JPH11277536A - 薄バリ粉砕方法及び再生ゴム成形物 - Google Patents

薄バリ粉砕方法及び再生ゴム成形物

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JPH11277536A
JPH11277536A JP8208298A JP8208298A JPH11277536A JP H11277536 A JPH11277536 A JP H11277536A JP 8208298 A JP8208298 A JP 8208298A JP 8208298 A JP8208298 A JP 8208298A JP H11277536 A JPH11277536 A JP H11277536A
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JP
Japan
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thin
kneader
crushing
molded product
carried out
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Withdrawn
Application number
JP8208298A
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English (en)
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Toshio Inada
稔雄 稲田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム成形物成形の際に形成される薄バリの有
効な再利用のための粉砕方法と、粉砕された薄バリの再
利用方法を提供する。 【解決手段】 薄バリをニーダーを用いて粉砕する薄バ
リ粉砕方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム成形物成形時
に発生する薄バリを廃ゴム粉砕マットなどの再生ゴム製
品の原料とするなどのために粉砕する廃バリ利用技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】使用済みタイヤなどの廃ゴム製品は社会
的とも云える大きな問題となっているため、様々な処分
・利用方法が検討され、提案されてきた。ここで、特開
平6−270151号公報、或いは特開昭60−245
879号公報記載の技術では、廃ゴム製品をクラッシャ
ー粉砕して防音用マットなどに用いる技術が提案されて
いる。
【0003】一方、パッキンなどのゴム製品製造に際し
て一般的に金型を用いるが、この際、ランナーくず及び
薄バリが発生する。これらのうち、ランナーくずは上記
一般的な廃ゴム製品処分と同様に、粉砕して再利用する
ことができる。しかしながら、薄バリは厚さが1mm以
下であって、一般的な粉砕手段であるクラッシャー粉砕
(例えばホーライ製カッター)などによって粉砕するこ
とは困難であり、また、粉砕していない薄バリあるいは
充分に粉砕されていない薄バリを再生ゴム成形物の原料
として用いると、その成形物の成形不良(ゴム成分充填
不良)や物性低下、或いは物性の部分的不均一を引き起
こすため、事実上再利用はできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の問題点を改善する、すなわち、ゴム成形物成形の際
に形成される薄バリの有効な再利用のための粉砕方法
と、粉砕された薄バリの再利用方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の薄バリ粉砕方法
は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、ゴ
ム成形物成形の際に形成される薄バリの粉砕方法に関
し、該薄バリをニーダーを用いて粉砕する構成を有す
る。また、本発明の再生ゴム成形物の製造方法は請求項
3に記載の通り、ゴム成形物成形の際に形成される薄バ
リを粉砕して得た粉砕薄バリを原料として用いる構成を
有する さらに本発明の再生ゴム成形物は、請求項4記載の通
り、ゴム成形物成形の際に形成される薄バリを粉砕して
得た粉砕薄バリを有する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いる薄バリとは、ゴム
成形物の成形の際に金型分割面の隙間などで発生するも
のである。この薄バリの厚さは一般に1mm以下である
が通常は0.5mm以下であることが多い。
【0007】本発明の薄バリ粉砕方法において、粉砕は
ニーダーで行うことが必要である。すなわち、それ以外
の手段、例えばクラッシャー粉砕器などを用いた場合に
は回転刃に絡んだり、或いは目詰まりを起こしてしま
い、事実上粉砕することができない。なお、ニーダーに
よる粉砕は、必要に応じて加圧下で行うことができる。
このとき加圧ニーダーを用いると容易である。
【0008】ニーダーによる粉砕は100℃以上である
と容易に行うことができる。なお、薄バリを構成する成
分の劣化温度未満で行われることが望ましい。最適温度
としては100℃以上150℃以下である。すなわち、
150℃超の温度で破砕を行ってもその効率は飽和する
ため、むしろ加温のためのエネルギーが無駄になること
が多い。
【0009】本発明において、破砕はその後の再利用に
適した大きさになるまで行う。すなわち一般的には0.
5mm〜7mm角の大きさであり、必要な時間は他の条
件にも影響されるが、通常5分間以上20分間以下であ
る。この破砕後の大きさが大きすぎると、破砕薄バリを
原料として用いた再生ゴム成形物の物性、特に柔軟性や
表面の平滑性及び寸法精度に悪影響を及ぼし、一方、不
必要に小さく粉砕すると、粉砕に必要なコストが大きく
なると同時に、可撓性などの物性が低下する。
【0010】このように破砕して得られた破砕薄バリは
例えば次のようにして再生ゴム成形物の原料として用い
ることができる。すなわち、上記破砕薄バリにバインダ
ーを混合し、必要に応じて型枠内に収納し、このバイン
ダーを硬化(架橋)させて所定の形状に成形し、その後
必要に応じて後加工を行って再生ゴム成形物とする。
【0011】ここで、バインダーとしては、硬化型樹脂
(ゴム系樹脂を含む)を用いる。このような物としては
熱硬化型或いは水分硬化型樹脂が挙げられ、これら2種
の範疇に属するウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂を挙
げることができる。熱硬化型樹脂は硬化に要する時間が
短いため、一般的な再生ゴム成形物作製に有利である。
一方、水分硬化型樹脂は床施工、或いは道路施工など加
熱を容易に行うことが困難な大型の再生ゴム成形物を作
製する場合に好適に用いることができる。
【0012】また、ウレタン樹脂は用いる薄バリが天然
ゴム、クロロプレン、スチレン−ブタジエンゴム、エチ
レン−プロピレン−ジエンゴム、或いはエチレン−プロ
ピレンゴムからなるときに好適に用いられ、また、シリ
コーン系樹脂は用いる薄バリがシリコーンゴムからなる
ときに好適に用いられる。本発明の再生ゴム成形物は原
料として破砕薄バリを用いるため、柔軟性に富み、屈曲
時の折れ、ひび割れに対し、強固なものであり、例え
ば、長尺なシートにしたときも丸めて運搬を行うことが
できる等、取扱性にも優れたものである。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。 〔粉砕条件の検討〕車両用プラグブーツ成形時に発生し
た薄バリ(材質:エチレン−プロピレン−ジエンゴム、
厚さ:約0.4mm、大きさ:約400cm2)それぞ
れを2.5kgを、容量が3 lのニーダーに投入し、3
種の温度を100℃、125℃、及び150℃で10分
間粉砕した。このとき、得られた薄バリを解析したとこ
ろ、いずれの温度においても0.5mm〜7mm角に粉
砕されており、再生ゴム成形物の原料として用いるに充
分な大きさであると判断された。
【0014】なお、上記薄バリには若干のランナー部成
形物(材質:エチレン−プロピレン−ジエンゴム、直
径:約3mm、長さ:約300mm)が混入していた
が、このランナーくずは上記粉砕処理により寸断されて
はいるものの、その形状が維持されていた。そのため、
このランナー部成形物は粉砕処理後、ふるい分けにより
容易に系から除去することができた。上記粉砕と同様
に、但し、設定温度を85℃に設定して、粉砕を行った
ところ、10分間の処理時間では充分な大きさに粉砕で
きず、20分間の処理時間でも満足できる大きさに粉砕
できなかった。
【0015】〔再生ゴム成形物(マット)の作製〕上記
破砕薄バリのうち125℃で粉砕を行った粉砕薄バリ
(ランナーくずを除去したもの)を原料として再生ゴム
成形物を作製した。これら破砕薄バリと熱硬化型ウレタ
ン系樹脂(アルプス化学社製AU−4740)とを重量
比で10:1になるよう配合し、攪拌して均一に混合さ
せた後、型枠に流し込み、150℃・5分間の加熱処理
を行って厚さ10mmのマット状再生ゴム成形物(マッ
トA)を得た。
【0016】〔再生ゴム成形物(マット)の評価〕上記
マットの評価を行った。なお、比較のため、破砕薄バリ
の代わりに製品部分をホーライ製クラッシャーを用いて
約0.5mm〜3mmに粉砕して得た破砕くずを用い、
同様に作製したマット(比較例、マットB)とともに評
価を行った。その結果、マットAでの引張強度はマット
Bのほぼ2倍であり、さらに180°曲げ特性について
評価したところ、マットAはマットBに対し、柔軟性に
優れるとともに、折り曲げ部の亀裂発生度合いも少な
く、遥かに高い機械特性を有することが判った。
【0017】〔シリコーンゴム製薄バリを用いた例〕車
両用耐熱コネクタパッキン成形時に発生した薄バリ(材
質:シリコーンゴム、厚さ:約0.5mm、大きさ:約
500cm2を2.5kgを、容量が3 lのニーダーに
投入し、125℃で10分間粉砕しシリコーンゴム製の
破砕薄バリ(約0.5mm〜7mm)を得た。この破砕
薄バリと水分硬化型シリコーン系樹脂(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン社製CY54−016)とを重量比
で10:1になるよう配合し、攪拌して均一に混合させ
た後型枠に流し込み、その後3日間空気中に放置して架
橋・硬化させ、マットC(実施例)を得た。
【0018】比較のため破砕薄バリの代わりに製品部分
をホーライ製クラッシャーを用いて約0.5mm〜3m
mに粉砕して得た破砕くずを用いて同様にマットD(比
較例)を作製した。これらマットC及びマットDを上記
エチレン−プロピレン−ジエンゴム製の薄バリを用いて
作製したマット同様にして評価を行った。その結果、本
発明に係るマットCの引張強度はマットDの約2倍であ
り、180°曲げ特性においても、マットCはマットD
に対し、柔軟性に優れるとともに、折り曲げ部の亀裂発
生度合いも少なく、遥かに高い機械特性を有することが
判った。
【0019】
【発明の効果】本発明の薄バリ粉砕方法によれば、従来
利用が困難であった薄バリを容易に粉砕することがで
き、有効な資源として用いることができる。また、本発
明の再生ゴム成形物は、上記薄バリを有効な資源として
用いるため、省資源なものであり、かつ、破砕ランナく
ずを用いる物に比べ、機械的強度に優れたものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム成形物成形の際に形成される薄バリ
    の粉砕方法に関し、該薄バリをニーダーを用いて粉砕す
    ることを特徴とする薄バリ粉砕方法。
  2. 【請求項2】 上記ニーダーによる粉砕が100℃以上
    でかつ薄バリを構成する成分の劣化温度未満で行われる
    ものであることを特徴とする薄バリ粉砕方法。
  3. 【請求項3】 ゴム成形物成形の際に形成される薄バリ
    を粉砕して得た粉砕薄バリを原料として用いることを特
    徴とする再生ゴム成形物。
  4. 【請求項4】 ゴム成形物成形の際に形成される薄バリ
    を粉砕して得た粉砕薄バリを有することを特徴とする再
    生ゴム成形物。
JP8208298A 1998-03-27 1998-03-27 薄バリ粉砕方法及び再生ゴム成形物 Withdrawn JPH11277536A (ja)

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