JPH11282401A - 平面表示装置 - Google Patents

平面表示装置

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JPH11282401A
JPH11282401A JP8414398A JP8414398A JPH11282401A JP H11282401 A JPH11282401 A JP H11282401A JP 8414398 A JP8414398 A JP 8414398A JP 8414398 A JP8414398 A JP 8414398A JP H11282401 A JPH11282401 A JP H11282401A
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JP
Japan
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signal
output
signals
display
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JP8414398A
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English (en)
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Yoshiaki Sora
良 善 紀 楚
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイミング信号にノイズが加わることにより
発生する誤動作を、タイミング信号を複数入力すること
により回避、抑制することができる液晶表示装置を提供
することを目的とする。 【解決手段】 同一のタイミング信号を複数の経路を介
して入力し、これらの多数決を採って出力するか、或い
は、これらが不一致の場合に、直前のデータに置き換え
て出力することにより、ノイズを修復して正常に動作さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平面表示装置に関す
る。より具体的には、本発明は、外部から供給される画
像データとタイミング信号とにより、表示パネルに表示
データを出力し表示する液晶表示装置などの平面表示装
置であって、このタイミング信号や内部の制御信号を複
数本の経路を介して伝送することにより、その内のいず
れかにノイズがのったとしても、正常に動作させること
ができる平面表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置やプラズマディスプ
レイ装置などの各種の平面表示装置が急速に実用化され
つつある。これらの平面表示装置の多くは、一般に、表
示パネルと、データ処理回路と、駆動回路とからなる。
【0003】液晶表示装置を例に挙げて説明すれば、液
晶表示装置は、液晶パネルとデータ処理回路とソースド
ライバとゲートドライバとからなる。これらのうちで、
データ処理回路は、外部から供給される画像データ信号
とタイミング信号とを受け取り、表示信号と制御信号と
を生成して各ドライバに供給する。ソースドライバは、
データ処理回路からの制御信号に基づき表示データをア
ナログ信号に変換し、液晶パネルに出力する。ゲートド
ライバは、データ処理回路からの制御信号に基づいて、
液晶パネルにアナログ信号を書き込むためのゲート信号
を生成し、液晶パネルに供給する。液晶パネルは、ソー
スドライバとゲートドライバからの信号により所定の画
像を表示する。
【0004】ここで、外部からデータ処理回路に供給さ
れるタイミング信号は、通常、1種類あるいは複数種類
の信号であり、その入力配線の本数は1種類の信号につ
いて1本であった。また、データ処理回路からソースド
ライバやゲートドライバに供給される制御信号の入力配
線の本数も1種類の信号について1本であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、平面表
示装置は、パネルサイズの大型化、高精細化、高速化が
進み、外部からデータ処理回路に供給される画像データ
やタイミング信号にノイズがのりやすくなってきてい
る。ここで、画像データにノイズが加わったとしても、
表示が異常となるのはノイズを拾ったデータ箇所だけで
ある。しかも、液晶表示装置などのように1/60秒で
1画面を出力する平面表示装置では、よほど多くのノイ
ズを拾わない限り、人間の肉眼では画像の乱れを認識で
きない。
【0006】しかしながら、タイミング信号にノイズが
加わった場合には、誤ったタイミングで制御信号が生成
されるので、本来の表示と異なった位置から画像表示が
始まるという誤動作が生ずる。また、データ処理回路か
ら駆動回路に供給される制御信号にもノイズがのりやす
く、同様の問題を生ずる場合が多い。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のである。すなわち、その目的は、タイミング信号や制
御信号にノイズが加わることにより発生する誤動作を、
これらの信号を複数経路を介して入力することにより回
避、抑制することができる平面表示装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の平面
表示装置は、外部から供給される画像データとタイミン
グ信号とを入力し、表示データと制御信号とを生成する
データ処理回路と、前記制御信号に基づき前記表示デー
タを表示信号に変換し、出力する駆動回路と、前記表示
信号に基づき画像を表示する表示パネルと、を備え、前
記データ処理回路は、外部の同一の信号源から複数の異
なる経路を介して複数の信号を入力しひとつの出力信号
を生成するフィルタ部を有し、前記フィルタ部から出力
される前記出力信号を前記タイミング信号として用いる
ことを特徴とする。
【0009】または、本発明の平面表示装置は、外部か
ら供給される画像データとタイミング信号とを入力し、
表示データと制御信号とを生成するデータ処理回路と、
前記制御信号に基づき前記表示データを表示信号に変換
し、出力するソース駆動回路と、前記表示信号に基づき
画像を表示する表示パネルと、を備え、前記駆動回路
は、前記データ処理回路の出力端から複数の異なる経路
を介して複数の信号を入力しひとつの出力信号を生成す
るフィルタ部を有し、前記フィルタ部から出力される前
記出力信号を前記制御信号として用いることを特徴とす
る。
【0010】または、本発明の平面表示装置は、外部か
ら供給される画像データとタイミング信号とを入力し、
表示データと制御信号とを生成するデータ処理回路と、
前記制御信号に基づき前記表示データを表示信号に変換
し、出力するソース駆動回路と、前記制御信号に基づき
ゲート信号を出力するゲート駆動回路と、前記表示信号
と前記ゲート信号とに基づき画像を表示する表示パネル
と、を備え、前記ゲート駆動回路は、前記データ処理回
路の出力端から複数の異なる経路を介して複数の信号を
入力しひとつの出力信号を生成するフィルタ部を有し、
前記フィルタ部から出力される前記出力信号を前記制御
信号として用いることを特徴とする。
【0011】ここで、前記フィルタ部は、前記複数の異
なる経路を介して入力した前記複数の信号どうしを比較
し、それらの多数決に基づいて前記出力信号のレベルを
決定することを特徴とする。
【0012】または、前記フィルタ部は、前記複数の異
なる経路を介して入力した前記複数の信号どうしを入力
し、それらの多数決の結果を前記出力信号として出力す
る多数決回路を有することを特徴とする。
【0013】さらに、前記複数の異なる経路は、3以上
の経路からなることが望ましい。
【0014】一方、前記フィルタ部は、前記複数の異な
る経路を介して入力した前記複数の信号どうしを比較
し、一致している場合は、前記複数の信号のいずれかを
前記出力信号として出力し、不一致が生じた場合は、そ
の直前の前記出力信号を前記出力信号として出力するこ
とを特徴とする。
【0015】または、前記フィルタ部は、前記出力信号
を保持するレジスタを具備し、前記複数の異なる経路を
介して入力した前記複数の信号どうしを比較して、それ
らが一致している場合には、前記入力した前記複数の信
号のいずれかを前記出力信号として出力するとともに前
記レジスタに保持信号として保持し、それらが一致して
いない場合には、前記レジスタに保持された前記保持信
号を前記出力信号として出力することを特徴とする。
【0016】または、前記フィルタ部は、前記複数の異
なる経路を介して入力した前記複数の信号どうしを比較
する比較手段と、複数の入力を有し前記比較手段におけ
る前記比較の結果に応じて前記複数の入力のいずれかを
選択して出力する切替手段と、前記切替手段からの出力
を保持する保持手段と、を有し、前記比較手段における
前記比較の結果が一致の場合には、前記複数の信号のい
ずれかが前記切替手段により選択されて前記出力信号と
して出力されるとともに前記保持手段により保持信号と
して保持され、前記比較手段における前記比較の結果が
不一致の場合には、前記保持手段に保持された前記保持
信号が前記切替手段により選択されて前記出力信号とし
て出力されることを特徴とする。
【0017】ここで、前記複数の異なる経路は、2つの
経路からなることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明によれば、外部からのタイ
ミング信号や内部での制御信号を複数の経路で入力する
ことにより、そのうちのいずれかの信号にノイズがのっ
たとしても、平面表示装置を正常に動作させることがで
きる。
【0019】以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形
態について説明する。
【0020】図1は、本発明の実施の形態にかかる平面
表示装置の要部構成を表す概略図である。すなわち、同
図は、本発明の平面表示装置の一例としての液晶表示装
置を表す。本発明による液晶表示装置10は、液晶パネ
ル12と、データ処理回路部14と、ソースドライバ1
6と、ゲートドライバ18とを備える。データ処理回路
部14は、外部から供給される画像データとタイミング
信号とを受け取り、表示データと各ドライバの制御信号
とを生成する。ソースドライバ16は、データ処理回路
部14から表示データと制御信号とを入力し、制御信号
に基づいて表示データを格納してアナログ信号に変換
し、液晶パネル12に出力する。ゲートドライバ18
は、データ処理回路部14から制御信号を入力し、この
制御信号によりゲート信号を生成して液晶パネルに出力
する。このゲート信号は、液晶パネルにアナログ信号を
書き込むために用いられる。
【0021】本発明によれば、例えば、データ処理回路
部14は、外部の同一の信号源から異なる経路を介して
複数のタイミング信号を入力する。そして、この複数の
タイミング信号に基づいて、表示データと各ドライバの
制御信号とを作り出す。すなわち、本発明においては、
データ処理回路部14に対して、2乃至3あるいはそれ
以上の入力経路を介して、同一の信号源からのタイミン
グ信号が入力される。このように、タイミング信号の入
力経路を複数とし、後に詳述するフィルタ部を経由させ
ることにより、いずれかの入力経路においてタイミング
信号にノイズが加わったとしても、本来のタイミング信
号を維持することが可能となる。
【0022】すなわち、本発明の液晶表示装置における
データ処理回路部14は、フィルタ部とデータ処理部と
からなるものとすることができる。ここで、フィルタ部
は、外部から複数の経路を介して入力されるタイミング
信号のノイズを除去する役割を有する。また、データ処
理部は、外部から入力される画像信号とフィルタ部から
出力されるタイミング信号とに基づき、表示データと各
ドライバを制御する制御信号を生成して出力する役割を
有する。
【0023】一方、本発明によれば、データ処理回路部
14からソースドライバ16やゲートドライバ18に供
給される制御信号についても、複数の異なる経路を介し
てそれぞれ入力させることができる。この場合にも、後
に詳述するフィルタ部をソースドライバ16やゲートド
ライバ18の初段に設けることにより、いずれかの入力
経路において制御信号にノイズが加わったとしても、本
来の制御信号を維持することが可能となる。
【0024】まず、本発明の第1の実施の形態において
は、同一の信号源から3本以上の異なる経路を介してそ
れぞれ入力した信号を比較し、その多数決を採ることに
より、正常なタイミング信号あるいは制御信号を生成す
るフィルタを設ける。以下、このようなフィルタをデー
タ処理回路に適用した場合を例に挙げて説明する。
【0025】図2は、本実施形態の平面表示装置におけ
るデータ処理回路部14のフィルタ部の回路構成を例示
する概略図である。すなわち、同図に表したフィルタ部
20は、入力端として、電源VDDとクロック信号CL
Kと3つのタイミング信号A、B、及びCがそれぞれ入
力される入力端を有する。タイミング信号A、B、及び
Cは、外部の同一の信号源により出力され、それぞれ異
なる経路を介して入力されたタイミング信号である。一
方、同図のフィルタ部20は、出力端において出力信号
OPを出力する。出力信号OPは、ノイズが除去された
タイミング信号であり、後段に設けられた図示しないデ
ータ処理部に入力される。
【0026】これらの入力端と出力端との間には、フリ
ップフロップ22、24、26が並列に設けられ、これ
らの出力はフルアダー28に入力される。フルアダー2
8の出力はクロック信号とともに第4のフリップフロッ
プ30に入力され、その出力が出力信号OPとして出力
される。
【0027】図2のフィルタ部20における信号の流れ
を説明すると以下の如くである。
【0028】外部から異なる経路を介して入力されたタ
イミング信号A、B及びCは、フリップフロップ22、
24、及び26にそれぞれラッチされた後、フルアダー
28に入力される。フルアダー28のS1出力は、フリ
ップフロップ30においてラッチされ、タイミング信号
OPとして図示しないデータ処理部に出力される。
【0029】図3は、フルアダー28の構成を例示する
概略回路図である。フルアダー28は、入力された3つ
の信号FA、FB、及びFCのハイレベル(Hレベル)
を数え、その結果に基づいて2ビットのバイナリ信号S
1、S0を生成し、それぞれ出力する。同図に例示した
具体例においては、フルアダー28は、4つのANDゲ
ートと2つのORゲートと2つのNORゲートとにより
構成されている。
【0030】フルアダー28の動作を説明すると以下の
如くである。すなわち、全ての入力FA〜FCがHレベ
ルである時には、出力信号S1及びS0は、いずれも”
1”となる。また、3つの入力信号のうちの2つがHレ
ベルである時には、S1=”1”、S0=”0”とな
る。同様に、3つの入力信号のうちの1つのみがHレベ
ルの時は、S1=”0”、S0=”1”となる。また、
3の入力信号が全てローレベル(Lレベル)すなわち”
0”の時は、S1=”0”、S0=”0”となる。
【0031】つまり、フルアダー28の出力S1は、3
つのタイミング信号のうちでHレベルが2つ以上ある時
に”1”すなわちHレベルとなり、3つのタイミング信
号のうちでHレベルが1つ以下(すなわちLレベルが2
つ以上)の場合は”0”すなわちLレベルとなる。この
ように、フルアダー28は、3つの入力信号に基づく多
数決の結果をS1に出力する。
【0032】図4は、フィルタ部20の動作の一例を表
すタイミング図である。すなわち、同図においては、
0.1マイクロ秒の周期のクロック信号CLKととも
に、タイミング信号A、B、及びCとして、パルス幅
0.4マイクロ秒のパルス1と、幅0.5マイクロ秒の
パルス2と、幅0.4マイクロ秒のパルス3が順次入力
した場合を例示した。また、同図においては、フリップ
フロップ22〜26の出力22Q、24Q、26Qと、
フルアダー28のS1出力28S1と、フィルタ部の出
力信号OPの波形がそれぞれ表されている。
【0033】まず、パルス1についてみると、ノイズは
混入されず、フリップフロップ22〜26からはいずれ
も同一の信号が入力され、ラッチされて1周期遅れた信
号としてそれぞれフリップフロップから出力される。こ
れらの信号は、フルアダー28により多数決が採られた
後にフリップフロップ30によりラッチされ、さらに1
周期遅れたパルス出力O1が得られる。
【0034】次に、入力パルス2についてみると、入力
信号Cにおいてノイズが混入し、2周期に渡ってLレベ
ルに低下している部分がある。そして、このノイズが混
入した信号Cは、他の正常な2つの信号と共に、フルア
ダー28に入力され、多数決が採られて正常なタイミン
グ信号が出力O2として得られている。
【0035】次に、入力パルス2と3との間についてみ
ると、入力信号Aにおいてノイズが混入した結果、1周
期に渡ってHレベルとなっている部分がある。しかし、
フルアダー28において、他の正常なタイミング信号と
の多数決が採られた結果、出力信号OPは、正常なLレ
ベルとなっている。
【0036】また、入力パルス3についても、入力信号
Bにおいてノイズが混入しているが、フルアダー28に
おいて、他の正常な入力信号との多数決が採られた結果
として、正常なタイミング信号O3が得られている。
【0037】以上説明したように、この実施例によれ
ば、3つのタイミング信号A、B、及びCのうちのいず
れか1つがノイズを拾ったとしても、他の2つのタイミ
ング信号が正常である限り、多数決の結果としてその正
常なタイミング信号に対応する出力信号OPがデータ処
理部に出力されることとなり、出力画像はノイズの影響
を受けることがなくなる。
【0038】なお、以上説明したフィルタ部は、平面表
示装置のソースドライバやゲートドライバにも同様に設
けて同様の効果を得ることができる。すなわち、データ
処理回路部14の制御信号の出力端から複数の異なる経
路を介して複数の制御信号をフィルタ部に入力させ、前
述と同様の動作によりノイズが除去された制御信号を得
ることができる。例えば、液晶表示装置の場合を例に挙
げると、ソースドライバ16やゲートドライバ18は、
液晶表示パネル上に集積化され、樹脂フィルム状に印刷
された配線パターンやPCB(print-circuit board )
を介してデータ処理回路部14と接続されている場合が
多い。このような場合に、データ処理回路部14から各
ドライバに供給される制御信号に対してノイズが混入し
やすいという問題があった。これに対して、本発明によ
れば、この制御信号の経路において混入したノイズを除
去することができる。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本実施形態においては、2本の経路からそれ
ぞれ入力したタイミング信号を比較し、ノイズにより不
一致が生じた場合に、その直前のデータに置き換えるこ
とによりノイズ箇所を修復する。
【0040】図5は、本発明の第2実施形態にかかる平
面表示装置のフィルタ部の構成を例示する概略回路図で
ある。すなわち、同図に表したフィルタ部50は、入力
端として、電源VDDとクロック信号CLKと2つのタ
イミング信号A、及びBがそれぞれ入力される入力端を
有する。タイミング信号A、及びBは、外部の同一の信
号源から出力され、それぞれ異なる経路で入力されたタ
イミング信号である。一方、同図のフィルタ部50は、
出力端において出力信号OPを出力する。出力信号OP
は、ノイズが除去されたタイミング信号であり、後段に
設けられた図示しないデータ処理部に入力される。
【0041】これらの入力端と出力端との間には、フリ
ップフロップ52、54が並列に設けられ、その後段に
は、排他的論理和(XOR)ゲート56、マルチプレク
サ58、60及びフリップフロップ62、64が設けら
れている。
【0042】フリップフロップ52、54の出力は、マ
ルチプレクサ58、60の制御入力端Sに接続されてい
る。また、マルチプレクサ58、60は、それぞれ2つ
の信号入力端MA、MBと、ひとつの出力端Yとを有
し、制御入力に入力された制御信号のレベルに応じて入
力端MA、MBのうちのいずれかを選択して出力端Yに
出力する。
【0043】マルチプレクサ58、60の出力は、それ
ぞれフリップフロップ62、64に入力され、これらの
うちのフリップフロップ62の出力信号OPが図示しな
いデータ処理部に入力される。
【0044】図5のフィルタ部50の動作について説明
すると以下の如くである。まず、外部から入力されたタ
イミング信号A及びBは、フリップフロップ52、54
でそれぞれラッチされた後、XORゲート56に入力さ
れて比較される。ここで、タイミング信号AとBとが一
致している場合、すなわちノイズがのっていない場合
は、XORゲート56はLレベルを出力する。
【0045】XORゲート56からのLレベルの出力信
号がマルチプレクサ58、60の制御入力Sに入力され
ると、マルチプレクサ58は、その入力端MA及びMB
のうちのMBを選択して出力する。すなわち、タイミン
グ信号Aがマルチプレクサ58により選択され、フリッ
プフロップ62においてラッチされ、出力信号OPとし
て出力される。また、この時に、マルチプレクサ60に
よってもタイミング信号Aが選択され、フリップフロッ
プ64にラッチされる。さらに、このラッチされた信号
は、マルチプレクサ58、60の入力端MAに帰還入力
されている。
【0046】次に、タイミング信号AとBとが一致して
いない場合、すなわちAとBのいずれかにノイズがのっ
ている場合について説明する。この場合には、XORゲ
ート56はHレベルを出力する。すると、マルチプレク
サ58は入力端MAを選択し、その信号がフリップフロ
ップ62によりラッチされ、出力される。ここで、マル
チプレクサ58の入力端MAに入力されている信号は、
前述したように、タイミング信号A、Bが一致している
時に、マルチプレクサ60により選択され、フリップフ
ロップ64でラッチされた信号である。すなわち、この
信号はAとBとが不一致となる直前のタイミング信号A
である。ここで、フリップフロップ64の出力は、マル
チプレクサ60に帰還がかけられていて、タイミング信
号A、Bが不一致の間保持される。
【0047】図6は、フィルタ部50の動作を例示した
タイミング図である。すなわち、同図においては、0.
1マイクロ秒の周期のクロック信号CLKとともに、タ
イミング信号A、及びBとして、パルス幅がそれぞれ
0.4マイクロ秒のパルス1〜4が順次入力した場合を
例示した。また、同図においては、フリップフロップ5
2、54の出力52Q、54Qと、XORゲート56の
出力56Oと、マルチプレクサ58、60の出力58
Y、60Yと、フィルタ部の出力OPの波形もあわせて
示した。
【0048】まず、パルス1についてみると、ノイズは
混入されておらず、フリップフロップ52と54とにそ
れぞれラッチされて1周期遅れて出力される。この場合
には、XORゲート56の出力は、Lレベルのままであ
り、マルチプレクサ58のMAに入力された信号が選択
されてフリップフロップ62によりラッチされ、さらに
1周期遅れて出力O1が得られる。
【0049】次に、入力パルス2についてみると、入力
信号Bにおいてノイズが混入し、2周期に渡ってLレベ
ルに低下している。これに対応して、フリップフロップ
54の出力54QにもLレベルが表れている。そして、
これらの信号が入力されたXORゲートの出力56Oに
おいても、2周期に渡ってHレベルが出力される。この
期間中は、その直前にフリップフロップ64がラッチし
たHレベルがマルチプレクサ58と60とにそれぞれ帰
還されて、マルチプレクサ58からは外部に出力され、
マルチプレクサ60からは再びフリップフロップ64に
入力される。その結果として、出力信号OPにおいて
は、ノイズ箇所が修復され、正常なパルスO2が得られ
ている。
【0050】次に、入力パルス2と3との間についてみ
ると、入力信号Aにおいてノイズが混入した結果、1周
期に渡ってHレベルとなっている部分がある。しかし、
この場合にも、その直前にフリップフロップ64がラッ
チしたLレベルがマルチプレクサ58と60とにそれぞ
れ帰還されて出力される。その結果として、出力信号O
Pにおいては、正常なLレベルが得られている。
【0051】また、入力パルス3についてみると、入力
信号Bにおいてノイズが混入した結果、2周期に渡って
Lレベルとなっている部分がある。しかし、この場合に
も、その直前にフリップフロップ64がラッチしたHレ
ベルがマルチプレクサ58と60とにそれぞれ帰還され
て出力される。その結果として、出力信号OPにおいて
は、正常なLレベルが得られている。
【0052】同様に、入力パルス4においても、入力信
号4に見られるLレベルのノイズは、修復され、正常な
出力パルスO4が出力信号OPとして得られている。
【0053】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、2つのタイミング信号A、Bのいずれかにノイズが
のったとしても、フリップフロップ64に保持されてい
るノイズがのる直前のタイミング信号を出力することに
より、ノイズが修復され、正常なタイミング信号を得る
ことができる。特に、本実施形態の場合には、外部から
のタイミング信号の入力経路が2本で済む。従って、配
線数を低減することができるという効果も得られる。
【0054】なお、前述した第2実施形態のフィルタ部
も、平面表示装置のソースドライバやゲートドライバに
設けて同様の効果を得ることができる。すなわち、デー
タ処理回路部14の制御信号の出力端から複数の異なる
経路を介して複数の制御信号をフィルタ部に入力させ、
前述のような動作によりノイズが修復された制御信号を
得ることができる。
【0055】以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の
形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体
例に限定されるものではない。例えば、前述した第1実
施形態においては、3つの入力経路に基づく多数決を採
る場合について例示した。しかし、タイミング信号の入
力経路は、3本に限定されず、4本或いはそれ以上であ
っても良い。ここで、多数決の結果を容易に決定するた
めには、入力経路を奇数本とすることが望ましい。ま
た、タイミング信号の伝送は、伝送途中で互いに位相を
180°異ならしめておくことにより、不要ふく射を抑
えることができる。
【0056】また、これらの多数決を決定するフルアダ
ーの構成も、図3に例示した具体例に限定されるもので
はない。すなわち、複数の入力に対してその多数決を決
定することができる回路であれば同様に用いて同様の効
果を得ることができる。
【0057】一方、前述した第2実施形態に関しても、
複数の入力を比較し、それらが異なる場合に、その直前
の信号レベルを出力することができる回路であれば同様
に用いて同様の効果を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
略な構成によりタイミング信号や制御信号にのったノイ
ズを極めて効果的に除去することが可能となる。その結
果として、ノイズによる平面表示装置の誤動作を抑制、
回避することができ、画像表示動作の信頼性を高めるこ
とができる。
【0059】また、本発明によれば、従来は平面表示装
置を使用することができなかったようなノイズが多い環
境のもとでも安定して動作させることができる。すなわ
ち、平面表示装置の信頼性を向上させ、その応用範囲を
広げることができる。
【0060】さらに、本発明によれば、データ処理回路
から各駆動回路に供給される制御信号に対するノイズを
極めて効果的に除去することができる。従って、これら
の各回路の距離を離し、または配線のシールドを簡略化
して構成することができる。その結果として、各種の平
面表示装置の設計の自由度が増し、従来よりも多用な要
求に応じた形態の平面表示装置を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の要
部構成を表す概略図である。
【図2】本実施形態におけるデータ処理回路部14のフ
ィルタ部の回路構成を例示する概略図である。
【図3】フルアダー28の構成を例示する概略回路図で
ある。
【図4】フィルタ部20の動作の一例を表すタイミング
図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる液晶表示装置の
フィルタ部の構成を例示する概略回路図である。
【図6】フィルタ部50の動作を例示したタイミング図
である。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 12 液晶パネル 14 データ処理回路 16 ソースドライバ 18 ゲートドライバ 20 フィルタ部 22〜26、30 フリップフロップ 28 フルアダー 50 フィルタ部 52、54、62、64 フリップフロップ 56 XORゲート 58、60 マルチプレクサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から供給される画像データとタイミン
    グ信号とを入力し、表示データと制御信号とを生成する
    データ処理回路と、 前記制御信号に基づき前記表示データを表示信号に変換
    し、出力する駆動回路と、 前記表示信号に基づき画像を表示する表示パネルと、 を備え、 前記データ処理回路は、外部の同一の信号源から複数の
    異なる経路を介して複数の信号を入力しひとつの出力信
    号を生成するフィルタ部を有し、前記フィルタ部から出
    力される前記出力信号を前記タイミング信号として用い
    ることを特徴とする平面表示装置。
  2. 【請求項2】外部から供給される画像データとタイミン
    グ信号とを入力し、表示データと制御信号とを生成する
    データ処理回路と、 前記制御信号に基づき前記表示データを表示信号に変換
    し、出力するソース駆動回路と、 前記表示信号に基づき画像を表示する表示パネルと、 を備え、 前記駆動回路は、前記データ処理回路の出力端から複数
    の異なる経路を介して複数の信号を入力しひとつの出力
    信号を生成するフィルタ部を有し、前記フィルタ部から
    出力される前記出力信号を前記制御信号として用いるこ
    とを特徴とする平面表示装置。
  3. 【請求項3】外部から供給される画像データとタイミン
    グ信号とを入力し、表示データと制御信号とを生成する
    データ処理回路と、 前記制御信号に基づき前記表示データを表示信号に変換
    し、出力するソース駆動回路と、 前記制御信号に基づきゲート信号を出力するゲート駆動
    回路と、 前記表示信号と前記ゲート信号とに基づき画像を表示す
    る表示パネルと、 を備え、 前記ゲート駆動回路は、前記データ処理回路の出力端か
    ら複数の異なる経路を介して複数の信号を入力しひとつ
    の出力信号を生成するフィルタ部を有し、前記フィルタ
    部から出力される前記出力信号を前記制御信号として用
    いることを特徴とする平面表示装置。
  4. 【請求項4】前記フィルタ部は、前記複数の異なる経路
    を介して入力した前記複数の信号どうしを比較し、それ
    らの多数決に基づいて前記出力信号のレベルを決定する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の
    平面表示装置。
  5. 【請求項5】前記フィルタ部は、前記複数の異なる経路
    を介して入力した前記複数の信号どうしを入力し、それ
    らの多数決の結果を前記出力信号として出力する多数決
    回路を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    1つに記載の平面表示装置。
  6. 【請求項6】前記複数の異なる経路は、3以上の経路か
    らなることを特徴とする請求項4または5に記載の平面
    表示装置。
  7. 【請求項7】前記フィルタ部は、前記複数の異なる経路
    を介して入力した前記複数の信号どうしを比較し、一致
    している場合は、前記複数の信号のいずれかを前記出力
    信号として出力し、不一致が生じた場合は、その直前の
    前記出力信号を前記出力信号として出力することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の平面表示装
    置。
  8. 【請求項8】前記フィルタ部は、前記出力信号を保持す
    るレジスタを具備し、 前記複数の異なる経路を介して入力した前記複数の信号
    どうしを比較して、それらが一致している場合には、前
    記入力した前記複数の信号のいずれかを前記出力信号と
    して出力するとともに前記レジスタに保持信号として保
    持し、それらが一致していない場合には、前記レジスタ
    に保持された前記保持信号を前記出力信号として出力す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載
    の平面表示装置。
  9. 【請求項9】前記フィルタ部は、 前記複数の異なる経路を介して入力した前記複数の信号
    どうしを比較する比較手段と、 複数の入力を有し前記比較手段における前記比較の結果
    に応じて前記複数の入力のいずれかを選択して出力する
    切替手段と、 前記切替手段からの出力を保持する保持手段と、 を有し、 前記比較手段における前記比較の結果が一致の場合に
    は、前記複数の信号のいずれかが前記切替手段により選
    択されて前記出力信号として出力されるとともに前記保
    持手段により保持信号として保持され、 前記比較手段における前記比較の結果が不一致の場合に
    は、前記保持手段に保持された前記保持信号が前記切替
    手段により選択されて前記出力信号として出力されるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の平
    面表示装置。
  10. 【請求項10】前記複数の異なる経路は、2つの経路か
    らなることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1つに
    記載の平面表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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