JPH11282209A - 正帯電性トナー - Google Patents

正帯電性トナー

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JPH11282209A
JPH11282209A JP8110898A JP8110898A JPH11282209A JP H11282209 A JPH11282209 A JP H11282209A JP 8110898 A JP8110898 A JP 8110898A JP 8110898 A JP8110898 A JP 8110898A JP H11282209 A JPH11282209 A JP H11282209A
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JP
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monomer
toner
polymer
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resin
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JP8110898A
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English (en)
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Yoshihiro Mikuriya
義博 御厨
Yoshikazu Nishihara
良和 西原
Ichiro Izumi
一郎 出水
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初期の帯電立ち上がり性および帯電安定性に
優れた正帯電性トナーを提供すること。 【解決手段】 (A)ビニル系モノマーとアミノモノマ
ーが共重合してなる重合体樹脂、および(B)ビニル系
モノマーとアミノ基が四級塩化されたモノマーが共重合
してなる重合体を含有してなる正帯電性トナーであっ
て、ビニル系モノマーとアミノモノマーとの重合重量比
が97.5:2.5〜99.5:0.5であり、ビニル
系モノマーとアミノ基が四級塩化されたモノマーとの重
合重量比が7:3〜9:1であり、重合体(B)の添加
量が重合体樹脂(A)100重量部に対して0.5〜5
重量部であることを特徴とする正帯電性トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真等の分野に
用いられる正帯電性トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、電子写真装置等の画像形成装置に
おいては、感光体等の静電潜像担持体上に形成された静
電潜像を所定の極性に帯電したトナーによって現像し、
このトナー像を転写紙に転写した後、熱ロール定着やサ
ーフ定着等の接触加熱定着により定着することによって
画像が形成される。静電潜像の現像は、種々の方式で静
電潜像担持体上に形成された正または負の電荷を有する
静電潜像に対して、正規現像であればそれぞれ負または
正の電荷を有するトナーを、反転現像であればそれぞれ
正または負の電荷を有するトナーを静電的に吸着させる
ことにより行われる。本発明はこのようなトナーのう
ち、摩擦帯電により正に帯電されて使用される正帯電性
トナーに関する。
【0003】従来より正帯電性トナーとして、例えばス
チレン-アクリル系樹脂にニグロシン染料、4級アンモ
ニウム塩あるいはトリフェニルメタン等の正帯電制御剤
を添加したトナーが知られている。しかしながら、この
ような正帯電性トナーを、磁性キャリアとともに使用す
る二成分現像剤に使用した場合、長期間繰り返し使用す
る間に磁性キャリア表面にトナー成分である正帯電制御
剤がスペントし、キャリアのトナーに対する摩擦帯電能
が低下して画像の非画像部にトナーカブリが生じるとい
う問題が生じていた。
【0004】このような問題を解消するために、結着樹
脂として帯電性を有する樹脂を用いたり、帯電制御剤と
して帯電性を有する樹脂を用いたトナーが知られてい
る。例えば、特開昭62−291667号公報では従来
からの帯電制御剤を含有させずに、結着樹脂としてアミ
ノ基を有する樹脂を用いたトナーが報告されている。
【0005】特開昭62−21169号公報では帯電制
御剤として、アミノ(メタ)アクリル系モノマー1〜1
00重量%とスチレン99〜0重量%との共重合体また
は重合体と、四級アンモニウム塩を併用したトナーが報
告されている。
【0006】特開平3−15079号公報では帯電制御
剤として、アミノ基が四級塩化されたモノマーからなる
重合物とスチレン系ポリマーとのブロックおよび/また
はグラフト共重合体、および所望により四級アンモニウ
ム塩等を用いたトナーが報告されている。
【0007】特開平8−220809号公報では帯電制
御剤として、メタクリロイルオキシトリメチルアンモニ
ウムスルフェート1〜30重量%とビニル系モノマー9
9〜70重量%との共重合体を用いたトナーが開示され
ている。
【0008】しかしながら、いずれのトナーにおいて
も、上記のような帯電安定性の悪化に伴うカブリ等の問
題が完全に解決されなかったり、初期の帯電立ち上がり
性が低下して立ち上げ時に所望の帯電量が得られず、初
期において複写画像上にカブリが生じるという新たな問
題が生じ、優れた帯電安定性と初期の帯電立ち上がり性
の両立を達成するのは困難なのが現状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、初期の帯電
立ち上がり性および帯電安定性に優れた正帯電性トナー
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)ビニル
系モノマーとアミノモノマーが共重合してなる重合体樹
脂、および(B)ビニル系モノマーとアミノ基が四級塩
化されたモノマーが共重合してなる重合体を含有してな
る正帯電性トナーであって、ビニル系モノマーとアミノ
モノマーとの重合重量比が97.5:2.5〜99.
5:0.5であり、ビニル系モノマーとアミノ基が四級
塩化されたモノマーとの重合重量比が7:3〜9:1で
あり、ビニル系モノマーとアミノ基が四級塩化されたモ
ノマーが共重合してなる重合体(B)の添加量がビニル
系モノマーとアミノモノマーが共重合してなる重合体樹
脂(A)100重量部に対して0.5〜5重量部である
ことを特徴とする正帯電性トナーに関する。
【0011】本発明においては、結着樹脂としてビニル
系モノマーとアミノモノマーが特定の重合比で共重合し
てなる重合体樹脂を使用し、帯電制御剤としてビニル系
モノマーとアミノ基が四級塩化されたモノマーが特定の
重合比で共重合してなる重合体を使用することにより、
正帯電性トナーの優れた初期の帯電立ち上がり性および
帯電安定性を両立することが可能となった。
【0012】本発明の正帯電性トナーはビニル系モノマ
ーとアミノモノマーが共重合してなる重合体樹脂(本明
細書中、樹脂(A)という)中に、少なくともビニル系
モノマーとアミノ基が四級塩化されたモノマーが共重合
してなる重合体(本明細書中、重合体(B)という)を
含有してなる。
【0013】本発明のトナーにおいて使用される樹脂
(A)を構成するアミノモノマーとしては、四級塩化さ
れていないアミノ基を有するモノマーであって、後述の
ビニル系モノマーと共重合可能であれば、特に制限され
ることはなく、例えば、以下の一般式(I);
【化1】 (式中、R1は水素またはメチル基、R2およびR3はそ
れぞれ水素または炭素数1〜20のアルキル基、Xは酸
素原子または窒素原子、Qはアルキレン基またはアリー
レン基を示す。)で表される化合物が挙げられる。
【0014】アミノモノマーの代表例としては、N,N
−ジメチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジエチルアミノメチル(メタ)アクリレート、N,N−ジ
メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチ
ルアミノブチル(メタ)アクリレート、p−N,N−ジメチ
ルアミノフェニル(メタ)アクリレート、p−N,N−ジエ
チルアミノフェニル(メタ)アクリレート、p−N,N−ジ
プロピルアミノフェニル(メタ)アクリレート、p−N,N
−ジブチルアミノフェニル(メタ)アクリレート、p−N
−ラウリルアミノフェニル(メタ)アクリレート、p−N
−ステアリルアミノフェニル(メタ)アクリレート、p−
N,N−ジメチルアミノベンジル(メタ)アクリレート、p
−N,N−ジエチルアミノベンジル(メタ)アクリレー
ト、p−N,N−ジプロピルアミノベンジル(メタ)アクリ
レート、p−N,N−ジブチルアミノベンジル(メタ)アク
リレート、p−N−ラウリルアミノベンジル(メタ)アク
リレート、p−N−ステアリルアミノベンジル(メタ)ア
クリレート等が例示される。さらに、N,N−ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
アミノプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチ
ルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジ
メチルアミノフェニル(メタ)アクリルアミド、p−N,N
−ジエチルアミノフェニル(メタ)アクリルアミド、p−
N,N−ジプロピルアミノフェニル(メタ)アクリルアミ
ド、p−N,N−ジブチルアミノフェニル(メタ)アクリル
アミド、p−N−ラウリルアミノフェニル(メタ)アクリ
ルアミド、p−N−ステアリルアミノフェニル(メタ)ア
クリルアミド、p−N,N−ジメチルアミノベンジル(メ
タ)アクリルアミド、p−N,N−ジエチルアミノベンジ
ル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジプロピルアミノ
ベンジル(メタ)アクリルアミド、p−N,N−ジブチルア
ミノベンジル(メタ)アクリルアミド、p−N−ラウリル
アミノベンジル(メタ)アクリルアミド、p−N−ステア
リルアミノベンジル(メタ)アクリルアミド等が例示され
る。
【0015】樹脂(A)を構成するビニル系モノマーと
しては、重合性の不飽和結合を有するモノマーであれば
特に制限されるものではなく、例えば、アクリルモノマ
ー、スチレンモノマー、ビニルモノマー等が挙げられ
る。具体的には、アクリルモノマーとしては(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸、イタコン酸、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリ
ル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ア
ミル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)ア
クリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル、
(メタ)アクリル酸ベヘニル、アクリルアミド等が挙げ
られ、スチレンモノマーとしてはスチレン、o,m,p
−クロルスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエ
ン等が挙げられ、ビニルモノマーとしては塩化ビニル、
酢酸ビニル等が挙げられる。これらのうち1またはそれ
以上を選択して用いてよい。これらの中でも、アクリル
モノマーおよびスチレンモノマーを用いることが好まし
く、さらに好ましくはスチレンおよび(メタ)アクリル
酸アルキルエステルを用いることである。(メタ)アク
リル酸アルキルエステルとしては、炭素原子数1〜1
8、好ましくは5〜15のアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸アルキルエステルを用いるのが好ましい。
【0016】上記のアミノモノマーとビニル系モノマー
における好ましい組み合わせとしては、N,N−ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレートとスチレン、N,N
−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートとメチル
メタアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレートとブチルメタアクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートとブチルア
クリレート、N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレートとスチレンとメチルメタアクリレート、N,
N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートとスチ
レンとブチルメタアクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレートとスチレンとブチルアク
リレート等が挙げられる。
【0017】樹脂(A)を構成する上記のビニル系モノ
マーとアミノモノマーとの重合重量比は97.5:2.
5〜99.5:0.5、好ましくは98:2〜99:1
である。アミノモノマーが上記比率より少ないと、繰り
返しの使用によって帯電安定性が低下し、所望の帯電量
が得られなくなって複写画像上のカブリの原因となる。
一方、アミノモノマーが上記比率より多いと、繰り返し
の使用によって帯電安定性が低下するだけでなく、初期
から所望の帯電量が得られず、トナー飛散等の問題が発
生し、レジンTgが低下し、ブロッキング性が悪化す
る。
【0018】なお、本発明において上記樹脂(A)は他
の樹脂と併用して結着樹脂として用いてもよい。他の樹
脂としては、樹脂(A)とは異なるビニル系モノマーと
アミノモノマーとの共重合体、および樹脂(A)を構成
する上記のビニル系モノマーを1またはそれ以上用いて
重合させた重合体を用いることができる。この場合にお
いて上記のビニル系モノマーとアミノモノマーとの重合
重量比は、結着樹脂として使用する樹脂の全ビニル系モ
ノマーとアミノモノマーとの重合重量比として適用され
得る。
【0019】上記のビニル系モノマーとアミノモノマー
との重合方法については、特に制限されるものではな
く、公知のラジカル重合方法を採用することができる。
詳しくは、これらモノマーを用いて、溶液重合法、乳化
重合法、懸濁重合法、塊状重合法等により共重合させる
ことができる。これら重合法の中でも、適宜の重合開始
剤の存在下、有機溶媒中で重合反応を行う溶液重合法が
適している。このときの重合開始剤としてはラジカル重
合反応において通常使用される公知の開始剤を使用する
ことができ、例えば、アゾビスイソブチロニトリル、過
酸化ベンゾイル、tert−ブチルパーベンゾエート、
ジシクロヘキシルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、アゾビスメチルブチロニトリル、アゾビスジメチ
ルバレロニトリル等が挙げられる。この際、用い得る溶
剤としては、使用する各種モノマーに対し不活性であれ
ば特に制限はなく、例えば、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等を例示することができる。
【0020】樹脂(A)の数平均分子量(Mn)は20
00〜10000、好ましくは2500〜7000であ
り、重量平均分子量/数平均分子量(Mw/Mn)は2
0〜90、好ましくは20〜50であることが望まし
い。本明細書中、この測定条件は、GPC装置としてJ
ASCO TWINCLE HPLCを、検出装置として
SHODEX RI SE-31を、カラムとしてSHO
DEX GPCA-80M×2とKF-802を、溶媒と
してテトラヒドロフランを使用し、流速1.2ml/分
の条件で行った。
【0021】樹脂(A)の軟化点(Tm)は110〜1
30℃、好ましくは115〜125℃であり、ガラス転
移点(Tg)は50〜75℃、好ましくは55〜70℃
の範囲にあることが望ましい。樹脂(A)の軟化点が1
10℃より低くなると耐オフセット性が低下し、130
℃より高くなると画像の定着強度が低下するためであ
る。ガラス転移点が50℃より低くなるとトナーの耐熱
性が低下し、75℃より高くなると定着性が低下する。
【0022】なお、本明細書中、軟化点は、測定装置と
してフローテスター(CFT−500:島津製作所社
製)を使用し、ノズルの細孔径1mm、荷重30kg/
cm2、昇温速度3℃/分の条件で1.0gの試料が1/
2流出したときの温度である。また、ガラス転移点につ
いては、測定装置として示差走査熱量計(DSC−20
0:セイコー電子社製)を使用し、リファレンスとして
アルミナを使用して測定した。秤量した試料10mgを
昇温速度30℃/分で常温から200℃まで昇温した後
冷却し、昇温速度10℃/分で20〜120℃の間で測
定を行い、メイン吸収ピークのショルダー値をガラス転
移点とした。
【0023】本発明のトナーに含有される重合体(B)
を構成するアミノ基が四級塩化されたモノマー(以下、
四級塩化アミノモノマーという)としては、後述のビニ
ル系モノマーと共重合可能で、四級塩化されたアミノ基
を有するモノマーであれば、特に制限されるものではな
く、例えば、以下の一般式(II);
【化2】 で表されるメタクリロイルオキシトリメチルアンモニウ
ムスルフェート(MTAS)等が挙げられる。
【0024】重合体(B)を構成するビニル系モノマー
としては、樹脂(A)を構成するビニル系モノマーと同
様のものを例示することができ、すなわち重合性の不飽
和結合を有するモノマーであれば特に制限されるもので
はない。当該ビニル系モノマーとしては上記のアクリル
モノマーおよびスチレンモノマーを使用することが好ま
しく、さらに好ましくはスチレンおよび(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルを用いることである。(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルとしては、炭素原子数1〜1
8、好ましくは3〜15のアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸アルキルエステルを用いるのが好ましい。
【0025】重合体(B)を構成する上記のビニル系モ
ノマーと四級塩化アミノモノマーとの重合重量比は7:
3〜9:1、好ましくは7.2:2.8〜8.8:1.
2である。四級塩化アミノモノマーが上記比率より少な
いと、得られるトナーが十分な帯電量を保持することが
困難となって初期帯電立ち上がり性が悪化し、トナー飛
散等の問題が生じる。一方、四級塩化アミノモノマーが
上記比率より多いと、得られるトナーの初期の帯電立ち
上がり性は向上するものの、繰り返しの使用によってト
ナー帯電量が低下し、キャリアのトナーに対する摩擦帯
電能が低下する。
【0026】上記のビニル系モノマーと四級塩化アミノ
モノマーとの重合方法については、上述の樹脂(A)の
重合方法と同様の方法を採用することができる。重合体
(B)の重合において各種モノマーは同時に混合して使
用されるため、重合体(B)はランダム共重合体である
と考えられる。
【0027】このような重合体(B)のゲルパーミエー
ションクロマトグラフィ(GPC)によって測定された
重量平均分子量(Mw)は5,000〜200,00
0、好ましくは10000〜150000の範囲に存在
することが望ましい。当該ピーク値が5,000未満で
は帯電の立ち上がりが悪く、帯電分布がブロードで画像
ノイズが発生し、200,000を越えると定着性が低
下する。
【0028】また、重合体(B)はトナー中、分散粒径
0.05〜0.3μm、好ましくは0.1〜0.2μm
で分散していることが望ましい。分散粒径が0.05μ
m未満であると分散粒径が小さすぎて充分な表面荷電機
能を果たし得ず、0.3μmより大きいと分散径が大き
すぎて、トナーからの脱離が起きてしまう。当該粒径
は、染色法によるTEM形態観察で写真を撮影し、目視
により確認することができる。
【0029】上記重合体(B)の添加量は上記の樹脂
(A)100重量部に対して0.5〜5.0重量部、好
ましくは1〜3重量部であることが望ましい。添加量が
0.5重量部未満であると、得られるトナーでは初期の
帯電立ち上がり性が悪化して立ち上げ時に所望の帯電量
が得られず、複写画像上にカブリが生じるという問題が
生じ、5.0重量部を越えると初期帯電立ち上がり性お
よび帯電安定性が悪化する。なお、上記添加量は樹脂
(A)100重量部を基準に示されているが、結着樹脂
として他の樹脂を併用する場合においては他の樹脂をも
含む結着樹脂100重量部に換算した添加量を意味する
ものとする。以下のトナー成分の添加量の記載について
も同様とする。
【0030】また本発明のトナーには、本発明を特徴付
ける初期帯電立ち上がり性および帯電安定性を損なわな
い範囲で、トナーに通常用いられる着色剤、オフセット
防止剤、磁性粉、流動化剤、クリーニング剤を適宜配合
することができる。
【0031】本発明のトナーに使用される着色剤は特に
限定されるものではなく、従来電子写真で使用されてき
た着色剤を用いることができ、以下のものが例示でき
る。黒色顔料としては、カーボン・ブラック、酸化銅、
二酸化マンガン、アニリンブラック、活性炭、フェライ
ト、マグネタイトなどを使用することができる。黄色顔
料としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色
酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイ
エロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、
バンザーイエローG、バンザーイエロー10G、ベンジ
ジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイ
エローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラ
ジンレヘーキなどを使用することができる。
【0032】赤色顔料としては、赤色黄鉛、モリブデン
オレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオ
レンジ、バルカンオレンジ、インダスレンブリリアント
オレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダスレンブ
リリアントオレンジGK、ベンガラ、カドミウムレッ
ド、鉛丹、パーマネントレッド4R、リソールレッド、
ピラゾロンレッド、ウオッチングレッド、レーキレッド
C、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオ
シンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、
ブリリアントカーミン3B、パーマネントオレンジGT
R、バルカンファストオレンジGG、パーマネントレッ
ドF4RH、パーマネントカーミンFBなどを使用する
ことができる。青色顔料としては、紺青、コバルトブル
ー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、
フタロシアニンブルーなどを使用することができる。な
お、これらの着色剤の添加量も特に限定的ではないが、
通常、樹脂(A)100重量部に対して1〜20重量
部、好ましくは3〜15重量部になるようにする。
【0033】オフセット防止剤としてはポリエチレンワ
ックス、ポリプロピレンワックス、酸化型ポリエチレン
ワックス、酸化型ポリプロピレンワックス、カルナバワ
ックス、サゾールワックス、ライスワックス、キャンデ
リラワックス、ホホバ油ワックス、蜜ろうワックス、な
どを使用できる。オフセット防止剤の添加量は、樹脂
(A)100重量部に対して1〜7重量部、好ましくは
2〜5重量部になるようにする。
【0034】磁性粉としては、鉄粉、酸化鉄粉、フェラ
イト、ニッケル等を使用できる。
【0035】流動化剤を用いる場合には、シリカ微粒
子、二酸化チタン微粒子、アミルナ微粒子、フッ化マグ
ネシウム微粒子、炭化ケイ素微粒子、炭化ホウ素微粒
子、炭化チタン微粒子、炭化ジルコニウム微粒子、窒化
ホウ素微粒子、窒化チタン微粒子、窒化ジルコニウム微
粒子、マグネタイト微粒子、二硫化モリブデン微粒子、
ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリン酸マグネ
シウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子等を使用するこ
とができる。なお、これらの微粒子は、シランカップリ
ング剤、チタンカップリング剤、高級脂肪酸、シリコー
ンオイル等で疎水化処理して用いることが望ましい。流
動化剤の量は、トナー100重量部に対して0.05〜
5重量部、好ましくは0.1〜3重量部用いることが望
ましい。
【0036】また、クリーニング剤として乳化重合、ソ
ープフリー乳化重合、非水分散重合等の湿式重合法また
は気相法等により造粒したスチレン系、アクリル系、メ
タクリル系、ベンゾグアナミン、シリコーン、テフロ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の各種の有機微粒
子を単独あるいは組み合わせて用いることができる。
【0037】本発明のトナーは従来から知られている方
法、例えば上記の樹脂(A)、重合体(B)および四級
アンモニウム塩(C)に加え、着色剤、オフセット防止
剤およびその他の所望の添加剤を所定量添加して混合、
混練したあと、粉砕、分級することにより得られる。本
発明のトナーの好ましい粒径は、体積平均粒径6〜10
μm、好ましくは7〜9μmである。
【0038】このようにして得られた本発明の正帯電性
トナーは初期帯電立ち上がり性および帯電安定性に優れ
ているだけでなく、ブロッキング性にも優れており、定
着強度およびオフセット性によって評価される定着性に
も優れている。また、本発明のトナーを用いると複写画
像上にカブリやフィルミング等のノイズが発生しにく
い。
【0039】本発明のトナーは、キャリアを使用しない
1成分現像剤、キャリアとともに使用する2成分現像剤
のいずれにおいても使用可能であるが、2成分現像剤と
して使用することが好ましい。本発明のトナーとともに
使用するキャリアとしては、公知のキャリアを使用する
ことができ、例えば、鉄粉、フェライト等の磁性粒子よ
りなるキャリア、磁性粒子表面を樹脂等の被覆剤で被覆
したコートキャリア、あるいはバインダー樹脂中に磁性
体微粉末を分散してなる分散型キャリア等いずれも使用
可能である。このようなキャリアとしては体積平均粒径
が15〜100μm、好ましくは20〜80μmのもの
が好適である。本発明において好ましいキャリアは、ト
ナーに対する荷電点、即ち表面に負帯電性の樹脂が存在
するキャリアである。このような樹脂としてはポリエス
テル系樹脂、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、
テトラフルオロエチレン、フッ化ビニリデン等の含フッ
素ビニル系単量体の単独重合体あるいは他のビニル系単
量体との共重合体等の含フッ素系樹脂等が挙げられる。
特に磁性粒子表面でオレフィン単量体を直接重合させる
ことによりポリオレフィン系樹脂被覆層を形成したキャ
リア、あるいはポリエステル樹脂中に磁性体微粉末を分
散してなるキャリアが、本発明のトナーとの組み合わせ
において帯電性の観点から好ましい。以下の実施例にお
いて本発明をより詳細に説明する。
【0040】
【実施例】(樹脂a1〜a5の製造)1リットルの4つ
口コルベンに、スチレン(ST)60重量部、アクリル
酸ブチル(BA)10重量部、メタクリル酸ブチル(B
MA)28重量部、ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト(DMAM)2重量部、トルエン50重量部およびア
ゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.5重量部を
加え、溶解させた後、窒素気流下、80℃で6時間反応
させ、重合を行った。次に、トルエンを留去した後、1
80〜190℃で40〜50mmHgに減圧し、揮発成
分を完全に除去した。得られた重合物のガラス転移点
(Tg)は60℃、数平均分子量(Mn)は3500で
あり、この重合物を樹脂a1とした。また、表1に示す
化合物を表記した量だけ用いたこと以外、樹脂a1の製
造方法と同様にして、樹脂a2〜a5を得た。これらの
TgおよびMnを表1にまとめて示す。
【0041】
【表1】
【0042】(重合体B1〜B5の製造)1リットルの
4つ口コルベンに、スチレン(ST)85重量部、メタ
クリル酸ブチル(BMA)10重量部、前記一般式
(I)で表されるメタクリロイルオキシトリメチルアン
モニウムスルフェート(MTAS)5重量部、トルエン
50重量部およびアゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)0.5重量部を加え、溶解させた後、窒素気流下、
80℃で6時間反応させ、重合を行った。次に、トルエ
ンを留去した後、180〜190℃で40〜50mmH
gに減圧し、揮発成分を完全に除去した。得られた重合
物は無色透明の固体で、ガラス転移点(Tg)67℃、
重量平均分子量(Mw)45,000であり、この重合
物を重合体B1とした。また、表2に示す化合物を表記
した量だけ用いたこと以外、重合体B1の製造方法と同
様にして、重合体B2〜B5を得た。これらのTgおよ
びMwを表2にまとめて示す。重合体B1〜B5のゲル
パーミエーションクロマトグラフィ(GPC)によって
測定された分子量分布のピーク値もまとめて表2に示
す。
【0043】
【表2】
【0044】 実施例1 重量部 ・上記樹脂a1 50 ・スチレン−アクリル酸ブチル−メタクリル酸ブチル共重合体樹脂 50 (重合重量比65:10:25、分子量分布ピーク値=4500) ・カーボンブラック(REGAL330;キャボット社製) 6 ・ポリプロピレンワックス(ビスコール550P;三洋化成社製) 3 ・上記重合体B3 2.0 ・磁性粉(マグネタイトBR−605;チタン工業社製) 2 以上の原料をヘンシェルミキサーで充分混合した後、2
軸押出混練機で混練し、冷却した。次に、混練物を粗粉
砕した後、さらにジェット粉砕機で微粉砕し、風力分級
機により分級して、体積平均粒径8μmのトナー粒子を
得た。得られたトナー粒子100重量部に疎水性シリカ
(R974;日本アエロジル社製)を0.2重量部外添
・混合してトナーを得た。
【0045】実施例2 樹脂a1に代えて樹脂a3を用いたこと以外、実施例1
と同様にしてトナーを得た。
【0046】実施例3 樹脂a1に代えて樹脂a2を用いたこと以外、実施例1
と同様にしてトナーを得た。
【0047】実施例4 重合体B3に代えて重合体B2を3.0重量部用いたこ
と以外、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0048】実施例5 重合体B3に代えて重合体B4を2.0重量部用いたこ
と以外、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0049】実施例6 樹脂a1に代えて樹脂a2を用いたこと、および重合体
B3を1.0重量部用いたこと以外、実施例1と同様に
してトナーを得た。
【0050】比較例1 重合体B3に代えて重合体B1を用いたこと以外、実施
例1と同様にしてトナーを得た。
【0051】比較例2 重合体B3に代えて重合体B5を用いたこと以外、実施
例1と同様にしてトナーを得た。
【0052】比較例3 重合体B3を7.0重量部用いたこと以外、実施例1と
同様にしてトナーを得た。
【0053】比較例4 樹脂a1に代えて樹脂a4を用いたこと、および重合体
B3を3.0重量部用いたこと以外、実施例1と同様に
してトナーを得た。
【0054】比較例5 樹脂a1に代えて樹脂a5を用いたこと以外、実施例1
と同様にしてトナーを得た。
【0055】比較例6 樹脂a1に代えて樹脂a4を用いたこと、および重合体
B3を7.0重量部用いたこと以外、実施例1と同様に
してトナーを得た。
【0056】比較例7 樹脂a1に代えて樹脂a3を用いたこと、および重合体
Bを用いなかったこと以外、実施例1と同様にしてトナ
ーを得た。
【0057】実施例および比較例で得られたトナーを、
以下の評価方法にしたがって、初期帯電立ち上がり性、
帯電安定性、カブリ、高温オフセット性、定着強度、ブ
ロッキング性の各特性を評価した。結果を表3に記載し
た。また、使用した樹脂および重合体の種類およびその
添加量を表3に記載した。なお、それぞれのトナーにお
いて用いた結着樹脂を構成する全モノマーの重量に対す
るアミノモノマー重量の割合(重量%)をアミノモノマ
ー比率として示した。また、それぞれのトナー中の重合
体B1〜B5の分散粒径をTEM形態観察による写真の
目視確認で判別した。結果を表3にまとめて示した。
【0058】
【表3】
【0059】〔評価方法〕初期帯電立ち上がり性 トナー濃度が5重量%になるようにトナーおよび磁性キ
ャリアの量を調整し現像剤を得た。この現像剤30gを
50ccのポリ瓶に入れた。ポリ瓶を毎分120rpm
で回転する架台に乗せて3分後、10分後、30分後に
おけるトナーの帯電量(μC/g)を測定し、以下のよ
うにランク付けした。 ○:3分で帯電量が飽和領域に達した。 △:10分で帯電量が飽和領域に達した。 ×:30分たっても帯電量が飽和せずなお上昇が見られ
安定しない。
【0060】なお、帯電量を測定するにあたっては、精
密天秤で計量した現像剤1gを図1に示す帯電量測定装
置の導電性スリーブ(1)の表面全体に均一になるよう
に載せると共に、この導電性スリーブ(1)内に設けら
れたマグネットロール(2)の回転数を100rpmに
セットした。そしてバイアス電源(3)よりバイアス電
圧をトナーの帯電電位と同極性で2KV印加し、円筒電
極(4)における電位Vmを読み取ると共に、導電性ス
リーブ(1)からこの円筒電極(4)に付着したトナー
の重量を精密天秤で計量して、各トナーの平均帯電量
(μC/g)を求めた。
【0061】帯電安定性 初期帯電立ち上がり性の評価時に調製した現像剤を複写
機(EP9765:ミノルタ社製)に装填し、1000
枚および10000枚後の複写後のトナー帯電量を測定
した。帯電量の変化を以下のようにランク付けした。 ○:帯電量の振れ幅が3μC/g未満である。 △:帯電量の振れ幅が3μC/g以上5μC/g未満で
ある。 ×:帯電量の振れ幅が5μC/g以上である。
【0062】カブリ 上記現像剤を複写機(EP9765:ミノルタ社製)に
補給トナーとして装填し、10000枚複写後における
トナーカブリを目視観察し以下のようにランク付けし
た。 ○:カブリはほとんど観察されなかった。 △:カブリが若干見られたが、実使用問題はなかった。 ×:カブリが多くて実使用には適さなかった。
【0063】高温オフセット性 定着ローラを240℃付近まで上昇させていき、オフセ
ットの発生する温度により、以下のとおりランク付けを
行った。 ○:240℃でオフセット発生しない。 △:220℃未満ではオフセット発生しない。 ×:220℃未満でオフセット発生。 オフセットの有無は得られた画像を目視観察することに
より行った。
【0064】定着強度 画像濃度1.2の黒ベタ部を学振式堅牢度試験機(摩擦
部に紙)により3回の往復回数で摩擦し、摩擦後のベタ
部の画像濃度を測定することにより以下のランク付けを
行った。ただし定着はローラ温度150℃で行った。 ◎:画像濃度残存率85%以上 ○:画像濃度残存率80%以上85%未満 △:画像濃度残存率70%以上80%未満 ×:画像濃度残存率70%未満 画像濃度の測定はマクベス反射濃度計RD−900によ
り測定した。
【0065】ブロッキング性 トナー10gを50℃の高温槽に24時間放置後、その
トナーを目視で確認することにより行った。 ◎:凝集物は見られなかった。 〇:凝集物が1個〜5個未満見られた。 △:凝集物が5個〜10個未満見られた。 ×:凝集物が多数見られた(10個以上)。
【0066】(キャリアの製造)実施例および比較例の
トナーを評価するために使用したキャリアは次のように
して製造した。 キャリア配合成分: ポリエステル樹脂 100重量部 (数平均分子量:5000、重量平均分子量:115000、 ガラス転移点:67℃、軟化点:123℃) フェライト微粒子 500重量部 (MFP−2、TDK社製) 分散剤 コロイダルシリカ 3重量部 (アエロジル#200、日本アエロジル社製) 上記配合成分をヘンシェルミキサーで十分混合した後、
二軸押出混練機にて溶融混練後、冷却し、粗粉砕した
後、ジェットミルで微粉砕し、さらに、風力分級機を用
いて分級して体積平均粒径60μmの、電気抵抗値5.
8×1013Ω・cmの分散型キャリアを得た。
【0067】
【発明の効果】実施例および比較例からわかるように、
本発明の正帯電性トナーは優れた初期帯電立ち上がり
性、帯電安定性およびブロッキング性を示し、多数枚印
刷後もカブリやフィルミングがほとんど発生せず、しか
も定着強度、高温オフセット性で評価される定着性にも
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 帯電量測定装置。
【符号の説明】
1:導電性スリーブ、2:マグネットロール、3:バイ
アス電源、4:円筒電極。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ビニル系モノマーとアミノモノマ
    ーが共重合してなる重合体樹脂、および(B)ビニル系
    モノマーとアミノ基が四級塩化されたモノマーが共重合
    してなる重合体を含有してなる正帯電性トナーであっ
    て、ビニル系モノマーとアミノモノマーとの重合重量比
    が97.5:2.5〜99.5:0.5であり、ビニル
    系モノマーとアミノ基が四級塩化されたモノマーとの重
    合重量比が7:3〜9:1であり、ビニル系モノマーと
    アミノ基が四級塩化されたモノマーが共重合してなる重
    合体(B)の添加量がビニル系モノマーとアミノモノマ
    ーが共重合してなる重合体樹脂(A)100重量部に対
    して0.5〜5重量部であることを特徴とする正帯電性
    トナー。
  2. 【請求項2】 ビニル系モノマーがアクリルモノマー、
    スチレンモノマーまたはそれらの混合物であることを特
    徴とする請求項1記載の正帯電性トナー。
  3. 【請求項3】 ビニル系モノマーとアミノ基が四級塩化
    されたモノマーが共重合してなる重合体(B)のゲルパ
    ーミエーションクロマトグラフィによって測定された重
    量平均分子量(Mw)が5,000〜200,000の
    範囲にあることを特徴とする請求項1または2に記載の
    正帯電性トナー。
  4. 【請求項4】 ビニル系モノマーとアミノ基が四級塩化
    されたモノマーが共重合してなる重合体(B)の分散粒
    径が0.05〜0.3μmであることを特徴とする請求
    項1〜3いずれかに記載の正帯電性トナー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012168500A (ja) * 2011-01-26 2012-09-06 Kyocera Document Solutions Inc 静電荷像現像用トナー
US8871414B2 (en) 2011-01-26 2014-10-28 Kyocera Document Solutions Inc. Positively chargeable toner for electrostatic image development

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JP2012168500A (ja) * 2011-01-26 2012-09-06 Kyocera Document Solutions Inc 静電荷像現像用トナー
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