JPH11278069A - Ｌｐｇエンジン搭載車の燃料タンク取付構造 - Google Patents
Ｌｐｇエンジン搭載車の燃料タンク取付構造Info
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- JPH11278069A JPH11278069A JP9993098A JP9993098A JPH11278069A JP H11278069 A JPH11278069 A JP H11278069A JP 9993098 A JP9993098 A JP 9993098A JP 9993098 A JP9993098 A JP 9993098A JP H11278069 A JPH11278069 A JP H11278069A
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- lpg
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/30—Use of alternative fuels, e.g. biofuels
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＬＰＧ燃料タンクをシャシフレーム側に一人
で簡単に正しく取り付けることができ、品質，安全性の
向上と組み付け作業効率の向上が図れるＬＰＧエンジン
搭載車の燃料タンク取付構造を提供する。 【解決手段】 ＬＰＧ燃料タンク１の上方側ブラケット
３の位置決め孔２１をシャシフレーム１０側に予め予定
されているＬ字型ブラケット６の上方側取付部８の位置
決めピン１６に挿入し、ＬＰＧ燃料タンク１の位置決め
と保持を行う。その後、ねじ孔合わせを行い、溶接ナッ
ト１７，２５等にボルト２７，２６を螺合することによ
りＬＰＧ燃料タンク１は確実に、かつ安定状態で固定さ
れる。
で簡単に正しく取り付けることができ、品質，安全性の
向上と組み付け作業効率の向上が図れるＬＰＧエンジン
搭載車の燃料タンク取付構造を提供する。 【解決手段】 ＬＰＧ燃料タンク１の上方側ブラケット
３の位置決め孔２１をシャシフレーム１０側に予め予定
されているＬ字型ブラケット６の上方側取付部８の位置
決めピン１６に挿入し、ＬＰＧ燃料タンク１の位置決め
と保持を行う。その後、ねじ孔合わせを行い、溶接ナッ
ト１７，２５等にボルト２７，２６を螺合することによ
りＬＰＧ燃料タンク１は確実に、かつ安定状態で固定さ
れる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＬＰＧエンジン用
のＬＰＧガスを収納する燃料タンク（以下、ＬＰＧ燃料
タンクという）の取付構造に係り、特に、取り付け作業
性，安全性の向上が図れるＬＰＧエンジン搭載車の燃料
タンク取付構造に関する。
のＬＰＧガスを収納する燃料タンク（以下、ＬＰＧ燃料
タンクという）の取付構造に係り、特に、取り付け作業
性，安全性の向上が図れるＬＰＧエンジン搭載車の燃料
タンク取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＬＰＧ燃料タンクは通常円筒状のタンク
本体を有するものからなり、かつ特に安全性の面からシ
ャシフレーム側に確実に、かつ安定して固定されること
が必要である。すなわち、図１１に示すように、ディー
ゼルエンジン用の軽油等を収納する燃料タンク２８の場
合は、このタンク本体２９に連結される燃料パイプ３０
はフレキシブルホース３１等を使用する配管構造が通常
使用されている。また、燃料タンク２８をシャシフレー
ム１０側に固定する方法をとしてはバンドによるものが
ほとんどである。すなわち、例えば、実開平５−３２０
６７号公報，実開平５−７６８４３号公報，実開平６−
４５８２８号公報，実開平７−２４６２２号公報等が挙
げられる。これ等の燃料タンクはそのタンク本体の外周
に当接するバンドによりシャシフレーム側に固定される
型式のもので、バンド形状やその締め付け手段等につい
てそれぞれ工夫されているが後に説明するＬＰＧ燃料タ
ンクのようにボルトによる直接締め付け方式を採用する
ものはない。また、実開平５−３２０６７号公報，実開
平５−７６８４３号公報，実開平６−４５８２８号公報
に開示するように、これ等の燃料タンクは横断面が角状
のものからなり、ＬＰＧ燃料タンクのように円筒形状の
ものではなく、取り付けが比較的容易のものが多い。ま
た、フォークリフト等でＬＰＧ燃料タンクを用いるもの
もあるが、本例のものとはタンク構造に全く相違し、取
付構造も相異する。
本体を有するものからなり、かつ特に安全性の面からシ
ャシフレーム側に確実に、かつ安定して固定されること
が必要である。すなわち、図１１に示すように、ディー
ゼルエンジン用の軽油等を収納する燃料タンク２８の場
合は、このタンク本体２９に連結される燃料パイプ３０
はフレキシブルホース３１等を使用する配管構造が通常
使用されている。また、燃料タンク２８をシャシフレー
ム１０側に固定する方法をとしてはバンドによるものが
ほとんどである。すなわち、例えば、実開平５−３２０
６７号公報，実開平５−７６８４３号公報，実開平６−
４５８２８号公報，実開平７−２４６２２号公報等が挙
げられる。これ等の燃料タンクはそのタンク本体の外周
に当接するバンドによりシャシフレーム側に固定される
型式のもので、バンド形状やその締め付け手段等につい
てそれぞれ工夫されているが後に説明するＬＰＧ燃料タ
ンクのようにボルトによる直接締め付け方式を採用する
ものはない。また、実開平５−３２０６７号公報，実開
平５−７６８４３号公報，実開平６−４５８２８号公報
に開示するように、これ等の燃料タンクは横断面が角状
のものからなり、ＬＰＧ燃料タンクのように円筒形状の
ものではなく、取り付けが比較的容易のものが多い。ま
た、フォークリフト等でＬＰＧ燃料タンクを用いるもの
もあるが、本例のものとはタンク構造に全く相違し、取
付構造も相異する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図１０に示すように、
ＬＰＧ燃料タンク１ａは可燃性のＬＰＧガスを収納する
ため燃料配管としてはフレキシブルホース等の可撓性の
配管構造を採用することができず、図示のように金属製
パイプ３２の配管構造が採用される。従って、配管の柔
軟性が低く、取付けの自由度も少ない。そのためシャシ
フレーム側に確実に、かつ安定状態で固定されることが
必要である。
ＬＰＧ燃料タンク１ａは可燃性のＬＰＧガスを収納する
ため燃料配管としてはフレキシブルホース等の可撓性の
配管構造を採用することができず、図示のように金属製
パイプ３２の配管構造が採用される。従って、配管の柔
軟性が低く、取付けの自由度も少ない。そのためシャシ
フレーム側に確実に、かつ安定状態で固定されることが
必要である。
【０００４】図８は、ＬＰＧ燃料タンク１ａを取り付け
たトラックのシャシ構造の概要を示すものである。ＬＰ
Ｇエンジン３３や駆動系３４及びキャブ３５等を搭載す
るシャシフレーム１０の一側面にＬＰＧ燃料タンク１ａ
は取り付けられる。具体的には図８及び図９に示すよう
に、シャシフレーム１０側に固定されるＬ字型ブラケッ
ト６ａを介してＬＰＧ燃料タンク１ａは取り付けられ
る。ＬＰＧ燃料タンク１ａはＬＰＧガスを収納するタン
ク本体２ａと、タンク本体２ａの上方側に固定される上
方側ブラケット３ａ及び下方側に固定される下方側ブラ
ケット４ａ等を有するものからなる。
たトラックのシャシ構造の概要を示すものである。ＬＰ
Ｇエンジン３３や駆動系３４及びキャブ３５等を搭載す
るシャシフレーム１０の一側面にＬＰＧ燃料タンク１ａ
は取り付けられる。具体的には図８及び図９に示すよう
に、シャシフレーム１０側に固定されるＬ字型ブラケッ
ト６ａを介してＬＰＧ燃料タンク１ａは取り付けられ
る。ＬＰＧ燃料タンク１ａはＬＰＧガスを収納するタン
ク本体２ａと、タンク本体２ａの上方側に固定される上
方側ブラケット３ａ及び下方側に固定される下方側ブラ
ケット４ａ等を有するものからなる。
【０００５】図９に示すように、ハット状の横断面を有
するＬ字型ブラケット６ａには、その上方側に上方側取
付部８ａが形成され、下方側に下方側取付部９ａが形成
される。図９の場合、上方側取付部８ａは取付板１５ａ
と溶接ナット１７ａとからなり、下方側取付部９ａはボ
ルト２６が挿通する取り付け孔１８ａからなる。一方、
上方側ブラケット３ａは、取付板１５ａに当接する取付
板１９ａとボルト２７が挿通する取り付け孔２２ａ及び
取付板１９ａとタンク本体２ａとを連結する支持板２０
ａ等とからなる。また、下方側ブラケット４ａはＬ字型
ブラケット６ａに当接する取付板２３ａと溶接ナット２
５ａ及び取付板２３ａとタンク本体２ａとを連結する支
持板２４ａ等とからなる。
するＬ字型ブラケット６ａには、その上方側に上方側取
付部８ａが形成され、下方側に下方側取付部９ａが形成
される。図９の場合、上方側取付部８ａは取付板１５ａ
と溶接ナット１７ａとからなり、下方側取付部９ａはボ
ルト２６が挿通する取り付け孔１８ａからなる。一方、
上方側ブラケット３ａは、取付板１５ａに当接する取付
板１９ａとボルト２７が挿通する取り付け孔２２ａ及び
取付板１９ａとタンク本体２ａとを連結する支持板２０
ａ等とからなる。また、下方側ブラケット４ａはＬ字型
ブラケット６ａに当接する取付板２３ａと溶接ナット２
５ａ及び取付板２３ａとタンク本体２ａとを連結する支
持板２４ａ等とからなる。
【０００６】以上の構造のＬＰＧ燃料タンク１ａをＬ字
型ブラケット６ａ側に固定するには、ＬＰＧ燃料タンク
１ａを図略の吊り下げ手段等により垂下支持し、上方側
ブラケット３ａの取付孔２２ａと上方側取付部８ａの溶
接ナット１７ａとを位置合わせしながら上方側ブラケッ
ト３ａの取付板１９ａを上方側取付部８ａの取付板１５
ａとを当接させる。同時に、下方側ブラケット４ａの溶
接ナット２３ａと下方側取付部９ａの取り付け孔１８ａ
との位置合わせを行う。この状態でボルト２７により、
まず、上方側ブラケット３ａとＬ字型ブラケットの上方
側取付部８ａとを固定しながらタンク本体２ａの外周を
Ｌ字型ブラケット６ａに当接せしめる。次に、下方側ブ
ラケット４ａの溶接ナット２３ａに下方側取付部９ａの
ボルト挿通孔１８ａを挿通したボルト２６を締め付け
る。以上により、ＬＰＧ燃料タンク１ａはシャシフレー
ム１０の側面に固定される。
型ブラケット６ａ側に固定するには、ＬＰＧ燃料タンク
１ａを図略の吊り下げ手段等により垂下支持し、上方側
ブラケット３ａの取付孔２２ａと上方側取付部８ａの溶
接ナット１７ａとを位置合わせしながら上方側ブラケッ
ト３ａの取付板１９ａを上方側取付部８ａの取付板１５
ａとを当接させる。同時に、下方側ブラケット４ａの溶
接ナット２３ａと下方側取付部９ａの取り付け孔１８ａ
との位置合わせを行う。この状態でボルト２７により、
まず、上方側ブラケット３ａとＬ字型ブラケットの上方
側取付部８ａとを固定しながらタンク本体２ａの外周を
Ｌ字型ブラケット６ａに当接せしめる。次に、下方側ブ
ラケット４ａの溶接ナット２３ａに下方側取付部９ａの
ボルト挿通孔１８ａを挿通したボルト２６を締め付け
る。以上により、ＬＰＧ燃料タンク１ａはシャシフレー
ム１０の側面に固定される。
【０００７】以上により、ＬＰＧ燃料タンク１ａはシャ
シフレーム１０側に固定されるが、前記の説明によって
明らかなように、この取り付け作業は極めて煩雑であ
り、ＬＰＧ燃料タンク１ａ側とＬ字型ブラケット６ａと
の取り付け部の位置合わせが極めて困難であり、取り付
けが終了するまでタンク本体２ａ等から手を離すことが
できない。そのため、少なくとも数人の作業者が必要で
あり、組み付け中にタンク本体２ａ等を押え付ける作業
性が必要になり作業性が悪い。また、ＬＰＧ燃料タンク
１ａは重量物であり、この位置合わせには多くの労力が
必要になり、かつ安全性においても疑問がある。また、
取り付け作業時にボルトや溶接ナットのねじ山等を傷つ
ける不具合も生じ易い。少数のＬＰＧ燃料タンク１ａを
特別注文として取り付ける場合は、前記問題点は特に大
きな問題点ではないが、少なくとも量産ラインにおいて
ＬＰＧ燃料タンク１ａを取り付ける場合には、前記の不
具合は作業効率向上の面でも問題点となる。
シフレーム１０側に固定されるが、前記の説明によって
明らかなように、この取り付け作業は極めて煩雑であ
り、ＬＰＧ燃料タンク１ａ側とＬ字型ブラケット６ａと
の取り付け部の位置合わせが極めて困難であり、取り付
けが終了するまでタンク本体２ａ等から手を離すことが
できない。そのため、少なくとも数人の作業者が必要で
あり、組み付け中にタンク本体２ａ等を押え付ける作業
性が必要になり作業性が悪い。また、ＬＰＧ燃料タンク
１ａは重量物であり、この位置合わせには多くの労力が
必要になり、かつ安全性においても疑問がある。また、
取り付け作業時にボルトや溶接ナットのねじ山等を傷つ
ける不具合も生じ易い。少数のＬＰＧ燃料タンク１ａを
特別注文として取り付ける場合は、前記問題点は特に大
きな問題点ではないが、少なくとも量産ラインにおいて
ＬＰＧ燃料タンク１ａを取り付ける場合には、前記の不
具合は作業効率向上の面でも問題点となる。
【０００８】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、位置合わせが容易にでき、作業効率と安全
性の向上が図れると共に、量産上も問題なく、組立品質
の向上も図れるＬＰＧエンジン搭載車の燃料タンク取付
構造を提供することを目的とする。
ものであり、位置合わせが容易にでき、作業効率と安全
性の向上が図れると共に、量産上も問題なく、組立品質
の向上も図れるＬＰＧエンジン搭載車の燃料タンク取付
構造を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、シャシフレームの側面に適宜間隔を介
して固定される少なくとも２個のＬ字型ブラケットに円
筒状のタンク本体の外周を当接すると共に、前記タンク
本体に固着される上方側ブラケット及び下方側ブラケッ
トをこれ等に対応して前記Ｌ字型ブラケット側に設けら
れる上方側取付部及び下方側取付部に当接して締め付け
て前記シャシフレーム側に固定される燃料タンクの取付
構造であって、前記上方側取付部には位置決め用ピン及
びボルト締め付け部が設けられ、前記上方側ブラケット
には前記位置決め用ピンに対応する位置決め孔及び前記
ボルト締め付け部に対応するボルト締め付け機構部が形
成されるＬＰＧエンジン搭載車の燃料タンク取付構造を
構成するものである。更に具体的に、前記下方側ブラケ
ット又は下方側取付部のボルト又はスタッド挿通用の孔
が、締め付け用のボルトやスタッドの外径に対して十分
に大きな寸法に形成されるものであり、前記位置決め用
ピンの挿入側は上方に向かって縮径するテーパが形成さ
れるものであることを特徴とするものである。
達成するために、シャシフレームの側面に適宜間隔を介
して固定される少なくとも２個のＬ字型ブラケットに円
筒状のタンク本体の外周を当接すると共に、前記タンク
本体に固着される上方側ブラケット及び下方側ブラケッ
トをこれ等に対応して前記Ｌ字型ブラケット側に設けら
れる上方側取付部及び下方側取付部に当接して締め付け
て前記シャシフレーム側に固定される燃料タンクの取付
構造であって、前記上方側取付部には位置決め用ピン及
びボルト締め付け部が設けられ、前記上方側ブラケット
には前記位置決め用ピンに対応する位置決め孔及び前記
ボルト締め付け部に対応するボルト締め付け機構部が形
成されるＬＰＧエンジン搭載車の燃料タンク取付構造を
構成するものである。更に具体的に、前記下方側ブラケ
ット又は下方側取付部のボルト又はスタッド挿通用の孔
が、締め付け用のボルトやスタッドの外径に対して十分
に大きな寸法に形成されるものであり、前記位置決め用
ピンの挿入側は上方に向かって縮径するテーパが形成さ
れるものであることを特徴とするものである。
【００１０】２個のＬ字型ブラケットの上方側取付部の
位置決めピンにＬＰＧ燃料タンクの上方側ブラケットの
位置決め孔を挿入し、両者の取付板を当接させる。これ
により、ＬＰＧ燃料タンクは位置決めされ、かつＬ字型
ブラケット側に保持される。そのため、ＬＰＧ燃料タン
クから手を離すことが可能である。この状態で、下方側
ブラケットと下方側取付部とを合わせる。次に、上方及
び下方にボルト等を挿入して固定することによりＬＰＧ
燃料タンクは容易にＬ字型ブラケット側に固定される。
特に、位置決めピンの上方側にテーパが形成され、かつ
下方側取付部に大径のボルト挿通用の孔が形成されてい
るため、ＬＰＧ燃料タンクの位置決め挿入及びねじ孔の
合わせが極めて容易にできる。また、作業中、ＬＰＧ燃
料タンクをＬ字型ブラケット側に押え付けたり、重量物
のタンク本体を手で保持する必要がなく、組み付け作業
は極めて安全に、かつ簡単にできる。また、ねじ山等の
損傷も生じない。
位置決めピンにＬＰＧ燃料タンクの上方側ブラケットの
位置決め孔を挿入し、両者の取付板を当接させる。これ
により、ＬＰＧ燃料タンクは位置決めされ、かつＬ字型
ブラケット側に保持される。そのため、ＬＰＧ燃料タン
クから手を離すことが可能である。この状態で、下方側
ブラケットと下方側取付部とを合わせる。次に、上方及
び下方にボルト等を挿入して固定することによりＬＰＧ
燃料タンクは容易にＬ字型ブラケット側に固定される。
特に、位置決めピンの上方側にテーパが形成され、かつ
下方側取付部に大径のボルト挿通用の孔が形成されてい
るため、ＬＰＧ燃料タンクの位置決め挿入及びねじ孔の
合わせが極めて容易にできる。また、作業中、ＬＰＧ燃
料タンクをＬ字型ブラケット側に押え付けたり、重量物
のタンク本体を手で保持する必要がなく、組み付け作業
は極めて安全に、かつ簡単にできる。また、ねじ山等の
損傷も生じない。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明のＬＰＧエンジン搭
載車の燃料タンク取付構造の実施の形態を図面を参照し
て詳述する。図１に示すようにＬＰＧ燃料タンク１は、
ＬＰＧガスを収納する細長の円筒体からなるタンク本体
２と、タンク本体２の上方側に固定される上方側ブラケ
ット３と、下方側に固定される下方側ブラケット４と、
吊り金具５等とからなる。一方、Ｌ字型ブラケット６は
ハット状の横断面を有しＬ字形状に曲げられたブラケッ
ト本体７と、この上下に設けられる上方側取付部８及び
下方側取付部９等とからなる。なお、Ｌ字型ブラケット
６のブラケット本体７はシャシフレーム１０の側面にハ
ット状の横断面のフランジ部１１を当接しボルト１２等
により予め固定される。また、ブラケット本体７のコ字
形状部１３の当接面１４はＬＰＧ燃料タンク１側を向い
て配設される。
載車の燃料タンク取付構造の実施の形態を図面を参照し
て詳述する。図１に示すようにＬＰＧ燃料タンク１は、
ＬＰＧガスを収納する細長の円筒体からなるタンク本体
２と、タンク本体２の上方側に固定される上方側ブラケ
ット３と、下方側に固定される下方側ブラケット４と、
吊り金具５等とからなる。一方、Ｌ字型ブラケット６は
ハット状の横断面を有しＬ字形状に曲げられたブラケッ
ト本体７と、この上下に設けられる上方側取付部８及び
下方側取付部９等とからなる。なお、Ｌ字型ブラケット
６のブラケット本体７はシャシフレーム１０の側面にハ
ット状の横断面のフランジ部１１を当接しボルト１２等
により予め固定される。また、ブラケット本体７のコ字
形状部１３の当接面１４はＬＰＧ燃料タンク１側を向い
て配設される。
【００１２】Ｌ字型ブラケット６の上方側取付部８は本
例では、図３に示すようにブラケット本体７の上端に固
定される取付板１５と、取付板１５に固定される位置決
めピン１６及びボルト締め付け部の１つである溶接ナッ
ト１７とからなり、溶接ナット１７は取付板１５の裏面
に溶着される。なお、溶接ナット１７は比較的剛性のあ
るコ字形状部１３の部分の取付板１５のほぼ中心に配置
され、位置決めピン１６は支持剛性が多少低くても問題
がないため取付板１５の端側に配置される。また、位置
決めピン１６の上方側には上方側に向かって縮径するテ
ーパ１６Ａが形成される。また、下方側取付部９は、図
５に示すようにボルト２６を挿通するボルト挿通孔１８
が貫通形成される。なお、このボルト挿通孔１８の内径
Ｄは、ボルト２６の外径ｄよりもかなり大径に形成され
る。
例では、図３に示すようにブラケット本体７の上端に固
定される取付板１５と、取付板１５に固定される位置決
めピン１６及びボルト締め付け部の１つである溶接ナッ
ト１７とからなり、溶接ナット１７は取付板１５の裏面
に溶着される。なお、溶接ナット１７は比較的剛性のあ
るコ字形状部１３の部分の取付板１５のほぼ中心に配置
され、位置決めピン１６は支持剛性が多少低くても問題
がないため取付板１５の端側に配置される。また、位置
決めピン１６の上方側には上方側に向かって縮径するテ
ーパ１６Ａが形成される。また、下方側取付部９は、図
５に示すようにボルト２６を挿通するボルト挿通孔１８
が貫通形成される。なお、このボルト挿通孔１８の内径
Ｄは、ボルト２６の外径ｄよりもかなり大径に形成され
る。
【００１３】一方、ＬＰＧ燃料タンク１の上方側ブラケ
ット３は、図２に示すように、取付板１９及びこれをタ
ンク本体２に連結する支持板２０からなり、取付板１９
には、位置決めピン１６が挿入される位置決め孔２１及
びボルト締め付け機構部の１つであるボルト挿通孔２２
が貫通形成される。なお、位置決め孔２１に位置決めピ
ン１６が挿入された場合に、ボルト挿通孔２２は図４に
示すように、溶接ナット１７を相対向する位置に配置さ
れる。また、図４に示すように、上方側ブラケット３の
取付板１９と支持板２０で囲まれる空間内に上方側取付
部８の取付板１５が緩挿される。
ット３は、図２に示すように、取付板１９及びこれをタ
ンク本体２に連結する支持板２０からなり、取付板１９
には、位置決めピン１６が挿入される位置決め孔２１及
びボルト締め付け機構部の１つであるボルト挿通孔２２
が貫通形成される。なお、位置決め孔２１に位置決めピ
ン１６が挿入された場合に、ボルト挿通孔２２は図４に
示すように、溶接ナット１７を相対向する位置に配置さ
れる。また、図４に示すように、上方側ブラケット３の
取付板１９と支持板２０で囲まれる空間内に上方側取付
部８の取付板１５が緩挿される。
【００１４】また、下方側ブラケット４は、図５に示す
ように、取付板２３とこれをタンク本体２に連結する支
持板２４等とからなり、取付板２３には溶接ナット２５
が溶着される。なお、溶接ナット２５はＬ字型ブラケッ
ト６の下方側取付部９のボルト挿通孔１８と相対向する
位置に配送される。
ように、取付板２３とこれをタンク本体２に連結する支
持板２４等とからなり、取付板２３には溶接ナット２５
が溶着される。なお、溶接ナット２５はＬ字型ブラケッ
ト６の下方側取付部９のボルト挿通孔１８と相対向する
位置に配送される。
【００１５】次に、本例のＬＰＧ燃料タンク１をＬ字型
ブラケット６側に取り付ける取り付け方法を説明する。
まず、図６に示すようにシャシフレーム１０に予めＬ字
型ブラケット６を固定する。ＬＰＧ燃料タンク１を吊り
金具５等を用いて垂れ下げ、上方側ブラケット３をＬ字
型ブラケット６の上方側取付部８に被せながら位置決め
ピン１６に位置決め孔２１を挿入する。この場合、位置
決めピン１６の上端側にテーパ１６Ａが形成されている
ため位置決め孔２１は位置決めピン１６内に簡単に挿入
される。この状態で更にＬＰＧ燃料タンク１を下げ、上
方側ブラケット３の取付板１９と上方側取付部８の取付
板１５とを当接係合せしめる。図４はその状態を示すも
のであり、ボルト挿通孔２２と溶接ナット１７とが相対
向して位置決めされる。ＬＰＧ燃料タンク１はこの状態
でＬ字型ブラケット６の上方側取付部８に保持され、Ｌ
ＰＧ燃料タンク１から手を離してもよい。この状態で、
図５に示すように上方側ブラケット４と下方側取付部９
との位置合わせを行い、溶接ナット２５とボルト挿通孔
１８との概略位置合わせを行う。以上により図７に示す
ように、ＬＰＧ燃料タンク１はＬ字型ブラケット６側に
当接し支持される。この状態でボルト２６，２７をそれ
ぞれ溶接ナット１７や２５に螺合せしめて締め付けるこ
とにより、図１に示すようにＬＰＧ燃料タンク１はタン
ク本体２をＬ字型ブラケット６の当接面１４に当接しシ
ャシフレーム１０側に確実に固定される。前記のよう
に、まず、位置決めピン１６による位置合わせを行うた
め、ＬＰＧ燃料タンク１は所定の取付位置に正しくセッ
トされ、しかもそのセット作業は一人で容易に行われ
る。また、位置決めピン１６を介してＬＰＧ燃料タンク
１はＬ字型ブラケット６側に支持され、手を離してもよ
いため、ボルト２６やボルト２７の挿入と締め付けが一
人で容易に行われる。そのため、ねじ山等を傷つけるこ
となく、確実にボルト締め付けが安全に行われる。
ブラケット６側に取り付ける取り付け方法を説明する。
まず、図６に示すようにシャシフレーム１０に予めＬ字
型ブラケット６を固定する。ＬＰＧ燃料タンク１を吊り
金具５等を用いて垂れ下げ、上方側ブラケット３をＬ字
型ブラケット６の上方側取付部８に被せながら位置決め
ピン１６に位置決め孔２１を挿入する。この場合、位置
決めピン１６の上端側にテーパ１６Ａが形成されている
ため位置決め孔２１は位置決めピン１６内に簡単に挿入
される。この状態で更にＬＰＧ燃料タンク１を下げ、上
方側ブラケット３の取付板１９と上方側取付部８の取付
板１５とを当接係合せしめる。図４はその状態を示すも
のであり、ボルト挿通孔２２と溶接ナット１７とが相対
向して位置決めされる。ＬＰＧ燃料タンク１はこの状態
でＬ字型ブラケット６の上方側取付部８に保持され、Ｌ
ＰＧ燃料タンク１から手を離してもよい。この状態で、
図５に示すように上方側ブラケット４と下方側取付部９
との位置合わせを行い、溶接ナット２５とボルト挿通孔
１８との概略位置合わせを行う。以上により図７に示す
ように、ＬＰＧ燃料タンク１はＬ字型ブラケット６側に
当接し支持される。この状態でボルト２６，２７をそれ
ぞれ溶接ナット１７や２５に螺合せしめて締め付けるこ
とにより、図１に示すようにＬＰＧ燃料タンク１はタン
ク本体２をＬ字型ブラケット６の当接面１４に当接しシ
ャシフレーム１０側に確実に固定される。前記のよう
に、まず、位置決めピン１６による位置合わせを行うた
め、ＬＰＧ燃料タンク１は所定の取付位置に正しくセッ
トされ、しかもそのセット作業は一人で容易に行われ
る。また、位置決めピン１６を介してＬＰＧ燃料タンク
１はＬ字型ブラケット６側に支持され、手を離してもよ
いため、ボルト２６やボルト２７の挿入と締め付けが一
人で容易に行われる。そのため、ねじ山等を傷つけるこ
となく、確実にボルト締め付けが安全に行われる。
【００１６】以上の本発明の実施の形態において、下方
側ブラケット４に溶接ナット２５を設け、下方側取付部
９にボルト挿通孔１８を設けるようにしたが、勿論、こ
れに限定するものではなく、例えば、下方側ブラケット
４にスタッドを設け、このスタッドを下方側取付部９の
ボルト挿通孔１８に挿入し、ナットによりスタッドを固
定してもよい。また、本例では、Ｌ字型ブラケット６を
２個用いたが、場合により３個以上配設してもよい。ま
た、タンク本体２の外周と当接面１４との当接部には図
１等では何にも介在されていないが、ここにクッション
ラバ等の弾性柔軟材を介在させてもよい。
側ブラケット４に溶接ナット２５を設け、下方側取付部
９にボルト挿通孔１８を設けるようにしたが、勿論、こ
れに限定するものではなく、例えば、下方側ブラケット
４にスタッドを設け、このスタッドを下方側取付部９の
ボルト挿通孔１８に挿入し、ナットによりスタッドを固
定してもよい。また、本例では、Ｌ字型ブラケット６を
２個用いたが、場合により３個以上配設してもよい。ま
た、タンク本体２の外周と当接面１４との当接部には図
１等では何にも介在されていないが、ここにクッション
ラバ等の弾性柔軟材を介在させてもよい。
【００１７】
【発明の効果】１）本発明の請求項１に記載のＬＰＧエ
ンジン搭載車の燃料タンク取付構造によれば、ＬＰＧ燃
料タンクは位置決めピンによりＬ字型ブラケットの所定
位置に位置決めされ、かつ支持される。そのため、従来
技術のようにボルト挿通孔の位置合わせのためにＬＰＧ
燃料タンクを移動調整する必要がない。以上により、Ｌ
ＰＧ燃料タンクの組み付け作業効率が向上すると共に、
一人の作業者により安全、かつ高品質の組み付けができ
る。 ２）本発明の請求項２に記載のＬＰＧエンジン搭載車の
燃料タンク取付構造によれば、下方側ブラケットと下方
側取付部とのボルト挿通孔がボルト外径よりも大径に形
成されるため、ボルトの挿入が容易にでき、組み付け作
業性の向上が図れる。 ３）本発明の請求項３に記載のＬＰＧエンジン搭載車の
燃料タンク取付構造によれば、位置決めピンにテーパが
形成されるため、ＬＰＧ燃料タンクとＬ字型ブラケット
の位置合わせが一人で容易にできる。
ンジン搭載車の燃料タンク取付構造によれば、ＬＰＧ燃
料タンクは位置決めピンによりＬ字型ブラケットの所定
位置に位置決めされ、かつ支持される。そのため、従来
技術のようにボルト挿通孔の位置合わせのためにＬＰＧ
燃料タンクを移動調整する必要がない。以上により、Ｌ
ＰＧ燃料タンクの組み付け作業効率が向上すると共に、
一人の作業者により安全、かつ高品質の組み付けができ
る。 ２）本発明の請求項２に記載のＬＰＧエンジン搭載車の
燃料タンク取付構造によれば、下方側ブラケットと下方
側取付部とのボルト挿通孔がボルト外径よりも大径に形
成されるため、ボルトの挿入が容易にでき、組み付け作
業性の向上が図れる。 ３）本発明の請求項３に記載のＬＰＧエンジン搭載車の
燃料タンク取付構造によれば、位置決めピンにテーパが
形成されるため、ＬＰＧ燃料タンクとＬ字型ブラケット
の位置合わせが一人で容易にできる。
【図１】本発明のＬＰＧ燃料タンクの取付構造の全体を
示す正面図。
示す正面図。
【図２】本発明のＬＰＧ燃料タンクの上方側ブラケット
の斜視図。
の斜視図。
【図３】本発明のＬ字型ブラケットの上方側取付部の斜
視図。
視図。
【図４】本発明の上方側ブラケットと上方側取付部との
係合状態を示す部分断面図。
係合状態を示す部分断面図。
【図５】本発明の下方側ブラケットと下方側取付部との
係合状態を示す部分断面図。
係合状態を示す部分断面図。
【図６】本発明のＬＰＧ燃料タンクの組み付け方法を説
明するための部分正面図。
明するための部分正面図。
【図７】図７の上面図。
【図８】ＬＰＧ燃料タンクのシャシフレームへの取り付
け位置を示す平面図。
け位置を示す平面図。
【図９】従来のＬＰＧ燃料タンクの取付構造を説明する
ための正面図。
ための正面図。
【図１０】ＬＰＧ燃料タンクの配管状態を示す模式図。
【図１１】従来のディーゼルエンジン用等の燃料タンク
の配管状態を示す模式図。
の配管状態を示す模式図。
１ ＬＰＧ燃料タンク ２ タンク本体 ３ 上方側ブラケット ４ 下方側ブラケット ５ 吊り金具 ６ Ｌ字型ブラケット ７ ブラケット本体 ８ 上方側取付部 ９ 下方側取付部 １０ シャシフレーム １１ フランジ部 １２ ボルト １３ コ字形状部 １４ 当接面 １５ 取付板 １６ 位置決めピン １６Ａ テーパ １７ 溶接ナット １８ ボルト挿通孔 １９ 取付板 ２０ 支持板 ２１ 位置決め孔 ２２ ボルト挿通孔 ２３ 取付板 ２４ 支持板 ２５ 溶接ナット ２６ ボルト ２７ ボルト
Claims (3)
- 【請求項１】 シャシフレームの側面に適宜間隔を介し
て固定される少なくとも２個のＬ字型ブラケットに円筒
状のタンク本体の外周を当接すると共に、前記タンク本
体に固着される上方側ブラケット及び下方側ブラケット
をこれ等に対応して前記Ｌ字型ブラケット側に設けられ
る上方側取付部及び下方側取付部に当接して締め付けて
前記シャシフレーム側に固定される燃料タンクの取付構
造であって、前記上方側取付部には位置決め用ピン及び
ボルト締め付け部が設けられ、前記上方側ブラケットに
は前記位置決め用ピンに対応する位置決め孔及び前記ボ
ルト締め付け部に対応するボルト締め付け機構部が形成
されることを特徴とするＬＰＧエンジン搭載車の燃料タ
ンク取付構造。 - 【請求項２】 前記下方側ブラケット又は下方側取付部
のボルト又はスタッド挿通用の孔が、締め付け用のボル
トやスタッドの外径に対して十分に大きな寸法に形成さ
れるものである請求項１に記載のＬＰＧエンジン搭載車
の燃料タンク取付構造。 - 【請求項３】 前記位置決め用ピンの挿入側は上方に向
かって縮径するテーパが形成されるものである請求項１
に記載のＬＰＧエンジン搭載車の燃料タンク取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9993098A JP3695128B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | Ｌｐｇエンジン搭載車の燃料タンク取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9993098A JP3695128B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | Ｌｐｇエンジン搭載車の燃料タンク取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11278069A true JPH11278069A (ja) | 1999-10-12 |
| JP3695128B2 JP3695128B2 (ja) | 2005-09-14 |
Family
ID=14260469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9993098A Expired - Fee Related JP3695128B2 (ja) | 1998-03-30 | 1998-03-30 | Ｌｐｇエンジン搭載車の燃料タンク取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3695128B2 (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100666253B1 (ko) * | 2005-10-04 | 2007-01-09 | 현대자동차주식회사 | 차량의 엘피아이봄베 마운팅구조 |
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| CN113844474A (zh) * | 2021-11-04 | 2021-12-28 | 中车大连机车车辆有限公司 | 一种机车燃油箱安装防松防脱结构 |
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| US11312229B1 (en) | 2019-05-02 | 2022-04-26 | Agility Fuel Systems Llc | Fuel system mountable to a vehicle frame |
| US11440399B2 (en) | 2019-03-22 | 2022-09-13 | Agility Fuel Systems Llc | Fuel system mountable to a vehicle frame |
-
1998
- 1998-03-30 JP JP9993098A patent/JP3695128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP3695128B2 (ja) | 2005-09-14 |
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