JPH11278692A - 原稿送り装置 - Google Patents

原稿送り装置

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JPH11278692A
JPH11278692A JP9666598A JP9666598A JPH11278692A JP H11278692 A JPH11278692 A JP H11278692A JP 9666598 A JP9666598 A JP 9666598A JP 9666598 A JP9666598 A JP 9666598A JP H11278692 A JPH11278692 A JP H11278692A
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separation roller
outer diameter
roller
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JP9666598A
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Shiro Saeki
司郎 佐伯
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、原稿の斜め送りを防止する原
稿送り装置を提供する。 【解決手段】 原稿テーブル12上には、フェンス19
と第一分離ローラ29と第二分離ローラ30が設けられ
ており、第一分離ローラ29の外径が、フェンス19側
の基準部29aから従基準部29bに亘って徐々に小さ
くなっている構成により、簡単な構成で、原稿の斜め送
りを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファック
ス等の画像形成装置に設けられ、積載された原稿を一枚
ずつ送り込む原稿送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等に備えられ、複写機の
コンタクトガラスに原稿を送る原稿送り装置は、図7に
示すように、原稿テーブル101に積載されている原稿
110を、分離ベルト103と分離ローラ105との協
動により、一枚ずつ分離して複写機100のコンタクト
ガラス107に送っている。
【0003】この原稿送り装置109の原稿テーブル1
01には、図8に示すように、給送方向の先端に上述の
分離ローラ103が二つ設けられている。また、原稿テ
ーブル101の一辺には、搬送方向に沿ってフェンス1
11が固定され、原稿テーブル101の他辺近傍には、
フェンス111と対向して、フェンス111の方向に移
動可能なサイドフェンス113が設けられている。
【0004】上述した構成において、原稿110の一端
面をフェンス111に突き当てて、原稿テーブル101
上に積載し、原稿110のサイズ毎にサイドフェンス1
13を原稿110の他端面にあわせることで、原稿11
0はセットされる。このように、原稿110は、フェン
ス111を主基準にして、原稿テーブル101上にセッ
トされている。セットされた原稿110は、上述のよう
に分離ベルト103と分離ローラ105との協動によ
り、給送されるのであるが、原稿110の他端面が、サ
イドフェンス113側の分離ローラ105にかかると、
原稿110の耳折れの原因となる。
【0005】このため、分離ベルト103と分離ローラ
105の配置位置については、原稿110をセットする
主基準がフェンス111側であるのと、原稿110の他
端面が分離ローラ105にかからないことを考慮し、更
に各原稿サイズの幅も考慮しなければならない。これに
より、図からも明らかなように、分離ベルト103と分
離ローラ105とは、フェンス111寄りに配置されて
いる。なお、一般に、分離ベルト103と分離ローラ1
05は、低速用の複写機に搭載される原稿送り装置に
は、一対のみ配置し、中高速用の複写機に搭載される原
稿送り装置には、複数個配置されるというふうに使い分
けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した構成
において、二個の分離ローラ105は、通紙可能な最大
原稿(A3サイズ)幅Lの中央を挟んで配置されてな
い。また、例えば、B5サイズの原稿110において
は、この原稿110の他端面の近傍に分離ローラ105
が配置されることになる。更に、例えば、B6サイズ等
の小サイズの原稿110に至っては、この原稿110の
他端面が、サイドフェンス113側の分離ローラ105
に触れていない。
【0007】上述したように、いずれの原稿サイズにお
いても、二個の分離ローラ103は、原稿幅の中央に対
し対称な位置に位置していない。これにより、いろいろ
な要因によって、原稿110を給送するときに、斜め送
り(以後、「スキュー」という。)が発生する場合があ
る。この斜め送りの要因としては、分離ローラ105の
径、摩擦係数、分離圧、分離ローラ駆動軸の傾き、分離
ベルト軸の傾き、分離ローラの表面粗さ、ガイドのギャ
ップ、ガイド形状とガイド面との違い等の要因が考えら
れる。
【0008】即ち、二個の分離ローラ105が、原稿1
10の幅の中央に対して、対称の位置にないので、送り
のバランスが狂いやすく、スキューが発生してしまう場
合がある。
【0009】このスキューの方向には、原稿110の後
端が、フェンス111側に寄る場合と、サイドフェンス
113側に寄る場合との2通りが考えられる。特に、図
9に示すように、サイドフェンス113側(図中矢印参
照)に寄る場合は、サイドフェンス113の長さMが短
いため、原稿110の後端が矢印方向にずれてしまう。
このようなスキューが発生すると、コンタクトガラス1
07上で原稿110がスキューしてしまうので、正確な
画像の形成が困難になるという問題がある。これは、原
稿110の長さが長いほど顕著になり、スキューも大き
くなる。
【0010】これに対して、サイドフェンス113の長
さMを長くすれば、原稿110の側端が当たるので、ス
キューしないということも考えられている。しかし、サ
イドフェンス113の操作性や、原稿テーブル101の
重量等を考慮するとサイドフェンス113の長さMを長
くすることは難しい。また、例えば、前後の分離圧やロ
ーラ、ベルトの摩擦係数を変える等、送りのバランスを
変化させてスキューを防止する方法も考えられている
が、この方法だと構成が複雑になってしまうという問題
がある。更に、分離ローラ105が単一の構成であった
としても、スキューは発生してしまう。
【0011】そこで、本発明は、簡単な構成で、原稿の
斜め送りを防止する原稿送り装置を提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、原稿が積載される原稿テーブルと、原稿の搬送方向
に沿って設けられ、前記原稿の搬送方向における一側辺
の略全体を案内する基準フェンスと、積載された原稿を
分離して給送する分離ローラと、分離された原稿を読み
取り位置に搬送する搬送部とを備える原稿送り装置にお
いて、前記分離ローラの外径は、その基準フェンス側の
外径から遠ざかる方向に沿って、徐々に小さくなってい
ることを特徴とする。
【0013】この請求項1に記載の発明では、原稿テー
ブル上には、基準フェンスと分離ローラが設けられてお
り、分離ローラの外径が、基準フェンス側の外径から遠
ざかる方向に徐々に小さくなっている。このような構成
において、原稿テーブル上に積載された原稿を、分離ロ
ーラにより給送するとき、分離ローラの外径が基準フェ
ンス側から遠ざかる方向に、徐々に小さくなっているの
で、分離ローラの送り量に差がつく。即ち、原稿を給送
するとき、分離ローラの基準フェンス側の外径が大きく
なっていることにより、搬送方向における原稿の後端は
基準フェンス側に寄るが、原稿は基準フェンスに当たっ
て、原稿の寄りが規制されるので、原稿の斜め送りを防
止する。また、分離ローラの外径を変化させるという簡
単な構成で、斜め送りが防止できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記分離ローラを複数備え、前記基準
フェンス側に位置する第一分離ローラの外径を、その基
準フェンス側の外径から遠ざかる方向に沿って、徐々に
小さくするとともに、前記基準フェンスに対して最も離
れて位置する第二分離ローラの外径を、前記第一分離ロ
ーラの最小の外径と略同一にしていることを特徴とす
る。
【0015】この請求項2に記載の発明では、複数の分
離ローラのうち、第一分離ローラの外径を、徐々に小さ
くするとともに、第二分離ローラの外径を、第一分離ロ
ーラの最小の外径と略同一にしていることにより、原稿
を給送するとき、第一分離ローラの送り量と比べて、第
二分離ローラの送り量の方が少なくなる。従って、原稿
の後端が更に基準フェンス側に当たりやすくなることに
より、原稿の後端が規制されるので、斜め送りを更に防
止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら本発明の
実施の形態を説明する。図1に示すように、原稿送り装
置10は、複写機1のコンタクトガラス10の上に接離
可能に搭載されている。原稿送り装置10は、概して給
送部13と、搬送部14と、排紙部17と、で構成され
ている。また、上述の給送部13と、搬送部14と、排
紙部17と、後述する各センサとは、図示しない制御部
によって統括して制御されている。
【0017】給送部13は、原稿テーブル12上に画像
面を上面として積載された原稿pを一枚ずつ分離すると
ともに反転しコンタクトガラス11上に給送する。この
原稿テーブル12上には、基準フェンス19と、サイド
フェンス18が配置されている。
【0018】基準フェンス19は、図6に示すように、
原稿テーブル12の給送方向に沿う一端(以後、「基準
側」という。)に配置されており、原稿pをセットする
とき、原稿pの一端面の略全面を規制する。即ち、原稿
pをセットするときは、この基準フェンス19に原稿p
の一端面を突き当てて、原稿pの先端が後述する分離部
34に対して、まっすぐに給送するできるようにする。
【0019】サイドフェンス18は、原稿テーブル12
の給送方向に沿う他端(以後、「従基準側」という。)
近傍で、且つ基準フェンス19と略平行に配置されてお
り、原稿pをセットする際に、原稿pの他端面の位置を
規制する。サイドフェンス18は図中矢印方向に移動可
能であり、破線で示す位置まで移動可能になっている。
【0020】また、図1に示すように、給送部13に
は、原稿仕切り板21が垂下して配置されており、この
原稿仕切り板21に原稿pの先端を突き当てて、原稿p
の一端面を基準フェンス19に突き当てて、原稿テーブ
ル12上にセットするようになっている。原稿仕切り板
21は、待機時や給紙動作時には降下して給紙前の原稿
pの送り出しを制限し、待機させることができるように
なっている。
【0021】原稿pのセットは、セット検知レバー22
が原稿pにより回動されたことをセットセンサ22aが
検出することによって検知する。そして、原稿pがセッ
トされた状態でスタートキーが押下されると、図2に示
すように、給紙ソレノイド23がオンすることにより押
えローラ24が支持軸25を介して回動する。押えロー
ラ24が回動すると、呼び込みローラ26が原稿pを介
して、スプリングの弾性力により加圧するとともに、原
稿仕切り板21が上昇する。
【0022】この後、図3に示すように、給送モータ2
7が駆動回動するとともに、その駆動の伝達を接断する
分離MC(電磁クラッチ)28がオンする。分離MC2
8がオンすることにより、呼び込みローラ26及び後述
する第一分離ローラ29と、第二分離ローラ30が回転
し、原稿pを最下位紙から一枚ずつ分離して給送する。
なお、押えローラ24の加圧力は、押えローラ24内部
のスプリングの付勢力によって決定される。この仕切り
板21の給送方向下流側には、分離部34が配置されて
いる。
【0023】分離部34は、第一分離ローラ29と第二
分離ローラ30と、分離ベルト32で構成されており、
上述のように原稿テーブル12からの原稿pを最下位紙
から一枚ずつ分離して給送する。
【0024】第一分離ローラ29は、図6に示すよう
に、原稿テーブル12の給送方向の上流側で、且つ基準
側に配置されている。この第一分離ローラ29の外径
は、基準部29aから準基準部29bに亘って、徐々に
小さくなっている。詳しくは、図5に示すように、本実
施例において、第一分離ローラ29の外径のうち、基準
部29aの外径tは、約32.4mmである。また、第
一分離ローラ29の外径は、基準部29aの外径tか
ら、準基準部29bの外径sに亘って、その長さは徐々
に小さくなり、準基準部29bの外径sは、約32mm
である。
【0025】このように、第一分離ローラ29の外径
は、基準部29aの外径tが大きくなっており、原稿p
を給送するとき、搬送方向における原稿pの後端が、基
準フェンス19側に寄るようになっている。即ち、搬送
方向における原稿pの先端が第一分離ローラ29にかか
ったとき、第一分離ローラ29の外径は、基準部29a
の方が、準基準部29bも大きいことにより、原稿pを
送る量は、基準部29aの方が多いので、原稿pの後端
が基準フェンス19に寄る(当たる)のである。
【0026】なお、第一分離ローラ29の外径は、原稿
pのサイズを考慮して、どのサイズの原稿pであって
も、原稿pの送り量に差が出るようにするのが好まし
い。但し、第一分離ローラ29の外径の差があまりにも
大きいと、原稿pの寄りも大きくなり、薄紙等において
は、基準フェンス19を乗り上げてしまう虞があるの
で、外径の差は、上述したような適正な差にするのが好
ましい。
【0027】第二分離ローラ30は、図6に示すよう
に、従基準側に配置されており、第一分離ローラ29と
ともに原稿pを給送する。この第二分離ローラ30の外
径rは、第一分離ローラ29の従基準部29bの外径s
と略同一である。
【0028】分離ベルト32は、図4に示すように、各
分離ローラ29、30に一対の駆動ローラ31に巻きか
けられたエンドレスベルトからなり、この分離ベルト3
2が原稿pの給送側の周面にスプリングにより圧接し、
原稿pを分離するようになっている。この分離ベルト3
2の周面には、適度な深さを有するシボが形成され、原
稿pの分離給送能力が汚れによって低下するのを防止し
ている。
【0029】一対の駆動ローラ31は、図示しない専用
の分離モータにより駆動し、分離ベルト32を回動させ
るようになっており、給送動作のスタート時には、分離
モータに電流を流した状態で停止させている。原稿pの
先端がレジストセンサ36に検知されたとき、瞬間的に
分離モータを駆動させ、分離ベルト32を給送方向とは
逆に回転させる。
【0030】このように、給送される最下位の原稿p以
外の原稿が、各分離ベルト32と各分離ローラ29、3
0のニップに進入するのを防いで、原稿の重送を防止し
ている。また、原稿p以外の原稿がニップに進入するの
を防止していることにより、ニップにおいて、原稿pよ
りも上の原稿に挟まれることによる圧力の増大を防止で
きるので、原稿pが給送されるときに、原稿pの画像面
が次の原稿の裏面によりこすれて汚れが転写するのを低
減できる。更に、各分離ベルト32と各分離ローラ2
9、30との圧接位置がずれるので、各分離ベルト32
の汚れを分散させることができる。
【0031】各分離ローラ29、30と分離ベルト32
とは、原稿pとの摩擦力の差を利用して各分離ローラ2
9、30の原稿pを給紙方向に給送する。この分離部1
8は、原稿pを給送するとともに、分離ベルト32が他
の原稿を阻止することにより、原稿束から一枚ずつ分離
して、一対のプルアウトローラ33へと給送する。な
お、上述した摩擦力の差というのは、原稿p間の摩擦力
よりも、原稿p及び分離ベルト32間の摩擦力の方が大
きく、この摩擦力よりも、原稿p及び各分離ローラ2
9、30間の摩擦力の方が大きいということである。
【0032】分離部34が原稿pを分離するとき、原稿
pを確実に分離するため、図3に示す給送モータ27を
低速回転するとともに、原稿pの先端をレジストセンサ
36が検知したときに、分離MC28がオフして呼び込
みローラ26と分離ローラ29、30への駆動力の伝達
を切断する。駆動力の伝達を切断した後に、給送モータ
27を高速回転させ、図4に示す一対のプルアウトロー
ラ33が、原稿pを搬送部14へと給送する。なお、こ
のとき各分離ローラ29、30は、原稿pにより連れ回
りする。
【0033】原稿pを搬送部14に給送した給送部13
は、分離して給送した原稿pが、搬送部14により原稿
pの読み取り位置へ搬送された後、次の原稿pも同様
に、給送モータ27の低速回転により分離して給送す
る。次の原稿pを給送した給送部13は、レジストセン
サ36が次の原稿pの先端を検知する位置まで、原稿p
を給送して停止させる。そして、先の原稿pの処理が終
了すると、制御手段からの信号によって、給送モータ2
7が高速回転して、次の原稿pを搬送部14に給送す
る。
【0034】上述したような過程を順次繰り返して、給
送部13は原稿を順次送り出し、全ての原稿を送り出し
た後、ジョブ検知レバー35が自重で下がり、レバー検
知センサ37がこのジョブ検知レバー35を検知して、
原稿pの給送を終了する。
【0035】搬送部14は、図1に示すように、図示し
ない搬送モータの動力を伝達する駆動ローラ42と、従
動ローラ43に巻きかけられた搬送ベルト44で構成さ
れている。搬送部14には、五本の加圧ローラ45が駆
動ローラ42と従動ローラ43との間に配置され、この
加圧ローラ45は、搬送ベルト44をコンタクトガラス
11上に圧接している。
【0036】搬送ベルト44は、原稿テーブル12上か
ら給送されてきた原稿pを、加圧ローラ45により、コ
ンタクトガラス11上に圧接させつつ、読み取り位置に
搬送する。そして、原稿pを読み取り位置で一旦停止さ
せ、図示しない複写機1の画像読み取り部が、コンタク
トガラス11を介して原稿画像を読み取った後に、その
原稿pを読み取り位置から排紙部17に搬出する。
【0037】排紙部17は、反転ローラ52と排紙ロー
ラ53が排紙モータにより駆動されている。所定の複写
終了後、コンタクトガラス11上から搬出されてきた原
稿pは、排紙ローラ53により反転され、排紙スタック
部15に排紙される。
【0038】原稿pの両面を複写する場合は、搬送ベル
ト44が再び高速回転で駆動されるとともに、反転ロー
ラ52も高速で回転駆動する。そして、切り替え爪16
がSOL(ソレノイド)等で切り換えられることで、原
稿pの通紙経路を切り換え、反転ローラ52により原稿
pは反転され、再び、搬送部14のコンタクトガラス1
1上に送られる。なお、原稿pの排紙スタック部15上
でのスタック性を良くするため、原稿pの後端を排紙セ
ンサ54が検知した後、所定のタイミングで排紙モータ
を低速回転させ、原稿pの勢いを弱めて、低速にして排
紙している。
【0039】次に、上述した構成に基づき本発明の作用
を説明する。図6に示す原稿テーブル12上に積載され
た原稿pは、各分離ローラ29、30と分離ベルト32
により、一枚ずつ分離される。分離された最下位の原稿
pは、各分離ローラ29、30の回転により搬送部14
に搬送される。このとき、第二分離ローラ30の外径よ
りも第一分離ローラ29の基準部29aの外径の方が大
きいことにより、原稿pを送る原稿送り量は、第一分離
ローラ29の方が多い。従って、原稿pの後端は、基準
フェンス19に寄っていく(当たる)が、基準フェンス
19は、原稿pの端面の略全周を規制しているので、結
果的に原稿pの後端は押し戻される。このように原稿p
の後端が押し戻されるので、結果的に原稿pは、まっす
ぐに搬送部14に給送される。
【0040】その後、搬送部14は、コンタクトガラス
11上に原稿pを搬送し、画像の読み取り終了後に、原
稿pを排紙部17に搬送し、排紙部17は原稿pを排紙
スタック部15に排紙する。
【0041】この実施例では、原稿pを給送するとき、
第一分離ローラ29の基準部29aの外径が大きくなっ
ており、原稿pの後端は、基準フェンス19に当たる
が、基準フェンス19は、原稿pの側端の略全体を規制
していることにより、原稿pの寄りが規制されるので、
原稿pのスキューを防止する。また、第一分離ローラ2
9の外径を変化させるだけで、スキューが防止できるの
で構成が簡単である。
【0042】更に、第二分離ローラ30の外径rを、第
一分離ローラ29の従基準部29bの外径sと略同一に
していることにより、原稿pを給送するとき、第一分離
ローラ29の原稿送り量と比べて、第二分離ローラ30
の送り量の方が少なくなる。従って、原稿pの後端が更
に基準フェンス19側に当たりやすくなることにより、
原稿pの後端が規制されるので、スキューを更に防止す
る。
【0043】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能で
ある。
【0044】例えば、本発明では、第一分離ローラ29
aと従分離ローラ29bの二つの分離ローラを配置した
が、第二分離ローラの数は、これに限定されず、例え
ば、三つ、四つ、配置しても良い。
【0045】また、第二分離ローラ30を設けずに、第
一分離ローラ29のみで、原稿pを給送する構成にして
も良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、原稿テーブ
ル上には、フェンスと複数の分離ローラが設けられてお
り、分離ローラの外径が、基準フェンス側の外径から遠
ざかる方向に、徐々に小さくなっている構成により、簡
単な構成で、原稿の斜め送りを防止する。
【0047】請求項2に記載の発明では、第二分離ロー
ラの外径を、第一分離ローラの最小の外径と略同一にし
ていることにより、斜め送りを更に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した原稿送り装置の構成を概略的
に示す構成図である。
【図2】仕切り板近傍を拡大した斜視図である。
【図3】第一分離ローラと第二分離ローラ近傍を拡大し
た斜視図である。
【図4】原稿送り装置の先端近傍の構成を拡大して示す
構成図である。
【図5】第一分離ローラと第二分離ローラ近傍を拡大し
た平面図である。
【図6】原稿テーブルを示す平面図である。
【図7】従来の原稿送り装置を示す構成図である。
【図8】従来の原稿テーブルを示す平面図である。
【図9】図7の原稿テーブルにおいて、原稿が斜め送り
されている状態を示す平面図である。
【符号の説明】 1 原稿送り装置 12 原稿テーブル 14 搬送部 19 基準フェンス 29 第一分離ローラ 30 第二分離ローラ p 原稿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿が積載される原稿テーブルと、原稿
    の搬送方向に沿って設けられ、前記原稿の搬送方向にお
    ける一側辺の略全体を案内する基準フェンスと、積載さ
    れた原稿を分離して給送する分離ローラと、分離された
    原稿を読み取り位置に搬送する搬送部とを備える原稿送
    り装置において、 前記分離ローラの外径は、その基準フェンス側の外径か
    ら遠ざかる方向に沿って、徐々に小さくなっていること
    を特徴とする原稿送り装置。
  2. 【請求項2】 前記分離ローラを複数備え、前記基準フ
    ェンス側に位置する第一分離ローラの外径を、その基準
    フェンス側の外径から遠ざかる方向に沿って、徐々に小
    さくするとともに、前記基準フェンスに対して最も離れ
    て位置する第二分離ローラの外径を、前記第一分離ロー
    ラの最小の外径と略同一にしていることを特徴とする請
    求項1に記載の原稿送り装置。
JP9666598A 1998-03-25 1998-03-25 原稿送り装置 Pending JPH11278692A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015020865A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 キヤノン株式会社 給送装置および記録装置

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