JPH1148136A - ウェーハ研磨装置 - Google Patents

ウェーハ研磨装置

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JPH1148136A
JPH1148136A JP21660997A JP21660997A JPH1148136A JP H1148136 A JPH1148136 A JP H1148136A JP 21660997 A JP21660997 A JP 21660997A JP 21660997 A JP21660997 A JP 21660997A JP H1148136 A JPH1148136 A JP H1148136A
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JP
Japan
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wafer
polishing
carrier
air
pressing force
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JP21660997A
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English (en)
Inventor
Minoru Numamoto
実 沼本
Kenji Sakai
謙児 酒井
Manabu Sato
学 佐藤
Takao Inaba
高男 稲葉
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウェーハを均一な押し付け力で且つウェーハ全
面を均一に研磨する。 【解決手段】本発明は、ゴムシート30によるエア圧に
よってキャリア24を押圧すると共に、キャリア24と
ウェーハ50との間にエアを供給して圧力エア層を形成
し、ゴムシート30からの押圧力を圧力エア層を介して
ウェーハ50に伝達させてウェーハ50を研磨する。本
発明の圧力エア層は、ウェーハ50を研磨布に押し付け
るための押付手段ではなく、ゴムシート30からの押圧
力をウェーハ50に伝達させるための伝達手段である。
したがって、本発明は、ウェーハを均一な押し付け力で
研磨することができる。また、本発明は、圧力エア層を
介在させることにより、ウェーハ50をキャリア24に
対して完全に非接触状態で保持して研磨するので、ウェ
ーハ全面を均一に研磨することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ研磨装置に
係り、特に化学的機械研磨法(CMP:ChemicalMechan
ical Polishing )によるウェーハ研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平8-339979号公報に開示されたウェ
ーハ研磨装置は、保持ヘッド(キャリア)、研磨パッド
(研磨布)、及びシール部材を備えている。前記保持ヘ
ッドには流体供給路が形成され、この流体供給路から、
保持ヘッドと基板(ウェーハ)と環状のシール部材とで
囲まれた空間部に加圧流体を供給し、この加圧流体の圧
力によって基板を研磨パッドに押し付けて研磨してい
る。
【0003】また、前記特開平8-339979号公報には、保
持ヘッドを研磨パッドに対して所定の押圧力で押圧し、
この押圧力を保持ヘッドからシール部材を介して基板に
伝達することにより基板を研磨することが開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
8-339979号公報のウェーハ研磨装置は、加圧流体の圧力
で基板を研磨パッドに押し付けているので、研磨中に基
板が研磨パッドのうねりにより上下動すると、前記空間
部に隙間が生じて前記加圧流体が洩れてしまう場合があ
る。このような場合、前記ウェーハ研磨装置は、押し付
け力が変動するので、基板を均一な押し付け力で研磨す
ることができないという欠点がある。
【0005】また、前記ウェーハ研磨装置は、基本的に
基板をシール部材に接触させた状態で、即ち、前記空間
部に隙間を生じさせない状態で基板を研磨するものであ
る。このため、基板とシール部材との間に研磨屑等の異
物があると、異物がある部分の基板の研磨面の一部が異
物の転写によって突出し、この突出した部分が多めに研
磨されるので基板全面を均一に研磨することができない
という欠点がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ウェーハを均一な押し付け力で、且つウェー
ハ全面を均一に研磨することができるウェーハ研磨装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
するために、ウェーハを回転する研磨布に押し付けて、
ウェーハの表面を研磨するウェーハ研磨装置において、
前記ウェーハを保持するキャリアと、前記キャリアを前
記研磨布に向けて押圧する押圧手段と、前記キャリアと
前記ウェーハとの間にエアを供給して圧力エア層を形成
し、前記押圧手段からの押圧力を圧力エア層を介してウ
ェーハに伝達させる圧力エア層形成手段と、前記圧力エ
ア層の圧力をPとし、前記押圧手段でウェーハを研磨布
に押し付ける押圧力をWとし、ウェーハ面積をAとした
場合に、P>W/Aとなるようにキャリアとウェーハと
の間に供給するエア量を制御する制御手段と、から成る
ことを特徴としている。
【0008】本発明は、押圧手段によってキャリアを押
圧すると共に、圧力エア層形成手段によってキャリアと
ウェーハとの間にエアを供給して圧力エア層を形成し、
押圧手段からの押圧力を圧力エア層を介してウェーハに
伝達させることにより、ウェーハを研磨布に押し付けて
研磨する。即ち、本発明の圧力エア層は、ウェーハを研
磨布に押し付けるための押付手段ではなく、押圧手段か
らの押圧力をウェーハに伝達するための伝達手段であ
る。したがって、本発明は、キャリアを押圧する押圧手
段の押圧力を一定にすれば、ウェーハを均一な押し付け
力で研磨することができる。よって、本発明は、エアが
洩れると押し付け力が変動する従来のウェーハ研磨装置
と比較して、ウェーハの押し付け力の制御が容易にな
る。
【0009】また、本発明は、キャリアとウェーハとの
間に供給するエア量を制御手段によって制御して、圧力
エア層の圧力Pが、押圧手段でウェーハを研磨布に押し
付ける押圧力Wをウェーハ面積Aで除算した圧力より大
きな圧力となるように設定している。これにより、本発
明は、圧力エア層を安定して形成することができる。更
に、本発明は、圧力エア層を介在させることにより、ウ
ェーハをキャリアに対して完全に非接触状態で保持して
研磨するものなので、シール部材にウェーハを接触させ
て研磨する従来のウェーハ研磨装置よりも、ウェーハ全
面を均一に研磨することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウェーハ研磨装置の好ましい実施の形態について詳説
する。図1は、本発明の実施の形態のウェーハ研磨装置
の全体構成図である。同図に示すように、前記ウェーハ
研磨装置10は、主として研磨定盤12とウェーハ保持
ヘッド14とから構成される。研磨定盤12は円盤状に
形成されており、その上面には研磨布16が設けられて
いる。また、研磨定盤12の下部には、スピンドル18
が連結され、このスピンドル18はモータ20の図示し
ない出力軸に連結されている。前記研磨定盤12は、モ
ータ20を駆動することにより矢印A方向に回転し、そ
の回転する研磨定盤12の研磨布16上に図示しないノ
ズルからスラリが供給される。前記ウェーハ保持ヘッド
14は、図示しない昇降装置により上下移動自在に設け
られ、研磨対象のウェーハをウェーハ保持ヘッド14に
セットする際に上昇移動される。また、ウェーハ保持ヘ
ッド14は、ウェーハを研磨する際には下降移動されて
前記研磨布16に押圧当接される。
【0011】図2は前記ウェーハ保持ヘッド14の縦断
面図である。同図に示すウェーハ保持ヘッド14は、ヘ
ッド本体22、キャリア24、ガイドリング26、研磨
面調整リング28、及びゴムシート30等から構成され
る。前記ヘッド本体22は円盤状に形成され、回転軸3
2に連結された図示しないモータによって矢印B方向に
回転される。また、ヘッド本体22にはエア供給路3
4、36が形成されている。前記エア供給路34は、図
中二点鎖線で示すようにウェーハ保持ヘッド14の外部
に延設され、レギュレータ(R:regulator )38Aを
介してエアポンプ(AP:air pump)40に接続され
る。また、エア供給路36は、レギュレータ38Bを介
してポンプ40に接続される。
【0012】前記キャリア24は、略円柱状に形成され
てヘッド本体22の下部にヘッド本体22と同軸上に配
置されている。また、キャリア24の下面には凹部25
が形成され、この凹部25に通気性を有する多孔質板4
2が収納されている。多孔質板42の上方には空気室2
7が形成され、この空気室27には、キャリア24に形
成されたエア吸引路44が連通されている。エア吸引路
44は、図中二点鎖線で示すようにウェーハ保持ヘッド
14の外部に延設されて、サクションポンプ(SP:su
ction pump) 46に接続されている。したがって、サク
ションポンプ46を駆動すると、ウェーハ50が多孔質
板42に吸引されて、多孔質板42の下面に吸着保持さ
れる。前記多孔質板42は、内部に多数の通気路を有す
るものであり、例えば、セラミック材料の焼結体よりな
るものが用いられている。
【0013】前記キャリア24には、キャリア24の下
面に噴出口が形成された多数のエア供給路48、48…
(図2では2ヵ所のみ図示)が形成されている。このエ
ア供給路48、48…は、図中二点鎖線で示すようにウ
ェーハ保持ヘッド14の外部に延設され、レギュレータ
38Cを介してポンプ40に接続されている。したがっ
て、ポンプ40からの圧縮エアは、エア供給路48、4
8…を介して多孔質板42とウェーハ50との間の空気
室51に噴き出される。これにより、空気室51には圧
力エア層が形成され、キャリア24の押圧力がこの圧力
エア層を介してウェーハ50に伝達される。ウェーハ5
0は、前記圧力エア層を介して伝達される前記押圧力に
よって研磨布16に押し付けられる。なお、エア供給路
48、48…から噴き出されたエアは、研磨面調整リン
グ28に形成された図示しない排気孔から外部に排気さ
れる。
【0014】前記キャリア24には、キャリア24の下
面に噴出口が形成された多数のエア/ウォータ供給路5
2、52…(図2では2ヵ所のみ図示)が形成される。
このエア/ウォータ供給路52、52…は、図中二点鎖
線で示すようにウェーハ保持ヘッド14の外部に延設さ
れ、バルブ54を介して二方向に分岐されている。一方
の分岐路には、レギュレータ38Dを介してエアポンプ
40が接続され、他方の分岐路にはウォータポンプ(W
P:water pump)56が接続されている。したがって、
前記バルブ54でエアポンプ40側の経路を開に、ウォ
ータポンプ56側の経路を閉にすると、エアポンプ40
からの圧縮エアがエア/ウォータ供給路52、52…を
介して前記空気室51に供給される。また、バルブ54
を切り替えてエアポンプ40側の経路を閉に、ウォータ
ポンプ56側の経路を開にすると、ウォータポンプ56
からのウォータがエア/ウォータ供給路52、52…を
介して前記空気室51に供給される。
【0015】一方、キャリア24とヘッド本体22との
間には1枚のゴムシート30が配置されている。このゴ
ムシート30は、均一な厚さで円盤状に形成される。ま
た、ゴムシート30は、環状の止め金58によってヘッ
ド本体22の下面に固定され、ゴムシート30は止め金
58を境として中央部30Aと外周部30Bとに2分さ
れている。ゴムシート30の中央部30Aはキャリア2
4を押圧し、外周部30Bは研磨面調整リング28を押
圧する。
【0016】ヘッド本体22の下方には、ゴムシート3
0の中央部30Aと止め金58とによって密閉される空
間60が形成される。この空間60に、前記エア供給路
36が連通されている。したがって、エア供給路36か
ら空間60に圧縮エアを供給すると、ゴムシート30の
中央部30Aがエア圧で弾性変形されてキャリア24の
上面を押圧する。これにより、研磨布16に対するウェ
ーハ50の押し付け力を得ることができる。また、エア
圧をレギュレータ38Bで調整すれば、ウェーハ50の
押し付け力(研磨圧力)を制御することができる。
【0017】前記ガイドリング26は、円筒状に形成さ
れてヘッド本体22の下部にヘッド本体22と同軸上に
配置される。また、ガイドリング26は、ゴムシート3
0を介してヘッド本体22に固定されている。ガイドリ
ング26とキャリア24との間には、研磨面調整リング
28が配置されている。この研磨面調整リング28の下
部内周部には、ウェーハ50の飛び出しを防止するリテ
ーナリング62が取り付けられている。
【0018】前記ヘッド本体22の下方外周部には、ヘ
ッド本体22とゴムシート30の外周部30B等によっ
て密閉される環状の空間64が形成される。この空間6
4に、前記エア供給路34が連通されている。したがっ
て、エア供給路34から空間64に圧縮エアを供給する
と、ゴムシート30の外周部30Bがエア圧で弾性変形
されて研磨面調整リング28の環状上面を押圧する。こ
れにより、研磨面調整リング28の環状下面が研磨布1
6に押し付けられる。なお、研磨面調整リング28の押
し付け力は、レギュレータ38Aでエア圧を調整するこ
とにより制御することができる。
【0019】図2において、前記ウェーハ保持ヘッド1
4には、ウェーハ50の研磨量を検出する検出装置が設
けられている。この検出装置は、コア66とボビン68
とから成るセンサ70と非接触式センサ72、72、7
2とから構成され、また、これらのセンサ70、72、
72、72で検出された検出値を演算処理するCPU
(図3に示す)74がウェーハ保持ヘッド14の外部に
備えられている。
【0020】前記センサ70のボビン68は、研磨面調
整リング28の内側面からウェーハ保持ヘッド14の回
転軸方向に延設されたアーム76の先端部に取り付けら
れる。また、センサ70のコア66は、キャリア24の
上面で且つコア66の中心軸がウェーハ保持ヘッド14
の回転軸と同軸になる位置に設けられている。このセン
サ70は、研磨面調整リング28の下面に対する、即ち
ウェーハ50の研磨面に対するキャリア24の上下方向
の変動量を検出することができる。なお、前記キャリア
24には、前記アーム76を挿入するための溝78が形
成されている。
【0021】前記センサ70によって、ウェーハ50の
研磨量は概ね検出できるが、本実施の形態では、前記セ
ンサ70で検出された検出値を、前記センサ72、7
2、72で検出された検出値で補正することによりウェ
ーハ50の研磨量を正確に得るようにしている。前記セ
ンサ72は、容量センサ等の非接触センサであり、その
検出面72Aが多孔質板42の下面と面一に配置され、
ウェーハ50の上面との距離を検出することにより、圧
力エア層(空気室51)の層厚の変動量を検出してい
る。
【0022】そして、図3のウェーハ研磨装置を統括制
御するCPU74は、センサ70で検出されたキャリア
24の変動量から、センサ72、72、72で検出され
た圧力エア層の層厚の変動量を加算することによりウェ
ーハ50の研磨量を算出する。即ち、CPU74は、予
めRAM76に記憶されている基準値に対する変動量か
らウェーハ50の研磨量を算出する。例えば、センサ7
0で検出された変動量がT1で、センサ72、72、7
2で検出された変動量の平均値がT2であると、その時
のウェーハ50の研磨量をT1+T2で算出する。ま
た、センサ70からの変動量がT1で、センサ72、7
2、72からの変動量の平均値が0であると、その時の
ウェーハ50の研磨量をT1−0で算出する。更に、セ
ンサ70からの変動量がT1で、センサ72、72、7
2からの変動量の平均値が−T2であると、その時のウ
ェーハ50の研磨量をT1−T2で算出する。このよう
に、本実施の形態では、センサ70、72を設けて2つ
の変動量から研磨量を演算するようにしたので、ウェー
ハ50の研磨量を正確に測定することができる。また、
加工ウェーハの厚さは予め分かっている厚さなので、ウ
ェーハ研磨面と研磨布16に対する研磨面調整リング2
8の接触位置との関係も検出できる。よって、研磨面調
整リング28の押圧調整も正確にできる。
【0023】次に、前記の如く構成されたウェーハ研磨
装置10の作用について説明する。まず、ウェーハ保持
ヘッド14を上昇させた後、サクションポンプ46を駆
動して研磨対象のウェーハ50を多孔質板42に吸着保
持させる。次に、ウェーハ保持ヘッド14を下降させ
て、ウェーハ保持ヘッド14の研磨面調整リング28の
接触面が研磨布16に当接した位置で下降移動を停止す
る。そして、サクションポンプ46を停止して前記ウェ
ーハ50の吸着を解除し、ウェーハ50を研磨布16上
に載置する。
【0024】次いで、ポンプ40を駆動して圧縮エアを
エア供給路48を介して空気室51に供給し、圧力エア
層を空気室51に形成する。この時、CPU74でレギ
ュレータ38Dを制御することにより圧縮エアの供給量
を調整し、圧力エア層の圧力Pを、ゴムシート30でウ
ェーハ50を研磨布16に押し付ける押圧力Wをウェー
ハ面積Aで除算した圧力より大きな圧力に設定する。こ
れにより、圧力エア層はキャリア24に押し潰されるこ
となく、安定して形成される。
【0025】次に、ポンプ40からの圧縮エアを、エア
供給路36を介して空間60に供給し、ゴムシート30
の中央部30Aを内部エア圧により弾性変形させてキャ
リア24を押圧し、前記圧力エア層を介してウェーハ5
0を研磨布16に押し付ける。そして、レギュレータ3
8Bでエア圧を調整して内部エア圧力を所望の圧力に制
御し、研磨布16に対するウェーハ50の押し付け力を
一定に保持する。この押し付け力は、図3に示した外部
入力装置80で設定する。
【0026】次に、ポンプ40からの圧縮エアをエア供
給路34を介して空間64に供給し、ゴムシート30の
外周部30Bを内部エア圧により弾性変形させて研磨面
調整リング28を押圧し、研磨面調整リング28とリテ
ーナリング62との下面を研磨布16に押し付ける。こ
の後、研磨定盤12及びウェーハ保持ヘッド14を回転
させてウェーハ50の研磨を開始する。
【0027】そして、センサ70、72、72、72、
及びCPU74によって研磨中におけるウェーハ50の
研磨量を算出し、この算出されたウェーハ50の研磨量
が、予め設定された研磨目標値に達した時に研磨終了信
号を出力して、ウェーハ研磨装置10を停止する。これ
により、1枚のウェーハ50の研磨が終了する。そし
て、2枚目以降のウェーハ50を研磨する場合には、前
述した工程を繰り返せば良い。
【0028】このように、本実施の形態の圧力エア層
は、ウェーハを研磨布に押し付けるための押付手段では
なく、ゴムシート30からの押圧力をウェーハに伝達す
るための伝達手段として利用されている。したがって、
本実施の形態は、ゴムシート30によるキャリア24の
押圧力を一定にすれば、ウェーハ50を均一な押し付け
力で研磨することができる。よって、本実施の形態は、
エアが洩れると押し付け力が変動する従来のウェーハ研
磨装置と比較して、ウェーハの押し付け力の制御が容易
になる。
【0029】また、本実施の形態は、圧力エア層を介在
させることにより、ウェーハ50をキャリア24に対し
て完全に非接触状態で保持して研磨するので、ウェーハ
をシール部材に接触させて研磨する従来のウェーハ研磨
装置よりも、ウェーハ全面を均一に研磨することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るウェー
ハ研磨装置によれば、押圧手段からの押圧力を圧力エア
層を介してウェーハに伝達させてウェーハを研磨するよ
うにしたので、ウェーハを均一な押し付け力で研磨する
ことができる。また、本発明は、ウェーハをキャリアに
対して完全に非接触状態で保持して研磨するようにした
ので、ウェーハ全面を均一に研磨することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウェーハ研磨装置の
全体構造図
【図2】図1のウェーハ研磨装置に適用されたウェーハ
保持ヘッドの縦断面図
【図3】図1のウェーハ研磨装置の制御系を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
10…ウェーハ研磨装置 12…研磨定盤 14…ウェーハ保持ヘッド 16…研磨布 28…研磨面調整リング 50…ウェーハ 51…空気室 62…リテーナリング 70、72…センサ 74…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 高男 東京都三鷹市下連雀9丁目7番1号 株式 会社東京精密内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェーハを回転する研磨布に押し付けて、
    ウェーハの表面を研磨するウェーハ研磨装置において、 前記ウェーハを保持するキャリアと、 前記キャリアを前記研磨布に向けて押圧する押圧手段
    と、 前記キャリアと前記ウェーハとの間にエアを供給して圧
    力エア層を形成し、前記押圧手段からの押圧力を圧力エ
    ア層を介してウェーハに伝達させる圧力エア層形成手段
    と、 前記圧力エア層の圧力をPとし、前記押圧手段でウェー
    ハを研磨布に押し付ける押圧力をWとし、ウェーハ面積
    をAとした場合に、P>W/Aとなるようにキャリアと
    ウェーハとの間に供給するエア量を制御する制御手段
    と、 から成ることを特徴とするウェーハ研磨装置。
JP21660997A 1997-08-11 1997-08-11 ウェーハ研磨装置 Pending JPH1148136A (ja)

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