JPH11280105A - 建設機械の油圧制御装置 - Google Patents

建設機械の油圧制御装置

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JPH11280105A
JPH11280105A JP10087212A JP8721298A JPH11280105A JP H11280105 A JPH11280105 A JP H11280105A JP 10087212 A JP10087212 A JP 10087212A JP 8721298 A JP8721298 A JP 8721298A JP H11280105 A JPH11280105 A JP H11280105A
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pressure
hydraulic
control
flow rate
pump
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JP10087212A
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Masayuki Komiyama
昌之 小見山
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉領域内に侵入したフロントアタッチメン
トを減速停止させる減圧弁が正常に動作しない場合でも
干渉を緩和することができる建設機械の油圧制御装置を
提供する。 【解決手段】 干渉領域内では運転室と干渉する方向に
移動するフロントアタッチメントを減速させ、自動停止
させる干渉防止装置において、フロントアタッチメント
が干渉領域内に侵入したことを検知する検知手段5a
と、干渉領域内への侵入が検知された際に、シリンダ5
に接続された方向切換弁9のパイロット圧を減圧させる
減圧手段11a,11bと、干渉領域内への侵入が検知
された際に、パイロット圧が正常に減圧されているかど
うかを判断する判断手段4bと、パイロット圧が正常に
減圧されていない場合に、シリンダに供給される作動油
流量を一定量に制限する流量制限制御手段4cとを備え
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油圧ショベル等の建
設機械に適用される油圧制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、側溝掘りを行うべくキャブの左右
方向にアームをオフセットすることのできる油圧ショベ
ルでは、フロントアタッチメントの運動範囲内において
バケットがキャブと干渉する干渉領域が生じるため、作
業中においてバケットがキャブと衝突しないように干渉
防止装置が備えられている。
【0003】この種の干渉防止装置は、例えばキャブ外
面から所定距離離れた位置までの間に干渉領域を仮想的
に設定し、その干渉領域内にバケットが侵入すると、バ
ケットの移動速度を減速させつつ作動を自動停止させる
ようになっている。この場合の油圧制御は、操作レバー
の操作によって導出されるパイロット圧を、減圧弁を介
して減圧制御し、フロントアタッチメントの油圧シリン
ダに供給される作動油の流量を絞り、方向制御弁のメイ
ンスプールを中立位置に戻すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
油圧制御では、減圧弁の動作が正常であるかどうかを検
出する機能を備えておらず、減圧弁が正常に動作しなく
なると、その減圧弁以外に干渉を防止することのできる
機能が存在しないため、キャブとバケットの干渉を回避
することができなくなるという極めて危険な状態とな
る。
【0005】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、干渉領域内に侵入したフロントアタッチメ
ントを減速停止させる減圧弁が正常に動作しない場合で
もキャブとバケットの干渉を緩和することができる建設
機械の油圧制御装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、運転室から所
定間隔離れた位置までの間に干渉領域を仮想的に設定
し、この干渉領域内では可変容量ポンプから吐出され方
向制御弁を介してフロントアタッチメントに送られる作
動油の流量を絞ることにより、運転室と干渉する方向に
移動するフロントアタッチメントを減速させ、自動停止
させる干渉防止装置において、フロントアタッチメント
が干渉領域内に侵入したことを検知する検知手段と、干
渉領域内への侵入が検知された際に、シリンダに接続さ
れた方向切換弁のパイロット圧を減圧させる減圧手段
と、干渉領域内への侵入が検知された際に、パイロット
圧が正常に減圧されているかどうかを判断する判断手段
と、方向制御弁とは別に設けられ、パイロット圧が正常
に減圧されていない場合に、シリンダに供給される作動
油流量を一定量以下に制限する流量制限制御手段と、を
備えてなる建設機械の油圧制御装置である。
【0007】本発明において、流量制限制御手段は、減
圧手段が異常の時は一定量以上の流量が流れるような制
御指令を出力しないように構成されている。
【0008】そのための流量制限制御手段は、可変容量
油圧ポンプから吐出される作動油の流量を一定量以下に
制限するように構成することができる。その具体例とし
ては、可変容量油圧ポンプとその可変容量油圧ポンプの
吐出量を制御する制御用ポンプとの間に第一の圧力制御
弁を設け、第一の圧力制御弁を減圧制御することによ
り、作動油流量を一定量以下に制限することができる。
【0009】また、本発明において、流量制限制御手段
は、第一の可変容量ポンプ及び第二の可変容量ポンプか
ら吐出される作動油の合流制御を強制的に停止させるこ
とにより、作動油の流量を一定量以下に制限することが
できる。その具体例としては、第一の可変容量油圧ポン
プ及び第二の可変容量油圧ポンプから吐出される作動油
を合流または合流解除させる切換弁を設け、切換弁とそ
の切換弁に対して制御圧を与える制御用ポンプとの間に
第二の圧力制御弁を設け、第二の圧力制御弁を減圧制御
することにより作動油の合流を停止させ、作動油流量を
一定量以下に制限することができる。
【0010】また、本発明において、流量制限制御手段
は、ブリードオフ回路のブリード圧制御弁を減圧制御す
ることにより作動油流量を一定量以下に制限するように
構成することができる。
【0011】さらにまた、上記各流量制限制御手段のう
ちのいずれか二つまたは全部を組み合わせて作動油流量
を一定量以下に制限することもできる。
【0012】なお、作動油流量を一定量以下に制限する
には、例えば上記第一の比例弁が350mA(min)
〜700mA(max)の制御電流で制御されるもので
あると、制御電流の下限寄りの値、例えば450mAを
限界値Ilimitとして設定し、その限界値Ilim
itを超えるような制御電流を出力しないようにするこ
とによって作動油流量を一定量以下に制限することがで
きる。
【0013】本発明に従えば、減圧手段に対して減圧指
令が出力されるタイミングに合わせて判断手段が動作を
開始し、判断手段は、減圧手段が正常に動作しているか
どうかを判断する。減圧手段が正常に動作していれば、
従来の減圧制御と同じように、方向切換弁のパイロット
圧が減圧され、それによりシリンダに供給される作動油
の流量が制限され、フロントアタッチメントの移動が停
止させられる。一方、減圧手段が正常に動作していなけ
れば、流量制限制御手段は、可変容量油圧ポンプの吐出
量を制限するか、または第一及び第二の可変容量油圧ポ
ンプの合流制御を停止するか、またはブリード圧を所定
値以下に制限するか、或いはこれらの制御を組み合わし
て流量制限を行うことにより、減圧手段を介さずシリン
ダに供給される作動油流量を一定量以下に制限する。こ
れにより、減圧弁の異常時における干渉が効果的に抑制
される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施の形態に
基づいて本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る
油圧制御装置の構成を示す油圧回路図である。同図にお
いて、1は油圧シリンダ駆動用の作動油を供給する第一
の可変容量油圧ポンプ、2は第一の可変容量油圧ポンプ
1に対して制御圧を吐出する制御用油圧ポンプ、3は作
動油を回収する油タンクである。
【0015】4はマイクロコンピュータから構成される
コントローラであり、操作レバーによって出力される操
作指令、後述する各検出器によって検出される角度検出
信号を受けて各シリンダー、具体的にはブームを駆動さ
せるブームシリンダ5、アームを駆動させるアームシリ
ンダ6、オフセットを行うオフセットシリンダ7の動作
を制御するとともに、ストロークエンドにおいてシリン
ダ速度を減速させるようになっている。
【0016】ブーム上げ操作レバー8aとブーム用流量
制御弁9との間のパイロットライン10aには減圧弁1
1aが設けられており、ブーム上げ操作レバー8aの操
作量はブーム上げ操作量検出センサ12aによって検出
される。一方、ブーム下げ操作操作レバー(操作体)8
bとブーム用流量制御弁9との間のパイロットライン1
0bには減圧弁11bが設けられており、ブーム下げ操
作レバー8bの操作量はブーム下げ操作量検出センサ1
2bによって検出される。
【0017】また、アーム引き操作レバー13aとアー
ム用流量制御弁14との間のパイロットライン15aに
は、減圧弁16aが設けられており、アーム引き操作レ
バー13aの操作量はアーム引き操作量検出センサ17
aによって検出される。
【0018】アーム押し操作操作レバー13bとアーム
用流量制御弁14との間のパイロットライン15bには
減圧弁16bが設けられており、アーム押し操作レバー
13bの操作量はアーム押し操作量検出センサ17bに
よって検出される。
【0019】また、オフセット左操作ペダル18aとオ
フセット用流量制御弁19との間のパイロットライン2
0aには減圧弁21aが設けられており、オフセット左
操作ペダル18aの操作量はオフセット操作量検出セン
サ22aによって検出される。オフセット右操作ペダル
18bとオフセット用流量制御弁19との間のパイロッ
トライン20bには減圧弁21bが設けられており、オ
フセット右操作ペダル18bの操作量はオフセット操作
量検出センサ22bによって検出される。
【0020】上述した各操作量検出センサ12a,12
b、17a,17b、22a,22bから出力される操
作量検出信号はコントローラ4に与えられる。
【0021】なお、上記した各減圧弁11a,11b,
16a,16b,21a,21bは減圧手段とみなすこ
とができ、フロントアタッチメントが干渉領域に侵入し
た際に、各シリンダ5,6,7に接続された方向切換弁
としての流量制御弁9,14,19へのパイロット圧を
減圧させるようになっている。
【0022】各流量制御弁9,14,19へ作動油を供
給する第一の可変容量油圧ポンプ1と制御用油圧ポンプ
2との間には、第一の圧力制御弁としての電磁比例減圧
弁23が設けられている。この電磁比例減圧弁23は、
コントローラ4から出力される制御信号によって二次圧
が制御されるようになっている。
【0023】また、ブーム用シリンダ5及びアーム用シ
リンダ6は切換弁としての合流弁24を介して第二の可
変容量油圧ポンプ25と接続されている。この合流弁2
4は、第二の圧力制御弁としての電磁比例減圧弁26か
ら吐出される吐出圧によって切り換えられるようになっ
ており、この電磁比例減圧弁26は、コントローラ4か
ら出力される制御信号によって二次圧が制御されるよう
になっている。
【0024】また、第一の可変容量油圧ポンプ1とシリ
ンダとの間のブリードオフ回路27にはブリード圧制御
弁28が設けられている。このフリードオフ回路27
は、操作量検出センサ12a,12b,17a,17
b,22a,22bから出力される信号に応じてブリー
ド圧を立てるようになっている。このブリード圧制御弁
28は、コントローラ4から出力される制御信号によっ
て絞りの開度が変化するようになっている。
【0025】図2は上記油圧回路を有する油圧ショベル
の構成を示したものである。同図において、油圧ショベ
ル30は、走行装置31に支持された旋回台32上にキ
ャブ(運転室)33が搭載され、このキャブ33の側方
位置に、フロントアタッチメントが配置されている。フ
ロントアタッチメントは、上下回動するブーム34と、
左右方向に揺動するオフセットブーム35と、前後方向
に押し引き動作するアーム36と、そのアーム36の先
端に設けられたバケット37とから構成される。
【0026】ブーム34は上述したブームシリンダ5に
よって駆動されるようになっている。すなわち、図1に
示したブーム上げ操作レバー8a及びブーム下げ操作レ
バー8bを操作することにより、ブーム用流量切換弁9
で作動油の流れの方向と流量が制御され、その制御され
た作動油を受けてブームシリンダ5が駆動する。
【0027】オフセットブーム35は、上述したオフセ
ットシリンダ7によって駆動され、オフセットシリンダ
7は、オフセット左操作ペダル18a及びオフセット右
操作ペダル18bを操作することにより、オフセット用
流量切換弁19で制御された作動油を受けて駆動する。
【0028】アーム36は、上述したアームシリンダ6
によって駆動され、このアームシリンダ6は、アーム引
き操作レバー13a及びアーム押し操作レバー13bを
操作することにより、アーム用流量切換弁14で制御さ
れた作動油を受けて駆動する。なお、バケット37は、
図示しないバケットシリンダで回動するようになってい
る。また、図2において、符号5aはブーム34の上下
回動角度を検出するためのブーム角度検出器であり、6
aはアーム36の前後回動角度を検出するためのアーム
角度検出器であり、7aはオフセットブーム35の左右
揺動角度を検出するためのオフセット角度検出器であ
る。これら各検出器から出力される角度信号及びブー
ム,オフセットブーム,アームの長さ情報等に基づき、
コントローラ4はフロントアタッチメントの姿勢を把握
することができる。上記各角度検出器及びコントローラ
は、フロントアタッチメントが干渉領域(後述する)内
に侵入したことを検知するための検知手段を構成する。
【0029】また、油圧ショベル30におけるキャブ3
3の周囲には、キャブ33から外側に所定距離L1だけ
離れた位置に干渉面Pを仮想的に設定し、この干渉面P
からさらに外側に所定距離L2だけ離れた位置との間に
干渉領域Qを設定している。そして、干渉領域Q内では
キャブ33方向に移動するフロントアタッチメントの移
動速度を減速させ、干渉面Pでフロントアタッチメント
の移動を停止させるように制御を行っている。
【0030】すなわち、図1に示したコントローラ4の
ROM4aには、フロントアタッチメントを構成してい
るブーム34,オフセットブーム35,アーム36の位
置が干渉領域Q内に侵入した際に、各減圧弁11a,1
1b,16a,16b,21a,に対し、減圧指令を出
力するためのデータが記憶されている。この干渉制御は
従来の干渉制御と同じ制御方法を採用している。次に、
本発明の流量制限制御を図3に示すフローチャートに従
って説明する。
【0031】コントローラ4は、流量制御弁9,14,
19に供給される作動油の流量を制限するにあたり、ま
ず、操作レバーの操作量に応じたポンプ吐出量が得られ
るようにポンプ流量制御指令I1 を算出する(ステップ
S1)。
【0032】次いで、設定トルクT、ポンプ圧Pに基づ
いてポンプ流量制御指令I2 を算出する(ステップS
2)。I2 =K×T/P ただしKは定数 次いで、エンジン回転数より減馬力量Isを算出し(ス
テップS3)。各算出結果からポンプ制御指令出力値I
を求める(ステップS4)。
【0033】I=min(I1 ,I2 )−Is ただし、min(I1 ,I2 )は、I1 とI2 の低位選
択値とする。
【0034】次に、コントローラ4の判断部(判断手
段)4bは、減圧弁が正常に動作しているかどうかを判
断する(ステップS5)。
【0035】減圧弁が正常に動作しているかどうかの判
断は以下の通り行う。すなわち、コントローラ4の判断
部4bには、ROM4aから各減圧弁に対して出力され
る減圧指令が分岐して入力されており、それにより各流
量制御弁9,14,19に対してパイロット圧減圧指令
が出力されたことが分かるようになっている。
【0036】そこで減圧指令が出力されると、判断部4
bは各減圧弁11a,11b,16a,16b,21
a,21bの動作電流を監視する。具体的には、減圧弁
は正常動作時において350mA(min)〜700m
A(max)の制御電流で動作している。ところが、例
えばコントローラ4と減圧弁とを接続している回路が切
断されると制御電流はゼロとなり無応答となる。このよ
うに、減圧弁が正常に動作していない状態では制御電流
がゼロになるか若しくは著しく低下するため、本実施形
態では、制御電流が10mA以下に低下した場合を減圧
弁の異常と判断している。
【0037】ステップS5において、減圧弁が正常に動
作していなければ、その結果は流量制限制御手段として
のコントローラ4の流量制限部4cに与えられ、流量制
限部4cは、ステップS4で求めたポンプ制御指令出力
値Iが、予め設定された流量制限値Ilimit より大であ
るかどうかを判断し(ステップS6)、yesであれ
ば、ポンプ制御指令出力値Iを流量制限指令Ilimit と
し(ステップS7)、その流量制限指令値Ilimit に従
って作動油の流量を一定量以下に制限する。
【0038】作動油流量を一定量以下に制限する方法と
しては、( a) ポンプ吐出量をある一定値以下に制限す
る、( b) 合流弁24で行われる合流制御を停止する、
( c) ブリード圧をある一定値以下に制限することが示
される。
【0039】詳しくは、( a) ポンプ吐出量を一定値以
下に制限する場合、流量制限部4cから電磁比例減圧弁
23に対して上記流量制限指令Ilimit が出力され、そ
れにより制御用油圧ポンプ2から第一の可変容量油圧ポ
ンプ1に供給される制御圧が減圧され、第一の可変容量
油圧ポンプ1から導出される作動油の流量が低下し、各
シリンダ5,6,7がそれぞれ減速される。例えば上記
電磁比例減圧弁23が350mA(min)〜700m
A(max)の制御電流で制御されるものであると、制
御電流の下限寄りの値、例えば450mAを限界値Ili
mit として設定し、その限界値Ilimit を超えるポンプ
制御指令を出力しないようにしている。
【0040】( b) 合流制御を停止する場合、流量制限
部4cは電磁比例減圧弁26に対して流量制限指令Ili
mit を出力し、電磁比例減圧弁26の二次圧が低下して
合流弁24が遮断される。すなわち、合流弁24は運転
状態に対応する連通位置24aから遮断位置24bに切
り換えられ、アーム用シリンダ6は第一の可変容量油圧
ポンプ1のみから作動油が供給されることになる。それ
により、アームシリンダ6の駆動が減速される。ブーム
シリンダ5についても同様に合流制御が停止されるた
め、ブームシリンダ5の駆動が減速される。
【0041】( c) ブリード圧を制限する場合、流量制
限部4cはブリード圧制御弁28に対して流量制限指令
Ilimit を出力し、それにより、第一の可変容量油圧ポ
ンプ1から吐出された作動油はブリード圧制御弁28を
通してタンク3に逃げることになり、結果として各シリ
ンダに流れる流量が制御され、各シリンダ5,6,7が
それぞれ減速される。
【0042】また、上記( a)(b)(c) の各流量制御の
うちのいずれか2つまたは全部を組み合わせて流量制御
を行うこともできる。
【0043】なお、本発明の油圧制御装置は、上記実施
形態では油圧ショベルに適用した例を示したが、これに
限らず、フロントアタッチメントを操作する任意の建設
機械に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、干渉領域内に侵入したフロントアタッ
チメントの駆動を減速停止させる減圧弁が正常に動作し
ない場合において、フロントアタッチメントと運転室と
の干渉を緩和することができるという長所を有する。
【0045】可変容量油圧ポンプの吐出量制限、合流制
御の停止及びブリード圧の制限を同時に行う本発明によ
れば、作動油の流量制限を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧制御回路図である。
【図2】本発明が適用される油圧ショベルの全体図であ
る。
【図3】本発明の流量制限制御を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 第一の可変容量油圧ポンプ 2 制御用油圧ポンプ 4 コントローラ 4b 判断部(判断手段) 4c 流量制限部(流量制限制御手段) 5 ブームシリンダ 6 アームシリンダ 7 オフセットシリンダ 23 電磁比例減圧弁(第一の圧力制御弁) 24 合流弁(切換弁) 25 第二の可変容量油圧ポンプ 26 電磁比例減圧弁(第二の圧力制御弁) 27 ブリードオフ回路 28 ブリード圧制御弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転室から所定間隔離れた位置までの間
    に干渉領域を仮想的に設定し、この干渉領域内では可変
    容量ポンプから吐出され方向制御弁を介してフロントア
    タッチメントに送られる作動油の流量を絞ることによ
    り、前記運転室と干渉する方向に移動するフロントアタ
    ッチメントを減速させ、自動停止させる干渉防止装置に
    おいて、 前記フロントアタッチメントが前記干渉領域内に侵入し
    たことを検知する検知手段と、 前記干渉領域内への侵入が検知された際に、前記シリン
    ダに接続された方向切換弁のパイロット圧を減圧させる
    減圧手段と、 前記干渉領域内への侵入が検知された際に、前記パイロ
    ット圧が正常に減圧されているかどうかを判断する判断
    手段と、 前記方向制御弁とは別に設けられ、前記パイロット圧が
    正常に減圧されていない場合に、前記シリンダに供給さ
    れる作動油流量を一定量以下に制限する流量制限制御手
    段と、 を備えてなることを特徴とする建設機械の油圧制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記流量制限制御手段は、前記可変容量
    油圧ポンプから吐出される作動油の流量を一定量以下に
    制限するように構成されている請求項1記載の建設機械
    の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】 可変容量油圧ポンプとその可変容量油圧
    ポンプの吐出量を制御する制御用ポンプとの間に第一の
    圧力制御弁を有し、該第一の圧力制御弁を減圧制御する
    ことにより、作動油流量を一定量以下に制限する請求項
    2記載の建設機械の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】 前記流量制限制御手段は、第一の可変容
    量ポンプ及び第二の可変容量ポンプから吐出される作動
    油の合流制御を強制的に停止させることにより、作動油
    の流量を一定量以下に制限するように構成されている請
    求項1または2に記載の建設機械の油圧制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の可変容量油圧ポンプ及び前記
    第二の可変容量油圧ポンプから吐出される作動油を合流
    または合流解除させる切換弁を有し、該切換弁とその切
    換弁に対して制御圧を与える制御用ポンプとの間に第二
    の圧力制御弁を有し、該第二の圧力制御弁を減圧制御す
    ることにより作動油の合流を停止させ、作動油流量を一
    定量以下に制限する請求項4記載の建設機械の油圧制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記流量制限制御手段は、ブリードオフ
    回路のブリードオフ圧制御弁を減圧制御することにより
    作動油流量を一定量以下に制限するように構成されてい
    る請求項1、2または4のいずれかに記載の建設機械の
    油圧制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009293288A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd オフセット式作業機

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JP2009293288A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Hitachi Constr Mach Co Ltd オフセット式作業機

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