JPH11277187A - 金属ストリップ鋳造方法及び装置並びに双ロ―ル鋳造装置 - Google Patents

金属ストリップ鋳造方法及び装置並びに双ロ―ル鋳造装置

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JPH11277187A
JPH11277187A JP5072499A JP5072499A JPH11277187A JP H11277187 A JPH11277187 A JP H11277187A JP 5072499 A JP5072499 A JP 5072499A JP 5072499 A JP5072499 A JP 5072499A JP H11277187 A JPH11277187 A JP H11277187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属酸化物やスラグ等の異物が鋳造ロール表
面上に堆積するのを確実に防ぎ、ストリップ表面欠陥の
発生を防止する。 【解決手段】 凝固した金属が鋳造ロール31表面から
剥離する間の鋳造ロール31表面が溶融金属から凝固金
属を生成する範囲を離れた範囲で、鋳造ロール31表面
の胴長方向に亘ってガスを噴射することにより噴射ガス
が鋳造ロール31表面から付着異物を吹き払うようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単一ロール鋳造装
置及び双ロール鋳造装置の鋳造ロールの清掃に適用され
る、金属ストリップ鋳造方法及び装置並びに双ロール鋳
造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単一ロール鋳造装置の場合、溶融金属は
溢流堰等の分配器により、回転する冷却ロールの上部へ
と流されてストリップとしてロール表面上に凝固し、そ
れがロール片側に引き下ろされる。双ロール鋳造装置の
場合、一対の相互方向に回転する冷却水平鋳造ロールの
ロール間隙に溶融金属が導入され、動いているロール表
面上に金属殻が凝固し、それらがロール間隙で合わされ
てロール間隙出口から凝固ストリップ品が製造される。
本明細書では、「ロール間隙」という語はロール同士が
最接近する領域全般を指すものとする。溶融金属は金属
供給器と、金属供給器の下に位置して金属供給器から金
属流を受けてロール間隙へと向かわせる金属供給ノズル
とにより、ロール間隙へと導入することができる。
【0003】金属酸化物やスラグ等の異物が鋳造ロール
表面上に堆積するのを防ぐため、鋳造ロールと溶融金属
との接触域から離れた位置で、鋳造ロール表面を清掃す
る清掃装置が全般に用いられる。双ロール鋳造装置で
は、ブラシや清掃ベルト等の清掃装置をロール長手方向
外側部に当て、ロール間隙手前のロールが溶融金属と接
触する位置へと至る前にロール表面を連続的に清掃する
ことができる。ブラシを含む清掃装置の例は、新日本製
鐡株式会社及び三菱重工業株式会社の平成3年特許公開
公報第230849号及び平成8年特許公告公報第29
401号、本出願人らのアメリカ特許第5,307,8
61号及びオーストラリア特許出願第24833/95
号及びアライドコーポレーション(Allied Corporatio
n)のアメリカ特許第4,708,194号に開示され
ている。ロール表面に粗粒を吹きつけて酸化物除去等の
ロール表面調整を行うタイプの、他の現場清掃装置は川
崎製鉄株式会社の平成7年特許公開公報第75855
号、アムコインコーポレイテッド(Armco Inc)のアメ
リカ特許第5,651,413号及び新日本製鐡株式会
社及び三菱重工業株式会社の平成4年実用新案公告公報
第21628号に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、斯かる
清掃を行っても、鋳放しストリップにおいて、チャター
マーク、時折の横方向表面割れ、眉型欠陥等、或る種の
表面欠陥は依然として残る。現在、このような欠陥の大
きな原因は、ダスト、特にロール清掃ブラシにより生ず
るダストであり得ると推測されている。この種のダスト
はブラッシングした鋳造表面や、その直上に配した構成
部品を含む鋳造装置の種々の構成部品上に堆積しやす
い。ダストがこれらの構成部品上に堆積するにつれて、
堆積したダストが作業の振動によりロール表面へと落下
し得ることが判明している。溜めシールヘッダ等の構成
部品がロール表面に落下するダストの大きな源であると
推測される。特に、ダストはヘッダの長手方向端の下部
に堆積して貼り付きやすいことが判明している。堆積し
たダストはヘッダ端から鋳造表面へと落下し、溶融金属
と鋳造表面との界面へ掃き出されて、ストリップ欠陥と
なりがちである。
【0005】ブラシによりロール表面から除去された斯
かる異物や清掃プロセスで生み出されたダストを収集す
る従来の提案には、異物を鋳造表面から引き離す吸込ヘ
ッダ型装置を設けることが含まれている。
【0006】しかながら、これらは信頼に足るものでな
い。ダストがこれらヘッダの長手方向縁部に堆積し貼り
付き、堆積したダストが下流側縁部から鋳造表面へと落
下しやすいことが判明している。
【0007】又、従来の収集装置は50mm程の距離に
あるダストを収集し得る吸込効果であるので、通常の鋳
造ロールからダストを収集するには過大な数の収集ノズ
ルが必要となる。
【0008】1500mm長のロールを有する鋳造装置
では、ロール一本につき30個の収集ノズルの上向き単
一列が必要となる。
【0009】更には、収集ノズルは長期間の使用で詰ま
ってしまい無効となり、ストリップ表面欠陥を悪化させ
る虞がある。
【0010】更に又、収集ノズルの設置及び維持費用は
高価となりがちである。
【0011】本発明は、非常に単純且つ強固であり、厳
しい環境でも高い信頼度で働くことができる装置によっ
て有効なロール清掃を達成できる代替の清掃技術を提供
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回転す
る鋳造ロールの冷却表面上で溶融金属を凝固させ、凝固
した金属が鋳造ロール表面から剥離する間の鋳造ロール
表面が溶融金属から凝固金属を生成する範囲を離れた範
囲で、鋳造ロール表面の胴長方向に亘ってガスを噴射す
ることにより噴射ガスが鋳造ロール表面から付着異物を
吹き払うことからなる金属ストリップ鋳造方法が提供さ
れる。
【0013】ロールの回転方向に関して、異物除去装置
よりも上流側にロール清掃装置を当てるのが好ましい。
【0014】好ましくは、ロール清掃装置がブラッシン
グ手段からなる。ブラッシング手段は、例えば、1つ又
は複数の胴ブラシの形状とすることができる。
【0015】ガスのブラストを、鋳造ロール表面の長手
方向に亘って掃き払うカーテン状とすることができる。
鋳造ロール表面に対し、その半径方向から所要角度だけ
ロール長手方向に沿う方向へ傾斜させてガスのブラスト
を吹きつけることにより、鋳造ロール表面に亘って長手
方向に異物を掃き払うカーテンを形成することができ
る。
【0016】ブラストガス供給ダクトを介しブラストガ
スを、ロール一端に配した1つ又は複数のブラストノズ
ル、若しくは、ロール表面に沿って離間配置してガスを
一連の噴流として送給する一連のブラストノズルへと通
してカーテンを確立し、異物がロール表面に亘って長手
方向に流れるガスに同伴されるようにできる。
【0017】好ましくは、ブラスト内で、ロール表面か
ら掃き出された又はロール表面に沿って同伴された異物
をロール他端で収集する。
【0018】ガスのブラストが、溶融金属上方の雰囲気
の圧力にほぼ影響を及ぼさない程の充分な低圧であるの
が好ましい。
【0019】別の実施の形態では、ガスのブラストが、
ロール一端に配したファンによって提供され、ファンが
ブラストをロール表面に沿って長手方向に吹きつけるこ
とができる。
【0020】本発明は、又、鋳造ロールと、溶融金属を
鋳造ロール表面に送給する金属供給手段と、ロール表面
から異物を除去する異物除去装置とからなる金属ストリ
ップ鋳造装置において、異物除去装置が、ガスブラスト
をロール表面に吹きつけるガスブラストノズル手段と、
ブラストガスをノズル手段に供給して鋳造ロール表面か
ら異物を掃き去るブラストガス供給ダクト手段とからな
る金属ストリップ鋳造装置を提供する。
【0021】ロール回転方向に関して異物除去装置の上
流側に更にロール清掃装置を設けるのが好ましい。
【0022】好ましくは、ロール清掃装置がブラッシン
グ手段からなる。
【0023】鋳造装置に、ロール長さの少なくとも一部
に沿って延びるシュラウド手段を更に備えて、ガスブラ
ストノズル手段がシュラウド手段内にガスブラストを吹
きつけることができるようにすることにより、ロール表
面の異物がブラストに同伴されてロール表面から除去さ
れるようにするのが好ましい。
【0024】好ましくは、ガスブラストノズル手段が鋳
造ロール表面の長手方向に動くカーテンとしてブラスト
を生み出す。
【0025】ガスブラストノズル手段はロールの一端に
配することができる。
【0026】ガスブラストノズル手段は、鋳造ロール表
面の長手方向に延びる一列に配した一連のノズルからな
り、個々の噴流を生み出してカーテンを形成することが
できる。
【0027】ガス供給ダクト手段は、ガスをガスブラス
トノズル手段に供給する複数のブラストガス供給ダクト
からなることができる。
【0028】ガスブラストノズル手段で形成されたカー
テンを鋳造ロール表面上方に、ロール清掃装置と、鋳造
溜め付近に配した溜シールヘッダか又はロール中央を越
えた溶融金属側の位置との間に配するのが好ましい。
【0029】この問題の最終的な解決は、ガスブラスト
のシュラウド手段か又はガスブラストノズル手段の吐出
圧力が、鋳造溜め付近に配した溜シールヘッダか又は鋳
造ロールに溜めた溶融金属に影響を及ぼさないため、高
速の空気流を伴わない圧力とするのが好ましい。
【0030】本発明は、双ロール鋳造装置にも及び、そ
れらにおいては本発明による上記種類の異物除去装置が
双ロール鋳造装置の各ロールに設けられる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
を更に詳細に説明する。
【0032】本発明は、鋼ストリップを連続鋳造する双
ロール鋳造装置において鋳造ロールを有効に清掃する必
要から生まれた。そのような鋳造装置において鋳造ロー
ルは通常クロムメッキされた鋳造表面を有し、その鋳造
表面は鋳造するストリップの組成に基づいて滑らかにす
ることができ、より普通には、テクスチャーを付すこと
ができる。鋳造プロセス時の溶融金属成分の酸化でロー
ル鋳造表面は金属酸化物等の固体成分により被覆される
こととなる。典型的に、被覆は、大割合のAl 23、M
nO、SiO2、FeO等の種々の酸化物と少量のMn
S及びFeSからなることができる。この被覆を除去し
なければ、被覆が溶融金属と鋳造表面との界面での熱流
束に劇的に影響し、熱流束の局在ピークをもたらして、
鋳造欠陥となり得る。熱流束の制御を維持するには有効
な連続清掃が必要であり、清掃した鋳造表面にダストが
堆積するのを防いで鋳造欠陥を避けるのが必要であり/
望ましいことが判明している。
【0033】有効なダスト除去/最少化方法を開発しよ
うとして、本発明者らはガスブラストを用いて試験表面
から典型的な酸化物被覆ダストを同伴させることを実験
し、試験表面で斯かるガスブラストにより生じる衝突圧
力を測定した。
【0034】ダストを動かすのにどれ程の速度の空気が
必要かを知るために予備実験を行なった。多量のロール
酸化物(粒子径φ2μm)の入手が困難であるため、他
のタイプのダストをいくつか用いた。即ち、アルミニウ
ムフィリング(粒子寸法:長さ0.3〜1mm×厚さ
0.1〜0.3mm)及び砂(φ0.1mm)で代用し
た。粒子は平らな表面に置き、空気をダスト上に水平に
吹き掛け、ダストが表面上に留まることができなくなっ
て除去される空気速度を調べた。ほぼ1cc/5Sの割
合で充分であることが判明した。
【0035】1/8”の500kP空気供給源で供給さ
れるφ100ベンチュリを用い、表面からダストを除去
するのに必要なベンチュリからの空気の最小速度が5m
/Sであることが判明した。ベンチュリは1100mm
までの距離のダストを吹くことはできるが、約50mm
の距離までのダストしか「吸う」ことができなかった。
非常に細かな酸化物ダストを除去するのに必要な理論的
速度はわずかに0.58m/Sである。
【0036】驚くべきことに、双ロール鋳造装置の鋳造
域にダストが堆積する問題を簡単に解決する仕方が見い
だされており、それは本出願人らのオーストラリア特許
出願第24833/95号及びアメリカ特許5,80
7,861号に開示されている、クーラ型のファン(ma
ncooler type fan)でロールの一端から他端へと大量の
空気を吹きつけることである。図1、図2及び図3に示
すような南ロールSの南側の位置で3000L/Sのフ
ァンを用い、空気を西から東へと吹きつけることにより
これを試みた。ロールを用い、ブラシを用い、側部堰を
用いた。空気速度は鋳造域の種々の地点で測定した。結
果は図1、図2及び図3に示してある。移行片をオンラ
インで走行させ、冷酸素読取りを行い、溜め浄化窒素を
オン、クーラ型ファンをオフにした。読取りは0.18
%酸素であった。次いで、ファンをオンにしたら、読取
りが増加して0.23%酸素となった。この試行時の溜
め圧力はわずか3Paであり、移行片を置かず、浄化な
しの場合、溜め圧力の読みが依然として1Paあったこ
とも注目された。
【0037】溶融金属を溜めに入れると溜め圧力はほぼ
8Paに上がる。計算によると、標準大気状態での空気
では、1m/Sの速度が0.5Paの圧力を引き起こす
ことが明らかである。ファンによる溜め内で測定の最高
速度が0.5m/Sであるとすると、溶融金属がある場
合、クーラ型ファンのために溜めには空気が入らない。
【0038】バグハウスに連接し得るダスト収集システ
ムをロールの反ファン側に設けて本発明の好適な実施の
形態のダスト除去効果を高めることもできる。
【0039】これらの試験では、空気ブラストで発生し
得る圧力は最高で2.5Paで、ブラスト圧力は5m/
Sまでであった。
【0040】図1、図2及び図3は試験の結果を示し、
南ロールSの南側の位置から、南ロールSの西端で30
00L/Sの能力のファンを用いることにより引き起こ
された溜め域付近の空気速度を表示している。この試験
で用いられる双ロール鋳造装置は、ロール間隙32(図
5及び図6参照)から離れた位置で各ロールに当てられ
るロール清掃ブラシ1を含む。
【0041】図4は本発明の別の実施の形態を示し、清
掃ブラシは図示していない。この実施の形態では、シュ
ラウド19がロール11側部に当てられて異物除去チャ
ンバ21を形成し、その中で異物除去用のブラストガス
がブラストノズル13からロール11の表面14に吹き
つけられることにより、異物がロール11の表面14か
ら擦り取られて、ダストが異物除去チャンバ21内のブ
ラストガスカーテンに同伴される。
【0042】ブラストガスは例えば空気であってもよ
く、又は、窒素やアルゴン等の不活性ガスであってもよ
い。
【0043】図4に示した構成では、ロール11は単一
ロール鋳造装置の鋳造ロール又は双ロール鋳造装置の一
対のロールの一方であって、後者の場合には同様の異物
除去装置を他方のロールにも当てる。実施においては、
ブラストガスはロール11の長手方向に掃き去る、延び
たカーテン状にする必要がある。このことは一般に、一
連のブラストノズル13が、共通のガス供給手段に接続
された別々のブラストガス供給ダクト12を介してブラ
ストガスを供給され得る、延びたカーテンを生み出すこ
とを必要とする。カーテンは、ロール11の表面14に
対し、その半径方向から所要角度だけロール長手方向に
沿う方向へ傾斜させてガスのブラストを吹きつけること
により、形成される。
【0044】図5乃至図7は、ロール間隙32を形成す
る一対の鋳造ロール31からなり、ロール間隙32の上
方に溶融金属の鋳造溜め33が支持され、それから凝固
ストリップ34が鋳造される、双ロール鋳造装置の、異
物除去装置を示す。鋳造溜め33は供給ノズル35から
供給される溶融金属で構成され、側部堰又は側部プレー
ト36で形成される。
【0045】ロール31各々は、図3に示した種類の異
物除去装置を備えている。この場合、カーテンブラスト
が、ロール31に沿って掃き出す連続カーテンブラスト
を提供する形状をした内部ノズル通路38(図6及び図
7参照)を備えロール31に沿って離間配置した一連の
ブラストノズル37で生み出される。ブラストノズル3
7には個々のブラストガス供給ダクト39を介してブラ
ストガスが供給される。ブラストノズル37は、ブラス
トガス内に異物を同伴してロール31表面に亘った掃き
出しをするガスのブラストを提供する。
【0046】二組のブラストノズル37が一対のシュラ
ウド42により囲まれて異物除去チャンバ43を形成し
て、そこから異物材料及び擦り取られた異物がロール3
1の一端にて放出される。
【0047】典型的な双ロール鋳造装置では、鋳造ロー
ル31は1,500mm程の長さである。これは、ロー
ル幅をカバーするために各ロール31に沿って離間配置
した約12個のブラストノズル37が必要ということに
なる。ブラストノズル37は、鋳造ロール31表面から
15mm程離れたスタンドに配置することができる。ガ
スブラストの速度はブラストノズル37からの出口で約
27.5m/S以下として、図2に関して上記したよう
な鋳造溜め環境への不当な乱れを避けるべきである。
【0048】ロール31表面から擦り取られた酸化物は
一般に1ミクロン程の径の粒状であり、清掃したロール
31表面からそれらを掃き出すなら、ガス速度は約2.
5m/Sに維持することができる。
【0049】図6及び図7は本発明の好適な実施の形態
の構成要素をより詳細に示す。ガスブラストカーテンは
ガスをロール31の一端に配したダクト44を介してブ
ラストノズル37から吹きつけることにより生み出され
る。内部ノズル通路38は、ロール31の半径方向から
所要角度だけロール31長手方向に沿う方向へ傾斜した
形状となっているので、ロール31の一端から他端へと
シュラウド42の反ダクト側端から掃き出すガスブラス
トカーテンを生み出す。
【0050】図示した装置は単純で強固な構成であり、
双ロール鋳造装置の高温環境で高い信頼性で作動でき
る。又、ロールから擦り取られた物質は完全に動作中の
ままであるので従来のブラッシングシステムでのような
環境に放出されても清掃されたロール表面に着床できな
い。装置の作動は容易に適応及び変更できて、鋳造条件
の範囲のもとで非常に有効な清掃を提供する。しかしな
がら、この特定の装置は単に例示として記述しただけで
あり、いろいろ改変できる。例えば、図3、図4、図5
及び図6のシュラウドは実施の形態によっては不要な場
合もある。又、好適な実施の形態では、ロール清掃ブラ
シは全般にロールに当てられ、本発明のロール異物除去
装置は、ロール回転方向に関してロール清掃ブラシの下
流側に当てられる。従って、本発明は図示した構成の詳
細に決して限定されるものではなく、多くの改変及び変
更が本発明の範囲内で可能であると理解すべきである。
【0051】前述した特許請求の範囲の欄及び課題を解
決するための手段の欄では、前後関係で別の意味にとる
必要がある場合を除き、「からなる」という表現は「を
含む」という意味、即ち、当該特徴を実施の形態の更な
る特徴と関連させ得るという意味で使われている。
【0052】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
金属酸化物やスラグ等の異物が鋳造ロール表面上に堆積
するのを確実に防ぐことができ、ストリップ表面欠陥の
発生を防止し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】双ロール鋳造装置の平面図であって、ガスブラ
ストにより生じる圧力の測定を含む実験結果を示す図で
ある。
【図2】図1の鋳造装置の東側側面図であって、種々の
位置におけるガスブラストの圧力測定実験の結果を示す
図である。
【図3】図1の鋳造装置の西側側面図であって、種々の
位置におけるガスブラストの圧力測定実験の結果を示す
図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態により構成される装
置の作動原理を概略的に示す図である。
【図5】本発明の好適な実施の形態による清掃装置を装
着した双ロール鋳造装置を示す図である。
【図6】図5に示した装置の平面図である。
【図7】図6のVII−VII断面図である。
【符号の説明】
1 ロール清掃ブラシ(ロール清掃装置) 11 鋳造ロール 12 ブラストガス供給ダクト 13 ブラストノズル 19 シュラウド 31 鋳造ロール 32 ロール間隙 33 鋳造溜め 34 凝固ストリップ 35 供給ノズル 37 ブラストノズル 39 ブラストガス供給ダクト 42 シュラウド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 深瀬 久彦 オーストラリア ニュー サウス ウェー ルズ ウロンゴング スミス ストリート 39 ベルモア アパートメンツ (72)発明者 アンドルー グラッツ オーストラリア ニュー サウス ウェー ルズ フィグトリー ラングソン アヴェ ニュー 60 (72)発明者 ウェイン ラッセル オーストラリア ニュー サウス ウェー ルズ ノース ウロンゴング ジップス ストリート 22 ユニット 13

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する鋳造ロールの冷却表面上で溶融
    金属を凝固させ、凝固した金属が鋳造ロール表面から剥
    離する間の鋳造ロール表面が溶融金属から凝固金属を生
    成する範囲を離れた範囲で、鋳造ロール表面の胴長方向
    に亘ってガスを噴射することにより噴射ガスが鋳造ロー
    ル表面から付着異物を吹き払うことを特徴とする金属ス
    トリップ鋳造方法。
  2. 【請求項2】 ロール回転方向に関して、異物除去装置
    よりも上流側にロール清掃装置を当てる、請求項1記載
    の金属ストリップ鋳造方法。
  3. 【請求項3】 ロール清掃装置がブラッシング手段から
    なる、請求項1又は2に記載の金属ストリップ鋳造方
    法。
  4. 【請求項4】 ガスのブラストが、鋳造ロール表面に亘
    って長手方向に異物を掃き払うカーテン状である、請求
    項1乃至3のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造方
    法。
  5. 【請求項5】 鋳造ロール表面に対し、その半径方向か
    ら所要角度だけロール長手方向に沿う方向へ傾斜させて
    ガスのブラストを吹きつけることにより、鋳造ロール表
    面に亘って長手方向に異物を掃き払うカーテンを形成す
    る、請求項4に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  6. 【請求項6】 ブラストガス供給ダクトを介しブラスト
    ガスを、ロール一端に配した一つ又は複数のブラストノ
    ズル、若しくは、ロール表面に沿って離間配置してガス
    を一連の噴流として送給する一連のブラストノズルへと
    通してカーテンを確立し、異物がロール表面に亘って長
    手方向に流れるガスに同伴されるようにした、請求項4
    又は5に記載の金属ストリップ鋳造方法。
  7. 【請求項7】 ブラスト内で、ロール表面から掃き出さ
    れた又はロール表面に沿って同伴された異物をロール他
    端で収集する、請求項1乃至6のいずれかに記載の金属
    ストリップ鋳造方法。
  8. 【請求項8】 ガスのブラストが、溶融金属上方の雰囲
    気の圧力にほぼ影響を及ぼさない程の充分な低圧であ
    る、請求項1乃至7のいずれかに記載の金属ストリップ
    鋳造方法。
  9. 【請求項9】 ガスのブラストがロール一端に配したフ
    ァンによって提供され、ファンがブラストをロール表面
    に沿って長手方向に吹きつける、請求項1乃至8のいず
    れかに記載の金属ストリップ鋳造方法。
  10. 【請求項10】 鋳造ロールと、溶融金属を鋳造ロール
    表面に送給する金属供給手段と、ロール表面から異物を
    除去する異物除去装置とからなる金属ストリップ鋳造装
    置において、異物除去装置が、 ガスブラストをロール表面に吹きつけるガスブラストノ
    ズル手段と、 ブラストガスをガスブラストノズル手段に供給して鋳造
    ロール表面から異物を掃き去るブラストガス供給ダクト
    手段とからなることを特徴とする、金属ストリップ鋳造
    装置。
  11. 【請求項11】 ロール回転方向に関して異物除去装置
    の上流側にロール清掃装置を設けた、請求項10に記載
    の金属ストリップ鋳造装置。
  12. 【請求項12】 ロール清掃装置がブラッシング手段か
    らなる、請求項11に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  13. 【請求項13】 鋳造装置にロールの長さの少なくとも
    一部に沿って延びるシュラウド手段を更に備えて、ガス
    ブラストノズル手段がシュラウド手段内にガスブラスト
    を吹きつけることができるようにすることにより、ロー
    ル表面の異物がブラストに同伴されてロール表面から除
    去されるようにした、請求項10乃至12のいずれかに
    記載の金属ストリップ鋳造装置。
  14. 【請求項14】 ガスブラストノズル手段が鋳造ロール
    表面長手方向に動くカーテンとしてブラストを生み出
    す、請求項10乃至13のいずれかに記載の金属ストリ
    ップ鋳造装置。
  15. 【請求項15】 ガスブラストノズル手段がロールの一
    端に配された、請求項10乃至14のいずれかに記載の
    金属ストリップ鋳造装置。
  16. 【請求項16】 ガスブラストノズル手段が、鋳造ロー
    ル表面の長手方向に延びる一列に配された一連のノズル
    からなり、個々の噴流を生み出してカーテンを形成す
    る、請求項10乃至14のいずれかに記載の金属ストリ
    ップ鋳造装置。
  17. 【請求項17】 ブラストガス供給ダクト手段が、ガス
    をガスブラストノズル手段に供給する複数のブラストガ
    ス供給ダクトからなる、請求項10乃至16のいずれか
    に記載の金属ストリップ鋳造装置。
  18. 【請求項18】 ガスブラストノズル手段で形成された
    カーテンを鋳造ロール表面上方に、ロール清掃装置と、
    鋳造溜め付近に配した溜シールヘッダか又はロール中央
    を越えた溶融金属側の位置との間に配した、請求項10
    乃至17のいずれかに記載の金属ストリップ鋳造装置。
  19. 【請求項19】 ガスブラストのシュラウド手段か又は
    ガスブラストノズル手段の吐出圧力が、鋳造溜め付近に
    配した溜シールヘッダか又は鋳造ロールに溜めた溶融金
    属に影響を及ぼさないため、高速の空気流を伴わない圧
    力とした、請求項10乃至18のいずれかに記載の金属
    ストリップ鋳造装置。
  20. 【請求項20】 間にロール間隙を形成する一対の鋳造
    ロールと、ロール間隙上方に配して溶融金属をロール間
    隙へ且つロール表面上に送給して鋳造溜めを形成する金
    属供給ノズルと、各ロールに当てられて各ロール表面か
    ら異物を除去する異物除去装置とからなる双ロール鋳造
    装置において、異物除去装置が、 ガスブラストをロール表面に吹きつけるガスブラストノ
    ズル手段と、 ブラストガスをガスブラストノズル手段に供給して鋳造
    ロール表面から異物を掃き去るブラストガス供給ダクト
    手段とからなることを特徴とする、双ロール鋳造装置。
  21. 【請求項21】 ロール回転方向に関して異物除去装置
    の上流側に、各ロールに当てるロール清掃装置を更に設
    けた、請求項20に記載の双ロール鋳造装置。
  22. 【請求項22】 ロール清掃装置がブラッシング手段か
    らなる、請求項21に記載の双ロール鋳造装置。
  23. 【請求項23】 鋳造装置に、各ロールの長さの少なく
    とも一部に沿って延びるシュラウド手段を更に備えて、
    ガスブラストノズル手段がシュラウド手段内にガスブラ
    ストを吹きつけることができるようにすることにより、
    ロール表面の異物がブラストに同伴されてロール表面か
    ら除去されるようにした、請求項20乃至22のいずれ
    かに記載の双ロール鋳造装置。
  24. 【請求項24】 ガスブラストノズル手段が鋳造ロール
    表面の長手方向に動くカーテンとしてブラストを生み出
    す、請求項20乃至23のいずれかに記載の双ロール鋳
    造装置。
  25. 【請求項25】 ガスブラストノズル手段がロールの一
    端に配された、請求項20乃至24のいずれかに記載の
    双ロール鋳造装置。
  26. 【請求項26】 ガスブラストノズル手段が、鋳造ロー
    ル表面の長手方向に延びる一列に配した一連のノズルか
    らなり、個々の噴流を生み出してカーテンを形成する、
    請求項20乃至24のいずれかに記載の双ロール鋳造装
    置。
  27. 【請求項27】 ガス供給ダクト手段が、ガスをガスブ
    ラストノズル手段に供給する複数のブラストガス供給ダ
    クトからなる、請求項20乃至25のいずれかに記載の
    双ロール鋳造装置。
  28. 【請求項28】 カーテンを各ロール表面上方に、ロー
    ル清掃装置と、鋳造溜め付近に配した溜めシールヘッダ
    か又はロール中央を越えた溶融金属側の位置との間に、
    配した、請求項20乃至27のいずれかに記載の双ロー
    ル鋳造装置。
  29. 【請求項29】 ガスブラストのシュラウド手段か又は
    ガスブラストノズル手段の吐出圧力が、鋳造溜め付近に
    配した溜シールヘッダか又は鋳造ロールに溜めた溶融金
    属に影響を及ぼさないため、高速の空気流を伴わない圧
    力とした、請求項20乃至28のいずれかに記載の双ロ
    ール鋳造装置。
  30. 【請求項30】 ガスブラストノズル手段がファンから
    なる、請求項20乃至25のいずれかに記載の双ロール
    鋳造装置。
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