JP3254675B2 - 半導体ウェーハの研磨方法及びその装置 - Google Patents

半導体ウェーハの研磨方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウェーハの研
磨方法及びその装置に係り、特に化学的機械研磨法(C
MP:Chemical Mechanical Polishing )による半導体
ウェーハの研磨方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体ウェーハの研磨装
置は、研磨布と保持ヘッドとを備えている。この研磨装
置で半導体ウェーハを研磨する場合には、まず、リング
状の押圧部材上に半導体ウェーハの研磨面の外周部を保
持させた後、この押圧部材を駆動して半導体ウェーハの
非研磨面を保持ヘッドの吸着部に押し当て、この吸着部
に半導体ウェーハを吸着保持させる。そして、保持ヘッ
ドを研磨布に近づけて、保持ヘッドに吸着保持されてい
る半導体ウェーハの研磨面を、回転している研磨布に押
し付けると共に研磨布にスラリーを供給して研磨する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
半導体ウェーハの研磨装置では、半導体ウェーハの研磨
面を押圧部材上に保持させているので、その研磨面であ
るパターン面が押圧部材によって傷ついてしまう場合が
あるという欠点がある。このような不具合は、押圧部材
に対する半導体ウェーハの保持面積をパターン面に影響
しない程度に小さくすれば良いが、最近では半導体ウェ
ーハの研磨面の略全域をパターン面として利用する(例
えば、半導体ウェーハのエッジから3mmまでは利用せ
ず、それ以外の面をパターン面として利用する)傾向に
あるため、従来装置では対応することができない。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、半導体ウェーハの研磨面を傷つけることなく
保持ヘッドに保持させて研磨することができる半導体ウ
ェーハの研磨方法及びその装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明は、前記目的を達成
する為に、研磨前の半導体ウェーハをフローティング手
段のエア圧力によって浮かせた状態で支持し、前記フロ
ーティング手段のエア圧力によって浮いた状態で支持さ
れた前記半導体ウェーハの非研磨面を保持ヘッドで吸着
保持した後、該保持ヘッドで半導体ウェーハの研磨面を
研磨布に押し付けて研磨し、半導体ウェーハの研磨後
に、前記保持ヘッドの吸着保持を解除して、研磨後の半
導体ウェーハを受取装置のトレイに溜められた水に落と
して受渡装置に受け渡すことを特徴とする。
【0006】また、本発明は、前記目的を達成する為
に、半導体ウェーハを研磨する研磨布と、研磨前の半導
体ウェーハをエア圧力によって浮かせた状態で支持する
フローティング手段と、研磨後の半導体ウェーハを受け
取る水がトレイに溜められた受取装置と、前記フローテ
ィング手段のエア圧力によって浮いた状態で支持された
研磨前の半導体ウェーハの非研磨面を吸着保持すると共
に、吸着保持した半導体ウェーハの研磨面を前記研磨布
に押し付けて研磨し、半導体ウェーハの研磨後に、吸着
保持を解除して、研磨後の半導体ウェーハを前記受取装
のトレイに溜められた水に落として受渡装置に受け渡
す保持ヘッドと、を備えたことを特徴とする。
【0007】本発明によれば、まず、フローティング手
段のエア圧力によって半導体ウェーハを浮いた状態で支
持する。次に、フローティング手段によって浮いた状態
で支持された半導体ウェーハの非研磨面を保持ヘッドで
吸着保持する。次いで、保持ヘッドで半導体ウェーハの
研磨面を研磨布に押し付けて研磨する。したがって、本
発明は、半導体ウェーハの研磨面を傷つけることなく保
持ヘッドに保持させて研磨することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る半導体ウェーハの研磨方法及びその装置の好ましい実
施の形態について詳説する。図1は、本発明の実施の形
態の半導体ウェーハの研磨装置を示す全体構造図であ
る。同図に示すように、前記ウェーハ研磨装置10は研
磨定盤12、保持ヘッド14、フローティング装置7
0、及び受取装置90を主な構成としている。
【0009】研磨定盤12は円盤状に形成されており、
その上面には研磨布16が設けられている。また、研磨
定盤12の下部には、スピンドル18が連結され、この
スピンドル18はモータ20の図示しない出力軸に連結
されている。前記研磨定盤12は、モータ20を駆動す
ることにより矢印A方向に回転され、その回転する研磨
布16上に図示しないノズルからスラリが供給される。
【0010】前記保持ヘッド14は、図示しない昇降装
置により上下移動自在に設けられ、研磨対象の半導体ウ
ェーハを保持ヘッド14で吸着保持する際に上昇移動さ
れる。また、保持ヘッド14は、半導体ウェーハを研磨
する際に下降移動されて半導体ウェーハを研磨布16に
押し付ける。図2は保持ヘッド14の縦断面図である。
同図に示す保持ヘッド14は、ヘッド本体22、キャリ
ア24、ガイドリング26、研磨面調整リング28、及
びゴムシート30等から構成される。前記ヘッド本体2
2は円盤状に形成され、回転軸32に連結された図示し
ないモータによって図中矢印B方向に回転される。ま
た、ヘッド本体22にはエア供給路34、36が形成さ
れている。前記エア供給路34は、図中二点鎖線で示す
ように保持ヘッド14の外部に延設され、レギュレータ
(R:regulator )38Aを介してエアポンプ(AP:
air pump)40に接続される。また、エア供給路36
は、レギュレータ38Bを介してポンプ40に接続され
ている。
【0011】前記キャリア24は、略円柱状に形成され
てヘッド本体22の下部にヘッド本体22と同軸上に配
置されている。また、キャリア24の下面には凹部25
が形成されており、この凹部25に通気性を有する多孔
質板42が収納されている。また、多孔質板42の上方
には空気室27が形成され、空気室27には、キャリア
24に形成されたエア吸引路44が連通されている。エ
ア吸引路44は、図中二点鎖線で示すように保持ヘッド
14の外部に延設されている。そして、サクションポン
プ(SP:suction pump) 46に接続されている。した
がって、サクションポンプ46を駆動すると、ウェーハ
50が多孔質板42に吸引されて、多孔質板42の下面
に吸着保持される。前記多孔質板42は、内部に多数の
通気路を有するものであり、例えば、セラミック材料の
焼結体よりなるものが用いられている。
【0012】前記キャリア24には、キャリア24の下
面に噴出口が形成された多数のエア供給路48、48…
(図2では2ヵ所のみ図示)が形成されている。これら
のエア供給路48、48…は、図中二点鎖線で示すよう
に保持ヘッド14の外部に延設され、レギュレータ38
Cを介してポンプ40に接続されている。したがって、
ポンプ40からの圧縮エアは、エア供給路48、48…
を介して多孔質板42とウェーハ50との間の空気室5
1に噴き出される。これにより、空気室51には圧力エ
ア層が形成され、キャリア24の押圧力がこの圧力エア
層を介してウェーハ50に伝達される。ウェーハ50
は、前記圧力エア層を介して伝達される前記押圧力によ
って研磨布16に押し付けられる。なお、エア供給路4
8、48…から噴き出されたエアは、研磨面調整リング
28に形成された図示しない排気孔から外部に排気され
る。
【0013】前記キャリア24には、キャリア24の下
面に噴出口が形成された多数のエア/ウォータ供給路5
2、52…(図2では2ヵ所のみ図示)が形成される。
これらのエア/ウォータ供給路52、52…は、図中二
点鎖線で示すように保持ヘッド14の外部に延設され、
バルブ54を介して二方向に分岐されている。一方の分
岐路には、レギュレータ38Dを介してエアポンプ40
が接続され、他方の分岐路にはウォータポンプ(WP:
water pump)56が接続されている。したがって、前記
バルブ54でエアポンプ40側の経路を開に、ウォータ
ポンプ56側の経路を閉にすると、エアポンプ40から
の圧縮エアがエア/ウォータ供給路52、52…を介し
て前記空気室51に供給される。また、バルブ54を切
り替えてエアポンプ40側の経路を閉に、ウォータポン
プ56側の経路を開にすると、ウォータポンプ56から
のウォータがエア/ウォータ供給路52、52…を介し
て前記空気室51に供給される。
【0014】一方、キャリア24とヘッド本体22との
間には1枚のゴムシート30が配置されている。このゴ
ムシート30は、均一な厚さで円盤状に形成される。ま
た、ゴムシート30は、環状の止め金58によってヘッ
ド本体22の下面に固定され、止め金58を境として中
央部30Aと外周部30Bとに2分されている。ゴムシ
ート30の中央部30Aはキャリア24を押圧し、外周
部30Bは研磨面調整リング28を押圧する。
【0015】ヘッド本体22の下方には、ゴムシート3
0の中央部30Aと止め金58とによって密閉される空
間60が形成される。この空間60に、前記エア供給路
36が連通されている。したがって、エア供給路36か
ら空間60に圧縮エアを供給すると、ゴムシート30の
中央部30Aがエア圧で弾性変形されてキャリア24の
上面を押圧する。これにより、研磨布16に対するウェ
ーハ50の押し付け力を得ることができる。また、エア
圧をレギュレータ38Bで調整すれば、ウェーハ50の
押し付け力を制御することができる。
【0016】前記ガイドリング26は、円筒状に形成さ
れてヘッド本体22の下部にヘッド本体22と同軸上に
配置される。また、ガイドリング26は、ゴムシート3
0を介してヘッド本体22に固定されている。ガイドリ
ング26とキャリア24との間には、円筒状の研磨面調
整リング28が配置されている。この研磨面調整リング
28の下部内周部には、ウェーハ50の飛び出しを防止
するリテーナリング62が取り付けられている。また、
研磨面調整リング28の下部外周部には、研磨面調整リ
ング28の脱落を防止するストッパ溝28Aが形成され
ている。このストッパ溝28Aが、ガイドリング26の
下部内周部に形成された突起26Aに係合することによ
り、研磨面調整リング28の脱落が防止される。
【0017】前記ヘッド本体22の下方外周部には、ヘ
ッド本体22とゴムシート30の外周部30Bによって
密閉される環状の空間64が形成される。この空間64
に、前記エア供給路34が連通されている。したがっ
て、エア供給路34から空間64に圧縮エアを供給する
と、ゴムシート30の外周部30Bがエア圧で弾性変形
されて研磨面調整リング28の環状上面を押圧する。こ
れにより、研磨面調整リング28の環状下面が研磨布1
6に押し付けられる。なお、研磨面調整リング28の押
し付け力は、レギュレータ38Aでエア圧を調整するこ
とにより制御することができる。
【0018】図1において、フローティング装置70は
研磨定盤12に近接して配置され、トレイ72、アーム
74、駆動軸76、及びモータ78を主な構成としてい
る。トレイ72は、半導体ウェーハ50を収容可能な大
きさに形成されると共に、図3に示すようにその底面に
多数のエア噴出口80、80…が形成されている。これ
らのエア噴出口80、80…は、トレイ72及びアーム
74に形成されたエア供給路82に連通されており、エ
ア供給路82は、フローティング装置70の外部に延設
されて、図示しないレギュレータを介してエアポンプに
接続されている。したがって、エアポンプからの圧縮エ
アは、エア供給路82を介してエア噴出口80、80…
から噴き出される。これにより、トレイ72に収容され
た半導体ウェーハ50は、エア噴出口80、80…から
噴き出されるエア圧によって浮いた状態で支持される。
【0019】前記トレイ72はアーム74を介して駆動
軸76に連結され、駆動軸76はモータ78の図示しな
い出力軸に接続されている。したがって、モータ78を
駆動すると、トレイ72はアーム74を半径とする円弧
に沿って移動することができる。なお、前記トレイ72
は、研磨前の半導体ウェーハ50が受け渡される位置
(図中実線で示す位置)と、保持ヘッド14に前記半導
体ウェーハ50を受け渡す位置との範囲内で前記モータ
78により往復移動される。
【0020】フローティング装置70の近傍には、受取
装置90が配置されている。この受取装置90はトレイ
92、アーム94、駆動軸96、及びモータ98を主な
構成としている。トレイ92は、研磨後の半導体ウェー
ハ50を収容可能な大きさに形成され、そのトレイ92
内には、半導体ウェーハ50が乾燥しないように水10
0が溜められている。
【0021】前記トレイ92はアーム94を介して駆動
軸96に連結され、駆動軸96はモータ98の図示しな
い出力軸に接続されている。したがって、モータ98を
駆動すると、トレイ92はアーム94を半径とする円弧
に沿って移動することができる。なお、前記トレイ92
は、研磨後の半導体ウェーハ50を受け取る位置(保持
ヘッド14の下方位置)と、次工程に半導体ウェーハ5
0を受け渡す位置(図中実線で示す位置)との範囲内で
前記モータ98により往復移動される。
【0022】次に、前記の如く構成されたウェーハ研磨
装置10の作用について説明する。まず、図1中実線で
示す位置に待機しているフローティング装置70のトレ
イ72内に、研磨前の半導体ウェーハ50を研磨面を下
向きにして載置する。なお、この時、トレイ72のエア
噴出口80、80…からエアを予め噴出させておく。こ
れにより、半導体ウェーハ50は、研磨面がトレイ72
の底面に当たることなく浮いた状態で即座に支持される
ので、研磨面がトレイ72の底面で傷つくことはない。
【0023】次に、フローティング装置70のモータ7
8を駆動して、前記トレイ72を保持ヘッド14に向け
て移動すると共に、保持ヘッド14を図示しない昇降装
置で上昇移動させて研磨布16から離れた位置に位置さ
せる。次いで、図4に示すように前記トレイ72が保持
ヘッド14の下方に位置すると、ゴムシート30の中央
部30Aにエアを供給して、中央部30Aをエアで膨張
させる。これにより、キャリア24がゴムシート30の
中央部30Aに押されて、キャリア24の下部が研磨面
調整リング28の下部から突出していく。この時、キャ
リア24は、トレイ72の内壁面73に下部外周面25
がガイドされながら下降移動する。そして、キャリア2
4が半導体ウェーハ50から微小量離れた位置に位置し
たところでエアの供給を停止し、キャリア24を図4に
示した位置に位置させる。即ち、図4に示したキャリア
24の位置が、半導体ウェーハ50を吸着保持する直前
の位置である。
【0024】次に、保持ヘッド14側のサクションポン
プ46(図2参照)を駆動して半導体ウェーハ50の非
研磨面を多孔質板42に吸着保持させる。これにより、
半導体ウェーハ50がトレイ72から保持ヘッド14に
保持される。なお、サクションポンプ46を駆動する前
に、エア供給路48、48…の噴出口からエアを弱く噴
出させて、外部のごみが多孔質板42と半導体ウェーハ
50との間に侵入しないようにしておく。
【0025】保持ヘッド14に半導体ウェーハ50が保
持されると、フローティング装置70のモータ78を逆
方向に駆動して、空になったトレイ72を図1中実線で
示す元の位置に位置させる。一方、保持ヘッド14で
は、ゴムシート30の膨張している中央部30A内のエ
アを抜くと共に、残りのエアを図示しないサクションポ
ンプで吸引してキャリア24を上昇移動させ、キャリア
24に吸着保持されている半導体ウェーハ50を研磨面
調整リング28の下面から上方に退避させる。なお、ゴ
ムシート30の中央部30Aの一部がキャリア24に接
着されているため、中央部30A内のエアを吸引する
と、キャリア24を上昇移動させることができる。
【0026】次に、図5に示すように保持ヘッド14を
下降移動させて、研磨面調整リング28の下面が研磨布
16に当接した位置で下降移動を停止する。そして、サ
クションポンプ46を停止して半導体ウェーハ50の吸
着を解除し、ウェーハ50を研磨布16上に載置する。
次いで、ポンプ40を駆動して圧縮エアをエア供給路4
8を介して空気室51に供給し、圧力流体層を空気室5
1に形成する。
【0027】そして、ポンプ40からの圧縮エアを、エ
ア供給路36を介して空間60に供給し、ゴムシート3
0の中央部30Aを膨張させてキャリア24を押圧し、
前記圧力エア層を介してウェーハ50を研磨布16に押
し付ける。そして、レギュレータ38Bでエア圧を調整
して、研磨布16に対するウェーハ50の押し付け力を
一定に保持する。
【0028】次に、ポンプ40からの圧縮エアをエア供
給路34を介して空間64に供給し、ゴムシート30の
外周部30Bを膨張させて研磨面調整リング28を押圧
し、研磨面調整リング28とリテーナリング62との下
面を研磨布16に押し付ける。そして、レギュレータ3
8Aでエア圧を調整して、研磨布16に対する研磨面調
整リング28の押し付け力を一定に保持する。この後、
研磨定盤12及び保持ヘッド14を回転させて半導体ウ
ェーハ50の研磨を開始する。
【0029】半導体ウェーハ50の研磨が終了すると、
サクションポンプ46を駆動して半導体ウェーハ50の
非研磨面を多孔質板42に吸着保持させる。なお、サク
ションポンプ46を駆動する前に、エア供給路48、4
8…の噴出口からエアを弱く噴出させて、吸着時にスラ
リーを吸い込まないようにしておく。半導体ウェーハ5
0が多孔質板42に吸着保持されると、保持ヘッド14
を上昇移動させて研磨布16から離れた位置に位置させ
る。これと同時に、図1中実線で示す位置に待機してい
る受取装置90のトレイ92を保持ヘッド14に向けて
移動する。
【0030】次いで、図6に示すように前記トレイ92
が保持ヘッド14の下方位置に位置すると、サクション
ポンプ46を停止して、半導体ウェーハ50の吸着を解
除し、半導体ウェーハ50をトレイ92の水100に落
とす。この後、次工程の受け渡し位置にトレイ92を移
動させて、半導体ウェーハ50を次工程に受け渡す。以
上が1枚の半導体ウェーハ50の研磨加工工程である。
2枚目以降の半導体ウェーハ50を研磨する場合には、
前述した工程を繰り返せば良い。
【0031】このように、本実施の形態では、半導体ウ
ェーハ50をフローティング装置70によって浮いた状
態で支持し、この状態で保持ヘッド14に吸着保持させ
たので、半導体ウェーハ50の研磨面を傷つけることな
く保持ヘッド14に保持させて研磨することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る半導体
ウェーハの研磨方法及びその装置によれば、半導体ウェ
ーハをフローティング手段のエア圧によって浮いた状態
で支持し、この状態で保持ヘッドに吸着保持させたの
で、半導体ウェーハの研磨面を傷つけることなく保持ヘ
ッドに保持させて研磨することができる。また、研磨後
の半導体ウェーハを受取装置の水に落として受け渡した
ので、研磨後の半導体ウェーハの乾燥を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る半導体ウェーハの研
磨装置の全体構造図
【図2】図1に示した研磨装置の保持ヘッドの縦断面図
【図3】図1に示したフローティング装置のトレイの縦
断面図
【図4】フローティング装置に支持された半導体ウェー
ハを保持ヘッドに受け渡している状態を示す縦断面図
【図5】半導体ウェーハが保持ヘッドに吸着保持された
状態を示す縦断面図
【図6】研磨後の半導体ウェーハを受取装置に受け渡し
ている状態を示す縦断面図
【符号の説明】
10…半導体ウェーハの研磨装置 12…研磨定盤 14…保持ヘッド 16…研磨布 24…キャリア 28…研磨面調整リング 30…ゴムシート 50…半導体ウェーハ 70…フローティング装置 90…受取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 37/04 H01L 21/304 622 H01L 21/68 B25J 15/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨前の半導体ウェーハをフローティング
    手段のエア圧力によって浮かせた状態で支持し、 前記フローティング手段のエア圧力によって浮いた状態
    で支持された前記半導体ウェーハの非研磨面を保持ヘッ
    ドで吸着保持した後、該保持ヘッドで半導体ウェーハの
    研磨面を研磨布に押し付けて研磨し、 半導体ウェーハの研磨後に、前記保持ヘッドの吸着保持
    を解除して、研磨後の半導体ウェーハを受取装置のトレ
    に溜められた水に落として受渡装置に受け渡すことを
    特徴とする半導体ウェーハの研磨方法。
  2. 【請求項2】半導体ウェーハを研磨する研磨布と、 研磨前の半導体ウェーハをエア圧力によって浮かせた状
    態で支持するフローティング手段と、 研磨後の半導体ウェーハを受け取る水がトレイに溜めら
    れた受取装置と、 前記フローティング手段のエア圧力によって浮いた状態
    で支持された研磨前の半導体ウェーハの非研磨面を吸着
    保持すると共に、吸着保持した半導体ウェーハの研磨面
    を前記研磨布に押し付けて研磨し、半導体ウェーハの研
    磨後に、吸着保持を解除して、研磨後の半導体ウェーハ
    を前記受取装置のトレイに溜められた水に落として受渡
    装置に受け渡す保持ヘッドと、 を備えたことを特徴とする半導体ウェーハの研磨装置。
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