電コ
ンデンサ33の充電電流が流れるという動作を繰り返す
ことにより、パルストランス32の2次側巻線から高圧
放電ランプ6に始動電圧である始動パルスが印加され
る。
【0027】高圧放電ランプ6は、例えばメタルハライ
ドランプであり、発光管41と、検出用素子42とが並
列に接続されている。より具体的には、図2に示すよう
に、高圧放電ランプ6の内部では、発光管41に電力を
供給するワイヤ45、46問に検出用素子42が接続さ
れている。検出用素子42は、この例では分圧検出用の
抵抗である。この検出用素子42は、抵抗温度係数が5
00ppm/℃以上である。また、検出用素子42の抵
抗値は、発光管41の点灯時の等価抵抗値より大きい。
【0028】判定回路5は、電源が投入されたときに、
直流電源2を降圧する図示しない第1の制御電源回路か
らその動作電源が供給され、また、比較器51、52か
らなるウインドウコンパレータが内蔵された汎用のIC
により構成されている。そして、その比較器51の非反
転入力端子と、比較器52の反転入力端子は、高圧放電
ランプ6への電力供給ラインのプラス側に接続され、比
較器51の反転入力端子と、比較器52の非反転入力端
子に各々入力される基準電圧と比較される。比較器51
の出力端子と、比較器52の出力端子は互いに接続され
て、両比較器の合成された出力電圧が前記発振器24に
入力される。
【0029】検出用素子53は、この例では分圧検出用
の抵抗であり、スイッチング素子13のエミッタ、コレ
クタ間にスイッチ54とともに直列に接続されていて、
スイッチング素子13をバイパスして電源ラインに電流
を流すことができる。
【0030】また、出力制御回路71は、充電コンデン
サ31の両側にエミッタ、コレクタが接続されている出
力抑止用のスイッチング素子72により構成されてい
る。この出力抑止用のスイッチング素子72のゲートに
は、出力抑止用のスイッチング素子72をオン、オフす
るタイマ73が接続されている。ここで、第2の制御電
源回路に相当する直流電源74は、始動回路4が動作す
ると直流を生成してタイマ73に電力を供給するように
構成されている。したがって、このように判定回路を動
作させる第1の制御電源回路と、タイマ回路を動作させ
る第2の制御電源回路を分離したため、各制御電源の消
費電流を少ないものとすることができ、それに伴って電
力消費を低減することができる利点がある。
【0031】次に、照明装置Aと放電灯点灯装置Bの動
作について説明する。
【0032】電源操作スイッチに相当するスイッチ54
を閉じると、スイッチング素子13をバイパスして高圧
放電ランプ6に電流が流れる。このとき、始動回路4、
点灯回路3とも動作していないので、発光管41は点灯
しておらず、直列に接続した検出用素子53、42に直
流電流が流れる。これにより、高圧放電ランプ6、すな
わち検出用素子42の抵抗値の大小に応じた分圧が、比
較器51、52に印加される。比較器51、52では、
この比較器の各々に入力されている基準電圧に応じて、
その分圧が一定数値範囲にあるときにのみ比較器51、
52の両方がプラス電圧を出力する。
【0033】すなわち、高圧放電ランプ6の抵抗値、す
なわち検出用素子42の抵抗値が一定数値範囲に収まる
場合は、装着されているランプをその放電灯点灯装置B
に適合するものと判断し、そのときの比較器51、52
の両方が出力するプラス電圧の合成電圧を点灯回路の駆
動開始信号として用いることができる。
【0034】より具体的に説明すると、照明装置Aが2
50ワット用のメタルハライドランプを適合ランプとす
るものであった場合に、250ワット用のメタルハライ
ドランプには、抵抗値が一定数値範囲内に収まるような
検出用素子42を接続すれば、このようなメタルハライ
ドランプは適合ランプとして駆動開始信号を出力する。
逆に、装着されているランプが他の定格ランプ電力(7
0ワット、150ワットなど)のメタルハライドランプ
である場合や、他の種類のランプ、例えば白熱電球であ
る場合は、当該装着ランプの抵抗値が異なるため(白熱
電球内にはフィラメントがあるため電流は流れるが、フ
ィラメントの抵抗値は小さい)、比較器51、52の両
方が出力では、点灯回路3は動作を開始しない。このよ
うに、放電灯点灯装置に適合しないランプの誤装着を接
続されたランプを点灯させなくても検出できるものであ
る。
【0035】また、検出用素子42の抵抗値が前記一定
数値範囲内に収まるか否かを検出することにより、装着
されているランプが再点灯可能な状態にあるか否かを判
定することもできる。すなわち、装着されているランプ
自体が高温で、再始動が困難な状況にあるときには、検
出用素子42の温度も常温より高温になっている分、そ
の抵抗値が増大しているため、このように抵抗値が上昇
しているときには、判定回路が適合しないランプと判定
するように、具体的には、抵抗値の一定数値範囲の上限
値は、高圧放電ランプ6の点灯可能な上限値と考えられ
る値b以下にし、常温(25℃程度)時の抵抗値a以上
となるように、一定数値範囲を設定しておけばよい。
【0036】上記のように、装着ランプが照明装置Aの
適合ランプと判定回路5で判断されて、スイッチング制
御回路12の発振器24に照明装置1の駆動開始信号が
出力されると、前記のように、スイッチング制御回路1
2が駆動回路11を駆動し、これにより、始動回路4も
駆動されて適合ランプである高圧放電ランプ6に始動パ
ルスが与えられ、高圧放電ランプ6が点灯する。
【0037】ここで、検出用素子42の抵抗値は、発光
管41の点灯時の等価抵抗値より大きく設定しているの
で、検出用素子42に通電することによる電力損失を比
較的小さくすることができる。
【0038】始動回路4が動作を開始すると、上記のよ
うに、タイマ73に直流が供給されて計時を開始する。
そして、この一定時間が経過すると、タイマ73から出
力抑止用のスイッチング素子72のゲート側に電圧が出
力され、出力抑止用のスイッチング素子72がオンする
ことにより、充電コンデンサ31間が短絡され、充電コ
ンデンサ31の充電が妨げられるので、始動回路4は、
以後動作を停止することになる。
【0039】高圧放電ランプ6を消灯した後、高圧放電
ランプ6がまだ充分に冷えていないとき再点灯する場合
には、検出用素子42の温度特性により、しばらくは判
定回路5が装着ランプを適合ランプと判定できない場合
かある。装着ランプが充分に冷えて判定回路5が装着ラ
ンプを適合ランプと判定すると、前記のとおり始動回路
4による始動パルスの発生が開始する。そして、この始
動回路4の始動に連動して、タイマ73にも通電され、
タイマ73は一定時間をカウントし始める。この時間中
に高圧放電ランプ6が抜かれたり、故障した場合も、タ
イマ73でカウントする一定時間だけランプの始動を試
みた後に始動回路4を停止するので、無駄な始動パルス
を防止し、装着ランプの口金に絶縁破壊を生じたり、他
の電気、電子機器に悪影響を与えるようなことがない。
【0040】〔発明の第2の実施の形態〕図3は、この
発明の第2の実施の形態を示す照明装置Cとそれに使用
されている放電灯点灯装置Dの図面である。同図におい
て図1、2と同一符号の回路要素などは、第1の実施の
形態と同様のものであり、詳細な説明は省略する。
【0041】この照明装置Cでは、点灯回路80は、チ
ョッパ回路より構成されるDC一DCコンバータ91と
イグナイタ回路4を含んで構成されている。DC一DC
コンバータ91は、スイッチング素子94、チョークコ
イル95、還流ダイオード96、平滑コンデンサ97な
どからなる。
【0042】駆動回路92は、チョッパ回路を構成する
チョッピング用のスイッチング素子94のドライブ作用
を行うものである。
【0043】検出用素子53は、DC一DCコンバータ
91のマイナス側の出力ラインに接続されていて、スイ
ッチ54は検出用素子53を介さずに、スイッチング素
子94をバイパスするように接続されている。
【0044】ランプ点灯検出回路101は接続されるラ
ンプ6と並列的に接続され、そのランプ両端間電圧の変
動により、装着ランプの点灯の有無を検出するように構
成されている。
【0045】タイマ104は、前述の実施形態と同様
に、イグナイタ回路4が動作を開始したときにその制御
電源が供給されるように構成されており、電源供給から
一定時間のカウントを開始し、ランプ点灯検出回路10
1が適合ランプの点灯を検出したときと、カウント時間
が経過するまでに適合ランプが点灯されなかったとき
は、制御回路103に信号を出力する。点灯回路80の
出力を抑止する制御回路103は、この信号を受けて駆
動回路92、イグナイタ回路4に駆動停止信号を出力す
る。
【0046】電源投入により動作電源が供給されるよう
に構成されている判定回路5は、装着されているランプ
6が適合ランプと判断すると、タイマ104は、一定時
間のカウントを開始する。このカウントが終了すると、
制御回路103は駆動回路92に信号を送り、駆動回路
92はDC−DCコンバータ91を駆動する。
【0047】次に、本実施の形態による動作について説
明する。
【0048】スイッチ54を閉じた状態で、かつ、ラン
プが装着されていない状態で、適合ランプである高圧放
電ランプ6を装着すると、検出用素子42の分圧により
判定回路5が適合ランプと判断して、制御回路103が
点灯回路80を駆動するように制御信号を出力し、さら
に、イグナイタ回路4が駆動して始動電圧を高圧放電ラ
ンプ6に印加して点灯させる。従って、適合ランプを装
着するだけで、自動的にランプを点灯させることができ
る。
【0049】この場合に、判定回路5が適合ランプを検
出して直ちにランプ点灯がされるのではなく、タイマ1
04の設定時間が過ぎるまで遅延するので、適合ランプ
の装着作業の完全な終了までランプ点灯開始を待つこと
ができて安全性を高めることができる。
【0050】また、イグナイタ回路4が動作してタイマ
105がカウントを開始し、ランプ点灯検出回路101
が適合ランプの点灯を検出したときと、一定時間以内に
ランプ6が点灯されないで、継続して始動電圧が印加さ
れている状態の場合には、制御回路103は、イグナイ
タ回路4に駆動停止信号を出力する。なお、必要に応じ
て、イグナイタ回路4の動作を停止させると共に、DC
一DCコンバータ91の出力を低減するように制御回路
103が動作してもよい。
【0051】従って、適合ランプの故障などで点灯でき
ない場合でも、無駄な始動パルスの出力が防止され、装
着ランプの口金に絶縁破壊を生じたり、他の電気、電子
機器に悪影響を与えるようなことがない。
【0052】タイマ105によるカウント時間内にラン
プ点灯がなく、その後、装着ランプを交換したときは、
交換ランプが適合ランプであるか否か判定回路5が再度
判定を行ない、適合ランプであるときはタイマ104に
よる遅延動作後に、制御回路103が駆動回路92に信
号を出力し、前記と同様に自動点灯が試みられる。
【0053】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、予め定めら
れた電気特性を有する検出用素子が組み込まれている放
電ランプの検出用素子の電気特性を検出し、その検出値
が所定の範囲内にあるとき、接続されている放電ランプ
を適合ランプと判定する判定回路と;放電ランプが適合
と判断されたときに、その放電ランプに始動電圧を供給
する始動回路と;始動回路の動作継続時間を計時するタ
イマ回路と;タイマ回路による計時時間が予め設定され
た時間を超えるときに、始動回路の出力を抑止させる出
力制御手段と;を備えているため、装着されたランプが
適合ランプであるか否かをそのランプを点灯することな
く判定できる。また、出力抑止手段は、タイマ回路によ
る計時に基づき始動電圧が一定時間以上継続して発生し
た場合に始動回路の出力を抑止するため、高い始動電圧
が継続して発生することが防止できる。
【0054】請求項2記載の放電灯点灯装置は、予め定
められた電気特性を有する検出用素子が組み込まれてい
る放電ランプの検出用素子の電気特性を検出し、その検
出値が所定の範囲内にあるとき、接続されている放電ラ
ンプを適合ランプと判定する判定回路と;放電ランプが
適合と判断されたときに、その放電ランプに始動用電力
を供給すると共に放電ランプを安定に点灯可能に構成さ
れた点灯回路と;始動用電力の供給時間を計時するタイ
マ回路と;タイマ回路による計時時間が予め設定された
時間を超えるときに、点灯回路の出力を抑止させる出力
制御手段と;電源投入に応じて直流電源を生成して判定
回路を動作させる第1の制御電源回路と;点灯回路の動
作により直流電源を生成してタイマ回路を動作させる第
2の制御電源回路と;を備えているため、上記請求項1
の発明で得られる効果に加えて、判定回路を動作させる
第1の制御電源回路と、タイマ回路を動作させる第2の制
御電源回路を分離したため、各制御電源の消費電流を少
ないものとすることができ、それに伴って電力消費を低
減することができる。
【0055】請求項3または4記載の照明装置によれ
ば、上記請求項1または2記載の発明と同様な効果が得
られる。
【0056】請求項5記載の照明装置によれば、点灯回
路の出力が抑止された状態でも第1の制御電源回路は正
常に直流を生成することができ、出力制御手段の動作を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す照明装置及
び放電灯点灯装置の図面。
【図2】前記照明装置の適合ランプである高圧放電ラン
プを示す図面。
【図3】この発明の第2の実施の形態を示す照明装置及
び放電灯点灯装置の図面。
【符号の説明】
A,C 照明装置 B,D 放電灯点灯装置 3,80 点灯回路 4 始動回路,イグナイタ回路 5 判定回路 6 放電ランプ 12 スイッチング制御回路 41 放電路 42 検出用素子 71 出力制御回路 73,104 タイマ 103 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた電気特性を有する検出用素
    子が組み込まれている放電ランプの検出用素子の電気特
    性を検出し、その検出値が所定の範囲内にあるとき、接
    続されている放電ランプを適合ランプと判定する判定回
    路と;放電ランプが適合と判断されたときに、その放電
    ランプに始動電圧を供給する始動回路と;始動回路の動
    作継続時間を計時するタイマ回路と;タイマ回路による
    計時時間が予め設定された時間を超えるときに、始動回
    路の出力を抑止させる出力制御手段と;を備えているこ
    とを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】予め定められた電気特性を有する検出用素
    子が組み込まれている放電ランプの検出用素子の電気特
    性を検出し、その検出値が所定の範囲内にあるとき、接
    続されている放電ランプを適合ランプと判定する判定回
    路と;放電ランプが適合と判断されたときに、その放電
    ランプに始動用電力を供給すると共に放電ランプを安定
    に点灯可能に構成された点灯回路と;始動用電力の供給
    時間を計時するタイマ回路と;タイマ回路による計時時
    間が予め設定された時間を超えるときに、点灯回路の出
    力を抑止させる出力制御手段と;電源投入に応じて直流
    電源を生成して判定回路を動作させる第1の制御電源回
    路と;点灯回路の動作により直流電源を生成してタイマ
    回路を動作させる第2の制御電源回路と;を備えている
    ことを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】予め定められた電気特性を有する検出用素
    子が組み込まれている放電ランプと;放電ランプの検出
    用素子の電気特性を検出し、その検出値が所定の範囲内
    にあるとき、接続されている放電ランプを適合ランプと
    判定する判定回路と;放電ランプが適合と判断されたと
    きに、その放電ランプに始動電圧を供給する始動回路
    と;始動回路の動作継続時間を計時するタイマ回路と;
    タイマ回路による計時時間が予め設定された時間を超え
    るときに、始動回路の出力を抑止させる出力制御手段
    と;を備えていることを特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】予め定められた電気特性を有する検出用素
    子が組み込まれている放電ランプと;放電ランプの検出
    用素子の電気特性を検出し、その検出値が所定の範囲内
    にあるとき、接続されている放電ランプを適合ランプと
    判定する判定回路と;放電ランプが適合と判断されたと
    きに、その放電ランプに始動用電力を供給すると共に放
    電ランプを安定に点灯可能に構成された点灯回路と;始
    動用電力の供給時間を計時するタイマ回路と;タイマ回
    路による計時時間が予め設定された時間を超えるとき
    に、点灯回路の出力を抑止させる出力制御手段と;電源
    投入に応じて直流電源を生成して判定回路を動作させる
    第1の制御電源回路と;点灯回路の動作により直流電源
    を生成してタイマ回路を動作させる第2の制御電源回路
    と;を備えていることを特徴とする照明装置。
  5. 【請求項5】出力制御手段は、第1の制御電源回路によ
    り生成された直流電源が供給されて動作するように構成
    されていることを特徴とする請求項4記載の照明装置。
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