JPH11277417A - ウェーハ研磨装置 - Google Patents

ウェーハ研磨装置

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JPH11277417A
JPH11277417A JP10084115A JP8411598A JPH11277417A JP H11277417 A JPH11277417 A JP H11277417A JP 10084115 A JP10084115 A JP 10084115A JP 8411598 A JP8411598 A JP 8411598A JP H11277417 A JPH11277417 A JP H11277417A
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wafer
polishing
carrier
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air
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高男 稲葉
Minoru Numamoto
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    • B24B37/30Work carriers for single side lapping of plane surfaces
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェーハに欠陥を生じさせないリテーナリング
を備えたウェーハ研磨装置を提供する。 【解決手段】本発明は、キャリア24とウェーハ54と
の間に圧力エア層を形成してウェーハ54を研磨する研
磨装置において、キャリア24からのウェーハ54の飛
び出しを防止するリテーナリング30を、ウェーハ54
の押圧力でウェーハ54の周縁形状に沿った形状に弾性
変形するものを適用した。これにより、ウェーハ54
は、研磨中においてリテーナリング30に面接触した状
態で押し付けられるので、リテーナリング30からウェ
ーハ54にかかる圧力が分散し、ウェーハ54に割れ欠
け等の欠陥は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ研磨装置に
係り、特に化学的機械研磨法(CMP:ChemicalMechan
ical Polishing )による半導体ウェーハの研磨装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半導体ウェーハ研磨装置とし
て、キャリアとウェーハとの間に圧力エア層を形成する
研磨装置が提案されており、この研磨装置によれば、キ
ャリアを押圧する押圧手段からの押圧力を前記圧力エア
層を介してウェーハに伝達することにより、ウェーハを
研磨定盤に押し付けて研磨する。
【0003】また、前記ウェーハ研磨装置には、ウェー
ハの周縁を包囲するリテーナリングが設けられ、このリ
テーナリングにウェーハの周縁を当接させることにより
キャリアからのウェーハの飛び出しを防止している。前
記リテーナリングは、ウェーハの飛び出しを防止する観
点から剛性が高く、また、剛性の高い別の部材に取り付
けられて使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ウ
ェーハ研磨装置は、リテーナリング側の剛性が高いた
め、ウェーハはリテーナリングに対して点接触の状態で
押し付けられる。これにより、ウェーハは、前記点接触
部分に圧力が集中するので、その接触部分に割れ欠け等
の欠陥が発生する場合があるという欠点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ウェーハに欠陥を生じさせないリテーナリン
グを備えたウェーハ研磨装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、ウェーハを保持ヘッドに保持し回転する研
磨定盤に押し付けて、ウェーハを研磨する研磨装置にお
いて、前記保持ヘッドは、回転すると共に前記研磨定盤
に対向配置されるヘッド本体と、前記ヘッド本体に上下
方向移動自在に支持されたキャリアと、前記キャリアの
下面に設けられると共に前記ウェーハの裏面に向けてエ
アを吹き出すことにより、キャリアとウェーハとの間に
圧力流体層を形成するエア吹出部材と、前記キャリアを
前記研磨定盤に向けて押圧することにより、前記ウェー
ハを前記圧力流体層を介して前記研磨定盤に押し付ける
押圧手段と、前記キャリアの外側に設けられ、該キャリ
アからのウェーハの飛び出しを防止すると共に、ウェー
ハの横方向からの当接によるウェーハの押圧力でウェー
ハの周縁の形状に沿った形状に弾性変形するリテーナー
リングと、から成ることを特徴としている。
【0007】本発明によれば、研磨中にウェーハの周縁
がリテーナリングに当接すると、リテーナリングは、ウ
ェーハの横方向からの当接によるウェーハからの押圧力
でウェーハの周縁の形状に沿った形状に弾性変形する。
これにより、ウェーハは、リテーナリングに面接触した
状態で押し付けられるので、リテーナリングからウェー
ハにかかる圧力が分散し、ウェーハに割れ欠け等の欠陥
は生じない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウェーハ研磨装置の好ましい実施の形態について詳説
する。図1は、本発明の実施の形態に係るウェーハ研磨
装置の構造図である。同図に示すウェーハ研磨装置10
は、主として研磨定盤12と保持ヘッド14とから構成
される。研磨定盤12は円盤状に形成されており、その
上面には研磨布16が設けられている。また、研磨定盤
12の下部には、スピンドル18が連結され、このスピ
ンドル18はモータ20の図示しない出力軸に連結され
ている。前記研磨定盤12は、モータ20を駆動するこ
とにより矢印A方向に回転し、その回転する研磨定盤1
2の研磨布16上に図示しないノズルからスラリが供給
される。前記保持ヘッド14は、図示しない昇降装置に
より上下移動され、研磨対象のウェーハを保持ヘッド1
4にセットする際に上昇移動される。また、保持ヘッド
14は、ウェーハを研磨する際に下降移動されてウェー
ハを前記研磨布16に押し付ける。
【0009】図2は前記保持ヘッド14の平面図であ
り、図3は図2の3−3線に沿う縦断面図である。図3
に示す保持ヘッド14は、ヘッド本体22、キャリア2
4、ガイドリング26、研磨面調整リング28、リテー
ナーリング30、ゴムシート32、差動トランス34、
及び押付部材36等から構成されている。前記ヘッド本
体22は、円盤状に形成されると共に、その上面には回
転軸38が連結され、この回転軸38に連結された図示
しないモータによって矢印B方向に回転される。また、
ヘッド本体22にはエア供給路40、42、44が形成
されている。前記エア供給路40は、図2上二点鎖線で
示すように保持ヘッド14の外部に延設され、レギュレ
ータ(R:regulator )46Aを介してエアポンプ(A
P:air pump)48に接続される。また、エア供給路4
2、44も同様に保持ヘッド14の外部に延設され、エ
ア供給路42はレギュレータ46Bを介してポンプ40
に、そして、エア供給路44はレギュレータ46Cを介
してポンプ40にそれぞれ接続されている。
【0010】前記キャリア24は、略円柱状に形成され
てヘッド本体22の下部にヘッド本体22と同軸上に配
置されている。また、キャリア24の下面には凹部25
が形成され、この凹部25に通気性を有する多孔質板5
0が収納されている。多孔質板50には、キャリア24
に形成されたエア路52、52が連通されており、これ
らのエア路52、52は、図中二点鎖線で示すように保
持ヘッド14の外部に延設されて、サクションポンプ
(SP:suction pump)76に接続されている。したが
って、前記サクションポンプ76を駆動すると、ウェー
ハ54が多孔質板50に吸引されて多孔質板50に吸着
保持される。なお、前記多孔質板50は、内部に多数の
通気路を有するものであり、例えば、セラミック材料の
焼結体よりなるものが用いられている。
【0011】前記キャリア24には、キャリア24の下
面外周部に噴出口が形成された多数のエア供給路78、
78…(図2では2ヵ所のみ図示)が形成されている。
このエア供給路78、78…は、図中二点鎖線で示すよ
うに保持ヘッド14の外部に延設され、レギュレータ4
6Dを介してエアポンプ48に接続されている。したが
って、エアポンプ48からの圧縮エアは、エア供給路7
8、78…を介して多孔質板50とウェーハ54との間
の空気室56に噴き出される。これにより、空気室56
には圧力エア層が形成され、キャリア24の押圧力がこ
の圧力エア層を介してウェーハ54に伝達される。ウェ
ーハ54は、前記圧力エア層を介して伝達される前記押
圧力によって研磨布16に押し付けられる。なお、エア
供給路78、78…から噴き出されたエアは、研磨面調
整リング28に形成された図示しない排気孔から外部に
排気される。
【0012】一方、ヘッド本体22とキャリア24との
間には、1枚のゴムシート32が配置されている。この
ゴムシート32は、均一な厚さで円盤状に形成される。
また、ゴムシート32は、大小2つの環状の止め金5
8、60によってヘッド本体22の下面に固定されてい
る。これにより、ゴムシート32は、止め金60を境と
して中央部32Aと中間部32Bとに2分され、また、
止め金58を境として中間部32Bと外周部32Cとに
2分されている。即ち、ゴムシート32は、止め金5
8、60によって3分され、その中央部32Aはキャリ
ア24を押圧し、中間部32Bは押付部材36を押圧
し、外周部32Cは研磨面調整リング28を押圧するた
めのエアーバックとして機能する。
【0013】前記エアーバックのうち、ゴムシート32
の中央部32Aで画成されるエアーバック62には、前
記エア供給路40が連通されている。したがって、エア
供給路40からエアーバック62に圧縮エアを供給する
と、ゴムシート32の中央部32Aがエア圧で弾性変形
されてキャリア24の上面を押圧する。これにより、研
磨布16に対するウェーハ54の押し付け力を得ること
ができる。また、エア圧をレギュレータ46Aで調整す
れば、ウェーハ54の押し付け力(研磨圧力)を制御す
ることができる。
【0014】前記ガイドリング26は、円筒状に形成さ
れてヘッド本体22の下部にヘッド本体22と同軸上に
配置される。また、ガイドリング26は、ゴムシート3
2を介してヘッド本体22に固定されている。ガイドリ
ング26とキャリア24との間には、研磨面調整リング
28が配置されている。前記研磨面調整リング28の上
方には、ゴムシート32の外周部32Cと止め金58と
によって画成される環状のエアーバック64が形成され
る。このエアーバック64に、前記エア供給路44が連
通されている。したがって、エア供給路44からエアー
バック64に圧縮エアを供給すると、ゴムシート32の
外周部32Cがエア圧で弾性変形されて研磨面調整リン
グ28の環状上面28Aを押圧し、研磨面調整リング2
8の環状下面28Bが研磨布16に押し付けられる。な
お、研磨面調整リング28の押し付け力は、レギュレー
タ46Cでエア圧を調整することにより制御することが
できる。
【0015】前記キャリア24と研磨面調整リング28
との間には押付部材36が配置されている。この押付部
材36は本体36A、ヘッド36B、支持アーム36
C、36C、及び脚部36D、36Dから構成されてい
る。なお、押付部材36のヘッド36B、支持アーム3
6C、及び脚部36Dは図2上で点線で示すように、そ
れぞれ3本ずつ等間隔で形成されている。
【0016】図3に示す前記押付部材36の本体36A
は、研磨面調整リング28に形成された開口部29内に
配置されている。また、押付部材36の前記ヘッド36
Bは、本体36Aと一体に形成されると共に、キャリア
24と研磨面調整リング28との間に隙間に配置されて
いる。前記ヘッド36Bの上方には、ゴムシート32の
中間部32Bと止め金58、60とによって画成される
環状のエアーバック66が形成される。このエアーバッ
ク66に、前記エア供給路42が連通されている。した
がって、エア供給路42からエアーバック66に圧縮エ
アを供給すると、ゴムシート32の中間部32Bがエア
圧で弾性変形されて押付部材36のヘッド36Bを押圧
する。これにより、押付部材36の脚部36Dの下面3
7が研磨布16に押し付けられる。なお、押付部材36
の押し付け力は、レギュレータ46Bでエア圧を調整す
ることにより制御することができる。また、前記脚部3
6Dは、研磨面調整リング28に形成された貫通孔28
Cに配置されている。更に、押付部材38は、研磨加工
熱による熱膨張を防止するために、熱膨張率が極小さい
アンバーを母材として形成され、そして、研磨布16に
押圧される前記下面37は、研磨布16に研磨されない
ようにダイヤモンドコーティングされている。
【0017】一方、前記押付部材36の支持アーム36
Cの先端部には、ウェーハ54の研磨量を検出する差動
トランス34が設けられている。この差動トランス34
は、コア70、ボビン72、及び接触子74から構成さ
れると共に、前記ボビン72は、押付部材36の支持ア
ーム36Cの先端部に固定され、このボビン72内に前
記コア70が上下移動自在に配置されている。また、前
記コア70の下部に前記接触子74が設けられ、この接
触子74はキャリア24に接触されている。また、前記
ボビン72には、図示しない演算装置が接続されてお
り、この演算装置は、ボビン72に対するコア70の上
下移動量に基づいてウェーハ54の研磨量を演算する。
【0018】ところで、キャリア24の下部外周部に
は、リテーナリング30が上下移動可能に嵌入されてい
る。前記リテーナリング30は、ウェーハ54の研磨中
において研磨布16に接触される。そして、前記ウェー
ハ54は、研磨布16の回転力で横方向に移動してリテ
ーナリング30の内周面に当接され、これによって、キ
ャリア24からのウェーハ54の飛び出しがリテーナリ
ング30によって阻止されている。
【0019】また、前記リテーナリング30は樹脂製な
ので、図4に示すようにウェーハ54の周縁54Aの横
方向からの当接によるウェーハ54からの押圧力Pによ
って、図中二点鎖線で示す元の形状から変形し、ウェー
ハ54の周縁54Aの形状に沿った形状に弾性変形す
る。したがって、前記ウェーハ54は、リテーナリング
30と角度θの範囲で面接触した状態でリテーナリング
30に押し付けられる。なお、前記押圧力Pで弾性変形
するものであれば、樹脂製に限らず金属製のリテーナリ
ングを適用しても良い。
【0020】次に、前記の如く構成されたウェーハ研磨
装置10の作用いついて説明する。まず、保持ヘッド1
4を上昇させた後、サクションポンプ76を駆動して研
磨対象のウェーハ54を多孔質板50に吸着保持させ
る。次に、保持ヘッド14を下降させて、保持ヘッド1
4の研磨面調整リング28の接触面が研磨布16に当接
した位置で下降移動を停止する。そして、サクションポ
ンプ76を停止して前記ウェーハ54の吸着を解除し、
ウェーハ54を研磨布16上に載置する。
【0021】次いで、エアポンプ48を駆動して圧縮エ
アをエア路78を介して空間56に供給し、空気室56
に圧力エア層を形成する。この時、レギュレータ46D
を制御することにより圧縮エアの供給量を調整し、圧力
エア層の圧力を所定の圧力に設定する。次に、ポンプ4
8からの圧縮エアを、エア供給路40を介してエアーバ
ック62に供給し、ゴムシート32の中央部32Aを内
部エア圧により弾性変形させてキャリア24を押圧し、
前記圧力エア層を介してウェーハ54を研磨布16に押
し付ける。そして、レギュレータ46Aでエア圧を調整
して内部エア圧力を所望の圧力に制御し、研磨布16に
対するウェーハ54の押し付け力を一定に保持する。
【0022】そして、これと同時に、ポンプ40からの
圧縮エアをエア供給路44を介してエアーバック64に
供給し、ゴムシート32の外周部32Cを内部エア圧に
より弾性変形させて研磨面調整リング28を押圧し、研
磨面調整リング28とリテーナリング30の下面を研磨
布16に押し付ける。そして、ポンプ40からの圧縮エ
アをエア供給路42を介してエアーバック66に供給
し、ゴムシート32の中間部32Bを内部エア圧により
弾性変形させて押付部材36を押圧し、押付部材36の
下面37を研磨布16に押し付ける。この後、研磨定盤
12及び保持ヘッド14を回転させてウェーハ54の研
磨を開始する。
【0023】ウェーハ54の研磨中において、ウェーハ
54は研磨布16の回転によって横方向に移動して、そ
の周縁がリテーナリング30に押し付けられた状態で研
磨されるが、この時、リテーナリング30は図4に示し
たように、ウェーハ54からの押圧力Pによってウェー
ハ54の周縁54Aの形状に沿った形状に弾性変形す
る。これにより、ウェーハ54は、リテーナリング30
と面接触した状態でリテーナリング30に押し付けられ
ることになり、リテーナリング30からウェーハにかか
る圧力が分散するので、ウェーハに割れ欠け等の欠陥は
生じない。
【0024】一方、研磨中におけるウェーハ54の研磨
量は、差動トランス34の接触子74がキャリア24に
接触していることにより、接触子74の下降量、即ち、
コア70の下降量に基づいて演算装置により算出されて
いる。そして、前記演算装置で算出された研磨量が、予
め設定した研磨加工終点になると、ウェーハ研磨装置1
0を停止して、ウェーハ54の研磨を終了する。これに
より、1枚のウェーハ54の研磨が終了し、2枚目以降
のウェーハ54を研磨する場合には、前述した工程を繰
り返せば良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るウェー
ハ研磨装置によれば、ウェーハの横方向からの当接によ
るウェーハの押圧力によって、リテーナリングがウェー
ハの周縁の形状に沿った形状に弾性変形するので、リテ
ーナリングからウェーハにかかる圧力が分散し、ウェー
ハに割れ欠け等の欠陥は生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウェーハ研磨装置の
全体構造図
【図2】図1のウェーハ研磨装置に適用された保持ヘッ
ドの平面図
【図3】図2上で3−3線に沿う保持ヘッドの縦断面図
【図4】ウェーハの当接によってリテーナリングが弾性
変形した状態を示す説明図
【符号の説明】
10…ウェーハ研磨装置 12…研磨定盤 14…保持ヘッド 16…研磨布 24…キャリア 30…リテーナリング 32…ゴムシート 34…差動トランス 54…ウェーハ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、ウェーハを保持ヘッドに保持し回転する研
磨定盤に押し付けて、ウェーハを研磨する研磨装置にお
いて、前記保持ヘッドは、回転すると共に前記研磨定盤
に対向配置されるヘッド本体と、前記ヘッド本体に上下
方向移動自在に支持されたキャリアと、前記キャリアの
下面に設けられると共に前記ウェーハの裏面に向けてエ
アを吹き出すことにより、キャリアとウェーハとの間に
圧力流体層を形成するエア吹出部材と、前記キャリアを
前記研磨定盤に向けて押圧することにより、前記ウェー
ハを前記圧力流体層を介して前記研磨定盤に押し付ける
押圧手段と、前記キャリアの下部外周部に上下移動可能
に嵌入され、該キャリアからのウェーハの飛び出しを防
止すると共に、ウェーハの横方向からの当接によるウェ
ーハの押圧力でウェーハの周縁の形状に沿った形状に弾
性変形するリングと、から成ることを特徴としている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェーハを保持ヘッドに保持し回転する研
    磨定盤に押し付けて、ウェーハを研磨する研磨装置にお
    いて、 前記保持ヘッドは、 回転すると共に前記研磨定盤に対向配置されるヘッド本
    体と、 前記ヘッド本体に上下方向移動自在に支持されたキャリ
    アと、 前記キャリアの下面に設けられると共に前記ウェーハの
    裏面に向けてエアを吹き出すことにより、キャリアとウ
    ェーハとの間に圧力流体層を形成するエア吹出部材と、 前記キャリアを前記研磨定盤に向けて押圧することによ
    り、前記ウェーハを前記圧力流体層を介して前記研磨定
    盤に押し付ける押圧手段と、 前記キャリアの外側に設けられ、該キャリアからのウェ
    ーハの飛び出しを防止すると共に、ウェーハの横方向か
    らの当接によるウェーハの押圧力でウェーハの周縁の形
    状に沿った形状に弾性変形するリテーナーリングと、 から成ることを特徴とするウェーハ研磨装置。
JP10084115A 1998-03-30 1998-03-30 ウェーハ研磨装置 Expired - Fee Related JP2973403B2 (ja)

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Cited By (2)

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