JPH11277283A - 光シャッタ装置 - Google Patents

光シャッタ装置

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JPH11277283A
JPH11277283A JP10084514A JP8451498A JPH11277283A JP H11277283 A JPH11277283 A JP H11277283A JP 10084514 A JP10084514 A JP 10084514A JP 8451498 A JP8451498 A JP 8451498A JP H11277283 A JPH11277283 A JP H11277283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
laser
disks
fins
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP10084514A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kono
修 河野
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デューティ比とパルス・パターンを自在に選
択できるようにする。 【解決手段】 同じ形状の2枚のシャッタ・ディスク1
0,12を、所望の角度だけずらして同軸に重ねてモー
タ14の回転軸16に結合する。レーザ18は連続レー
ザ発振しており、その出力レーザ光は、シャッタ・ディ
スク10,12に向かって、その中心軸(回転軸16)
から半径方向に少し外れた位置に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光をパルス
化する光シャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光は細いビームで被加工物に照射
することにより、高精度で所望のパターンを加工でき
る。例えば、用紙加工では、カット、ハーフ・カット及
びミシン目を任意のパターンで高速に形成できるという
利点がある。パルス光による加工は、ミシン目の作成だ
けでなく、パワーの調節にも役立つ。
【0003】レーザ加工に使用されるレーザ発振器は、
通常、高出の可能な炭酸ガス・レーザからなり、それを
パルス発振させるか、又は、CW発振させて外部変調器
によりパルス化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】例えば、非常に高速に
搬送される用紙にミシン目を形成するには、レーザ発振
器は、パルス発振周波数が用紙搬送速度に応じて高く、
しかも、高出力なものを使用しなければならない。しか
し、高出力なレーザ発振器ほど、光学応答性が悪いの
で、パルス周波数を上げるこができない。
【0005】CW光をパルス化する従来の外部変調器
は、100W程度にまでしか対応していないだけでな
く、非常に高価である。
【0006】そこで、本発明は、高いパルス周波数と高
出力の両方に対応し、CWレーザ光をパルス化する光シ
ャッタ装置を提示することを目的とする。
【0007】本発明はまた、光パルスのデューティ比を
幅広く変更できるを光シャッタ装置を提示することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、角度方向に
レーザ光遮蔽部と光透過部を交互に具備する複数のシャ
ッタ部材を、所望の重なり角度で重ねた状態で回転駆動
部材により一体に回転する。
【0009】光遮蔽部と光透過部の比率がデューティ比
になるが、複数のシャッタ部材を重ね、その重なり角度
を調整することで、光遮蔽部と光透過部の実質的な比を
変更調節できる。即ち、本発明によれば、より幅広いデ
ューティ比とパルス・パターンに容易に対応できるよう
になる。
【0010】複数のシャッタ部材が同じ形状であって
も、充分に初期の目的を達成できるので、部品コストを
低減できる。
【0011】シャッタ部材として、レーザ光を透過する
ベース部材にレーザ光を遮蔽する遮蔽材を付着したもの
を使用することで、光遮蔽部と光透過部の分布状況を半
径方向で自在に設定できるようになり、複数枚を重ねる
ことで、更に複雑なパルスパターンを容易に実現できる
ようになる。
【0012】シャッタ部材は回転しているので、いわば
空冷されている状態にあり、高出力のレーザ光を光パル
ス化することができる。ベース部材の回転数を上げ、遮
蔽材の角度方向の分布を密にすることで、高いパルス周
波数も容易に実現できる。
【0013】これらにより、高出力の光パルスを使用す
るレーザ加工装置を安価に実現できるようになる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0015】図1は、本発明の一実施例の斜視図を示
す。本実施例は、複数(本実施例では、2枚)のシャッ
タ・ディスク10,12を同軸に重ねてモータ14の回
転軸16に結合してある。2枚のシャッタ・ディスク1
0,12は、本実施例では、全く同じ形状であり、図1
では、互いに少し角度をずらして、回転軸16に結合し
てある。レーザ18は連続レーザ発振しており、その出
力レーザ光は、シャッタ・ディスク10,12に向かっ
て、その中心軸(回転軸16)から半径方向に少し外れ
た位置に入射する。
【0016】図2は、シャッタ・ディスク10,12の
正面図を示す。各シャッタ・ディスク10,12は、放
射状の多数(本実施例では、8枚)のフィンを備えてお
り、フィンの部分でレーザ光を遮蔽し、フィンとフィン
の間の空隙でレーザ光を透過する。従って、1枚のシャ
ッタ・ディスク10又は12のみでも、CWレーザ光を
パルス化できるが、本実施例では、2枚のシャッタ・デ
ィスクを重ね、その重なり角度を調整することで、光パ
ルスのデューティ比を更に柔軟に変更できる。実質的
に、フィンの角度を幅を拡げ、しかもその拡がり量を、
シャッタ・ディスク10,12の重なり程度で調整でき
るからである。
【0017】各シャッタ・ディスク10,12は、熱伝
導率の高い、例えば銅製の金属板を図示形状に打ち抜い
たものでもよいが、例えば、レーザ光が透明なディスク
に所望の形状で熱伝導率の高い金属、例えば、銅を蒸着
したものでもよい。種々の形状のシャッタ・ディスク1
0,12を予め用意しておき、その重なり角度を調整す
ることで、種々の光パルス・パターンを実現できる。
【0018】勿論、図示した実施例のように、各フィン
の幅が半径方向に等しくなるようなシャッタ・ディスク
10,12を単体で使用した場合、レーザ装置18から
出力されるレーザ光の光軸を、シャッタ・ディスク1
0,12の中心軸から離すほどに、デューティ比が高く
なる。しかし、シャッタ・ディスク10,12を重ねて
使用すると、半径に対するデューティ比の増加率を緩和
できる。その分、所望のデューティ比に対して、レーザ
光の光軸からシャッタ・ディスク10,12の中心軸を
離す距離の調整が容易になる。
【0019】角度方向でフィン形状又はレーザ光を遮蔽
する形状が異なるシャッタ・ディスクを複数用意してお
き、適宜に2枚又は3枚以上を重ねて使用することで、
種々の光パルス・パターンを柔軟に選択できるようにな
る。例えば、一点鎖線及び二点鎖線などの種々の線パタ
ーンのミシン目を容易に実現できる。また、基本的な複
数のシャッタ・ディスクを用意しておき、それらを適宜
に組み合わせることで、幅広いパルス周波数にも対応で
きるようになる。
【0020】図3は、本実施例をミシン目加工装置に適
用した構成の斜視図を示す。図1と同じ構成要素には同
じ符号を付してある。ミシン目を形成しようとする用紙
20は、ローラ22,24によりピンと張った状態で高
速に搬送されている。シャッタ・ディスク10,12、
モータ14及び二酸化炭素ガス・レーザ18は、用紙2
0の上方に配置される。モータ14は、レーザ18の出
力するレーザ・ビームから所望距離だけ横にずれた位置
に配置され、レーザ18の出力光は、シャッタ・ディス
ク10,12により間欠的に遮蔽されて光パルスとな
る。
【0021】シャッタ・ディスク10,12を通過した
レーザ・パルス光は、用紙20に当たり、用紙20上
に、そのパルス光のデューティ比に応じたカット長及び
タイ長で縦ミシン目26を形成する。
【0022】モータ14は図示しない固定部に対して可
動な支持板28に固定されている。支持板28を固定部
に対して移動させることにより、シャッタ・ディスク1
0,12の、レーザ18の出力光に対する横シフト量を
調整できる。先に説明したように、これにより、シャッ
タ・ディスク10,12上でレーザ・ビームが入射する
半径位置が決まり、光パルスのデューティ比及び光パル
ス・パターンも決定される。
【0023】本実施例では、レーザ18をCWレーザ発
振させ、シャッタ・ディスク10,12により光パルス
化しているので、レーザ18は、光学応答性の悪い安価
なものでよい。
【0024】シャッタ・ディスク10,12は高速に回
転しているので、いわば空冷された状態になり、熱伝導
率の高い普通の金属を使用すれば、レーザ18からの高
出力レーザ光がシャッタ・ディスク10,12のフィン
に当たっても溶解するといった恐れは無いし、特に耐熱
性の高い材料を使用しなければいけないといったことも
ない。従って、本実施例では、非常に安価に高出力のパ
ルス光を得られる。
【0025】また、本実施例では、複数のシャッタ・デ
ィスクを重ね、その重なり具合を調整することにより、
実質的にレーザ光の遮蔽/透過分布を調整でき、所望の
デューティ比及び所望のパルスパターンを容易に実現で
きる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、非常に安価に、所望のデューティ
比の光パルスを形成できる。また、所望のパルス・パタ
ーンの光パルスも形成できる。安価で高出力のレーザ装
置を使用することが可能になるので、高出力のレーザ加
工装置を安価に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】 本実施例のシャッタ・ディスク10,12の
正面図である。
【図3】 本実施例を適用したミシン目形成装置の斜視
図である。
【符号の説明】
10,12:シャッタ・ディスク 14:モータ 16:回転軸 18:レーザ 20:用紙 22,24:ガイド・ローラ 26:ミシン目 28:支持板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射レーザ光をパルス化するシャッタ装
    置であって、 角度方向にレーザ光遮蔽部と光透過部を交互に具備する
    複数のシャッタ部材と、 当該複数のシャッタ部材を所望の重なり角度で重ねた状
    態で一体に回転する回転駆動部材とからなることを特徴
    とする光シャッタ装置。
  2. 【請求項2】 当該複数のシャッタ部材が同じ形状であ
    る請求項1に記載の光シャッタ装置。
  3. 【請求項3】 当該シャッタ部材が、当該レーザ光を透
    過するベース部材に当該レーザ光を遮蔽する遮蔽材を付
    着したものからな請求項1に記載の光シャッタ装置。
JP10084514A 1998-03-30 1998-03-30 光シャッタ装置 Pending JPH11277283A (ja)

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JP10084514A JPH11277283A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 光シャッタ装置

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JP10084514A JPH11277283A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 光シャッタ装置

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JP10084514A Pending JPH11277283A (ja) 1998-03-30 1998-03-30 光シャッタ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002158185A (ja) * 2000-11-21 2002-05-31 Toshiba Corp レーザアニール方法、その装置、薄膜トランジスタの製造方法およびその装置
KR101025015B1 (ko) * 2008-12-02 2011-03-25 주식회사 엘티에스 레이저 온오프 셔터유닛

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