JPH11278888A - セメントの製造方法 - Google Patents
セメントの製造方法Info
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Abstract
き、また、固形可燃性廃棄物の熱量を有効に利用するこ
とができ、しかも製造されるセメントの品質も良好に保
持されるセメントの製造方法の提供。 【解決手段】 固形可燃性廃棄物を熱分解し、発熱性ガ
スを得、これをセメント焼成プロセスの燃料の一部また
は全部に代替し、さらに、発熱性ガスを、セメント焼成
プロセスで発生する窒素酸化物(NOx)を還元できる
量でもってセメント焼成プロセス系内に供給する方法。
Description
法に関するものであり、さらに詳しくはRDF(REFUSE
DERIVED FUEL)等の固形可燃性廃棄物を燃料の一部ま
たは全部として、多量に利用することのできるセメント
の製造方法に関するものである。
を説明するための図である。図1に示されている製造装
置は、サスペンションプレヒーター1、仮焼炉2(これ
の無いプロセスもある)、ロータリーキルン3およびク
リンカークーラー4から主に構成されている。これらの
工程では、脱炭酸反応と焼成反応により、石灰石や粘土
類等の調合原料の粉末から、セメントクリンカーを製造
している。
供給された調合原料の粉末は徐々に下方に向かう。その
際、調合原料は、サスペンションプレヒーター1の下方
に設置された微粉炭等(ここでは主燃料と呼ぶ)を燃料
とする仮焼炉バーナー5およびロータリーキルン3から
の高温ガスによって予熱されるとともに、石灰石の主成
分である炭酸カルシュウムが酸化カルシュウムおよび炭
酸ガスに熱分解(脱炭酸)される。この時、調合原料の
粉末の温度は約750℃になり、仮焼炉2に供給され
る。サスペンションプレヒーター1の最下段サイクロン
では約850℃に達する。
リーキルン3に入り、出口に向かって転動しながら移動
する。原料の出口側にも、微粉炭等の主燃料を燃料にす
るキルンバーナー6が設置されており、焼成用の空気も
供給される。このロータリーキルン3内の調合原料は、
1450〜1500℃程度まで昇温された後、1300
〜1350℃程度まで低下し、セメントクリンカーとな
ってロータリーキルン3からクリンカークーラー4に排
出される。
ント焼成プロセスに利用することは行われていた。RD
F等の固形可燃性廃棄物とは、木屑、紙屑、プラスチッ
ク等が含まれた産業廃棄物、都市ゴミ、下水汚泥等の廃
棄物をそのまま或は乾燥、粉砕、形成等の処理をして得
られ、熱量を3000〜10000kcal/kg程
度、水分を数%〜30%程度、塩素を数ppm〜100
00ppm程度有する。
スペンションプレヒーター1の最下段サイクロンとロー
タリーキルン3の原料入口との間に直接投入されてい
た。その理由は、固形可燃性廃棄物を例えばロータリー
キルン3のキルンバーナー6側から適切な添加量(参
考:特願平9−261809)を超えて投入した場合、
これが調合原料に落下しながら燃焼し、セメントクリン
カー品質に悪影響を及ぼす可能性があり、固形可燃性廃
棄物の燃焼速度を考慮すると、サスペンションプレヒー
ター1のサイクロン最下段とロータリーキルン3の原料
入口との間が最も適した投入位置であると考えられたか
らである。
セメント生産量の減産が余儀なくされていた。すなわ
ち、固形可燃性廃棄物が水分を持ち込む;投入時に
空気がリークする;廃棄物の燃焼速度が遅く、調合原
料の熱分解に寄与せずにサスペンションプレヒーター1
の排ガス温度が上昇し、誘引ファンの能力以上に動力が
要求される;等である。固形可燃性廃棄物の発熱が原料
の熱分解に寄与することなく、サスペンションプレヒー
ター1の排ガス温度が上昇するということは、固形可燃
性廃棄物の熱量が有効に利用されていないことを意味し
ている。このような理由により、固形可燃性廃棄物の使
用箇所および使用量が制限されている。
素が多く含まれていることがあり、セメント焼成プロセ
ス系内で循環濃縮され低融点化合物を生成し、サスペン
ションプレヒーター1内のコーチングの付着を助長し、
燃焼空間および熱交換空間を小さくさせる場合がある。
このときも、サスペンションプレヒーター1の排ガス温
度が上昇し、また通風障害があるため、結果的に誘引フ
ァンの能力以上に動力が要求され、生産量の減産を招く
ことがある。さらにサスペンションプレヒーター1のサ
イクロン内およびサイクロンシュート内へのコーチング
の付着・落下により原料通路の閉塞が頻発し、操業を一
時的に停止することを余儀なくされる。また、製品であ
るセメントクリンカー中の塩素が多くなるとセメントの
品質に悪影響をあたえる為、塩素の多い該固形可燃性廃
棄物の使用量が制限される。
DF等の固形可燃性廃棄物を少量しか使用できないとい
う課題があった。また、固形可燃性廃棄物の熱量を有効
に利用することも困難であった。本発明は、製造される
セメントの品質を保持しつつ、このような従来の課題を
解決することを目的とする。
可燃性廃棄物を熱分解し、発熱性ガスを得、前記発熱性
ガスをセメント焼成プロセスの燃料の一部または全部に
代替することを特徴とするセメントの製造方法を提供す
るものである。また本発明は、セメント焼成炉から発生
する排ガスの一部を、ダストと共に抽気し、塩素化合物
含有ダストを系外に取り出す塩素バイパスシステムを併
用する前記のセメントの製造方法を提供するものであ
る。さらに本発明は、固形可燃性廃棄物を熱分解し、発
熱性ガスを得、前記発熱性ガスを、セメント焼成プロセ
スで発生する窒素酸化物(NOx)を還元できる量でも
ってセメント焼成プロセス系内に供給することを特徴と
するセメントの製造方法を提供するものである。
セメント品質を保持しつつ、かつ安定操業を損なうこと
なく固形可燃性廃棄物を多量に使用するためには、固形
可燃性廃棄物の燃焼速度がおそいということと、多くの
場合に塩素含有量が多いということの2つの問題を解決
しなければならない。
熱性ガスにして燃料代替として使用することにより、燃
焼速度が改善され、その熱量を有効に活用でき、しかも
固形可燃性廃棄物の使用量も増加する。なお、本発明に
おいては、従来から使用されているセメントの製造装置
を使用することができるので、先に示した図1を参照し
ながら、本発明の実施の形態を説明する。
を得るには、例えば次の方法が挙げられる。 (イ)空気などの流入を遮断して固形可燃性廃棄物を間
接加熱し、熱分解し、ガス化する方法; (ロ)固形可燃性廃棄物に、仮焼炉バーナー5等による
サスペンションプレヒーター1内の高温ガスや、キルン
バーナー6等によるロータリーキルン3内の高温ガス
や、クリンカークーラー4によって熱交換された高温ガ
スを、直接接触させて熱分解し、ガス化する方法; (ハ)固形可燃性廃棄物が燃焼するに必要な理論酸素量
以下の酸素量(好適には70%以下)で、固形可燃性廃
棄物の一部を燃焼させ、その反応熱を利用して、新たに
供給した固形可燃性廃棄物の加熱・熱分解を継続させガ
ス化する方法;等である。ここで酸素を供給するガス
は、空気や仮焼炉バーナー5等によるサスペンションプ
レヒーター1内の高温ガスやキルンバーナー6等による
ロータリーキルン3内の高温ガスやクリンカークーラー
4によって熱交換された高温ガス等がある。
有するガスを得るには(イ)および(ロ)の方法が望ま
しく、ガス化のランニングコスト面からは(ロ)および
(ハ)の方法が望ましい。また、クリンカークーラー4
等の高温ガスを有効に使用できる場合は(ロ)および
(ハ)の方法がより実用的である。また、得られた発熱
性ガスは、未燃チャーを含んでいることが多い。
スは、例えば次に示す燃焼方法で、セメント焼成プロセ
スの主燃料の一部または全部代替として使用することが
できる。 (a)ロータリーキルン3のキルンバーナー6の主燃料
の一部代替として使用する方法; (b)仮焼炉2の仮焼炉バーナー5の主燃料の一部代替
として使用する方法; (c)上記(a)および(b)を同時に行う方法; (d)主燃料用のキルンバーナー6および/または仮焼
炉バーナー5の周辺に発熱性ガス専用のバーナーを設置
し、主燃料の一部代替として使用する方法; (e)ロータリーキルン3および/または仮焼炉2にお
いて発熱性ガス専用のバーナーを設置し、主燃料の全部
代替として使用する方法;等である。
分解して、高カロリーの発熱性ガスにすることによっ
て、燃焼速度を改善することができる。さらに、バーナ
ーでフレームを形成させて使用することにより、輻射熱
も有効に利用することができる。ロータリーキルンでの
調合原料への伝熱の約75%は輻射伝熱と言われてお
り、この輻射熱も利用できるということは、固形可燃性
廃棄物の有している熱量の有効かつ効率的使用として、
意義あることである。
燃性廃棄物を使用する場合は、ロータリーキルン3から
発生する排ガスの一部を、ダストと共に抽気し、塩素化
合物含有ダストを系外に取り出す塩素バイパスシステム
を併用することで塩素の問題を解決することができる。
塩素バイパスシステムは、例えばWO97/21638
号公報等に開示された技術で既に知られているが、図面
を用いて簡単に説明する。
焼炉2とロータリーキルン3の原料入口との間に設けら
れている。抽気プローブ7から、ロータリーキルン3の
排ガスの一部をダストと共に抽気する。排ガスの5%程
度の抽気量で廃ガス中の塩素低減率は90%に達する
(WO97/21638号公報参照)。本発明での抽気
量は、系内に持ち込まれる塩素量に応じて排ガスの0〜
20%程度とする。
をさらに説明する。図2は、塩素バイパスシステムを説
明するための図である。抽気プローブ7から抽気された
排ガスは、冷却器8にて塩素化合物の融点以下に冷却さ
れ、サイクロン9に導入される。塩素化合物のダスト表
面への凝縮は、ダストの表面積に依存するので、単位質
量のダストで考えると、比表面積の大きな、すなわち粒
径の小さなダストに多くの塩素化合物が凝縮している。
これらのダストはサイクロン9で分級されて(例えば5
〜7μmを境界にする)、塩素濃度の低い粗粉はロータ
リーキルンに戻され、微粉は冷却器10を経て集塵機1
1で塩素高含有ダストとして回収される。この回収され
たダストの塩素濃度は数%〜20%程度である。
発熱性ガスには、一酸化炭素および炭化水素が含まれて
いることが多く、この一酸化炭素および炭化水素は還元
作用を有している。したがって、発熱性ガスをセメント
焼成プロセス系内に供給すれば、該プロセスで発生する
窒素酸化物(NOx)を還元することができ、これを低
減することができる。供給方法は、ロータリーキルン3
または仮焼炉2の主燃料用バーナー或はその周辺に設置
した発熱性ガス専用バーナーに供給する方法か、あるい
は、発熱性ガスをサスペンションプレヒーター1下部、
ロータリーキルン3原料入口、または仮焼炉2に供給す
る方法が挙げられる。このようにすれば、ロータリーキ
ルン3や仮焼炉2で生成したNOxを還元しその排出量
を低減することができる。発熱性ガスの好適な供給量
は、発熱性ガスに含まれる一酸化炭素および炭化水素の
総量が、セメント焼成プロセスで発生するNOxを完全
に還元するのに必要な化学当量の1倍以上となる量であ
る。また本発明において、上記のNOx低減手段と、発
熱性ガスを燃料代替とする手段とを併用できることはも
ちろんである。
を熱分解した後の残渣は廃棄することなく、サスペンシ
ョンプレヒーター1もしくはロータリーキルン3に供給
し、セメントの原料の一部として使用される。
る。発熱量を5000kcal/kg、塩素を8000
ppm有するRDFを、セメントクリンカー生産量53
00t/dのセメント焼成プロセスに96t/dで使用
した。RDFをRDFガス化炉に投入し、そこにRDF
が完全に燃焼するのに必要な理論酸素量の15%の酸素
量となる約250℃のクリンカークーラー排ガスを供給
し、点火用バーナーでRDFに点火した。その結果RD
F自体が部分的に燃焼し、その発生熱により加熱分解
し、発熱性ガスを得た。この発熱性ガスの約90%を、
キルンバーナー6に供給し主燃料の一部代替として使用
した。残りの約10%は、仮焼炉2とロータリーキルン
3で発生するNOxを還元し、NOx排出量を低減する
為に、ロータリーキルン3原料入口に供給した。RDF
からセメント焼成プロセスに持ち込まれた塩素は、塩素
バイパスシステムによって系外に排出した。この場合の
石炭低減量、塩素収支等を表1に示す。なお表1におい
てブランクとは、RDFを用いずに上記実施例を行った
場合である。
イパスシステムを併用せずにRDFをサスペンションプ
レヒーター1の下部に直接投入すると、RDFの保有す
る熱量の27%しかセメントクリンカー焼成熱量として
利用できないだけでなく、クリンカーおよびボトムサイ
クロン原料の塩素濃度が増加し、品質およびロータリー
キルンの安定操業を確保できなくなり、実際的には使用
できない。
ントクリンカーおよびボトムサイクロン原料の塩素濃度
をほとんど増加させることなく、すなわち、品質および
ロータリーキルン安定操業を阻害することなく、RDF
の保有する熱量の80%をセメントクリンカー焼成熱量
として有効に効率よく利用することが可能になる。
用量は、ブランク時の665t/dから606t/dと
なり、59t/dの低減となる。従来の方法の場合は、
石炭使用量が645t/dとなり、20t/dの低減に
止まる。
DFを使用している。このRDFが持ち込む塩素分は、
セメントクリンカー換算値で145ppmであり、ブラ
ンクの原燃料から持ち込まれる塩素分は、セメントクリ
ンカー換算値で60ppmであるから、RDFを使用し
た場合の塩素インプット量は、セメントクリンカー換算
値で205ppmとなる。従って、本実施例のRDFを
使用して塩素バイパスを使用しないとセメントクリンカ
ーの塩素濃度は205ppmとなり、JIS規格で定め
られている数値(セメントの塩素濃度200ppm以
下)を守れなくなる。また、ボトムサイクロン原料の塩
素濃度は、ブランクが4800ppmに対し、RDFの
使用により16200ppmまで上昇する。ロータリー
キルンによって差はあるが、ボトムサイクロンの塩素濃
度が10000ppmを越えると、一般的にサスペンシ
ョンプレヒーターの閉塞が頻発するため、ボトムサイク
ロン原料の塩素濃度は、5000ppm以下で管理して
いるロータリーキルンが多い。従って、本実施例におい
ては、塩素バイパスを使用するのが好適である。本実施
例において塩素バイパスシステムは、RDFの持ち込み
塩素量の90%を系外に排出し、クリンカの塩素濃度を
74ppmに下げ、ボトムサイクロン原料の塩素濃度は
ブランクと同じ4800ppmに下げ、品質および安定
操業を確保しつつRDFの使用を可能にしている。この
時の塩素バイパスシステムはキルン通過ガスの3%を抽
気し、回収する塩素バイパスダストの回収量は4.7t
/dであり、その塩素濃度は約15%となる。
ガスをキルンバーナー6とロータリーキルン3原料出口
に供給することで、キルンバーナーフレームおよびサス
ペンションプレヒーター1の下部でNOx還元効果が得
られ、サスペンションプレヒーター1の排気ガスのNO
x濃度は300ppmから150ppmとなった。
廃棄物を多量に使用でき、また、固形可燃性廃棄物の熱
量を有効に利用することができ、しかも製造されるセメ
ントの品質も良好に保持されるセメントの製造方法が提
供される。
の図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 固形可燃性廃棄物を熱分解し、発熱性ガ
スを得、前記発熱性ガスをセメント焼成プロセスの燃料
の一部または全部に代替することを特徴とするセメント
の製造方法。 - 【請求項2】 セメント焼成炉から発生する排ガスの一
部を、ダストと共に抽気し、塩素化合物含有ダストを系
外に取り出す塩素バイパスシステムを併用する請求項1
に記載のセメントの製造方法。 - 【請求項3】 固形可燃性廃棄物を熱分解し、発熱性ガ
スを得、前記発熱性ガスを、セメント焼成プロセスで発
生する窒素酸化物(NOx)を還元できる量でもってセ
メント焼成プロセス系内に供給することを特徴とするセ
メントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10079688A JPH11278888A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | セメントの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10079688A JPH11278888A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | セメントの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278888A true JPH11278888A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13697153
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10079688A Pending JPH11278888A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | セメントの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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