JPH03289128A - 半導体薄膜結晶層の製造方法 - Google Patents

半導体薄膜結晶層の製造方法

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JPH03289128A
JPH03289128A JP9070290A JP9070290A JPH03289128A JP H03289128 A JPH03289128 A JP H03289128A JP 9070290 A JP9070290 A JP 9070290A JP 9070290 A JP9070290 A JP 9070290A JP H03289128 A JPH03289128 A JP H03289128A
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JP
Japan
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thin film
substrate
semiconductor thin
silicon layer
energy
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Application number
JP9070290A
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English (en)
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Tsutomu Hashizume
勉 橋爪
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体薄膜結晶層の製造方法に関わり、特に
基板上に半導体薄膜を堆積し、この半導体V#膜に高エ
ネルギービームを連続的に照射しながら繰り返し操作す
る結晶化処理工程の改良に関する。
〔従来の技術〕
周知のタロく、従来の2次元半導体装置の素子を微細化
してこれを高集積化及び高速化するには限界があり、こ
れを越える手段として多層に素子を形成するいわゆる3
次元半導体装置が提案された。そして、これを実現する
ため、基板上の多結晶あるいは非晶質半導体に高エネル
ギビームを照射しながら走査して、粗大粒の多結晶若し
くは単結晶の半導体層を形成する結晶化処理方法がいく
つか提案されている。
従来の方法でよく用いられている高エネルギービームの
走査方法を第1図に示す。このうち第1図aは特によく
用いられているビームの走査方法である。ある方向へ(
X方向)への操作と、これと垂直な方向(Y方向)の比
較的遅い送りとからなっている。しかしこの方法では、
ビームの未照射領域を形成しないように、実線で表わせ
られるX軸の正方向に繰り返し照射すると、第1図aに
示すようにビームの重複した照射領域12が発生する。
このため、1回のみのビーム照射領域11と、重複した
照射領域12にあるシリコン層が受けるエネルギー量が
異なるため、その照射領域によって結晶化率または屈折
率などの物性値が異なるシリコン層が形成されてしまう
。さらに、ビーム強度が大きいときには、照射の重複部
分では、高エネルギーが集中して、半導体薄膜が蒸発し
てしまうなどの大きな損傷を受けた。
一方、第1図すに示すのはX軸に正の方向の走査速度と
負の方向の走査速度を同じくして、操作の無駄をなくす
ために考えられた走査方法である。しかしこの場合もビ
ームのX軸方向の照射で、アニールが重複する領域12
があり、半導体薄膜のエネルギー吸収量の違いによるシ
リコン層(半導体薄膜)の膜質の違いや、エネルギー集
中によるビーム損傷を避けることは困難となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
第1図aの方法ではビームが照射している地点のX座標
を時間の関数で表わすと、ビームがXの負の方向の速度
が必ず0となり、ここでビームが停滞することになる。
このため、半導体薄膜の一地点に高エネルギーが集中し
て、半導体薄膜が蒸発してしまうなどの大きな損傷を受
けた。
一方、第1図すに示すのはX軸に正の方向の走査速度と
負の方向の走査速度を同じくして、操作の無駄をなくす
ために考えられた走査方法である。第2図の方法の場合
もビームのX軸方向の速度が必ず0になる地点があり、
半導体薄膜の一地点に高エネルギーが集中することによ
る損傷を避けることは困難となっていた。
さらに、第1図aの場合も、第1図すの場合もビームを
X軸方向に繰り返し走査するために照射領域が重複する
部分12が生じるた・め、重複する部分12とそうでな
い部分11の間で、シリコン層(半導体層)が受けるエ
ネルギー量が異なり、結晶化率、または屈折率などの物
性が異なるシリコン層(半導体薄膜)が生じた。
本発明の目的は、かかる従来の欠点を取り除き、基板上
の半導体薄膜上で高出力のエネルギービームが一点に集
中して損傷を及ぼすことを防止し、均一な物性で良質の
半導体薄膜結晶層を従来に比べ簡便に製造することがで
き、3次元半導体装置の素子形成用基板の作成等に有用
な半導体薄膜結晶層の製造方法を提供することにある。
〔i!題を解決するための手段〕
(1)本発明の半導体結晶相の製造方法は基板上に半導
体薄膜を堆積し、この半導体薄膜に高出力エネルギービ
ームを連続的に照射し、上記薄膜の結晶粒径拡大若しく
は単結晶化をはかる半導体薄膜結晶層の製造方法におい
て、上記ビームを基板の表面に対して斜めに入射させて
、ビームを走査すると同時に半導体薄膜にビームを照射
することを特徴とする。
〔作用〕
本発明の骨子は、エネルギービームの照射角度が、基板
表面に対して斜めになっていることである。
すなわち本発明は、絶縁体基板上に半導体薄膜を堆積し
、この薄膜にレーザービームなどの高出力エネルギービ
ームを連続的に照射して、上記薄膜の結晶粒径増大化も
しくは単結晶化をはかる半導体薄膜結晶層の製造方法に
於て、ビーム源からのエネルギービームを基板表面に対
して斜めに入射させビームの幅を基板表面に於て拡大し
、シリコン層(半導体薄膜)をアニルする。
これによって、第1図aや第1図すで示された、ビーム
の走査の繰り返しによって生じる、シリコン層(半導体
薄膜)のビーム照射の重複部分がなくなり、シリコン層
(半導体薄膜)゛全面にわたって均一なエネルギー照射
ができる。
〔実施例〕
以下本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
第2図は本発明の一実施例に使用したレーザーアニール
装置を示す概略構成図である。図中21はレーザー発振
部、22鏡、23は凸レンズと凹レンズを組み合わした
光学系、24は鏡、25は基板である。
第2図aは装置を鉛直上から俯敵した図であり、第2図
すは装置を側面から眺めた図である。
次に、上記装置を用いた半導体薄膜結晶層の製造方法に
ついて説明する。まず第3図aに示すが如く1辺20 
(Cm)正方形のガラス基板(絶縁体基板)31表面全
面に10100(nのシリコンM(半導体薄膜)32を
形成する。
使用したレーザーはXeClエキシマレーザ−であり、
発信波長は308(nm)である、レーザー発振器出口
のビームの大きさは、1辺10 (mm)の正方形であ
り、エネルギー強度は500(mJ/パルス〕であり、
レーザーのパルス幅は約50(ns)であり、発振周波
数は120(Hz)とした、また、基板31は、レーザ
ービームの進行方向と、基板の表面との成す角度Sが2
.86’ となるように設置した。レーザービームを基
板に対して斜めに入射させると、レーザー発信部出口に
比べるとシリコン層(半導体薄膜)直前のビームのエネ
ルギー密度が小さくなるので、これを防止するため第2
図の光学系23で、10 (mm)x500 (μm)
の長方形のビームに変形した。これにより、シリコン層
(半導体薄膜)が受けるエネルギー密度は、1辺10(
mm)の正方形のビームを、基板に対して垂直に照射し
たときとほぼ同じ大きさとなった。この長方形の形状の
レーザービームを、斜めに基板に照射した。レーザービ
ームの走査方法は基板25を、第2図aで矢印の方向に
基板を10(mm/s)の速度で20〔cm〕移動する
事により行なった。第2図の26の部分はビームを照射
してアニールされたシリコン層であり、27の部分は未
照射部分である。
X軸方向のビームの幅は基板表面に対するビームの入射
角度を変化させることにより調節できる シリコン層(半導体薄膜)が受けるエネルギー密度の調
節は、ビームの入射角度の他に、レーザー発信強度の調
節及び、光学系23の凸レンズと凹レンズの距離等によ
って可能である。
これにより、第2図に示すが如くレーザービームの走査
方向はY軸方向のみとなるため、第1図の照射例でみら
れたようなシリコン層(半導体薄膜)のアニールの重複
を防止でき、これにより均一な物性で良質なシリコン層
(半導体薄膜)を得られるアニールが可能となった。
これに対して、従来のようにX軸方向のビームを繰り返
すアニールのように、照射の重なり部分がある場合には
、シリコン層の物性のばらつきや、重なり部分でのビー
ム損傷が認められた。なお本発明は上述した実施例に限
定されるものではない。実施例では、ガラス基板(絶縁
体基板)全面にシリコン層を形成し、シリコン層の全領
域をアニールする例を示したが、シリコン層の必要な部
分だけをアニールしたい場合には、その必要な幅にビー
ムが照射されるように、ビームの進行方向に対する基板
の角度を調節すれば可能である。また実施例では、ビー
ムの走査方法を、基板を移動することによって行なった
が、基板を移動せず鏡を利用してビームを動かすことに
よっても可能である。また、実施例では、10(mm/
s)の速度で、1回走査したが、任意の速度で、複数回
ビームを走査しても、均一なシリコン層(半導体薄膜)
を得ることができる。また、実施例では、エキシマレー
ザ−を使ったが、このエネルギービームに限られるもの
ではなく、様々なレーザーを使用することができる。ま
た、シリコンの溶融再結晶化による結晶成長だけでなく
、他の半導体や金属などにも適用することが可能である
。さらに、イオン注入層の活性化に本発明を適用し、ア
ニール領域を均一にすることも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ビームの繰り返し走査によって生じる
照射領域の重複部分がなくなるので速度がOに近い付近
、すなわちビームの走査方向の反転領域が、アニール領
域にないため、ビームが停留することがなくなり、また
照射の重複部分がなくなるので、アニール領域における
シリコン層(半導体薄膜)の物性のばらつきがなくなり
、さらにビーム損傷を未然に防止することができる。こ
のため均一で良質の半導体薄膜結晶層を積層することが
でき、3次元半導体装置の素子形成基板として実用上十
分な特性をもたせることが可能となる。
凹レンズを組み合わした光学系、24は鏡、25試料基
板、31ガラス基板(絶縁体基板)、32シリコン層(
半導体薄膜)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に半導体薄膜を堆積し、この半導体薄膜に
    高出力エネルギービームを連続的に照射し、上記薄膜の
    結晶粒径拡大若しくは単結晶化をはかる半導体薄膜結晶
    層の製造方法において、上記ビームを基板の表面に対し
    て斜めに入射させて、ビームを走査すると同時に半導体
    薄膜にビームを照射することを特徴とする半導体薄膜結
    晶層の製造方法。
JP9070290A 1990-04-05 1990-04-05 半導体薄膜結晶層の製造方法 Pending JPH03289128A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030011724A (ko) * 2001-08-03 2003-02-11 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 레이저 조사 디바이스, 레이저 조사 방법 및 반도체디바이스 제조 방법
JP2007103961A (ja) * 2001-11-16 2007-04-19 Semiconductor Energy Lab Co Ltd レーザ照射装置、レーザ照射方法、及び半導体装置の作製方法
US7351647B2 (en) 2001-11-16 2008-04-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method of irradiating a laser beam, apparatus for irradiating a laser beam and method of fabricating semiconductor devices
JP2010028128A (ja) * 2001-11-30 2010-02-04 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法

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