JPH11280458A - 直列4気筒内燃機関の排気装置 - Google Patents

直列4気筒内燃機関の排気装置

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JPH11280458A
JPH11280458A JP8532898A JP8532898A JPH11280458A JP H11280458 A JPH11280458 A JP H11280458A JP 8532898 A JP8532898 A JP 8532898A JP 8532898 A JP8532898 A JP 8532898A JP H11280458 A JPH11280458 A JP H11280458A
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JP
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communication pipe
cylinder
pipe
internal combustion
combustion engine
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JP8532898A
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Masahiro Fukuzumi
雅洋 福住
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N13/00Exhaust or silencing apparatus characterised by constructional features ; Exhaust or silencing apparatus, or parts thereof, having pertinent characteristics not provided for in, or of interest apart from, groups F01N1/00 - F01N5/00, F01N9/00, F01N11/00
    • F01N13/008Mounting or arrangement of exhaust sensors in or on exhaust apparatus

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2系統とした管長を十分に長くして低中速域
での全開トルクを向上させるとともに、高速域での背圧
増大を確実に回避する。 【解決手段】 4本のブランチ部1〜4を、#1気筒と
#4気筒、#2気筒と#3気筒とで互いに合流させて2
本の中間管路5,6とし、両中間管路5,6を互いに合
流させて1本の出口側管路7とする。管長を長くするた
めに、中間管路5,6のそれぞれに触媒コンバータ8,
9が介装されている。両中間管路5,6を連通させるた
めに、第1連通管15および第2連通管16を有し、そ
れぞれを第1制御弁17,18、第2制御弁23が開閉
する。第1連通管15の中央部に空燃比センサ19が配
置される。高速域では、両制御弁17,18,23が全
開となり、背圧が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直列4気筒内燃
機関の排気装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】直列4気筒内燃機関の排気装置において
は、排気通路をいわゆる4−2−1の形で集合させるこ
とにより、排気慣性効果によって低速域でのトルク向上
作用が得られることが知られている。つまり、各気筒の
排気ポートにそれぞれ接続される4本のブランチ部を、
#1気筒と#4気筒とで集合させるとともに、#2気筒
と#3気筒とで集合させ、さらにこの2本の中間管路
を、下流側で1本の出口側管路として集合させるのであ
る。また、このような排気系レイアウトの欠点となる高
速域での排気背圧の増大を回避するために、2本の中間
管路の間を互いに連通させる連通部を設け、ここに該連
通部を開閉する制御弁を配置した可変型の排気装置も種
々提案されている(例えば実開昭59−177717号
公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば上記公報に記載
の装置では、最終的に1本に集合した出口側管路の部分
に触媒コンバータが配置されているが、このような構成
では、触媒コンバータの位置が排気系の中で比較的下流
側となり、始動直後の排気浄化性能等の点で好ましくな
く、また、この触媒コンバータの位置の制約から、低中
速域でのトルク向上を左右する中間管路の通路長を十分
に長く確保することができない。
【0004】また、仮に、2本の中間管路の途中に、そ
れぞれ触媒コンバータを配置した場合、酸素センサ等の
排気組成を検出するための空燃比センサが、各中間管路
毎に必要となり、空燃比フィードバック制御システムの
コストの上昇ならびに制御の複雑化を招く欠点がある。
【0005】さらに、2本の中間管路を1カ所で連通さ
せ、その連通部の開度を制御弁で制御する構成では、制
御弁が閉じている低速域から制御弁が開となる高速域へ
移行する過渡時に、制御弁の開度をいかに連続的に変化
させたとしても、トルク特性に、その切換点付近で谷と
なる部分が発生することを回避できない。従って、運転
性の上で、なお改善すべき余地がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
各気筒の排気ポートにそれぞれ接続される4本のブラン
チ部と、#1気筒と#4気筒のブランチ部同士、および
#2気筒と#3気筒のブランチ部同士を互いに合流させ
てなる2本の中間管路と、この2本の中間管路を互いに
合流させてなる1本の出口側管路と、を備えた直列4気
筒内燃機関の排気装置において、上記中間管路にそれぞ
れ配置された一対の触媒コンバータと、この触媒コンバ
ータの上流側において2本の中間管路を互いに連通する
第1連通管と、触媒コンバータの下流側において2本の
中間管路を互いに連通する第2連通管と、上記第1連通
管に設けられた第1の開度制御手段と、上記第2連通管
に設けられた第2の開度制御手段と、上記第1連通管に
配置された空燃比センサと、を備えていることを特徴と
している。
【0007】この構成においては、低中速の高負荷域で
は、バタフライバルブ等として構成される第1および第
2の開度制御手段が各連通管を遮断することにより、#
1,#4気筒の排気系と#2,#3気筒の排気系とが、
2系統に長く分離独立したものとなり、トルク向上作用
が得られる。なお、高負荷域では、一般に空燃比フィー
ドバック制御は実行されないので、空燃比センサを備え
た第1連通管内に排気が通流しなくても何ら支障はな
い。また、高速高負荷域では、第1および第2の開度制
御手段が開くことにより各連通管が連通状態となり、背
圧の上昇が抑制される。特に、触媒コンバータの上流側
および下流側の双方で両中間管路が連通されるため、高
速域での背圧が非常に低いものとなる。
【0008】そして、触媒コンバータは各中間管路にそ
れぞれ配置されるので、該中間管路の通路長を制約する
ことなく比較的上流側に配置することが可能である。
【0009】また、この請求項1の発明をさらに具体化
した請求項2の発明では、上記第1の開度制御手段は、
上記第1連通管の両端部にそれぞれ配置された一対の第
1制御弁から構成されている。
【0010】このように第1連通管の両端部に第1制御
弁を備えていれば、これが閉じた状態では、第1連通管
内に排気が出入りすることがない。従って、第1連通管
への不必要な排気の流動に伴う排気主流の乱れや排気慣
性効果の低下が回避される。
【0011】またさらに請求項3の発明では、上記第1
連通管と上記中間管路との合流部において、第1連通管
の各端部と中間管路下流側とのなす角が90°より小さ
な鋭角をなしているこのように構成すれば、第1の開度
制御手段が開いている状態において、中間管路を流れて
きた排気主流が第1連通管内に案内され易くなる。その
ため、各気筒の排気が一層確実に空燃比センサ付近まで
流入し、空燃比センサの検出感度、特に各気筒毎の排気
組成に対する検出感度が高くなる。
【0012】また、請求項4の発明では、上記第2連通
管と上記中間管路との合流部において、第2連通管の各
端部と中間管路下流側とのなす角が90°より大きな鈍
角をなしている。
【0013】このように構成すれば、中間管路を下流側
へ流れる排気主流は、第2連通管へ流入しにくくなる。
そのため、排気主流の乱れが抑制され、この排気の乱れ
による出力低下が回避される。
【0014】請求項5の発明では、上記第1連通管の中
間部に、シリンダブロック側に固定される支持ステーが
一体に形成されている。これにより、触媒コンバータを
含めて長大化する排気装置を一層確実に支持できる。
【0015】さらに、請求項6の発明は、空燃比フィー
ドバック制御が行われる部分負荷域において、上記第1
の開度制御手段が開いているとともに、上記第2の開度
制御手段が閉じていることを特徴としている。従って、
空燃比フィードバック制御が行われる場合には、第1連
通管内に排気が導かれ、空燃比センサによる排気組成の
検出が可能である。
【0016】また請求項7の発明は、第1および第2の
開度制御手段が全閉となっている低速高負荷域から両開
度制御手段が全開となる高速高負荷域への移行時に、そ
れぞれの開度が機関回転数の上昇に伴って徐々に増加す
るように制御されるとともに、第1の開度制御手段の開
作動が第2の開度制御手段の開作動よりも相対的に高速
側で行われることを特徴としている。
【0017】これにより、第1および第2の開度制御手
段が全閉となっている状態でのトルク特性と両者が全開
となっている状態でのトルク特性とが、一層滑らかに連
続するようになり、両者の切換点付近で生じるトルクの
落ち込みが抑制される。
【0018】
【発明の効果】この発明に係る直列4気筒内燃機関の排
気装置によれば、触媒コンバータを比較的上流側に配置
させつつ一対の中間管路の通路長を十分に長く確保で
き、低中速の高負荷域で排気慣性効果によるトルク向上
を図れるとともに、高速高負荷域では、第1,第2連通
管の連通によって背圧を非常に低いレベルに抑制でき
る。また、一対の触媒コンバータを用いながらも空燃比
センサは1個で済み、空燃比センサを2個用いる場合に
比較して空燃比フィードバック制御システムのコストを
低減できるとともに、制御の複雑化を回避できる。
【0019】また請求項2の発明によれば、第1制御弁
が閉じた状態において第1連通管内に排気が出入りする
ことがなく、第1連通管への不必要な排気の流動に伴う
排気主流の乱れや排気慣性効果の低下を回避できる。
【0020】また請求項3の発明によれば、中間管路か
ら第1連通管内に排気が案内され易くなり、空燃比セン
サの検出感度、特に各気筒毎の排気組成に対する検出感
度を高く得ることができる。
【0021】また請求項4の発明によれば、逆に中間管
路から第2連通管へ排気が流入しにくくなり、排気主流
の乱れが抑制されて、排気の乱れによる出力低下を回避
することができる。
【0022】また請求項5の発明によれば、触媒コンバ
ータを含めて長大化する排気装置を、触媒コンバータ付
近の位置で確実に支持することができる。
【0023】さらに請求項7の発明によれば、低速高負
荷域と高速高負荷域との間で、トルク特性が、一層滑ら
かに連続するようになり、切換点付近で生じるトルクの
落ち込みが抑制されて、運転性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面に基づいて説明する。
【0025】図1は、この発明に係る排気装置を備えた
直列4気筒内燃機関全体の構成を示している。図におい
て、31はシリンダブロック、32はシリンダヘッド、
33はオイルパン、34はクランクシャフト、をそれぞ
れ示しており、シリンダヘッド32の一方の側面に、本
発明の排気装置が取り付られている。
【0026】この排気装置は、各気筒の排気ポートにそ
れぞれ接続される4本のブランチ部1〜4と、#1気筒
と#4気筒のブランチ部1,4同士、および#2気筒と
#3気筒のブランチ部2,3同士を互いに合流させてな
る2本の中間管路5,6と、この2本の中間管路5,6
を互いに合流させてなる1本の出口側管路7と、から大
略構成されている。つまり、全体としていわゆる4−2
−1のデュアル型排気管レイアウトとなっている。そし
て、上記中間管路5,6のそれぞれに、略円筒状をなす
触媒コンバータ8,9が介装されている。
【0027】具体的には、上記触媒コンバータ8,9
は、シリンダブロック31の側面に沿って上下に、かつ
略平行に配置されており、機関の前方寄りに位置する触
媒コンバータ8の上部に#1気筒のブランチ部1と#4
気筒のブランチ部4とが接続され、後方寄りに位置する
触媒コンバータ9の上部に#2気筒のブランチ部2と#
3気筒のブランチ部3とが接続されている。また、各触
媒コンバータ8,9から下方へ延びる中間管路5,6
は、略V字形をなすように徐々に近接し、1本の出口側
管路7として集合するとともに、機関の後方へ向かって
湾曲している。この出口側管路7の図示せぬ先端側に
は、消音器等が介装され、最終的には、車両後端におい
てテールチューブとして外部へ解放されている。
【0028】なお、この排気装置は、製造および組立上
の都合から、中間管路5,6の途中で、排気マニホルド
11とフロントチューブ12との2部材に分割構成され
ており、それぞれの端部のフランジ部11a,12a同
士がボルト結合されている。また排気マニホルド11側
のブランチ部1〜4の先端は、同一のフランジ部11b
に接続されており、このフランジ部11bがシリンダヘ
ッド32側面に固定されている。
【0029】図2は、この排気装置の要部を拡大して示
すものであって、各部の流路の中心線を併せて示してあ
る。この図2に示すように、触媒コンバータ8の前後の
中間管路5,6は、概ね対称の形状をなしており、ブラ
ンチ部1,4の合流点Aから両中間管路5,6の合流点
Cに至るまでの一方の中間管路5の管長と、ブランチ部
2,3の合流点Bから上記合流点Cに至るまでの他方の
中間管路6の管長とは、互いに等しく設定されている。
なお、排気ポート出口から上記合流点A,Bに至るまで
の4本のブランチ部1〜4の管長も、互いに等しく設定
されている。そして、両中間管路5,6を互いに連通す
るように、各触媒コンバータ8,9の上流側の位置に第
1連通管15が、また下流側の位置に第2連通管16が
それぞれ設けられている。
【0030】上記第1連通管15は、隣接する両中間管
路5,6の内側に位置し、かつ下側へ凹んだ形に緩く湾
曲している。この第1連通管15の両端は、それぞれ各
中間管路5,6に対し、上記合流点A,Bから等しい距
離の点において接続されており、かつ各端部と中間管路
5,6の下流側とのなす角θ1が、90°よりも小さな
鋭角をなしている。そして、この接続部における第1連
通管15端部開口を開閉するように、一対の第1制御弁
17,18が設けられている。図3は、この第1制御弁
17,18の具体的な構成を示しており、バタフライバ
ルブ型の弁体41を備えたバルブシャフト42のリンク
レバー43に、リンク44を介して、ステップモータ等
の電子制御型アクチュエータ45が連係しており、この
アクチュエータ45の動作によって弁体41の開度を連
続的に制御できる構成となっている。また、上記第1制
御弁17,18によって仕切られる第1連通管15の中
央部には、例えば酸素センサからなる空燃比センサ19
が装着されている。
【0031】また、図4および図5に示すように、上記
第1連通管15の曲げ剛性を高めるために、該第1連通
管15と一体に帯状のリブ20が形成されている。この
リブ20は、例えば第1連通管15の外側つまりシリン
ダブロック1と反対側の面に沿って形成されている。ま
た、第1連通管15の中央部に、略T字状をなすように
支持ステー21が一体に形成されており、この支持ステ
ー21の先端が上記シリンダブロック31に固定されて
いる。
【0032】一方、下流側の第2連通管16は、隣接す
る両中間管路5,6の内側に位置し、かつ上側へ膨らん
だ形に緩く湾曲している。この第2連通管16の両端
は、やはり各中間管路5,6に対し、上記合流点A,B
から等しい距離の点において接続されており、かつ各端
部と中間管路5,6の下流側とのなす角θ2が、第1連
通管15とは逆に、90°よりも大きな鈍角をなしてい
る。そして、この第2連通管16は、中央部に、該第2
連通管16を開閉する第2制御弁23を備えている。こ
の第2制御弁23は、図3に示した上記第1制御弁1
7,18と同様の構成であり、ステップモータ等の電子
制御型アクチュエータ45の動作によって弁体41の開
度を連続的に制御できる構成となっている。
【0033】次に、上記排気装置の作用について説明す
る。上記第1制御弁17,18および第2制御弁23
は、内燃機関の運転条件に応じて開度制御される。図6
は、機関の負荷と回転数との関係を示した特性図であ
り、実線が本実施例の排気装置による全開特性、一点鎖
線が参考例として第1,第2制御弁17,18,23を
全閉状態とした場合の全開特性、二点鎖線が参考例とし
て第1,第2制御弁17,18,23を全開状態とした
場合の全開特性である。
【0034】図中に領域aとして示す高負荷でかつ低速
〜中速域においては、第1,第2制御弁17,18,2
3が全て全閉状態に制御される。これにより、4気筒の
排気系は、2系統に分離された形となり、排気慣性効果
によってトルクが向上する。特に、触媒コンバータ8,
9を中間管路5,6の途中に設けたことにより、合流点
Cまでの管長を長く確保でき、トルク向上効果を大きな
ものとすることができる。なお、このような高負荷域で
は、排気組成に基づく空燃比フィードバック制御は実行
されないので、第1連通管15を遮断して空燃比センサ
19側に排気が流入しなくとも何ら支障はない。また第
1連通管15は、その両端に第1制御弁17,18を備
えているので、閉時には、第1連通管15内部に排気が
流入せず、従って、第1連通管15への不必要な排気の
流動に伴う排気主流の乱れや排気慣性効果の低下が回避
される。
【0035】また全開域であっても、領域bとして示す
高速域においては、第1,第2制御弁17,18,23
が全て全開状態に制御される。これにより、一対の中間
管路5,6が互いに一体に連通された状態となり、高速
域における排気背圧の増大が回避される。従って、高速
域において、背圧による出力低下を回避できる。特に、
触媒コンバータ8,9の上流側および下流側の双方で連
通されるため、背圧を非常に低く抑制できる。しかも、
第2連通管16各端部と中間管路5,6の下流側とのな
す角θ2が、90°よりも大きな鈍角をなしているの
で、中間管路5,6を下流側へ流れる排気主流は、第2
連通管16へ流入しにくくなる。そのため、排気主流の
乱れが抑制され、この排気の乱れによる出力低下が回避
される。
【0036】また、第1,第2制御弁17,18,23
が全閉となる領域aと第1,第2制御弁17,18,2
3が全開となる領域bとの境界となる領域cにおいて
は、後述するように、機関回転数に応じて第1,第2制
御弁17,18,23の開度が連続的に変化し、一点鎖
線で示す特性と二点鎖線で示す特性とを滑らかに連続さ
せて、両者の間に生じるトルクの谷間の発生を回避す
る。
【0037】また、空燃比フィードバック制御が実行さ
れる部分負荷域つまり領域dにおいては、第1連通管1
5両端の第1制御弁17,18が全開となり、かつ第2
連通管16の第2制御弁23は全閉状態となる。このよ
うに第1連通管15が開放されることにより、空燃比セ
ンサ19へ排気が接触し、排気組成の検出が行われる。
特に、第1連通管15の接続部の角度θ1が90°より
小さな鋭角であることから、中間管路5,6を流れてき
た排気主流が第1連通管15内に案内され易くなる。そ
のため、各気筒の排気が一層確実に空燃比センサ19付
近まで流入し、空燃比センサ19の検出感度、特に各気
筒毎の排気組成に対する検出感度が高くなる。
【0038】なお、機関の停止時には、第1,第2制御
弁17,18,23は全て全閉となっている。
【0039】次に、図7は、上記の領域cにおける開度
制御をより詳細に示したものであって、第1,第2制御
弁17,18,23の開度を下部に、これに対応して得
られるトルクの特性を上部に、それぞれ示してある。こ
の図7に示すように、例えば、機関回転数が上昇してい
くと、相対的に低速側で第2制御弁23が開き始め、か
つ回転数上昇に応じてその開度が徐々に増大して、やが
て全開となる。そして、この第2制御弁23が全開とな
った直後の回転数付近で第1制御弁17,18が開き始
め、同様に回転数上昇に応じてその開度が徐々に増大し
て、やがて全開となる。第2制御弁23の開度が〜
のように増大していくと、トルクは、第1,第2制御弁
17,18,23の全てが全閉であるときのトルク特性
に比較して、〜の特性のように、トルクのピークが
徐々に高速側にシフトしたような特性で得られる。つま
り、第2制御弁23の開度増大に伴って、トルク特性が
〜のように徐々に変化する。同様に、第1制御弁1
7,18が〜のように徐々に増大すると、トルク特
性が〜のように徐々に変化する。従って、実際の機
関の全開特性としては、〜のトルクのピークをつな
いだような特性が得られ、制御切換時のトルクの落ち込
みが回避されるのである。なお、破線の参考例の特性
は、4本のブランチ部を1本に集合させ、単一の触媒コ
ンバータを設けた1系統の排気装置の場合のトルク特性
を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る排気装置を備えた直列4気筒内
燃機関の側面図。
【図2】この排気装置の要部の拡大図。
【図3】第1,第2制御弁の詳細を示す断面図。
【図4】図1のD−D線に沿った断面図。
【図5】図4のE−E線に沿った断面図。
【図6】この排気装置を備えた内燃機関のトルク特性
図。
【図7】各制御弁の全閉状態から全開状態への移行時の
開度制御の説明図。
【符号の説明】
1〜4…ブランチ部 5,6…中間管路 7…出口側管路 8,9…触媒コンバータ 15…第1連通管 16…第2連通管 17,18…第1制御弁 19…空燃比センサ 23…第2制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 35/00 ZAB F02D 35/00 ZAB 368 368E

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒の排気ポートにそれぞれ接続され
    る4本のブランチ部と、#1気筒と#4気筒のブランチ
    部同士、および#2気筒と#3気筒のブランチ部同士を
    互いに合流させてなる2本の中間管路と、この2本の中
    間管路を互いに合流させてなる1本の出口側管路と、を
    備えた直列4気筒内燃機関の排気装置において、 上記中間管路にそれぞれ配置された一対の触媒コンバー
    タと、この触媒コンバータの上流側において2本の中間
    管路を互いに連通する第1連通管と、触媒コンバータの
    下流側において2本の中間管路を互いに連通する第2連
    通管と、上記第1連通管に設けられた第1の開度制御手
    段と、上記第2連通管に設けられた第2の開度制御手段
    と、上記第1連通管に配置された空燃比センサと、を備
    えていることを特徴とする直列4気筒内燃機関の排気装
    置。
  2. 【請求項2】 上記第1の開度制御手段は、上記第1連
    通管の両端部にそれぞれ配置された一対の第1制御弁か
    ら構成されていることを特徴とする請求項1記載の直列
    4気筒内燃機関の排気装置。
  3. 【請求項3】 上記第1連通管と上記中間管路との合流
    部において、第1連通管の各端部と中間管路下流側との
    なす角が90°より小さな鋭角をなしていることを特徴
    とする請求項1または2に記載の直列4気筒内燃機関の
    排気装置。
  4. 【請求項4】 上記第2連通管と上記中間管路との合流
    部において、第2連通管の各端部と中間管路下流側との
    なす角が90°より大きな鈍角をなしていることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の直列4気筒内燃
    機関の排気装置。
  5. 【請求項5】 上記第1連通管の中間部に、シリンダブ
    ロック側に固定される支持ステーが一体に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の直
    列4気筒内燃機関の排気装置。
  6. 【請求項6】 空燃比フィードバック制御が行われる部
    分負荷域において、上記第1の開度制御手段が開いてい
    るとともに、上記第2の開度制御手段が閉じていること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の直列4気
    筒内燃機関の排気装置。
  7. 【請求項7】 第1および第2の開度制御手段が全閉と
    なっている低速高負荷域から両開度制御手段が全開とな
    る高速高負荷域への移行時に、それぞれの開度が機関回
    転数の上昇に伴って徐々に増加するように制御されると
    ともに、第1の開度制御手段の開作動が第2の開度制御
    手段の開作動よりも相対的に高速側で行われることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の直列4気筒内
    燃機関の排気装置。
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