JPH11282721A - シーケンスプログラムのモニタ方法およびモニタ装置 - Google Patents
シーケンスプログラムのモニタ方法およびモニタ装置Info
- Publication number
- JPH11282721A JPH11282721A JP10079413A JP7941398A JPH11282721A JP H11282721 A JPH11282721 A JP H11282721A JP 10079413 A JP10079413 A JP 10079413A JP 7941398 A JP7941398 A JP 7941398A JP H11282721 A JPH11282721 A JP H11282721A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sequence program
- cycle
- token
- sequence
- program
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Debugging And Monitoring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユーザの手間を必要とせず、シーケンスのサ
イクル毎の実行ルートを簡単に判別できるシーケンスプ
ログラムのモニタ方法を提供することにある。 【解決手段】 プログラマブルコントローラなどの制御
装置によるシーケンスプログラムの実行状態をモニタす
るための装置において、前記シーケンスプログラムの現
在実行中のステップに記号を表示するとともに、過去に
通過したステップにもサイクル毎に目視で区別できる記
号を表示する。 【効果】 本発明によれば、シーケンスプログラムをデ
バッグする際の作業効率が向上する。
イクル毎の実行ルートを簡単に判別できるシーケンスプ
ログラムのモニタ方法を提供することにある。 【解決手段】 プログラマブルコントローラなどの制御
装置によるシーケンスプログラムの実行状態をモニタす
るための装置において、前記シーケンスプログラムの現
在実行中のステップに記号を表示するとともに、過去に
通過したステップにもサイクル毎に目視で区別できる記
号を表示する。 【効果】 本発明によれば、シーケンスプログラムをデ
バッグする際の作業効率が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動化装置のプロ
グラムのモニタ方法に係り、特に、SFC(シーケンシ
ャル・ファンクション・チャート)で記述されたシーケ
ンスプログラム(以下、SFCプログラム)の実行状態
をモニタする方法に関する。
グラムのモニタ方法に係り、特に、SFC(シーケンシ
ャル・ファンクション・チャート)で記述されたシーケ
ンスプログラム(以下、SFCプログラム)の実行状態
をモニタする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のSFCプログラムのモニタ方法に
関する第1の公知例としては、「プログラマブルコント
ローラの新しいプログラミングテクニック」(近代図
書、1994年)のPP.129−131に記載されて
いるSFCプログラムのモニタ方法が挙げられる。この
公知例には、現在実行中のステップにのみトークンを表
示する方法が述べられている。
関する第1の公知例としては、「プログラマブルコント
ローラの新しいプログラミングテクニック」(近代図
書、1994年)のPP.129−131に記載されて
いるSFCプログラムのモニタ方法が挙げられる。この
公知例には、現在実行中のステップにのみトークンを表
示する方法が述べられている。
【0003】また、第2の公知例として、特開平5−3
41819号公報に記載されているSFCプログラムの
デバッグ方法が挙げられる。この公知例には、ステップ
の実行履歴をルートテーブルとして記憶して、これを予
め作成しておいた正常ルートテーブルと比較すること
で、SFCプログラムをデバッグする方法が述べられて
いる。
41819号公報に記載されているSFCプログラムの
デバッグ方法が挙げられる。この公知例には、ステップ
の実行履歴をルートテーブルとして記憶して、これを予
め作成しておいた正常ルートテーブルと比較すること
で、SFCプログラムをデバッグする方法が述べられて
いる。
【0004】さらに、第3の公知例として、特開平4−
335404号公報に記載されているシーケンスプログ
ラムのデバッグ方法が挙げられる。この公知例には、現
在実行されているステップを第1の表示パターンで表示
し、既に実行されたステップを第2の表示パターンで表
示する方法が述べられている。
335404号公報に記載されているシーケンスプログ
ラムのデバッグ方法が挙げられる。この公知例には、現
在実行されているステップを第1の表示パターンで表示
し、既に実行されたステップを第2の表示パターンで表
示する方法が述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の公知例で
は、現在実行中のステップにのみトークンを表示してい
たため、状態の遷移が速いとき、すなわちトークンの移
動が速いときに、ステップの実行状態を目視で追うこと
が困難になり、実行状態を把握しづらくなるという問題
がある。また、上記第2の公知例では、シーケンスが複
雑で、サイクル毎にトークンの通るルートが変化すると
き、正常ルートテーブルを予め作成する作業にかなりの
手間を必要とするという問題がある。また、上記第3の
公知例では、既に実行されたステップにも表示を残すこ
とにより、未実行のステップを一目で確認できるが、サ
イクル毎の実行ルートを区別できないので、所定のサイ
クルで正しい実行ルートを通過したのかどうかを確認で
きないという問題がある。
は、現在実行中のステップにのみトークンを表示してい
たため、状態の遷移が速いとき、すなわちトークンの移
動が速いときに、ステップの実行状態を目視で追うこと
が困難になり、実行状態を把握しづらくなるという問題
がある。また、上記第2の公知例では、シーケンスが複
雑で、サイクル毎にトークンの通るルートが変化すると
き、正常ルートテーブルを予め作成する作業にかなりの
手間を必要とするという問題がある。また、上記第3の
公知例では、既に実行されたステップにも表示を残すこ
とにより、未実行のステップを一目で確認できるが、サ
イクル毎の実行ルートを区別できないので、所定のサイ
クルで正しい実行ルートを通過したのかどうかを確認で
きないという問題がある。
【0006】そこで、本発明では、現在実行中のステッ
プに表示を行うとともに、過去に通過したステップにも
サイクル毎に目視で区別できる表示を行うことにより、
シーケンスプログラムのサイクル毎の実行ルートを簡単
に判別できるモニタ方法およびそのようなモニタ装置を
提供することを課題とする。
プに表示を行うとともに、過去に通過したステップにも
サイクル毎に目視で区別できる表示を行うことにより、
シーケンスプログラムのサイクル毎の実行ルートを簡単
に判別できるモニタ方法およびそのようなモニタ装置を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、シーケンスプログラムの実行状態をモニ
タするためのシーケンスプログラムのモニタ方法におい
て、シーケンスプログラムのフローをステップ単位で表
示し、そのフロー上で、現在実行中のステップを目視で
識別可能なように表示するとともに、過去に通過したス
テップに対してもその各ステップがシーケンスプログラ
ムの何サイクル目に通過したかを目視で識別可能なよう
に表示することを特徴とするシーケンスプログラムのモ
ニタ方法を開示する。
め、本発明は、シーケンスプログラムの実行状態をモニ
タするためのシーケンスプログラムのモニタ方法におい
て、シーケンスプログラムのフローをステップ単位で表
示し、そのフロー上で、現在実行中のステップを目視で
識別可能なように表示するとともに、過去に通過したス
テップに対してもその各ステップがシーケンスプログラ
ムの何サイクル目に通過したかを目視で識別可能なよう
に表示することを特徴とするシーケンスプログラムのモ
ニタ方法を開示する。
【0008】また、本発明は、前記現在実行中のステッ
プの表示及び前記過去に通過したステップのサイクル別
の表示は、各ステップに付した記号の色調、大きさ、ま
たは形状の少なくとも1つが異なることによって識別可
能にすることを特徴とするシーケンスプログラムのモニ
タ方法を開示する。
プの表示及び前記過去に通過したステップのサイクル別
の表示は、各ステップに付した記号の色調、大きさ、ま
たは形状の少なくとも1つが異なることによって識別可
能にすることを特徴とするシーケンスプログラムのモニ
タ方法を開示する。
【0009】また、本発明は、前記シーケンスプログラ
ムがSFCプログラムであり、前記記号がトークンであ
ることを特徴とするシーケンスプログラムのモニタ方法
を開示する。
ムがSFCプログラムであり、前記記号がトークンであ
ることを特徴とするシーケンスプログラムのモニタ方法
を開示する。
【0010】また、本発明は、前記現在実行中のステッ
プ及び前記過去に通過したステップの各々に対して、そ
のステップが何サイクル目に実行されたかを示すサイク
ルカウントを表示可能としたことを特徴とするシーケン
スプログラムのモニタ方法を開示する。
プ及び前記過去に通過したステップの各々に対して、そ
のステップが何サイクル目に実行されたかを示すサイク
ルカウントを表示可能としたことを特徴とするシーケン
スプログラムのモニタ方法を開示する。
【0011】さらに、本発明は、シーケンスプログラム
の実行状態をモニタするためのシーケンスプログラムの
モニタ装置において、シーケンスプログラムをあらかじ
め記憶しておくシーケンスプログラム記憶手段と、該シ
ーケンスプログラム記憶手段に記憶されたシーケンスプ
ログラムの流れをステップ単位に表示するためのシーケ
ンス表示手段と、該シーケンス表示手段が表示する流れ
の中で、現在実行中のステップに対して目視で識別可能
なように表示するための現行ステップ表示手段と、前記
シーケンス表示手段が表示する流れの中で、過去に通過
したステップに対してその各ステップがシーケンスプロ
グラムの何サイクル目に通過したかを目視で識別可能な
ように表示するための通過ステップ表示手段と、を具備
することを特徴とするシーケンスプログラムのモニタ装
置を開示する。
の実行状態をモニタするためのシーケンスプログラムの
モニタ装置において、シーケンスプログラムをあらかじ
め記憶しておくシーケンスプログラム記憶手段と、該シ
ーケンスプログラム記憶手段に記憶されたシーケンスプ
ログラムの流れをステップ単位に表示するためのシーケ
ンス表示手段と、該シーケンス表示手段が表示する流れ
の中で、現在実行中のステップに対して目視で識別可能
なように表示するための現行ステップ表示手段と、前記
シーケンス表示手段が表示する流れの中で、過去に通過
したステップに対してその各ステップがシーケンスプロ
グラムの何サイクル目に通過したかを目視で識別可能な
ように表示するための通過ステップ表示手段と、を具備
することを特徴とするシーケンスプログラムのモニタ装
置を開示する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明を適用した実施の形態について説明する。図1は、本
発明を適用した制御装置と本発明のプログラムモニタ装
置の構成例を示すブロック図である。制御装置101
は、従来のプログラマブルコントローラと同一構成を有
する。演算部101aは、シーケンスプログラム解釈実
行手順記憶部101dに格納された解釈手順にしたが
い、シーケンスプログラム記憶部101eに格納された
シーケンスプログラムを読み出し、その命令を解釈し、
命令にしたがって入力部101bからデータを取り込
み、演算して、その結果を出力部101cに出力する処
理を行う。ここで、シーケンスプログラムはSFCなど
で記述されたプログラムであり、実行ステップ記憶部1
01fには、プログラムのどのステップが現在実行され
ているかを示すステップ番号が格納されている。また、
通信制御部101gは、モニタ装置102との通信を行
うための手段であり、シーケンスプログラムのダウンロ
ード、実行ステップ番号などのデータの転送を可能とす
る。
明を適用した実施の形態について説明する。図1は、本
発明を適用した制御装置と本発明のプログラムモニタ装
置の構成例を示すブロック図である。制御装置101
は、従来のプログラマブルコントローラと同一構成を有
する。演算部101aは、シーケンスプログラム解釈実
行手順記憶部101dに格納された解釈手順にしたが
い、シーケンスプログラム記憶部101eに格納された
シーケンスプログラムを読み出し、その命令を解釈し、
命令にしたがって入力部101bからデータを取り込
み、演算して、その結果を出力部101cに出力する処
理を行う。ここで、シーケンスプログラムはSFCなど
で記述されたプログラムであり、実行ステップ記憶部1
01fには、プログラムのどのステップが現在実行され
ているかを示すステップ番号が格納されている。また、
通信制御部101gは、モニタ装置102との通信を行
うための手段であり、シーケンスプログラムのダウンロ
ード、実行ステップ番号などのデータの転送を可能とす
る。
【0013】モニタ装置102は、制御装置101専用
の周辺機器であるか、あるいは汎用のパーソナルコンピ
ュータなどである。演算部102aは、シーケンスプロ
グラムモニタ手順記憶部102dに格納された手順にし
たがい、シーケンスプログラム記憶部102eに格納さ
れたプログラム(シーケンスプログラム記憶部101e
に格納されたプログラムと同一内容を含むもの)の制御
装置101における実行状態をモニタする。このとき、
通信制御部102gによって、制御装置101の実行ス
テップ記憶部101fに格納されたステップ番号を取得
し、これを表示部102cからの表示内容に反映させ
る。操作部102bでは、モニタ方法の切り替えなどを
入力する。
の周辺機器であるか、あるいは汎用のパーソナルコンピ
ュータなどである。演算部102aは、シーケンスプロ
グラムモニタ手順記憶部102dに格納された手順にし
たがい、シーケンスプログラム記憶部102eに格納さ
れたプログラム(シーケンスプログラム記憶部101e
に格納されたプログラムと同一内容を含むもの)の制御
装置101における実行状態をモニタする。このとき、
通信制御部102gによって、制御装置101の実行ス
テップ記憶部101fに格納されたステップ番号を取得
し、これを表示部102cからの表示内容に反映させ
る。操作部102bでは、モニタ方法の切り替えなどを
入力する。
【0014】図2は、SFCプログラムの例を示す。S
FCは、ステップ201aと、トランジション201b
と、このステップ201aとトランジション201bを
相互接続する有向接続線201cの各要素から構成され
ている。また、ステップ201aは、そのステップに唯
一に割り付けられたステップ番号(S101など)を有
し、そのステップにおける実行処理を示すアクション
(図示せず)を伴う。トランジション201bは、前の
ステップから次のステップへのトランジション条件(図
示せず)を伴う。なお、アクションとトランジション条
件は、何らかのプログラミング言語(例えば、ラダー図
など)で記述される。
FCは、ステップ201aと、トランジション201b
と、このステップ201aとトランジション201bを
相互接続する有向接続線201cの各要素から構成され
ている。また、ステップ201aは、そのステップに唯
一に割り付けられたステップ番号(S101など)を有
し、そのステップにおける実行処理を示すアクション
(図示せず)を伴う。トランジション201bは、前の
ステップから次のステップへのトランジション条件(図
示せず)を伴う。なお、アクションとトランジション条
件は、何らかのプログラミング言語(例えば、ラダー図
など)で記述される。
【0015】一般にSFCプログラムは、同時動作が可
能な複数のシーケンス単位から構成されており、これを
ユニットと呼ぶことにする。このように同時動作可能な
シーケンスをユニットとして分割し、記述することで、
各ユニットの現在実行中のステップは唯一に決定され
る。図2は、SFCの2つのユニットをそれぞれ別のウ
ィンドウ201、202に表示した例を示しており、本
実施の形態のモニタ装置102でも、このようにモニタ
の対象となるSFCのユニットをそれぞれ別のウィンド
ウに表示することができる。なお、各ウィンドウをスク
ロールすることで、SFCの表示範囲を移動できるもの
とする。
能な複数のシーケンス単位から構成されており、これを
ユニットと呼ぶことにする。このように同時動作可能な
シーケンスをユニットとして分割し、記述することで、
各ユニットの現在実行中のステップは唯一に決定され
る。図2は、SFCの2つのユニットをそれぞれ別のウ
ィンドウ201、202に表示した例を示しており、本
実施の形態のモニタ装置102でも、このようにモニタ
の対象となるSFCのユニットをそれぞれ別のウィンド
ウに表示することができる。なお、各ウィンドウをスク
ロールすることで、SFCの表示範囲を移動できるもの
とする。
【0016】図3は、前記第1の公知例におけるSFC
プログラムのモニタ方法の表示例を示している。この図
では、それぞれのウィンドウ201、202に表示され
たSFCのユニットの現在実行中のステップにトークン
(ハッチングを施した円形の記号)301、302が表
示されている。このようにSFCプログラムの実行状態
の推移は、各ユニットにおけるトークンの移動としてモ
ニタできる。しかし、この第1の公知例では、現在実行
中のステップにのみトークンを表示していたため、状態
の遷移が速いとき、すなわちトークンの移動が速いと
き、ステップの実行状態を目視で追うことが困難にな
り、実行状態を把握しづらくなるという問題点があっ
た。
プログラムのモニタ方法の表示例を示している。この図
では、それぞれのウィンドウ201、202に表示され
たSFCのユニットの現在実行中のステップにトークン
(ハッチングを施した円形の記号)301、302が表
示されている。このようにSFCプログラムの実行状態
の推移は、各ユニットにおけるトークンの移動としてモ
ニタできる。しかし、この第1の公知例では、現在実行
中のステップにのみトークンを表示していたため、状態
の遷移が速いとき、すなわちトークンの移動が速いと
き、ステップの実行状態を目視で追うことが困難にな
り、実行状態を把握しづらくなるという問題点があっ
た。
【0017】図4は、前記第2の公知例におけるルート
テーブルの例を示す。この公知例では、SFCプログラ
ムのモニタを開始すると、実行ステップ番号402の履
歴がルートテーブルに記憶される。また、一般的にSF
Cプログラムでは何種類かのループが繰り返し実行され
ることが多いので、このループを1サイクルとし、モニ
タ開始後何サイクル目を実行しているのかをサイクルカ
ウント401として記憶する。なお、図4は、図2また
は図3に示したウィンドウ201に表示されたSFCの
ユニットの実行状態をモニタしたものであり、ステップ
S104を各サイクルの終点(以下、サイクルエンド)
としてサイクルカウント401を計算している。すなわ
ち、サイクルカウント401の初期値を1とし、これに
ステップS104に到達した回数を加算してサイクルカ
ウント401に記憶している。通常、SFCのどのステ
ップがサイクルエンドになるのかは必ずしも記述されな
いので、モニタを開始する際にサイクルエンドに相当す
るステップを指定することになる。図4のルートテーブ
ルを作成する際にも、ステップS104がサイクルエン
ドであることを指定したものとする。このように作成し
たルートテーブルを予め作成しておいた正常ルートテー
ブルと比較することにより、SFCプログラムをデバッ
グすることができる。しかし、この第2の公知例では、
シーケンスが複雑でサイクル毎にトークンの通るルート
が変化するとき、正常ルートテーブルを予め作成する作
業にかなりの手間を要するという問題があった。
テーブルの例を示す。この公知例では、SFCプログラ
ムのモニタを開始すると、実行ステップ番号402の履
歴がルートテーブルに記憶される。また、一般的にSF
Cプログラムでは何種類かのループが繰り返し実行され
ることが多いので、このループを1サイクルとし、モニ
タ開始後何サイクル目を実行しているのかをサイクルカ
ウント401として記憶する。なお、図4は、図2また
は図3に示したウィンドウ201に表示されたSFCの
ユニットの実行状態をモニタしたものであり、ステップ
S104を各サイクルの終点(以下、サイクルエンド)
としてサイクルカウント401を計算している。すなわ
ち、サイクルカウント401の初期値を1とし、これに
ステップS104に到達した回数を加算してサイクルカ
ウント401に記憶している。通常、SFCのどのステ
ップがサイクルエンドになるのかは必ずしも記述されな
いので、モニタを開始する際にサイクルエンドに相当す
るステップを指定することになる。図4のルートテーブ
ルを作成する際にも、ステップS104がサイクルエン
ドであることを指定したものとする。このように作成し
たルートテーブルを予め作成しておいた正常ルートテー
ブルと比較することにより、SFCプログラムをデバッ
グすることができる。しかし、この第2の公知例では、
シーケンスが複雑でサイクル毎にトークンの通るルート
が変化するとき、正常ルートテーブルを予め作成する作
業にかなりの手間を要するという問題があった。
【0018】図6は、本発明のSFCプログラムのモニ
タ方法による表示の一例を示す。この図では、図4のル
ートテーブルに示した1サイクル目の実行状態を示すも
のであり、ステップS100、S101、S105、S
107が既に実行したステップ(以下、通過ステッ
プ)、ステップS104が現在実行中のステップを示
す。通過ステップのそれぞれには淡色のトークン601
(図中、ハッチングを施した円形の記号)が表示され、
実行中のステップには濃色のトークン602(図中、ク
ロスハッチングを施した円形の記号)が表示されてい
る。実際の表示では、例えば、淡色のトークン601は
淡い赤色、濃色のトークン602は濃い赤色となるよう
にする。このように通過ステップと実行中のステップと
をトークンの色調(ここでは色の濃度)で区別し、通過
ステップにもトークンの表示を残すことで、シーケンス
の実行ルートを直感的に確認することができる。すなわ
ち、トークンの移動が速いときや、シーケンスの分岐が
多く、サイクル毎に実行ルートが変化するようなときで
も、トークンの動きを目視で追うことができ、プログラ
ムの実行状態も容易に把握することができる。なお、前
記第3の公知例における表示方法でも、1サイクル目ま
での表示は、図6の表示とほぼ同じになる。
タ方法による表示の一例を示す。この図では、図4のル
ートテーブルに示した1サイクル目の実行状態を示すも
のであり、ステップS100、S101、S105、S
107が既に実行したステップ(以下、通過ステッ
プ)、ステップS104が現在実行中のステップを示
す。通過ステップのそれぞれには淡色のトークン601
(図中、ハッチングを施した円形の記号)が表示され、
実行中のステップには濃色のトークン602(図中、ク
ロスハッチングを施した円形の記号)が表示されてい
る。実際の表示では、例えば、淡色のトークン601は
淡い赤色、濃色のトークン602は濃い赤色となるよう
にする。このように通過ステップと実行中のステップと
をトークンの色調(ここでは色の濃度)で区別し、通過
ステップにもトークンの表示を残すことで、シーケンス
の実行ルートを直感的に確認することができる。すなわ
ち、トークンの移動が速いときや、シーケンスの分岐が
多く、サイクル毎に実行ルートが変化するようなときで
も、トークンの動きを目視で追うことができ、プログラ
ムの実行状態も容易に把握することができる。なお、前
記第3の公知例における表示方法でも、1サイクル目ま
での表示は、図6の表示とほぼ同じになる。
【0019】図7は、本発明のSFCプログラムのモニ
タ方法による別の表示例を示す。この図では、図4のル
ートテーブルに示した2サイクル目までの実行状態を示
すものであり、ステップS100、S101、S10
5、S107、S104が1サイクル目の通過ステッ
プ、ステップS101、S108が2サイクル目に既に
通過したステップ、ステップS104が現在実行中のス
テップを示す。1サイクル目の通過ステップのそれぞれ
には淡色のトークン601(図中、斜線のハッチングを
施した円形の記号)が表示され、2サイクル目の通過ス
テップのそれぞれにはトークン601と別の淡色のトー
クン701(図中、横線のハッチングを施した円形の記
号)が表示され、実行中のステップには濃色のトークン
702(図中、縦横線のクロスハッチングを施した円形
の記号)が表示されている。ただしステップS101
は、1サイクル目、2サイクル目でともに実行されてい
るが、このようなときはより新しく実行された方のサイ
クルを表すようにしている。そして実際の表示では、例
えば、淡色のトークン601は淡い青色、淡色のトーク
ン701は淡い緑色、濃色のトークン702は濃い緑色
となる。このように通過ステップと実行中ステップをト
ークンの色調で区別し、さらにサイクル毎の通過ステッ
プも色調で区別することで、サイクル毎の実行ルートを
直感的に確認できる。すなわち、トークンの移動が速い
ときや、シーケンスのサイクル毎に実行ルートが変化す
るときでも、トークンの動きを目視で追うことができ、
サイクル毎のプログラムの実行状態も容易に把握でき
る。なお、サイクル毎のトークン色の一覧はトークン色
のリファレンス704として表示されるものとする。
タ方法による別の表示例を示す。この図では、図4のル
ートテーブルに示した2サイクル目までの実行状態を示
すものであり、ステップS100、S101、S10
5、S107、S104が1サイクル目の通過ステッ
プ、ステップS101、S108が2サイクル目に既に
通過したステップ、ステップS104が現在実行中のス
テップを示す。1サイクル目の通過ステップのそれぞれ
には淡色のトークン601(図中、斜線のハッチングを
施した円形の記号)が表示され、2サイクル目の通過ス
テップのそれぞれにはトークン601と別の淡色のトー
クン701(図中、横線のハッチングを施した円形の記
号)が表示され、実行中のステップには濃色のトークン
702(図中、縦横線のクロスハッチングを施した円形
の記号)が表示されている。ただしステップS101
は、1サイクル目、2サイクル目でともに実行されてい
るが、このようなときはより新しく実行された方のサイ
クルを表すようにしている。そして実際の表示では、例
えば、淡色のトークン601は淡い青色、淡色のトーク
ン701は淡い緑色、濃色のトークン702は濃い緑色
となる。このように通過ステップと実行中ステップをト
ークンの色調で区別し、さらにサイクル毎の通過ステッ
プも色調で区別することで、サイクル毎の実行ルートを
直感的に確認できる。すなわち、トークンの移動が速い
ときや、シーケンスのサイクル毎に実行ルートが変化す
るときでも、トークンの動きを目視で追うことができ、
サイクル毎のプログラムの実行状態も容易に把握でき
る。なお、サイクル毎のトークン色の一覧はトークン色
のリファレンス704として表示されるものとする。
【0020】このような表示を行うためには、先に述べ
たサイクルカウントを計算するため、SFCのユニット
のサイクルエンドをモニタ開始の際に指定しておく必要
がある。図7の場合、ステップS104がサイクルエン
ドとなるので、モニタ開始の際に、ステップS104が
サイクルエンドであることを指定する。このとき、図7
のステップS104の左横に、このステップがサイクル
エンドであることを示す記号(塗りつぶした三角形の記
号)703が表示される。このようにサイクルエンドを
指定しておけば、サイクル毎の通過ステップのトークン
色を変えて表示することができる。
たサイクルカウントを計算するため、SFCのユニット
のサイクルエンドをモニタ開始の際に指定しておく必要
がある。図7の場合、ステップS104がサイクルエン
ドとなるので、モニタ開始の際に、ステップS104が
サイクルエンドであることを指定する。このとき、図7
のステップS104の左横に、このステップがサイクル
エンドであることを示す記号(塗りつぶした三角形の記
号)703が表示される。このようにサイクルエンドを
指定しておけば、サイクル毎の通過ステップのトークン
色を変えて表示することができる。
【0021】図8は、サイクルカウントに応じたトーク
ン色を例を示す。この図では、過去6サイクルの通過ス
テップを判別できるように、6組の濃淡のトークン色を
定義している。すなわち、サイクルカウントを6で割っ
た余り801に応じて、実行中ステップのトークン色8
02と通過ステップのトークン色803が決まる。な
お、それぞれのトークン色は色番号によって区別される
ものとする。
ン色を例を示す。この図では、過去6サイクルの通過ス
テップを判別できるように、6組の濃淡のトークン色を
定義している。すなわち、サイクルカウントを6で割っ
た余り801に応じて、実行中ステップのトークン色8
02と通過ステップのトークン色803が決まる。な
お、それぞれのトークン色は色番号によって区別される
ものとする。
【0022】図10は、図7の表示例に示したSFCプ
ログラムのモニタ方法を実現するための処理フローを示
す。なお、この処理フローをソフトウェア化したもの
が、モニタ装置102のシーケンスプログラムモニタ手
順記憶部102dに格納される。この処理フローは、複
数のユニットから構成されるシーケンスに対応してお
り、まず、モニタ処理をスタートすると、全トークンの
表示をクリアし(処理1000)、ユニットUN(UN
=1〜UMAX,UMAX:ユニット数)のサイクルカ
ウントCN(UN)を1に初期化し(処理1001)、
さらに、ユニットUNの現ステップ番号SN(UN)及
び前ステップ番号LSN(UN)をそれぞれ0に初期化
する(処理1002)。次いでユニット番号UNを1に
初期化し(処理1003)、ユニットUNを表示するウ
ィンドウの有無を調べる(処理1004)。ユニットU
Nを表示するウインドウが存在すれば(処理1004で
“YES”)、ユニットUNの現ステップ番号SN(U
N)を取得する(処理1005)。ここで取得したデー
タSN(UN)は、モニタ装置102の実行ステップ記
憶部102fに格納される。この現ステップ番号SN
(UN)が0より大きく、かつ前ステップ番号LSN
(UN)と異なれば(処理1006で“YES”)、図8
に示したようなサイクルカウントに応じた実行中ステッ
プのトークン色(濃色)の色番号COLと通過ステップ
のトークン色(淡色)の色番号LCOLを計算する(処
理1007)。
ログラムのモニタ方法を実現するための処理フローを示
す。なお、この処理フローをソフトウェア化したもの
が、モニタ装置102のシーケンスプログラムモニタ手
順記憶部102dに格納される。この処理フローは、複
数のユニットから構成されるシーケンスに対応してお
り、まず、モニタ処理をスタートすると、全トークンの
表示をクリアし(処理1000)、ユニットUN(UN
=1〜UMAX,UMAX:ユニット数)のサイクルカ
ウントCN(UN)を1に初期化し(処理1001)、
さらに、ユニットUNの現ステップ番号SN(UN)及
び前ステップ番号LSN(UN)をそれぞれ0に初期化
する(処理1002)。次いでユニット番号UNを1に
初期化し(処理1003)、ユニットUNを表示するウ
ィンドウの有無を調べる(処理1004)。ユニットU
Nを表示するウインドウが存在すれば(処理1004で
“YES”)、ユニットUNの現ステップ番号SN(U
N)を取得する(処理1005)。ここで取得したデー
タSN(UN)は、モニタ装置102の実行ステップ記
憶部102fに格納される。この現ステップ番号SN
(UN)が0より大きく、かつ前ステップ番号LSN
(UN)と異なれば(処理1006で“YES”)、図8
に示したようなサイクルカウントに応じた実行中ステッ
プのトークン色(濃色)の色番号COLと通過ステップ
のトークン色(淡色)の色番号LCOLを計算する(処
理1007)。
【0023】さらに、ステップLSN(UN)に通過ス
テップであることを示す淡色(色番号LCOL)のトー
クンを表示し(処理1008)、ステップSN(UN)
に現在実行中のステップを示す濃色(色番号COL)の
トークンを表示する(処理1009)。さらに、前ステ
ップ番号LSN(UN)に現ステップ番号SN(UN)
を代入し、前ステップ番号LSN(UN)を更新する
(処理1010)。また、現ステップ番号SN(UN)
が上述のように指定されたサイクルエンドのステップ番
号に等しければ(処理1011)、サイクルカウントC
N(UN)に1を加算する(処理1012)。また、現
ステップ番号SN(UN)がサイクルエンドのステップ
番号と異なれば(処理1011で“NO”)、サイクルカ
ウントCN(UN)を更新しない。また、現ステップ番
号SN(UN)が0、または前ステップ番号LSN(U
N)と同じならば(処理1006で“NO”)、処理10
07から処理1012までの処理をスキップする。ま
た、ユニットUNを表示するウィンドウが存在しないな
らば(処理1004で“NO”)、処理1005から処理
1012までの処理をスキップする。こうして処理10
13へ移り、ユニット番号UNとその最大値UMAXを
比較し、ユニット番号UNの方が小さいならば(処理1
013で“YES”)、UNに1を加算し(処理101
4)、ユニット番号UNがUMAXと等しければ(処理
1013で“NO”)、UNを1に戻す(処理101
5)。最後にモニタ終了でなければ、処理1004に戻
って同様の処理を繰り返す(処理1016)。
テップであることを示す淡色(色番号LCOL)のトー
クンを表示し(処理1008)、ステップSN(UN)
に現在実行中のステップを示す濃色(色番号COL)の
トークンを表示する(処理1009)。さらに、前ステ
ップ番号LSN(UN)に現ステップ番号SN(UN)
を代入し、前ステップ番号LSN(UN)を更新する
(処理1010)。また、現ステップ番号SN(UN)
が上述のように指定されたサイクルエンドのステップ番
号に等しければ(処理1011)、サイクルカウントC
N(UN)に1を加算する(処理1012)。また、現
ステップ番号SN(UN)がサイクルエンドのステップ
番号と異なれば(処理1011で“NO”)、サイクルカ
ウントCN(UN)を更新しない。また、現ステップ番
号SN(UN)が0、または前ステップ番号LSN(U
N)と同じならば(処理1006で“NO”)、処理10
07から処理1012までの処理をスキップする。ま
た、ユニットUNを表示するウィンドウが存在しないな
らば(処理1004で“NO”)、処理1005から処理
1012までの処理をスキップする。こうして処理10
13へ移り、ユニット番号UNとその最大値UMAXを
比較し、ユニット番号UNの方が小さいならば(処理1
013で“YES”)、UNに1を加算し(処理101
4)、ユニット番号UNがUMAXと等しければ(処理
1013で“NO”)、UNを1に戻す(処理101
5)。最後にモニタ終了でなければ、処理1004に戻
って同様の処理を繰り返す(処理1016)。
【0024】図5は、図1示したモニタ装置102の実
行ステップ記憶部102fのデータ構造を示す。実行ス
テップ記憶部102fには、ユニット番号501(U
N)に応じた現ステップ番号502(SN(UN))、
前ステップ番号503(LSN(UN))、サイクルエ
ンドのステップ番号504、サイクルカウント505
(CN(UN))が記憶されており、これらの情報に基
づいて図10の処理が実現される。
行ステップ記憶部102fのデータ構造を示す。実行ス
テップ記憶部102fには、ユニット番号501(U
N)に応じた現ステップ番号502(SN(UN))、
前ステップ番号503(LSN(UN))、サイクルエ
ンドのステップ番号504、サイクルカウント505
(CN(UN))が記憶されており、これらの情報に基
づいて図10の処理が実現される。
【0025】なお、本実施の形態では、通過ステップと
実行中ステップをトークンの色調(色の濃度)により区
別するシーケンスプログラムのモニタ方法を説明した
が、別の実施の形態として、トークンの大きさや形状な
どにより、通過ステップと実行中ステップを区別する方
法も同様にして可能である。また、トークンを用いず
に、各ステップを表す矩形ブロックそのものに着色を行
ったり、矩形ブロックの大きさを変えたり、多重の枠で
囲まれた矩形ブロックを用いたりすることも可能であ
る。
実行中ステップをトークンの色調(色の濃度)により区
別するシーケンスプログラムのモニタ方法を説明した
が、別の実施の形態として、トークンの大きさや形状な
どにより、通過ステップと実行中ステップを区別する方
法も同様にして可能である。また、トークンを用いず
に、各ステップを表す矩形ブロックそのものに着色を行
ったり、矩形ブロックの大きさを変えたり、多重の枠で
囲まれた矩形ブロックを用いたりすることも可能であ
る。
【0026】また、別の実施の形態として、図6や図7
に示したトークンにサイクルカウントの数値を付記した
表示を用いる方法も可能である。図9は、図7の表示に
サイクルカウントの数値を付記したモニタ方法の表示の
一例を示す。図9の表示の例では、注目したいステップ
S101にポインタ901をあわせると、そのステップ
に表示されているトークン701の右横に、そのステッ
プを通過したサイクルのサイクルカウント履歴902が
表示されている。例えば、サイクルカウント履歴902
「1,2,3」は、1サイクル目、2サイクル目、3サ
イクル目においてステップS101を通過したことを示
す。このようなサイクルカウント履歴902を表示する
ことにより、サイクル毎の実行ルートをより容易に確認
することができる。
に示したトークンにサイクルカウントの数値を付記した
表示を用いる方法も可能である。図9は、図7の表示に
サイクルカウントの数値を付記したモニタ方法の表示の
一例を示す。図9の表示の例では、注目したいステップ
S101にポインタ901をあわせると、そのステップ
に表示されているトークン701の右横に、そのステッ
プを通過したサイクルのサイクルカウント履歴902が
表示されている。例えば、サイクルカウント履歴902
「1,2,3」は、1サイクル目、2サイクル目、3サ
イクル目においてステップS101を通過したことを示
す。このようなサイクルカウント履歴902を表示する
ことにより、サイクル毎の実行ルートをより容易に確認
することができる。
【0027】なお、以上では、SFCを表示しその各ス
テップ上に状態を表示するものとしたが、SFCに限ら
ず、他の処理の流れを示すフローに対しても本発明が適
用可能なことはいうまでもない。
テップ上に状態を表示するものとしたが、SFCに限ら
ず、他の処理の流れを示すフローに対しても本発明が適
用可能なことはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現在実行中のステップに表示を行うだけではなく、通過
したステップにもサイクル毎に目視で区別できる表示を
行うようにしたので、ユーザの手間を必要とすることな
く、シーケンスプログラムのサイクル毎の実行ルートを
簡単に判別できるようになり、シーケンスプログラムを
デバッグする際の作業効率を向上することができる。
現在実行中のステップに表示を行うだけではなく、通過
したステップにもサイクル毎に目視で区別できる表示を
行うようにしたので、ユーザの手間を必要とすることな
く、シーケンスプログラムのサイクル毎の実行ルートを
簡単に判別できるようになり、シーケンスプログラムを
デバッグする際の作業効率を向上することができる。
【図1】本発明を適用した制御装置と本発明のプログラ
ムモニタ装置の構成例を示すブロック図。
ムモニタ装置の構成例を示すブロック図。
【図2】SFCプログラムのユニットを表示したウィン
ドウの例を示す図。
ドウの例を示す図。
【図3】従来のSFCプログラムのモニタ方法による表
示例を示す図。
示例を示す図。
【図4】別の従来のSFCプログラムのモニタ方法にお
けるルートテーブルの例を示す図。
けるルートテーブルの例を示す図。
【図5】図1に示したプログラムモニタ装置の一実施の
形態の実行ステップ記憶部のデータ構造を示す図。
形態の実行ステップ記憶部のデータ構造を示す図。
【図6】本発明のSFCプログラムのモニタ方法による
表示例を示す図。
表示例を示す図。
【図7】本発明のSFCプログラムのモニタ方法による
別の表示例を示す図。
別の表示例を示す図。
【図8】図7に示したSFCプログラムのモニタ方法に
おけるサイクルカウントに応じたトークン色の例を示す
図。
おけるサイクルカウントに応じたトークン色の例を示す
図。
【図9】本発明のSFCプログラムのモニタ方法による
トークンにサイクルカウントの数値を付記した表示例を
示す図。
トークンにサイクルカウントの数値を付記した表示例を
示す図。
【図10】本発明のSFCプログラムのモニタ方法の処
理フロー例を示す図。
理フロー例を示す図。
101 制御装置 101a 演算部 101b 入力部 101c 出力部 101d シーケンスプログラム解釈実行手順記憶部 101e シーケンスプログラム記憶部 101f 実行ステップ記憶部 101g 通信制御部 101h 電源部 102 モニタ装置 102a 演算部 102b 操作部 102c 表示部 102d シーケンスプログラムモニタ手順記憶部 102e シーケンスプログラム記憶部 102f 実行ステップ記憶部 102g 通信制御部 102h 電源部 201、202 ウィンドウ 201a ステップ 201b トランジション 201c 有向接続線 301、302 トークン 401 サイクルカウント 402 実行ステップ番号 501 ユニット番号 502 現ステップ番号 503 前ステップ番号 504 サイクルエンドのステップ番号 505 サイクルカウント 601 通過ステップのトークン 602 実行中ステップのトークン 701 通過ステップのトークン 702 実行中ステップのトークン 703 サイクルエンドのステップを示す記号 704 トークン色のリファレンス 801 サイクルカウントを6で割った余り 802 実行中ステップのトークン色 803 通過ステップのトークン色 901 ポインタ 902 サイクルカウント履歴
Claims (5)
- 【請求項1】 シーケンスプログラムの実行状態をモニ
タするためのシーケンスプログラムのモニタ方法におい
て、 シーケンスプログラムのフローをステップ単位で表示
し、そのフロー上で、現在実行中のステップを目視で識
別可能なように表示するとともに、過去に通過したステ
ップに対してもその各ステップがシーケンスプログラム
の何サイクル目に通過したかを目視で識別可能なように
表示することを特徴とするシーケンスプログラムのモニ
タ方法。 - 【請求項2】 前記現在実行中のステップの表示及び前
記過去に通過したステップのサイクル別の表示は、各ス
テップに付した記号の色調、大きさ、または形状の少な
くとも1つが異なることによって識別可能にすることを
特徴とする請求項1に記載のシーケンスプログラムのモ
ニタ方法。 - 【請求項3】 前記シーケンスプログラムはSFCプロ
グラムであり、前記記号はトークンであることを特徴と
する請求項2に記載のシーケンスプログラムのモニタ方
法。 - 【請求項4】 前記現在実行中のステップ及び前記過去
に通過したステップの各々に対して、そのステップが何
サイクル目に実行されたかを示すサイクルカウントを表
示可能としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3
のいずれかに記載のシーケンスプログラムのモニタ方
法。 - 【請求項5】 シーケンスプログラムの実行状態をモニ
タするためのシーケンスプログラムのモニタ装置におい
て、 シーケンスプログラムをあらかじめ記憶しておくシーケ
ンスプログラム記憶手段と、 該シーケンスプログラム記憶手段に記憶されたシーケン
スプログラムの流れをステップ単位に表示するためのシ
ーケンス表示手段と、 該シーケンス表示手段が表示する流れの中で、現在実行
中のステップに対して目視で識別可能なように表示する
ための現行ステップ表示手段と、 前記シーケンス表示手段が表示する流れの中で、過去に
通過したステップに対してその各ステップがシーケンス
プログラムの何サイクル目に通過したかを目視で識別可
能なように表示するための通過ステップ表示手段と、 を具備することを特徴とするシーケンスプログラムのモ
ニタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079413A JPH11282721A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | シーケンスプログラムのモニタ方法およびモニタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079413A JPH11282721A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | シーケンスプログラムのモニタ方法およびモニタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11282721A true JPH11282721A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13689190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079413A Pending JPH11282721A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | シーケンスプログラムのモニタ方法およびモニタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11282721A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007249593A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Omron Corp | プログラマブルコントローラのプログラムモニタ装置 |
JP2007280379A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-10-25 | Omron Corp | プログラマブルコントローラのプログラムモニタ装置 |
JP2019159456A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP10079413A patent/JPH11282721A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007249593A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Omron Corp | プログラマブルコントローラのプログラムモニタ装置 |
JP2007280379A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-10-25 | Omron Corp | プログラマブルコントローラのプログラムモニタ装置 |
JP4662077B2 (ja) * | 2006-03-15 | 2011-03-30 | オムロン株式会社 | プログラマブルコントローラのプログラムモニタ装置 |
JP2019159456A (ja) * | 2018-03-08 | 2019-09-19 | 富士ゼロックス株式会社 | 情報処理装置及び情報処理プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6981226B2 (en) | Flowchart programming for industrial controllers, in particular motion controllers | |
EP1624352B1 (en) | Manual restart learning process and manual restart process for an automated system | |
JP2762893B2 (ja) | プログラマブルコントローラ及びそのプログラマブルコントローラを用いたsfcプログラム実行方法 | |
US11960925B2 (en) | Program generating device, program generating method, and information storage medium | |
US6442436B1 (en) | Multi-tasking system, recording medium in which program thereof is recorded, and processing device | |
US5953226A (en) | Control system having an application function with integrated self diagnostics | |
EP1089150B1 (en) | Monitor apparatus for sequential-function-chart-type programmable controller | |
JP3554854B2 (ja) | 業務ジョブ実行関連図表示方法 | |
JP5014370B2 (ja) | プラント監視制御システム | |
JPH11282721A (ja) | シーケンスプログラムのモニタ方法およびモニタ装置 | |
JP2522057B2 (ja) | 分散型制御システム | |
JP4091631B2 (ja) | 機械の信号処理装置 | |
US6992644B1 (en) | Peripheral device of a programmable controller and monitoring method of the peripheral device | |
JP2003223204A (ja) | プログラマブルコントローラのプログラミング方法およびその装置並びに記憶媒体 | |
JPH09222911A (ja) | Nc工作機械の故障診断方法および装置 | |
JP7022049B2 (ja) | 認識装置、システムおよび認識方法 | |
CN118051274A (zh) | 一种plc组合命令生成方法、装置、电子设备和存储介质 | |
JP2533373B2 (ja) | 制御プログラム作成方法 | |
JPH01199212A (ja) | 対話型表示装置の操作手順制御方式 | |
JPH0679245B2 (ja) | プログラマブルコントロ−ラのシ−ケンスプログラム実行方式 | |
JP2921228B2 (ja) | プログラマブルコントローラ | |
JP3413860B2 (ja) | デバッグ方式 | |
JPH0816217A (ja) | プログラマブルコントローラ動作状態監視装置 | |
JPH01260400A (ja) | 炉心状態予測装置 | |
JPH01223504A (ja) | プログラマブルコントローラのサンプリングトレース方式 |