JPH11278833A - セラミックス粉末及びその合成方法 - Google Patents

セラミックス粉末及びその合成方法

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JPH11278833A
JPH11278833A JP10086384A JP8638498A JPH11278833A JP H11278833 A JPH11278833 A JP H11278833A JP 10086384 A JP10086384 A JP 10086384A JP 8638498 A JP8638498 A JP 8638498A JP H11278833 A JPH11278833 A JP H11278833A
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Shuzo Iwashita
修三 岩下
Shuichi Fukuoka
修一 福岡
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Abstract

(57)【要約】 粉砕処理することなく、粒子形状が揃った微細で且つ高
純度の単一結晶相からなるセラミック粉末を低温、短時
間の仮焼により合成する。 【解決手段】平均粒子径が1μm以下、純度99.99
%以上の2種以上の単一金属化合物粉末を、所定の比率
で混合した後、該混合粉末にマイクロ波を照射して45
0〜1000℃で仮焼することによって、少なくとも2
種以上の金属元素を含有する実質的に単一結晶相からな
り、平均粒子径が1.5μm以下、平均アスペクト比が
1.5以下、前記金属元素の不純物金属量が100pp
m以下であり、且つ該粉末の表面に粉砕面を持たないセ
ラミック複合化合物粉末を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス粉末
およびその合成方法に関し、特に、電子部品用材料とし
て使用される2種以上の金属元素を含む化合物粉末に関
するものである。
【0002】
【従来技術】従来から、電子部品用セラミックスなどに
使用されるセラミックスは、高性能、高特性が要求され
るため、使用するセラミック原料粉末に対しても、不純
物金属が少ない高純度であることが求められている。
【0003】また、電子部品用セラミックスとして、P
bTiO3 、PbZrO3 、BaTiO3 などの少なく
とも2種以上の金属元素を含有する複合セラミックスが
多用されている。このようなセラミックスは、例えば、
PbO粉末と、TiO2 粉末とを所定比率で混合した混
合粉末を、ヒータ等による加熱処理によって仮焼処理
し、PbTiO3 仮焼粉末を作製した後、これを粉砕処
理して所定の粒径のPbTiO3 原料粉末を得、これを
所定形状に成形し、焼成することによりセラミックスを
作製される。
【0004】また、このようなセラミックスにおいて
は、焼結体の強度を高めるために、微細な焼結体組織を
形成することが必要とされ、そのために、用いる原料粉
末は活性度が高く、低温で焼成可能であることが要求さ
れている。このような要求に対し、上記のような複合化
合物粉末を作製する方法として、共沈を利用した均一沈
殿法が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単一金
属化合物を混合して、所定温度で仮焼処理した場合、そ
の仮焼粉末は、凝集体となるために、セラミック原料粉
末として微粉末を得るためには、粉砕処理を施すことが
必要であった。このような粉砕処理では、粉砕機におけ
る粉砕ボールなどの媒体や粉砕容器の内壁の成分が、不
可避的に不純物として微粉末中に混入するという問題が
あった。また、凝集を抑制するために、仮焼温度を低く
すると、粉末自体の合成度が低くなるという問題があっ
た。
【0006】また、上記共沈法において、3種以上の金
属元素を含む組成系では、組成比を維持しつつ沈殿させ
ることが難しく、組成ずれが生じる場合があり、また、
沈殿した粉末は非常に微粉末であるために、仮焼処理に
よって粒成長して粒径が大きくなり、微粒の粉末が得ら
れないという問題がある。また、粉末の合成度を高める
ためには高い温度で仮焼することが望ましいが、高い温
度で仮焼するほど、粒成長は助長される。
【0007】そのために、共沈原料から微粉末を得る場
合においても、粉砕処理を必須とし、そのために、前述
したように粉砕時に不純物が不可避的に混入してしまう
という問題があった。
【0008】また、粉砕処理を施すと、粒子自体の粒子
形状が不定形となり、粒子形状の揃った粉末が得られに
くいという問題があった。
【0009】従って、本発明は、粉砕処理することな
く、粒子形状が揃った微細で且つ高純度の単一結晶相か
らなるセラミック粉末を提供することを目的とするもの
である。また、本発明は、低温、短時間の仮焼により合
成度が高く、且つ粒成長を抑制し、粉砕工程を必要とし
ない微細なセラミックス合成粉末を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、異なる2種
以上の単一金属化合物からなる混合物に対して、マイク
ロ波を照射して仮焼すると、低温での合成が可能であ
り、しかも粒成長を抑制し且つ合成度が高く、また、粉
砕工程を実質必要としない高純度なセラミックス粉末が
得られることを見いだし、本発明に至った。
【0011】即ち、本発明のセラミックス粉末は、少な
くとも2種以上の金属元素を含有する実質的に単一結晶
相からなる複合化合物粉末であって、平均粒子径が1.
5μm以下、平均アスペクト比が1.5以下、前記金属
元素の不純物金属量が100ppm以下であり、且つ該
粉末の表面に粉砕面を持たないことを特徴とするもので
ある。なお、前記金属元素としてPbを含むこと、前記
単一結晶相が、ペロブスカイト型結晶相であることを特
徴とするものである。
【0012】また、本発明のセラミック粉末の合成方法
は、平均粒子径が1μm以下、純度99.99%以上の
2種以上の単一金属化合物粉末を、所定の比率で混合し
た後、該混合粉末に、マイクロ波を照射して仮焼するこ
とを特徴とするものである。
【0013】なお、前記単一金属化合物粉末の1種が、
PbO粉末であることを特徴とするものである。
【0014】また、一次原料としては各金属元素の酸化
物となる硝酸塩、酢酸塩あるいはアルコキシド等を用い
て、混合に共沈による均一沈殿法を用いてもなんら差し
支えない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも2種以上の
金属元素を含有する複合化合物粉末を合成するためのも
のである。より具体的には、2種以上の金属元素を含む
単一結晶相からなる化合物粉末であって、例えば、一般
式ABO3 で表されるペロブスカイト、MgAl2 4
等のスピネル、3Y2 3 ・5Al2 3 等のガーネッ
ト、3Al2 3 ・2SiO2 等のムライト、MgO・
SiO2 のエンスタタイト、2MgO・SiO2 のフォ
ルステライト、Mg2 Al4 Si5 18等のコージェラ
イト等が挙げられる。なお、ペロブスカイトとしては、
Aサイト元素として、周期律表第1A,2A族元素、P
b、Bサイト元素として、Zr、Ti、Nb、Sb、T
a、Cr、Fe、Coおよび希土類元素などの周期律表
第3A,4A,5A,6A,7A,8A族元が挙げられ
る。
【0016】本発明のセラミック粉末の合成方法によれ
ば、上記の複合化合物粉末を合成するにあたり、先ず、
一次原料として、2種以上の単一金属化合物を用いる。
単一金属化合物とは、1種のみの金属元素と、酸素など
の非金属元素との化合物粉末である。また、前記単一金
属化合物は、酸化物である場合には、仮焼によって酸化
物を形成し得る各金属元素の硝酸塩、酢酸塩あるいはア
ルコキシド等を用いてもよい。
【0017】このような出発原料においては、平均粒子
径が1μm以下、特に0.8μm以下の微粉末からなる
とともに、純度が99.99%以上、特に99.995
%以上の高純度の粉末からなることが必要である。平均
粒子径が1μmよりも大きいと、最終的に得られるセラ
ミック粉末の粒径が大きくなり、また、純度が99.9
9%よりも低いと、セラミック粉末中の不純物量が多く
なる。
【0018】次に、複合化によって単一結晶を形成可能
な複数の単一金属化合物粉末を単一結晶を形成しえる化
学量論組成にて配合する。例えば、ペロブスカイト型結
晶を形成する場合は、基本的にAサイト形成化合物粉末
と、Bサイト形成化合物粉末を金属元素比で1:1の比
率で混合する。但し、容易に固溶体化、および単一結晶
相を形成し得る組成範囲であれば問題はない。混合は、
ボールミル等の混合方法が適当であるが、この時、粉砕
メディアや容器等から不純物が混入しないように、これ
らの材質や混合条件等を調整することが必要である。ま
た、混合に共沈による均一沈殿法を用いてもなんら差し
支えない。
【0019】次に、この混合粉末に対して、マイクロ波
を照射して仮焼する。この時の仮焼温度は混合粉末の材
質にもよるが、450〜1000℃が適当である。この
マイクロ波の照射は、図1に示すように、混合粉末1を
MgO等の容器2内に収納し、これをマイクロ波装置3
内に設置し、ジャイロトロン等のマイクロ波発振器4か
ら導波路5を経由して混合粉末1に対してマイクロ波を
照射する。
【0020】照射するマイクロ波の出力は、混合粉末の
誘電損失、加熱温度に応じて適宜設定されるが、ジャイ
ロトロンを用いる場合、周波数は28GHz、最大出力
10KWに設定される。このマイクロ波照射によれば、
通常、ヒータ加熱による仮焼処理温度に比較して300
〜800℃程度低い温度で仮焼処理を行うことができ
る。しかも、ヒータ加熱の場合、単一結晶相となるまで
には、1〜5時間の長時間を有するのに対して、マイク
ロ波照射による仮焼では、5〜30分の短時間で単一結
晶相を形成し得ることができる。
【0021】本発明の製造方法によれば、低温且つ短い
時間で合成できる結果、合成されたセラミック粉末は、
ヒータ加熱による高温かつ長時間仮焼の場合に生じるよ
うな凝集および粒成長が生じないために、平均結晶粒径
が1μm以下の微粉末を形成できる。しかもその粉末
は、略球状粉末からなり、その平均アスペクト比が1.
5以下、特に1.3以下の非常に粒径の揃った粉末を作
製できる。
【0022】また、このセラミック粉末は、仮焼後の状
態で、平均粒径が小さく、且つ粒径の揃った粉末である
ために、粉砕工程を全く必要としない。その結果、粉末
表面に粉砕面を全く有することがなく、粉砕処理に伴う
不純物の混入を抑制できる結果、単一結晶を形成する金
属以外の不純物金属量を原料粉末中の不純物量と同程度
に抑えることができ、具体的には100ppm以下、特
に50ppm以下に高純度化することができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を次の実施例で説明する。 実施例1(複合ぺロブスカイト化合物粉末)原料粉末と
して、純度99.99%、1次粒子径が0.8μm以下
のPbO、TiO2 、Nd2 3 、CaCO3 、MgC
3 、MnO2 、Sb2 5 の各原料粉末をPb0.81
0.04Ca0.15(Mg(1/3+0.06Sb2/3 0.02Mn
0.02Ti0.963 の組成にて、耐摩耗性部分安定化ジル
コニアボールと、ポリエチレン製のポットを用いたボー
ルミルで湿式混合し、120℃で8時間乾燥して混合粉
末を得た。
【0024】次に、この混合粉末をMgOからなる容器
内に入れ、周波数28GHz、最大出力10KWのジャ
イラトロンを発信源としたマイクロ波発信器を用いたス
テンレス製のマイクロ波加熱炉を用いて、大気中で40
0〜800℃で10分仮焼した。
【0025】仮焼後の粉末に対して粉砕処理を施すこと
なく、走査型電子顕微鏡写真によって、平均粒子径、お
よび平均アスペクト比を観察した。なお、これらの平均
粒子径は、写真から見た100個の粒子の短軸長の平均
値、アスペクト比(長軸長/短軸長)の平均値を算出し
たものである。また、仮焼粉末のX線回折測定を行い、
検出ピークより結晶相を同定し、これらの結果を表1に
示した。
【0026】また、比較例として、上記混合粉末をMg
O容器内に入れ、ヒータ加熱炉内に設置して、大気中、
700〜1100℃で3時間仮焼処理した。そして、同
様にして平均粒子径、平均アスペクト比、結晶相の同定
を行い、表1に示した。なお、試料No.7、12につい
てX線回折チャート図を図4、図5に示した。
【0027】
【表1】
【0028】マイクロ波加熱により450℃以上で仮焼
した粉末は、いずれもPbTiO型ペロブスカイト結
晶の単相から構成されていた。また、平均結晶粒子径は
1μm以下であり、粉砕面を持たず、粒子形状もアスペ
クト比1.5以下の球形粒子であることがわかる。加え
て、仮焼粉末についてICP発光分析を行った結果、投
入した元素以外の成分はいずれも100ppm以下であ
った。
【0029】一方、比較例である通常ヒータ加熱炉で仮
焼した合成粉末では、X線回折測定の結果、PbTiO
単一結晶相となるには、1000℃以上まで温度を
上げる必要があった。しかも1000℃以上での仮焼品
では、平均粒子径も2μm以上と大きいことがわかっ
た。
【0030】また、この粉末に対して振動ミルを使用し
て平均結晶粒子径を1μm以下に粉砕したところ、IC
P発光分析による不純物含有量は1000ppm以上の
多量の不純物が混入した。しかも粒子形状は平均アスペ
クト比で2〜3のいびつな且つ粉砕面を持つ形状をして
いた。
【0031】実施例2(スピネル化合物) 原料粉末として純度99.99%、1次粒子径が0.9
μm以下のAl2 3、MgOの各原料粉末をMgO:
Al2 3 =1:1のモル比でAl2 3 ボールによる
ボールミルで湿式混合し、乾燥した後、周波数28GH
z、最大出力10KWのジャイラトロンを発信源とした
マイクロ波発信器を用いたステンレス製のマイクロ波加
熱炉を用いて大気中400〜800で10分間仮焼した
後、実施例1と同様にして、平均粒子径、平均アスペク
ト比、結晶相の同定を行い、表1に示した。
【0032】また、比較例として、上記混合粉末をAl
2 3 容器内に入れ、ヒータ加熱炉内に設置して、大気
中、700〜1200℃で3時間仮焼処理した。そし
て、実施例1と同様にして平均粒子径、平均アスペクト
比、結晶相の同定を行い、表2に示した。
【0033】
【表2】
【0034】マイクロ波を用いて450℃以上で仮焼し
た粉末は、結晶相がMgAl2 のスピネル構造の単
一相になっていた。また、平均結晶粒子径は1μm以下
であり、粒子形状も平均アスペクト比1.5以下の球形
粒子であることがわかる。加えて、仮焼粉末についてI
CP発光分析を行った結果、投入した元素以外の成分は
100ppm以下であった。
【0035】一方、比較例である通常ヒーター加熱炉で
仮焼した合成粉末では、X線回折測定の結果、MgAl
2 4 単一結晶相となるには、1100℃以上まで温度
を上げる必要があった。しかも1000℃以上での仮焼
品では、平均粒子径も2μm以上と大きいことがわか
る。
【0036】また、この粉末を振動ミルを使用して平均
結晶粒子径を1μm以下に粉砕したところ、ICP発光
分析による不純物含有量は1000ppm以上の大量の
不純物が混入した。しかも粒子形状は平均アスペクト比
で2〜3のいびつな且つ粉砕面を持つ形状をしていた。
【0037】実施例2(ガーネット化合物) 原料粉末として純度99.99%、1次粒子径が0.9
μm以下のAl2 3、Y2 3 の各原料粉末をY2
3 :Al2 3 =3:5のモル比でAl2 3ボールに
よるボールミルで湿式混合し、乾燥した後、周波数28
GHz、最大出力10KWのジャイラトロンを発信源と
したマイクロ波発信器を用いたステンレス製のマイクロ
波加熱炉を用いて大気中450〜800℃で10分間仮
焼した後、実施例1と同様にして、平均粒子径、平均ア
スペクト比、結晶相の同定を行い、表1に示した。
【0038】また、比較例として、上記混合粉末をAl
2 3 容器内に入れ、ヒータ加熱炉内に設置して、大気
中、700〜1400℃で3時間仮焼処理した。そし
て、実施例1と同様にして平均粒子径、平均アスペクト
比、結晶相の同定を行い、表3に示した。
【0039】
【表3】
【0040】マイクロ波を用いて450℃以上で仮焼し
た粉末は、結晶相が3Y2 3 ・5Al2 3 のガーネ
ット構造の単一相になっていた。また、平均結晶粒子径
は1μm以下であり、粒子形状も平均アスペクト比1.
5以下の球形粒子であることがわかる。加えて、仮焼粉
末についてICP発光分析を行った結果、投入した元素
以外の成分は100ppm以下であった。
【0041】一方、比較例である通常ヒーター加熱炉で
仮焼した合成粉末では、X線回折測定の結果、3Y2
3 ・5Al2 3 単一結晶相となるには、1300℃以
上まで温度を上げる必要があった。しかも1000℃以
上での仮焼品では、平均粒子径も2μm以上と大きいこ
とがわかる。
【0042】また、この粉末を振動ミルを使用して平均
結晶粒子径を1μm以下に粉砕したところ、ICP発光
分析による不純物含有量は1000ppm以上の多量の
不純物が混入した。しかも粒子形状は平均アスペクト比
で2〜3のいびつな、粉砕面を持つ形状をしていた。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明によれば、
マイクロ波照射によって、2種以上の金属を含む単一結
晶からなるセラミック粉末を合成することにより、低
温、且つ短時間で、微粉末で、粒子形状の揃った、高純
度のセラミック粉末を、粉砕を施すことなく作製するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるマイクロ波加熱装置の概略断面
図を示す。
【図2】本発明により合成されたセラミック粉末の電子
顕微鏡写真の模写図である。
【図3】従来のヒータ加熱により合成されたセラミック
粉末の電子顕微鏡写真の模写図である。
【図4】本発明により合成されたセラミック粉末のX線
回折チャート図である。
【図5】従来のヒータ加熱により合成されたセラミック
粉末のX線回折チャート図である。
【符号の説明】
1 混合粉末 2 容器 3 マイクロ波加熱装置 4 ジャイロトロン 5 導波路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2種以上の金属元素を含有する
    実質的に単一結晶相からなる複合化合物粉末であって、
    平均粒子径が1.5μm以下、平均アスペクト比が1.
    5以下、前記金属元素の不純物金属量が100ppm以
    下であり、且つ該粉末の表面に粉砕面を持たないことを
    特徴とするセラミック粉末。
  2. 【請求項2】前記金属元素としてPbを含むことを特徴
    とする請求項1記載のセラミック粉末。
  3. 【請求項3】前記単一結晶相が、ペロブスカイト型結晶
    相であることを特徴とする請求項1記載のセラミック粉
    末。
  4. 【請求項4】平均粒子径が1μm以下、純度99.99
    %以上の2種以上の単一金属化合物粉末を、所定の比率
    で混合した後、該混合粉末に、マイクロ波を照射して仮
    焼することを特徴とするセラミックス粉末の合成方法。
  5. 【請求項5】前記単一金属化合物粉末の1種が、PbO
    粉末であることを特徴とする請求項4記載のセラミック
    粉末の合成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002167281A (ja) * 2000-11-29 2002-06-11 Kyocera Corp 誘電体粉末及びその製造方法並びに焼結体及びそれを用いたコンデンサ
JP2002255656A (ja) * 2000-12-27 2002-09-11 National Institute Of Advanced Industrial & Technology ナノ結晶粒緻密焼結体の製造方法
JP2012505818A (ja) * 2008-10-15 2012-03-08 ラフバラ・ユニバーシティ 変形可能な顆粒の製造

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