JPH11283115A - 飲料供給装置の湯気排出構造 - Google Patents

飲料供給装置の湯気排出構造

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JPH11283115A
JPH11283115A JP8598198A JP8598198A JPH11283115A JP H11283115 A JPH11283115 A JP H11283115A JP 8598198 A JP8598198 A JP 8598198A JP 8598198 A JP8598198 A JP 8598198A JP H11283115 A JPH11283115 A JP H11283115A
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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉原料の付着による湯気の吸引効率の低下、
及び詰まりを生じることなく、吸気経路のコンパクト化
を図ることのできる飲料供給装置の湯気排出構造を提供
する。 【解決手段】 上部筐体16と下部筐体20によって形
成される箱状の湯気吸引部15を設ける。湯気吸引部1
5の内部には湯気の吸引量を均等化する複数の挿通孔1
9Aが形成されたパネル部19を有している。このパネ
ル部19は湯気とともに吸引された粉原料を付着させて
分離するフィルタとしても機能する。汚れたパネル部1
9は上部筐体16と下部筐体20を分割して取り外すこ
とにより洗浄することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲料供給装置の湯気
排出構造に関し、特に、湯気とともに吸引される粉原料
の付着に基づく湯気排出性の低下を防止するようにした
飲料供給装置の湯気排出構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粉末状、粒状の原料と湯水を混合
してカップに供給する飲料供給装置が知られている。
【0003】このような飲料供給装置において、上記し
た粉末状、粒状の原料と湯水を混合するミキシングボー
ルを有するものがある。このミキシングボールは、選択
された飲料に応じて原料貯蔵部から粉原料シュートを介
して供給される原料と、湯水の供給部から供給される湯
水をモータに装着された攪拌羽で攪拌し、混合された飲
料をカップに供給している。
【0004】図4は、従来の飲料供給装置を部分的に示
し、飲料に応じた粉原料を貯蔵する粉原料貯蔵部1と、
貯蔵されている粉原料を供給する粉原料供給部2と、粉
原料供給部2に設けられる粉原料の送り出し機構(図示
せず)を回転させる回転軸3と、回転軸3に伝達される
回転力を所定の回転速度に減速して伝達する減速部4
と、減速部4を固定する支持板5と、回転軸3に伝達さ
れる回転力を発生させるモータ6と、粉原料供給部2か
ら粉原料シュート部8を介して供給される粉原料と湯水
を攪拌して混合するミキシングボール部9を有する。
【0005】粉原料貯蔵部1は、飲料に応じて分割され
た貯蔵容器1A,1B,1C,1D,1E,1F,及び
1Gを有する。粉原料供給部2は、貯蔵容器1A,1
B,1C,1D,1E,1F,及び1Gから粉原料を送
り出す粉原料供給口2A,2B,2C,2D,2E,2
F,及び2Gを有する。粉原料供給部2の下方に配置さ
れる粉原料シュート部8は、粉原料供給口2A,2B,
2C,2D,2E,2F,及び2Gから送り出される粉
原料を受けるシュート8A,8B,8C,8D,及び8
Eを有し、シュート8Eは粉原料供給口2E,2F,及
び2Gから送り出される粉原料を受容するように形成さ
れている。また、シュート8A,8B,8C,8D,及
び8Eは、取付片8aによって支持板5の下部に配置さ
れる可動部7に開口5Aを介して装着されている。ミキ
シングボール部9は、シュート8A,8B,8C,8
D,及び8Eを介してミキシングボール9A,9B,9
C,9D,及び9Eに供給される粉原料と湯水を攪拌
し、混合された飲料を飲料供給パイプ9aを介して供給
する。ミキシングボール9A,9B,9C,9D,及び
9Eにおける粉原料と湯水の攪拌は、台10aに装着さ
れた攪拌モータ10A,10B,10C,10D,及び
10Eによって行われる。同図においてはミキシングボ
ール9Eに装着された攪拌モータ10Eのみを図示して
いるが、他のミキシングボール9A,9B,9C,及び
9Dについても同様の構成を有している。
【0006】図5は、ミキシングボール部9の湯気排出
構造を示し、ミキシングボール9B,9C,9D,及び
9Eの背面側に設けられるホース接続部9bと、攪拌モ
ータ10B,10C,10D,及び10Eをミキシング
ボールの所定の位置に固定するモータ固定部材10b
と、ミキシングボールのそれぞれのホース接続部9bに
接続されるホース11B,11C,11D,及び11E
と、ホース11B,11C,11D,及び11Eを接続
するホース接続部12B,12C,12D,及び12E
を有する排気ファンユニット12を有し、排気ファンユ
ニット12は、内蔵されたファン(図示せず)の回転に
よってホース11B,11C,11D,及び11Eを介
してミキシングボール9B,9C,9D,及び9Eから
湯気を吸引し、飲料供給装置の外部に排出している。同
図においてはミキシングボール9Aを図示省略している
が、このミキシングボール9Aについても他のミキシン
グボールと同様にホース11Aを介して排気ファンユニ
ット12に接続されている。
【0007】上記した構成では、ミキシングボール部9
で粉原料と湯の混合時に生じる湯気によって粉原料シュ
ート部8を湿らせることがないので、粉原料の付着によ
る粉原料シュート部8の詰まりが防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飲料供
給装置の湯気排出構造によると、ミキシングボール部か
ら湯気を吸引するときに粉原料も同時に吸引されること
があるため、販売動作が頻繁に行われるミキシングボー
ルでは湯気の吸引経路に粉原料が付着することによる吸
引効率の低下や、粉原料の堆積による詰まりが生じて湯
気を吸引できなくなることがある。また、複数のミキシ
ングボールを有する飲料供給装置では湯気の吸引経路と
なる複数のホースが設けられているため、複雑化、大型
化するという問題がある。従って、本発明の目的は粉原
料の付着による湯気の吸引効率の低下、及び詰まりを生
じることなく、吸引経路のコンパクト化を図ることので
きる飲料供給装置の湯気排出構造を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、粉原料を湯水と混合する混合器から湯気を吸
引して排出する飲料供給装置の湯気排出構造において、
前記混合器から前記湯気を吸引して排出する負圧を発生
する負圧発生源と、前記負圧発生源と前記混合器との間
に形成され、前記負圧によって内部を負圧の状態にされ
た負圧室と、前記負圧室に配置され、前記混合器に一様
に前記負圧をかける複数の開孔を形成された開孔パネル
を有する飲料供給装置の湯気排出構造を提供する。
【0010】上記する飲料供給装置の湯気排出構造にお
いて、負圧室は、複数の混合器に接続され、内部にアク
セスできるように分割可能な筐体によって構成されるこ
とが好ましく、開孔パネルは、筐体との間に所定の隙間
を有するように装着され、粉原料の堆積によって開孔が
閉塞したとき隙間を介して湯気を排出することが好まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の飲料供給装置の湯
気排出構造を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施の形態における飲料
供給装置の湯気排出構造を部分的に示し、攪拌モータ1
0Eと接続されてミキシングボール9Eの内部に配置さ
れるシャフト13と、シャフト13の上方に装着される
水流安定部材13Aと、ミキシングボール9Eの下部に
位置してシャフト13に装着された水流安定13Bと、
シャフト13に取り付けられた攪拌羽14と、ミキシン
グボール9Eから湯気を吸引して排気する湯気吸引部1
5を有する。また、ミキシングボール9E以外の図示し
ない他のミキシングボールについても同一の構成を有し
ている。
【0013】水流安定部材13Aは、ミキシングボール
9Eに湯を満たして攪拌羽14で内部の攪拌洗浄を行う
際に、水面付近の湯の流れを安定させるものであり、水
流安定部材13Bは、ミキシングボール9Eに供給され
た粉原料及び湯水を攪拌羽14で攪拌する際に水面の落
ち込みを防止する。
【0014】湯気吸引部15は、ミキシングボール9E
から湯気を取り込む複数の開口部(後述)を設けられた
上部筐体16と、ミキシングボール9Eから上部筐体1
6に湯気を誘導する湯気誘導部17と、ミキシングボー
ル9Eの装着側と反対の方向に着脱可能に装着される蓋
部18と、上部筐体16の内部に着脱可能に設けられる
パネル部19と、パネル部19の略全面に均一に形成さ
れる複数の挿通孔19Aと、上部筐体16と分割可能に
形成される下部筐体20と、下部筐体20の内部に形成
される湯気排出ダクト21と、下部筐体20から湯気排
出ダクト21を介して湯気を排出する湯気排出口22
と、図示しないファンを回転させて湯気の吸引を行うブ
ロア23を有する。
【0015】蓋部18は、上部筐体16の上部内壁から
背面側内壁を覆うように装着されており、ミキシングボ
ール9Eの装着側と反対の背面側から着脱することによ
ってこの部分に付着した粉原料の堆積物を除去すること
ができる。
【0016】図2は、図1に示す飲料供給装置の湯気排
出構造を分解して示し、上部筐体16の内部に設けられ
るパネル部19は、ブロア23の回転によって負圧が生
じると上部筐体16側から挿通孔19Aを介して湯気を
吸引する際に孔の径,数,及び配列に応じた圧損を生じ
る。この圧損はミキシングボール9A,9B,9C,9
D,及び9Eから吸引される湯気の吸気量を均等化す
る。また、挿通孔19Aを介して湯気を吸引することで
パネル部19がフィルタとして機能し、粉原料の通過を
阻止する。
【0017】また、パネル部19は、上部筐体16の長
辺方向のサイズより若干小なるサイズで形成されてお
り、上部筐体16と下部筐体20との間に配置されて組
み立てられると長辺方向の両端部に隙間Lが形成され
る。この隙間Lは、パネル部19の挿通孔19Aが粉原
料の堆積によって詰まりを生じたときにバイパス経路と
して機能するようになっており、湯気を下部筐体20に
設けられるダクト入口20Aに導くように構成されてい
る。
【0018】上部筐体16と下部筐体20は、止めネジ
24によって着脱可能に固定されており、清掃、点検等
の必要に応じて分解することができる。
【0019】以下に、本発明の飲料供給装置の湯気排出
構造の動作を説明する。同図においてはミキシングボー
ル9Eから吸引される湯気の流れを説明する。
【0020】図3は、ブロア23の回転に基づく湯気の
流れを示し、ブロア23の回転に基づいて負圧が生じる
と、開口部16Eから上部筐体16に湯気が吸引され
る。この湯気はパネル部19の挿通孔19Aを介して湯
気排出ダクト21に流れる。挿通孔19Aは、孔の径に
応じた圧損を生じることによって開口部16A,16
B,16C,16D,及び16Eから均一な吸気量で湯
気を吸引する。湯気排出ダクト21に流れた湯気は湯気
排出口22から排出される。
【0021】パネル部19は、湯気とともに吸引された
粉原料が挿通孔19Aに堆積して詰まりを生じた場合に
パネル部19と上部筐体16の間の隙間Lより湯気を通
過させる。
【0022】上部筐体16では、上部内壁から背面側内
壁にかけて粉原料の堆積物が多く付着することから、蓋
部18を背面側方向に取り外すことによって、この部分
の粉原料の堆積物を効率良く除去することができる。ま
た、パネル部19の清掃を行うときは上部筐体16と下
部筐体20とを分割することによってパネル部19の取
り外しが可能になり、清掃、交換等の作業を行うことが
できる。
【0023】上記した飲料供給装置の湯気搬出構造によ
ると、上部筐体16と下部筐体20によって形成される
箱状の湯気吸引部15を介して湯気を吸引するので、湯
気の吸引経路の断面積を大にすることができ、湯気とと
もにミキシングボールから吸引される粉原料の堆積によ
る吸引効率の低下を防ぐことができる。湯気吸引部15
の内部に設けられるパネル部19は、略全面に均一に設
けられる複数の挿通孔19Aによって所定の圧損を生じ
ることにより各ミキシングボールから吸引する湯気の吸
引量を均等化し、湯気とともに吸引された粉原料を付着
させて分離するフィルタとして機能する。汚れたパネル
部19は上部筐体16と下部筐体20を分割して取り外
すことにより洗浄することができる。
【0024】また、ミキシングボールの近傍に湯気吸引
部15を配置することで、湯気の吸引経路が短縮され、
ミキシングボールの接続取り付け作業性を向上させるこ
とができる。
【0025】上記した実施の形態では、パネル部の略全
面に均一に挿通孔を形成しているが、装着されるミキシ
ングボールの数、及びブロアの吸引能力に応じて孔の
数、径、及び配置を変更することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の飲料供給装
置の湯気排出構造によると、混合器から湯気を吸引して
排出する負圧を発生する負圧発生源と、負圧発生源と混
合器との間に形成され、負圧によって内部を負圧の状態
にされた負圧室と、負圧室に配置され、混合器に一様に
負圧をかける複数の開孔を形成された開孔パネルを有す
るようにしたため、粉原料の付着による湯気の吸引効率
の低下、及び詰まりを生じることなく、吸引経路のコン
パクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における飲料供給装置の湯
気排出構造の断面図。
【図2】本発明の実施の形態における飲料供給装置の湯
気排出構造の分解斜視図。
【図3】本発明の実施の形態における飲料供給装置の湯
気排出構造の断面図。
【図4】従来の飲料供給装置を示す斜視図。
【図5】従来の飲料供給装置の湯気排出構造を部分的に
示す説明図。
【符号の説明】
1,粉原料貯蔵部 1A〜1G,貯蔵容器 2,粉原料供給部 2A〜2G,粉原料供給口 3,回転軸 4,減速部 5,支持板 5A,開口 6,モータ 8,粉原料シュート部 8A〜8E,シュート 8a,取付片 8b,傾斜部 8c,切欠部 8d,傾斜部 9,ミキシングボール部 9A〜9E,ミキシングボール 9a,飲料供給パイプ 9b,ホース接続部 10,攪拌モータ 10A〜10E,攪拌モータ 10a,台 10b,モータ固定部材 11,粉原料シュート支持部材 11B〜11E,ホース 12,排気ファンユニット 12B〜12E,ホース接続部 13,シャフト 13A,水流安定部材 13B,水流安定部材 14,攪拌羽 15,湯気吸引部 16,上部筐体 16A〜16E,開口部 17,湯気誘導部 18,蓋部 19,パネル部 19A,挿通孔 20,下部筐体 20A,ダクト入口 21,湯気排出ダクト 22,湯気排出口 23,ブロア 24,止めネジ L,隙間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉原料を湯水と混合する混合器から湯気
    を吸引して排出する飲料供給装置の湯気排出構造におい
    て、 前記混合器から前記湯気を吸引して排出する負圧を発生
    する負圧発生源と、 前記負圧発生源と前記混合器との間に形成され、前記負
    圧によって内部を負圧の状態にされた負圧室と、 前記負圧室に配置され、前記混合器に一様に前記負圧を
    かける複数の開孔を形成された開孔パネルを有すること
    を特徴とする飲料供給装置の湯気排出構造。
  2. 【請求項2】 前記負圧室は、複数の前記混合器に接続
    され、内部にアクセスできるように分割可能な筐体によ
    って構成される請求項第1項記載の飲料供給装置の湯気
    排出構造。
  3. 【請求項3】 前記開孔パネルは、前記筐体との間に所
    定の隙間を有するように装着され、前記粉原料の堆積に
    よって前記開孔が閉塞したとき前記隙間を介して前記湯
    気を排出する構成の請求項第1項記載の飲料供給装置の
    湯気排出構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1915931A3 (en) * 2006-10-24 2009-03-11 F.A.S. International S.p.A. Mixer, in particular for machines for preparing hot instant drinks
CN107997566A (zh) * 2017-06-14 2018-05-08 宁波方太厨具有限公司 一种用于蒸箱的蒸汽冷凝回收结构

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CN107997566B (zh) * 2017-06-14 2023-06-20 宁波方太厨具有限公司 一种用于蒸箱的蒸汽冷凝回收结构

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